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風邪を...

 

風邪をひいてしまいました。

集中力が高まらないので、今日は、改稿作業も朗読の練習も休止!

たまには、いいでしょ?

改稿のポイントは視点の変化

 

改稿作業のポイントは、視点の変化だと思っています。

初稿を書く時、僕は、観客の目線で書くようにしています。

「こんな舞台があったら、面白いだろうな…」「こんな作品を、見てみたいな…」

そんな風に感じている夢の舞台を自由にイメージして、とにかく現実を度外視して書いてみるのです。

意識を客席に置き、客観的な立場で書くのが初稿です。

 

その初稿を改稿する時、僕は、俳優の目線を持つようにしています。

「本当に、そんな演技が出来るのか?」「感情をきちんと体感することが出来るのか?」

徹底的に、役者の立場に立ち、確認していきます。

特に難しいのは、「今は出来ないけど、数か月掛けて練習すれば出来るようになるだろう」といった、予測を立てる部分です。

自分の身の丈に合った演技プランに、徹底的にこだわって、脚本を直していきます。

 

改稿の最終段階については、説明が本当に困難です。

非常に感覚的な表現で恐縮ですが、中間距離といいますか、自由な視点を持つことが重要だと感じています。

意識が劇場内をふわふわと漂っていて、勝手に動き回りながら、作品を注視している感じです。

映画で、カメラがパンやズームしたり、カットを切り替えたり、スローモーションを使ったりするのと、イメージ的には近いかもしれません。

(実際、僕の中では、もっとスピリチュアルかつ、霊的な感覚ですが…)

この自由な目線が確立されるようになってくると、間もなく完成です。

 

今は、まだまだ、役者目線でしか脚本が読めないので、完成までもう少し!

焦ったところで、視点は変化していかないので、とにかくじっくり取り組んでいくつもりです。

恐ろしい体

 

昨日、一昨日と、2日続けて北澤ボクシングジムで、体をいじめてきました。

今朝は、全身が痛くて大変です。

最近は、腹筋500回とか、背筋250回など、自分なりにハードルを上げて練習しています。

お陰で、あっという間に、ウエスト周りが、ベルトの穴1個分細くなりました。

顔も小さくなったと言われます。

年を取っても、やることをやりさえすれば、成果は現れるんですね。

 

ただ、僕は、筋肉が付きやすい体質です。

トレーニングすると、すぐに、胸周りや、上腕、腿が太くなってしまいます。

バランスを考えながら練習しないと、恐ろしい体になってしまうかも…。

少女時代KARA

 

今年夏を予定している第13回では、大胆に、現代音楽を使いたいと思っています。

そこで、日曜日の稽古の際に、現代音楽の代表的なピアノ曲の楽譜を持っていって、Sachikoさんに見て貰いました。

(今どきは、インターネットで入手可能です。しかも、無料で…)

果たして、難解かつ複雑な曲が、キーボードで演奏可能かどうか、判断して頂くためです。

 

Sachikoさんは、少女時代からずっと、様々なピアノ曲を演奏されてきました。

しかし、こんな凄い譜面を見るのは、初めてだったようです。

Sachikoさんは、最初、体験したこともない強烈な音列に、戸惑っていました。

やがて、意を決してピアノに向かい、ポロポロと弾き始めました。

そこから出てきた音は…、良い!

良い!

実に良い!

僕が求めていたサウンドそのものです。

同席していたじゅん君も、ほとんど現代音楽を聞いたことはなかったそうですが、思わず「良いね…」と言っていました。

 

現代音楽は、スピーカーに対峙してCDを聞くと、ひたすら難解に感じます。

でも、演劇作品を想定すれば、とても心地よく聞こえてくる筈です。

僕は、第13回公演にご来場頂いたお客様に、現代音楽の魅力をお伝え出来るような作品を仕上げていきたいと思っています。

脚本完成まで、あと一歩です。

「アリババと40人のどろぼう」演奏曲目

 

3月19日の朗読会は、「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」というタイトルです。

皆さん、「クラシックの名曲とは、具体的にどの曲のことなのか」気になりませんか?

