ぷにぷにパイレーツ

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二人芝居

 

昨日、ついつい、新作脚本を書いてしまいました。

プロットがまとまると、早く書きたくて、我慢出来なくなるんですよね。

本当は、「ぷにぷに印象派祭り」の準備を優先しなくてはいけないのに‥。

 

今回書いたのは、オーソドックスな二人芝居です。

(漫才のようなコントではありません)

二人芝居にすると、出来ることが本当に豊かになりますね。

一人芝居の、軽く10倍以上の内容が盛り込めます。

面白さで言ったら、何十倍にもなるのではないでしょうか?

(10人出演する芝居は、どれだけ面白くなるんでしょう?)

昨日書いた作品も、二人芝居じゃないと実現不可能なストーリーです。

書いていて、実に楽しい気分を味わいました。

最高のひと時でした。

 

ぷにぷにパイレーツは、基本的に、一人芝居を中心に上演しています。

しかし、出来ることなら、もっと可能性の広がる、2~3人芝居をやっていきたいのです。

ただ、なかなかメンバーが揃わないんですよね。

やはり、芸術性を求めるためには、ある程度のレベルを保った役者さんを集めたいものです。

また、少なくとも、週1回は顔を合わせて稽古を行う必要があります。

(それでも、驚異的に少ない方だと思いますが‥)

出来れば、客観的な視点を維持するため、僕は出演しないで、演出に専念したいのです。

そうなると、常時稽古できる俳優さんを5~6人キープしていかないといけません。

なかなか厳しい条件ですね。

どこかに、少人数の芝居をやりたい意欲的な役者さんはいらっしゃいませんかね?

さもないと、昨日書いた脚本が、またお蔵入りしてしまう‥。

ノルマンディー印象派フェスティバル

 

既にお知らせしていますように、東京での次回本公演は、「ぷにぷに印象派祭り」を予定しています。

実施時期は、一応、今年初夏を考えています。

出来れば”FIFAワールドカップ2010”の開幕前に実現したいと思っています。

それに向けて、現在、鋭意準備中です。

 

さて、「印象派祭り」を計画しているのは、ぷにぷにパイレーツだけではありません。

本場フランスでも、「印象派祭り」が予定されているそうなんです。

(「ぷにぷに印象派祭り」実行委員会のメンバーで、旅行代理店勤務の仲間が教えてくれました)

ノルマンディー印象派フェスティバル」と題された、この大規模なイベントについて、ご紹介しましょう。

 

*概要

フランス北西部のノルマンディー地方は印象派発祥の地。モネが港町ル・アーヴルで描いた「印象・日の出」にその名が由来するのはよく知られています。

 

2010年6~9月には、ノルマンディー各地で一大文化イベント「ノルマンディー印象派フェスティバルFestival Normandie Impressionniste」が開催されます。

19世紀を代表する絵画の潮流のひとつ、印象派が発祥した地として、ノルマンディーを知るまたとない機会となるでしょう。 印象派必見の見どころも豊富です。

ルーアン
かつてノルマンディー公国の首府として栄え、今日も美しい木骨組みの古民家や荘厳な大聖堂、古い教会が街中に残り絵になるような街並のルーアンRouen。数々の印象派の画家たちがこの地に魅了され、意欲的に創作活動をしました。

ルーアンはこういった巨匠の作品のモチーフになったことでも知られますが、実はこれまでこの地で大々的な「印象派展」が開催されたことはありませんでした。2010年は、ルーアン市が3年に1度実施している文化プロジェクト「ノルマンディーの印象派たち」の開催年にもあたり、プロジェクトの一環で大々的な印象派展開催が予定されています。

モネが「ルーアン大聖堂」の連作を描いたアトリエは現在のルーアン観光局。ここでモネと同じアングルで大聖堂を描く絵画教室も開かれています。ルーアン美術館も印象派ファンは必見。

 

ジヴェルニー
モネの家と睡蓮の池がある庭園で知られています。11月1日まで毎日見学可能になりました。 2009年5月には旧アメリカン美術館が「印象派美術館」としてオープン。

ル・アーヴル
町並みは世界遺産に指定されています。マルロー美術館はパリのオルセー美術館に次ぐ豊富な印象派絵画のコレクションを誇っています。

 

*展覧会内容

ロマン派の風景画家ユエを始め、コロー、ヨンキント、ターナー、モネ、シスレー、ゴーギャンといった巨匠の作品が紹介されます。これらの巨匠は、荘厳なゴシック様式の大聖堂、鐘楼など中世の面影がのこるルーアンの町並み、またセーヌ河岸や近隣の田園地帯などノルマンディー地方の美しい自然にインスピレーションを受け、意欲的に創作活動をしました。

彼らの残したキャンバスには、ノルマンディー地方における産業発展や、人々で賑わっていた往時の港の様子、風情のある通りの様子などが当時の姿が収められており、貴重な歴史資料ともなっています。画家ピサロも1883年の秋にルーアンを訪れ、中世と近代が調和する町並に魅せられて2ヶ月間滞在し、油彩やエッチングを残しました。巨匠モネは大聖堂をテーマにした連作で1日の内に刻々と変化する光の様子をとらえようとしました。

別の部では、後の世代に活躍した「新印象派」と呼ばれるアングランやマルケ、シニャック、デュフィの作品が展示されます。先代の巨匠がインスピレーションを得た場所に赴き、ルーアンを創作活動の拠点としたこれらのアーティストたちは「ルーアン派」とよばれる一派を確立しました。

