ぷにぷにパイレーツ

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Les retrouvailles

Yann Tiersenの「Les retrouvailles」というCDを購入しました。

来たーーーー!

これは良い!

最高です!

”劇団ぷにぷにパイレーツ”のテイストがお好きな方なら、必ずや気に入って頂けるに違いありません。

 

アルバムを通して、基本的に、アコースティックでアンプラグドなサウンドです。

アコーディオン、ピアノ、ギターやベースといった普通のバンドセットに加え、ヴァイオリン、おもちゃのピアノ、マリンバ、テルミン等、様々な楽器が、効果的に用いられています。

また、ホイッスル、タイプライター、船の汽笛等のSEも、違和感なく取り入れられています。

また、コクトー・ツインズのリズ・フレイザー、ティンダー・スティックスのスチュアート・ステイプルズ、そしてジェーン・バーキンといった超豪華なシンガーが参加!

物凄いお得感が味わえます。

なんだか懐かしいような気がするのですが、実は、かつて聞いたこともない斬新な音なんですよね。

天才的感性を持っているアーティストだと思いました。

ジャケット写真は暑苦しいですが、音楽は繊細で美しいものです。

もし、このCDを見つけたら、絶対買いですよ!

宮島観光②

 

宮島観光のお話しの続きです。

 

その後、色々な所を見て回り、最後は弥山登山でしめることにしました。

弥山には、子どもの頃、遠足で登ったことがありますが、今回は時間と体力の都合で、途中までロープウェイを利用することにしました。

特に、登山を頑張る気のない方は、ロープウェイ利用で十分だと思います。

 

ロープウェイを降りてから、山頂まで約30分の道程です。

左程、過酷な道ではありません。

標高535メートルに過ぎません。

実際、ヒールで登っている女性もいました。

また、途中に見どころが沢山ありますから、休み休み行けば、楽しく登れると思います。

例えば、1200年以上燃え続けている「消えずの火」。

潮の満ち引きに合わせて、穴の中の水位が変わる「干満岩」。

不心得な人がそばを通ると皮膚病になり、皮膚病に悩む信心深い人が触れると病が岩に移り治ると伝えられる奇岩「疥癬岩」。

これらを見物しながら山道を進めば、あっという間に、頂上に到着します。

(普段の運動量によって、感じ方は違うようですが…)

 

弥山山頂から見る景色は、まさに絶景です。

視界を遮るもののない、360°の大パノラマ!

瀬戸内海に浮かぶ美しい島々を一望できるのも、頂上ならではです。

伊藤博文も「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」という言葉を残しています。

宮島に渡る際には、厳島神社参拝だけで済ませず、是非、弥山登山を体験してみて下さい。

宮島観光①

 

先週の土曜日に、宮島に行った話も、記しておきましょう。

 

宮島を訪れるのは、2009年7月の「ぷにぷに泣いてつかあさい!」の翌日以来ですから、約2年振りとなります。

噂に聞いていた通り、宮島では外国人観光客の姿がほとんど見られません。

そのせいで、春の観光シーズンにしては、とてもすいていました。

鹿の数も減って、以前のように、人を襲って大暴れすることもありません。

何となく、静かで穏やかな雰囲気に包まれていました。

 

昼ごはんを食べ損ねていたので、お土産屋さん街で、”にぎり天”を買って、それを食べながら歩きました。

この”にぎり天”が、素晴らしい!

300円なのですが、魚貝類がたっぷり詰まっていて、実に美味しい!

特に、人気の”ねぎたこ”は最高です。

縁日で売られているジャンクフードのように見えますが、中身は全然違います。

宮島に行ったら、騙されたと思って、是非試してみて下さい。

 

その後、厳島神社を参拝。

お御籤を引いたら、”吉”でも”凶”でもなく、”平”でした。

一瞬、平清盛に因んだ文字なので”平”は良い兆候かと思いました。

しかし、詳しく文章を読むと、「”凶”よりは、ちょっとだけまし」といった感じでした。

微妙な卦を引いてしまいました。

 

時間がないので、続きは、また明日!

