ぷにぷにパイレーツ

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「ボクサー」のセリフ

 

今日は日曜日ですが、「ぷちぷちパイレーツ」のお稽古はありません。

各自、自主練習に励んで貰いたいと思っています。

 

先週の稽古は塩沼千雅さん一人の参加でした。

ですから、塩沼さんの相手役を、僕が務めさせて頂きました。

その時、改めて思いましたね。

凄い脚本だと…。

特に、「ボクサー」!

よくもこんなセリフを書けるものだと、自分でも感心してしまいました。

この作品を上演出来る役者さんは、幸せだと思いますよ。

是非、カッいいセリフが自然に聞こえるように、稽古を重ねて欲しいですね。

「雪だるま」稽古開始

 

「雪だるま」のセリフが、大体頭に入りました。

まだ、スラスラ出てくる訳ではありませんが…。

早速、動きを加えた稽古を開始しました。

これが難しい!

感情の動きが小さい作品は、本当に難しいです。

また、無駄なセリフを徹底的に排除してあるので、性格や感情描写をする機会が非常に少ないのです。

実に手ごわいです。

これまで上演してきた作品の中でも、トップクラスの難しさでしょう。

だからこそ、細かい部分までこだわって、丁寧な演技が出来るように、地道に稽古に励んでいきたいと思っています。

「エドワード・オールビー全集」

 

「エドワード・オールビー全集」の3巻と4巻を購入しました。

オールビーは、「動物園物語」や「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」などの作品で知られる、現代アメリカ劇壇の鬼才です。

人間の宿命的対立、言葉の非伝達性、現代社会の非人間性、家庭生活の崩壊、愛情の空虚さなど、現実の暗い状況をデフォルメや戯画化という操作によって笑いながら暴き出すという作風です。

ただ、一般の方に分かりやすいモノではないので、日本では滅多に上演されません。

また、(上記2作品以外の)脚本を入手するのは、かなり困難です。

探し回って、ようやく全集のうちの2冊を手に入れることが出来ました。

 

演劇を専門にする元・大学教授の方が、”ぷにぷに印象派祭り”をご覧になり、「ピンターやオールビーの作品に良く似ている」という感想をお持ちになりました。

自分でも、「この2人からの影響は、隠しようがない」と思っています(レベルは違いすぎますけど…)。

資質が似通っているのなら、その路線をもっと伸ばして行くべきでしょう。

そこで、ピンター、オールビーの作風をもっと研究していくことにしたのです。

 

早速、第3巻に収録されている「ご臨終」という作品を読んでみました。

想像以上に難解です。

オールビーの作品は、1970年代に入ると、急速に寓意的性格が目立つようになっていきます。

代表作「動物園物語」辺りとは、全然違いますね。

「ご臨終」では、登場人物に固有名詞は一切与えられていませんし(僕の作品も、大概そうですが…)、臨終の人物が何者なのか、その経歴も職業も知らされません。

会話の内容は、ほとんど抽象的観念です。

正直、見て面白い作品ではないかもしれません。

オールビーは、リアリズムの枠と、どう妥協し、どう離反していくか苦心してきたようです。

僕も、今、リアリズムからどう離れていくかを真剣に考え始めています。

そういった意味からも、オールビーの作品は、僕に示唆を与えてくれそうです。

繰り返し、読み込んでいきたいと思っています。

「ぷちぷちパイレーツ"STOP!温暖化"」まで1ヶ月

 

「ぷちぷちパイレーツ”STOP!温暖化”」の本番まで、今日で丁度1ヶ月となりました。

今回は、いつも以上に、ご予約が好調です。

特に、14時開演の昼の部に、人気が集中しています。

この時点で、残席が僅か20席となってしまいました。

マチネをご希望の方は、ご予約をお急ぎになった方が良いかもしれません。

18時開演の夜の部は、まだまだ十分余裕がございます。

お時間に余裕のある方は、ゆったりご覧頂けるソワレをご利用下さい。 

中央アジアの民族衣装

 

”JICA地球ひろば”の「人間の安全保障展 ―世界の幸せと悲しみ」に行った時、面白い体験をしてきました。

ここでは、世界の民族衣装を、気軽に着用して、写真を撮れるんです。

勿論、僕は、色々トライしてみました。

アフガニスタン101023_1318~01.jpg

10月の「月間国別特集」は、「アフガニスタン・イスラム共和国」です。

1階体験ゾーンでは、民芸品や民族衣装などの展示。

また、セミナールーム101では、アフガニスタンの人々や自然などを撮られている写真家 長島 義明氏の写真やJICAのアフガニスタン支援のパネルなどを展示しています。

上の写真は、アフガニスタンの民族衣装ですが、違和感なく着こなしているでしょ?

