モーリス・ルヴェル
皆さんは、モーリス・ルヴェルという作家をご存知ですか?
僕は、これまで、全く知りませんでした。
このほど、ルヴェルの作品集を、たまたま手にしました。
読んでみたら、これは素晴らしい!
まず、シンプルにストーリーが面白いです。
また、文章の組み立て方が実に見事です。
そして何より、ラストの余韻の作り方は、圧倒的なものが感じられます。
是非とも、作風を真似したい作家ですね。
なぜ、日本で知名度が低いのか、不思議なぐらいです。
ルヴェルは、「フランスのエドガー・アラン・ポー」と呼ばれているそうです。
確かに、表面的には、ポーのような不気味な面も感じ取れます。
しかし、その奥には、モーパッサンやO.ヘンリーの作品に見られるようなヒューマニズムが、しっかりと感じられます。
探偵小説の脈で語られることが多いようですが、純文学として評価した方が相応しいように思います。
孤独、寂寥、人生の虚無等を、原稿用紙20枚程度の短い文章の中に、描き切っています。
僕も、かくありたい!
皆さんにも、ルヴェルの作品を、是非、お薦めします。
ただ、20世紀初頭の田中早苗さんの翻訳しか手に入らないので、少し読みにくいのが難点ですが…。
暑い夏を涼しくする、グロテスクなコントも沢山ありますよ!
2010年7月24日 06:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:本, 演劇
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