僕なら、絶対、知りたいと思います。

そこで、「アリババと40人のどろぼう」の中でSachikoさんに演奏して頂く曲目を、ご紹介しますね。

 

*ケテルビー作曲 「ペルシャの市場にて」

*グリーグ作曲 「ペールギュントより~アニトラの踊り」

*グリーグ作曲 「ペールギュントより~山の魔王の宮殿にて」

*グリーグ作曲 「ペールギュントより~山の魔王の娘の踊り」

*チャイコフスキー作曲 「くるみ割り人形より~アラビアの踊り」

 

「山の魔王の娘の踊り」は、この間の日曜日に、急遽、追加させて頂きました。

寒い国の作曲家の曲ばかりですが、音楽はアラブ・ムード満点です。

「アラビアン・ナイト」にぴったりですよ!

是非、聞きにいらして下さい。

頼むぜ、じゅん!

 

日曜日の朗読会の稽古の際、今年夏を予定してる第13回公演について、企画会議を行いました。

3本の作品の構想や演技プランは、僕の中で、ほぼ出来上がっています。

次の段階としては、Sachikoさんに演奏して貰う曲を決めて、それに合わせて脚本を直していくことになります。

そこで、劇で使う曲の選定に、時間を費やしました。

 

僕には、使いたい曲のイメージが、何パターンかあります。

しかし、それがキーボードで演奏可能かどうか分かりませんし、楽譜が入手出来ないかもしれません。

また、演劇作品のイメージと音楽がマッチするかどうか、客観的な判断も必要です。

そこで、Sachikoさんには演奏家の立場から、じゅん君にはプロデューサー兼観客の立場から、自由に意見を述べて貰いました。

みんなで一緒に考えていくと、僕が一人で悩んでいたことが、いとも簡単に解決していきます。

たちまちのうちに、使用する曲の方向性が、決定してしまいました。

 

曲さえ決まれば、脚本の改稿が一気に進む筈です。

Sachikoさんにも、もう少しピアノで弾き込んで貰って、使用するパートを決定して頂くつもりです。

気が付けば2月ももうすぐ終わります。

のんびりしている暇は、ないのです。

頼むぜ、じゅん!

春の図書館フェア2011

 

来月の朗読会の詳細が、昨日、品川区立図書館から正式に公表されました。

申込み方法など、細かい部分が決まったようなので、お知らせさせて頂きます。

まずは、下記のサイトを、ご覧になってみて下さい。

http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/gyouji_event.html

http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/other000022800/kouhou20110221.pdf(6ページをご覧下さい)

 

以下、改めて、概要をご紹介します。

 

●第12回公演「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」

*品川区立図書館 春の図書館フェア(朗読会)

日時:3月19日(土)14:00開演(開場13:30)

会場:荏原文化センター・レクリエーションホール

    (東京都品川区中延1-9-15)

朗読:黒澤明子、石崎一気

ピアノ演奏:Sachiko

朗読作品:菊池寛作「アリババと40人のどろぼう」「おやゆび姫」 ほか

演奏曲目:グリーグ作曲「アニトラの踊り」

      チャイコフスキー作曲「アラビアの踊り」 ほか

定員:135名(先着順)

    朗読を楽しみたい方(お子さんと保護者大歓迎)

問い合わせ:品川区立図書館

<申込み方法>電話、または電子申請から、「朗読会申込」とし、氏名・電話番号、12才以下のお子さんは年齢を、品川図書館(℡03‐3471‐4667)までお知らせください。

《申込先》
品川図書館 朗読会担当
住所:〒140-0001  品川区北品川2-32-3
Tel:03-3471-4667
「春の図書館フェア(朗読会)」の電子申請はこちらから
(電子申請の申込みは、3月18日(金)17時まで)

 

ジュンスより...

