ぷにぷにパイレーツ

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ミュージシャンの公式サイト

 

先日、クインシー・ジョーンズの新譜をご紹介したところ、大好評でした。

そして、「もっと音源を聞けるサイトを紹介して欲しい」とのリクエストも届いています。

実は、今、ほとんどの海外アーティストの公式サイトで、新作CDの一部を聞くことが出来ます。

例えば、僕の大好きなギタリスト、ラリー・カールトンのHPでは、2枚のアルバムから試聴可能です。

ラリー・カールトン公式サイト

 

また、リッピントンズのオフィシャル・サイトを開いて、右側にある”LISTEN”の所をクリックすると、新作「コートダジュール」の全曲を試聴出来ます。

リッピントンズ公式サイト

(フュージョンばかり紹介してしまいましたね)

 

なかには、全曲まるごとダウンロード出来るサイトもあります。

なんと、27分40秒もの大曲、シェーンベルク作曲「浄められた夜」の演奏を、無料で入手出来るんですよ。

試しに、下記をクリックしてみて下さい。

あなたのライブラリーに現代音楽の名曲が加わることになります。

(大量のデータがあなたのPCに取り込まれてしまいますので、必要のない方はクリックしないで下さい)

http://imslp.org/wiki/Special:ImagefromIndex/74224

 

お好きなミュージシャンのサイトは、まめにチェックすることをお薦めします。

今年のサンフレッチェは...

 

サッカーのアジア・カップ最終日は、29日、ドーハで決勝を行い、日本は延長の末に途中出場の李(広島)が決勝ゴールを決めて1-0でオーストラリアを破り、2大会ぶり4度目の優勝を果たしました。

優勝回数はイラン、サウジアラビアを上回って単独最多となりました。

日本は2013年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップの出場権を獲得しました。

 

いやー、李選手、やりました!

あのボレーシュート、ご覧になりましたか?

数少ないチャンスを、きっちりモノにする決定力は、本当に見事です。

昨シーズン後半の好調ぶりを、そのまま、あの決勝戦という大舞台で発揮出来たんですね。

実に素晴らしい!

今回のアジア・カップには、サンフレッチェ広島から、李選手の他、西川選手、森脇選手が参加していました。

この3人が、今回の激闘で得た経験は、必ずやJリーグの舞台で役立つ筈!

今年のサンフレッチェは、期待出来るかも…。

(ちなみに、先日、サンフレッチェの「2010シーズン・イヤーDVD」を予約してしまいました)

「SOUL BOSSA NOSTRA」

 

クインシー・ジョーンズの、約15年振りの新譜「SOUL BOSSA NOSTRA」が、リリースされました。

勿論、早速、購入しましたよ。

最高でーす!

ぷにぷにパイレーツの公演では使えませんが、こういった素晴らしい音楽を聞いていると、やる気が出てきます。

収録されているのは、「アイアンサイド」「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」「エヴリシング・マスト・チェンジ」他、クインシーが携わってきた名曲ばかり!

それらを、まさに現代の音にリメイクしてくれています。

参加ゲストも、超豪華!

メアリーJブライジ、ジョン・レジェンド、TYRESE、USHERといった、今をときめく人気シンガーたち。

そして、LLクールJ、WYCLEF JEAN、Q-TIP、LUDACRISら、ヒップホップ界の大御所もずらり。

これは、もう聞くしかないでしょう!

聞いてみたい方は、下記をクリックしてみて下さい。

右上の部分で、アルバムを試聴することが出来ます。

結構たっぷり聞けますよ!

(その他、動画も満載です)

クインシー・ジョーンズ公式サイト

終わらせ方

 

第13回公演で上演する3本目の作品のプロットを考えています。

既に、大まかな設定は出来ています。

後は「結末をどうするか?」なんですよね。

綺麗な落ちを付けた方が、お客様に喜ばれるのは、良く分かっています。

しかし、それだと、なんだか安っぽい感じがするんですよね。

「ああ、そういうパターンね…」という感じで、作品そのものがお客様の心の整理棚に仕舞い込まれてしまうイメージです。

劇中の人物が、お客様の中で、いつまでも生き続けていくには、問題が解決してはダメです。

「腑に落ちる」のは、良いこととは限らないのです!

