ぷにぷにパイレーツ

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本日、第4回「ぷにぷに演劇ワークショップ」開催

 

本日、第4回目となる「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催します。

非常にシンプルなシーンを実演することにより、演技の奥深さを体感して頂こうというものです。

演劇経験者はもちろん、まだ舞台に立ったことのない方にも、是非、参加して頂ければと思います。

簡単なことを、とても丁寧に反復していくものですから、安心して下さい。

一般の演劇ワークショップのように、ただゲームをやって終わりというものではなく、何か参考になるものを持ちかえって頂ける筈です。

経験豊富な人ほど、厳しく難しく感じるのではないでしょうか?

ちなみに、過去の参加者は、全員、大いに喜んでくれていました。

(ですから、リピーターが多いんですよ)

「演技を甘く見ていました!」「演技を、基本から勘違いしていました!」等々の感想を、頂戴しています。

基本的には、僕が教えるのではなく、参加者が自ら様々なことに気付くよう導いていく形にするつもりです。

でも、明るい雰囲気作りを心掛けているので、毎回、笑いの絶えない楽しいワークショップとなっています。

本日、まだ数名分、枠に余裕がございます。

事前の連絡は不要ですから、今日13時に、直接“大山街道ふるさと館・和室”にお越し下さい。

皆様のご参加を、お待ちしています!

詳細は、こちらをご覧ください。

http://www.punipuni.org/2011/07/post-28.html

ショートコント2本執筆

 

ぷにぷにパイレーツは、過去、数々の社会風刺コントを上演してきました。

そのほとんどが、20分程度の中編です。

10分以下の短編となりますと、「偽装疑惑」「史上最強の日本代表」「ニュース寿司」の3本しかありません。

風刺の要素を込めると、どうしても話が膨らんで、長くなってしまうんですよね。

 

そこで、昨日は頑張って、上演時間が10分以内に収まるショートコントを2本、書いてみました。

一つは一人コント、もう一つは二人コントです。

いずれも、原稿用紙に換算すると、10枚程度の作品です。

お客さんを選びますが、自分では、かなり面白く仕上がったと思います。

(ごく一部、極めて真面目な方が、不愉快に感じるかも…)

 

しかし、短い作品を書くのは、本当に大変です。

中編より、遥かに難しいですね。

執筆に当たっては、以下の3点に気を付けました。

①文量が少ない分、アイディアは一つで押し通す!

②徐々に盛り上がるのではなく、いきなりクライマックス!

③風刺の要素は、いつもより、過激にどす黒く!

 

昨日書いた脚本は、そこそこの出来だと思うんですけど、読み直してみると、演技が難しそうです。

ごく短い中で、迫力やリアリティを出していかなくてはなりませんので…。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮)」で上演するかどうかは、まだ分かりません。

出演者が確定した段階で、確定していきたいと思っています。

小松左京先生逝く...

 

日本を代表するSF作家の小松左京先生が、肺炎のため、26日に大阪府箕面市内の病院で死去していたことが分かりました。

80歳でした。

小松先生は、京都大学でイタリア文学を専攻後、1962年に「SFマガジン」へ作品を投稿し、作家デビューしました。

1964年には、廃虚で鉄を食う一族の生きざまを描いた「日本アパッチ族」で一躍人気作家となり、同年、細菌兵器をテーマとした「復活の日」を発表し、人気を不動のものとしました。

1973年には、大作「日本沈没」を発表し、400万部を超える大ベストセラーとなりました。

1985年にも、「首都消失」がベストセラーとなり、再びSFブームを巻き起こしました。

好奇心と行動力を兼ね備えた方で、1984年には、自作「さよならジュピター」で映画製作にも乗り出したほか、短編や時代物など、ジャンルを問わず独自の世界を作りだしました(映画では、多額の赤字も創出したそうですが…)。

1970年の大阪万博ではプロデューサーを務めるなど、多くの国際的な企画に関わっています。

 

まさに、”巨星墜つ”!

本当に大きなショックです。

僕は、小学校6年の時、角川文庫の「継ぐのは誰か?」を読んで以来、小松先生の作品に夢中になりました。

何かに取りつかれたように、小松先生の作品を図書館で借りて読み漁り、当時文庫化されていた作品はすべて読破してしまいました。

 

小松先生の魅力は、何と言っても、そのエネルギーです。

読む者の体力を奪ってしまうほど、文章にパワーが満ち溢れています。

体調が悪い時に読むと、吹き飛ばされそうな勢いがあります。

物凄い圧力なのです。

描く世界も、近未来を予言するようなものばかりで、あまりのリアルさに、何度も恐怖を覚えました。

小松先生の悲観的な未来感から、僕は、相当影響を受けていると思います。

また、小松先生は、綿密な調査をしてから執筆される方だったようで、小説中のデータの量にも圧倒されます。

実は、科学的データの描写が長すぎて、疲れてしまったことも少なくありません。

「継ぐのは誰か」なんて、ストーリーは前半で終わってしまい、後半はその科学的検証だけを書き綴っているんです。

だから、長編の大作が多いのかもしれませんね。

 

