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接続された女

 

以前、SF全集を購入したことをお伝えしましたよね。

現在、年代に沿って、徐々に読み進めているところです。

1940年代~60年代に書かれた作品は、いずれも大傑作です。

感動、感動、また感動!

感動に打ち震えるとは、まさにこのことです。

外れは一切なし!

アイディア良し、構成良し、展開良し、文句の付け所がまったくありません。

「大枚はたいて、買って良かった」としみじみ感慨に耽っていました。

 

ところが、1970年代の作品に突入すると事情が一変します。

読んでいて、何一つ面白くないのです。

はっきり言って、意味が分かりません。

11編読んで、最後までストーリーを追えたのが1編だけです。

(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「接続された女」という作品ですが、読破はしたものの、あまり面白いものではありませんでした)

11編すべて、とても有名な作家の代表作と呼ばれている作品なのにです。

あまりにも複雑な構造、難解な用語の乱発、科学的説明の過多、キャラクターの不明瞭さ、などなどが原因だと思います。

どうやら、70年代の作品は、主人公の心理を描くことに全く興味がないようなんです。

大概、社会のあり方をテーマにした作品なんです。

ですから、キャラクターに感情移入が出来ず、ワクワクしながら読み進めることが困難なんでしょうね。

丁度、書かれた時代が、社会体制に対する感心が高まった時期だからだと思います。

今読むと、僕は違和感を感じずにはいられません。

 

こういった自分と合わない作品を読むのも、勉強になりますね。

自分が、何を面白いと思い、何を大切にしているのかが、はっきり分かります。

 

70年代はなんとか読み終えましたが、まだ、80年代以降の作品が残っているんですよ。

もっと難解なものになっていたら、どうしましょう?

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