ぷにぷにパイレーツ

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「蝶々」動画

 

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」で、僕はパントマイム作品「蝶々」を上演しました。

その時に撮影した動画を、アップしました。

事情により、上演の際とは異なるBGMが付けられています。

また、簡易なカメラでの撮影なので、細かい表情や手の動き等が見えません。

多分、何をやっているのか分からない部分が沢山あると思います。

でも、雰囲気だけは味わって頂ける筈です。

少々長尺なので、お時間のある時にご覧下さい。

■動画「蝶々」

「十五周年漂流記」

 

自己批判ショーの看板俳優、小菅節男さんから、メールを頂戴しました。

自己批判ショーは、ぷにぷにパイレーツが憧れ、目標としているコント劇団です。

茨城県古河市を本拠地に活動されています。

センス抜群のナンセンス・ギャグを矢継ぎ早に繰り出す展開は、いつ見ても感心します。

僕も、あのような下らない(褒めているんですよ)コントを作りたいと努力しているのですが、足元にも及びません。

東京で公演が行われる際は、必ず拝見するようにしています。

 

自己批判ショーが、このほど、結成15周年を迎えました。

それを記念して、セルフ感謝祭を東京で開催されます。

その名も、「十五周年漂流記」!

いかがですか?この趣味の良いネーミング!

素晴らしい!

公演の日程は、10月15日(金)~17日(日)。

会場は、板橋区のアトリエ春風舎。

料金は、前売り2500円、当日2800円。

内容は、本公演+コント公演+リーダー栗原さんのひとり芝居の3本立てに加え、プラスアルファ企画もあるそうです。

これはもう、必見です!

詳細は、下記のサイトでご確認下さい。

*自己批判ショー「十五周年漂流記」

言葉では伝え切れないから...

 

他のHP用に書いたエッセイを、ここでもご紹介したいと思います。

 

「言葉で伝えられることなら、文字で書けばいい。言葉では伝え切れないから、私は舞台でパフォーマンスするのです!」パントマイマー、テリー・プレスさんのこの言葉を聞いて、僕は雷に打たれたような衝撃を受けました。

 

テリーさんは、ポーランドの人間国宝、ステファン・ニジロコフスキーの高弟です。ポーリッシュ・マイムを、日本に伝えた人としても知られています。

そんな伝説的アーティストのテリーさんが、先月、5年振りに来日されました。せっかくの機会なので、特にお願いして、日本のパントマイム・アーティストの為にワークショップを開催して頂きました。レッスン中、テリーさんは、パフォーマーが大切にしなくてはならないことを、とても丁寧に、分かりやすく、指導して下さいました。

 

今回、特に印象に残ったのは、こんな言葉です。

「アクター(演者)は、インナーチェンジ(本来は目に見えない内側の変化)を、目に見えるものにし、それを観客に体感させなくてはならない!」

分かりやすく言えば、「アクターは、悲しみが絶望へと移り変わっていく過程を、切れ目なく正確に見せなくてはならない。観客はその変化を自分の体内に取り込み、実際に絶望感を味わうことになる」ということなんですね。

つまり、真のアクターとは、自分の内面を自由に変化させると同時に、観客の内面までコントロール出来るアーティストのことなのです。

 

また、テリーさんは、こんなこともおっしゃっていました。

「アクターには、その人自身の個性が残っていてはいけない。アクターは、普遍的なものとして存在する必要がある。観客は、アクターを見ているのではない。アクターを通して、自分を見る!そして、向こう側の宇宙を見るのだ!」

 

その言葉通り、テリーさんは、パントマイムの演技を通して、人生の深淵を、宇宙の摂理を、見事に描き切ります。言葉をまったく使わないのに、いや、言葉を使わないからこそ、直接観客の心に届く作品になっているように思います。感情の塊が、直接、見る者の心に飛び込んでくるのです。テリーさんのパフォーマンスを見て、僕は、自分の呼吸のリズムや心臓の鼓動までコントロールされたような錯覚さえ覚えました。

 

ここに記したこと以外にも、テリーさんから、沢山、素晴らしいアドバイスを頂きました。それを参考に、僕も、観客・視聴者の皆様の心を震わせることが出来るよう、日々、精進していきたいと思っています。