ただ、時代とともに生きた作家だったためか、今現在は、その代表作すら、ほとんど出版されていません。

「地には平和を」「果てしなき流れの果に」「エスパイ」といった名作が簡単に手に入らないなんて、実に残念なことです。

また、大量に残されている短編も、ほとんどが眠ったままの状態です。

出版各社には、是非とも、復刊をお願いしたいと思います。

 

SFが一部のマニア向けのジャンルになってしまった今だからこそ、皆さんには、小松作品をお読み頂きたい!

現在活躍中のSF作家は、すべて、小松先生の子孫のようなものなのですから…。

くすぐりの適量

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮)」の脚本を、3本仕上げました。

無駄な部分や、くどい所を削除して、随分すっきりと分かりやすいものになりました。

その代わり、笑いが起こりやすくなるよう、軽いくすぐりを幾つか入れてみました。

このくすぐりの入れ具合が、本当に難しいんですよね。

コントにおけるくすぐりとは、いわば装飾のようなもので、無くても本筋には何の問題ありません。

ファッションでも、飾りを付けすぎるとうるさいし、何もないと寂しいですよね。

同様に、コントにくすぐりをまったくなしにすると凄く重苦しい劇になり、演劇に慣れていない人には難しいものになってしまう可能性があります。

(テーマが社会風刺ですから、どうしても暗い内容になりがちです)。

かと言って、くすぐりを入れすぎると、コントの核心が曖昧になり、不気味さや怖さが薄れてしまいます。

その絶妙な按配を見極めるのは、至難の業です。

実際、意図的に入れたくすぐりは、良く受けるんです。

それが分かっているだけに、ついつい多めに盛り込んでしまいがちです。

くすぐりの適量は、演者によっても違いますし、客層によっても変わってきます。

それが見極められるようになるには、もう少し、実戦の経験が必要なのかもしれません。

まずはくすぐりを少し多めに入れておいて、後日、読み合わせなどで判断を下し、無駄なギャグをカットしていく形を取ろうと思います。 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮題)」脚本執筆開始

 

年末に予定している社会風刺コントの公演「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮題)」に向けて、脚本の執筆を開始しました。

まずは、以前、アイディアを思い付いた時に書いた初稿を、上演出来る形に改稿することから着手しました。

時事風刺のギャグは、僅か数か月で、随分古ぼけて見えるものです。

4ヶ月後の社会情勢をイメージしながら、脚本を仕上げていくのは、本当に難しいものです。

恐らく、何度も書き直さないといけないとは思いますが、お客様に喜んで頂けるよう、頑張っていきたいと思います。

Shelly+Belly

 

ビリヤードの女子プロ、平林英里子さんが、今月、千葉県市川市にお店をオープンされました。

その名も、”ビリヤード&カフェバー Shelly+Belly(シェリーベリー)”!

 

平林プロは、日本体育協会のスポーツリーダー資格と千葉県市川市のスポーツ指導員の資格もお持ちですので、スポーツや、エクササイズの視点からの指導もして頂けるそうです。

お昼に時間のあるミセスが、スポーツクラブに行く感覚でビリヤードを楽しんで頂くと良いかもしれません。

また、8月から、ビリヤードスクールをオープンされる予定だそうです。

その他、撞き放題のシステム等もあるようなので、詳しくは、お店のHPでチェックしてみて下さい。

http://shellybelly.at.webry.info/

JR総武線、都営新宿線「本八幡駅」から、徒歩1分に位置しているそうです。

皆さん、是非、遊びに行って下さいね。

「デビル」

 

昨日、「デビル」という映画を見てきました。

純然たるホラーではありませんが、タイトル通り、悪魔のお話です。

 

ストーリーは、こんな感じです。

高層ビルで一人の男が墜落死した。

現場に急行したボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に違和感を感じつつも、状況から自殺と断定する。

ちょうどその頃、同じビルのエレベーターが突然停止し、閉じ込められた5人の男女が照明が消えるごとに一人ずつ残酷な死を遂げる事態が起きていた。

外界から彼らを助ける事が出来ない中で、事件を解明しようとする刑事は常識ではありえない事態を目のあたりにし、それが“何かの力”で行われていることを感じる。

自殺者がオフィスに残していた「悪魔の足音が聞こえる」というメモ、次々と犠牲になる5人のプロフィール。

全ての謎が明らかになった時、そこには驚愕の事実があった。

 

今、夏休みの子供向けの大作映画ばかりが話題になっています。

その陰に隠れる形になっていますが、「デビル」のような良質のエンタテインメント作品にも注目して頂きたいですね。

まず、脚本が素晴らしい!