だからと言って、弱気な僕は、難解なまま終わらせる勇気もありませんし…。

どういった終わり方にするべきなのか、今、頭を悩ませているところです。

「アリババ...」練習開始

 

「アリババと40人のどろぼう」の朗読の練習を開始しました。

子ども用の読み物として書かれているので、とても平易な文章です。

その反面、盛り上がりに欠けている印象があります。

(菊池寛先生!生意気言ってすみません)

一番緊迫するシーンが、実にあっさり済まされているのです。

悪党を殺す場面が、たった一行ですよ!

スペクタクルを感じさせる余地が、ほとんどありません。

読み方だけではカバー出来ないと思いますが、ピアノ生演奏の力を借りて、何とか面白いモノにしていきたいと思っています。

プーランク

 

先日購入したばかりのシェーンベルクと並んで、プーランクのピアノ曲集を聞き込んでいます。

プーランク(1899年~1963年)は、フランスの作曲家で、声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲しています。

生粋のパリっ子であり都会人であったプーランクが作る曲は、軽快かつ、軽妙で、ユーモアとアイロニーと知性があり、「エスプリの作曲家」と言われています。

プーランクの音楽体験はピアノから始まっているため、作品はピアノ曲中心です。

僕が、今、気に入って聞いているのは、「ナゼルの夜」「3つのノヴェレッテ」「常動曲」など。

非常にロマンティックな要素と諧謔的な要素が同居していて、「僕の脚本の作風にピッタリなのでは」と思っています。

プーランクを聞いていると僕の頭の中でイメージが広がっていき、独自の世界観が展開されます。

僕は、劇を着想する時、いつも、そのイメージに近い曲を聞きながら考えるようにしています。

今、僕が展開していきたい劇的空間と、プーランクの曲調は、とても合っているような気がしています。

ですから、僕の家では、朝から晩まで、シェーンベルクとプーランクのピアノ曲が鳴りっぱなしです。

なんてアートな生活なんでしょう!

アジア風民族衣装

 

昨日、アジア風の民族衣装を購入しました。

「アリババと40人のどろぼう」の朗読の際に、着用します。

どんなデザインなのかは、本番まで秘密です。

 

それにしても、アジアの衣料品は安い!

頭のてっぺんから足元まで一式揃えて、いくらになると思います?

アクセサリーを加えても、ちょっとしたTシャツ1枚分ぐらいです。

環境にも、お財布にも優しい衣料品ですね。

普段着も、民族衣装にしようかしら…。

アルノルト・シェーンベルク

 

商品の詳細

アルノルト・シェーンベルクのピアノ曲集を2枚購入しました。

マウリツィオ・ポリーニとグレン・グールドの演奏によるものです。

(同じ曲が入っているCDを、演奏家違いで、一気に2枚買ってしまいました)

 

シェーンベルクは、調性を脱した無調音楽、いわゆる12音技法を創始した作曲家として知られています。

12音音楽とは、以下のようなものだそうです。

”12の音を1つずつ使って並べた音列を、半音ずつ変えていって12個の基本音列を得る。次にその反行形(音程関係を上下逆にしたもの)を作り同様に12個の音列を得る。更にそれぞれを逆から読んだ逆行を作り、基本音列の逆行形から12個の音列を、そして反行形の逆行形から12個の音列を得ることで計48個の音列を作り、それを基にメロディーや伴奏を作るのが12音音楽である。一つの音楽に使われる基本となる音列は一つであり、別の音列が混ざることは原則としてない。したがって、この12音音楽は基本となる音列が、調性に代わるものであり、またテーマとなる。そして音列で作っている限り、音楽としての統一性を自然と得られる仕組みとなっている。”

理屈を言われても良く分かりませんし、なんとも難しそうな音楽に思えてきますよね。

確かに、一聴しただけでは、無茶苦茶やってるだけに聞こえる前衛的な音楽です。

でも、じっくり耳を傾けると、とてもロマンチックなモノであることが分かってきます。

(要は、レストランなどのBGMには相応しくないというだけのことだと思います)

僕にとっては、とてもリアルに心情を表してくれる、実に美しい音楽です。

聞いていると、演劇作品のイメージが、どんどん広がっていきます。

特に、「3つのピアノ曲」や、「5つのピアノ曲」など、本当に素晴らしいですね!

