ストーリー・セラー
「図書館戦争」などのヒット作で知られる有川浩(ありかわ・ひろ)さんの中篇小説「ストーリー・セラー」を拝読しました。
さすがは人気作家です。
とても読みやすく、面白い小説でした。
しかし、結末の部分を読んでビックリしました。
僕が、「ぷにぷに号泣祭り」で上演する「日記」という作品のラストに、よく似ているのです。
ストーリーそのものが違うので、皆さんには、その酷似ぶりが分かりにくいかもしれません。
粗筋は似ても似つかないものですから。
ただ、「読者(演劇の場合は観客)を、こういう形で泣かせたい」という手法が、実にそっくりなのです。
構造が似ているということなんですが、ご理解頂けないですよね。
野球で言えば、インコースに速球を投げておいてから、アウトコースにゆるい変化球を投げてバッターを打ち取るといった、組み立ての部分が似ていると感じたのです。
要するに、泣かせる話にも、投手の配球にも、一定のパターンがあるということでしょう。
皆さんも、「日記」をご覧になった後に、機会があったら「ストーリー・セラー」をお読みになってみて下さい。
きっと、何か感じて頂けると思います。
「日記」という作品は、僕としては、ひたすら泣ける作品として作ったつもりです。
稽古していても、時々自分で、ジーンとしてしまいます。
でも、ただむやみに悲しい話ではありません。
見終わった後、人に優しくしたくなるようなイメージで書きました。
むしろ温かいお話だと思います。
演出の特長として、動きが小さいことが挙げられます。
なにせ、足を動かすのは、たった1回ですから…。
小劇場演劇としては、異例の演出だと思います。
どんなものになるのか、是非、劇場でご確認下さい!
2009年6月 6日 16:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:本, 演劇
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.punipuni.org/mt/mt-tb.cgi/90
コメントする