他にも沢山あったのですが、サイズが大きいモノばかりで、上手く着られませんでした。

下の写真のマント姿なんか、オビワン・ケノビみたいになっています。

アフガニスタン衣装101023_1321~02.jpg

常設コーナーには、中央アジアの様々な国の民族衣装が、沢山置いてありました。

しかし、どれとどれを組み合わせるのが正しいのか、良く分かりません。

デザインだけで選んでみたら、下の写真のような姿になりました。

カザフスタン衣装101023_1327~01.jpg

後で調べてみたら、僕は、カザフスタンの服を着て、キルギスタンの帽子を被っていたそうです。

現地の人が見たら、失笑することでしょう。

改めて、「僕たちは、世界のことを何も知らないんだ」と、気付かされました。

 

ぷにぷにパイレーツでは、特別な衣装は着用しません。

その分、今回、色んな民族を着ることが出来て、ちょっと嬉しい気分になれました。

「人間の安全保障展 ―世界の幸せと悲しみ」

JICA入口101023_1338~01.jpg

東京・広尾にある、”JICA地球ひろば”を見学してきました。

(JICA・独立行政法人国際協力機構は、技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力の援助手法を一元的に担う、総合的な政府開発援助(ODA)の実施機関です)

ここでは、現在、「人間の安全保障展 ―世界の幸せと悲しみ」が開催されています。

すべての人々が安心して生きることができ、さらにその生活が人間らしいものであることを目指す「人間の安全保障」という概念。

その前に立ちはだかる多くの課題について、分かりやすく展示しています。

世界が抱える課題をまずは知り、その解決をめざす国際協力について考えてみようというものです。

体験ゾーンには、地球案内人が常駐していて、丁寧に展示説明をしてくれます。

(なお、人間の安全保障とは、人々が、紛争・テロ、災害・環境破壊、感染症、経済危機などの「恐怖」や、貧困、栄養失調、教育、保健医療などのサービスの欠如、基礎インフラの未整備などの「欠乏」から解き放たれ、安心して生存でき、人間らしい生活ができる状態をつくることを指します)

 

具体的にどんなものが展示されているか、ご紹介しましょう。
例えば、子どもが興味をひきそうな、様々な形をした地雷の模型!

1分間に600発の弾丸を発射出来る銃、カラシニコフ!

途上国の子どもたちが何時間もかけて運ぶ水汲みの大変さを、実際に約15リットルの重さの水がめを持って体感!

沢山の子供たちが使い回すため、ボロボロになってしまった教科書!

色々なモノを、実際に手にすることで、世界の実状を肌で感じることが出来ました。

 

そのほか、展示を通して、以下のことも学びました。

・世界では、今もなお、約7300万人の子供たちが、小学校に通えない状況にあります。その理由のひとつに「児童労働」の問題がありますが、ILOの規定する「児童労働」に従事する子どもは、約2億1,800万人で、実に世界の子どもの6人に1人に当たります!

・世界では、3秒間にサッカー場一面分の森林が消えています!

・日本で1年間に捨てられる食品1900万トン(東京ドーム約80杯分)は、約7000万人の人が1年間食べていける量に値します!

 

私たちが、世界のために出来ることは沢山あるんですね。

しかし、その事実を知らないがゆえに、何も行動を起こさない場合がほとんどだと思います。

安易に今の生活を投げ打って、海外に井戸を掘りに行くわけにはいきません。

でも、ちょっとした無駄を善意に転化するだけで、何かしらのアクションになるのかもしれません。

僕は、これまで、社会風刺コントを通して、ささやかなアクションを起こしていたつもりでしたが、まだまだ生ぬるいですね。

もっと、世界のことを勉強して、皆様に分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

「ぷちぷちパイレーツ」7回目の稽古

 

昨夜、「ぷちぷちパイレーツ」の7回目の稽古を行いました。

参加者は、塩沼千雅さんだけだったので、個人レッスンとなりました。

おかげで、かなり細かい部分まで、徹底的にチェック出来ました。

 