万人にお薦め出来るCDではありませんが、演劇好きの皆さんなら、きっと気に入って貰える筈です。

是非、一度聞いてみて下さい。

商品の詳細

間が悪い!

 

「みんなのコンサート vol.4」で上演した「雪だるま」のDVDを、Sachikoさんから頂戴しました。

昨日、改めて、それを見てみました。

うーん、いけません…。

反省点ばかり、目に付きます。

とにかく、間が悪い!

自分では、たっぷり間を取っているつもりだったのですが、全然足りません。

演者がリアルに感じる時間と、観客の心に沁み込む時間には、タイム・ラグがあるんですね。

映像で客観的に見て、良く分かりました。

舞台上で間を取るのは、本当に怖いものです。

しかし、自信を持って、もっともっとじっくり間を取っていかなくては…。

重複感

 

短編オムニバスで公演を構成する場合、様々な重複を避けなくてはなりません。

同じようなストーリーが続いてはいけませんし、似たようなキャラクターにならないように注意する必要があります。

ギャグのパターン、どんでん返し(落ち)の付け方、セリフのフレーズ、その他、あらゆる面で重なりを避けるように、細心の注意を払っています。

それでも、脚本上の重複は、時間を掛ければ、何とか解消出来るものです。

問題は、演出上の”かぶり”なんです。

一人芝居で出来ることは限られていますから、ちょっと気を抜くと、何となく似てきてしまうものです。

コリオグラフの段階で、重複を防ぐのは当然のこと!

”歩く”とか、”驚く”といった、一つ一つの動きまできちんとチェックして、パターンでやってしまわないように工夫しなくてはなりません。

ご覧になっていてもお気付きにはならないと思いますが、上演する側としては、一応気を遣っているんですよ。

ぷにぷにパイレーツに限らず、お客様がオムニバス公演をご覧になって何ら違和感を感じなかったとしたら、それは相当上手くいっているモノだと思って下さいね。

残る1本は...?

 

新作脚本を1本書き終えたので、第13回公演の概要が、大体固まってきました。

今、手元にあるのは2作品。

2つ合わせると、上演時間にして60分程度だと思います。

もう1本、短めな作品が必要です。

まったくタイプの異なるモノを用意するつもりです。

執筆済みの2本は、どちらも禍々しい雰囲気なので、残る1本は、やはりコントが相応しいのでしょうか?

少なくとも、明るめの作風が求められると思います。

しかし、あえて暗い暗い、救いのない話を持ってくるのも、面白いですね。

作品のコンセプト決めは、本当に難しい作業です。

でも、実は、一番楽しい時間でもあるんですよね。

発酵する時間

 

第13回公演に向けて、新作脚本を1本書き終えました。

かなり黒い内容になったと思います。

ストーリーも、どんでん返しがあって、なかなかに面白く仕上がったのではないでしょうか?

ただ、この作品を上演するには、大変な演技力が必要となります。

脚本を書く時には、自分の実力をあまり考えずに、自由にイメージを広げていくからです。

ですから、実際には、実現不可能な場面が、いくつも含まれている訳です。

今後は、演出家の目線で、脚本に修正を加えていくことになります。

 

でも、その前に、しばらく脚本を寝かせておきますね。

ワインやチーズには、発酵する時間が必要ですのね。

脚本も、そうなんですよ。

第13回公演はどんな内容に?