 

昨日、1ヶ月後に迫った朗読会の稽古を、sachikoさんのご自宅で行いました。

まずは、Sachikoさんのピアノと共演する部分だけの抜き稽古です。

演奏のテンポや長さなどを、実際の朗読と重ね合わせながら、繰り返し確認していきました。

また、いくら変化を付けて読んでも単調に感じられる部分があったので、そこにも演奏を1曲追加して貰うようにお願いしました。

その曲が加わると、俄然、作品全体に華やかさが増し、朗読が面白く感じられるようになりました。

やはり、音楽の力は偉大です。

 

昨日は、皆さんお馴染みの、じゅん君も稽古に参加してくれました。

そして、作品のラストについて、貴重なアドバイスを与えてくれました。

さすがは、じゅん君!

的確な指摘です。

感動的なラストシーンになりました。

ありがとう、じゅん!

時代は、「ジュンス」より「じゅん」ですよ!

 

昨日の稽古で、結構レベルアップしたと思います。

しかし、僕もSachikoさんも、まだまだ自分のパフォーマンスに満足していません。

各自レベルアップ出来るように、地道に練習していかなくては…。

音楽業界衰退の理由

 

音楽ビジネスが、衰退を続けています。

CDの売り上げは激減し、配信も思いの外伸びていません。

CDショップは次々に閉店し、生き残っている店舗に置かれているCDの点数も、日々減少しています。

音楽ファンとしては、寂しい限りです。

 

その最大の要因は、魅力的な音楽が創造されなくなったということだと思います。

そして、音楽ビジネスに携わっているプロの方たちは、もう一つ問題点を指摘しています。

「ハード面での進化を止めた、と言うより、退化させてしまったことが、一般消費者を音楽から遠ざけてしまった」とのことなのです。

 

1982年に、コンパクトディスク、いわゆるCDの販売が開始されました。

CDは、当時主流だったLPに比べ、取り扱いが簡便で小さいという理由で、たちまち音楽メディアの主役に躍り出ました。

音質はLPより遥かに悪いにもかかわらず、CDはヴァイナルを駆逐してしまったのです。

それからおよそ30年。

あらゆる科学技術が向上していく中、CD、はそのスペックを一切向上させることなく、生産され続けました。

例えば、車はハイブリッドから電気自動車へ、TVはハイビジョンや3D、ビデオもVHSからブルーレイへと進化していきました。

それなのに、音楽メディアだけは、30年間に渡って、LPより音質の悪いCDにこだわり続けました。

レコーディング・スタジオでは、遥かに進化した音質の良い機材で収録しておきながら、製品化する際にわざわざ音質を落としてCD化している訳です。

アーティストやエンジニアの方々は、販売されている商品の音を聞いて、本当にがっかりするそうです。

しかも、最近は、CDよりも格段音質の劣る”MP3”方式で音楽を聞くスタイルが主流になりつつあります。

TVで言えば、ハイビジョン→ブラウン管のカラー→白黒と、シフトしているようなものです。

なぜ、音楽業界は、わざわざ音質を劣化させる道を選ぶのでしょうか?

技術的には、もっと良い音のメディアで発売することが、いとも簡単に出来るのに…。

我々消費者は、30年間、LPよりも劣悪な商品を買わされ続けた訳ですから、音楽業界に不信感を抱いても仕方ないですね。

きつい言い方をすれば、音楽業界の怠慢が衰退を招いただけの話です。

何の商売もそうですけど、最高のモノを売らなければ、愛想をつかされてしまうのです。

 

演劇だって、ユーチューブでしか見られなくなったら、誰が見るでしょう?

音楽も演劇も、やはり、本物を生で味わうしかありませんね。

個人輸入

 

大手インターネット通販サイトで、フランス映画のサントラ盤CDを購入しました。

 

実は、注文するかどうか迷っていた時期、連日、サイトを覗いて価格を確認していました。

すると、同じ商品なのに、日によって値段が違うことに気が付きました。

「なぜだろう?」と不思議に思っていましたが、ある日、大きく価格が下がったので、思い切って注文しました。

しかし、それから3週間、何の音沙汰もありません。

どうなっているのか不安に感じていました。

そして、ようやく昨日、商品が到着し、謎が氷解しました。

CDは、フランスからのエアメールで届きました。

つまり、為替相場に連動しているから、値段が毎日変わっていたのです。

そして、国外から取り寄せますから、配送にも数週間掛かってしまうということなのです。

今や、ワン・クリックするだけで、いとも簡単に個人輸入が出来てしまうんですね。

時代の変化を直に体験し、驚いてしまいました。

 