ルーアン美術館は、近代・現代絵画以外にも、初期フランドル派、17~18世紀のヨーロッパ絵画など、15~20世紀の豊富な美術コレクションを誇ることでも知られますが、フェスティバル期間中は、所蔵作品に加え、世界中から集められる印象派の代表作が約100点展示されます。個人蔵の作品も多数含まれる予定です。

他にもノルマンディー全土、とくに印象派ゆかりの地(ル・アーヴル、カーン、オンフルール、ディエップ、シェルブール、エヴルー、ジヴェルニー等)で、様々な芸能分野(音楽、ダンス、演劇、写真、映像、建築、再現劇など)の催しが開催されます。

◆詳細

ルーアン美術館
Musee des Beaux-Arts
Tel : 02 35 71 28 40
www.rouen-musees.com

開催期間:2010年6月4日~9月26日まで

開館時間:10:00~18:00
料金:常設展の見学の場合、大人3ユーロ(割引料金2ユーロ)、18歳以下・失業者は無料

 

いかがですか?

時期といい、タイトルといい、ぷにぷにパイレーツの発想と同じではありませんか!

まさに世界的な”印象派ブーム”を先取りしたこの企画!

実にタイムリーではありませんか!

後は、内容面です。

モネ、ピサロ、ゴーギャンに負けないように、頑張ります!

2本着想

 

昨日、脚本として成立するストーリーを2つ思い付きました。

社会風刺に富んだ、僕らしい作品になりそうです。

ジャンルで言えば、SFになるんでしょうか。

時間を見つけて、本の形にしていこうと思っています。

 

普段から、ストーリーは色々発想できるのです。

その内、演劇に相応しいものは、ほんのごく一部です。

ほとんどのストーリーは、舞台化出来ないと言った方が正しいかもしれません。

登場人物が少なく、時間や場所を単一にし、道具やセット、照明などに頼らないものを作り上げるのは、至難の業です。

「史上最強の日本代表」のような漫談形式なら左程難しくはないのですが、演劇的なドラマが成立するのは奇跡のようなものです。

その奇跡を求めて、常日頃から、ストーリーを考え続けています。

長編作品

 

ぷにぷにパイレーツの東京公演に、ほぼ毎回、足を運んで下さるお客様にお会いしました。

「ぷにぷに冬のパン祭り」の感想など、色々、お伺いすることが出来ました。

また、今後の公演に向けてのご要望も、聞かせて頂きました。

その中に、「是非、長編の一人芝居を見てみたい!」とのお言葉がありました。

実は、最近、このご意見を、良く頂戴するんですよ。

ぷにぷにパイレーツは、いつも短編オムニバスの公演ばかり行っているので、違ったタイプの作品をご覧になりたいのかもしれませんね。

 

長編作品を上演することに関しては、やぶさかではないのです。

しかし、如何せん、一人芝居の長編化は、なかなか難しいですね。

話の展開にも限界がありますし、絵変わりもしないので、とても単調になります。

今のところ、「短編作品以上に面白くならないのであれば、長編に挑戦する意味はあまりないのかな」と思っています。

 

ただ、短編の連作というスタイルでの長編なら、可能性を感じています。

主人公を統一するとか、モチーフを変えないなど、一工夫をすれば不可能ではありません。

例えば、画家が絵を描く所、その絵を売る画商、絵を買った人など、一枚の絵で芯を通し、3つの場で構成する一本の作品というやり方なら、面白いかもしれません。

その手法だと、確かにスタイルとしてはカッコいいのですが、現状に比べると縛りがきつく、どうしても単調にってしまうことは否めません。

それでも「長編がご覧になりたい!」とおっしゃるのならトライしたいと思いますが、皆さん、いかがでしょう?

あなたのご意見を、お待ちしています。

朗読会打ち合わせ

 

3月20日に行われる朗読会の打ち合わせのため、昨日、品川区立図書館に行ってきました。

主に、朗読する作品をどれにするかについて、話しあいました。

 

色々討議した結果、具体的な方針が決りました。

まず、楠山正雄さんの作品の中から選ぶことは確定しました。

楠山さんは、今や忘れ去られた存在のようになってしまいましたが、文章がとても平易な、素晴らしい作家の方です。

日本の昔話を幅広く網羅されています。

 

朗読会全体の構成もほぼ固まりました。

昨年同様、朗読会前半は黒澤明子さんが、皆さんお馴染みの日本昔話を、正統派の朗読で聞かせます。

続いて、Takasitarさんのシタール・ソロ演奏。

後半は、僕とTakasitarさんの共演で、おどろおどろしい昔話の大作を、動きも加えながら演劇的に読んでいくことになります。

全体で、約1時間を予定しています。

 

具体的な作品名は、図書館側の審議を待って、発表させて頂きます。

僕が希望している作品の中に、一部過激な表現が含まれているため、適切かどうかを判断するそうです。

僕は、皆さんが、知ってるようで案外正確に覚えていない怪談を読みたいと思っています。

(例えば”九尾の狐”って、どんなストーリーか覚えていますか?)

