ぷにぷにパイレーツ

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3回稽古

昨日は仕事がオフだったので、「ぷにぷに号泣祭り」で上演する3作品を3回づつ稽古しました。

各作品約20分なので、1回通すだけで1時間強かかります。

さすがに3回もやると、集中力が落ちてきて、くたくたになりましたね。

3時間以上も、記憶したことを思い出し続けるのは、なかなかに大変なんですよ。

でも、稽古に特効薬なんかないので、ひたすら繰り返すしかないのです。

「もう稽古は十分だろう」と思うことがあっても、本番を終えるといつも「もっと稽古しておけば良かった」と反省していますから。

とにかく、台本を手離して動けるようになったのは嬉しいことです。

まだまだ、助詞が何だか分からなくなったり、単語の順番があやふやになったりすることは頻繁にあります。

でも、役の意識の流れは掴めたようなので、ひとまず安心です。

これからは、最後に上演する作品のオープニングシーンの演出を詰めていかなくてはなりません。

無言のシーンを想定していますので、どうすれば分かりやすくなるか一所懸命考えています。

やることはまだまだ沢山ありますね。

昨日、文学座アトリエ公演「犀」を見に行ってきました。

ベケットとともに、現代フランス不条理演劇の旗手とされるウージェーヌ・イヨネスコの代表作です。

この作品は、1960年10月、文学座アトリエの会にて日本初演されました。

それからほぼ半世紀の時を経て、中村まり子さんの新訳を得て、松本祐子の新演出で、初演と同じアトリエの空間での再演となります。 翻訳の中村まり子さんは、イヨネスコの前で『禿の女歌手』を演じ、イヨネスコ本人に褒められた経験を持ち、 自ら主宰する演劇企画パニックシアターでは女優はもとより、演出、劇作も手がける多彩な方です。 演出の松本祐子は、劇団内外での活躍の幅をますます拡げている今最も期待される演出家の一人だそうです。

「犀」の粗筋をご紹介しましょう。

どこかの地方の小さい町の広場。夏の空が青く、陽射しの強い日曜の昼近く。 カフェのテラスにいたベランジェやジャンやデイジーたちは、町を駆け抜けてゆく1頭の犀を見た。犀は駆けもどり、 一匹の猫を踏み殺した。飼い主の主婦は悲しみに暮れる。 その場に居合わせた人々は、彼女を慰めるが、やがて話題はその犀が一角だったのか二角だったのかに移り、果てしない議論となる。 さて翌日、ベランジェは勤めに出た。事務所では、昨日犀を見たという女秘書デイジーの話をめぐり議論が沸騰していた。 その日、ブゥフ氏が欠勤していた。何度目かの欠勤のため怒る部長。その時、顔色を失ったブゥフ夫人が事務所に駆け込んで来た。 犀に追いかけられたという。悲しげに吼える犀。ブゥフ夫人が恐怖の叫び声を上げる。「主人です! あれは主人です!」。 ブゥフ氏は犀になったのだ。そして町のあちらこちらで人々は犀になりはじめた。 ベランジェの親友、ジャンもベランジェの目の前で肌が緑色に変色し犀になってゆく。 町には犀の姿があふれた。人間はみるみる少数派になってゆく。 ベランジェは恋人デイジーに「僕等二人で人生を再生するんだ」と、自らをアダムとイブに擬してデイジーを誘うが、 「正しいのは彼らよ」とデイジーはベランジェの元を去る。 一人残されたベランジェ。彼は叫ぶ、「僕は世界と闘う! 僕は最後の人間だ、そして最後まで人間でいる! 決して降伏しないぞ!」・・・

 

アトリエ、つまりは稽古場での公演です。

約150人ほどお客さんが詰めかけ、客席は超満員でした。

お客さんは、ほとんどが60~70代の知的な感じの方がほとんどでした。

さすがは、文学座です(”文学”というぐらいですからね)。

名門劇団だけあって、役者さんは皆さん演技がお上手ですね。

難解な内容の劇を、非常に分かりやすく演じていらっしゃいました。

不条理劇なのに随所に笑いも起こり、皆さん楽しんでいらっしゃるようでした。

 

イヨネスコは、僕が学生時代からずっと憧れ続けている劇作家です。

イヨネスコのプロフィールもご紹介しましょう。

ルーマニア人の父とフランス人の母の間に、 1909年11月26日、 ルーマニアのスラチナで生まれたウージェーヌ・イヨネスコは今年生誕100年を迎えます。 1950年、処女戯曲『禿の女歌手』、51年『授業』、52年『椅子』と、秀作を次々と発表。 発表当初は、その〈不条理性〉がなかなか受け入れられませんでしたが、50年代後半からは脚光を浴び、まさに不条理演劇の代表作家と目されるようになりました。 イヨネスコは政治への関心も高く、共産主義体制、左派知識人を厳しく批判し続けました。 1970年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、1994年3月28日、死去。パリ、モンパルナスの墓地に埋葬されました。

 

僕は大学の時、演劇科だったのですが、卒論の担当がベケットの翻訳で有名な安堂信也先生でした。 

当然の如く僕はその影響を受けて、不条理劇の大ファンになりました。

特に、イヨネスコが大好きで、当時、全集まで購入したぐらいです(度重なる引越しで、どこかにいってしまいましたが‥)。

ですから、僕の作品には、どこかしら不条理劇の影響を感じるものがあるはずです。

「究極のロハス・スタイル」「執行人」「ぷにぷに俳優養成所」などは、かなり不条理劇的な要素を盛り込んでみたつもりです。

そもそも、劇団ぷにぷにパイレーツは、不条理劇を上演したいと思って設立したぐらいなのですから。

今、不条理劇はすっかり下火になってしまい、滅多に上演されません。

既存の劇団に期待していても不条理劇はなかなか見られないし、ましてや自分が参加することなんてありえません。

それなら、自分が好きなジャンルの作品を上演出来る劇団を作ってしまえ‥、なんて気持ちで設立したのがきっかけです。

実際には、一般のお客様に喜んでもらえるような脚本ばかり書いていて、本格的な不条理劇はまだ作っていません。

演劇に馴染みのない方にいきなり不条理劇をお見せするのは、やはりハードルが高いからです。

しかし、もう少し公演を重ねていき、適当な時期が来たら、「ぷにぷに不条理祭り」を開催してみたいと思っています。

不条理劇を、シルバー世代のインテリ層だけに独占させておくわけにはいきませんから。

「夢で会えたら」を書き直し

「ぷにぷに号泣祭り」で上演する「夢で会えたら」という作品を、昨日、大きく書き換えました。

大体、2割ぐらいでしょうか。

原稿用紙8枚分、まるっきり変えてしまいました。

 

書き換える前の状態でも別に問題はなかったのです。

しかし、もっともっとどなたにでも分かりやすくしたいと思ったのです。

また、作品のテーマ性より悲しみの要素を強めようというのも、改訂の目的です。

「号泣祭り」なんですから、メッセージよりも涙優先です。

この書き換えが、吉と出るか凶と出るか分かりません。

しかし、劇団のコンセプトとして「どなたにでも分かりやすい作品作り」を謳っていますので、いくら分かりやすくても良いと思っています。

 

これで、せっかく覚えた脚本を、また覚え直さなくてはなりません。

しかし、作品を良くするために努力は付き物です。

頑張って練習しますよ!

 

花模様が怖い

 昨日、僕のお気に入りの大型書店に、本のまとめ買いに行きました。

僕は、お酒も飲まないし、ギャンブルも一切やりません。

ほとんど道楽らしいことはしないんですけど、本と芝居にだけはお金を惜しみません。

昨日も、僕の会計の際に後ろに行列が出来るぐらい、沢山買ってしまいました。

本は、見つけた時に買っておかないと、後で探すのは至難の業です。

気になるものは無理しても買うようにしています。

 

昨日の最大の収穫をご紹介しましょう。

ハヤカワ文庫の棚を見ていたら、平積みになっている中に「花模様が怖い」という本を発見しました。

それには「片岡義男コレクションⅠ -謎と銃弾の短編ー」という副題が付いています。

そうです!