募金活動

 

昨日、広島から東京に戻ってきました。

あっという間に、楽しい春休みが終わってしまいました。

残念…。

 

さて、昨日、新幹線に乗ろうと広島駅に行ったら、駅前は凄いことになっていました。

南口の噴水の前に赤い壁が出来、それを大勢の人たちが取り囲んでいたのです。

実は、広島カープのナインが、午後4時から5時まで、広島駅と広島市中心部との2カ所に分かれて、東日本大震災の募金活動を行っていたのでした。

両会場とも長蛇の列ができ、1時間強で281万9091円が集まったそうです。

前田健太投手は「“マエケンのピッチングで元気づけてほしい”と言っていただいたし、募金活動もそうだけど、シーズンに入れば、野球で頑張りたい」と表情を引き締め、選手会長の石原選手も「選手からも声が上がっていたし、カープとしてできることをしていく」と継続的な活動を約束したんですって!

 

勿論、僕も、募金してきましたよ。

大勢の選手の中から、誰の持っている樽にお金を入れるか、結構迷いました。

(誰の樽に入れても同じなんですけど、 カープ・ファンとしてはね…)

結局、僕と年齢が比較的近い石井琢朗選手と、今シーズンから加入したトレーシー選手を選ばせて頂きました。

石井選手は、僕が募金した瞬間、力強く右手を差し出してくれて、握手をすることが出来ました。

下半身からエネルギーが伝わってくるような、気合の入った握手でした。

トレーシー選手に「Good Luck!」と言うと、僕の目を見ながら優しい声で「ありがとうございます!」と言ってくれました。

チャッド・トレーシー内野手は、個人でも、東日本大震災の復興支援へ義援金50万円を送っているそうです。

立派な人ですね。

そしてもう一人、その人の持つ樽にはお金を入れてないのに、積極的に握手をしてくれた選手がいました。

素晴らしい笑顔で右手を差し出し、明るいオーラで包んでくれたその選手とは…、そうです、ガンちゃんです!

岩本選手、良い雰囲気を持っていますねえ。

僕は、たちまち大ファンになってしまいました。

握手の仕方だけで、選手の特性が良く分かりました。

 

カープの選手のお陰で、広島を去る直前に、心温まるひと時を過ごさせて頂きました。

募金が東北の皆さんに役立つことを祈ると同時に、カープナインの活躍を心より切望しております。 

島巡り

 

一昨日の倉橋島に続き、昨日は宮島観光。

連日、瀬戸内の島巡りを楽しんでいます。

7ヶ月振りの休暇ですから、ゆっくりさせて頂きます。

体調も、かなり良くなってきましたよ。

桂浜温泉館

 

昨日は、石崎一族のルーツ、倉橋島に行ってきました。

倉橋を訪れるのは、約5年ぶりぐらいでしょうか?

さすがに、色々な変化を感じました。

音戸大橋の横に、もう1本、大きな橋が建設されているんですね。

島内にも、間もなく新しいバイパスが開通して、よりアクセスが便利になるようです。

それらをきっかけに、倉橋島が、もっと栄えると良いですね。

 

さて、昨日は、広島から80分程度で、重生という集落に到着しました。

親戚の家を訪ねてみたり、お彼岸なので墓参りをしたりしてきました。

 

その後、桂浜温泉館に寄ってみました。

海水浴場として有名な桂浜に位置し、呉駅からも頻繁(45分おき程度)にバスが出ています。

周辺には、本殿が国の重要文化財に指定されている桂浜神社、管弦船の展示、長門の造船歴史観など、観光資源も沢山あります。

温泉は適応症24種を誇り、主浴槽には無色透明の源泉を使用しています。

海辺の湯ですから、塩分が強く、とても暖まります。

最初はぬるいような気がしますが、しばらくすると体内がグッと熱くなってきます。

日頃のストレスが、一気にふっとんでいきました。

そして、3階にある「上海カフェ」で休憩。

ここで飲める、トマトジュースは、かつて飲んだ事がない、至極の1杯でした。

全国的にも有名な倉橋のフルーツトマトを、その場でミキサーにかけたものですから、甘い甘い!

トマトが苦手な方でも、絶対大丈夫でしょう。

水分補給を終え、2階にあるお食事処「海里部(かりぶ)」へ移動。

夕食を頂きましたが、本当に最高でした。

目の前の海で取れたばかりのカキの美味しいことったら、ありません。

酢カキ良し!カキフライ良し!焼き牡蠣良し!完璧です。

また、他では滅多に食べられない生ちりめんのお刺身と軍艦巻き!

やめられないほど旨い!

それ以外の刺身も、天婦羅も、何もかにも、申し分ありません。

特にお勧めなのは、握り寿司!