早く稽古を始めたくて、うずうずしています。

2本を改稿

 

昨日、「ぷにぷに印象派祭り」で上演する作品3本のうち、2本ほど改稿してみました。

 

しかし、改めて読み直してみて、愕然としましたね。

演技があまりにも難しい脚本だったんです。

実際に脚本に沿って動いてみると、とても僕の実力では表現し切れません。

 

そこで、思い切って、脚本に大きな直しを入れてしまいました。

そのうちの1本は、結末まで変えてしまった程です。

(そのせいで、一層、おどろおどろしさが、増してしまったかもしれません)

とにかく、随分、分かりやすくなった筈です。

 

初期の改稿は、演出を具体的に考えながら行いますので、とても時間が掛かります。

何通りも動いてみて、探りながら書き直すので、なかなか前に進みません。

本当に地味な作業なんですよ。

今日は、もう1本の改稿を行います。

"印象派"の改稿

 

今週から、「ぷにぷに印象派祭り」で上演する脚本の直しに入ります。

書き終えてしばらく寝かしておいたので、今なら客観的に見ることが出来ると思います。

説明過剰なところ、分かりにくいところ、セリフがカッコ良くないところ、キャラクターがバラバラになっているところ、などなど、問題点が沢山見つかる筈です。

また、3作品とも非常に演技が難しいものなので、自分の実力と相談しながら内容も変えていかなくてはなりません。

(執筆する段階では、演技力のことは一切考えず、精一杯のものを書いてしまいますので‥)

改稿は、とても地味な作業ですが、本当に大切です。

繰り返し繰り返し、見直していきたいと思っています。

演技しない体作り

 

昨日、「ぷにぷに演劇ワークショップ」の参加者お二人の声を聞くことが出来ました。

やはり、「”演技しない体作り”が、最も参考になった」とのことでした。

僕の中では、まさに基本中の基本なんですけど、それを教える所はほとんどないんでしょうね。

 

”演技しない体”は、演技プランを設計していく上で、まさに基準となるものです。

これが出来ないのは、傾いた土台の上に積み木を積んでいくようなもので、すぐに演技が崩れてしまう筈です。

しかも、この体作りは、メンタル・コントロールにも繫がるんですよ。

ですから、演技をする時だけでなく、日常生活でも大変役に立つものなんです。

また、肉体のストレスを解放することから、健康にも良いと思います。

是非、皆さんにも、”演技しない体作り”を体験して頂きたいですね。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」打ち上げ

 

「ぷにぷに演劇ワークショップ」終了後、溝の口名物(?)のもつ鍋屋さんで、打ち上げをやりました。

非常に盛り上がりましたね。

とりわけ、「ぷにぷにパイレーツがこれまで上演してきた作品の中で、どれが良かったか?」というテーマで、議論が白熱していました。

一般のお客様には、圧倒的にナンセンス・コントが評判良いのです。

しかし、ワークショップに足を運ぶ程の熱烈なぷにぷにファンの方からすると、ショート・コントは「内容的に浅い」と感じるようです。

やはり、シリアスな作品に心打たれるんですって。

 

シリアスな作品と言っても、大きく二派に分かれます。

「ひまわり」や「You're Only Lonely」のように、ロマンチックで、未来に夢を抱かせようという作品。

「夢で会えたら」や「難波のクリスマス・キャロル」のように、厳しい人生の現実を描こうとした作品。

ワークショップ参加者の皆さんが、そのどちらが良いかを、もつ鍋を突付きながら、激しく議論していました。

 

作品をご覧になった方のお話を伺うのは、本当に参考になっていいですね。

特に、普段から舞台に出演するなど、演劇に興味があって、より深く作品を味わおうとしている方の意見は、大変貴重です。

また、僕の作品は、「見た直後より、時間が経つにつれて良くなってくる」という声を頻繁に耳にしますので、こういう機会に改めて感想を聞けたのは、大きな収穫でした。

今後の創作活動に生かせそうです。

 

演劇に馴染みのないお客様からは、「シリアスな作品は不要で、コントだけにして欲しい!」という厳しいご意見が寄せられます。

一方、アーティストや舞台好きの方々からは、「一般受けを狙ったコントはやめて、芸術活動に専念すべきだ!」とのご指摘を受けます。

これらは、絶対に両立出来ないわけです。

今後も、両者のバランスを取りながら、全体構成を考えていかなくてはなりませんね。

五感インド

 

いささか旧聞に属しますが、今月9日と16日の18:30~19:00に文化放送でオンエアされた「五感インド」というラジオ番組に、Takasitarさんが出演されました。

僕は、16日放送分を聞かせて頂きました。

Takasitarさんはゲスト枠での出演で、シタールや音楽の話に留まらず、インド文化そのものの深い部分まで言及されていました。

また、新作アルバムからの曲も紹介されていましたが、インドで収録してきた街の音などをコラージュしたカッコいいものに仕上がっていました。

早く、ニュー・アルバムが聞きたいですね。

リリースが、今から楽しみです。

「噛みつき電撃大作戦」

 

このHPの”公演情報”ですでにご紹介していますが、改めて、今後の活動予定をお知らせします。

建国記念の日(2月11日)に、ゲストで、下記の公演に出演いたします。

 

●「立川らく太 噛みつき電撃大作戦」

 亀戸激情落語シリーズ episode.08~

・出演:立川らく太

・ゲスト:石崎一気

・演目:「大工調べ」「風船男」を予定

・日時:2010年2月11日(建国記念の日)

    開演15:30(開場14:30)

・会場:亀戸ハードコア(JR総武線 『亀戸駅』より徒歩3分)

    〒136-0071東京都江東区亀戸1-39-6 アオキビル3F

    TEL:03-5836-7515 FAX:03-5836-7516

・料金:予約1200円  当日1500円

・プレイガイド:Lawson ticket  L-CODE 33532

*東京堂乳業食品株式会社より、ICE CREAM 「AURINO」をプレゼント!