 

「次の”ぷにぷに”の公演は、どんな内容になるの?」

こんなことをお尋ねになる方も、少なくありません。

 

まだ確定ではありませんが、かなりファンタジックなものにする予定です。

「雪だるま」にせよ、「風船」にせよ、これまでの僕の作品は、リアルな設定が中心になっています。

実話であってもおかしくないような、ごくごく普通の日常を切り取っただけの作風が主流なのです。

そこで、今回は、その逆を行きたいと思っています。

物語でしかありえない世界で、勝負するつもりです。

その分、お話のスケール感は、大幅にアップする筈です。

これまでのぷにぷにパイレーツとは、かなり印象が変わるかもしれません。

是非、ご期待頂きたいですね。

第13回公演の日程

 

「ぷにぷにパイレーツの次の東京本公演は、いつになりますか?」

最近、この質問を良く受けます。

皆さん、期待して下さっているんですね。

ありがたいことです。

 

出来るだけ早くやりたいとは思っています。

ただ、3月19日に、品川区立図書館主催の公演が予定されています。

本公演の本格的な稽古は、それを終えてからということになります。

そうすると、例年通り、6月になる可能性が高そうです。

具体的な日程が決まったら、なるべく早くお知らせしますね。

「アリババ...」の曲目決定

 

昨日、Sachikoさんと、朗読会で使う曲目を選ぶ検討会を行いました。

 

まずは、使えそうな曲のアイディアを出し合い、それがどのシーンに当てはめられるかを考えました。

すると、Sachikoさんの提案した曲が、いずれもバッチリ!

「アリババと40人のどろぼう」に、実に良く合うのです。

実際にSachikoさんに演奏して貰いながら、試しに文章を読んでみました。

曲調といい、長さといい、朗読用に誂えたみたいです。

朗読で共演する曲が、すんなり決定しました。

 

そうこうするうちに、Sachikoさんが以前注文していた楽譜が到着。

早速、ピアノで演奏して貰うと、朗読の前奏・後奏にぴったりです。

長さの調節だけ行えば、文句なし!

そんな訳で、意外な程すんなり、曲目が決定しました。

当初、「”アリババ”に相応しいクラシック曲は、なかなか見当たらない」と思っていましたから、これは嬉しい誤算です。

めでたし、めでたし。

 

今後は、各自がそれぞれ練習していき、ある程度のレベルに到達したら、2人で合わせていこうということになりました。

僕は、まずは、動きを含めた演出から、考えていかなくてはいけません。

明日から、気合を入れて頑張るつもりです。

 

で、「何の曲を選んだか?」ですって!

それは、またのお楽しみ…。

ご教授お願いします!

 

朗読会の作品が「アリババと40人のどろぼう」に決まりました。

しかし、この作品に合うクラシックの名曲が、なかなか見つかりません。

今年の朗読会は、Sachikoさんとの共演になります。

ピアノ生演奏に相応しいアラブ風の曲って、少ないんですね。

どなたか良い曲をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いします!

「アリババと40人のどろぼう」

 

3月19日に開催される朗読会の演目が決まりました。

僕は、「アラビアンナイト」から、「アリババと40人のどろぼう」を読みます。

著者は、あの菊池寛です。

これから、演出を考えていかなくてはなりません。

何より、Sachikoさんに何の曲を演奏して貰うかが重要です。

早急に決定し、練習に入るつもりです。

スクラッチ

ビリヤードの練習風景.jpg

久し振りに、ビリヤード・ニュー文化にお邪魔しました。

遅ればせながら、今年の初撞きです。

このところ、ほとんどキューを握っていなかったにもかかわらず、左程腕は落ちていなくて安心しました。

9ボールをやってみたら、もう一息でマスワリが出る所でした。

残念ながら、8番ボールでスクラッチすること2回!

悔しいー!