僕がずっと探していた、片岡義男さんのハードボイルド作品の短編が再編集されて、文庫本として発行されたのです!

これは実に嬉しい驚きです。

片岡さんの恋愛小説は、今でも比較的入手は簡単です。

しかし、超暴力的で過激なハードボイルド&ヴァイオレンス作品は、近年いくら探しても見つけることが出来ませんでした。

 

僕が中学生の頃、片岡さんの短編集は角川文庫で沢山読むことが出来ました。

勿論僕は、それらを取り付かれたように読みまくり、確か全巻制覇した記憶があります。

そのスタイリッシュでクールな文体に憧れ、普段文章を書くときも、片岡さんの小説を真似したものでした。

今の僕の脚本の文体も、多分に片岡さんの文章の影響が見られると思います。

というより、積極的に影響を受けようと思って頑張っているところです。

 

そんな矢先に「花模様が怖い」を見つけられたのは、ラッキーでしたね。

昨夜、あっという間に300ページ以上読んでしまいました。

本当に素晴らしい短編集です。

池上冬樹さんが選んだ作品集ということで、池上さんの個性も十分反映されていて、かなりユニークなチョイスになっていると思います。

ストーリーの好き嫌いがはっきり出る作品群です。

でも、文章を味わうだけでも価値があると思います。

興味のある方は、この機会に是非お読み下さい。

 

「片岡義男コレクションⅠ」と銘打たれているということは、ⅡやⅢも続々発行されるのでしょうか?

今からすごく楽しみです。

 

 

平和がもたらしたのは‥

 一昨日、かつて芝居をやっていた女性とお話をさせて頂きました。

自分達で劇団を作って、公演を行っていたんだそうです。

公演ごとに赤字が嵩み、毎回100万、200万と借金がたまり、とても続けられないということで演劇から離れていったんですって。

経費削減のために、箱馬だけで舞台を作ったこともあるそうですが、やはり大きな負債が出てしまったらしいんです。

そんな高額な借金を抱えてしまうのでは、演劇を止めてしまうのも仕方がありませんね。

 

確かに、演劇に赤字は付き物です。

今の構造では、黒字にしようと思えばスポンサーを付けるか、自治体の助成金を貰うか、特殊な団体(具体的には書けませんが)のバックアップを受けるしかありません。

それにしても、みんな赤字を出しすぎではないでしょうか?

今の小劇場界に最も欠けているのは、きちんとしたプロデュース力だと思います。

まず、大まかな予算を組んでから、公演規模を決め、キャストやスタッフを集め、劇場を選び、公演スケジュールを確定すれば良いのです。

しかし実際には、やりたいことを自由にやって、あとで予算が出てくるようなスケジュールを組む劇団が多いようなのです。

それでは、大きな借金が出来るのも当然です。

旅行に行くのに、予算も決めずに、適当に高級旅館のスイートルームに泊まって、コンパニオンを大勢呼んで、高級ワインを飲まくって、お土産も好きなだけ買って、後で請求書を見てビックリするのと、何ら変わりはありません。

やりたいことと出来ることは違うのです。

無計画な予算運営のせいで演劇から離れていく人が多いのは、余りにもったいない気がしてなりません。

 

手前味噌ですが、ぷにぷにパイレーツは、予算管理が比較的上手くいっていると思います。

最大許される赤字幅を決め、そこから逆算して公演規模を決定していきます。

内容も、出来ることの範囲内でやりたいことを考えるようにしています。

そうすると、出来ないことが沢山あることに気が付きます。

しかし、だからこそ面白いし、工夫のしがいがあるというものです。

例えば、ぷにぷにパイレーツはセット、大道具、小道具を使いません。

そうなると、自ずとパントマイムのテクニックが必要になり、沢山練習しなくてはなりません。

不自由なお陰で、役者の演技力向上にも繫がっていくわけです。

経費も削減できて、演技も上手くなるなんて、まさに一石二鳥ではありませんか!

映画”第3の男”の中に、「スイスの500年の平和がもたらしたのは、鳩時計だけだ」というオーソン・ウェルズの有名なセリフがあります。

何でも出来るとなると、人は工夫をやめ、成長を止めてしまいます。

演劇人はもう一度足下を見つめ直すべきなのです。

演劇は自分を解き放つ?

「演劇は自分を解放する」という話を良く聞きます。

昨日聞いた、高名な演劇人のインタビューでも、そんなニュアンスの言葉が入っていました。

普段抑圧されている自分、隠された自分を演劇で解き放つのだそうです。

そして本来の自分を取り戻すんですって!

また、自分でない他者を演じることで、ストレスを発散したり、自己啓発になったりもするのだそうです。

ということは、例えば殺人鬼の役をやることで、自分の眠れる凶暴性を覚醒させるのでしょうか?

あるいは、人を殺した気になって、溜飲を下げるのでしょうか?

演劇って、役者の精神治療を目的としたものなんでしょうか?

実際、欧米では、心に問題がある人に役を演じさせることで様々な効果を挙げるワークショップが盛んなのだそうです。

しかし、それはお客さんに見せるものではありませんよね。

演劇を正当化するために、精神治療的な余計な論理を持ち込むのは、かえってイメージダウンに繫がるような気がします。

演劇の目的はただ一つ!

お客様に喜びをもたらすことです。

その喜びとは、笑い、涙、恐怖、怒り、その他様々な感情をもたらすことです。

そして、劇場を出るときに、何か暖かいものを持ち帰って頂くことです。

役者の自己なんて、どうだっていいんです。

お客様に、分かりやすく、かつ美しく、役を伝えていくことが重要です。

「人を殺したい」という感情を解き放つのではなく、その殺意に共感させたり、殺人鬼の存在で観客に恐怖を覚えさせる工夫を考えるべきなのです。

感情を持つのは、役者ではなく、観客の特権なのです。

お客様に、「あっ、今この役者は普段抑制している本来の自分を解放している!これでしばらくは精神的に安定した生活をおくれるだろう」なんて思われたら、どうしましょう!

福井ナイト

 

昨日は、夕方6時で仕事が終ったので、大急ぎで横浜スタジアムに向いました。

勿論、横浜対広島5回戦の観戦のためです。

結果は、皆さんご存知の通りです。

広島の斉藤投手が、7回を1安打無失点の好投で、今季初勝利を挙げました。

八回以降は横山、永川が封じました。

打線は五回一死一塁から天谷の二塁打で先制し、七回には梵の適時三塁打で加点しました。

これで広島は、5割復帰。

横浜は2安打で、チャンスも作れませんでした。

 

平日のナイター、しかも寒気が入り込んでかなり冷え込んだ夜なのに、相変わらずレフトスタンドは超満員!

外野席は立ち見も出ていました。

試合の展開が早かったとはいえ、最終回まで休むことなくスクワット応援を続けていました。

最近の関東地方でのカープの人気は物凄いです。

チームが力を付けてきて、可能性を感じるようになってきたからかもしれません。

斉藤投手もヒーローインタビューで「優勝」の言葉を口にしていました。

今や、勝率5割では物足りないと感じられるようになりましたからね!

 

昨夜は、斉藤が好投し、天谷が先制打を放ち、横山が確実につないで勝ちました。

この3人は、すべて「福井商高OB」です。

東出選手も福井出身ですから、まさに「福井ナイト」でした。

 

ただ、一つ心配なことがあります。

栗原健太内野手が腰の張りを訴え、途中交代したんです。

栗原内野手は、前日の試合中に腰に違和感を覚え、この日の試合にはスタメン出場しましたが、5回裏の守備からベンチに退きました。

「張りがあって思うようにバットが振れなかった。今日はしんどかった」といい、試合後は病院には行かず都内の宿舎で静養しました。

WBCの疲れや4番を守り続けるストレスがあるのかもしれません。

バッティングも不振ですから、少し休んだ方が良いでしょうね。

一方、広島は、元西武で米大リーグ・ジャイアンツ傘下3Aフレズノに所属するスコット・マクレーン内野手(36)を獲得する方針を固めたことが分かりました。

マクレーン内野手は、2001年から4年間、西武でプレーし、来日初年度には39本塁打を放つなど、通算320試合の出場で打率・233、71本塁打をマークしました。

守備位置は主に一、三塁で、交渉が順調に進めば、5月上旬にも来日する見込みです。

長距離砲の少ないカープには、必要なタイプの選手ですね。

活躍を期待しましょう!

