ぷにぷにパイレーツ

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政権交代コント

 

第45回衆議院選挙は、昨日、投票が行われ、民主党が、一つの政党が獲得した議席としては戦後最多となる308議席を獲得して圧勝し、政権が交代することになりました。

この結果は、劇団ぷにぷにパイレーツにも大きな影響を与えそうですね。

社会風刺コントになりそうなネタが、ゴロゴロしています。

今後の政局を、斜めに見つめていきたいと思っています。

 

さて、昨日、一人コントを中心に集めたイベントに行ってきました。

やはり、昨日は特別な日だったせいか、政局をネタに取り込む芸人さんが多かったですね。

世論の流れがそうですから、旧政権をバカにすると、簡単に笑いが取れる印象でした。

 

しかし、敗者をからかって笑いを取っても、社会風刺コントにはなりません。

むしろ、勝者に厳しい目を向けてこそ、風刺になるのです。

ただ、お客様からすれば、笑いの量こそ最も重要なので、風刺に偏りすぎてもダメなんです。

その辺のバランスが、実に難しいですね。

また、今、政治風刺コントをやると、単なる個人攻撃に留まってしまう恐れがあります。

この辺は、気をつけなくてはなりません。

 

「ぷにぷに冬のコント祭り」で、社会風刺コントを2本上演するつもりですが、あえて国内の政治には触れないつもりです。

もっと大きな国際的な枠組みをテーマにしていきます。

日本の政権交代ではどうにもならないレベルのお話を、大いに笑って頂く計画です。

しかも、どなたにでも分かりやすく表現してみました。

是非、ご期待下さい。

インターネット時代の選挙

 

今日は、衆議院議員選挙です。

IT全盛の今、インターネットと選挙の関係が取りざたされているのをご存知ですか?

HPで政治活動をするのは構わないのですが、選挙公示後にインターネットや電子メールで選挙活動をすることは、公職選挙法によって、禁止されているんですって!

それも、立候補者や政党の選挙活動を禁止するだけでなく、一般人さえHP上にそんな話題を書き込むことが出来ないんです。

例えば、僕がこのブログに「私は○○党を支持しています!」「○○さんに清き1票を!」と書いたりすると、警察に削除を命じられる可能性があるのです。

実際に、沖縄県では、ある家庭に警察官が訪れて、削除を求めたそうです。

しかし、その一方で、各政党とも、公示期間中に続々HPを更新するどころか、選挙用のCMの動画さえ新たにアップしています。

政党側の言い分では、「これは平常の政治活動であって、選挙活動ではない」とのことです。

どこからが政治活動で、どこからが選挙活動に当たるのか、その境目が、極めて曖昧な状況で放置されている訳です。

一般人には厳しく接するものの、政党には甘い辺り、如何なものかと思ってしまいます。

選挙終了後、様々な選挙違反者が逮捕されますが、今回インターネットによる公職選挙法違反者が何人出るのか、興味津々です。

社会の変化に法整備が全く追いついていないから、こんな不自然な形になってしまうんですね。

海外在住の人が、HP上で日本の選挙活動を展開したとしたら、日本の警察はどう対処するんでしょう?

日本でもそのHPは見られるけど、取り締まれないという事態になってしまう筈です。

インターネット時代、従来の法体系では管理出来ないんですね。

 

「インターネットと選挙」という視点だけでも、すでにコントのような状態に陥っている訳です。

ぷにぷにパイレーツが得意とする”社会風刺コント”のネタに困らない時代と言えるかもしれません。

 

この文章も削除されなければ良いのですが‥。

CDショップ滅亡の危機

 

最近、CDショップに行く度に思うことがあります。

どの店舗も、明らかに店頭に置かれている商品の点数が減少しているのです。

まず、棚の数が減って、スペースが広く感じられるようになりました。

棚の数は変わらない所でも、CDジャケットの表面が見えるように並べて展示して、点数が減っているのを悟らせないようにしています。

そもそも、新譜そのものが減っていて、目立つ場所にある企画コーナーには、格安の旧譜が並んでいる状況です。

前から言われていたことですが、CDショップは、ゆるやかにその使命を終えようとしているのです。

数年前に、アメリカのタワーレコードが倒産しました。

その流れが、日本にも、間違いなく到来しています。

寂しいことですね。

いわゆる”着うた”など、携帯電話やパソコンなどで音楽をダウンロードする形での、音楽ソフトの購入が主流になったせいなのかもしれません。

LPレコードが、市場から、たちまちのうちに姿を消してしまったのと同じことです。

また、一部のアイドル的なアーティストの作品だけが売れて、それ以外のものは店頭ではほとんど売れない、いわば文化の寡占状態が進んでいるせいかもしれません(実際、ヒットチャートの上位の作品は、かつてないほどのスケールで売れる時代ではあるのです)。

いずれにせよ、芸術を伝播する場だったCDショップは、ビジネスの場としては失格の烙印を押されてしまったということでしょう。

アメリカ同様、日本でも、間もなくその姿を消すことになると思います。

科学技術の進歩によって発生したビジネスは、やがて新たな技術によって駆逐されるのです。

 

こうして考えてみると、演劇って素晴らしい芸術ですね。

科学技術の進歩と、ほとんど関係がありません。

確かに、大規模なミュージカルなどでは、そういった科学技術を活用する場合があります。

しかし、そんな演出って見ていて恥ずかしくなりませんか?

特殊技術では、演劇は映画に勝ち目はないのですから。

演劇で大切なのは、人間の内面そのものです。

ですから、「オイディプス王」などの古代ギリシャ時代の悲劇をいまだに上演していますし、感動も与えられるのです。

その時代にはレーザー光線もクレーンもなかったわけです。

そんなものは、本来、演劇には要らないものなのです。

演劇に必要不可欠なもの、それは、役者と観客の肉体と感覚のみです。

これらは、時代の変遷と何の関係もありません。

科学技術の進歩が益々加速する現代、旧態依然たる演劇の重要性がより一層高まっていくような気がします。

縮景園のコイ

 

お伝えしようと思いながら、忘れていたことがあります。

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」で上演した「ええじゃあないか」の中に、こんなセリフがあったのをご記憶でしょうか?

「ええでえ、縮景園は!コイにエサやれるけえのう」

 

しかし、公演の翌日、実際に縮景園を訪れてみると、売店でコイのエサを売っていませんでした。

それどころか、自慢の池にコイがほとんどいません。

泳いでいるのは、亀だけです。

隅っこの方にちょっとだけコイを見かけましたが、かつての印象とはすっかり変わっていました。

コイヘルペス流行の影響があったのかも知れませんね。

ですから、今は、コイにエサをやることが出来ません。

失礼いたしました。

 

たとえ、コイにエサをやれなくても、縮景園は素晴らしい庭園です。

広島出身なのに、縮景園を一度も訪れたことのない方が沢山いらっしゃるようですが、勿体無い!

是非一度、県立美術館とセットで、足をお運び頂きたいものです。

風船

 

昨夜は、パントマイムレッスンでした。

風船の演技でしたが、ただ膨らませるだけではありません。

体の内側を重視した、精神性も表現する、かなり深いものです。

相当、集中して練習出来ました。

おかげで、今朝は、下半身が痛い!痛い!

風船は、下半身で膨らませなくてはいけないのです。

しかも、視点がまるでCGのように変わるパントマイム特有の演技法まで深まっていきました。

ますます難しい!