 

「きっと来る」「赤毛のアン」「疾走」などの作品でお馴染みの、立川らく太君の落語がたっぷりと聞けるようです。

是非、遊びにいらして下さい。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」反省点

 

「第1回ぷにぷに演劇ワークショップ」の反省点です。

とにかく僕の考え方をお伝えしたかったので、駆け足で色んなことをやりました。

「何が大切か」はご理解頂けたようですが、その要素の一つ一つを深めることは出来なかったのです。

ちょっと、盛り込み過ぎたかもしれません。

ワークショップ中、参加者の一人は、「頭の中が、いっぱいいっぱいです」と言っていました。

(「じゃあ、ペースを落としましょうか?」と訊ねると、「いや、もっと色々教えて下さい」と答えていましたが‥)

稽古終了後、「”フォーカス”の練習だけで、3時間まるごとやってみたかった」とおっしゃる方もいらっしゃいました。

実際には、いきなり最初のワークショップで"フォーカス”しかやらなかったら、その意味は理解して貰えないと思います。

1回目ですから、デモンストレーション的になってしまうのは、ある程度、仕方ないのかもしれません。

 

そんな訳で、先日お伝えした内容をもっと掘り下げる機会を作る必要性を感じています。

折を見て、第2回、第3回と続けていくつもりです。

日程等も調整しますので、参加を希望される方は、お早めにご要望をお寄せ下さい。

練習したい内容も、併せてお知らせ下さいね。

参加しようかどうか迷ってばかりいたら、きっと人生、損しますよ。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」の反応

 

お陰様で、「ぷにぷに演劇ワークショップ」は大好評でした。

受講者の皆さんから、「参加して本当に良かった」との感想を頂戴しました。

具体的に、その声をご紹介しましょう。

 

「これまで演劇活動に勤しんできた数年間は、一体何だったんだと思います。」

「今日教わったことを、もっと早く知っていたかった。それを参考に、過去の作品を見つめ直してみたいです」

「これまで、具体的な演技プランを指導されたことはなかった。これで、指標が出来ました。」

「自分が指導を受けている演出家に、今日のワークショップを見せたい!」

などなど、自画自賛みたいでお恥ずかしいのですが、大変お褒め頂きました。

この日初めてお会いした、舞台経験豊富な方は、「是非、ぷにぷにパイレーツに参加して、もっともっと学びたい!」とおっしゃっていました。

ありがたいことですね。

 

僕としては、舞台に出る人なら当然出来なくてはいけないことを、お伝えしただけです。

しかし、それを教えてくれる所は、ここ日本にはほとんどないんですね。

舞台が上手くいかない場合、「気合いが足りない」「気持ちが入っていない」とダメだしする演出家が多いようなんですよ。

そんなアドバイスなら、素人でも出来ますからね。

もっと具体的な演技プランを立てるための指針を示す必要があると思います。

僕がやっていることが、万能というわけではありません。

でも、気合いではなく、もっと技術に注目する演技理論があっても良いのではないでしょうか?

そうじゃないと、一部の天才しかまともな演技が出来ないということになってしまいます。

スポーツには基本となるフォームがありますけど、演劇にもそういったものが必要ではないでしょうか?

そして、その基本を自分なりにアレンジしていくことこそ、上達への早道だと思います。

ピッチングを教えるのに、コーチが「気合いを入れろ!」と言ってるだけでは、なかなか上達しない筈です。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」が、悩める演劇人たちにとって、多少なりとも意識改革のきっかけになったのなら幸いです。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」終了しました!

 

昨日、無事、「第1回ぷにぷに演劇ワークショップ」が終了しました。

 

当初は、誰も参加して下さらないのではないかと、心配していました。

ところが、蓋を開けてみると、沢山の方々に興味をお持ち頂き、問い合わせも多数頂戴しました。

(実際には、スケジュールの関係で来られなかった方も、多くいらっしゃいましたが…)

そして、昨日のワークショップには、まったくの演劇初心者をはじめ、様々な方々にご参加頂きました。

皆さん、演劇や表現に対する思いの強い方ばかりで、意欲的に臨んでいらっしゃいました。

お陰様で、非常に内容の濃い、充実した3時間になったと思います。

 

内容的には、以下のようなことを行いました。

 

*アイス・ブレーキング

・ニックネーム・トス

・ワン・ヴォイス

・ジブリッシュ

・ボール・キャッチ

 

*フォーカス

・彫刻ネーミング

 

*演技しない体作り

・姿勢、呼吸、発声、歩行

・感情交換ゲーム、キャラクター・チェンジ

 

*演劇体験

・シーンの上演(待ち合わせ)

 

演劇のワークショップで頻繁に行われているゲームなどを、アレンジしてみました。

実際に演技に役立つ形にして、その意義や注意ポイントとともに、お伝えしたつもりです。

参加者の皆さんは、とても楽しんで下さったようです。

3時間もあったのに、「時間が短すぎる」との感想を、頂戴しました。

とにかく、ワークショップそのものが素敵な時間になることが、最大の目的でした。

その主旨は、実現できたようです。

第2回以降の開催も切望されましたので、まずは好評だったのではないでしょうか?

 

参加者の皆さんの声は、また明日、ご紹介します。

本日「ぷにぷに演劇ワークショップ」

 

本日、14時より、「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催します。

演劇の基本中の基本から、楽しく体験して頂こうと思っています。

一応、レジュメも作りました。

でも、参加メンバーの様子を見ながら、臨機応変対応していくつもりです。

「演技に当たって、何から取り組んでいけばいいのか?」「役作りはどうするのか?」など、演劇の根本から考えていきます。

参加される皆さんにとって、素晴らしい一日になりますように!

「ハムレット」

 

今日は、お薦めの舞台をご紹介します。

僕が大変お世話になっている劇団、東京演劇集団風が、今日から5日間、「ハムレット」を上演します。

明日、日曜日は、すでに満席だそうですが、それ以外なら、まだ若干お席があるようです。

常にクオリティの高い作品を上演している”風”さんが、どんなシェイクスピアを見せてくれるのか?