ピュアな男

「ぷにぷに号泣祭り」で、僕は3本の一人芝居を上演します。

それぞれ全く違うタイプの役です。

どれもとても難しいのですが、なかでも苦手な役が一つあります。

とてもピュアな人を演じるのが、どうもしっくりこないのです。

気弱な感じの男性なのに、なんだか殺し屋のように見えてしまうのです。

僕の元々の地顔が強面なのと、体がガッチリしているせいだと思います。

優しい表情を作ろうとすると、逆に、やに下がった感じになってしまいます。

演じるという意識なしで、ピュアな雰囲気を醸すのは、僕にとっては至難の業です。

「この作品を自分でやるのは失敗だったかな」なんて思っていました。

 

しかし、毎日繰り返し稽古する中で、何となく可能性を感じるようになってきました。

まだまだ優しい男性という感じはしませんが、少なくとも殺し屋には見えなくなってきました。

レベル低い!

これは技術で克服するものではありません。

ただひたすら反復練習して、ゆっくりと役を自分の体内に染み込ませていくしかないのです。

本番当日には、皆さんをビックリさせるぐらいピュアな男になってみたいと思っています。

パントマイムの要素を加えると‥

昨夜は、JIDAIさんのパントマイム・レッスンでした。

 

「ぷにぷに号泣祭り」で、僕は少し長めのパントマイム・シーンを演じます。

良い機会なので、昨日JIDAIさんに、そのシーンを見て頂きました。

まだまだ、セリフを覚えたばかりなので、動きはきちんと決っている訳ではありません。

でも、今の所の演出プランをお見せしたのです。

 

JIDAIさんは、たちまち、僕のマイムの拙いところを指摘して下さいました。

すべて、「なるほど!」と納得することばかりです。

大変勉強になりました。

 

それに加えて、JIDAIさんは、新たな演出も考えて下さいました。

僕は、一応演劇の視点から、まずはリアルな動きを考えます。

しかし、日常生活でのリアルは、舞台上ではリアルに感じないことも多いものです。

動きにパントマイムの要素を加えるだけで、急に動きが躍動を始め、面白さが倍増するのです。

伝えたい内容は同じなのに、動きの質を変えただけで、作品のレベルが大幅に向上するのです。

昨日提案して頂いた動きは、すべて採用します。

それに伴って、他の演出もいじらないといけませんが、時間はまだ十分あります。

面白い動きを、自然にリアルに演じられるように、地道に稽古を重ねたいと思います。

またコントを!

またまた新作を書いてしまいました。

小品のコントです。

文量は、原稿用紙15枚ぐらいでしょうか。

 

「ぷにぷに号泣祭り」のスタッフとして、立川らく太君に手伝ってもらうことになりました。

貴重な日曜日を費やして劇場に来てくれるのだから、簡単な短編に出演してもらおうと考えたのです。

負担の少ない長さと内容を考えると、やはりナンセンス・コントになります。

「号泣祭り」とは雰囲気が違うかもしれませんが、コントはぷにぷにの持ち味です。

今回初めてご来場されるお客様にも、ぷにぷにコントをご覧頂こうという趣向でもあります。

「号泣祭り」のアンコールで上演するつもりです。

 

本当に下らない、実にナンセンスなコントです。

だからといって、演技が簡単な訳ではありません。

むしろ、お客様の空気を読みながら演じなくてはならないので、シリアスな芝居より難しいとも言えるのです。

手軽にやるつもりだったのに、結局、ちゃんと稽古をしなくてなりません。

一手間増えてしまいましたが、お客様に喜んでもらえるなら頑張ります。

 

これまでも、アンコールの評判がすこぶる良いんですよね。

「なまはげ様」「きっと来る2」など、非常に受けましたし、アンケートを見ても大好評でした。

皆さん、小品のナンセンス・コントが大好きなんですね。

あるいは、僕の作風がナンセンス・コントに向いているのかもしれませんね。

大敗にも収穫が!

 

昨夜、神宮球場にヤクルト対広島戦を見に行きました。

結果はご存知のように、ヤクルトが8対2と快勝で4連勝を飾りました。

三回に川島慶の三塁打で2点を先行し、四回に飯原のソロ、五回には川島慶の2ランと一発攻勢をかけて、六回はデントナからの4連打で2点を加えました。

広島は4連敗となりました。

という、散々な試合ですけど、レフトスタンドはヒートアップしていましたよ。

肌寒い日曜のナイターというのに、カープファンで超満員!

チャンスであろうがなかろうが、みんな声を涸らしながら立ったり座ったりのスクワット応援を続けていました。

大差が付いて敗色濃厚になっても、その熱さは一向に変わりません。

みんなとにかく応援するのが大好きなんですね。

 

天谷選手と石原選手のソロホームラン以外、カープファンにとっては見るところがないように思えた試合です。

しかし、僕は敗戦処理に出てきた小松投手に可能性を見出しましたね。

プロ初登板で緊張したのでしょう。

最初は、足が地に着いていない感じで、あっさり失点してしまいました。

しかし、そこで見事に開き直り、自分らしいピッチングを始めました。

膝元辺りの低めに145キロを超えるキレのある快速球をポンポン抛れる辺りは非凡なものを感じます。

変化球が高めに浮いていましたが、あの低めの速球があるので、バッターは思うようなバッティングが出来ていませんでした。

小松投手には期待大です。

ブラウン監督も「1軍での登板を積み重ねてもらいたい」と、当分は中継ぎで起用し経験を積ませる方針のようです。

負け試合であっても、球場で観戦すると、様々な楽しみを見出すことが出来ます。

やっぱりスポーツも芝居も、生が一番!

皆さん、もっと積極的に足を運びましょう!

ヨコハマ大道芸

Taekaさん.jpg

 昨日、ヨコハマ大道芸を見に行ってきました。

ベリーダンサーのTaekaさんがリーダーの5人組、アルカマラーニのダンスを拝見するためです。

会場は、横浜・馬車道の県立歴史博物館前の道路です。

早くから、カメラを持った方が大勢場所取りをして待っていました。

やがて、アルカマラーニのメンバーが登場。

情熱的なベリーダンスを存分に見せてくれました。

アルカマラーニ.jpgやはり、5人のダンスですと迫力がありますね。

ダンスにバリエーションも出ますし、凝った演出も出来ます。

全員が揃った動きをしたり、時差で動いたり、3人と2人に別れて違う動きをしたり、様々な動きを楽しめました。

同じ動きでも、ダンサーによってニュアンスが変わってくるから面白いものですね。

振り付けが本当に良くて、観客から「可愛い!」という声が何度も飛んでいました。

途中、TaekaさんのMCの下、青空ベリーダンス教室も行われました。

Taekaさんは、MCもお上手でしたよ。

僕も、Taekaさんの指示に従って踊ってみましたが、とても分かりやすい教室でした。

他のお客さんたちも楽しそうでしたよ。

大道芸だと、風が吹いたり、周囲の騒音が気になったりして踊りにくいとは思います。

でも、こういう場で沢山の方々にご覧いただくのは、ベリーダンス普及の意味においても大切なことだと思いました。

春の心地よい陽気の中、素敵なダンスを見られるのはとても幸せなことです。

くるくるシルク.jpg

アルカマラーニと入れ替わりに、くるくるシルクが登場してきました。

ジャグリングやパントマイムの3人組です。

竹馬に乗って口から火を吹き風船を割ったりするド派手なパフォーマンスをやっていました。

汎マイム工房に所属していますけど、むしろミニ・サーカスといった感じでした。

世の中には、色んなパフォーマーがいらっしゃるんですね。

 

ヨコハマ大道芸は、今日19日まで開催されています。

お時間のある方は、是非、お出かけ下さい。

お天気も良さそうですよ!