でも、この演技は、是非ともマスターしたいと思います。

今日から、自主トレを開始します。

ハッキングの真相

 

先日、このHPがハッキングされました。

HPを開くと、恐ろしい悪魔の絵が出てきたのです。

すぐに復旧しましたが、業者さんにその原因を調べてもらいました。

うちがお借りしているレンタル・サーバー自体がやられたんだそうです。

ですから、ぷにぷにパイレーツ以外にも、沢山のHPが被害を受けたことになります。

 

当初、「ついに、劇団ぷにぷにパイレーツは、サイバーテロの標的になるほどの立派な劇団に成長したのか!」なんて思っていたのですが、大きな勘違いでした。

ぷにぷにパイレーツ如きの極小劇団を攻撃したところで、何一つメリットはありませんからね。

単なる弱いものいじめになってしまいます。

ハッキングされるのは困りますけど、HPが沢山の方々に注目される立派な劇団になれるよう、地道に頑張っていきたいと思っています。

フェスティバル出演

 

この秋、劇団ぷにぷにパイレーツ以外の場で公演を行う可能性が出てきました。

まだ、詳細は公表出来ません。

基本的には、ぷにぷにパイレーツ同様、僕一人でのパフォーマンスになります。

ただ、内容は、いつもと違った表現形態になると思います。

 

現在、どんな作品にするか、鋭意検討中です。

ぷにぷにパイレーツではやり辛い過激な内容にすべきなのか、それとも人様にご用意頂いた舞台なのだから皆様にお楽しみ頂けるものにすべきなのか、非常に迷っています。

フェスティバル形式なので、複数のアーティストが短い作品を持ち寄る形になります。

僕のことを知らないお客様も沢山お越しになるでしょうから、ぷにぷにパイレーツをPRする良い機会になるかもしれません。

その一方で、ぷにぷにパイレーツでは避けてきた、グロテスクで残虐な表現を試してみたい気持ちもあります。

幾つか漠然としたプランがあるので、これから精査していきたいと思っています。

風と共に来る

 

昨日は、テアトル・エコーの公演「風と共に来る」を見てきました。

この作品は、ハリウッド映画不朽の名作『風と共に去りぬ』誕生の実話を、コメディに仕立て上げたものです。

 

ストーリーを、ご紹介しましょう。

1939年、ハリウッド。『風と共に去りぬ』を史上最高の映画にしようと意気込むプロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニックはパンチのない脚本と演出に不満。監督をクビにし、新監督にヴィクター・フレミングを任命、大幅な書き直し作業にかかることを決意する。撮影中止の間も巨額の経費が消えていく世界。こんなとき頼りになるのは天才早書き作家ベン・ヘクトをおいて他にいない。ところが、ベンは大ベストセラーの原作を読んでいなかった! 話の筋すら知らないベンに本を実演してみせるセルズニックとフレミング。だが原作は大長編の大河ドラマ。時間がない、時間がない……。かくして、プロデューサーと監督と脚本家、それぞれのプライドと意地をかけた不眠不休の闘いが始まった。

 

作者のロイ・ハッチンソンは1938年生。北アイルランド出身。ロイヤル・シェークスピアにも、ロイヤル・コート向けにも書く正統派の作家ですが、ハリウッド映画の脚本でも何度もエミー賞候補になっています。

ロイのコメントです。

ぼくはハリウッドの歴史に非常に興味があった。とくに作家がどう仕事してきたかの話を読むのが好きだった。そうした作家のなかでも最高の作家がベン・ヘクトだと思う。『風と共に去りぬ』はだれしも、なぜか普通にうまく出来たくらいに思っているが、とんでもない! 調べてみると、現実には複数の作家たちがもがき、苦しみぬいた、野心的な作業のたまものなんだよ、セルズニックに始終製作を中止されたりなんだりしながら。

 このプロセスがポイントなんだ―偶像のように見えるものが、現実には人間の手作りによるものだってことさ。それがとっても興味深いと思うよ。

 ぼくは、この名画へのオマージュとして、とりわけずっと悪口を言われ続けてきたプロデューサーへの賛歌として書いたんだ。ハリウッドの作家たちの目にプロデューサーは冷酷非道な俗物だが、実際には、こういう人たちこそが深夜2時にアイディアを思いつき、それを5年、6年と辛抱強く温めてついには形にして世に出す人たちなんだ。

 

実際拝見してみると、実に素晴らしい舞台でした。

本当に脚本が素晴らしい!

こんな凄い脚本の上演を目にすると、自分で脚本を書くのが嫌になります。

圧倒的な技術、巧みなギャグやセリフ、強烈なメッセージ性などなどが、完璧なエンタテインメントとして融合されているのです。

エコーの誇る一流の男優さん3人と、声優としても有名な太田淑子さん(サファイア姫の声の方です)の計4人による、およそ2時間の作品です。

役者さんの演技も、本当に見事でした。

登場人物と、1週間缶詰にされ、一緒に過ごしたような充実感さえ覚えた程です。

実に、実にクオリティの高い舞台です。

どなたにでもお楽しみ頂ける筈です。

こんなレベルの作品が増えれば、演劇はもっと盛んになり、尊敬を受けるようになると思うのですが‥。

 

皆さんも、是非、ご覧になって下さい。

9月2日まで、休みなく公演が行われます。

詳細は、こちらのHPでご確認下さい。

http://www.t-echo.co.jp/2009_kazekitaru/index.html

多摩川花火大会

 

昨日は、多摩川花火大会のTV中継のお仕事でした。

僕と一緒に司会を担当したのが、「初笑い!ぷにぷにコント祭り」で「究極のロハス・スタイル」に主演した池戸美香さん。

ゲストは、「きっと来る‥」「赤毛のアン」でおなじみ、立川らく太君。

別会場には、「Fight The Power」の宮下&古田組がいたようです。

ほとんど、劇団ぷにぷにパイレーツですね。

気心知れたメンバーですから、楽しくお仕事をすることが出来ました。

今度は、TVではなく、舞台でご一緒したいと思っています。

出来れば、近いうちに‥。

ハッキング

 

昨日は、このHPがハッカーの被害に遭い、ブログを更新することが出来ず失礼いたしました。

ハッキングって本当に身近にあるものなんですね。

無事、復旧いたしました。

 

さて、一昨日、また1本、新作脚本を書きました。

今度はSF作品です。

スケールは大きくないものの、捻りの利いたオチで、かなり面白い物語だと思っています。

演技は、さりげないながらも、やりがいのある難しいものになるでしょう。

SFですけど、アクションや特殊効果など、派手な所は一切ありませんので。

こういった、軽いけれども毒がピリリと効いている作品って、僕は好きですね。

 

そんなわけで、この1週間で4本の新作を執筆してしまいました。

一旦書き始めると、止まらなくなってしまいますね。

書き終えた作品は、そのまましばらく寝かします。

時間を置いてから見直すと、作品の欠点がはっきり見えてくるからです。

次に読む時が楽しみです。

 

そして、夜には「さくっとパントマイム」を見に行きました。

この日は、僕の先生のJIDAIさんが講師となり、ミニレクチャーを行いました。

水の演技を指導されましたが、これが実に素晴らしい!

あまりの見事さに、場内がそれこそ水を打ったように、静まりかえりました。

レクチャーを受けた観客は、JIDAIさんの真似をしようとしましたが、あまりの難しさと痛さに悲鳴を上げていました。

 

公演の最後には、JIDAIさんの作品も披露されました。

非常に抽象的な作品でしたが、全員、固唾を呑んで見入っていたようです。

あまりの迫力に、ババチョップシアターにいることを忘れ、異なる世界に迷い込んだと錯覚する程でした。

素晴らしかったです。

 

終演後、沢山のパントマイム・アーティストの皆さんと交流させて頂きました。

とても楽しいひと時でした。

「ぷにぷに号泣祭り」をご覧になったアーティストの方ともお話し出来ました。

「夢で会えたら」を、大変褒めて下さいました。

特に、パントマイム的要素を加えた演技について、評価して頂きました。

これも、JIDAIさんにご指導頂いた賜物です。

レッスンに通って、本当に良かったと思っています。

今からバリバリのパントマイマーになるのは難しいでしょうけど、その技術を演技に生かし、ユニークなスタイルを確立していくつもりです。

皆様、末永く応援して下さいね。

木・椅子・かたちⅡ

 

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」のお手伝いにも来て下さった、河野令二先生の作品展が広島市で開催されています。

河野先生は、僕の中学、高校時代の恩師です。

授業は、美術と工芸を担当されていました。

僕たちが、中学の時作った美術工芸班の顧問でもありました。

公私に渡って大変お世話になっている先生です。

 