絶対試して頂きたいですね。

そして、お会計の際、そのリーズナブルな価格に、皆さんはきっと驚かれることでしょう。

これなら、食事をするためだけに、わざわざ桂浜に出かけても、価値は充分あると思います。

是非、温泉入浴&食事で、至福の時をお過ごし下さい。

そんな感じで、現在、僕はリフレッシュ中!

今日は、何をしようかな…?

パンタグラフが...

 

様々なイベントがキャンセルになり、この週末、ぽっかり時間が空いてしまいました。

そこで、今、広島に帰省しています。

特に目的はありません。

美味しい魚を沢山食べて、英気を養ってきます。

温泉でゆっくりしながら、新作脚本のアイディアを練れたら良いな!

 

ちなみに、昨日、広島に向かう新幹線が、車両故障の影響で、1時間近く到着が遅れました。

ホームから人が飛び降りた影響で、パンタグラフが壊れたのが原因ということです。

何とも、納得がいかない説明です…。

ドイツにおけるヴァイルの評価

 

先日、「クルト・ヴァイルのCDを買って感激した」という記事を書きました。

そこに、「現在のドイツで、ヴァイルはどう評価されているのか気になる」という旨を、記しておきました。

すると、早速、本国・ドイツから、ヴァイルの情報が届きましたよ。

 

連絡をくれたのは、(以前このブログでご紹介した)僕のいとこです。

彼は、”Oldenburgisches Staatstheater”という、州立劇場のオーケストラの一員です。

オルデンブルグは、ブレーメン市から45キロほど西に位置する、人口15万人の中都市だそうです。

劇場では、オペラ、コンサート、演劇、ダンス等、様々な公演が行われています。

しかし、そんな劇場でも、ほとんどヴァイルの作品は演奏されることはないそうなんです。

そのオーケストラの活動の中心がオペラで、月に一度のシンフォニー・コンサート等では、ここ30年間、あまり演奏されていないんですって!

音楽そのものの評価もあるのでしょうが、やはり、ドイツ人の精神性や歴史、ユダヤ系作曲家へ意識などが、影響を与えているのかもしれません。

勿論、ドイツでも、有名な「三文オペラ」は頻繁に取り上げられていますし、色々なジャンルの歌手がヴァイルの歌曲をレパートリーに入れているようです。

時代と生きた芸術家は、後の世においても、時代の影響を受け続けるのかもしれませんね。

今回、ドイツの貴重な情報を得られて幸いでした。

 

ちなみに、僕のいとこの名前は、次のサイトで確認することが出来ますよ。

ただし、ドイツ語ですけどね…。

http://www.staatstheater.de/ensemble/mitarbeiter-nach-aufgabengebiet.html

夏も

 

今年の夏や冬にも、計画停電が行われる見通しとなりました。

福島や茨城の大規模火力発電所の被害が甚大なためです。

 

と言うことは、今年の夏や冬に演劇公演を行うと、突如、停電する可能性があるわけですね。

特に、盛夏は電力消費量が多いので、電気が使えない確率が非常に高くなります。

つまり、ぷにぷにパイレーツの次の公演は、最低でも梅雨明け前、出来れば6月中に開催した方が良さそうです。

今から間に合うかどうか、自分でも心配です。

準備を急がなくては…。

クルト・ヴァイル

 

昨日、クルト・ヴァイルの2枚組CDを買ってきました。

”EMI CLASSICS”からリリースされているもので、ヴァイルの代表曲が網羅されています。

演奏者は曲によって違いますが、Sir Simon Rattleや、Mariss Jansonsら、超豪華なラインナップです。

 

Kurt Julian Weillは、1900年に生まれ、1920年代から1950年に亡くなるまで、生涯にわたって活躍しつづけたドイツの作曲家です。

ヴァイルは、自身のコンサート用の作品の作曲をしつつ、演劇・オペラ・ミュージカルの作曲へ同じぐらい力を注ぎ、多くの作品を残しています。

特に、ブレヒトが台本に協力した『三文オペラ』が有名ですね。

しかし、ユダヤ人であったことから、ナチスから危険視されるようになりました。

後期の作品の発表時には、コンサートの会場で、ナチ党員によって組織された暴動が、何度も起きたそうです。

実際、交響曲第2番の演奏会や「マハゴニー市の興亡」組曲("Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny" 、1930年)の演奏会、、『人質』("Die Burgschaft" 、1932年)、『鏡の湖』("Der Silbersee" 、1933年)などの舞台作品の上演は、当局による暴力的な干渉のため、中断せざるをえなかったんですって!