 

劇団間交流

ある劇団に、「ぷにぷに号泣祭り」のご案内をお送りしました。

すると、すぐにレスポンスが届きました。

劇団員数名でお越し下さるそうです。

とても嬉しいですね。

 

「初笑い!ぷにぷに号泣祭り」には、東京演劇集団風の女優さんにお越し頂きました。

喜んで頂けたようで、良かったです。

全然、風とぷにぷにでは、演劇のスタイルやレベルは違います。

劇団名の雰囲気も全く違いますね。

とにかく、一流劇団の方にご覧頂くと自ずとモチベーションが上がります。

また、僕は東京演劇集団風の上演するブレヒト作品に多大なる影響を受けています。

ですから、本家本元の風の皆さんに是非ともお見せしたいのです。

 

僕は、演劇を見たことのない人に楽しんで頂けるような作品作りを心掛けています。

でも、真剣に演劇に取り組んでいる方にも見て貰って、率直な感想を伺ってみたいのです。

また、公演を通して、様々な演劇人との交流も深めていきたいと思っています。

ずっと先の話かもしれませんけど、いずれは他の劇団とのコラボレーションなども出来ると楽しいでしょうね。

その前に、演劇人にお見せしても恥ずかしくない作品を仕上げなくてはいけませんね。

 

そんな感じで、ちらほら「ぷにぷに号泣祭り」のご予約を頂くようになってきました。

公演まで2ヶ月を切ったからでしょうか。

今回は、本当に昼・夜各回とも、50名様で予約を打ち切らせて頂きます。

前回公演で客席がギュウギュウ詰めになってしまい、お客様に窮屈な思いをさせてしまったのを大いに反省しています。

直前のお申し込みですと、ご入場をお断りする場合がございます。

特に、14時開演の昼の部は混雑が予想されます。

ご予定がはっきりされましたら、お早目のご予約をお願いいたします。

このHPのメールフォームからご連絡下さい。

皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

Taekaさんが大道芸に!

我らが「ベリーダンス社長」こと、Taekaさんが、この週末、ヨコハマ大道芸に出演されます!

2009年4月18日(土)19日(日)

ヨコハマ大道芸 @馬車道会場(県立博物館前) 
各日3回ずつ

●アルカマラーニ  ベリーダンス
 
11:45,13:15:15:05
ベリーとはおなかの意味。腰・腹・胸の動きに特徴があり、女性の曲線的な美しさを最大限に表現する。カンパニーの創設者・マハは米国でベリーダンスと出会い、イスラエルで学んだ。1992年、米国の中東ダンスフェスティバルに日本人として初めて参加。今回はTAEKAさんをリーダーに、5人が情熱的な群舞を披露する。

 

アルカマラーニと入れ替わりに、同会場でパントマイムも見られます。

●くるくるシルク

パントマイム・ジャグリング
 
12:25 14:00 15:45
フランスで起こったヌーヴォー・シルク(新しいサーカス)に刺激され、パントマイムにジャグリング、ダンス、美術などを融合させた新しいパフォーマンスを展開する。パントマイム集団「汎マイム工房」に所属する3人が結成。鍛えあげられた肉体と洗練された技。彼らが奏でる“肉体のメロディー”に魅せられる。

 

皆さん、taekaさんの応援に出掛けましょう!

仮設劇場

昨日、広島公演実施本部の主要メンバーが、広島公演でお借りする劇場の下見に行ってくれました。

バスセンターのある”そごう”に用があったので、そのついでに訪れたようです。

 

下見の感想は、悪くなかったようですよ。

とにかく立地が良い!

広島市の中心地中の中心地です。

これ以上アクセスの良い場所は、ちょっと他に見当たらないと思います。

実は、可部線で横川から25分ぐらいの所にある劇場も考えたのですが、アクセスが悪いということで断念しました。

気軽に足を運んで頂ける場所にあるのは非常に重要なことだと思います。

特に、演劇に馴染みの薄い方の多い広島では、劇場の設備より立地を重要視した方が良さそうです。

 

僕がお借りする劇場は、ある大規模施設の地下のロビーのような所だそうです。

かなり綺麗だったとの報告がありました。

これも重要なポイントですね。

僕は「小劇場なんて汚いもの。お洒落して行くと汚れてしまう」なんてイメージを持っています。

しかし、一般的には、演劇といえば歌舞伎やオペラのように着飾っていくものと思われているようです。

ですから、劇場が小汚いだけで、「ダメな演劇」と思われてしまう可能性があります。

とにかく、「うわー、変な所に来ちゃったよ」と思われないのが肝心です。

その点、劇場が清潔であるというのは嬉しいことです。

 

確かに、仮設の劇場ですから、機材等は簡易なものになると思います。

しかし、僕は、出来る限り機材に頼らない演劇を目指しています。

大道芸や野外劇でも通用するような作品にしたいのです。

照明や音響は、ちょっとだけ手助けしてくれれば十分です。

主役はあくまで役者であり、人間の肉体なのです。

 

小劇場を紹介するサイトを見ていると、劇場機材に対する批判や不平不満でいっぱいです。

「完全暗転出来ない」「バトンが少ない」「光量が不足している」「フェーダーにガリが出ることがある」「調光卓の所の天井が低い」などなど(なかには、「コンビニが遠い」なんて不満まであります)。

皆さん、どんな立派な芝居をやってらっしゃるのでしょう?

照明や音響が主役とも言えるミュージカルなら、それ相応の設備は必要だと思います。

でも、それなりの利用料のかかる劇場なら、使いきれないぐらい立派な設備があるものです。

要は、演出家が、劇場設備から逆算して演出を考えれば問題はないはずです。

設備がしょぼいから良い芝居が出来ないというのは、演出家の言い訳に過ぎないと思っています。

特に、ぷにぷにパイレーツは、出来るだけお金を掛けない舞台作りを模索しています。

セットや大道具は勿論、出来るだけ小道具も使いません。

いかなる条件でも面白い舞台を作れるように、頑張っていきたいと思っています。

 

地方都市に常設の小劇場を設けるのは、なかなか厳しい筈です。

そんなに儲かるものでもないし、利用団体の数もそれほど多くないからです。

仮設で劇場としても活用できるスペースを増やしていくのが、最も現実的な解決法ではないでしょうか?

東京でも、劇場費の高騰に嫌気がさして、カフェやギャラリー、倉庫など、本来劇場ではないスペースで演劇を上演するケースが増えてきています。

確かに不便かもしれませんが、新たな演劇の可能性を見出す可能性も少なくないようです。

 

そんな意味からも、僕は、今回の広島公演を楽しみにしています。

僕らが上手くスペースを活用出来れば、今後、その劇場の可能性がぐっと広がるかもしれないからです。

燃えてきたぞーーー!

ぷにぷには悲劇劇団?