マイケル・ナイト・シャマランの原作・製作ですので、「シックス・センス」のような、しっかりしたどんでん返しで終わっています。

無駄な要素が一切なく、すべてのシーンがラストに向けての伏線となっていることに、感心してしまいます。

登場人物のキャラクターがはっきりしている上に、ブレが無いのも良い点です。

演出も的確で、狭くて撮影の難しいエレベーター内の状況を、分かりやすく、かつ美しく見せていました。

なにより、上映時間が80分というところが、最高です!

歴史に残る傑作ではありません。

でも、演劇の作品作りには、大変参考になると思います。

上映館が少なく、見られる地域は限定されてしまいますが、もしお近くで上映していましたら是非ご覧下さい。

ただし、怖がりな方は、おやめになった方が良いかも…。

 

詳しい情報は、下記サイトでご確認下さい。

http://devil-movie.jp/

「ぷにぷに!赤いカーニバル」から3週間

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」から、今日で、3週間が経過しました。

このブログをご覧になっていると、僕が未だに余韻に浸っているように感じられるかもしれません。

しかし、それは、公演の総括を記録しておくために書いているだけでして、僕自身の意識は、とっくの昔に、未来に向かっています。

まずは、9月11日に上演するパントマイム作品を完成させなくてはなりません。

また、今月31日に開催する「ぷにぷに演劇ワークショップ」のプログラムも決めておく必要があります。

そして何より、ぷにぷにパイレーツの年末公演に向けて、新作コントの脚本を書きあげなくてはいけないのです。

コントのアイディアや、叩き台となる初稿は幾つかあるんです。

でも、出演者が確定しないので、なかなか本格的な脚本に仕上げられないのが現状です。

出来れば、冬の公演は、大勢が出演する賑やかなものにしたいと思っています。

(沢山出れば、一人当たりの負担も軽減されますからね)

まだまだ出演希望者を募集中ですので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

まずは、今月31日に開催する「ぷにぷに演劇ワークショップ」に参加して頂くことをお薦めします。

(まだ、若干名、ご参加頂ける余裕がございます)

「魔術師」ハイライト動画

「魔術師」のハイライト動画です。

手品シーンの最初の方だけお見せいたします。

この後、どんどん盛り上がっていき、最後には劇場が興奮の渦に巻き込まれていったことだけ申し添えておきます。

(その部分は、劇場に足を運んで下さった方だけのモノにしておきます)

上の画像をクリックしてみて下さい。

「ずっと一緒に」ダイジェスト映像

こちらは、「ずっと一緒に」のダイジェスト映像です。

様々なシーンを寄せ集めて、全体の流れを押さえてみました。

シェーンベルクの曲をどのように使ったかが、良くお分かり頂けると思います。

上の画面をクリックして、お楽しみ下さい。

「魔術師」解説

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の前半2本は、かなりマニアックな内容となりました。

公演の最後だけは、演劇に馴染みのない方でも楽しんで頂けるような、万人向けの作品を上演することにいたしました。

それも、明るく笑って劇場を出られるような、ポジティヴで前向きな作品でなければいけません。

そこで考えたのが、「魔術師」です。

 

まずは、コミカルな手品のシーンを思い付きました。

パントマイムを前面に押し出し、インチキ手品を繰り広げるというモノです。

これは、いくらでも面白いことが出来そうでしたけど、手品をやっているだけだと小品の域を出ないような気がしてきました。

笑いを目的にしたのでは、公演のラストを飾る大作にならないんです。

 

そこで、手品シーンに、こんなストーリーを付け足しました。

”馬車で全国を巡業する魔術師。

心臓に病を持ち、余命いくばくもない。

しかし、舞台のためなら命を捨てても惜しくないと思っている。

魔術師一行は、各地で、子どもたちから喝采をもって迎えられている。

ある日のこと、公演が終わっても一向に帰ろうとしない、寂しそうな少年がいた。

その少年が、魔術師に語ったのは、悲しい物語だった…”

 

結果的に、「魔術師」は、優しさと愛を伝える感動作になってしました。

ラストの長科白のスケールの大きさといったら、どうでしょう!

書いた自分ですら、ビックリしています。

人生を肯定するような、美しいシーンになったような気がしています。

お客様からは、「感動した」「泣いた」「私にも、奇跡は訪れるのだろうか?」といった声が、沢山届きました。

笑って頂く為に作った作品ですが、実際には、観客を泣かせてしまったようですね。

一応言っておきますけど、もちろん、手品シーンでは、爆笑が巻き起こりましたよ!