今回の展覧会は、「河野令二 木・椅子・かたちⅡ」と題されています。

椅子など、木材を使ったユニークな作品を見ることが出来そうです。

広島の皆様、是非、足をお運び下さい。

 

*「河野令二 木・椅子・かたちⅡ」

日時:2009年8月20日(木)~25日(火) 10:00~19:00

    (最終日は17:00まで)

会場:ギャラリー てんぐスクエア

    〒730-0051 広島市中区大手町1-5-12 (本通商店街アーケード西詰)

     TEL: 082ー248-4881

     http://www.tengu-jw.jp/gallery.html

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」から1ヶ月

 

海の日の「ぷにぷに!泣いてつかあさい」から、今日でちょうど1ヶ月になるんですね。

時間が経つのは、本当に早いものです。

改めて、皆さん、本当にお世話になりました。

 

この1ヶ月で、まず「ぷにぷに号泣祭り」と「ぷにぷに!泣いてつかあさい」の残務処理を行いました。

また、新作戯曲を5本書きました。

結構、いろんなことをやっている筈なんですけど、どこか物足らない感じがするんですよね。

公演の熱狂や興奮を2ヶ月連続で味わってしまったので、それがないと、何かが欠落したような気がするんでしょう。

それに、現在、集中した稽古を行っていないため、自分としては、だらけているような感覚になってしまうのです。

早く、公演に向けての稽古に復帰したいものです。

 

ただ、まだ「ぷにぷに冬のパン祭り」で上演する作品が、確定していないんですよ。

面白いと思える作品は幾つもあるんですけど、どれにしようか迷っている段階です。

もっと季節感を出した作品を、あと幾つか書いてみようかなとも思っています。

とにかく、9月に入ったら、稽古に突入するつもりです。

 

広島公演のことを考えていると、なぜか食べたものの記憶が蘇ってきます。

パントマイム・ワークショップの後の、小イワシの天麩羅や牛肉のタタキ。

本番後の打ち上げで食べた、活イカの刺身。

宮島口の「うえの」の穴子飯と白焼き。

ハモのシャブシャブに雑炊。

庄原のかんぽの宿の田舎定食も、価格からは考えられないクオリティでした。

かんぽの宿.jpg

ここは、お湯の質も良く、公演の疲れを癒すことが出来ました。

庄原の湯.jpg

東京に戻る直前に、広島駅ビルで食べたお好み焼きの味も、忘れられません。

紀伊国屋ぶんちゃん.jpg

駅ビルのお好み焼き屋さんでは「麗ちゃん」が有名ですけど、それ以外のお店も美味しいですよ。

 

なんだか、食べもののことばかり思い出されますけど、広島は、それぐらい美味しいものが多いのです。

旨いものを食べるために、広島公演をやっているような感じさえ覚えます。

 

今回、広島の中心地にあるシアターカフェに視察に行ってみたんですが、そこで食べたフォーさえ美味しいものでした。

こりゃまた早めに広島公演をやらなきゃなりますまい!

3日連続新作執筆

 

昨日は、夜のお仕事でした。

そこで、日中の時間を利用して、また脚本を1本書きました。

今度は、サスペンス作品です。

ほとんどホラーと言っても良いぐらい、恐ろしい内容です。

社会風刺の要素は皆無で、完全にエンタテインメントだけを追求したものです。

我ながら、凄く面白い物語だと思います。

相当、ブラックでビターな味わいですけど‥。

 

ただ、この作品の上演には、問題があります。

女性が主人公の一人芝居です。

これを演じてくれる女優さんが、今のところ見当たらないのです。

もし相応しい女性が現れたなら、「ぷにぷに冬のパン祭り」で上演しても良いと思っています。

イメージとしては、30代半ばぐらいの家庭的な雰囲気が出せる女性です。

でも、20代後半~40代ぐらいまでなら、脚本を少し直せば大丈夫です。

演技的には、短い時間に性格が徐々に変化するところが難しいかもしれません。

でも、最後は思いっきり暴れられますので、かなり楽しめる筈です。

お料理をテーマにしたお話ですが、調理するシーンはありません。

もし出演希望の女性がいらっしゃいましたら、脚本をお見せしますので、ご連絡下さい。

 

これで、3日連続で、新作脚本を執筆しました。

この3本で、1回の公演を構成することが出来ます。

手元には、上演を待っている作品も沢山あります。

調子に乗って書いてますけど、全て上演するには、一体何年かかるんでしょう?

放送禁止作品祭り

 

昨日、また1本脚本を書きました。

完全な時事風刺劇です。

最早、コントですらありません。

どんどん、ブレヒトの作風に近付いているように感じるのは、気のせいでしょうか?

 

僕自身は、結構、気に入っている作品です。

オチに、意外などんでん返しが用意してあります。

一見、現在の社会を風刺しているようで、普遍的なテーマを扱えているように思っています。

多分、もう少し短く出来るでしょうから、ボリューム的に軽い作品として、使い勝手も良さそうです。

 

ただ、笑いがないんですよ。

ぷにぷにパイレーツのお客様に限らず、東京のお客さんは、笑いがないと作品の評価が低くなるようです。

いつか詳しくご紹介しますが、あの別役実先生も、「今、演劇とは喜劇のことだ。笑いがない演劇は、存続出来ない」といった主旨の文章をお書きになっていました。

 

昨日、書いた脚本に、笑いの要素を加えるのは、それほど難しいことではありません。

しかし、そうすると、この作品の本質が損なわれるような気がするのです。

本当の風刺を目にすると、笑うどころか、むしろ空恐ろしくなり、背筋が凍る思いをする筈です。

特に、この作品は相当に黒い内容なので、僕自身はギャグ満載のつもりですが、笑いは決して起きないでしょう。

逆に、「酷い内容だ!」と、お怒りになる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、それは、僕の作品が酷いと言うより、現代社会が酷いといった方が正しいように思います。

世界情勢がこうだから、こんな作品が出来上がったのです。

 

ただ、オチの部分がかなり過激なのは、事実です。

絶対に放送不可能です(そんな機会もないでしょうが‥)。

上演出来るのか、ボツにするのか、微妙なところです。

少なくとも、「ぷにぷに冬のパン祭り」で上演するつもりはありません。

いつか、「ぷにぷに放送禁止作品祭り」でも開催して、そこで上演することにするかもしれません。

(きっと、広島公演実施本部のK君は、この作品に、大喜びしてくれることでしょう)

 

カマキリ.jpg

今朝、うちのベランダに、カマキリが遊びに来てくれました!

トンボやアゲハチョウなどが飛び交う、自然豊かなベランダです。

ホラー脚本

 

昨夜は、横浜スタジアムに、横浜vs広島の試合を見にいきました。

それまでの日中の時間を利用して、脚本を1本書き終えましたよ。

とりあえず、手軽に書けるホラー作品です。

 

ストーリーは、なかなか面白く出来たと思っています。

不気味さが持続しますし、意外なオチがキッチリ決っている印象があります。

多分、ホラーがお嫌いでなければ、お楽しみ頂ける筈です。

ただ、演技がとんでもなく難しそうなんです。

果たして、僕自身で、上手に上演することが出来るのでしょうか?

あまりに難しそうなので、もう少し演技が簡単なBプランも書いてしまいました。

出来れば、動きが華やかなAプランで上演したいものですが‥。

 

結構、気持ち悪い内容です。

「ぷにぷに冬のパン祭り」で上演して良いものなのか、迷ってしまいます。

絶対、見ていて具合の悪くなるお客様が出てくると思います。

気持ち悪さを抑えて(脚本を直して)上演するのか、それとも、この作品に相応しい場を設けるのか、考えどころですね。

 

なお、昨日の野球の試合は、見事、広島カープが勝利を収めました。

来日初先発の横浜・ランドルフに対し、7回途中まで毎回の12三振を喫したカープ打線。

しかし、7回1死から連続四球を選んで、左腕をマウンドから引きずり降ろすと、フィリップスが2番手・木塚から左翼ポール際へ逆転の9号3ラン。

栗原も、昨年10月5日横浜戦(横浜)以来の、1試合2発となる15号ソロで続きました。

制空権をものにしたカープが、6対4で横浜を下しました。

燃えたぜ!