「ぷにぷに号泣祭り」のチラシを印刷しました。

まずは、身近な方たちに、お会いした際に直接手渡しています。

皆さん、「コントの次は号泣ですか!」と興味を持って下さっています。

前回公演の「ぷにぷにコント祭り」しかご覧になってない方は、”号泣”と聞いて意外に思われるようです。

コントのイメージしかないから、泣くような作品と言われても想像出来ないのでしょうね。

しかし、「第1回ぷにぷに祭り」や「夏の男祭り」をご覧頂いた皆さんの反応は違うようです。

Takasitarさんをはじめ、大勢の方が、「ぷにぷにの本質は、コントではなく、悲劇にある」とおっしゃいます。

具体的に、「ぷにぷにでは、コントはジャブのようなもの。悲劇の強烈なパンチでKOされる」とか、「コントは見ている間は面白いがすぐに消えていく。ぷにぷにの悲劇は、心に残る」「石崎さんは、悲しみの表現の方が向いている」といった声を良く聞きます。

大変な褒め言葉を頂戴してとても嬉しいのですが、自分としては複雑な気持ちです。

コントを得意としているつもりですし、自分の持ち味は「社会風刺コント」にあると思っていました。

しかし、ご覧になる方々の評価は全く違うんですね。

本当に分からないものです。

 

そんなお客様のリクエストにお応えするつもりで、次回公演を「号泣祭り」に決めました。

とても難しいのですが、頑張って稽古しています。

本番まで2ヶ月を切っています。

毎日地道に練習していきたいと思っています。

「広島公演2009」開催決定!

今年もやることが決まりましたよ!

そうです、広島公演です。

 

広島公演を実現するのは、なかなかに大変です。

適当な劇場が押さえられないのです。

昨年お借りした山小屋シアターは、僕の希望日は既に予約が入っていてダメでした。

他の劇場も色々探してみましたが、実に厳しい状況です。

500人以上入る大劇場だったり、毎週末すべて予約が入っていたり、利用料がとても高かったりして、使えません。

条件的には手頃な劇場もあったのですが、中心市街地から電車で30分ぐらい行った所にあり、ちょっと不便だということでやめました。

適当な劇場が取れないので、「今年は広島公演は出来ないのかなあ」と思っていました。

 

劇場選びで困っていた僕を救ってくれたのは、僕の中学~高校の同級生でした。

広島公演実施本部のメンバーとして、昨年の広島公演の際も頑張ってくれた友人です。

実は、彼は、演劇普及に関わる仕事をしています。

そして、昨年、職場の空きスペースを活用して、仮設の劇場までオープンさせたのです。

素晴らしい仕事だと思いませんか?

 

自分の友人が開設に尽力した劇場を使わずして、どこで公演をすれば良いのでしょう?

彼の功績を沢山の方に知って頂く為にも、是非ともその劇場を使わせてもらおうと心に決めました。

しかし、東京の名もない劇団が利用するには、様々な根回しが必要だったようです。

その友人が努力してそれを克服してくれたおかげで、晴れてお借りできることになりました。

友人には、大変感謝しています。

僕は広島では何も出来ないので、知人に全面的に頼るしかないのです。

ぷにぷにの広島公演は、広島公演実施本部のメンバーが作り上げたものなのです。

 

広島公演の詳細については、開演時間等細かい部分が決ってから、正式に発表したいと思っています。

(要は、海の日なんですけど)

今回は、ただ演劇の公演をするだけでなく、ワークショップなどもやる予定です。

ぷにぷにパイレーツにとってもそうですが、広島の演劇界にとっても画期的な出来事になることは間違いないと思っています。

ご期待下さい。

 

なお、今回お借りするのは、あくまで仮設の劇場です。

照明、音響、客席の設営を、自分達でやらなくてはなりません。

時間も限られていますから、人手が必要なのです。

是非、広島でこのブログを読んでいる皆さん。

7月19日、20日の予定が空いていたら、ご協力をお願いします。

学生時代のように、皆で協力して公演を楽しみましょう!

よろしくお願いします。

「三文オペラ」の影響

 昨日、またやってしまいました。

ちょっと時間があると、その衝動が止められません。

「号泣祭り」の稽古もしないで、ついつい、新作脚本を書いてしまったのです。

 

先日、ぷにぷにパイレーツの秋の公演に出演を希望している女性が現れました。

その女性を主役にした作品です。

内容はコントです。

短めで、下らないコントを目指して書き始めました。

しかし、書き始めると止まりません。

みるみる長くなっていき、何とか頑張って、20分強の尺で食い止めました。

放っておいたら、軽く30分を超えてしまったことでしょう。

ナンセンスコントにする筈が、気が付いたら、やっぱりブラックな社会風刺劇になっていました。

しかも、ラストの辺りの文体が、ベルトルト・ブレヒトの作品に何だか似ているのです。

先週金曜日に拝見した、東京演劇集団風の「三文オペラ」の影響がもろに出ているのです。

あまりに素晴らしい上演だったので、様々なシーンやセリフが心に残ってしまったのでしょう。

ラストのセリフを歌にしたら、たちまちブレヒト風作品になってしまいそうです。

厳密には、「三文オペラ」より「マハゴニー市の興亡」に雰囲気は近いかもしれませんが‥。

 

こんなに簡単に影響を被ってしまうのも、如何なものかといます。

しかし、何を見ても影響を受けるわけではありません。

やっぱり僕は、ブレヒト作品が大好きなんですね。

感性が合うのだと思います。

先日の「三文オペラ」を見ていても、素晴らしいセリフの連続に痺れっぱなしですもんね。

自分でも、ブレヒトのような作品を書きたいと、はっきり意識するようになりました。

 

とは言っても、ブレヒトのような壮大な叙事詩劇を書くことは出来ません。

ぷにぷにの規模では、上演不可能ですから。

ブレヒト作品のエッセンスを取り入れた、誰にでも見やすく楽しめる気軽な作品を作っていきたいと思っています。

それこそが、他の劇団には出せない「ぷにぷにパイレーツ」の味だと考えています。

衣装代1480円

昨日、「ぷにぷに号泣祭り」で着用する衣装を買いにいきました。

川崎のホームセンターで、1480円で購入しました。

ちょっと特殊な衣装なので、これは買うしかありませんでした。

洋服屋さんじゃなくて、ホームセンターで買うあたりが渋いでしょ?

 

今回僕は3役やりますが、これで衣装は全て揃いました。

あとは、既に持っている普段着で賄えます。

ぷにぷにパイレーツは、セットも大道具も小道具も使いませんから、これでもう十分なのです。

なんと安上がりな劇団でしょう!

でも僕自身は、前回のコント祭りで一切衣装代を出していないので、今回は大変な出費をしてしまったような気がしているんですよ。

1480円分の感動を取り返さないといけません。

 

ちなみに、これまでで最も衣装代が掛かったのは、アフロ・ナミエ役です。

スパンコールのビキニに、アフロのカツラなどで、確か1万円ぐらいだったと思います。

そんなにお金を掛けたのに、お客様にドン引きされてしまうなんて、切ないものです。

投資と結果は比例しないのですね。

立ち稽古開始

昨日から、立ち稽古を始めました。

6月14日に開催する「ぷにぷに号泣祭り」で上演する3作品のセリフをほぼ覚えたので、台本を手離して立ってみたのです。

 

まずは、自由に動いてみて、演出を決めていきます。

役の心理に従って動く部分と、展開上上手く動いておかなくてはならない部分があります。

それは両方とも必要です。

しかし、両方を自然に共存させていくのは実に難しいものです。

これから試行錯誤を重ねて、徐々に決定していきたいと思っています。

 

立ち稽古は、鏡を見ながら行います。

今回、3つの作品をやるつもりなのですが、僕自身のキャラクターに似つかわしくない役が1つあるんです。

その姿を鏡で見ていたら、嫌になってきましたね。

優しい男性の役なのに、僕の体がガッチリしているのと、顔に緊張感があり過ぎるので、全然そんな風に見えないのです。

むしろ”殺し屋”とか、”軍人”のように感じられてしまいます。

優しい人に見えるように、内面から変えていかなくてはなりません。

大変だ、こりゃ!

「三文オペラ」

 

昨夜、レパートリーシアターKAZEに、東京演劇集団風の公演「三文オペラ」を見にいきました。

「三文オペラ」は、僕の最も好きな劇作家の一人、ベルトルト・ブレヒトの代表作です。

 

上演開始が19:00で、終演が22:30!