「ぷちぷちパイレーツ」3回目の稽古

 

昨日、「ぷちぷちパイレーツ」の3回目の稽古を行いました。

内田・塩沼組の「ノーモア納豆」を、3時間掛けて、磨いていきました。

2人とも頑張ってくれていますね。

普段、各自がきちんと稽古しているのが分かります。

やる気がみなぎっている様子でした。

昨日は、2人に沢山課題を出しておきました。

それを、1週間でどこまで克服出来るのか、楽しみです。

「ノーモア納豆」は、かなり面白いですよ。

是非、ご期待下さい。

思案のしどころ

 

昨日、「ぷちぷちパイレーツ」用に、社会風刺劇の脚本を書いてみました。

(「豪快先生」を大幅にカットしたため、全体の尺が短くなりすぎたのです)

当初の計画では、手短にまとめられる筈でした。

しかし、いざ書き始めると止まらなくなってしまうのが、僕の悪い癖です。

たちまち、原稿用紙40枚を超えてしまいました。

このままだと、上演時間が25分ぐらい掛かってしまいます。

大胆にカットするか、他の作品を考えるべきか、またまた思案のしどころです。

仮タイトル「雪だるま」

 

ピアニストのSachikoさんと年末に共演する脚本を、リライトしてみました。

初稿はスケッチのようなものでしたが、これで一本筋が通りました。

そして、とても優しく、切ない作品になったように思います。

これなら、大人でも子供でも楽しんで頂けるのではないでしょうか。

ただ、まだ演出的に地味な印象があるので、少し時間を置いて、アイディアを練っていきたいと思っています。

そして、Sachikoさんに演奏して頂くピアノ曲も選ばなくてはいけません。

頑張って、感動的な作品に仕上げていきたいと思っています。

ちなみに、仮タイトルは、「雪だるま」にしてあります。

ハムレット気分

 

政治風刺コント「豪快先生」の脚本を、俳優達の要望に沿って、大幅に短くしました。

当然、上演時間も、大幅に短くなりました。

これでは、予定している4作品全部を足しても、1時間ぐらいにしかなりません。

(各作品、15分見当なので…)

もう1本、作品を加えるべきかどうか、迷うところです。

 

ただ、僕の作品は、稽古を重ねる度に、上演時間が伸びていく傾向があります。

これは、「本当に細かい部分まで、出来るだけ丁寧にやりたい」という、僕の気持ちの現れなのです。

稽古が進むにつれて無駄を省いていき、どんどん上演時間が短くなる、普通の劇団とは逆ですね。

僕の予想では、本番時には、4作品合計すると、70分程度になっている筈です。

それに前説、終演後のご挨拶、アンコールを含めると、80分ぐらいになると予想されます。

実に微妙ですよね。

 

”作品を追加するべきか、このままで良いのか、それが問題だ…。”

今、僕は、ハムレットのような気分です。

カープのHPに劇団員が!

 

広島カープの公式HPに、衝撃の映像が!

ぷにぷにパイレーツの劇団員2人の写真が掲載されていたのです。

9月18日に横浜スタジアムで行われた対横浜戦で、カープ球団創設60周年を記念して、関東エリアのカープファン倶楽部会員を対象に開催された感謝イベントに参加していた所を激写されていました。

残念ながら、仕事の都合で、僕はその試合に行くことが出来ませんでした。

僕も、カープのHPに載りたかったな…。

CさんとMさんが写っています。

良かったら、下記をクリックして、探してみて下さいね。

「カープファン倶楽部感謝企画」 実施!

Sachikoさんとの打ち合わせ

 

昨日、ピアニストのSachikoさんと、久々にお会いしました。

「ぷにぷに印象派祭り」以来ですから、ほぼ3カ月振りになりますね。

お元気そうで、なによりでした。

 

Sachikoさんは、年末に、音楽イベントを主催されます。

会場はかなり立派なホールで、出演者も多数。

プログラムも、ソロ演奏あり、デュオあり、アンサンブルありという、華やかなコンサートになりそうです。

その中で、Sachikoさんは、何らかの形で、僕と共演したいとのことでした。

昨日は、その具体的な打ち合わせを行いました。

 

一応、僕からの提案として、短編の一人芝居の脚本を書いて持っていきました。

クリスマスをモチーフにした、ハートウォーミングな家族劇です。

まだまだ未完成な脚本でしたが、Sachikoさんは、大変気に入ってくれたようでした。

話し合いの結果、その作品を上演することに決まりました。

 

昨日の段階では、その作品でSachikoさんに演奏して貰う曲までは、決定出来ませんでした。

僕が、上演用脚本を完成させないと、作業が前に進まないんですよね。

頑張って、早く仕上げないといけません。

今週中には完成させるぞ!