大劇場演劇

 

僕は、滅多に、大劇場のお芝居を見ません。

料金が5000円を超える公演に行くことも、まずありません。

というのも、大劇場の芝居は、ぷにぷにパイレーツの目指す演劇スタイルとはかけ離れていて参考になりません。

また、そんな高額な芝居を1本見るなら、もう少し安い公演を2本見た方が良いと思います。

(心情的にも、有名芸能人が出る大劇場演劇より、小さいながらも頑張っている劇団を応援してあげたいですよね)

 

そんな僕が、昨日、400人規模の大劇場で芝居を見てきました。

(300人を超えるキャパシティの会場は、劇場ではなく、スペクタクルを楽しむサーカス小屋と呼びたいですね)

知り合いの某劇団の公演で、知り合いも何人か係わっているので拝見させて頂きました。

芝居の感想は、ノー・コメントということで‥。

 

一般的に、「小劇場から出発して、徐々に劇場の規模を大きくしていき、大劇場に進出」というのが、劇団のサクセス・ストーリーのように思われていますよね。

確かに、ビジネス的な視点からすればそうかもしれません。

しかし、劇の内容的にはどうなんでしょう?

大劇場では、大概、声をマイクで拡声しています。

銃声や刀で人を斬る音、雷鳴などの大音響で、時折、お客さんを脅かさなくてはいけません。

動きはかなり大きくして、表情が見えない後ろのお客さんにも、感情を説明します。

出来れば、全員で踊ったりした方が、大劇場らしくて良いでしょうね。

照明も、パカパカ派手に動き回り、主役以上に目立たないといけないのです。

大劇場の芝居を見ると、ついつい”マサラ・ムービー”を想像してしまいます。

劇場が大きくなり、収入が増えるにつれて、失っていくものも多いような気がします。

せっかく、”演劇”というメディアを選んでいるのです。

TVや映画のようにマスを対象にした媒体では表現出来ないものを、大切にしていくべきだと思います。

一部の人にしか理解されないかもしれないけれども、その人たちには深い感動を与えるものを目指すべきなのです。

 

温泉地の大型ホテルは、今、閑古鳥が鳴いているそうです。

画一的なサービス、大食堂でのバイキング、夜のラウンジでのカラオケ‥。

都会での娯楽を、温泉地で展開しても意味がないのです。

むしろ、小さいながらも、明確に特長を打ち出し、肌理細やかなサービスを行う家庭的な旅館の方が、人気を集めています。

何のために、人は温泉地に向かい、そこで何を得て帰るのか‥、その点をもう一度見直す時代になっているようです。

 

大劇場演劇を否定するつもりはありません。

でも、僕は、小さな劇場だからこそ出来る表現を追求していきたいと思っています。

僕は、もっともっと細やかな感情を、丁寧に描けるような演劇人になりたいと思っているからです。

これまで、ぷにぷにパイレーツは、キャパ50人程度の劇場で公演を続けてきました。

実は、今後、もっと小さな劇場にシフトしていきたいと思っているぐらいです。

かつて、天井桟敷でしたでしょうか、観客1名様限定の公演があったそうです。

それは極端としても、極小規模な公演を模索していきたいと考えているところです。

 

悲劇脳

 

この1週間は、仕事が忙しくて、ほとんど演劇活動は出来ませんでした。

そうなると、なんだかむずむずしてきますね。

脚本を書きたくて、堪らなくなります。

 

今、手元には、出来上がったストーリーが7~8本あります。

すぐにプロットを書くことが出来そうです。

その全てが、黒い悪意に満ちた時事風刺コントです。

やっぱり、僕は、こういった作品が得意なんですね。

次々に思い付いてしまいます。

 

しかし、時事風刺コントばかり用意しても仕方ありません。

違ったジャンルの作品を作っていかなくてはなりません。

そのためには、一旦、僕の脳を切り替えなくてはいけないのです。

悲劇を書くなら悲劇脳に、ホラーを書くならホラー脳に改造するのです。

脳を切り替えるのには、かなり時間が掛かります。

意識改革も必要です。

日常生活も、少し変えていかなくてはなりません。

でも、一度切り替えてしまうと、そのジャンルのアイディアが結構出てくるものなんです。

人間って、本当に気の持ちようなんですね。

 

今、僕はとても迷っています。

何脳にするかが、一向に決らないのです。

やってみたいジャンルが多すぎて、決断出来ません。

悲劇も素敵、文学的なものも魅力的、演劇性を前に打ち出したものもやりたい‥、etc、etc。

とても一つには絞れません。

 

結局、今日は、時事風刺コントを書くことになりそうです。

芸術的写真

 

あれから、随分、時間が経ってしまいましたね。

ようやく、6月に開催した「ぷにぷに号泣祭り」の舞台写真を、このHPの”公演案内”のところにアップしました。

かなり枚数がありますから、いろんな場面をご覧頂けます。

プロカメラマン(ウーマン?)佑木瞬さんの撮影ですから、実際の舞台よりカッコよく写っている写真があるかもしれません。

特に、ロウミンさんの写真の中には、芸術的な作品に仕上がっているものが沢山見られます。

そのままポスターになりそうですよ。

息を合わせる

 

昨夜は、JIDAIさんのパントマイム・レッスンでした。

珍しく、2人で一緒に表現する動きを練習しました。

 

2人になるだけで、パントマイムは一気に難しくなりますね。

実に難しい!

セリフ劇ですと、明確に言葉で受け渡しが出来ます

しかし、パントマイムの場合、きちんと呼吸を合わせない限り、絶対に受け渡しが出来ません。

相手にキューを出すのは、まさに呼吸しかないのです。

「息の合った演技」なんてことを良く言いますが、本当に息を合わせないといけないのです。

 

これは、普通の演劇をやる時にも、大いに参考になりますね。

セリフ劇だと、段取りのように、言葉を順番通り正確に言い合うだけになりがちです。

セリフがなくても、きちんと気持ちを渡し、受け取る…。

この重要性と難しさを痛感したレッスンとなりました。

 

今後、ぷにぷにパイレーツの稽古でも、こういった形の練習を取り入れていきたいと思います。

 

考えるお盆

 

皆様、お盆休みのこの時期、いかがお過ごしですか?

舞台芸術を楽しんでいらっしゃいますか?

僕は、日中、普段通りお仕事に勤しんでいますよ。

 

さて、「ぷにぷに!泣いてつかあさい」から3週間以上経過し、すっかり一段落いたしました。

しかし、朝と晩、何となく落ち着かないんですよね。

「何かをやらなくては、いけない!」という焦りがあるんです。

でも、考えてみると、当面、急いでやらなくてはならない事はないんですよね。

妙な焦燥感だけ、覚えています。

 

考えてみれば、ぷにぷにパイレーツは、今年に入って4本の公演を行っています。

7ヶ月で4回の公演ですから、2ヶ月に1回以上のペースです。

当然、稽古に追いまくられる日々を過ごしていた訳です。

半年間以上、それが日常となっていましたから、朝晩に稽古しなくて良いとなると、時間を持て余してしまうのです。

やっている時にはあんなに辛かったのに、やらなくなると寂しくて仕方ないなんて、稽古って不思議なものですね。

 

今のところ、「ぷにぷに冬のパン祭り」は、沢山の俳優さんに出演して頂く、賑やかなものにしようと思っています。

当然、僕の出演量は少なめになります。

現在、僕の出演が確定しているのは、音楽・ダンス・コントの脇役1本のみです。

(もう1本やることになるかもしれませんが)

まだ、稽古を始めるには早過ぎる気がするんですよね。

その前に、公演全体の構成を確定し、脚本を整備していくことが先決です。

しかし、それは、朝晩の空いた時間に、要領よく出来るものではありません。

他のメンバーの都合も、確認、考慮していく必要があります。

今月中いっぱい、じっくり時間を掛けて、結論を出していきたいと思っています。

 