ヴァイルは、音楽活動を継続するため、1933年にパリへ逃れました。

この最初の亡命地で、ブレヒト台本のバレエ『七つの大罪』を作曲しています。

翌1934年には、最後の純器楽作品の『交響曲第2番』を完成させ、ブルーノ・ワルターの指揮でニューヨークとアムステルダムで演奏されました。

その後、1935年にアメリカに移住。

ヨーロッパでのスタイルを捨て、ポピュラー音楽を研究し、数多くのミュージカル作品を残しています。

クルト・ヴァイルの音楽に影響を受けた現代のミュージシャンとして、レナード・コーエン、ドアーズ、トム・ウェイツ、デビッド・ボウイ、マリリン・マンソンらが挙げられます。

 

ここ日本では、ヴァイルの評価はあまり高くないようで、国内版CDはほとんど発売されていません。

大型CDショップを探し歩いて、ようやく昨日、ヴァイルの名曲集を見つけました。

このCDには、「交響曲第2番」「ヴァイオリンと吹奏楽のための協奏曲」「マハゴニー市の興亡」「七つの大罪」「三文オペラ」などが収録されています。

この2枚組さえ持っていれば、まずは十分といったところでしょう。

 

音楽の内容は、素晴らしいの一言です。

ヴァイルのコンサート用の本格的なオーケストラ音楽が、こんなに良いとは全く知りませんでした。

(僕の感覚では、ストラヴィンスキーに雰囲気が似ているように思いましたが、いかがでしょう…?)

また、歌曲における諧謔性、面白さ、美しさは、他の作曲家には望めないものだと思います。

ヴァイルは、ここ日本でも、もっと聞かれて良い作曲家ではないでしょうか?

CDを入手するのは結構困難ですが、是非、探して聞いて頂きたいですね。

特に、演劇関係者は、必聴ですよ!

 

ところで、現在のドイツで、ヴァイルはどう評価されているのでしょうか?

時代の狭間に埋もれていなければ良いのですが…。

そろそろ次に

 

そろそろ気持ちを切り替えて、次の公演の準備を本格化させなくては!

既に、セリフを覚え始めています。

時間がなかなか取れないので、全然頭に入らない!

ジャパンオープン延期

 

震災発生にともない、日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)主催の「第24回ジャパンオープン」が延期となりました。

本来なら、3月19日~21日の3日間開催の予定でしたが、7月9日(土)~10日(日)となりました。

(僕は、この大会の決勝日のMCを担当することになっていました)

世界的プレイヤーが東京に集結する貴重な機会だけに、中止にならなくて良かったです。

夏の開催が、今から楽しみです。

モルジアナ

 

本当なら、今日は朗読会の本番の日でした。

返す返すも、「アリババと40人のどろぼう」をお聞かせ出来なくて、残念です。

 

ところで、皆さんは、「アリババと40人のどろぼう」のお話をご存知ですか?

アリババが「開け、ごま!」というシーンは有名ですけど、その後どうなるか、分かります?

このお話は、知名度の割には、意外に結末を知られていないようなんですよね。

 

実は、「アリババと40人のどろぼう」は、「開け、ごま!」以降のシーンの方が長いし、面白いんですよ。

特に、女奴隷・モルジアナが登場してから、急に話が盛り上がっていきます。

全編通して読むと、主人公はモルジアナに思える程の大活躍をするのです。

むしろ、話の後半を中心に味わって頂きたいぐらいです。

童話好き、読書好きの皆様!

是非、一度、「アリババと40人のどろぼう」をお読みになることをお薦めします。

パラパラ最高!

 

震災から、今日で1週間。

依然、日本は緊張感に包まれています。

でも、”ぷにぷにパイレーツ”の座長ブログは、”ぷにぷに”した内容でお届けしたいと思っています。

シリアスな情報は、世間に溢れていますからね…。

(インターネット上には流言飛語も多いので、ご注意下さい)

 

昨夜、北澤ボクシング・ジムに行って、練習してきました。

その時間、大規模停電が予定されていただけあって、ジムの周囲は暗黒に包まれていました。

しかし、ジムの入っているビルと、お向かいのお弁当屋さんのマンションだけは、煌々と灯りが点いています。

計画停電って、グループで行うんじゃなかったの?

それとも、建物単位で、グループ分けしているの?

