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仮設劇場

昨日、広島公演実施本部の主要メンバーが、広島公演でお借りする劇場の下見に行ってくれました。

バスセンターのある”そごう”に用があったので、そのついでに訪れたようです。

 

下見の感想は、悪くなかったようですよ。

とにかく立地が良い!

広島市の中心地中の中心地です。

これ以上アクセスの良い場所は、ちょっと他に見当たらないと思います。

実は、可部線で横川から25分ぐらいの所にある劇場も考えたのですが、アクセスが悪いということで断念しました。

気軽に足を運んで頂ける場所にあるのは非常に重要なことだと思います。

特に、演劇に馴染みの薄い方の多い広島では、劇場の設備より立地を重要視した方が良さそうです。

 

僕がお借りする劇場は、ある大規模施設の地下のロビーのような所だそうです。

かなり綺麗だったとの報告がありました。

これも重要なポイントですね。

僕は「小劇場なんて汚いもの。お洒落して行くと汚れてしまう」なんてイメージを持っています。

しかし、一般的には、演劇といえば歌舞伎やオペラのように着飾っていくものと思われているようです。

ですから、劇場が小汚いだけで、「ダメな演劇」と思われてしまう可能性があります。

とにかく、「うわー、変な所に来ちゃったよ」と思われないのが肝心です。

その点、劇場が清潔であるというのは嬉しいことです。

 

確かに、仮設の劇場ですから、機材等は簡易なものになると思います。

しかし、僕は、出来る限り機材に頼らない演劇を目指しています。

大道芸や野外劇でも通用するような作品にしたいのです。

照明や音響は、ちょっとだけ手助けしてくれれば十分です。

主役はあくまで役者であり、人間の肉体なのです。

 

小劇場を紹介するサイトを見ていると、劇場機材に対する批判や不平不満でいっぱいです。

「完全暗転出来ない」「バトンが少ない」「光量が不足している」「フェーダーにガリが出ることがある」「調光卓の所の天井が低い」などなど(なかには、「コンビニが遠い」なんて不満まであります)。

皆さん、どんな立派な芝居をやってらっしゃるのでしょう?

照明や音響が主役とも言えるミュージカルなら、それ相応の設備は必要だと思います。

でも、それなりの利用料のかかる劇場なら、使いきれないぐらい立派な設備があるものです。

要は、演出家が、劇場設備から逆算して演出を考えれば問題はないはずです。

設備がしょぼいから良い芝居が出来ないというのは、演出家の言い訳に過ぎないと思っています。

特に、ぷにぷにパイレーツは、出来るだけお金を掛けない舞台作りを模索しています。

セットや大道具は勿論、出来るだけ小道具も使いません。

いかなる条件でも面白い舞台を作れるように、頑張っていきたいと思っています。

 

地方都市に常設の小劇場を設けるのは、なかなか厳しい筈です。

そんなに儲かるものでもないし、利用団体の数もそれほど多くないからです。

仮設で劇場としても活用できるスペースを増やしていくのが、最も現実的な解決法ではないでしょうか?

東京でも、劇場費の高騰に嫌気がさして、カフェやギャラリー、倉庫など、本来劇場ではないスペースで演劇を上演するケースが増えてきています。

確かに不便かもしれませんが、新たな演劇の可能性を見出す可能性も少なくないようです。

 

そんな意味からも、僕は、今回の広島公演を楽しみにしています。

僕らが上手くスペースを活用出来れば、今後、その劇場の可能性がぐっと広がるかもしれないからです。

燃えてきたぞーーー!

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