でも、本当は、CDを取り寄せている時点で、時代遅れなんですよね。

すでにディスクはこの世から消滅しつつあり、デジタル・データだけが飛び交っているようですから…。

改稿作業は肉体労働

 

脚本に直しを入れる時、僕は、実際に動いてみるようにしています。

自分の動きを鏡で見て、その演出は成立するかどうか、確認を取るためです。

また、僕は、脚本から、出来るだけセリフの量を減らしたいと思っています。

可能な限り、身体表現で感情を伝えていきたいのです。

ですから、動きだけでどこまで伝えることが出来るか、自分で判断しなくてはなりません。

動きも一通りではないので、思い付く限り、様々なパターンで動いてみます。

その動きの確認に、大変時間が掛かってしまいます。

改稿作業のうち、実際に文字を扱っているのは2割程度です。

後の8割は、ずっと動きの確認をしているような配分です。

改稿作業は、頭脳労働ではなく、肉体労働なのです。

そんな訳で、まだまだ改稿作業には時間が掛かりそうです。

いかに黙るか

 

 

僕は、スカイAsports+で放送されているTV番組「ビリヤードウェーブ」のメインMCと試合実況を担当しています。

この番組は、毎週末、国内の主要なビリヤードの大会の模様を、ほぼノーカットで90分間に渡りお伝えしています。

日本のビリヤードの試合には、海外のトップ・プレイヤーが、大挙、参戦してきます。

ですから、この番組でお送りしている大会は、世界最高峰のものと言っても過言ではありません。

実際、プレーの参考にしようと毎週欠かさず番組をご覧になっているビリヤード愛好家の方が、全国各地に大勢いらっしゃいます。

また、この番組を見たのがきっかけで、ビリヤードを始めた方も少なくないようです。

そのなかには、プロ選手になった方も何人かいらっしゃいます。

大好きなビリヤードに、微力ながら貢献出来ているとしたら、こんな嬉しいことはありません。

 

このほど、「ビリヤードウェーブ」が、放送開始から10周年を迎えました。

放送回数にすると、なんと510回を超えるそうです。

 

先日、放送開始500回突破を記念して、過去の映像で10年間を振り返る特別番組を放送いたしました。

僕も、本当に久しぶりに、10年前の番組VTRを見せて頂きました。

しかし、若かりし頃の自分の実況アナウンスを聞いて、僕は、実に恥ずかしかったですね。

とにかく、喋っている内容が若い!

と言うより、青い!

一所懸命なのはひしひしと伝わってくるのですが、実況を頑張ろうとするあまり、必要のないことまで、逐一丁寧に説明しています。

比較的静かな競技なので、そこを何とか盛り上げようとして、試合展開とは関係なく大声で絶叫する場面も目につきます。

全体的な印象として、試合そのものより実況アナウンサーの方が悪目立ちしていて、自分でも「うるさい!」と思ってしまいました。

 

しかし、年月を追ってVTRを見ていくと、段々、僕の言葉数が減っていきます。

無言の“間”も、たっぷり取れるようになっていきました。

無駄な絶叫も、今ではほとんど聞かれません。

見せるところは見せる、聞かせるところは聞かせるといった、メリハリが付けられるようになってきたんですね。

そのお陰で、試合の臨場感をよりリアルに感じられるようになりましたし、緊張感も高まったように思います。

僕の実況技術が上がった分、番組の面白さが飛躍的に向上したと、自分自身で感じることが出来ました。

 

実況アナウンサーにとって、「いかに喋るか」と同じぐらい「いかに黙るか」が重要なんですね。

放送中に黙るのは、本当に勇気がいることです。

しかし、スポーツ中継番組の主役は、あくまで試合であり、選手です。

その主役を上手く引き立てられるかどうかが、実況アナの腕の見せ所なのです。

無駄を削ったシンプルかつ印象的なコメントで、より試合に集中出来る実況をつけられるよう、今後、ますます精進していきたいと思っています。

 

その為には、もっとビリヤードに詳しくならないといけませんね。

では、ビリヤード場に、練習に行ってきまーす!