非常に楽しみですね。

詳細は下記の通りです。

 

約400年も前に書かれた『ハムレット』は、今日でもなお世界中で上演され続けているウィリアム・シェイクスピアの名作です。東京演劇集団風の『ハムレット』は、モルドヴァ共和国のウジェーヌ・イヨネスコ劇場との交流の中から生まれました。東ヨーロッパの小国モルドヴァと日本との初の共同制作として、2004年に初演しました。

 偉大な国王であった父の突然の死、その喪も明けぬ間の母と叔父との結婚、それを受け入れる社会。父の死が叔父の暗殺だと知ったハムレットは、そこで大人たちの争いや裏切り、権力への迎合を目の当たりにします。ハムレットは自分自身に問いかけます。「このままでいいのか、いけないのか」。彼は社会に対して、大人に対して不信感を募らせていく―そこにある問題は決して過去のものではありません。
 風の『ハムレット』は登場人物を〈子ども〉と〈大人〉という世代に分けています。ハムレット、親友のホレーシオ、恋人のオフィーリア、その兄レアティーズを〈子ども〉とし、国王クローディアス、王妃ガートルード、その家臣ポローニアスは〈大人〉です。さらに原作にはない〈子どもたち〉と〈大人たち〉も登場します。〈大人たち〉は権力に従いどんな不正義も見て見ぬふり、〈子どもたち〉は〈大人〉に翻弄されるハムレットをじっと見つめています。

 演出のペトル・ヴトカレウは、「大事なことは、『ハムレット』という作品が、若い世代のドラマとしてあるということ。若い世代は、大人の過ちやつくりだした問題によって、自分たちがどう生きていくのかという道を見失い、あるいは困難や問題解決の糸口を見つけ出せないでいる。なぜ、子供が間違った方向に行くのか、自殺をしたり、それはどうしてなのか、考えてもらいたい。利益を追求することで、子どもたちが後回しにされている。それは世界のどこでも同じ状況だと思います」と語ります。
 風の『ハムレット』は≪明日を見つめる子どもたち≫へ希望と愛、自由を伝える未来へのメッセージです。

作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:小田島雄志
演出:ペトル・ヴトカレウ
舞台美術:衣裳:ステラ・ヴレブチュアヌ

日時:1月16日(土)、17日(日):14:00

    18日(月)、19日(火)、20日(水):19:00

会場:レパートリーシアターKAZE(JR東中野駅から徒歩6分)

東京演劇集団風
TEL.03-3363-3261 FAX.03-3363-3265
E-mail:info@kaze-net.org
http://www.kaze-net.org

 

「ぷにぷに印象派祭り」脚本が出揃いました!

 

昨日また、脚本を1本仕上げました。

これで、「ぷにぷに印象派祭り」で上演する3本が出揃いました。

まだ確定とまでは言いませんが、多分、この3本を上演することになるでしょう。

今後は、脚本の細かい所を調整し、演出を考えていくことになります。

 

”印象派”のタイトル通り、アートな雰囲気の漂う作品になったように思います。

作風も、まさに”印象派”的ですね。

2本は、重厚な絵画的作品です。

1本は、光の世界です。

内容も、心象風景と言って良く、見る人によってまったく違った印象となる筈です。

これまでのぷにぷにパイレーツの作風とは、一線を画するものになっています。

「ぷにぷに冬のパン祭り」のような、誰にでも分かりやすいモノを求められる方には、ちょっと難しいかもしれません。

でも、たまには、こういった芸術的雰囲気の漂う作品をやってみたいんですよね。

 

次回は、ピアノ(キーボード)の生演奏とのコラボです。

その音楽を、最大限生かせるような公演にしていきたいと考えています。

猿・猫

 

痛っ!痛たたたた!

凄い筋肉痛です。

特に下半身が酷い!

何かに掴まらないと、立ち上がれません。

今日は、階段を昇れるのでしょうか?

 

昨夜、JIDAIさんの指導の下、猿と猫を中心に、動物の動きの練習をしました。

動物のマイムがこんなに大変とは思いませんでした。

動物とおなじような筋肉や骨格の使い方をするわけです。

人間がやるのは至難の業です。

動物の動きの物真似をする芸人さんがいらしゃいますが、見た目よりも遥かに難しいんですよ。

何事も、実際にやってみないと分からないものですね。

「風船男」再々演

 

昨日から、「風船男」の稽古を再会しました。

2月11日に、この作品を再演することが決ったのです。

あるお笑いイベントの主催者から、出演依頼を受けました。

「是非とも、”風船男”をやって欲しい」とのことでした。

その公演の詳細は、後日改めてお知らせします。

 

「ぷにぷに冬のパン祭り」から、およそ1ヶ月。

やはり一月経つと、忘れているものですね。

セリフも飛びますし、動きの段取りも一瞬考えないと出来なくなっています。

あんなに毎日稽古していたのに、忘れるのはすぐですね。

自分の記憶力の悪さに愕然としました。

能力の不足は、稽古で補うしかありません。

短い作品ですから、毎日最低2回づつは、稽古していきたいと思っています。

A.チェーホフのエピゴーネン

 

昨日、また新作の脚本を1本書きました。

原稿用紙40枚程度の作品です。

上演時間にすると、25分程度です。

タイトルは、「穴」にするつもりです。

 

内容は、どす黒いコントです。

非常に笑いにくい、苦い笑劇になっていると思います。

最近、僕は、「喜劇は笑いが起きるようでは甘い!」と考えるようになりました。

公演を見て家に帰ってから、あるいは、何ヶ月か経って作品を思い出した時に「フッ」っと頬が弛むようなコントを目指しています。

まさに、そんな作品に仕上がったのではないでしょうか。

 

