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モーリス・ルヴェル

 

皆さんは、モーリス・ルヴェルという作家をご存知ですか?

僕は、これまで、全く知りませんでした。

このほど、ルヴェルの作品集を、たまたま手にしました。

読んでみたら、これは素晴らしい!

まず、シンプルにストーリーが面白いです。

また、文章の組み立て方が実に見事です。

そして何より、ラストの余韻の作り方は、圧倒的なものが感じられます。

是非とも、作風を真似したい作家ですね。

なぜ、日本で知名度が低いのか、不思議なぐらいです。

 

ルヴェルは、「フランスのエドガー・アラン・ポー」と呼ばれているそうです。

確かに、表面的には、ポーのような不気味な面も感じ取れます。

しかし、その奥には、モーパッサンやO.ヘンリーの作品に見られるようなヒューマニズムが、しっかりと感じられます。

探偵小説の脈で語られることが多いようですが、純文学として評価した方が相応しいように思います。

孤独、寂寥、人生の虚無等を、原稿用紙20枚程度の短い文章の中に、描き切っています。

僕も、かくありたい!

 

皆さんにも、ルヴェルの作品を、是非、お薦めします。

ただ、20世紀初頭の田中早苗さんの翻訳しか手に入らないので、少し読みにくいのが難点ですが…。

暑い夏を涼しくする、グロテスクなコントも沢山ありますよ!

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