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新しい演劇様式


国立劇場、新国立劇場をはじめとする国公立の劇場などおよそ1300施設でつくる"公立文化施設協議会"が再開に向けたガイドラインを発表しました。
「3密の防止策を徹底」「座席も前後左右を空ける」「出演者も原則としてマスク着用」「出演者間も十分な間隔をとる」こととしています。
このガイドラインを守るとすると、従来の脚本の大半は上演できなくなります。
役者が全員マスクをして、お互いに近寄らないでも違和感がないのは、不条理劇だけではないでしょうか?
今「新しい生活様式」が求められていますが、舞台上でも「新しい演劇様式」を模索しなくてはならないようです。

ベスト・オブ・イヨネスコ


長年にわたって待ち望んでいた本が、ついに手元に届きました。
「ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀」です。

不条理演劇の巨匠、ウージェーヌ・イヨネスコの戯曲は、これまで全集でしか読めませんでした。
その全集が絶版となって、はや数十年!
入手困難なため、古本でも1冊数万円していました。
ですから読みたくなると、図書館に借りに行かなくてはならなかったのです。

それが、なぜか今年、イヨネスコの代表作を集めた本が白水社から出版されました。
税抜きで3600円もしますが、逆に安い!
これはもう買うしかありませんね。

この本の中には、僕の恩師の安堂信也先生が翻訳された「椅子」や「授業」が収められています。
そのほか、何度も何度も読んだ作品ばかりではありますが、今後も繰り返し読むことは間違いありません。
今年の本のベスト1,いや、人生のベスト1といっても過言ではないでしょう。

早速、冒頭の「禿の女歌手」を読んでみました。
なんて面白いんでしょう!
抱腹絶倒とはまさにこのことです。
一文字たりとも、読み飛ばしたくありません。
普通は読みにくいト書きですら、笑いが止まりません。
若い頃に読んだときの1億倍以上面白く感じます。
どう面白いかは...、もう読んで頂くしかありませんね。
ただし、あくまで不条理劇です。
「まったくわけが分からん」と思われても、当方は一切責任を取れませんので、悪しからず!

 

犀.JPG

 

Fania Records


こんな時だからこそ、学生時代に良く聞いていた音楽を聞き直しています。いい!実にいい!昔、聞いていた頃の何倍も良く感じます。「若い頃は、何も分かってなかったんだなあ...」と、しみじみ感じているところです。特に、Fania Recordsの諸作からは、耳が離せません。読書のBGMにしようと思っても、文章に意識が向かず、音楽に聴き惚れるしかありません。なかでも、Eddie Palmieri(p)の演奏は凄い!気品と色気と邪悪さが渾然一体となり、圧倒的な迫力を味わわせてくれます。こんな素晴らしい演奏を、何十年も聞かなかったなんて大失敗です。これから、忘れていた傑作を求めてCD棚を探ってみたいと思います。

 

サルサ.JPG

 

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