書き終えて読み直してみると、意外な発見がありました。

自分で言うのもおこがましいのですが、かなり強くチェーホフの影響が出ています。

書いている時には、そんなことを全く意識していないのです。

しかし、出来上がったもの見ると、「構造的には、ほとんどチェーホフの模倣に近い」と思うほど良く似ています。

勿論、ストーリーは全然違います。

でも、主人公を描く目線がそっくりなんですね。

 

チェーホフの戯曲は、一般的に「人間喜劇」と呼ばれています。

ストーリー自体はどう見ても悲劇なのですが、チェーホフ自身は頑なに「喜劇だ!」と強調していたようです。

僕も若い頃は、「チェーホフの、どこが喜劇なんだろう?」と、いつも首を捻っていました。

しかし、最近は洞察力が向上したのか、「こんな可笑しい喜劇はない」と思うようになりました。

そう感じるようになって以来、退屈な印象だったチェーホフ作品が、とても魅力的になりました。

どこかでチェーホフが上演されていると聞くと、必ず、足を運ぶようにしています。

無意識のうちに、僕はチェーホフの影響を受けていたんですね。

 

思い起こせば、「第1回ぷにぷに祭り」で上演した「バック・ステップ」という作品も、「人間喜劇」的な性格を持った作品です。

これが、僕本来のスタイルなのかもしれません。

「バック・ステップ」もそうでしたが、「穴」も、見る人によっては非常に不愉快に感じる可能性があります。

あまりにも、毒々しく、生々しいからです。

でも、その真意を理解して、感動して下さる方が、きっといらっしゃる筈です。

その少数の、僕と感覚が共有出来る方だけの為の作品が存在してもいいではありませんか。

 

「ニュース寿司」や「史上最強の日本代表」のように誰もが楽しめる作品も、作り続けていかなくてはいけないと思っています。

それと同時に、僕自身が納得出来る、自分らしい作品の追求も忘れてはならないと考えています。

目先の評判ばかり気にするのではなく、自分のポテンシャルを上げるための創作活動に比重を移していくつもりです。

(お客さんの数が減ってしまう恐れはありますが‥)

垢と錆び

 

昨日、今年初めてのパントマイムの練習を行いました。

5時間みっちり動いて、へとへとになりました。

年末年始、仕事があまりに忙しかったので、ほとんど動きの稽古が出来ていなかったんですね。

その垢や錆びが、一気に落ちたような気がします。

動きを怠けると、自分本来のクセや弱点が顔を出してきて、パターンの演技になりがちです。

しかも、体調がおかしくなってきます。

(僕の場合、眠りが浅くなり、肩や腰のコリが酷くなっていきます)

でも、昨日たっぷり動いたお陰で、今朝は久々にスッキリした目覚めとなりました。

筋肉痛は多少ありますが、精神的にも晴れ晴れとした気分です。

これは、実際に体験してみないと分からないでしょうね。

人間は、やっぱり動かないとダメですよ。

演劇は、絶対心と体に良いです。

皆さん、積極的に演劇をやりましょう!

 

1月17日(日)に開催する「ぷにぷに演劇ワークショップ」ですが、もうお一人様だけ受付可能です。

一昨日、参加予定の方お二人にお会いしました。

そこで、2~3分、「こんなことをやるつもりです」とデモンストレーションを行いました。

すると、お二人とも感動されて、「人生観が変わる」とまでおっしゃっていました。

こんなことをお伝えする演劇ワークショップは、多分、他には見当たらないと思います。

巨匠、ミラン・スラデクさんに教わったことなどを含めて、僕の知っていることは何でもご紹介していくつもりです。

是非、お早めにお申し込み下さい。

お待ちしています!

労多くして功少なし

 

昨日は夜のお仕事だったので、日中、久々に演劇活動に取り組みました。

「ぷにぷに印象派祭り」用の脚本を1本書いてみたのです。

公演タイトルに沿った、まさに”印象派”的な作品です。

僕がこれまで書いたことがない作風になっています。

普段、論理的な思考をしがちな僕です。

感覚的な作品を作るのは、なかなかに難しいのです。

文量に比して、意外なほど時間が掛かってしまいました。

出来上がった脚本を見ても、良いのか悪いのか、まったく分かりません。

これから、稽古を重ねていく中で、修正を図っていくつもりです。

(頭で作るよりも、体で作る要素が大きい作品だと思っています)

しかも、とてつもない演技力が必要です。

また、コントのように、多くのお客様にご満足頂けるものでもないと思います。

「労多くして功少なし」の典型のような作品ですね。

しかし、受ける作品ばかりやって満足していては、成長出来ません。

自分のキャパシティを広げるためにも、益々苦手なことややったことのないことに挑戦していきたいと思っています。

演技しない体作り

 

パソコンの反応があまりにも遅く、入力に凄く時間が掛かってしまうので、文章は短めで失礼します。

そろそろウインドウズ7の導入か?

その財源をどのように確保したら良いのか?