いたちごっこ

 

脚本の改稿作業が続いています。

まだまだ、随分、時間が掛かりそうです。

 

ただ直しを入れるだけなら、大したことことはありません。

すぐに、終わってしまいます。

でも、現実は、そんな簡単なものではありません。

直す度に、より深い問題点が明確になっていきます。

そこで、また直さなくてはならなくなります。

ストーリーをいじると、キャラクターの単一性が崩れるケースも多々あります。

整合性を保つために、また、直さなくてはいけません。

1ヶ所直すと、新たに直す所が5ヶ所ほど出てくるといった感じです。

まさに、いたちごっこ!

しかし、そんなことに挫けてはいけません。

敢然と立ち向かって、より良い作品に仕上げていくつもりです。

作品理解が最も高まる時期

 

脚本の直しは、本当に辛い作業です。

徐々に自分が嫌いになっていきます。

それも、初稿を書いた頃の自分と、それを上手く直せなくて途方に暮れている今の自分の両方に、がっかりしてしまいます。

しかし、自己嫌悪に打ち勝って、前に進まなくてはなりません。

実は、この改稿の時期こそ、作品理解が最も高まるのではないかと、僕は密かに思っています。

今日も地道に頑張るぞ!

「ぼんぼりワルツ」

 

テアトル・エコーの公演「ぼんぼりワルツ」の千秋楽を、昨日、拝見してきました。

これは第6期研修生の卒業公演で、若いエネルギーに満ちた舞台となっていました。

初々しい舞台って、良いものですね。

皆さん、基本に忠実、かつ丁寧に、一所懸命演じていらっしゃいました。

脚本も面白く、休憩なしで120分の公演が、あっという間に終わってしまいました。

 

ベテランの俳優による熟達した演技を見るのは、勿論、勉強になります。

一方、新人さんの芝居からも、随分、沢山のことが学べます。

実際、昨日、僕は本当に沢山の収穫を得ることが出来ました。

皆さん!

一流劇団や、有名人による、安心な舞台ばかり見ていてはダメですよ。

本当に良いモノを、見逃している可能性大だと思います。

立ち読みの薦め

 

「アリババと40人のどろぼう」の、立ち稽古を始めました。

朗読なのに、“立ち稽古”はおかしいですね。

実は、「注文の多い料理店」や「大江山」同様、今回も、動きながら読んでいこうと思っているのです。

残念ながら、この作品は文章がさっぱりしているので、動きを見せる場面は少なそうです。

(描写が緻密だと、動く時間が沢山取れるのですが…)

でも、淡白な文章だけに、多少見せる要素を入れていかないと、お客様が退屈してしまうかもしれません。

それに、僕の場合、動きを入れることで、朗読そのものに感情移入しやすくなります。

言葉に、リズムも生じます。

少しでも楽しんで頂けるように、色々工夫をしていきたいと思います。

 

ところで、朗読をする時、椅子に座ったまま読まれる方が多いようですね。

僕の場合、座ったまま読むと、朗読が小さくなってしまいます。

表現が小さくなるだけでなく、頭の中で描く世界そのものが小さくなるのです。

その理由は、明白です。

下半身のパワーが使えないと、強いエネルギーを生じさせることが出来ません。

「バッティングは、下半身主導で!」などと言われるように、人間の出すエネルギーは下半身の方が強いのです。

(人間の体内で、一番太い筋肉は、言うまでもなく、脚、特に太腿に付いています)

だから、表現を行う時も、下半身を使えないと、スケールが大幅にダウンしてしまうように思うんです。

皆さんも、同じ作品を、立って朗読してみたり、座って朗読してみたりしてみて下さい。

きっと、感情の生じ方や、イメージするスケール感があまりに違うので、驚かれると思いますよ!