 

さてさて、ここにきて、広島カープが今季初の5連勝!

打線のオーダーが固まってきて、ようやく戦える形になってきたようです。

特に、石井琢郎選手がスタメンになってからの好調ぶりには、目を見張るものがあります。

その石井選手が、自身のブログで、素晴らしいコメントを発表されています。

「いくらBクラスが決まってしまったといっても、グランドに立っている以上は、それこそ、歳がいもなく一生懸命プレーをするつもりです。(中略)例えお客さんひとりでも、お金を払ってゲームを観に来ている以上、最高のパフォーマンスを魅せようと努力するのが、僕らの使命。そう思っとります。」

その意気込み、僕らも、見習わなきゃいかんです。

「豪快先生」大幅カット

 

「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」で、「豪快先生」という作品を上演するつもりです。

これは、典型的な政治風刺コントです。

ですから、随所に、政治や経済の専門用語が出てきます。

それに対し、「難しくて覚えられない!」と、俳優陣から泣きが入りました。

理解のある(と言うより、立場の弱い)座長としては、俳優さんの指示に従わざるをえません。

すぐに、「豪快先生」の脚本を、大幅にカットしました。

多分、初稿の半分ぐらいの長さになったと思います。

その結果、劇の味わいや風刺性はかなり低下しましたが、逆にギャグが引き立つ形になったかもしれません。

セリフの量が減ったのですから、俳優の皆さんは、次回の稽古までに、確実に覚えてきて貰いたいですね。

「ぷちぷちパイレーツ」2回目の稽古

 

昨夜、「ぷちぷちパイレーツ」の2回目の稽古を行いました。

参加者は、立川らく太、塩沼千雅の2名です。

ペアの片割れ同士だったので、コンビネーションを高めることは出来ません。

その代わり、各自の演技を、じっくり3時間半掛けて、充実させていきました。

 

本当に稽古って正直ですね。

みるみるうちに、見違えるほど良くなっていきます。

ごく普通の何ということのないシーンが、生き生きと躍動し、目の離せない魅力的な場面に変化していきます。

エネルギーとパッションを内包した、熱いマグマが燃えたぎる演技へと成長していったのです。

2人とも、もう1人の演技が、たちまち向上していくのを見て、心から驚いていました。

ちょっとした体の部位、内臓の位置、呼吸のタイミング、セリフの抑揚で、印象がまるっきり変わってしまうんです。

かなり細かい部分まで指摘させて頂きました。

 

今後も、毎週のように、お稽古が予定されています。

11月28日の本番までに、どこまで作品の質を高められるか、僕自身も楽しみです。

「ぷちぷちパイレーツ」を各種演劇サイトに登録

 

「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」の公演情報を、各種演劇専門サイトに登録し、情報掲載して頂きました。

例えば、こんな感じです。

*シアターガイド

 

サイトごとにフォーマットが違うので、単純なコピー&ペースト作業という訳にはいきません。

情報量の割には、意外な程、時間と手間が掛かるのです。

しかし、無料でPR出来る貴重なツールですから、手間を惜しんではいけません。

実際に、こういったサイトをご覧になって、ご来場されるお客様も少なくありません。

少なくとも、劇団名をアピールする場になることは間違いないのです。

まだまだ頑張らなくては!

 

「ぷちぷちパイレーツ」に、沢山のお客様がいらっしゃいますように…!

「ぷちぷちパイレーツ "STOP!温暖化"」予告編映像

 

「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」の予告編映像をアップしました。

一挙、3作品、同時公開です。

すべてコント仕立てにしてみました。

内容はともかく、稽古場の雰囲気そのものです。

(実際に、稽古の合間に撮ったものですから…)

撮影した僕自身、①がキューブリック風、③がゴダール風に仕上がったと、喜んでいます。

ひょっとして、気のせい…?