ますます、混乱が深まっていきました。

 

停電の影響で、昨日は、ジムの有線が止まっていました。

普段は、テクノ系のパラパラ・ミュージックがエンドレスで流れているのですが、それがまったく聞こえてきません。

音楽がないと、ボクシングの練習ってやりにくいものですね。

いつもリズムに乗せて無理やり体を動かしている僕にとって、パラパラは不可欠です。

昨日は、まったく運動量が上がりませんでした。

パラパラ、最高です!

(家でじっくり聞こうとは思いませんが…)

変なところで、音楽の重要性を再認識した、停電の夜でした。

もし出来るなら...

 

既にお伝えしている通り、3月19日(土)に予定されていた「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」は中止となりました。

そこで、僕は、「アリババと40人のどろぼう」を朗読することになっていました。

我ながら、かなり面白く仕上がっていただけに、残念です。

出来れば、皆さんにお目にかけたかったですね。

(今の状況での公演中止は、仕方ありませんが…)

ですから、もし可能なら、自主公演という形で、日を改めて上演したいと思っています。

まだまだ具体的なことを考える時期ではありませんが、日本が少し元気を取り戻した頃、実現出来たら嬉しいですね。

「The Music Of Arnold Schoenberg,Vol.VII」

 

今、僕は、シェーンベルクの音楽に魅せられてしまっています。

そこで、「The Music Of Arnold Schoenberg,Vol.VII」という2枚組のCDを買ってきました。

僕の大好きなピアニスト、グレン・グールドのアルバムです。

しかし、全5曲中、グールドが演奏に加わっているのは2曲のみ!

その2曲も、あくまで弦楽器が主役でした。

一瞬、「やられたー!」と思いましたが、曲名を良く見て納得!

「Trio For Violin,Viola And Cello,OP.45」とか、「Fantasy For Violin And Piano Accompaniment、OP47」と明記してありました。

まあ、いずれも、名曲、名演だから、まったく不満はない…、というより、最近は、このCDばかり聞いているんですけどね。

公演中止のお知らせ

 

3月11日に発生した東北関東大震災により、多くの方が被災されました。

この災害の影響を受けた皆様に哀悼の意を捧げるとともに、心よりお見舞い申し上げます。

依然余震が続いていること、電力事情により停電する可能性があることなどから、来場者の安全確保等を考慮し、3月19日に予定されていた「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」の開催中止が決定されました。

すでにご予約頂いていた皆様に公演をご提供出来ない旨、深くお詫び申し上げます。

次回公演の予定が決定いたしましたら、このHPでご紹介させて頂きます。

皆様のご無事を、お祈り申し上げます。

 

「ペルシャの市場にて」

 

3月19日(土)に開催される「春風の中で楽しむ世界の童話」で、僕は、「アリババと40人のどろぼう」を朗読します。

この作品中、Sachikoさんに数多くの名曲をピアノ演奏して頂き、「アラビアン・ナイト」のムードを盛り上げて貰います。

では、具体的に、どの曲を使用するのか、ご紹介していきましょう。

 

オープニングとエンディングには、それぞれアレンジを変えて、「ぺルシャの市場にて」(ケテルビー作曲)。

アリババが岩戸が開く呪文を初めて唱えるシーンでは、「アニトラの踊り」(グリーグ作曲)。

アリババの兄・カシムが泥棒に殺される場面は、「山の魔王の宮殿にて」(グリーグ作曲)。

モルジアナが泥棒たちを皆殺しにする所では、「山の魔王の娘の踊り」(グリーグ作曲)。

生き残った泥棒の頭を暗殺するクライマックス・シーンは、「アラビアの踊り」(チャイコフスキー作曲)。

 

いずれも、どなたでも親しみやすい名曲です。

本来はオーケストラ用に書かれた曲だと思いますが、ピアノ1台でも十分迫力を感じて頂けると思います。

是非、音楽を楽しみに、ご来場下さいね。

「アリババ...」のポイント

 

「アリババと40人のどろぼう」のポイントは、登場人物が多いところです。

どろぼうだけでも40人出てきますし、アリババの関係者が5人、死体を縫い合わせる靴屋も出てきます。

その大勢の人物を読み分けるのが、とても難しく、また面白いんですよね。

30分以上かかる朗読ですから、皆さんが退屈しないように、変化を付けていかなくてはなりません。

その為にも、きちんとキャラクターを表現できるように、頑張っていきたいと思います。

朗読会最終稽古

 

東北地方太平洋沖地震から、一夜明けました。

被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。

一刻も早い復興をお祈りしています。

 

地震が発生した瞬間、僕は、黒澤明子さんと一緒に、Sachikoさんのお宅にお邪魔していました。

今月19日に予定されている朗読会の最後の稽古を行う為です。

家に着いて、打ち合わせを始めた途端、大きな揺れが!