 

2010シーズン・イヤーDVD

 

昨日、ようやく、待望のモノが届きました。

そうです!

「サンフレッチェ広島2010シーズン・イヤーDVD」です。

昨年のサンフレッチェの激闘の軌跡を、映像で振り返ることが出来る優れモノです。

宣伝をするつもりはありませんが、これは面白い!

2010シーズンの全ゴールを見ることが出来る他、選手自身が印象深いゲームを語る「SELECT GAME」!

感動のゲームを未公開映像とともに紹介するパート!

そして、勿論、「サンフレ劇場ダイジェスト」!

どれも最高です!

あっと言う間に、全編、見終わってしまいました。

 

実は、早期申込み者には、特典DVDがもう一枚付いてきます。

そこには、槇野選手、森脇選手、李選手自身が語る、「爆笑パフォーマンス集」が、30分近く収録されています。

サンフレ好きなら、爆笑必至!

至福のひと時を過ごせることでしょう。

 

残念ながら、このDVDの申込み受け付けは、終了しております。

でも、何とかして、ご覧頂きたい逸品です。

詳しくは、下記をチェック!

http://item.rakuten.co.jp/e-vpoint/2010yeardvd/

 

また全部...

 

川崎も、今日は雪が降っています。

「雪だるま」という作品で、雪が積もるようにお願いしたせいか、この冬は雪が多いですね。

(そんな神通力は持ち合わせていませんが…)

 

さて、「魔術師」(仮題)の中の、エンターテインメント部分を、大幅に見直しています。

テーマ性とはあまり関係なく、お客様に楽しんで頂くことのみを目的としたシーンです。

昨日、3時間掛けて、頑張って頭を絞り、脚本を直しました。

しかし、夜、ボクシング・ジムでトレーニングした後に、もっともっと面白いアイディアを思い付いてしまいました。

(ボクシングの後は、なぜか、頭が冴え渡るのです!)

あー、なぜ、もっと早く気が付かなかったのでしょう。

このアイディアを今頃思い付くなんて、遅すぎます。

僕には、センスのかけらもないのか…。

また、全部、書き直しです。

改稿開始

 

第13回公演の為に書いた脚本の直し作業に入りました。

まずは、公演のラストで上演する予定の「魔術師」(仮題)から着手!

2カ月ぶりに読み直すと、結構、感動的な作品です。

スケールが大きく、文学の香りさえ漂ってきます(自分で言うな!)。

ただ、見世物としての要素を盛り込み過ぎているのが、問題です。

少し軽くしないと、主題が見えにくくなるかもしれません。

そこで、キャラクターから、ある一面を取り去ることに決めました。

ただ、要素を一つ抜くだけで、全体の構造を作り直す必要が生じます。

こりゃ、大変だ!

でも、地道に直していきますね。

フランスの楽譜店

 

僕は、ミニマル・ミュージックが大好きです。

ミニマル・ミュージックの楽譜を、国内のミュージック・ショップで探していましたが、これまで全く見つけることが出来ませんでした。

ところが、インターネットを通じてフランスの楽譜店を検索してみたところ、ミニマル・ミュージックの譜面を大量に扱っていることが分かりました。

それも、凄い品揃えです。

どれを選ぶか、真剣に迷ってしまう程、沢山あります。

フランスのお店だから、価格は高いのかと思っていましたけど、日本国内の相場とあまり変わりません。

試しに、一度、注文してみようかと思っています。

(さすがに、送料が、約10ユーロほど掛かってしまいますが…)

 

こうして、インターネットを使って調べていけば、商品の選択肢が何倍にも広がっていくんですね。

10年前だったらまず手に入ることのなかったモノが、自宅に居ながら簡単に入手出来てしまうのですから、ありがたいことです。

その分、出費も増えてしまうのも事実ですが…。

曲が決まらないと...

 

最近、クラシック音楽を聞きまくっています。

(ですから、音楽の話題が多いでしょ!)