今年の秋から冬にかけて、ぷにぷにパイレーツの本公演以外の舞台活動をやる可能性もあります。

僕にとっては、今後、総合的に、どういう方向性に進んでいくべきなのか、ゆっくり考えるお盆なのかもしれません。

根強い人気

 

おととい、牛久まで一緒に小旅行した道すがら、劇団時代の同期だったT君と色々な話が出来ました。

T君には、劇団ぷにぷにパイレーツの東京での本公演を、ほとんどご覧頂いています。

元劇団員のT君は、演劇には厳しい目を持っている筈です。

率直な、忌憚のない意見を、聞かせて貰いました。

 

T君は、ぷにぷにパイレーツの舞台を、かなり気に入ってくれているようです。

やはり、「ベリーダンス社長」などのコント系作品が、大好きなようでした。

話しながら、具体的なシーンを思い出して、ニヤニヤしていました。

特に、「時事風刺コントが最高!」と強調していました。

これは、他の劇団ではあまり見ることの出来ない、ぷにぷにパイレーツならではの作風です。

 

「では、一番好きだった作品は?」とT君に尋ねると、意外な答えが返ってきました。

「ひまわり」なんですって!

ううむ、やはりT君は、ロマンチストだったんですね。

 

上演後、1年以上経過しているにもかかわらず、「ひまわり」のお話をされる方が多いんですよ。

よほど、印象に残ったんでしょうか。

本当にありがたいことですね。

後々まで心に残る作品を作れるように、今後も努力していきます。

 

しかし、改めて思います。

演劇活動で一番難しいのは、作品のコンセプト設定だと!

「ひまわり」は、軽い甘酸っぱい青春の一コマを、夏の海辺の町を舞台に描くというものでした。

大作でもないし、強いテーマ性があるものでもありません。

セリフも静かで、動きもほとんどありません。

それでも、強い印象が残るというのは、コンセプト設定が間違っていなかったのだと思います。

一方、強いインパクトを残すと思って作った「夢で会えたら」は、パフォーマーの方々からはご好評いただきましたが、一般のお客様の中には「テーマが重過ぎる」と敬遠された方もいらっしゃいました。

実に、難しいですね!

 

万人が満足する作品はありえないわけですから、何を目的に公演を行うか、そのイメージを明確にして作品作りに臨まないといけないのです。

誰もが気分良く楽しめる作品にすべきなのか、一部の方に限られても深い感動を残す作品にすべきなのか、自分の本当にやりたいことにすべきなのか、悩むところです。

とりあえず、次回公演「ぷにぷに冬のパン祭り」は、どなたにでもお楽しみ頂ける気軽な作品を揃えるつもりです。

安心してご来場頂ければと思っています。

ただし、毒気の方は、「初笑い!ぷにぷにコント祭り」以上のものになりそうですよ!

ひたち野シェーカー荘

 

僕は、大学卒業と同時に、某劇団に入団しました。

そんなに長くは在籍しなかったのですが、当時のことは忘れられない思い出となっています。

 

その劇団で同期だった仲間で、現在コピーライターとして活躍中の女性Kさんが、このほど雑貨店をオープンさせます。

そのプレオープン・イベントが行われたので、足を運んできました。

 

場所がちょっと遠くて、茨城県牛久市です。

しばらく振りに、上野駅から常磐線に乗りました。

やはり劇団で同期だったT君と電車内で待ち合わせし、一緒に行きました。

積もる話に花を咲かせながら電車に揺られて、約50分。

ひたち野うしく駅に到着しました。

まさに新興住宅地といった風情で、これから発展していく街でしょう。

まるで、カタログから抜け出したようなお洒落な住宅が立ち並んでいました。

その一角に、”ひたち野シェーカー荘”と命名された白いお店が建っていました。

 

Kさんと会うのはは、本当に久し振りです。

しかし、若い頃に一緒に過ごした仲間とは、すぐに当時の雰囲気に戻れますね。

たちまち大いに盛り上がり、笑いの渦に包まれました。

結局、ほとんどお店の説明は聞かず、バカな話ばかりしていました。

ただ、Kさんは、そのお店でイベントを開催したいそうで、僕になにか公演をやって欲しいとのことでした。

そのアイディアを軽く相談して、具体的なプランを考えていくことになりました。

約1時間ほど滞在し、お店を後にしました。

とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

そんなわけで、今年秋~冬にかけて、茨城公演を開催することになるかもしれません。

開店祝いを兼ねて、盛り上げていきたいと思っています。

激しく動くのは難しいので、朗読形式のものになる筈です。

店主がコピーライターですから、文章を書いて貰うのも良いでしょう。

何が出来るのか、コンセプトから、企画を練っていきたいと思っています。

昔の劇団仲間と楽しいイベントが出来たら、最高でしょうね!

「おまえの乳房のうえで調教したエスカルゴ」

 

昨日、レパートリーシアターKAZEに、「年老いたクラウン~おまえの乳房のうえで調教したエスカルゴ Le Vieux Clown présente : Comment j'ai dressé un escargot sur tes seins」という作品を見に行きました。

これは、『年老いたクラウン』の続編で、世界初演となります。


1996年に上演され、アヴィニョン演劇祭で大賞を受賞した『年老いた道化師たちのための仕事』。

そこから発展し、オリビエ・コントのために書き下ろされたのが『年老いたクラウン』です。

1998年に初演され、ヨーロッパ各地でロングランを成功させているオリビエ・コントのライフワークとも言うべきモノドラマです。

2005年・2007年の〈ビエンナーレKAZE国際演劇祭〉で上演し、日本の観客の絶賛を博しました。

あのクラウン=ニコロが、さらなる膨らみをもって、新たな精神世界を展開します。

 

非常に前衛的な一人芝居ということになりますが、本当に素晴らしかったです。

休憩なしの1時間40分の公演ですが、一瞬たりとも退屈することはありません。

公演終了時には、感動で打ち震えていました。

世界には、物凄い俳優さんがいらっしゃるんですね。

 

この公演を見て、感じたことがあります。

俳優にとって最も大切なのは、”自由になること”なのです。

はっきり言って、「年老いたクラウン」は意味が全く分かりません。

ストーリーは特になく、難解な詩が展開されます。

でも、それが感動的なのです。

演劇においては、内容が理解出来るかどうかなんて些末なことなんですね。

圧倒的な肉体表現、音声表現を浴び続ける凄味と言ったら良いのでしょうか。

かつて見たこともない”演技”でした。

コントさんの芝居を見たら、これまでの一般的に考えられている”演技”という概念が吹っ飛んでしまいます。

俳優には、まだまだ未知の可能性が秘められていたんですね。

 

この作品の良さを、文章で表現することは不可能です。

それは、理解するものではなく、感じるものだからです。

海に沈む夕陽の美しさに理由はなく、ただ”美しい”と感じるだけですよね。

それと同じことが言えると思います。

俳優は、脚本を性格に分かりやすく描写する仕事と思われがちですが、そうではないのです。

俳優が舞台にいる、そのことが既に素晴らしいと感じさせる‥。

これが俳優の新たなる境地なのだと思いました。

 

僕がいくら頑張って書いても、その良さを伝えることは出来ません。

是非とも、その目で確認してみて下さい。

きっと、俳優の概念が覆されてしまうと思います。

貴重な機会をお見逃しなく!