塩沼さんは、やる気十分です。

普段、きっちり稽古しているのでしょう。

毎回レベルアップして、稽古場に来てくれます。

また、様々なアイディアも持ち込んでくれます。

稽古場でも妥協することがありません。

貪欲に吸収しようという姿勢が伺えます。

昨日も、休憩なしで、3時間半ダメ出しを受け続けた訳ですが、怯むことなく立ち向かっていました。

その心意気、素晴らしいですね。

本番まで約1ヶ月と迫ってきましたが、必ずや、きっちり仕上げてくれることでしょう。

僕も期待しています。

「雪だるま」暗記開始

 

「雪だるま」の本番まで、昨日で、丁度2カ月となりました。

そこで、昨日から、セリフの暗記を開始しました。

かなり短い作品ですが、覚えるのは大変です。

セリフを大胆にカットした分、一言一言の心理の変化が大きく、かつ演技も難しそうなんですよね。

暗記初日にして、早くも、脚本に沢山の直しを入れてしまいました。

なにせ地味なお話なので、なるべく動きを増やして、お子様でも楽しめるものに仕上げていきたいと思っています。

地道に頑張ります!

「ぷちぷちパイレーツ」劇場正式契約

 

昨夜、アトリエ無現に行ってきました。

「ぷちぷちパイレーツ」公演の劇場レンタルの正式契約を行う為です。

書類を作成し、劇場利用料を支払って、あっという間に手続きが完了しました。

やはり、勝手知ったる劇場は良いですね。

「いつもと同様でお願いします!」の一言だけで、お互いに理解出来てしまいます。

これまでは、本番直前にも打ち合わせに行っていましたが、今回はそれも必要なさそうです。

あとは、作品の出来を高めていくのみです!

(それと、宣伝・営業も頑張らなくては…)

無駄を排除

 

年末に上演する予定の一人芝居「雪だるま」!

その脚本を、大胆にカットしてみました。

これで、上演時間は10分を切った筈です。

僕のイメージでは7~8分だと思います。

Sachikoさんのピアノ演奏を合わせても、15分を超えることはないでしょう。

丁度良いサイズになったのではないでしょうか。

 

脚本をカットする時は、いつも断腸の思いです。

「このセリフ、いいよなあ…」「この単語は、外したくないなあ…」と思いながらも、「エイ!」と気合を入れて削除していきます。

しかし、カットした脚本を読み直してみると、大概スッキリした分かりやすいモノになっているものです。

演技や演出もそうですけど、とりわけ脚本は、出来る限り無駄を排除した方が良いみたいですね。

ナビスコ杯決勝チケット確保

 

11月3日に開催されるJリーグ・ヤマザキナビスコ杯決勝のチケットを購入しました!

磐田vs広島なので、簡単にチケットが取れると思ったら、大間違いでした。

インターネットによる先行発売では、瞬時に、完売してしまう程の大人気!

一般発売が開始される時間に、コンビニで確保しました。

やはり、W杯で日本代表が活躍した影響なのかもしれませんね。

 

演劇人口は、年々、減少の一途をたどっています。

サッカー人気にあやかりたいものです。

小早川毅彦さん

小早川さん.jpg

ロッテが昨日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第6戦でソフトバンクに完勝。

通算4勝3敗(ソフトバンクの1勝アドバンテージ含む)とし、5年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。

レギュラーシーズン3位からの進出は、初めてとなります。

まさに、史上最大の下剋上CSとなりました。

 

そんな気分の朝なので、プロ野球の話題を!

先週、元・広島カープの4番バッター、小早川毅彦さんと、お仕事でご一緒させて頂きました。

上の写真をご覧下さい!

僕とのサイズの違い、いかがですか!

この大きさがないと、あんな凄い打球を放つことは出来ないんでしょうね。

人柄も素敵です!

物静かなんですが、とても周囲に気配りされる、優しい方でした。

せっかくの機会なので、ユニフォームにサインも頂いてしまいました。

(役得、役得…)

家宝にいたします!