近々、リベンジに行かなくては…。

(上の写真は、アジア大会銀メダリストに撮影して頂きました)

訃報

 

昨日、新聞等でも発表がありましたが、能楽狂言方和泉流の野村万之介先生が、12月25日、肺炎のため死去されました。

71歳でした。

しのぶ会は、2月22日午後7時、東京都港区南青山4の17の58のホテルフロラシオン青山で行われます。

 

万之介先生は 父の故・六世野村万蔵に師事。

「万之介狂言の会」主宰していました。

古典の「萩大名」や、おいの萬斎さんが演出した「まちがいの狂言」などで、存在感を放っていました。

狂言師で人間国宝の萬さん、万作さんは、万之介先生の兄になります。

 

昨年、12月29日に行われた近親者のみの密葬に、僕も参列させて頂きました。

最期のお姿も拝見しましたし、時間も経っているので、心の整理は付いたつもりでいます。

しかし、まだまだ信じられないんですよね。

僕が東京に出てきてから今まで、四半世紀に渡って、ずっと師事してきた先生です。

亡くなられたことを信じたくないという気持ちが強いのだと思います。

まだまだ僕を叱って欲しかったし、もっと色々なことを教わりたかったです。

僕の演劇の基本は、すべて万之介先生から教わったものなのです。

舞台上のことだけでなく、礼儀作法など日常生活についても、諸々ご指導頂きました。

その思い出は、語り尽くすことが出来ません。

 

昨日、情報が公開されてから、一門のみんなが悲しみに暮れています。

我々にとって、本当に大きな存在でしたから…。

万之介先生のご冥福をお祈りしたいと思います。

演劇における最終目標~後編

 

昨日の続きです。

 

では、僕の演劇における最終目標とは何なのか?

それは、「誰も見たことのないような作品を上演すること」です。

僕でなければ作ることが出来ない世界を、舞台上に構築することが夢なのです。

「演劇には、こんな可能性があったのか!」「こんな舞台、かつて見たことがない!」と驚いて頂けるような作品を提示し続けたいのです。

そのためには、常に、新しい挑戦を続けていかなくてはなりません。

1回やったしまったら、既に何人が見てしまっている訳ですから、その手は使えません。

少なくとも、質を大幅に向上させていくことにより、「こんな地平を舞台上に表出させられるなんて…!」と、お客さんを驚愕させてやろうという意識を持たなくてはいけないと思っています。

 

そんなことが本当に出来るかどうかは分かりません。

でも、それを目指さない限り、絶対に実現出来ないことだけは間違いありません。

高い意識を持って、作品作りにのみ、邁進していくつもりです。

(集客の為に作品の質を犠牲にするようなことは、決してやりません)

そうすれば、やはり意識の高いお客様だけが集まって下さるでしょうし、演劇ならではの魅力を味わって頂けるものと信じています。

 

今後、TVで見られるようなお笑いを求めるお客さんは、減ってしまうかもしれません。

しかし、乱れて栄えたところで、それは滅亡への第一歩を踏み出したに過ぎないのです。

自分に厳しく、長期的な視野を持って、演劇活動を見据えていきたいと思っています。

 

なーんて、難しいことを書きましたけど、作品自体の分かりやすさにはこだわっていきますので、ご安心下さいね。

決して、コントをやめるつもりはありませんから…。

演劇における最終目標~前編

 

JIDAI一門の新年会で、仲間から、こんな質問を受けました。

「石崎さんの舞台活動における最終的な目標は何ですか?ロングラン公演ですか?それとも大劇場でやることですか?演劇で大金を稼ぐことですか?」

 

意外な質問に、僕はしばらく考え込んでしまいました。

たしかに、沢山公演出来ることは素晴らしいことですし、大勢のお客様にご覧頂けるのは至上の喜びです。

ましてや、それでお金が儲かるなら、言うことはありません。

しかし、そんなことを目的にして演劇をやろうと思ったことは、これまで一度もありません。

結果としてそうなるのなら良いと思いますが、それを狙って作品作りをしたら、とても不純なものになってしまうからです。

例えば、イプセンやチェーホフの歴史的傑作をどんなに丁寧に上演したとしても、ロングランや大量動員は望めません。

良質な作品というだけでは、お客様は、劇場に足を運んで下さらないのです。

元々人気や動員力のあるアイドルを起用するとか、ストリップまがいの演出を加えて話題作りをするとか、芸術の本質を犠牲にしていかない限り、マスへの訴求力は発生しません。

実際、観客席が300以上の劇場で上演されている作品は、収益や集客を最大の目的にしたモノが多く、出演者であるアイドルのファンでなければついていけないことがほとんどです。

(最近は、50~100席程度の小劇場にも、結構有名なアイドルや歌手が進出しています)

また、出演者の人数を増やし、それぞれに大量のチケットノルマを課すことで、強制的に動員数を伸ばすスタイルも一般的になっています。

今や、客席100以上の劇場ですと、出演者が50人を超えるのが一般的になっています。

観客より主演者の方が多いのが常識になる日も、近いのではないでしょうか!