その後、しばらく余震が続き、打ち合わせも稽古も一向に進みませんでした。

 

少し落ち着いてきた夕方頃、ようやく練習を開始。

まずは、黒澤さんの使う曲を決めていき、実際に朗読と合わせていきました。

使うのは、すべてシューマンの曲になったようです。

皆さんご存じの「子どもの情景」等から、素敵な曲がチョイスされていました。

グリム童話には、ぴったりですよ。

 

続いて、僕の朗読と、Sachikoさんのピアノを合わせる稽古です。

本番さながらに通してみましたが、まったく問題なく、良い感じで仕上がりました。

 

「稽古が終わったので、そろそろ失礼しよう」と思いましたが、電車がまったく動いていません。

仕方がないので、電車の運転が再開するまで、Sachikoさんのお宅で待機させて頂くことになりました。

所在なく待っていると、黒澤さんはふつふつと意欲が湧いたきたらしく、突如、「曲を増やしたい」と言い始めました。

僕がちょっと油断している隙に、音楽いっぱいの朗読になっていました。

僕が提案したせいなんですけど、黒澤さんは、歌まで披露されます。

とても賑やかな朗読会になることが決まりました。

 

結局、深夜まで、電車が動く気配もなく、そのままSachikoさん宅に泊めて頂くことになりました。

お稽古に伺ったつもりが、いつしか合宿になってしまいました。

Sachikoさん、色々ありがとうございました!

 

こうしてSachikoさんにはご迷惑をお掛けしましたが、お稽古が出来るなんて、我々は幸運です。

被災された皆さんの為に、今後何が出来るのか、僕なりに考えていきたいと思っています。

明日から約1週間、僕は、地震報道の仕事に突入する予定です。

優良モニター

 

「”ぷにぷにパイレーツ”の作品は、分かりやすい」という声を良く聞きます。

時々は、「十分分かるから、そんなに説明する必要はない」というお叱りを頂戴することもあります。

僕自身、「ここまで説明すると、野暮ったいかな…?」と思いつつも、誰もが分かるように説明過多にしてしまうきらいがあります。

僕の作品の欠点は、分かりやす過ぎるところだと思っていました。

 

ところが、昨日、北澤ボクシング・ジムの皆さんに、こんなことを言われてしまいました。

「途中で分からなくなることがあるから、予め、粗筋を説明してから上演してよ!」

うーん、意外なご指摘でしたね。

やっぱり、お芝居の理解度には、個人差があるということなんですね。

ジムの皆さんと色々お話しして、その辺の事情が、良く分かりました。

また、「開演前に、演劇入門講座をやったらどうだ?」「笑って良い時には、合図を出して欲しい」などのアイディアも頂きました。

そんな中、「パンフレットに、もっと詳細な粗筋を掲載した方が良い」という現実的なプランも提案して下さいました。

パンフレットなら、必要ない人は読まなければ良いわけですし、終演後読み直してみる楽しみもあります。

凄く良い考えだと思うんですが、皆さんはどう思われますか?

開演前に、ついうっかり読んでしまって、ネタバレしてしまう恐れもあるので、その点には十分注意しなくてはなりませんが…。

 

北澤ボクシング・ジムの皆さんから、いつも、素晴らしいご意見を頂戴しています。

”ぷにぷにパイレーツ”の最も優良なモニターさんなんですよ。

第13回公演のタイトル

 

今年初夏を予定している第13回公演のタイトルをどうするか悩んでいます。

出来るだけ動員につながるキャッチーなモノにしたいとは思っています。

しかし、上演する作品のイメージとかけ離れたタイトルにする訳にもいきません。

中編のオムニバスなので、全作品を一つのカテゴリーに包括することも出来ません。

(お客様が飽きないように、一応、バラエティに富んだ構成にしていますので…)

そう考えると、なかなかに難しい。

覚えやすくて、カッコよくて、しかもバカバカしい、素敵な公演タイトルに決められればよいのですが…。

第13回公演脚本完成

 

今年初夏を予定している第13回公演の脚本を書き終えました。

全部で3本。

長さは、大体、「ぷにぷに印象派祭り」と同じぐらいです。

自分で読み直してみましたが、なかなか面白く出来上がっていると思います。

大まかな演技プランもイメージ出来ていますし、ひとまず完成と言っても良いのではないでしょうか?