とにかく、繰り返しご覧頂きたいと思っています。

下記をクリックして、ご覧下さい。

 

①稽古場編

②お色気編

③純愛編

「Piano Sonatas 1-32」

 

商品の詳細

ウィルヘルム・ケンプの「Piano Sonatas 1-32」と題された、8枚組のCDボックスセットを購入しました。

これは、ベートーベンのピアノ・ソナタ全集です。

ケンプは、40年に渡って3回録音していますが、その最後のバージョンが収録されています(ステレオ版です)。

 

まずは、「月光」と「熱情」を聞いてみましたが、かなり良いですね。

かの有名なフィンランドの作曲家シベリウスがケンプに、「あなたのピアノからは、ピアニストの響きではなく、人間の響きが聞こえてくる」と言ったそうです。

まさに、そんな演奏だと思いました。

このボックス・セットを聞き込んで、お芝居に使えそうな曲を探したり、劇の構想を練ったりしていきたいと思っています。

 

ちなみに、このセットは3684円でした。

1枚当たり、400円ちょっとです。

でも、先日、アルド・チッコリーニの56枚組を、1万円弱で購入したばかりですから、随分高く感じてしまいました。

金銭感覚がおかしくなっている…。

まさに、価格破壊や~!

「あん・ぽん・たん」パンフレット

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ちょっと前の話になりますが、広島のアングラ劇場で、僕の脚本「執行人」が上演されました。

「あん・ぽん・たん」と題されたその公演のパンフレットが、僕の手元に届きました。

上の写真が表紙になりますが、ユニークなデザインですね。

裏表紙には、広島で頑張っている演劇人や劇団に並んで、僕と劇団ぷにぷにパイレーツの名前が明記してありました。

あん・ぽん・たん2 100909_1124~01.jpg

こういう形で、僕の作品が取り上げられるのは、本当に嬉しいですね。

これからも、全国の劇団に上演して頂けるよう、魅力的な作品を書いていきたいと思います。

 

ところで、「あん・ぽん・たん」公演の開演時間は、なぜ最初から5分押しなんでしょうね?

「ぷちぷちパイレーツ」チラシ完成

 

「ぷちぷちパイレーツ STOP!温暖化」のチラシが完成いたしました。

11回目の公演ともなると、慣れたものです。

あっという間に出来上がりました。

バックには、「穴」という作品から、主人公が憧れの女性の部屋を鍵穴から覗き込むシーンの写真を使っています。

(改めて考えると、凄い内容の劇ですね!)

今回は、出演者が4人なので、いつもより多めに印刷しなくてはなりません。

紙とインクを買い足さなくては!

「まぼろし」の動画をアップしました!

 

8月29日(日)亀戸ハードコアで上演した二人芝居「まぼろし」の公演動画をアップしました。

3部構成の作品ですが、1部と3部のハイライト・シーンをご覧頂けます。

「まぼろし」は、再演の可能性もあるので、ストーリーが分かりにくい部分をチョイスしました。

下記をクリックして、ご覧下さい。

 

■動画:「まぼろし」前半ハイライト

■動画:「まぼろし」後半ハイライト

コントの女神降臨

 

昨日、「ぷちぷちパイレーツ STOP!温暖化」の初稽古を行いました。

13時~21時までの8時間、ほぼ休みなしに、みっちり稽古を行いました。

前半は、内田・塩沼組の「ノーモア納豆」です。

この2人は、結構動けるので、動きの多いこの作品に、実に相応しいですね。

ぷにぷにパイレーツ初参加とは思えないぐらい、いい仕上がりを見せていました。

(セリフも、ほぼ完ぺきに入っていました)

続いて、予告編映像を撮影!

かなり面白く、下らない映像が撮れました。

最後は、らく太・池戸組の「きになるひと」です。

らく太君は、出演を重ねる度に、芝居が上手くなってきています。

とても良い雰囲気を作ってくれていました。

そして、久々の出演となる池戸さん!

素晴らしい!

まさに、コントの女神です。

一種の天才としか言い様がありません。

相当面白いですよ。

 

初稽古の段階で、見学している人から爆笑が起こっていました。

稽古を重ねていけば、もっともっと面白くなる筈です。

本番まで2カ月ちょっと。

頑張ります。

「ぷちぷちパイレーツ "STOP!温暖化」の稽古が始まります!