第13回公演で使う曲を、早く決めてしまいたいからです。

曲が決まらないと、演出を考えることが出来ません。

(僕は、音楽に合わせて動きを作るようにしています)

演出が決まらないと、脚本を修正することが出来ません。

脚本を直さないと、セリフを暗記することが出来ません。

要は、曲が決まらないと、まったく前に進まないのです。

曲は、何でも良い訳ではなく、キーボード・ソロで演奏可能なモノに限ります。

その枠の中で、実際の舞台をイメージしながら、様々な曲を聞きまくっている状況です。

近々、Sachikoさんと打ち合わせをしなくては…。

Piano Concerto,Op.42

 

シェーンベルク作曲の「Three Piano Pieces Op.11」が余りに気に入ったので、今度は「Piano Concerto,Op.42」のCDを買ってきました。

演奏は、もちろんGlenn Gouldです。

このCDには、シェーンベルクの「Piano Concerto,Op.42」と一緒に、モーツァルトの「Piano Concerto,No.24」がカップリングされています。

この2曲を続けて聞くと、曲想が違いすぎて、頭の中がゲシュタルト崩壊しそうになります。

かつては、LPのA面、B面に分かれていたから、何ら問題なかったのでしょうね。

 

それにしても、シェーンベルクの「Piano Concerto,Op.42」は、良い!

本当に良い!

こんな凄いクラシック曲(現代音楽と呼ばれてはいますが)は、聞いたことがありません!

20世紀生まれの私たちの内面性を音楽で描くと、こういう音になるのでしょうか?

単なる音楽ではなく、世界というか、時代というか、何かとてつもなく大きなモノを表現しているように感じられるのです。

僕も、こんなスケールの作品を作り上げてみたい!

(残念ながら、ぷにぷにパイレーツはオーケストラを用意出来ないので、この曲を劇に使用することは出来ません)

この名曲を知らずに何十年も生きてきたかと思うと、悔しいぐらいです。

その分を取り返そうと、最近は、このCDばかり聞いています。

ただし、モーツァルトの「Piano Concerto,No.24」は、まだ1回しか聞いていません…。

チベット体操

 

昨日、都内の某・整形外科に行ってきました。

とはいっても、別に骨折した訳ではありません。

そこで開かれていたイベント「サンクス・オープンデー」に参加する為です。

これは、無料で、様々なセラピーやリラクゼーションを体験出来るというものです。

僕は、初心者向けのピラティスや、チベット体操、セルフマッサージ教室、サウンドヒーリング等を体験してみました。

チベット体操は、チベットの僧侶が「心・体・魂」を繋ぐための修行として行っていたもので、若返りの体操とも言われているそうで、5つのポーズに呼吸を合わせて行います。

サウンドヒーリングは、小型の体感音響クッションを体に当て、音の振動でマッサージすることで血液やリンパの流れを良くするものだそうです。

このほか、足裏のリフレクソロジー、アロママッサージ、アーユルヴェーダ、プレーティング療法などもやっていました。

プレーティング療法は、木の板を体に当て、プラスチックハンマーを使って筋肉を叩くことにより、ハリやコリをほぐすんですって!

本当に、色々な健康法があるんですね。

今後ますます、高齢化社会が進むことが予想されます。

また、社会が複雑化する中で、ストレスを抱える人は、もっともっと増えていくことでしょう。

それに合わせて、こういったセラピーやリラクゼーションのニーズが、より一層高まっていくのかも知れませんね。

僕も、リンパの流れを改善する”演劇セラピー”とか、考えようかしら…。

2011年の朗読会の詳細

 

3月に予定されている朗読会について、公演タイトルをはじめ、色々なことが決まってきています。

ここで改めて、ご紹介させて頂きますね。

 

●第12回公演「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」

 日時:3月19日(土)14:00開演(開場13:30)

 会場:荏原文化センター・レクリエーションホール

    (東京都品川区中延1-9-15)

 内容:「アリババと40人のどろぼう」(菊池寛作) ほか

 朗読:黒澤明子、石崎一気

 ピアノ演奏:Sachiko

 定員:135名(先着順)

 

申込方法は、また後日、お伝えします。

なお、ピアノ演奏は、グリーグの曲が中心になります。

黒澤さんは、アンデルセン童話を読むことになりそうですよ。

 

「アリババと40人のどろぼう」は、朗読部分だけで約30分。

それにピアノ演奏のパートも加わりますから、かなりの大作です。

子どもたちは、飽きずに楽しんでくれるかな?