なんと、3時間30分にも及ぶ、超大作です。

しかし、それが僕には一瞬に感じられました。

実に面白いのです。

これまで何度もいろんな劇団の「三文オペラ」の舞台を見てきました。

その中で最も素晴らしい上演だったと思います。

 

「三文オペラ」は商業演劇でも良く上演される、人気演目です。

しかし、エンターテインメント性を高めようとすると、毒気が抜かれてしまいがちです。

意図的に抜かなくても、ブレヒト特有の”悪意”みたいなものが薄れてしまうことが多いように思います。

そうすると、結果的に、なんとも訳の分からない、しまりのない作品に仕上がってしまうのです。

「三文オペラ」は、ストーリーを楽しむ劇ではありません。

ご存知の通り、一般的なドラマツルギーからすれば無茶苦茶な結末になっています。

なぜそうしたか‥?

それは、ブレヒトの意図が、ストーリーとは全く違う所にあるからです。

ブレヒトには明確なメッセージがあったのです。

そのメッセージを正確に観客に届けてこそ、この作品を最大限に活かせるのだと思います。

風の公演では、ブレヒトの皮肉、諧謔が実に面白く分かりやすく前面に打ち出されていました。

「三文オペラ」の最大の魅力が、強調された公演だったように感じました。

 

また、ブレヒトの作品には、沢山歌が出てきます。

これまで見てきた「三文オペラ」は、ほとんど歌詞が聞き取れないものばかりでした。

クラシックの歌唱法で歌われたり、豪華な伴奏に埋もれたりすると、歌の文句が全然分からないものです。

それでは、ブレヒトの良さは絶対に伝わりません。

昨日の風の公演では、歌詞が本当に良く分かりました。

役者さんの歌ですから、すごく言葉を大事にされていたんですね。

ブレヒトが言いたい事の多くは、歌詞の中にあります。

それが、改めて良く分かりました。

 

そして、今回の上演で最も特徴的だったのが、動きです。

以前、演出を担当されたミラン・スラデクさんについてご紹介させて頂きました。

ミランさんは、動きの専門家です。

ですから、役者さんの動きが本当に生き生きしているんですよね。

まず、見た目に楽しく美しい。

そして、登場人物のキャラクターや性格、感情などが的確に表現されています。

それにともなって、セリフまでもがキラキラ輝いて聞こえました。

ミランさんのおっしゃっていた通り、「はじめに動きありき」なのです。

頭でっかちの芝居は、観客に極端な集中力の持続を要求するものなので、どうしても眠くなってしまいます。

動き主導の芝居は、観客の生理自体を制御します。

まさに劇場全体が躍動するような感覚に陥ります。

これぞ、舞台芸術の極みです

日本の演劇界に最も必要とされていることを、風の皆さんは自ら体現されていたように感じました。

それも、役者の皆さんのポテンシャルが、元々非常に高いから出来ることだと思いますが‥。

 

正直言って、「三文オペラ」がこんなに面白い作品とはこれまで全く気が付きませんでした。

昨日の上演を見て、僕の意識は大きく変わりましたね。

是非、皆さんもご覧下さい‥、と、言いたいところですが、すでにチケットは完売のようです。

再演の際は、お見逃しなく!

写真撮影ボランティア・スタッフを募集中

この劇団HPも少しづつ充実してきました。

劇団員のCさんが、随所に写真を挿入してくれているのです。

公演案内のページに、沢山写真が入りました。

お時間のある時に、覗いてみて下さい。

 

ただ、第1回や第2回の公演のページには、写真がほとんどありません。

公演時に、撮影する人手がなかったせいです。

第3回公演から、広島公演実施本部のメンバーが、上手に舞台写真を撮ってくれています。

おかげでHPも充実したわけです。

 

ぷにぷにパイレーツの次回公演を見るかどうか迷っている方にとって、HPの写真は大きな判断材料になる筈です。

今後も、写真は沢山残していきたいと思っています。

 

広島には、優秀なカメラマンがいるので安心です。

しかし、今のところ、東京には撮影スタッフがいないんですよね。

毎回、広島から写真のために来てもらうわけにもいきません。

 

現在、ぷにぷにパイレーツは撮影ボランティアを募集中です。

写真が趣味のあなた!

是非、ご協力をお願いします。

ソラトさんのブログ

thanks for todayの主催者、トレモロイドのソラトさんのブログを拝見していたら、ビックリしました!

僕のブログのことを、大きく取り上げて下さっていたのです。

是非、皆さんも、お読み下さい。

4月8日付けの記事です。

ソラトさんのブログ

セリフが入りました

地道に取り組んできたお陰で、「ぷにぷに号泣祭り」で僕が上演する3作品のセリフが、大体頭に入ってきました。

まだまだ、「うーん‥」と考え込まないとセリフが出てこない所もあります。

でも、そろそろ稽古の際に台本を手離せそうです。

 

これぐらいセリフが入ってくると、脚本の欠点も目に付いてきます。

もう少し手直しをしなくてはいけないでしょうね。

また、、動きを考える段階に入ってきました。

今回、大きな動きのある作品は1つしかありません。

実は、動きは小さければ小さいほど難しいのです。

これからじっくり詰めていかなくてはなりません。

 

本番まで、あと2ヶ月!

されど2ヶ月しかないのです。

PW4

「ぷにぷに号泣祭り」にご出演頂く、女性パントマイマー、ロウミンさんの情報をご紹介します。

 

銀座で開催されるシアターパントマイムの一大イベント!

「パントマイムウィーク4 "MIME MODE"」
開催期間:6/19(金)~6/28(日)、7/4(土)~12日(日)

 会場:MAKOTOシアター銀座

ロウミンさんの出演日は


Hプログラム 出演者:一糸堂(新堂雅之・高橋素子) / ロウミン

7/11(土) 19:00
7/12(日) 14:00/18:00

料金:前売り2500円 / 当日3000円

席数が限られておりますので、ご予約はお早めに!

小劇場王子

日曜日、thanks for todayに行く前に、もう一つ別の公演を見てきました。

僕が、最も好きな劇団の公演です。

いや、好きと言うより、僕が勝手に最大のライバルと思っている劇団です。

ぷにぷにパイレーツを発足させたのも、この劇団が僕に大きな刺激を与えたからです。

その劇団とは、「自己批判ショー」です。

茨城県古河市を本拠地に活動している、ナンセンス・コント劇団です。

日本一下らない劇をやる劇団だと思います。

下ネタのオンパレードで、しかも小学生が言うような”しょうもない”ギャグを連発します。

役者さんもプロ志向は全くないようで、上手くやろうという意識は全然感じられません。

でも、それで良いではありませんか!

自分達がやりたいことをやる!

それこそが、小劇場劇団のあるべき姿なのです。

 

今回は「小劇場王子」という作品でした。

王子小劇場が会場だったから、この作品を作ったのだと思います。

そのほか、”監督の王”や”ナオコの剣””ヨーコの斧””ヤスシの斧””ピンコの泉””進一の森”など、バレバレのギャグが連発されます。

落ちは、小劇場王子が王子小劇場になるというものでした。

なんじゃそりゃ!