 

『年老いたクラウン お前の乳房のうえで調教したエスカルゴ』
Le Vieux Clown présente : Comment j'ai dressé un escargot sur tes seins

8月5日[水]~10日[月] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec
訳:大木宏斗
演出・出演:オリビエ・コント Olivier Comte
照明:フランソワ・シャファン François Chaffin
Thanks:ジョン・マーク・エルアン Jean-Marc Herouin
エレヌ・ニコランスコット Helene Nicod-Lanscotte

「待ちきれないよ!」

 

自画自賛のお話で、失礼します。

 

ぷにぷにパイレーツの公演に毎回来て下さっているお客様に、昨日、お会いしました。

その方に、次回公演の時期を訊ねられました。

「多分、冬になると思いますよ」とお答えしました。

すると、こんなことをおっしゃいました。

「遅いよ。もっと早くやってよ。待ちきれないよ。あんまり間を空けると、忘れられちゃうよ!」

 

嬉しいお言葉ですね。

お世辞なのかもしれませんが、何にせよ、やりがいを感じる最高の褒め言葉です。

 

そのお客様は、率直にものを言う方です。

最初の頃は、「そんなに頻繁に公演をやられても、付き合い切れないよ」なんて、おっしゃっていました。

しかし、繰り返してご覧になるうちに、心から応援して下さるようになりました。

今では、お会いする度に、「次はいつだ?どんな作品を上演するんだ?誰が出演するのか?稽古の進捗状況はどうなんだ?」など、根掘り葉掘り聞かれます。

最近は、知人を沢山連れて来て、公演を盛り上げて下さるようになりました。

本当にありがたいことです。

 

普段、演劇とは全く縁のない生活をなさっている方ですが、こういう方に愛されるのは最高ですね。

敷居の高い印象のある演劇を、どなたでも気軽に楽しんで頂くというのが、ぷにぷにパイレーツのコンセプトですから。

今後も、演劇の楽しさを伝えられる作品を作れるよう、努力していきたいと思っています。

「ぷにぷに冬のパン祭り」アンコール・コント

 

昨日、「ぷにぷに冬のパン祭り」のアンコールで上演するコントの脚本を書きました。

かなり短くまとめることが出来ました。

原稿用紙なら、10枚を下回るでしょう。

僕は、結構気に入っていますよ。

ただ、内容が相当過激です。

黒い、実に黒いのです!

基本的には社会風刺コントです。

それが、悪趣味ギリギリのブラックユーモアで構成されています。

見る人によっては、不快を覚えるかもしれません。

でも、せっかく舞台を見に行くのなら、テレビでは見られないものの方が良くありませんか?

この作品は絶対にオンエア出来ませんし、舞台でやれる劇団も”自己批判ショー”(僕が最も尊敬し、目標としている劇団です)ぐらいでしょう。

ぷにぷにパイレーツらしさを打ち出していくには、やはり”黒い社会風刺コント”が一番ですからね。

どす黒い悪意溢れる皮肉な作品をお楽しみ頂ければ、幸いです。

広島公演実施本部のK君なら、必ずや、気に入ってくれることでしょう!

 

このアンコール・コントは二人芝居です。

今、配役をどうするかで、頭を悩ませているところです。

本当に下らない話だけに、役者の演技が重要になってきます。

うーむ、誰をどう配置しようかな‥?

広島写真展

 

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」の前後で、広島観光を行ったお話は既にさせて頂きました。

その時撮影した写真が、何枚かあります。

ブログへの写真のアップの仕方が分かったので、早速掲載してみます。

 

原爆ドーム.jpg

広島に到着して最初に訪れたのが、原爆ドームです。

世界遺産を前にした、ロウミンさんです。

 

宮島.jpg

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」の翌日、雷雨の中、決死の覚悟で訪れた宮島です。

世界遺産を前にした、ロウミンさんです。

 

おみくじ.jpg

宮島で、僕が引いてしまった「凶」のおみくじです。

「身を慎まねば、たちどころに亡きものになる(死ぬ)」と書いてありました。

 

縮景園.jpg

宮島の後、直行したのが、縮景園です。

「ええじゃあないか」という作品では、この庭園が鍵を握っています。

ロウミンin縮景園.jpg

未来の世界遺産の頂点に立つ、ロウミンさんです。

縮景園Tシャツ.jpg

あまりの素晴らしさに、縮景園Tシャツを買ってしまいました。

ロウミンさんも、同じものをお持ちです。

 

仏舎利塔.jpg

未来の世界遺産、仏舎利塔です。

ロウミンさん「行ってみたい」とおっしゃいましたが、僕が必死に止めました。

 

アップの仕方が分かったので、今後は事あるごとに、写真もご紹介していきますね。

ご期待下さい。

レベル・アップ

 

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」終了後、沢山のお客様から、こんな言葉を頂戴しました。。

「去年より、遥かに良かったです!」

アンケートを見ても、そんなことを書いて下さっている方が大勢いらっしゃいました。

これは嬉しいことですね。

僕が最も大切に思っていることは、レベル・アップです。

自分を向上させるために、あえて難しいこと、向いていないことに挑戦している面もあるのです。

どう考えても、「日記」のこうちゃんや、「You're Only Lonely」のDJケンは、本来の僕には似合わない役ですもんね。

それを、あえてやることで、自分の表現の幅を広げていきたいと思っていました。

(これらの役に相応しい俳優さんが参加してくれないという理由も大きいのですが‥)

 

今後も、役柄だけでなく、色々な面で苦手なことに挑戦していきたいと考えています。

不得意な動き、台詞回し等々を作品に盛り込むことで、嫌でも練習しなくてはならない状況を作っていきます。

あと、人に演出を付けるのも難しく感じるんですよね。

「ぷにぷに冬のパン祭り」では、3本の作品で、演出しなくてはなりません。

毎回、公演を通してレベル・アップ出来るように、頑張っていきます。

寿司屋コント

 

昨日、新作コントを書き上げました。

かなり短くまとめることが出来ました。

上演時間は、7~8分程度でしょう。

深い人間洞察はありませんが、笑いは多い作品だと思います。

内容は、勿論、社会風刺コントです。

ここまではっきり風刺を前に出した作品は、初めてです。

読み直してみると、ブレヒトの小品にそっくりです。

ギャグといい、構成といい、ブレヒトのコピーのように感じました。

僕は、ブレヒトの影響を、物凄く受けているんですね。

 

舞台は、お寿司屋さんです。

粋でいなせな板前さんが、主人公の一人コントなのです。

 

取っ付きの良い軽いコントですから、「ぷにぷに冬のパン祭り」の冒頭で上演しようと考えています。

ただ、冬までに、社会情勢が変わりそうなので、改作する必要があるでしょうね。

仏舎利塔

 

7月21日、縮景園を出た僕とロウミンさんは、相変わらず「結構ですな」「素晴らしいですな」と味わいながら、歩いて八丁堀に向いました。

そして、一休みしようということで、喫茶店に入りました。

ここでも、結局僕が一人で喋りまくってしまいました。

その内容のほとんどが、創作活動に関することでした。

なかなか、舞台芸術についてお話出来る人もいないので、「これはチャンス!」とばかりに、一気に喋ってしまうのかもしれません。

大変失礼いたしました。

 

新幹線の時間も近付いてきたので、ロウミンさんを広島駅までお送りしました。

新広島駅からは、世界遺産の有力候補、仏舎利塔が良く見えます。

ロウミンさんは「仏舎利塔に行ってみたい」とおっしゃいましたが、僕は必死でお止めしました。

結構な登山になりますから。

駅前でお別れして、ロウミンさんは東京に戻られました。

楽しい観光の一日が、幕を閉じました。

 

改めて、故郷の観光をしてみると、面白いものですね。

宮島でも縮景園でも、かつて感じたことのない興趣深さを覚えました。

特に、芸術家と一緒に回ると、その良さが倍増しますよ。

ロウミンさんにも、お楽しみ頂けたようで良かったです。

皆さんも、是非、地元の忘れられた観光地を訪れてみて下さい。

きっと、素晴らしい発見がある筈です。

プロット2本

 

昨日で、「ぷにぷに!泣いてつかあさい」の残務処理が全て終りました。

興奮の余韻は覚めやらぬ状況ですが、そろそろ次に向って進んでいかなくてはなりません。

 

ご案内の通り、次回公演は「ぷにぷに冬のパン祭り」です。

この公演では、「コント祭り」や「号泣祭り」のようにカテゴリーで作品を仕分けせずに、様々なジャンルの作品を混ぜこぜにしてお送りするつもりです。

既に書き終えている作品が手元に2公演分以上あるんですが、それをどう組み合わせるか、最終選考を行っている所です。

普段書き溜めている作品は、比較的30分級の大作が多いのです。

公演の軸となる大作3本をどれにするかは、大体、心積もりしました。

それだけでも十分なのですが、出来れば軽めの小品を1本、加えたいと思っています。

「ぷにぷに号泣祭り」のように公演開始と同時に重たい作品をやると、舞台にあまりお馴染みのないお客様は乗り切れないみたいなので。

 

そこで、早速昨日、ショート・コントのプロットを2本分書いてみました。

どちらも、結構、面白いと思います。

1本は、内容は浅いけれど、まあ笑いが起こるだろうというもの。

もう1本は、笑いは起きないだろうけど、黒い余韻が残るものです。

僕は、勿論、後者の方が好きですけど、お客様にとってはどうなんでしょう?