勿論、暗記していく途中、細かい言い回しは直していくことになりますが…。

楽譜調達

 

一昨日の稽古の時、今年夏に予定している、”第13回公演”の音楽の打ち合わせも行いました。

僕のリクエストに応えて、Sachikoさんは、すでに何種類かの楽譜を調達されていました。

なかには、海外から、直接取り寄せた譜面もあったようです。

実際に何曲か演奏して貰いましたが、まさに僕のイメージ通りです。

いや、イメージ以上と言って良いでしょう。

とても良かったですね。

CDでは分からなかったことが、生で聞くと、色々見えてきます。

特に、シェーンベルクの曲は、驚くほど美しく、また衝撃的に響いていました。

「絶対に、公演で使用したい」と、改めて、思いました。

 

また、公演の際、劇場にピアノは持ち込めないので、キーボードを使用します。

ピアノ本来の響きは失われますが、キーボードならではの表現が、新たな魅力を加味出来るかもしれません。

一昨日、音色の検討も行いましたが、現代曲の場合、キーボードに移植してもあまり遜色がないように感じました。

むしろ、様々な音色を使い分けることで、公演に広がりが生まれそうです。

益々、楽しみになってきました。

 

先に、朗読会が控えていますが、夏の公演に向けても着々と準備が進んでいるんですよ。

本番2週間前の朗読稽古

 

昨日、2週間振りに、Sachikoさんと朗読会の稽古を行いました。

各自、稽古を重ねてきた為、かなり良い感じでコラボレーションが出来ました。

お互いに相手のプレーを良く聞けるようになったと思いますし、リズムを共有出来るようにもなりました。

昨日、何度か繰り返して練習していくうちに、物語が立ち上がってきて、凄く面白く感じられるようになっていきました。

曲の長さや終わり方に注文を出しましたが、それ以外は特に問題なく、良い仕上がりになったと思います。

今週もう一回お稽古しますが、今日本番でも大丈夫なレベルに達していると言っても良いのではないでしょうか。

是非、期待して下さいね。

生演奏の力で、皆さんがかつて聞いたこともないような朗読をお届け出来る筈です。

朗読の概念が変わる上演になるよう、ますます頑張っていきます。

「赤ずきんちゃん」

 

3月19日(土)に開催される「春風の中で楽しむ世界の童話~クラシックの名曲にのせて」の本番まで、残り2週間を切ってしまいました。

これまで以上に気合を入れて、稽古に励まないといけませんね。

 

この公演は大変好評のようで、現時点で100名近い方から、ご予約を頂戴しているそうです。

残り30席程度です。

観劇をご希望の方は、ご予約をお急ぎ下さい。

 

それから、黒澤明子さんの朗読作品が変更になりました。

グリム童話の「赤ずきんちゃん」と「かえるの王様」の2作品です。

小さなお子様でも楽しめる、短めな作品ですから、飽きることなく楽しめると思います。

朗読を盛り上げるピアノ曲は、シューマンを考えているようです。

シューマンには、「子どもの情景」など、可愛らしい曲が沢山ありますよ。

楽しみにしていて下さいね。

Jリーグ2011シーズン開幕

 

いよいよ、今日、Jリーグが開幕します。

およそ9カ月間に渡る、長く厳しい戦いに突入します。

アジアカップ決勝の興奮から1ヶ月。

Jリーグからヨーロッパに移籍した選手も大活躍しています。

例年以上に、今シーズンは、Jリーグに期待が集まっているようです。

 

今季、注目のチームは、何と言ってもサンフレッチェ広島でしょう!

アジアカップのメンバーが、3人も所属しているチームですからね。

なかでも、オーストラリア戦で決勝ゴールを決めた日本代表FW李忠成選手からは目が離せません!

李選手は、今日の仙台戦で今季初ゴールを決めて、ゴールパフォーマンスを行い、アジア杯の再現を狙うということなんですね。

残念ながら、主将の元日本代表FW佐藤選手が、2日夜にインフルエンザを発症し、開幕戦は欠場が決定的です。

李選手が「やりやすい」と熱望してきた1トップの座が巡ってきました。

「チャンスが来た。死に物狂いで結果を残しにいく。寿人さんの思いもくんで、戦いたい」と語っています。

李選手のゴールで、開幕ダッシュを飾れるといいですね。

 

我が家も、今年から、スカパーのJ1パックを契約しました。

Jリーグの全試合を生で見ることが出来るようになりました。

TVに向かって、熱い声援を送っていきますよ!