 

しかし、この自己批判ショーの姿勢は見習わなくてはなりません。

カッコよく見られようとか、実力以上に見られたいといった欲が、微塵も感じられません。

とにかく、ありのままの自分達を見てもらうという公演です。

本当にみんな楽しそうなんです。

これこそ、小劇場劇団のあるべき姿だと思います。

 

自己批判ショーは、最初と最後に必ず劇団歌を歌います。

バカな振り付けで踊りながら歌うのです。

その歌詞に「き、き、き、客が少ない!」を繰り返すところがあります。

実に、潔いですね。

僕はこの歌詞を座右の銘にしています。

公演をやって、たとえお客さんが少なくても、一切気にしなくてすみますからね。

 

僕の書いたコントをご覧になって、あまりのブラックさに驚かれる方が時々いらっしゃいます。

でも、自己批判ショーのブラック・ユーモアは、ぷにぷにどころではありませんよ。

あまりのヤバさに、ここで具体的に書くことは出来ません。

是非、機会があれば、劇場で”自己批判ショー”を体験してみて下さい。

僕は、何があろうと毎公演足を運び続けるつもりです。

自己批判ショーに負けないように、下らないギャグ作品も頑張っていきたいと思っています。

thanks for todayの続き

一昨日のthanks for todayについての続きです。

 

下北沢のラグーナというライブハウスでの開催でした。

トレモロイドというバンドのベーシスト、ソラトさんの企画によるものです。

ですから、当然、沢山のミュージシャンが登場してきました。

全員が、ギターの弾き語りです。

同じギターの弾き語りでも、色々な音楽が出来るんですね。

爽やかなブラジル音楽もあれば、浮世離れした仙人のようなミュージシャンもいました。

ソロ演奏でも、飽きることなく楽しめましたね。

一般的に知名度が高くなくても、素晴らしいアーティストは沢山いるのです。

もっともっと知られざる芸術家を発掘していかなくてはなりませんね。

素晴らしい才能を発見したら、ぷにぷにパイレーツの公演で、皆さんにご紹介していきたいと思っています。

 

また、このイベントでは、参加者全員、トートバッグが貰えました。

それも、美術をやっている人が手作りした、オリジナルのトートバッグです。

まさに世界で1点しかない貴重なものです。

このレベルが、本当に高かったんですよ。

会場に全作品が展示してありましたが、欲しいと思わせるものばかりでした。

実にカッコいい!

抽選の結果、僕には、爆音ピクニックVILLAGE!津田憲司さんの作品が当たりました。

すべてデザインが違う50個のオリジナルカンバッジが付いたトートバッグです。

きっと凄い手間だったと思いますよ。

バッジがあまりに素敵なので、会場の皆さんにも、かなりお分けしました。

皆さん、喜んでいらっしゃいました。

 

そのトートバッグには、参加者が自由にチラシやフライヤーなどを入れても良かったんです。

勿論、僕も、「ぷにぷに号泣祭り」の仮チラシを入れておきました。

僕のトートバッグにも、様々なアーティストのフライヤーや名刺が入っていました。

その中で、興味を覚えた方に、早速連絡を取ってみました。

このイベントをきっかけに、今後、新たなコラボが出来るかもしれません。

 

こんな多業種のアーティストが接点を作れるイベントはなかなかありません。

実に貴重な機会です。

これからも、この手のイベントには積極的に参加していこうと思っています。

決して敷居が高いものではないので、皆さんも是非出席してみて下さい。

あなたの知らない新たな世界と触れ合えますよ。

thanks for today!

昨夜、「thanks for today!」と題されたイベントに参加してきました。

以前、お知らせしましたが、トレモロイドというバンドのベーシスト、ソラトさんの企画したものです。

ミュージシャンが演奏するだけでなく、沢山の美術系アーティストが手作りのトートバッグを提供したり、参加した人が自ら情報発信できる場となっていたりして、本当に楽しいものでした。

 

しかし、僕のお目当ては、パントマイムのロウミンさんです。

6月14日の「ぷにぷに号泣祭り」に出演して頂くアーティストです。

昨夜の舞台も、実に見事でした。

というよりも、激しい衝撃を受けました。

物凄いのです。

以前拝見した「ネイチャー・チャンネル」や「形状記憶シャツ記憶喪失」という作品を再演されていましたが、レベルアップされていましたね。

面白さが違うのです。

動きの質も驚異的なのですが、それ以上に面白い!

パントマイムを見慣れていない方でも、間違いなく楽しめるでしょう。

実際、昨夜も、ミュージシャン目当てで来場されたお客さんがロウミンさんの演技に目を見張り、パントマイムが始まると皆ステージに近い前の方へ殺到していました。

参加したミュージシャンたちも、口々に「凄い!凄い!」と連発され、ロウミンさんは握手攻めに遭っていました。

 

動きのことを文章で表現するのは至難の技です。

とにかく、一度ご覧いただきたいと思います。

絶対に、パントマイムのイメージが変わります。

特に、演劇を志している方は、見なくてはいけません。

ロウミンさんの的確な演技を見れば、何かしら学ぶことがある筈です。

現代の舞台表現の可能性を大きく拡大するような、偉大なアーティストだと僕は思っています。

 

幸運なことに、ロウミンさんに「ぷにぷに号泣祭り」に出演して頂けることになりました。

是非、この機会に、現代の名人の至芸をご覧下さい。

「親子で楽しむ動物のものがたり」への感想

「親子で楽しむ動物のものがたり」のお客様アンケートのまとめを、品川図書館の担当者の方が送ってきて下さいました。

概ね、というか、大変好評だったみたいで、とても嬉しいです。

わざわざ朗読会に足を運ぼうする方々ですから、元々朗読がお好きなのかもしれません。

また、無料のイベントだから、あまり悪し様に書くわけにもいかなかったのかもしれません。

でも、批判の声もちゃんとありましたから、お客様の真摯な声と受取りたいと思います。

 

お客様の感想の中で多かった意見をご紹介しましょう。

・迫真の演技で子供は本気でこわがっていました。

・ 注文の多い料理店のお話を子供がこわごわときいていました、でも結末が無事なことを知って安心していました、楽しい朗読会ありがとうございました。

お子さんたちが退屈しないように、「注文の多い料理店」を、ちょっとホラー&スリラー仕立てで読んでみました。狙い通りの結果になったようですが、少し怖過ぎたかも‥。

 

 

とてもよかったです、シタールの演奏も朗読とあっていて興味深いです。

はじめてシタールを聞きました、子供は集中してお話を聞いていました、とてもすばらしかったです。

・シタールにのせて・・・とのことでしたがシタールのBGMが少し部分的すぎではなかったでしょうか、もう少し全面的に出しても良かったのではないかと・・・朗読はとても良かったと思います。

Takasitarさんのシタール演奏が、とにかく大好評です。もっともっと聞きたいという意見が多数を占めました。朗読とシタールのコラボも人気でした。

 

 

珍しい楽器も耳に出来プロの方の迫真の朗読に心魅かれました、とても貴重な時間を

ありがとうございました、残念だったのはライティングがもう少しはっきり見せてくれると良かったです。

 

暗い室で想像力を使って味わうのは大人も楽しいですね。

 会場がいわゆる劇場ではなかったので、照明や音響がそれなりのものだったということに対しても、 様々な意見がありました。

 

 面白かったです、いろいろな話があっておもしろかった、シタールの演奏もよかった、作者の説明の 話も興味深かった。

シタールの調弦の合間を、僕はフリートークをして繋ぎました。主に、作者の生涯について簡単に  お話したのですが、これが好評だったんですね。こういう知識を持って朗読を聞くと、より一層理解が深まるのかもしれません。

 この他、本当に沢山のご意見を頂戴しました。

(朗読そのものを褒めていただいた声は、手前味噌になるので、あえてご紹介いたしません)

これまで、僕は朗読という方法に対してネガティヴだったんですが、今後は朗読にも積極的に取り組んでいこうと思いました。

アンケートにご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

 

開幕戦勝利

やりました!見事な開幕戦勝利です。

カープ観戦.jpg

昨夜、東京ドームに巨人対広島戦を見に行ってきましたが、カープがやってくれました。

天晴れな逆転勝利で、まさに、会心のスタートを切りました。

1-3と2点を追う4回に、打者9人の攻撃、6安打で一挙5点を奪って逆転に成功。

層の厚い中継ぎ陣を投入して逃げ切りました。

今シーズンのテーマでもある「つなぎ」と「投手力」を前面に出しての、開幕勝利です。

これで、開幕戦は、1分けをはさんで4連勝となります。

18年ぶりのリーグ制覇が、なんとなく現実味を帯びてきました。

 

カープで、特に光ったのは、守備と走塁です。

昨日、勝敗の明暗を分けたのは、その地味な部分だったと思います。

 

赤松選手は、4回の殊勲打が目立ちます。

それと同時に、あの時、外野からのバックホームを見てすかさず2塁を落としいれ、6点目を挙げるきっかけとした所を評価したですね。

あと、赤松選手の守備範囲の広さは驚異的です。

テレビでは分かりにくいと思いますが、球場で見ると信じられない速さでボールに追いつきます。

センターが赤松選手じゃなかったら、長打になっていた当たりが何本かありましたよ。

一緒にドームに行ったMさんは、「外野は赤松選手一人で十分じゃないのか」なんて、冗談を言っていました。

あの守備を見るだけでも、お金を出す価値がありますね。

 

守備で言えば、栗原選手のファーストの守備もお見事でした。

難しいバウンドをしっかり抑えて、きっちりアウトにしていました。

さすがゴールデングラブ!