「十五周年漂流記」のチラシ

 

16日に、自己批判ショーの「十五周年漂流記」を拝見させて頂きました。

公演自体が素晴らしかったことは、以前お伝えしましたよね。

その公演チラシも本当に素敵で、僕にとって、大変参考になるモノでした。

 

チラシの裏面に、様々な演劇関係者から寄せられた、自己批判ショーの評価が書かれています。

それが、いずれも、否定的な意見ばかりなのです。

例えば、こんな文章が掲載されていましたよ。

 

「世に貧乏劇団は星の数ほどありますが、かれらは劇団貧乏度ベストテンにランクイン!」

「はたして少ないのは客だけでしょうか?さわやかさ、はなやかさ、そういうものの少なさも直視するべきだと思います」

「何もかも中途半端でヌルい。洗練から程遠いのはご愛嬌だが、演技のキレの悪さはなんとかならぬか。ミュージカルにしてはハモリ感の不足も淋しい。それより何より主役が音痴ってのはシャレにならん」

「アカ抜けず皮剥けず15年…、ハッキリ言います、華がない!」

 

良いですよね、このセンス!

僕は、大好きです!

自己批判ショーのスタンスに、憧れてしまいます。

だって、普通、劇団創立15周年記念公演のチラシに、こんな文章を掲載します?

実にカッコいい!

 

その点、僕なんて、まだまだですね。

こんな否定的な意見を公表する勇気を持ち合わせていません。

実際には、ここまでボロクソに言われたことすらありません。

僕ももっと大胆にならないと、なかなか自己批判ショーの域に達することが出来ませんね。

頑張ろうっと!

「ぷちぷちパイレーツ」6回目の稽古

 

昨日、「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」の6回目の稽古を行いました。

4時間に渡って、内田・塩沼組の「ノーモア納豆」と「ボクサー」をチェックしていきました。

 

「ノーモア納豆」は、全身を駆使した動きを見せるのが主眼の、社会風刺コントです。

ちょっとした気の乱れや雑さがあるだけで、動きによるイリュージョンは簡単に消えていきます。

ですから、「これでもか!」というぐらい、細かい部分をしつこく注意していくしかないのです。

セリフ回しは僕が指摘すれば簡単に直るのですが、動きを直すのは本当に大変です。

役者さん自身が、「何でこんな単純なことが出来ないのだろう…」と思ってしまう程、動きは難しいものなのです。

全身くまなく意識を張り巡らせられるようになるには、相当な努力と時間が必要だと思います。

(僕も、まだ全然その境地に達していません)

「ノーモア納豆」の稽古を通して、少しでも、そういった意識が出来るようになって貰えれば良いですね。

 

パワフルな演技を要求される「ノーモア納豆」」と違い、「ボクサー」はとても繊細な作品です。

ちょっとした体の各部位の位置や角度で、シーンの意味が丸っきり違うものになってしまいます。

僕のあまりに細かい指摘に、2人ともかなり戸惑っていたようです。

でも、稽古を進めていけば、きっと、その重要性を痛感すると思います。

(僕が見本をやってみせると、納得してくれているようでした)

とにかく、すべての瞬間で、気を抜くことなく、集中して頑張って頂きたいと思っています。

結成15周年セルフ感謝祭

 

昨日、劇団・自己批判ショーの結成15年セルフ感謝祭「十五周年漂流記」を拝見してきました。

自己批判ショーは、ぷにぷにパイレーツが目標としているコント劇団です。

今回の公演は、豪華3本立てで、入場無料イベントも行われていました。

 

メインの演目は、「KOGA-MAP2010」です。

茨城県古河市の市長選挙で、市民15万人全員が市長に立候補したため、潰れかけのダルマ屋が大繁盛するというお話です。

ミュージカル仕立てになってはいますが、随所に本当に下らないギャグが折り込まれていて、実に面白かったですね。

この下らなさに、僕は一歩でも近付きたいと思って努力しているのですが、なかなかに難しいのです。

ついつい意味のある風刺になってしまいます。

(「ぷちぷちパイレーツ」もナンセンス・コントを目指しながら、結局、こってりした社会風刺作品が揃ってしまいました)

なかなか、自己批判ショーの境地に達することが出来ません。

 

「KOGA-MAP2010」に続いて、「CONTE EXPO’2010」が開催されました。

自己批判ショー15年の活動の中から選ばれた、名作コント集です。

これは、完成度が高かった!

僕は、45分間、笑いが止まることがありませんでした。

特に、「検尿をしているビジュアルのバンド」や、「プロゴルファー猿」のパロディなどは、終演後も思い出し笑いが続きました。

このパートを見るだけでも、出掛ける価値があります。

コント好きの方なら必見です!