こんなことだから、演劇はどんどんつまらなくなっていくし、お客さんも演劇が嫌いになっていくのです。

演劇は、目先の利益を追求することで、結果的にどんどん観客を減らしているのではないでしょうか?

 

話が逸れました。

とにかく、僕は、動員を増やすことを念頭に置いて作品作りを行ったことはありませんし、今後も絶対に行わないでしょう。

では、僕が、演劇において、どんな目標を掲げているのか?

それはまた明日!

Mine is life!

 

昨夜は、JIDAI一門の新年会でした。

パントマイムについて大いに語りあい、学ぶことの多い、貴重な時間となりました。

特に、ポーリッシュ・マイムの人間国宝、ステファンさんの考え方を示す言葉に沢山触れることが出来たのが、収穫でした。

幾つか印象に残った発言がありましたが、なかでも、こんな言葉から、強烈なインパクトを受けましたね。

”Mime is life!”

”単に動きを見せるだけなら、機械でも出来る。マイムにおいて、動きには生命が宿っていなくてはならない!”

”何かを表現するとき、そのものの特長を現すのではなく、そのものの本質自体になる必要がある!”

うーん、深い…。

僕なんかは、その前に、身体的技術を身につける方が先ですけど、ステファンさんのおっしゃることを常に意識しながら練習していきたいと思っています。

朗読会の演目選び

 

今年3月19日(土)に、品川区立図書館主催の朗読会に出演させて頂きます。

その内容や演目を、そろそろ具体化していかなくてはなりません。

例年、この朗読会には沢山のお子さんがご来場されます。

そのほとんどが、まだ幼稚園にも通っていないような、本当に小さいお子さんなんですね。

ですから、朗読する作品は、平易な童話の中から選ぶことになります。

去年まで、「注文の多い料理店」や「大江山」といった、日本の童話や昔話を朗読してきました。

今年は、海外の童話というテーマでやってみようと思っています。

今、候補で考えている作品が二つあります。

どちらにするかは、クラシックの名曲のピアノ生演奏と合わせられるかどうかがポイントになります。

音楽をじっくり聞いて、今週中には結論を出すつもりです。

「シアター!」

 

商品の詳細

演劇に興味のある皆さんにお薦めしたい本があります。

ベストセラーを連発されている人気作家・有川浩さんの小説「シアター!」です。

「シアター!」の粗筋は、こんな感じです。

 

小劇団「シアターフラッグ」は、300万円の負債を抱え、解散の危機が迫っていた。

主宰の春川巧は、兄の司に泣き付く。

司は、巧にお金を貸す代わりに、「2年間で、劇団の収益から、この300万を返せ。出来ない場合は、劇団を潰せ!」という厳しい条件を出した…。

 

とても読みやすい文章だし、ストーリーも面白いので、シンプルに読み物としてお薦め出来る小説です。

それに加えて、小劇団の実状を、現実に即して過不足なく描き切っています。

特に、劇団運営上の経済的側面は、かなり正確な数字が提示されていると思います。

有川先生は、「シアター!」を執筆するに当たり、”Theatre劇団子”に密着取材されたそうです。

 

「シアター!」を読んで頂ければ、劇団を続けていくのがいかに大変かが、ご理解頂けると思います。

ただ公演を実現するだけでも死ぬ思いなのに、面白い舞台を作るなんて奇跡に近いことなのだということが、きっと、お分かり頂けることでしょう。

経済の状況が悪化し続ける今の日本では、小劇団の存続は、まさに風前の灯…。

時代に合った、新しい劇団の在り方を模索していかなくてはならないのではないでしょうか?