バッティングでもきっちり結果を出していましたけど、守りでも勝利に貢献出来るあたりは、やっぱりモノが違う感じです。

 

それと石井選手の存在感も見逃せません。

守備固めに入った瞬間、カープファンからどよめきが起こりました。

良い雰囲気を醸していましたね。

サードに打球は飛んで来ませんでしたが、横山投手や永川投手がランナーを出すと、すかさず声を掛けに行っていました。

石井選手の存在感が、チームを一つにまとめているように感じました。

 

まさに、新球場に対応した新生カープの活躍を確信した一夜となりました。

いけいけカープ!

プロ野球2009シーズン開幕!

いよいよ、今夜、プロ野球2009シーズンが開幕します。

WBCで世界一になった国のプロ・リーグです。

まさに、世界最高峰の野球が間近に見られる訳です。

これは、球場に足を運ばない手はありませんね。

 

今年のセリーグのペナントレースの台風の目は、ズバリ広島カープです。

多少、贔屓目かもしれませんが、野球評論家もそう見ているようです。

去年、僅かな差でクライマックスシリーズ進出を逃してしまいました。

逆に言えば、Aクラス入り出来る程度の実力は十分持ち合わせている筈です。

それに、カープのライバルと目される球団の戦力ダウンが顕著なのです。

 

例えば、ドラゴンズは、川上、ウッズという投打の柱が抜けました。

売り物の井端・荒木の2人がポジションを入れ替えた上に体調不良のようです。

明らかに、去年よりパワーダウンしていると思います。

中日ファンに話を聞いても、「今年は育成の年!毎年優勝争いをしなくても結構!」と言っていました。

 

阪神も、高齢化が著しく、全体的な戦力ダウンとなっています。

怪我人もいますし、若手が伸びてこない限り、去年のような快進撃は望めないでしょう。

新監督が吉と出るか凶と出るか、未知数なところがあります。

 

その点、カープは本当に力を付けてきました。

特に、中継ぎ~抑えにかけては、セリーグ最強でしょう。

先発が5回まで試合を作ってくれれば、勝利をものに出来そうな感じです。

先発陣も、長谷川投手がやっと6番目に入るほどの層の厚さです。

ピッチャーは、かなり期待して良いでしょう。

 

問題は、得点力です。

去年も、チーム打率はセリーグでトップだったのに、得点に繫がりませんでした。

長打力がないのが大きな要因のようです。

しかし、WBCで実証されたように、スモールベースボールで天下は取れるのです。

足を使って、より緻密な攻撃をすれば、必ずや得点を上げられると思います。

ブラウン采配が重要な鍵を握っているのです。

 

今年、カープは大きなチャンスを迎えています。

18年ぶりのリーグ優勝も十分可能です。

球場も新しくなりました。

きっと飛躍を遂げてくれるでしょう。

みんなで、応援しましょう。

 

早速、今夜の開幕戦に、僕は行ってきますよ。

東京ドームの巨人戦です。

先発は、カープがルイス、巨人がグライシンガーでしょう。

カープ打線は、グライシンガーを苦手としていません。

なんとか開幕戦をものにして、今シーズンに弾みを付けたいところです。

ぷにぷに劇団員のCさん、Mさんと一緒に、一所懸命応援してきますね。

是非、皆さんも熱いエールを!

演劇情報サイト

新年度に入りましたので、このHPのトップページで、「ぷにぷに号泣祭り」の概要を発表いたしました.

日時は、2009年6月14日(日曜日)。

14:00と18:00の2回公演となります。

開場は、それぞれ開演の30分前です。

劇場は、「初笑い!ぷにぷにコント祭り」と同じ、田園都市線・駒沢大学駅の”アトリエ無現”。

ゲストに、注目の女性パントマイマー、ロウミンさんをお迎えします。

料金は、予約の方は1500円、当日だと2000円とさせて頂きます。

前回公演で沢山のお客様にご入場頂いた結果、「窮屈で芝居に集中出来なかった」というお叱りを頂戴しました。

そこで、今回は各回50名様限定とさせて頂きます。

50名様を超えた時点で、予約をストップさせて頂きます。

早めのご予約をお薦めいたします。

特に、今回昼の部は混みあうことが予想されます。

是非、夜の部をご利用下さい。

今回は、静かな舞台となります。

未就学児のご入場はご遠慮頂こうと思っています。

ご了承下さい。

ご不明な点がございましたら、このHPの”お問合せ”、あるいは”公演予約”のところからお願いします。

 

現在は、劇団HPだけでなく、様々な演劇情報サイトにも公演情報を掲載して頂けるように頑張っていますよ。

これがなかなかに難しいんです。

「英数文字は半角じゃないとダメ」とか、色々細かい注文が付いているのをついつい見逃してしまうんですね。

それを1箇所でも間違えていると最初からやり直しというサイトもあるんですよ。

また、写真を掲載しようとすると、恐ろしく巨大になってしまったり、逆に小さ過ぎたりして、上手くいきません。

挫けそうになるのを、切れずに頑張って入力しています。

 

前回の「コント祭り」でも、インターネット情報をご覧になっただけでご来場頂いたお客様が何人かいらっしゃいました。

いまや雑誌広告やチラシよりも、インターネット情報の方が重要なのかもしれませんね。

今後も、演劇サイトを探して、情報を掲載していきたいと思っています。

ちなみに、「シアターガイド」と「コリッチ」のサイトには、すでに情報掲載して頂きました。

興味のある方は、探してみて下さい。

 

でも、その前に、まずは「ぷにぷに号泣祭り」のご予約をお願いしたいのですが‥。

七転八倒

今日から4月!

今年も3ヶ月が過ぎていったんですね。

時の経つのが早過ぎます。

今年はすでに、「ぷにぷにコント祭り」と「親子で楽しむ動物のものがたり」の2つの公演を行いました。

でも、まだまだ物足りません。

もっともっと沢山公演をやりたいです。

創作意欲に満ち満ちているところです。

 

そんなわけで、今、猛烈にセリフを覚えていますよ。

七転八倒、床に倒れて這いずり回りながらも、懸命に暗記しています。

 

「ぷにぷに号泣祭り」で、僕は3本の一人芝居を上演します。

3本合わせて、約60分になります。

物凄い量のセリフを覚えなくてはならないのです。

セリフを暗記する時期は、本当辛いんですよ。

あまりに覚えられないので、自分が嫌いになります。

それでも挫けずに、ひたすら覚え続けるしかありません。

 

でも、努力の甲斐あって、3本中2本は覚えました。

勿論、しょっちゅう間違えますし、まだまだリライトしなくてはなりません。

でも、大体セリフが入ってくると、その役の人物が僕の中に立ち上がってきてきます。

ここからが面白いんですよね。

芝居の醍醐味を存分に味わうことが出来ます。

その喜びのために、セリフ暗記という苦行を耐え忍んでいるという感じです。

 

残る1本も、ほぼ頭に入ってきました。

大幅に改訂したところだけ、まだ頭に入っていないという段階です。

何とか今週中には、台本を手離せるようになりたいですね。

 

考えてみれば、本番の6月14日まで、あと2ヶ月半もあるので、焦る必要はないのです。

でも、僕は元々稽古が好きなんでしょうね。

空いた時間があれば、稽古せずにはいられないんです。