 

いよいよ今日から、「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」の稽古が始まります。

初日の今日は、俳優さん4人全員が集合して、13時~21時まで、たっぷり8時間稽古を行います。

とは言っても、全部で4本作品を上演するつもりですから、1本当たり2時間しか稽古出来ません。

精神を集中して、ビシビシ行きたいと思っています。

 

途中、公演の予告編動画CMも撮影する予定です。

その台本も、3本分、書き終えました。

ぷにぷにパイレーツにはかつてなかった展開のモノも含まれています。

役者の皆さんは、面白く演じてくれるのでしょうか?

いや、その前に、僕がカメラを操作することになりますので、そっちの方が心配です…。

 

では、行ってきます!

「ぷちぷちパイレーツ」詳細

 

ぷにぷにパイレーツの次回公演の詳細が確定いたしました。

今度は、「ぷにぷに印象派祭り」とは違って、気楽に見られる作品ばかりです。

皆様、是非、笑いに来て下さいね。

ご予約、お待ちしています!

 

●第11回公演「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”~社会風刺コント集」

*公演日程: 2010年11月28日(日)

      世田谷区野沢2-26-22川又ビルB1

*出演: 内田諭、塩沼千雅、立川らく太池戸美香

*作・演出・制作: 石崎一気

*上演作品: 国際テロ・サスペンス「ノーモア納豆」

        社会風刺爆笑喜劇「きになるひと」

        スポ根青春恋愛ドラマ「ボクサー」 ほか

*料金: 予約1500円 当日2000円

劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使したコントを中心に上演しています。

今回は、劇団ぷにぷにパイレーツ初の若手公演です。
でも実は、あまり若くない人も混じっています。

晩秋のひと時を、痛烈な時事風刺コントでお楽しみ頂きます。

「ぷちぷちパイレーツ」を見て、地球温暖化をSTOPさせましょう!


*昼・夜ともに、定員は50名様です。
事前にご予約いただかないと、入場できない場合がございます。
特に、14時開演の昼の部は、混雑が予想されます。
ご都合がよろしければ、内容も充実した18時開演の夜の部をお薦めいたします。

なお、一部の作品に、多少刺激的な表現がございます。
小さなお子様には、お薦めいたしかねます(未就学児の入場はお断りします)。
 
予め、ご了承下さい。

ご予約・お問い合わせは、劇団HPのメール・フォーム(公演予約)からご連絡下さい。
(ご予約いただかないと、ご入場できない場合がございます)

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

2週連続日曜日公演を終えて

 

考えてみれば、8月29日、9月5日と、2週連続で日曜日に公演を行ったんですね。

それも、まったく違う内容の公演です。

かなり無謀な気もしますが、何とかなるものですね。

お陰様で、どちらもご好評頂きました。

 

「噛みつき電撃大作戦」も、「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」も、僕は、演者に専念させて頂きました。

受け付け等の制作面や、音響・照明などに一切タッチすることなく、出演に集中させて頂いたのは、本当に助かりました。

ぷにぷにパイレーツの公演の際には、制作やスタッフ業務に追われて、その合間を縫って出演しているような気がします。

大抵、本番前に、体力を使い果たし、ヘトヘトになっています。

そういった意味では、「噛みつき大作戦」も「オーガニックマイムな夕べ」も、最高の環境を用意して頂けた訳です。

これで詰まらない演技なんかしていたら、申し訳ないですからね。

精一杯頑張らせて頂きました。

 

さあ、これで、「ぷにぷに印象派祭り」から続いた出演ラッシュが、一段落しました。

今週末からは、次回ぷにぷにパイレーツ公演の準備に、本腰を入れて取り組んでいかなくてはなりません。

以前お知らせしたように、今度は、若手公演です。

凄い才能が終結してくれましたよ。

僕自身、とてもワクワクしています。

皆様も、是非、ご期待下さい!

「明け方に沈む太陽」

 

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」で、僕は、アンサンブル作品「明け方に沈む太陽」にも参加させて頂きました。

この作品は、4部構成となっています。

僕は、1部の途中に大爆笑しながら登場し、そのまま長い時間笑い続けます。

これが体力的にキツイ!