プロットの段階では、どちらも20分オーバーのサイズになってしまいました。

これを削りに削って、10分以下に縮めていかなくてはなりません。

実は、「ええじゃあないか」も、第一稿の段階では、25分尺だったんです。

それを可能な限り削って、約7分の脚本にしたのです(ダンス・シーンを入れたので、上演時は12分になってしまいましたが)。

これまでの経験からすると、長い脚本やプロットを書いて、それを縮めていくと、割合出来が良くなるようですね。

 

今日、僕は夜のお仕事なので、日中、昨日書いたプロットを縮めながら、新作を書き上げたいと思っています。

やっぱり、笑いが多い作品の方がいいのかなあ‥。

カンパにご協力頂きありがとうございました!

 

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」の会計処理が、先ほど終りました。

皆様には、多大なるカンパを賜りました。

お陰様で、来年も広島公演を行うことが出来そうです。

ぷにぷにパイレーツは、お客様のご支援で成り立っている劇団です。

皆様の温かいお志、本当にありがとうございました!

 

「ぷにぷに!泣いてつかあさい」上演作品人気投票結果

 

遅ればせながら、「ぷにぷに!泣いてつかあさい」で、皆様にご記入頂いたアンケートの集計を行いました。

上演作品の人気投票の結果もまとまりました。

ベスト3に輝いた作品は何なのか、ここで発表させて頂きます。

 

まず、昼の部です。

第2位(同点が2作品ありました) 「ええじゃあないか」「落書きダイスキ!」

第1位 「子守唄」

とは言っても、1位と2位は1票の違いしかありません。

 

続いて、夜の部です。

第3位(同点が2作品ありました) 「子守唄」「You're Only Lonely」

第2位 「落書きダイスキ!」

第1位 「日記」

夜の部は、断トツで「日記」が好評でした。

 

最後に、昼の部と夜の部を合わせた総合ランキングです。

第3位 「子守唄」

第1位 「日記」「落書きダイスキ!」(同点でした)

 

皆様にご記入頂いたご意見も、拝読いたしました。

何と言っても、ロウミンさんの評判が良いですね。

ほとんどの方が、初めて生でパントマイムをご覧になっているにもかかわらず、その素晴らしさに魅了されたようです。

「セリフなしで、こんなに伝わるとは!」「沢山のものが、まるでそこにあるかのように、はっきり見えました」など、驚かれた方が多かったようです。

「また見たい」「来年も広島に来て欲しい」というご要望も、沢山寄せられました。

やはり、ロウミンさんにお願いして良かったと思います。

 

「泣いた」「涙が止まらなかった」「感動した」「心が震えた」「胸がキュンとなった」等々、「日記」も大好評でした。

(自分で、褒め言葉を列挙するのは、照れくさいものですね)

東京公演の際には、ピンと来ないお客様が多かったようですが、広島では一番人気です。

やはり、作品はお客様が作るものなのですね。

特に、広島のお客様はイマジネーションが豊かなようで、その人なりの「日記」の世界を自由に思い描き、完成させていったようなのです。

僕の演劇スタイルは、広島のお客様に合っているのかもしれません。

僕自身も、広島人ですからね。

 

「ええじゃあないか」も、予想以上にお喜び頂けました。

アンケートにも、「楽しい気分になれる作品は良いですね」という意見が沢山見られました。

また、「広島弁の作品が良い」という声も多かったようです。

「ええじゃあないか」は、広島弁で上演しなければ意味がありませんし、広島の人しか分からない可笑しみで出来上がっています。

広島ならではの作品を作れる劇作家は少ない筈ですから、今後も広島公演の度に、頑張って広島弁演劇を作っていきたいと思いました。

 

この他、作品の感想は色々あったのですが、一番嬉しかったのは、以下のような意見です。

「アングラ劇場でイベントをやってみたい」「スタッフとしてお手伝いしてみたい」「パフォーマンスの場として広げていきたい」「青少年センターがもっと好きになった」

パンフレットにも書きましたけど、「ぷにぷに!泣いてつかあさい」を通して、広島の舞台芸術に何かしら貢献したいと思っていました。

アングラ劇場の紹介もしたかったし、手軽に出来る演劇の手法もお知らせしたいと考えました。

とかく難解でとっつき難いと思われている演劇に対する垣根を、低く感じて頂きたいというコンセプトで構成してみたつもりです。

何人かの若いお客様が、この公演を通じて、舞台芸術に対して何かしら意欲を持って頂けたのなら、何よりです。

 

生意気なことを書きましたけど、広島公演の度に、僕は大変勉強させて頂いています。

お客様の反応がダイレクトなだけに、沢山学べるのです。

もしご迷惑でなければ、今後も、広島での公演活動を続けていくつもりです。

皆様のご支援、よろしくお願いします。

 

あらためまして、アンケートにご協力頂き、誠にありがとうございました。 

野次馬

 

昨夜、舞☆夢☆踏の番外公演「野次馬」を拝見してきました。

舞☆夢☆踏は、大道芸人として第一線で活躍するハッピー吉沢さんが創設し、現在も指導されている早稲田大学唯一のパントマイム・サークルです。

ロウミンさんをはじめ、数多くのパフォーマーを輩出しています。

今回の「野次馬」は、舞☆夢☆踏の同期によって2007年に結成されたパフォマンス・ユニットです。

大学4年生4人が、自ら作・演出・出演する生きのいいグループです。

 

会場は、早稲田大学学生会館B202でした。

僕が在学した頃の学生会館とは雲泥の差で、充実した施設になっていました。

B202は立派な小劇場で、照明等の機材も充実しており、羨ましい限りです。

もし同じ条件の一般の劇場があれば、結構利用料は高額になるでしょう。

客席は、大学生を中心に超満員です。

 

公演内容は、10本のショート・コント・パントマイムで構成されていました。

パントマイムと言っても、セリフを沢山喋りますし、カンペやスライド上映等で文字情報も大量に提示されます。

かなり大掛かりなものも含め、小道具もいっぱい使います。

従来のパントマイムのイメージからは外れた公演だったと思います。

しかし、そんなジャンルの定義なんて、どうだっていいのです。

素晴らしいアイディア、構成、演技でしたね。

感性も若々しく、彼らでなくては出来ない等身大の内容で、大いに好感を持ちました。

実際、場内は何度も爆笑に包まれました。

受けなかった作品は一つもありません。

大学4年生で、ここまでの公演が出来るとは驚きです。

いわゆる学生演劇とは、レベルが違います。

僕の半分の年齢なのに、あんなに面白いものが作れるとは‥!

将来が楽しみです。

社会人になると、公演活動を続けていくのは大変だと思いますが、是非とも継続して頂きたいものです。

特に、集団で緻密な演出を施したものを上演していくのは本当に大変です。

今後も、頑張って下さい。

 

やはり、若いうちに基礎を固めておくことは大切ですね。

馬力が違うという印象を受けました。

僕自身も、学生時代に声を鍛えておいたお陰で、今、声の商売が出来ているわけです。

演劇活動においても、声について不安を覚えたことはありません。

何でもそうでしょうけど、若いうちに鍛えておくことが本当に重要です。

若い皆さん!