ガンバレ、広島!

駅弁うどん

 

演劇とは何の関係もないお話で、恐縮です。

広島駅の1番ホームにある、「広島駅弁うどん」を食べたことのある方、いらっしゃいますか?

美味しいという噂を聞き付けたんですけど…。

特に、ダシが素晴らしいとのこと。

ご存じの方、お知らせ下さい!

変なビル

 

先日、表参道に行った時、変な形のビルを見つけました。

変なビル110222_1323~01.jpg

この写真で分かりますか?

上の階に行くほど、床面積が大きくなっているんです。

横から見ると、逆三角形になっています。

何となく、安定性が悪そうですよね。

建蔽率や日照権の関係で、こういう形の方が効率良く建てられるケースが少なくないそうです。

 

東京には、最近、奇妙な形のビルが増えていますよ。

こういったいびつな形状のビルは、経済効率上良いのかもしれませんけど、街の美観上どうなんでしょう?

統一感なく、それぞれが勝手に建て並べていくと、グロテスクな街並みになってしまう可能性もありますよね。

建築物には、安全性や経済効率以外にも考慮すべき点があると思うのですが…。

演劇の舞台でも、人やセットの配置に、かなり美的な配慮をするというのに。

僕の感性が古いだけなのでしょうか?

ジャズ喫茶探訪記②

 

久し振りに訪れたジャズ喫茶で聞いたジャズは、本当に素晴らしいモノでした。

僕が持っているCDが掛かったのですが、まったく別物に聞こえました。

(30年以上前に録音された、定番的作品です)

確かに、JBLの大スピーカーからの、家庭では鳴らせない大音量!

その迫力に圧倒された部分はあります。

しかし、一番の違いは、音源がLPレコードだったということだと思います。

音が立体的に立ちあがってきて、まるでミュージシャンや楽器が目の前に存在するかのような臨場感!

演奏者の呼吸や体温まで、生々しく感じられます。

生楽器の振動が、聞く者の耳だけでなく、体全体を震わせてくれる感覚です。

とにかく、LPレコードの力で店内全体が芸術の香りに包まれ、まるでライヴの会場に居合わせたかのような錯覚さえ覚えました。

僕は、本を読むことさえ忘れて、夢中で音楽を聞いてしまいました。

 

ところが、途中から、音源が新作CDに変わりました。

(このCDも持っていますよ)

途端に、店内の緊張感が緩み、芸術の香りも消え失せてしまいました。

なんというか、要するに、偽物、複製を聞いている感じです。

新録ですから、本来音は良い筈なのですが、スカスカなのがはっきり分かってしまいます。

僕の音楽に対する集中力はたちまち低下し、読書に集中してしまいました。

 

僕は、改めて思いました。

音楽は、CDで聞いてはいけないのです。

基本は、生演奏!

それが無理なら、LPで聞くべし!

CDでアーティストの実力を判断するのは、間違っています。

カーテン越しに芝居を見るようなものです。

私たち音楽ファンは、CD普及のせいで、随分損をしてしまっているのかもしれませんよ。

 

ジャズ好きの皆さん!

ジャズ喫茶でLPレコードをリクエストして、本物の音楽を堪能しましょう!

ジャズ喫茶探訪記①

 

今日から3月!

今年は、例年以上に、時間の経過が速いような気がします。

年のせいか…。

 

さて、先日、本当に久し振りに、正統派ジャズ喫茶に行ってきました。

都内でも数少なくなってきた、本格的なジャズ喫茶です。

店内では大音響で、ジャズが流れています。

音楽鑑賞が目的の場所ですから、勿論、会話厳禁!

注文は、店員さんに、手話で伝えます。

照明も薄暗く、音楽に集中出来る雰囲気作りがなされています。

目を閉じて、腕組みし、足でビートを刻むのが、お客さんの基本姿勢です。

 

実は、僕は、読書をするためにジャズ喫茶に入ったのでした。

最近流行のシアトル・スタイルのコーヒー店では、じっくり本が読めませんからね。

人の出入りが少なく、会話も聞こえてこない環境こそ、読書にピッタリだと思ったのです。

しかし、僕は、まったく本が読めませんでした。

聞こえてきた音楽があまりに素晴らし過ぎて、ひたすら耳を傾けてしまったからです。

「ジャズって、こんなに良い音楽だったのか!」と、初めてジャズを聞いた頃と同じ位、感動してしまいました。

その理由は…、また明日!