あっという間に汗だくになります。

やがて、眠りに落ちた僕は、2部でハイエナ達に食われてしまいます。

骨までしゃぶられてしまうんですよ。

蚊に刺されて痒さのあまり目を覚ました3部では、蚊をたっぷり食わされて悶絶します。

そして、4部では、頭の中で誰かの声が聞こえてくるような狂った状態に陥り、恐怖に怯えながら暗転していきます。

非常に前衛的な作品なので、やっている僕も、これが一体何を意味しているのか、分かりません。

(作・演出は、JIDAIさんです)

ストーリーがある訳でもなく、マイムならではのイリュージョン・テクニックを見せつけるものでもありません。

お客様の多くは、戸惑われたことでしょう。

しかし、作品自体の力は、凄いものがありましたね。

舞台上で、確かに、強力なエネルギーが渦巻いていました。

特に、出演者の本番での迫力は、圧倒的でした。

ハイエナ達には、本当に耳を噛まれたり、足の裏を舐められたり、背中を蹴られたり、散々な目に遭いました。

(犯人は鈴木君です)

その気迫は、きっとお客様にも届いた筈です。

 

ちなみに、この作品で僕が着用した衣装は奇抜なモノでした。

お笑いコンビ”髭男爵”の樋口君が着ているような緑の上着。

白と黄色の太いボーダーのピタピタ・ズボン。

実に滑稽です。

仲間からは、「似合う!」「最高!」と褒められましたが、果たして本心だったのかどうか…?

「蝶々」の反応

 

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」で、「蝶々」をご覧頂いた皆さんから、様々な感想が寄せられました。

残念ながら、一般のお客様の声はあまり聞くことが出来ませんでした。

その代わり、パントマイム・アーティストとして活躍されている方々からの意見は、沢山聞かせて頂きました。

そのうちの幾つかを、ここでご紹介させて頂きます。

 

照明を担当して下さったロウミンさんは、「喋らない、動かない石崎さんを初めて見た!」とおっしゃっていました。

確かに、動きの少ない作品なんですよ。

体勢は一切変えずに、骨格や内臓だけを必死で動かすシーンがほとんどです。

本当に地味で静かな作品だと思います。

それでも、お客様は、真剣に集中して見て下さっていたようですね。

最後、蝶が飛び立つシーンで、客席の数か所から、「ああ…」というため息が漏れてくるのが聞こえました。

「蝶々」の世界に飛び込んで下さっていたお客さまも、何人かいらっしゃったようですね。

 

また、別の女性アーティストの方は、こんな感想を伝えて下さいました。

「文章にすれば2~3行で済む些細なことで、5分近い作品に仕上げられるのは、凄いと思いました!」

確かに、羽化した蝶が空に飛び立っていくだけの話ですから、ストーリー自体は全然面白くありません。

その蝶の飼い主の心情を、出来るだけ丁寧に演じただけの作品です。

でも、オーガニックマイムってそういうものじゃないかと、僕は思っています。

ストーリー展開なら、セリフ劇には絶対に敵いません。

セリフがないからこそ伝わるものって、結局、心だと思うんですよね。

 

一番嬉しかったのは、JIDAIさんの言葉でしたね。

終演後の打ち上げで、なぜ「蝶々」がトップバッターに選ばれたのか、その理由を伺いました。

すると、こんな答えが返ってきました。

「冒頭の作品が、公演全体の雰囲気を決めてしまう。また、オーガニックマイムとは何かを、ちゃんと伝えられる作品をトップに持ってきたかった!」

有り難いお言葉ですね。

 

そんな訳で、アーティストの皆さんからは、ご好評を頂きました(多少のお気遣いもあったとは思いますが…)。

今後も、オーガニックマイムにこだわって、日々練習を重ねていきたいと思っています。

「蝶々」について

 

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」のオープニングとして、僕は「蝶々」という作品を上演しました。