 

今日(10月17日)も、公演は行われます。

お時間のある方は、是非、ご覧頂きたいと思っています。

http://zico-hihan.sub.jp/main/

殺し屋座長

 

昨日の書いた”創作における3つのポイント”は、僕に大きな示唆を与えてくれました。

①の「短く書くこと」は、普段から、かなり意識しています。

しかし、③の「愛と死について書こう」という部分については、正直、これまでとても不安に感じていたのです。

 

”愛”について描こうとすると、僕の場合、どうしても”死”を扱わざるを得ません。

しかし、劇中、主人公が愛する人を軽々しく死に追いやってしまうことに、抵抗があったのです。

(結局のところ、僕は、作品中、沢山の人を殺してしまっていますが…)

ただ、考えてみれば、ハーバート・ゴールドさんの言う通り、「すべての偉大な文学作品は愛と死を扱っている」のは間違いありません。

シェイクスピアの4大悲劇なんて、一体どれだけの大量殺戮が行われているのでしょうか?

(生前、彼は、「殺し屋ウィル」というニックネームが付けられていたそうです)

劇中なら、何人登場人物を殺そうと、一向に構わないのです。

 

今後、僕は、自信を持って、登場人物を殺していきますよ!

期待して下さいね。

ジョン・M・ダニエル

 

アメリカ・ミネソタ州出身の作家、ジョン・M・ダニエルズが、創作において大切な3つのポイントを挙げています。

劇作に於いてもとても参考になると思いますので、ここでご紹介させて頂きます。

 

①短く書くこと。どうでもいい単語は贅肉だ。贅肉を取ろう!

②現実に何が起きたかは忘れよう。書き手は、記憶を優れた空想と交換すべきだ!

③最後に、一番重要なことだが、愛と死について書こう!

 

この3つの中で、最も意外だったのは、③ですね。

なぜ、③が大切なのか、以下のような補足もありました。

 

作家のハーバート・ゴールドによると、すべての偉大な文学作品は愛と死を扱っているという。彼はさらに、こう付け足した。異論があるなら、どうか愛と死を扱っていない偉大な文学作品の名を挙げてくれ。こちらは、その作品が愛と死を扱っていることか、でなければ、逆にそれが偉大な文学作品でないことを証明してみせる。

勉強中

 

現在、怪談を猛勉強中です!

赤ズボンの行方

 

先週、「ぷちぷちパイレーツ」のために、超短編のコントを書きました。

その為の衣装(赤いズボン)も購入しました。

しかし、そのコントの上演を取り止めることに決めました。

 

その作品は、公演の冒頭に、僕自身がやるつもりでした。

落ちは下らないのですが、前半はアートな雰囲気が漂う演出になっていました。

普段から演劇に親しんでいる方なら、相当可笑しい幕開けになったと思います。

しかし、今回の公演は、初めてぷにぷにパイレーツをご覧になるお客様が多い筈です。

やはり、分かりやすい内容からスタートしないと、乗り切れない可能性が出てきます。

そんな訳で、この作品を没にしました。

 

書いた脚本を捨てていくのはいつものことなので、惜しいとは思いません。

ただ、480円とはいえ、ズボンを買ってしまったのは失敗でした。

真っ赤なズボンなので、普段着用するのは、難しいかもしれません。

悔しいので、稽古の時に履くようにします。

稽古場の隣に...

 

一昨日稽古した「豪快先生」は、政治風刺コントです。

日本の閉塞状況を、ブラック・ユーモアで笑い飛ばしてみました。

かなり毒を含んでいますので、web上で詳しい内容をお伝えすることは出来ません。

しかし、演出的には、ナンセンス・コントのオブラートで包んでいますので、軽く笑えるモノになっている筈です。

現在の政治状況に詳しくない方でも、十分お楽しみ頂けます。

(むしろ、そういう方にご覧頂きたいと思っています)

 

一昨日の稽古の時、我々の稽古場の隣で、某政党の集会が行われていました。

主演の立川らく太君は、「向こうにセリフが聞こえても、大丈夫ですか?」と、心配していました。

そんなに怯える必要はまったくないと思いますが、確かに放送ではオンエア出来ない過激な表現が随所に入っています。

皆様、舞台じゃないと楽しめない世界を、是非体験しにいらして下さいね。

「ぷちぷちパイレーツ」5回目の稽古

 