問題は山積しています。

 

さて、1月17日に開催する「ぷにぷに演劇ワークショップ」の話題です。

興味をお持ちの方は、多くいらっしゃるようですね。

具体的な内容をお知りになりたい方が、少なくないようです。

その一部をご紹介しましょう。

 

今回、他のワークショップではまずやらないけど、本当はとても大切なことを考えていきたいと思っています。

それは、「演技しない体作り」です。

俳優は、演技することばかり考えてしまいます。

でも、僕は、演技しないことの方がもっと重要だと考えています。

これは言葉で表現するのはとても難しいことなので、実際に体験して頂かないと、きちんとした理解は得られないでしょう。

要は、「全く何の演技もしていないニュートラルな(+でも-でもないゼロの)体を作ってから、そこに演技を加えていきましょう!」という趣旨です。

多くの俳優さんには最初から変なクセが付いていて、何の演技もしていないのに、既に何らかのキャラクターや感情が入り込んでいるように見えたり聞こえたりすることがあるんですね。

その悪癖を除去してから役に取り組んでいかないと、人格分裂を起こした状態になってしまうものです。

ですから、演技しない体を作ることは、演技の基本に入る前に必ずやっておかなくてはならないことなのです。

いわば、体のクリーニングです。

ゼロの体作りを行うことで、かなり演技に入りやすく筈ですよ。

僕が他の役者さんの演出する際、演技指導を行うことよりも、生来の悪いクセを抜くことの方に、より時間を割くことが多いのです。

それでは、稽古時間が勿体無いですよね。

絵画は白紙に描くもので、すでに汚れているキャンバスでは思うような作品に仕上がらないのです。

 

「ぷにぷに演劇ワークショップ」では、「演技しない体作り」を、1時間ほどやってみたいと思っています。

相次ぐ出演依頼

 

このところ、ぷにぷにパイレーツへの出演依頼が相次いでいます。

イベント等への参加を要請するメールなどが、ちらほら届くようになってきたのです。

少しづつ、認知度がアップしているのでしょうか。

ただ、その依頼のほとんどが、ぷにぷにパイレーツをお笑いグループと考えているようなんです。

確かに、コントを上演する比率は、他の劇団に比べると非常に高いのは事実です。

でも、ぷにぷにパイレーツが上演しているのはあくまで演劇であって、いわゆる”お笑い”とは一線を画すものだと思っています。

また、金儲けの道具にされてしまうのも嫌なんですよね。

依頼の趣旨を良く鑑みて、出演の是非を判断していくつもりです。

早く書きたい!

 

時間がなくて、なかなか脚本に着手出来ません。

アイディアがかなり固まってきたので、早く書きたくてうずうずしています。

来週は、書きまくります!

脳の大リーグ養成ギブス

 

次回本公演に向けて、今、生活そのものを変えています。

読む本、聞く音楽、着る服など、思い切ってチェンジししました。

(洋服には限度がありますが‥)

好み以外のものにも、積極的に接するように努力しています。

自分の体内リズム、発想法、キャパシティ等を改革するためには、こうするしかないのです。

言ってみれば、「脳の大リーグ養成ギブス」を着用しているような感じです。

 

その甲斐あって、従来の僕なら絶対に思い付かないような物語の芽が出てきました。

僕の中の奥底に眠っている本質のようなものが、沸々と表面に湧いてきているようなんです。

まだ、ストーリーの形にはなっていません。

今持っている幾つかのモチーフを発展させて、いずれ、脚本の形にまとめていきたいと思っています。

打ち初め

 

昨日、北澤ボクシング・ジムで、打ち初めを行ってきました。

年末年始で、1週間ブランクがあったので、動きが悪かったですね。

体が重い、重い。

あまりにキレがないので、力尽くでパンチを繰り出していたら、太腿の裏が攣ってしまいました。

うーん、情けない。

やはりトレーニングは欠かしてはいけません。

 

この1週間、パントマイムの練習も出来ませんでした。

これはいけません。

今日から、体を使った演技のトレーニングを再開します。

仕事が忙しくて、なかなか時間が取れませんが、効率よく取り組んでいきたいと思います。

フラストレーション

 

この年末年始はお仕事がとても忙しく、ゆっくり出来る時間がほとんどありませんでした。

そして、今日から平常勤務に戻ります。

なかなか演劇活動にじっくり取り組めません。

うーん、フラストレーション!

イメージは出来上がっているので、早く脚本の形にしたいのに‥。

「ぷにぷに演劇ワークショップ」について

 

「ぷにぷに演劇ワークショップ」を、1月17日(日)に開催します。

主に、俳優術と申しますか、演技のノウハウについて、お伝えしたいと思っています。

14時から17時の僅か3時間ですから、ごく入り口にしか触れられないとは思います。

でも、演技の際にどんな所に注意すれば良いのか、意識を置けば良いのかを、分かりやすくご紹介するつもりです。

ここで学んだことを継続していけば、話し方やメンタル・コントロールなどの面で、日常生活にも大いに役立つと思います。

 

「ぷにぷに演劇ワークショップ」では、演技の基本とも言える、発声、呼吸法、姿勢、立ち方、歩き方から始めます。

最後は、簡単なコントを演じて貰います。

楽しい演劇体験ゲームもご用意しています。

「芝居って、こうやって作っていくんだ」ということが、何となく理解出来るようになる筈です。

今後の演劇鑑賞の手引きにもなると思います。

 

勿論、まったくの未経験者でも一向に構いません。

(むしろ、経験者の方は独特の癖が付いている場合があるので、経験のない方が望ましいぐらいです)

決して僕は怒ったりしません。

笑いの多いひと時にいたしますので、お気軽にご参加下さいね。

 

 

すでに数人の方から、申し込みがありました。

少数精鋭でやりたいと思っていますので、あと若干名のみの受付となります。

参加ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい。

1月10日(日)で締め切りとさせて頂きます。

会場費、材料費は頂戴することになります。

(上限は2000円に設定しました。破格に安い!)