これは、「ぷにぷに印象派祭り」でご覧頂いた「蝶」のパントマイム版になります。

「蝶」からセリフをすべて取り去り、代わりに、動きで心情を表現するよう試みてみました。

僕の技術では、別れてしまった彼女との関係性をマイムで伝えることは出来ません。

その分、感情の変化に主眼を置いて演じてみました。

ポイントは、パントマイムの色をどれだけ抜くかにありました。

最初は、「マイムの公演だから…」と思い、出来る限り、イリュージョン・テクニックを全開にしてやっていました。

そうすると、飼育ケースや窓ガラス、手摺りなどははっきり見えるかもしれません。

しかし、そればかりが目に付き、モノに触れている心情や主人公の人間性が隠れてしまいます。

ですから、マイムのテクニックを使いながらも、観客にそれを気付かせないという配慮が必要だということに思い当りました。

マイムをやり過ぎていけず、やらなくても物足りないという微妙なバランスの中、繊細な表現を求めていく作業は、普段ガサツな僕にとって、大変な勉強になりました。

本番で上手く出来たかどうかは分かりませんが、少なくとも、オーガニック・マイムの本質の一部に触れられたような気がします。

今後も、その本質をより一層深められるよう、地道に努力していきたいと思っています。

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」終わりました

 

昨日、「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」が開催されました。

自分で言うのも変ですが、素晴らしい公演だったと思います。

出演者全員が、非常に高い集中力を保ち、気迫あふれる演技を繰り広げていました。

音響・照明ともに大きなミスもなく、滞りなく、進行出来ました。

(照明は、ロウミンさんが担当して下さいました)

また、客席に立錐の余地がないほど沢山のお客様にお越し頂き、入場希望者をお断りするほどの人気ぶりでした。

すべてにおいて申し分ない公演だったと思います。

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

本日「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」開催

 

本日、「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」の本番です。

今日は、早く家を出なくてはなりません。

朝9時に劇場に集合して、灯り合わせ、場当たり、ゲネプロを行い、17:00開場、17:30開演です。

出演者が多いので、てんてこ舞いになるのは確実です。

しかし、普段、少人数のぷにぷにパイレーツで活動している僕としては、逆に楽しみいっぱいですね。

他人の作品も見てみたいですし、初のアンサンブル・マイムがどうなるかにも興味があります。

 

公演のトップを飾るのは、僕のソロ作品「蝶々」です。

最初の作品が、公演全体のムードを決めてしまうことが多いので、責任重大です。

多分、今日上演される作品の中で、最も短く(4分20秒)、最も静かで、最も動きが少ない筈です。

それだけに、集中力を切らさずに、やり切りたいと思います。

 

お陰様で、今日のチケットは、発売するやいなや、すぐに売り切れとなりました。

ご予約頂いた皆様、本当にありがとうございます。

なお、当日券は発売いたしません。

ご了承下さい。

では、アトリエ無現でお会いしましょう!

「瀕死の王さま」見てきました!

 

東京演劇集団風の公演「瀕死の王さま」を見てきました。

「瀕死の王さま」は、不条理劇の大家、イヨネスコの代表作です。

 

さすがに、前衛的かつ難解な戯曲でした。

ただ、今回は、ウジェーヌ・イヨネスコ劇場の芸術監督、ペトル・ヴトカレウの演出です。

非常にユニークかつ魅力的な舞台に仕上がっていました。

 

劇場の入り口からまっすぐに、細長い舞台が伸びています。

その舞台を挟むように、両サイドに客席が30席づつ用意されています。

俳優は、舞台だけでなく、客席の後ろにまで回って演技をする、躍動的な芝居になっていました。

 

今回は、役者さん達の演技が目を引きましたね。

不条理劇の場合、頭でっかちになって、セリフだけが空回りすることが多いように思います。

しかし、昨日は、まず役者の肉体が感情やエモーションを感じ、それが言葉となって絞り出されていました。

肉体を駆使すると、途端に不条理劇が面白くなりますね。

素晴らしい上演でした。

 

やっぱり芝居は肉体です。

昨夜、それを再確認させて頂きました。

「ぷちぷちパイレーツ」では、俳優の皆さんに、力の限り、肉体を使って貰います。

まもなく稽古が始まります。

頑張ろう!

