第27回公演「ぷにぷに in 人形の家」
・日にち:2015年8月30日(日)
・開演時間:15:30(マチネ)&18:30(ソワレ)
(開場は開演の30分前)
・会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
(みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分)
http://www.doll-museum.jp/
作・演出・制作:石崎一気
出演:伊東かおり、松本美由紀、緒方朋恵、脇坂浩司
ピアノ演奏:吉田幸子
ヴァイオリン演奏:石崎浩二
上演作品:音楽劇「狼なんかこわくない」、サスペンス劇「銀色の箱」、社会風刺コント「肉体の価値」、ゴシック・ホラー「絵の中の少女」ほか
●公演写真
・「狼なんかこわくない」
丈夫なレンガの家で狼を撃退した3びきのこぶた。
しかし、このまま黙って引き下がる狼ではありません。
強力な助っ人を引き連れて、こぶたたちに迫っていきます。
果たして、3びきのこぶたは、狼の魔の手から逃れることができるのでしょうか?
・「銀色の箱」
老父が亡くなり、住む人がいなくなった山あいの古い家。
ようやく買い手が現れましたが、肝心の権利書が見当たりません。
そこで、天井裏を探してみたら、銀色の箱が仕舞ってありました。
その箱を開けてみると...。
・「肉体の価値」
地球環境の破壊が進み、もはや生身の体では生きることができなくなってしまいました。
そこで、脳を機械の体に移植して、なんとか生存を図る状況になっています。
各メーカーが工夫を凝らし、様々な機能を持つ新型の機械を開発し、販売合戦を展開中!
そして、ついに、史上最高の新型機種が完成しました。
その機械に脳を移植すると...。
・「絵の中の少女」
階段の踊り場に、1枚の絵が飾られています。
そこには、可愛らしい少女が描かれています。
絵の中の少女は、不思議な力を使って、次々に恐ろしい事件を起こしていきます。
その魔力を封じ込めるために、霊能力者が招かれました。
これで、血の惨劇の連鎖は、終わりになるのでしょうか...?
・「人形の家」(アンコール・コント)
●ヴァイオリン演奏曲目
シューマン作曲「”3つのロマンス”から第2曲 イ短調」
ハインツ・クルーツィウス作曲「ウィーンのメルチェン」
●公演コンセプト
本公演の会場「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、本格的設備を持つ劇場です。「横浜人形の家」の中核を成す施設です。2014年10月の第23回公演「ぷにぷに!幻想的小品集」で使わせて頂いて、この劇場を大変気に入りました。舞台の使いやすさは勿論、客席の見やすさ、ロビー等のアメニティ、駅からのアクセスの良さほか、申し分のない環境です。
「横浜人形の家」についても、簡単にご紹介させて頂きます。世界140か国以上、約1万3千体以上の民族人形と郷土人形を収蔵する博物館です。「横浜発・世界の人形ふれあいクルーズ」をコンセプトに展開し、貴重な人形からスピリチュアルな人形、おめでたい人形まで様々な人形を展示しています。
ミュージアムショップとカフェも併設されており、特にカフェは数々の雑誌等にも取り上げられているトップバリスタによるエスプレッソとキレイな模様を描いたラテアートが人気となっています。又、ショップではバービー人形やブライス人形も取り扱っています。「人形の家」は、横浜観光には欠かせない人気スポットとなっています。
今回の公演は、そんな「横浜人形の家」にピッタリな作品を集めてみました。まるで人形劇のような作品や、人形そのものが登場してくる作品もあります。しかも、古式ゆかしい人形もあれば、未来型の人形も登場してきます。劇団ぷにぷにパイレーツの看板俳優たちが演じる、様々な人形の姿をお楽しみ頂ければ幸いです。
本公演では、海外からのスペシャルゲストをお迎えすることができました。ドイツ・オルデンブルグ州立劇場オーケストラのヴァイオリニストとして活躍中の石崎浩二が、夏の休暇で帰国中だったため出演をお願いしました。クラシック音楽の本場・ドイツ仕込みの素晴らしい演奏をお楽しみ頂きました。

2015年6月16日 09:20 | カテゴリ:公演案内