お問い合わせは、このHPの”公演予約”の所からお願いします。

新境地へ向けて

 

今年は、僕自身の作品世界に、新境地を切り開こうと思っています。

自分の中には、所詮、限られたものしかありません。

意識的に、内的世界を拡大しない限り、思い切った改革は出来ないものと考えています。

 

ですから、今年は、これまで自分があまり得意でなかったジャンルの本を読み、音楽を聴き、演劇を鑑賞していきます。

強制的に、自己改革を進めている感じですね。

でも、「自分の演劇に反映させる」という意気込みで接すると、これまで気が付かなかったことが、色々見えてくるものです。

かつて、あまり興味のなかったクラシック音楽なども、とても興味深く楽しむことが出来るようになりました。

演劇活動を続けていくことで、自分のキャパシティがどんどん大きくなっているのが分かります。

 

特に、最近「自分自身が、かくありたい」というビジョンがはっきりしてきました。

結局、それは、若い頃夢見た姿と、何ら変わりないものだったんです。

今後は、そのビジョンに向けて、脇目も振らず、ひたすら邁進していくだけです。

 

何だか、抽象的な話で、恐縮です。

でも、今年、僕が上演する作品をご覧になれば、確実にその変化を感じて頂ける筈です。

新たなフェーズに突入する”ぷにぷにパイレーツ”に、是非、ご期待下さい。

2010年の抱負

 

明けましておめでとうございます!

本年も、劇団ぷにぷにパイレーツ、ならびに、石崎一気をよろしくお願いいたします。

今年も、ぷにぷにした感覚ではありますが、演劇活動に全力投球して参ります。

新年を迎えるに当たり、今年の抱負を申し述べたいと思います。

 

①2010年中に、4回以上本公演を開催!

今年も、可能な限り沢山公演を行います。

一応、目標は、2ヶ月に1回ペースです。

最低でも、4回はやります。

それに加え、演劇フェスティバル等、参加可能なイベントには、どんどん加わっていくつもりです。

(ちなみに、昨年は東京での本公演3回、広島公演1回、自治体から依頼された公演1回、そしてパントマイム・フェスティバルへの参加1回でした)

 

今のところ、3月20日、品川区立図書館主催の朗読会への出演が決定しています。

皆さんお馴染みのシタール奏者、Takasitarさんとの共演です。

これが、劇団として通算第9回目の公演になります。

朗読の演目が決り次第、このHPで発表していきます。

 

②印象主義演劇の完成を目指す!

ぷにぷにパイレーツは、これまで、どなたにも分かりやすく、気軽に楽しめる作品を中心に上演してきました。

勿論、その基本路線は残しつつも、今年は新しい挑戦を行っていきたいと思っています。

具体的には、芸術性の高い作品を創造すること。

そして、他の劇団では決して見ることの出来ない、ぷにぷにパイレーツならではの新しい表現を確立することを希求していきます。

昨年上演した実験的な作品を通して、僕が進むべき道が、かなりはっきり見えてきました。

その完成を目指し、2010年は、大胆な方向転換を行うつもりです。

 

そこで、次回の東京本公演は、過去8回の公演とは全く異なった内容にいたします。

タイトルは、以下のように決定いたしました。

「第10回劇団ぷにぷにパイレーツ公演~ぷにぷに印象派祭り」!

この公演では、その名の通り、印象主義的な作品ばかりを揃えます。

以前から、「ぷにぷにパイレーツのシリアスな作品は、印象主義的だ」とのご指摘を度々頂戴していますが、その傾向をより一層強めたものにいたします。

また、芸術性を高めるために、「ぷにぷに印象派祭り」では、ピアノ(キーボード)の生演奏との共演という形での上演を行います。

ドビュッシーやラヴェルが作曲した印象主義音楽に乗せて、印象派演劇をお届けする予定です。

今年前半中に、必ず、開催いたします。

ご期待下さい。

 

従って、以前お伝えした「ぷにぷに怪奇夜話」の公演は、しばらくの間、延期することになりました。

ご了承下さい。

すでに、怪奇作品の脚本は出来上がっていますので、近いうちに開催出来ると思います。

少々、お待ち頂けますか?

 

③演劇公演以外での活動も強化!

今年は、演劇にお馴染みのない方にもっと演劇に親しんで頂けるよう、様々な取組みを行っていきます。

昨年、広島市青少年センターのお力をお借りして、ロウミンさんを講師に「パントマイム・ワークショップ」を開催し、大変好評を頂きました。

今年も、演劇の普及活動にも、力を注いでいくつもりです。

 

まず、1月17日(日)14時から、大山街道ふるさと館・和室にて「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催します。

演劇経験の乏しい、あるいは皆無の方でも、気軽に演劇が疑似体験出来る楽しい催しです。

(僕は顔は怖いですけど、決して厳しいことは言いませんので、安心してご参加下さい)

ゲーム等を通して、演劇で本当に大切なことを体感して頂きます。

演劇鑑賞の際にも、絶対参考になる筈です。

今月10日まで、受付を行っています。

どなたでもご参加いただけます。

是非、お問合せ下さい。

 

また、今年は、お子様向けのイベント等も開催したいと思っています。

「演劇に触れたいけれど、子どもがいるので劇場に行けない」というお母様方の声が、劇団まで沢山届いて参ります。

そういったご要望にも、積極的にお応えしたいと考えているのです。

親子で一緒に楽しめる公演を模索していき、幅広い層に演劇の魅力をお伝えしていく予定です。

 

 

以上、3つの公約のほかにも、今年挑戦していきたい要素は沢山あります。

とにかく、2010年は、今まで以上にストイックに、自分に厳しく、演劇活動に邁進して参ります。

停滞著しい日本の演劇界に新風を吹き込むぐらいの気概で臨んでいく所存です。

皆様、劇団ぷにぷにパイレーツに、昨年以上の熱いご支援を、よろしくお願いいたします!

2010年が、皆様にとって、素晴らしい1年でありますように。