 

「シアター!」は、メディアワークス文庫から、610円(+消費税)で発売されています。

ぜひ、ご一読を!

「たたり」

 

僕は、普段から、良く本を読む方だと思います。

新年を迎えてからは、より一層ペースが速まっています。

毎日、最低、1冊は読破しているのです。

多い日には、3冊も読んでしまいました。

(日中は仕事をしているにも関わらず…)

新作脚本のアイディアを求めて、何者かに取りつかれたように読みまくっています。

ちなみに、2011年は、シャーリー・ジャクソンの名作中の名作「たたり」で幕を開けました。

幸先が良いのか、悪いのか…。

今年は広島で?

 

昨年は、スケジュールの都合が付かず、広島公演を実現出来ませんでした。

ですから、このお正月に広島にお住まいの皆さんから頂いた年賀状の多くに、「今年こそは広島公演を!」と書いてありました。

真に受けて良いのでしょうか?

もしお一人でもご覧になりたい方がいらっしゃるのであれば、また広島公演をやりたいと思っていますが…。

夏頃の予定がまだはっきりしないので確約は出来ませんが、今年は広島公演の可能性を探っていくつもりです。

広島の皆さん、ご協力をお願いします!

年賀状に...

 

今年も、沢山、年賀状を頂戴しました。

そのうち、何人かの方が、「毎日、ブログを楽しみに読んでいます」と書いて下さっていました。

実に嬉しいですね。

皆様のご期待に沿えるよう、これからも、毎日欠かさず書いていきたいと思っています。

今年は、もう少し辛口でいこうかな…。

今日から新年...

 

あっという間に、正月スケジュールが終わり、平常勤務に戻ってしまいました。

今日から、パントマイムにも復帰!

ある意味、今日が僕にとっての新年かも!

 

今年は、より一層、ポーリッシュ・マイムを生かした作品を作っていくつもりです。

動きだけを見せるシーンを、大胆に導入していく予定です。

正確に肉体コントロール出来るよう、日々、精進していきますね。

今年最初の作業

 

現在、僕は、今年上半期に行う予定の東京本公演の企画を考えているところです。

凄く地味なんですけど、一番大切な作業です。

正解がない仕事なので、迷い始めると切りがありません。

集中して取り組めば良い結果が出るというものでもありませんから、じっくりと時間を掛けて考えていくつもりです。

なんとか、今月中には、方向性を打ち出さないと…。

2011年の演劇界

 

2011年は演劇界にとって、どんな年になるんでしょうか?

 

このところ、日本の演劇は、地盤沈下が続いています。

東京では、劇場の閉鎖が相次ぎ、名門の小屋が続々姿を消しています。

一流の新劇劇団はいわゆる劇場での上演を止めてしまい、自前の稽古場での公演が主流になってしまいました。

300~400人規模の劇場で上演されるのは、もっぱら、アイドル芝居ばかりです。

それでも、劇場の稼働率は悪いらしく、開店休業のような所も少なくありません。

正式な統計はありませんが、劇団数や、劇団員の人数も、かなり減ってきている実感があります。

(数年前より、明らかに、公演情報の量や、チラシの枚数が少なくなってきています)

日本経済の沈滞で、演劇の世界に夢を追いかける余裕はない時代に突入していますし、そもそも「もはや演劇に夢は存在しない」のかもしれません。

お客さん立場に立ってみても、面白いかどうかも分からない2時間の出し物に、5000円も支払う勇気は持てませんよね。

演劇にとって、非常に厳しい時代になってきたと言えるでしょう。

 

景気回復を期待できない中、従来の方法論では、日本の演劇界はますますパワーダウンしていく一方です。

もう一度、足元を見つめ直して、新たなやり方を検討していく必要があるように思います。

というよりも、演劇は原初のスタイルに回帰すべきではないでしょうか?