「チェロを弾く女」

 

 チェロを弾く女―ギィ・フォワシィ一幕劇集

ギィ・フォワシィの戯曲集「チェロを弾く女」を購入しました。

そして、一瞬にして読破してしました。

それだけでは物足らず、立て続けにもう一度、読み直してしまいました。

それほど、魅力的な戯曲集なんです。

 

ギィ・フォワシィは、不条理なブラック・ユーモアを基調とした、現代フランスを代表する劇作家の一人です。

彼の作品に登場する人物は、大抵、ありふれた一般の市民たちです。

その抑圧された心の奥に潜む狂気を、独特のユーモアで描くところに特長があります。

(ちょっと僕の作品に似ているでしょ?)

 

僕は、大学1年の時に、ギィ・フォワシィの作品に出会いました。

担任の佐藤実枝先生が、フォワシィの作品を翻訳なさっていたのがきっかけでした。

僕は、すぐにフォワシィの世界観に魅了されました。

そして、「こんな作品を書いてみたい!」と思うようになりました。

僕が演劇活動を指向するようになった大きな要因の一つとして、フォワシィが挙げられるのです。

 

この度、久し振りにフォワシィ作品に触れてみて、僕は驚きました。

僕の書いてきた作品すべて、そして僕自身が、ギィ・フォワシィのエピゴーネンだったんです。

自分で言うのもおこがましいのですが、本当に作風がそっくりです(当然、レベルは相当違いますが…)。

普段、フォワシィのことを意識することはありませんが、脈々と僕の体内に彼のエッセンスが流れ続けていたんですね。

フォワシィは気付いていませんけど、僕は彼の弟子なのです。

 

フォワシィの作品は、誠に素晴らしいものです。

しかし、正直言って、日本の一般的な演劇ファンには、少し難解過ぎるきらいがあります。

どなたにでもお薦め出来るというものではありません。

僕は、フォワシィの魂を受け継ぎながら、もうちょっと分かりやすい作品を作っていきたいと思っています。

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」プログラム

 

「JIDAI オーガニックマイムな夕べ」の出演順が決まりました。

僕は、トップバッターです。

以下、上演の順番に沿って、プログラムをご紹介します。

 

①「蝶々」 石崎一気

②「机上奇談」 角谷将視

③「父」 芦田達也

④「ホームレスの1日」 永重法子

⑤「おつかい」 隅田栄子・小松星矢

⑥「或る心」 鈴木ひろゆき

⑦「絵ゴコロ」 平賀達也

⑧「明け方に沈む太陽」 アンサンブル

⑨「種」 JIDAI

「瀕死の王さま」

 

僕が大変お世話になっている名門劇団”東京演劇集団 風”が、本日、大変興味深い公演をスタートさせます。

僕の最も尊敬する劇作家の一人、ウジェーヌ・イヨネスコの代表作、「瀕死の王さま」の上演です!

ワオッ!凄い!

”ぷにぷにパイレーツ”を応援して下さっている皆さんは勿論、コアな演劇ファンの方なら、これは必見でしょう!

商業的な演劇が主流になっている今、こんな骨太な不条理劇を身近に体験できる機会は、滅多にありません。

是非、お薦めしたいと思います。

僕も、予約しました。

詳しくは、下記をご参照下さい。

 

●瀕死の王さま Le Roi se meurt

9月1日[水]~5日[日]開演:平日7時/土日2時

作:ウジェーヌ・イヨネスコ Eugène Ionesco 訳:大久保輝臣
演出:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcărău
舞台美術・衣裳:ステラ・ヴェレブチュアヌ Stela Verebceanu
音楽:マリアン・スタルチェア Marian Starcea 照明:坂野貢也
音響:渡辺雄亮 舞台監督:長谷川敬久
演出助手:南雲史成 製作:佐藤春江
出演:栗山友彦/柴崎美納/渋谷愛/佐野準/白石圭司/保角淳子

世界的劇作家ウジェーヌ・イヨネスコの代表作『瀕死の王さま』に、KAZEとウジェーヌ・イヨネスコ劇場の共同製作で挑みます。
一人の老衰した王さまが、ある日「あと1時間半で亡くなる」との死の宣告を受ける。厳然たる支配者であり死地に赴くことなど微塵も認めない王さまの混乱の悲喜劇が繰り広げられる―。
イヨネスコを実演し尽くしたペトル自身による演出は、近代の断絶された人間関係の中でさまよう魂、うめきようのない叫びを発する現代人の姿を浮かび上がらせます。
東京演劇集団 風 公式サイト:http://www.kaze-net.org/