昨夜は、「ぷちぷちパイレーツ」の稽古を行いました。

出演者4人全員が参加してくれました。

公演の最後に上演する「豪快先生」を、徹底的に練習しました。

 

この作品は、実際に役者が動くことによって、初めて面白さが出てきます。

肉体の動きを楽しんで貰うように出来ているからです。

その分、俳優さん達には、しっかり動いて頂かなくてはなりません。

実際、昨日は、4人が汗だくになりながら、必死で動いてくれていました。

少しでも気を抜いた動きをすると、面白さがダウンしてしまいます。

全身に気を巡らせて、隙のない動きを完成させていって貰いたいと思います。

 

稽古後、出演者たちの声を聞くと、「”豪快先生”は、演じていて本当に面白い!」とのことでした。

「共演者の演技を見てしまうと、笑いが止まらなくなる」という人もいました。

ただ、主役の立川らく太君だけは、繰り返し「本当に疲れた!」と漏らしていました。

主演には高い集中力が求められますから、疲れるのは当然です。

頑張って頂きましょう!

「雪だるま」改訂

 

年末に上演する予定の作品「雪だるま」を、昨日、改訂しました。

演出面を考慮して、かなり大きな変更を加えました。

上演時間の制限もあるので、思い切ってコンパクトにしてみました。

静かでストイック、かつ、ハートウォーミングな世界が出来上がったような気がしています。

あとは、ピアノ生演奏を、どう生かしていくかを考えていきたいと思っています。

脚本を書く時には曲のイメージがあるのですが、実際にその曲が適切かどうかは合わせてみないと分かりません。

Sachikoさんとのお稽古が楽しみです。

ミルキーバス

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横浜市都筑区の日帰り温泉施設「スパ ガーディッシュ」に行ってきました。

 

横浜市営地下鉄・センター北駅から徒歩5分。

複合商業施設「港北みなも」の3・4Fにあります。

入館料は平日1200円で、施設内の飲食料金などと一緒に後払いになります。

 

内湯は、源泉掛け流しの湯船のほか、座る場所によって噴出し口の高さが違うジェット水流のマッサージバス、そして36℃の低温バイブラバスがあります。

この低温バスが、案外、良いのですよ。

高温のお風呂にのぼせた時、ゆっくり体を休めてリセット出来るのです。

お陰で、長湯出来ました。

 

露天エリアには、源泉の外風呂(こちらは循環になります。やはり内湯の方がマイルドな肌触りでした)、ミクロ水泡のミルキーバス、ハーブの香りのするワイン湯、木製の仕切りがあり隣を気にせずゆっくり出来る寝ころび湯があります。

なかでもお薦めは、ミルキーバスです。

細かい泡の効果なのでしょうか、本当に優しいお湯になっていました。

これ以外に、(僕は苦手だから入りませんでしたが)フィンランドサウナと、スチーム腰かけ湯があります。

 

お風呂もそうですが、リラックスルーム等もゆったり作られていて、贅沢な気分が味わえます。

施設も新しく、とても清潔です。

駅前にもかかわらず、緑豊かな環境に包まれ、旅行気分を満喫出来ます。

しかも、タオルや館内着も付いて1200円!

僕は、大変満足いたしました。

また時間がある時に、行ってみようっと!

 

入浴中、また、新作のアイディアが浮かびました。

リラックスしている筈が、頭の中はフル回転していたようです。

赤ズボン

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凄い色のズボンでしょ?

コント上演用に購入しました。

価格は、なんと480円!

お店は、一体、いくら利ザヤがあるのでしょう?

と言うより、僕以外に、こんなズボンを買う人はいるのでしょうか?

コントぐらいにしか、使えないと思うのですが…。

(実際、このデザインの赤と紫のズボンが、大量に余っていました)

超短編コント

 

「ぷちぷちパイレーツ”STOP!温暖化”」で上演する作品の脚本を、1本書きました。

タイトルは、あえて、「STOP!温暖化」にしてみました。

本当に短い、超短編社会風刺コントです。

原稿用紙で、3~4枚でしょうか。

 

短い作品を書くのは、実に難しいですね。

結局、原稿用紙50枚の作品を書くより、時間が掛かってしまいました。

一切の無駄を排しながら、誰にでも分かりやすいモノにするのは、至難の業です。

また、出落ちみたいな所もあるので、実際に受けるかどうか微妙です。

でも、勇気を持って、舞台に掛けてみようかと思っています。

写真クイズ

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たまには、軽い話題を!