今のうちに、色々なことに挑戦して、自分のやりたいと思うことを見つけ出して下さい。

後になって始めても、成長速度は相当遅くなってしまいますよ(僕の実感を込めて)。

未来の世界遺産

 

7月21日、ロウミンさんとの広島観光のお話の続きです。

 

土砂降りの宮島を出て広島市内に戻ると、雨は小降りになり、傘が不要になっていました。

ロウミンさんに、「どこか行ってみたいところはありますか?」とお尋ねしたところ、ロウミンさんは恥ずかしそうにこうおっしゃいました。

「縮景園に行ってみたいです!」

縮景園は、「ぷにぷに!泣いてつかあさい」で上演した「ええじゃあないか」の中で、”未来の世界遺産”というギャグで、名前を使わせて頂きました。

広島を代表する観光地には違いないのでしょうけど、実際に訪れる旅行者はほとんどいないと思います。

公演で、縮景園のギャグが大変受けたので、ロウミンさんは実際にご覧になりたいと思われたのでしょう。

勿論、縮景園にご案内しましたよ。

 

僕にとっても、18年ぶりの縮景園です。

「確か、エリザベトの近くだったような気がするけど‥」と思いながらも、正確な位置が分からないので、横川からタクシーで向いました。

中に入ると、急激に過去の記憶が蘇ってきました。

小学生の頃、写生大会に来たこと‥。

高校生の時に、隣接する県立美術館で展覧会を見た後、友人達と立ち寄ったこと‥。

などなど、広島に住んでいた頃、何度となく来園していたんですね。

園内のどこに何があるか、たちまちの内に思い出してきました。

 

入園する時に貰うパンフレットを見ながら散策しましたが、実に楽しかったですね。

名物の滝”白竜泉”が10センチくらいの高さしかなかったり、地図では巨岩のように書いてある名石”積翆巌”が50センチくらいだったり、突っ込みどころ満載でした。

由緒ある田んぼ”有年場”なんて、畳半畳分しかありませんでしたよ。

何だか、全てのものが、ビックリするほど小さいんです。

その名も”縮景園”ですから、世界の名園を縮めて再現してあるんですね。

ですから、見る側がイメージで補足して拡げてあげる必要があります。

小高い”名月亭”の辺りに、「天気の良い日は、宮島が見えた」と書いた立て札が立っていましたが、木が茂っているので、天気に関係なく絶対に見えない筈です(是非、現地に行って確認してみて下さい。相当笑えます)。

実際には”ない”壁やロープを、イマジネーションの力で”ある”ように感じるパントマイム芸術と、全く同じコンセプトですね。

セットや大道具を使わないぷにぷにパイレーツの演劇とも、共通したものを感じました。

まさに、ロウミンさんと僕にピッタリの庭園でした。

パントマイム的視点で見れば、これぞ世界遺産に相応しい名園です。

それに気付いた後は、二人とも縮景園の大ファンになってしまいました。

お互いに、「いいですなあ」「結構ですなあ」と口にしながら、ゆっくり巡っていきました。

宮島以上に、心に深く刻み込まれる、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

 

帰りがけに、園内の売店に立ち寄りました。

そこでは、縮景園の絵葉書等のお土産を販売していました。

その中で、一際目を惹いた商品がありました。

縮景園Tシャツです!

背中に、縮景園を象徴する”跨虹橋”が大きくプリントしてあるものです。

縮景園マニアにとっては、まさに垂涎の一品ですね。

色は、紺、緑、オレンジがありました。

価格は、本来2000円ですが、それに大きく×が付けてあり、1500円になっていました。

ロウミンさんは迷うことなくすぐに財布をお出しになり、紺色をお求めになろうとされていました。

縮景園歴40年の僕も負けるわけにはいきません。

いや、もう、買うしかないでしょう。

大好きな縮景園を身に纏うことが出来るんですよ。

こんな素敵なファッションは、他に見当たらない!

やはり紺色を買いました。

と言うか、紺色以外を買うのは、ちょっと勇気が必要です。

皆さん、売店に行って、その理由をご自分で確認してみて下さい。

縮景園Tシャツを手にした二人は、笑いが止まらなくなってしまい、しばらくの間「いいですなあ」「いいですねえ」と言い合っていました。

 

「ええじゃあないか」では、ジョークの題材として縮景園を取り上げましたが、実際に行って見ると、本当に良かったです。

演劇やパントマイムを愛する皆さん!

入園料250円です。

是非是非、足を運ぶことをお薦めします。

そして、縮景園Tシャツをお揃いで着ましょう!

出来たら、緑色でお願いします。

縮景園については、以下のサイトでご確認下さい。

http://shukkeien.jp/

Khazana Records presents Summer Concert 2009

 

昨夜、「Khazana Records presents Summer Concert 2009」に行ってきました。

「初笑い!ぷにぷにコント祭り」他、劇団ぷにぷにパイレーツの数多くの公演にご出演頂いているシタール奏者、Takasitarさんの主宰する音楽ライブです。

 

会場は、八王子駅から徒歩10分ほどの所にある、八王子市芸術文化会館いちょうホールでした。

新しくとても綺麗な建物です。

僕は、仕事の関係で、開演ぎりぎりに到着しました。

客席には、いかにもインド音楽が好きそうな、ユニークなファッションの方が沢山いらっしゃいました。

 

ほぼ定刻通り、19:30に開演しました。

第1部は、間もなく完成予定のTakasitarさんのセカンド・アルバムから7曲を聞かせるというものでした。

バックには、インドの風景をまとめた竹内勇季さんの映像が映し出されていました。

一聴しただけですが、ニューアルバムは相当良さそうですね。

凄くカッコいい曲ばかりでした。

僕好みのハードボイルドなテイストが随所に感じられました。

聴いていて、自然に、演劇作品のイメージが続々湧いてきました。

そういう音楽って、僕にとっては最高のものなんですよね。

早く、セカンド・アルバムを手にしたいと思いました。

 

15分の休憩を挟み、第2部が開演しました。

ギターの藤枝暁さん、タブラのU-zhaanさんとの、トリオ編成です。

演奏曲は、なんと、JAZZあり、ボサノバあり、MPBありと、意表をつくもの中心でした。

まさか、シタールやタブラでボサノバを演奏するとは思いませんよね。

世界的にも稀に見る挑戦だと思いました。

しかし、演奏そのものは何の問題もなくマッチしており、素晴らしいものでした。

むしろ、インド音楽特有の敷居の高さを感じさせずに、さりげなくインド音楽に導いていくという内容になっていたと思います。

これなら誰でも楽しめますね。

特に、曲の中盤から終盤にかけて、トリオが一丸になってグルーヴし始め、多いにうねっていく辺りは最高でした。

さすがTakasitarさんです。

6曲生演奏されましたが、あっという間に終演を迎えてしまいました。

もっともっと生演奏を聞きたかったですね。

本当に素敵な時間でした。

 

このコンサートで、Takasitarさんは何曲か歌も披露されました。

喉の方も、相当な実力をお持ちですよ。

機会があれば、是非、聞いてみて下さい。

 

僕は、八王子の街を歩いたのは、今回が初めてです。

かなり栄えた大きな都市だったんですね。

繁華街のど真ん中を突っ切って歩きましたけど、数十人の学生が酔っ払って道で騒いでいるグループを幾つか見掛けました。

また、僕が一人で歩いていると、「お酒飲んでいかれませんか?」「マッサージどうですか?」と、次々に外国人女性が話し掛けてきました。

最近、都心ではあまり見られない光景です。

大学が沢山あるせいかもしれませんが、若いエネルギーが溢れていました。

今度、またゆっくり八王子に来て、散策してみたいと思いました。

 

そうそう、カザーナ・コーヒーの店舗も発見しましたよ。

とても可愛らしい雰囲気のあるお店でした。

お隣のインド料理店にも惹かれましたが、改めて、お伺いしたいと思います。