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「さくパンフェス」総見

 

昨日は、「さくパンフェス」の総見でした。

総見とは、どんな作品かを、音響・照明・舞台監督などのスタッフに見せる、いわゆる「ネタ見せ」のことです。

総見を通じて、きっかけの確認や、照明プランの作成、道具などの出はけや転換などの段取り決め、所用時間の計測などを行います。

問題が見つかれば、演出の変更をする場合もあります。

 

「さくっとパントマイムフェスティバル」のタイトル通り、僕は”さくっと”した演出にしておきました。

音響と照明のきっかけが、それぞれ2回づつ。

(要は、始める所と終る所だけです)

しかも、セリフがきっかけなので、間違えようがありません。

10分弱の作品を1回通しただけで、特に確認することもなく、15分ほどで、あっという間に総見が終わってしまいました。

あまりにやりどころがなかったせいか。「照明を1回変えてもいいですか?」と、逆に提案されてしまった程です。

他のアーティストはきっかけが凄く多いので、肩透かしに遭ったような感覚だったのでしょうね。

 

そもそも僕は、音響や照明を多用するのはあまり好みではありません。

特にパントマイムは、実在しないものをあるように見せる芸です。

効果音を使って説明してしまうのは、ちょっとしたルール違反のような気がします。

どうしてもないと困る場合のみ照明・音響を使用するというスタンスで臨みたいと思っています。

そうしないと、逆にきっかけに振り回されてしまって、きっかけの為に演技をやっているような事態になりまねません。

本当に大切なのは、登場人物の心情です。

効果音によって、心の動きのリズムを狂わされていては、何の意味もありません。

 

きっかけ過多の演出は、小劇場演劇の世界では、もっと酷い状況にあります。

某人気劇団などは、すでに全ての音響や照明がプリセットしてあって、それに合わせて演技しているそうです。

ほとんどカラオケ状態です。

そういう舞台の方が、入場料が高かったりするんですから、不思議な世の中ですね。

この問題については、また今度ゆっくりお話しします。

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