ぷにぷにパイレーツ

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大劇場演劇

 

僕は、滅多に、大劇場のお芝居を見ません。

料金が5000円を超える公演に行くことも、まずありません。

というのも、大劇場の芝居は、ぷにぷにパイレーツの目指す演劇スタイルとはかけ離れていて参考になりません。

また、そんな高額な芝居を1本見るなら、もう少し安い公演を2本見た方が良いと思います。

(心情的にも、有名芸能人が出る大劇場演劇より、小さいながらも頑張っている劇団を応援してあげたいですよね)

 

そんな僕が、昨日、400人規模の大劇場で芝居を見てきました。

(300人を超えるキャパシティの会場は、劇場ではなく、スペクタクルを楽しむサーカス小屋と呼びたいですね)

知り合いの某劇団の公演で、知り合いも何人か係わっているので拝見させて頂きました。

芝居の感想は、ノー・コメントということで‥。

 

一般的に、「小劇場から出発して、徐々に劇場の規模を大きくしていき、大劇場に進出」というのが、劇団のサクセス・ストーリーのように思われていますよね。

確かに、ビジネス的な視点からすればそうかもしれません。

しかし、劇の内容的にはどうなんでしょう?

大劇場では、大概、声をマイクで拡声しています。

銃声や刀で人を斬る音、雷鳴などの大音響で、時折、お客さんを脅かさなくてはいけません。

動きはかなり大きくして、表情が見えない後ろのお客さんにも、感情を説明します。

出来れば、全員で踊ったりした方が、大劇場らしくて良いでしょうね。

照明も、パカパカ派手に動き回り、主役以上に目立たないといけないのです。

大劇場の芝居を見ると、ついつい”マサラ・ムービー”を想像してしまいます。

劇場が大きくなり、収入が増えるにつれて、失っていくものも多いような気がします。

せっかく、”演劇”というメディアを選んでいるのです。

TVや映画のようにマスを対象にした媒体では表現出来ないものを、大切にしていくべきだと思います。

一部の人にしか理解されないかもしれないけれども、その人たちには深い感動を与えるものを目指すべきなのです。

 

温泉地の大型ホテルは、今、閑古鳥が鳴いているそうです。

画一的なサービス、大食堂でのバイキング、夜のラウンジでのカラオケ‥。

都会での娯楽を、温泉地で展開しても意味がないのです。

むしろ、小さいながらも、明確に特長を打ち出し、肌理細やかなサービスを行う家庭的な旅館の方が、人気を集めています。

何のために、人は温泉地に向かい、そこで何を得て帰るのか‥、その点をもう一度見直す時代になっているようです。

 

大劇場演劇を否定するつもりはありません。

でも、僕は、小さな劇場だからこそ出来る表現を追求していきたいと思っています。

僕は、もっともっと細やかな感情を、丁寧に描けるような演劇人になりたいと思っているからです。

これまで、ぷにぷにパイレーツは、キャパ50人程度の劇場で公演を続けてきました。

実は、今後、もっと小さな劇場にシフトしていきたいと思っているぐらいです。

かつて、天井桟敷でしたでしょうか、観客1名様限定の公演があったそうです。

それは極端としても、極小規模な公演を模索していきたいと考えているところです。

 

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