 

はっきり断言しますが、デジタル技術の進歩により、音楽や書籍などの複製芸術ビジネスは、数年のうちに壊滅する可能性があります。

残存出来るのは、ライヴ活動だけになる筈です。

実際、欧米のミュージシャンの多くはCD発売を諦め、活動の中心をライヴに移行しています。

主な収入源は、コンサート会場で販売するTシャツという、超有名アーティストさえ出現しています。

また、ヒット小説の数々が不法にデジタル・コピーされ、無料で読めてしまう時代になってしまいました。

アメリカでは、自作の著作権を放棄する代わりに、無料で大勢の方に読んで貰うことで、講演などのお仕事のチャンスを増やしていこうと考える文筆家が、急増しているそうです。

あらゆる芸術表現において、根本的な変革の時が到来しているのです。

それも、数世紀前のスタイルへの退行という形で…。

 

さあ、演劇は、どうなっていくのでしょうか?

どこへ向かうべきなのでしょうか?

2011年、我々演劇人は、その答えを早急に模索していかなくてはならないのです。

あけましておめでとうございます!

 

新年あけましておめでとうございます。

本年も、劇団ぷにぷにパイレーツをよろしくお願いします。

 

元旦に、劇団としての今年の目標をご紹介します。

2011年、劇団ぷにぷにパイレーツは、3つのスローガンの下、演劇活動に邁進していきます。

 

まず最初は、「質の向上」です。

脚本、演出、演技等、全ての面においてのレベルアップをテーマに、頑張っていくつもりです。

ですから、どんな小さなセリフ、立ち位置、細かい動きでも一切おろそかにすることなく、最後まで妥協せずに、丁寧に作品を作り上げていくことをお約束します。

 

また、今年は、「よりアーティスティックな作品作り」を目指します。

「どなたにでも楽しんで頂ける」というコンセプトでスタートした劇団ではありますが、これまで分かりやすさを求め過ぎるあまり、芸術性を損なってしまうケースも多々存在しました。

ですから、今年は、多少難解になっても構わないので、本当に自分のやりたいことを貫いてみようと思っています。

そうすることで、これまで実現出来なかったことが可能になるかもしれませんし、新たな地平に立てる希望を持つことが出来ます。

公演ごとに娯楽性と芸術性のバランスを取っていくつもりなので、従来の”ぷにぷにパイレーツ”の作風がお好きな方にも楽しんで頂ける筈です。

新境地を目指す私どもに、今年は是非、ご期待下さい。

 

そして、「演劇スタイルの多様性」を求めていきます。

一人芝居から、複数人数が出演するモノ。

コントから、シリアスな悲劇。

まったく動きのないセリフ劇から、一切セリフのないパントマイム。

これまでも、上記のような多様性には、取り組んで参りました。

それを、今年は、もっともっと拡大していきたいのです。

例えば、以前から夢だった、不条理演劇にも挑戦していきたいですね。

また、ブレヒトのような音楽劇にも興味があります。

今や、絶滅危惧種に指定されてもおかしくない前衛劇なんて、いかがでしょう?

一体何が飛び出してくるのか分からない、ビックリ箱のような公演って、魅力的ではありませんか?

とにかく、既成の演劇の概念を打ち破るような、僕ならではのユニークなスタイルを開拓していくつもりです。

失敗を恐れず、果敢にチャレンジしていきますね。

(勿論、従来通り、笑えるコントや感動作も継続していきますよ!)

 

元日に立てた3つの目標を達成するべく、今年も数多くの公演を実施していきます。

今のところ、今年前半は、こんな予定で考えています。

 

●第12回公演「朗読会」 3月19日(土)14:00開演

 

●東京本公演「タイトル未定(アーティスティックな作品を中心にお送りします)」 

 出演:石崎一気

 キーボード演奏:Sachiko

 

●若手公演 詳細未定 (どなたにでも楽しめる作品をお届けします)

 出演:立川らく太 ほか

 

詳しいことが分かり次第、このHPで発表していきます。

時々、チェックして下さいね。

 

あらためまして、2011年も劇団ぷにぷにパイレーツを、よろしくお願いします。

今年が、皆様にとって、素晴らしい1年でありますように!