"出演履歴"更新

 

劇団HPの”出演履歴”の内容も、更新しておきました。

内田君や塩沼さんの項目も、新設してあります。

数えてみたら、ぷにぷにパイレーツの公演だけで、僕は35本の作品に出演しているんですね。

僕が出ていない作品が10本ほどありますので、トータルで45本になります。

僅か3年ちょっとでこの数字は、我ながら驚異的ですね!

良くも、こんなに沢山の脚本が書けたものだと、感心してしまいます。

まだまだアイディアは湧いてきますし、未上演の脚本も20本分以上眠っています。

今後ますます、“出演履歴”のサイトを充実させていきますよ!

舞台写真を追加掲載しました!

 

劇団HPの「公演案内」の所に、新たに、写真を追加掲載しました。

「まぼろし」や「蝶々」、「雪だるま」などの舞台写真も、たっぷりご覧頂けます。

お時間のある時に、下記をクリックしてご覧下さいね。

*噛みつき電撃大作戦

*オーガニックマイムな夕べ

*ぷちぷちパイレーツ "STOP!温暖化"~社会風刺コント集

*みんなのコンサート Vol.4

 

YouTube Video Awards Japan 2010

 

「YouTube Video Awards Japan 2010」の受賞作が発表されました。

これは、2010 年に YouTube に投稿された動画の中から、「アニメーション」、「ブログ・ハウツー」、「ペット・動物」、「音楽」、「実写・特撮」、「乗り物・テクノロジー」、「風景・夜景・自然」の 7部門で最も人気のある動画を、ユーザー投票で選出する動画大賞です。

いずれも、個性に溢れたユニークな作品ばかり! 

きっと、地上波TVの金太郎飴のような番組を見るよりも、遥かに面白く感じられる筈です。

(マスコミ業界で生きる僕が、こんなことを言ってはいけないのかもしれませんが…)

お時間のある時に、下記をクリックして覗いてみて下さい。

YouTube Video Awards Japan 2010

 

でも、実は、賞を逃したノミネート作品の方が、遥かに面白く感じます。

以下の動画もチェックしてみて下さいね。

ATELIER SIESTA(アトリエ・シエスタ)

Good bye Good boy

ミュージカル&アクション

 

演劇公演への出演依頼が、ぷにぷにパイレーツへも、時々、舞い込んできます。

そのほとんどが、ミュージカルか、殺陣などがあるアクション物です。

しかも、その大半が、殺陣のあるミュージカルなのです。

僕は、それらに全く興味がないので、申し訳ありませんが、お断りさせて頂いています。

 

実は、今、日本で上演されている演劇作品のほとんどが、上記のようなものです。

特に、大劇場で上演される商業的な作品や、有名人の出演する興行は、間違いなく、ミュージカルかアクション物です。

それを真似してかどうかは分かりませんが、小劇場演劇も、今や、ことごとく「ミュージカル&アクション」です。

横着者の僕は、「良く、あんなに経費と手間が掛かる作品に取り組めるなあ…」と感心しています。

お客さんを沢山集めるためには、やはり、ある程度の派手さが必要なのかもしれませんね。

 

”ぷにぷにパイレーツ”は、なるべくお金と手間を掛けない劇団を目指しています。

(集客よりも、自分が本当にやりたい作品作りを優先させています)

また、作風としては、チェーホフやイプセンの戯曲のような静かな世界を指向しています。

表面の華やかさは求めない代わりに、人間の内面に迫っていきたいのです。

(それが上手くいっているかどうかは、自信がありません…)

時代の流れには合っていないのかも知れません。

でも、地味でも構わないので、良質な作品を模索し続けていくつもりです。