上の写真は、僕が現在使っている携帯ストラップのフィギュアです。

今年の夏、マツダスタジアムに行った時に購入しました。

一体、誰をモデルにしたモノだと思います?

正解した人には、”ぷにぷにGO-GO賞”を差し上げます(名誉だけね)。

ヒントは、現在1軍にいない人!

カープは、今まさに、野戦病院状態です。

そんなことだから、今年もカープはBクラスです…。

内田・塩沼組

 

「ぷちぷちパイレーツ」に出演する内田・塩沼組は、本当に頑張っています。

僕との稽古以外にも、自分たちで稽古場を借りて、積極的に自主稽古を行っているようです。

素晴らしい!

 

若い男女の加入により、これまで劇団ぷにぷにパイレーツでは上演出来なかったタイプの作品が、実現可能になりました。

ピュアなラブ・ストーリーなどを、どんどんやって貰いたいと思っています。

 

今回、この2人には、まったくタイプの違う作品2つに挑戦して貰っています。

ブラックな社会風刺コントの「ノーモア納豆」と、恋愛ドラマ「ボクサー」です。

切り替えが難しいとは思いますが、上手く肉体を制御出来るように、2人で稽古を重ねていって欲しいですね。

「ぷちぷちパイレーツ」4回目の稽古

 

昨日は、「ぷちぷちパイレーツ”STOP!温暖化”」の稽古でした。

内田・塩沼組の「ボクサー」を、みっちり4時間、休憩なしでやりました。

これは、非常に繊細な恋愛ドラマです。

ちょっとした動きやセリフの抑揚で、せっかくの世界が台無しになってしまいます。

ですから、かなり細かく指摘させて頂きました。

僕の演出では、役者さんは末端まで神経を張り巡らせる必要があるので、大変だと思います。

しかし、それこそが演劇の醍醐味です。

2ヶ月弱、しっかり練習して、身に付けていって貰いたいと思います。

思い付きました

 

やっと思い付きました!

「ぷちぷちパイレーツ”STOP!温暖化”」で上演するための、超短編コントのアイディアを思い付いたのです。

それも、一気に2本分も!

出来るだけ下らない、漫談形式のモノを考えていましたが、これがなかなかに難しいんですよね。

この程、なんとか、面白い着想を得て、ホッとしています。

2本とも上演するのか、1本だけにするかは、実際に書いてみて判断するつもりです。

今日は、内田・塩沼組と稽古なので、明日以降に執筆しますね。

「あの青い空の波の音が聞こえるあたりに」

 

昨夜、汎マイム工房の公演「あの青い空の波の音が聞こえるあたりに」を拝見してきました。

劇団員が総出演でしたので、比較的大きな舞台が小さく見えてしまいましたね。

それにしても、総勢15人によるパントマイムというのも、凄いモノです。

さぞや、演出や稽古が、大変だったのではないでしょうか?

皆さん、十分トレーニングされているのでしょう。

体が、実に綺麗に、良く動きます。

羨ましい限りです。

黙詩劇と題されている通り、パントマイムのテクニックを随所に用いながら、肉体表現だけで、独自の世界観を表出されていました。

まさに、身体による”詩”といった感じでした。

 

僕も、常々、「”詩”のような作品を作りたい」と思っています。

しかし、出来上がった作品は、論理で押し切ったような展開になってしまっています。

これが作家(僕)の本質だから仕方がないのかもしれませんが…。

 

「あの青い空の波の音が聞こえるあたりに」は、明日、10月3日まで、氷川台のスタジオPACで上演されています。

「ぷちぷちパイレーツ」予約殺到

 

今日から10月!

2010年度も、下半期に入りました。

上半期以上に、ますます頑張りますよ!

 

さて、今週になって、「ぷちぷちパイレーツ ”STOP!温暖化”」の予約の連絡を、沢山頂戴しました。

ご予約頂いた皆様、本当にありがとうございます!

今のところ、ご予約されている方は、全員女性です。

また、すべて14:00開演の昼の部に集中しています。

不思議な現象ですね。

このペースでいけば、マチネはすぐに満員になってしまいそうです。

夜の部も、18:00開演ですから、19:30には終演します。

一杯飲んで帰ってもそんなに遅くはなりませんから、是非、ソワレもご利用下さいね。

皆様のご予約を、お待ちしています。