感動の方が印象が強かったということなのだと思います。

 

「魔術師」で使う音楽は、すべて、プーかtランク作曲のもので揃えました。

演奏の評判も上々でしたね。

プーランクの音楽なくして、この作品は成立しなかったように感じています。

日本ではあまり知られていないプーランクを皆様に紹介できて、本当に良かったと思っています。

 

「魔術師」は、劇団ぷにぷにパイレーツ史上、最も評判の良い作品となりました。

僕がやりたいことと、お客様が求めるものが、上手く噛み合った作品なのだと思います。

このバランスこそ、公演成功の最大の秘訣なのだと思います。

今後も、各公演に1本は、そんな作品を入れていくつもりでおります。

「地下室」解説

 

昨年の「蝶」に続き、パントマイムを見せることを主眼とした小品を考えました。

セリフを必要最小限にとどめ、ストーリーよりも、動きそのものを楽しんで頂ける作品を構想しました。

それが、今回、2本目に上演した「地下室」です。

 

パントマイムと言えば、やはり“壁”ですよね。

僕は、その”壁”のテクニックを前面に押し出した作品を作ってみたいと、ずっと思い続けてきました。

ピエロやクラウンを演じる方々は、”四方を不思議な壁に取り囲まれ困る”シチュエーションを、良く演じられます。

僕は、その状況を、もっとドラマチックに、緊張感一杯に仕上げてみようと考えてみました。

 

”天井が崩れ落ち、階段は土砂に埋まり、床は瓦礫に埋め尽くされた地下室。

男は、地上への出口を求めて、決死の行動を取る…。

ようやく活路を見出した男が知った、衝撃の事実とは…?”

 

終末観漂うSFタッチな作風ではあります。

でも、良く見ると、はっきりしたストーリーはありません。

結末も曖昧な状態にとどめてあります。

主人公に、人間的な成長や葛藤も見られません。

あくまで、動きをご覧頂く為の作品なのですから。

 

僕が狙ったのは、壁の触り分けです。

何通りもの壁の表現を試してみました。

壁の位置、質感を描くことも大切ですけど、壁を触ることで主人公の心理状態を表現出来るよう努力してみたつもりです。

 

しかし、結局、お客様は、ストーリーや作品の世界に没入されていたようです。

「手に汗を握った」「怖かった」といった意見が多く聞かれました。

なかには、「(辛くて)涙が出た」という方もいらっしゃいました。

きっと、主人公に感情移入されたんでしょうね。

想定を上回る好評ぶりに、僕はとても満足しています。

 

もちろん、”壁”のマイムを楽しんで下さった方も、少なくなかったようです。

「本当に壁があるみたいに見えたから、舞台に上がってノックしてみようかと思ったよ!」なんて、嬉しいことを言ってくれたお客様もいらっしゃいました。

また、「もっと、マイム作品を増やしてよ!」という声も聞かれました。

光栄なことです。

僕のパントマイムはまだまだ未熟ですが、もっとお客様に喜んで頂けるよう、地道に練習を重ねていきたいと思っています。

「ずっと一緒に」解説

 

一人芝居には、重大な欠点があります。

それは、舞台上に、セリフを聞く人がいないということです。

ですから、主人公のセリフは、単なる独り言か、観客には見えない誰かに向けられたものになってしまいます。

シェークスピアの作品などには随所に独り言が出てきますが、リアルな演劇を追求するには非常に不自然な状態とです。

僕自身、作品を作っていて、その違和感に、いつも悩まされてきました。

「普通の人なら、この場面で、こんな説明的な事は言わないよなあ…」なんて思い続けてきたのです。

 

一人芝居ならではの悪しき特徴を長所に変え、効果的に見せる方法はないか、僕は常々考えてきました。

その一つの回答が、「ずっと一緒に」という作品なんです。

一人芝居の弱点を逆手に取り、先入観を持った観客を、構造的に騙していこうという趣向になっています。

要は、一人芝居でなければ実現出来ない”どんでん返し”を楽しんで頂こうというモノなのです。

 

ポイントは、序盤の芝居に、どれだけのリアリティを持たせるかにありました。

観客がそれを信じてくれないと、”落ち”がまったく効きません。

とにかく、起承転結の”起”の部分を丁寧に演じることに、意識を傾けました。

 

粗筋は、こんな感じです。

”ある安宿の一室。

怯えきった男が一人、ハサミで髪を切っている。

男は、ある施設を逃げ出してきたばかり。

脱走を手伝った兄がその部屋を訪れた時、恐ろしいことが…”

 

かなり複雑な構造を持った作品です。

「演劇を見慣れてないお客様は、混乱してしまうかなあ?」なんて思っていましたが、そんな方は少なかったようですね。

(なかには、昼・夜2回見て、やっと把握出来たお客様もいらっしゃったようですが…)

皆さん、30分間集中して、最後までしっかりご覧下さったようです。

特に、想像力豊かな方や、ホラー好きの方には、喜んで頂けたみたいですね。

「怖かった」「本当に気持ち悪かった」「静かな弟の方が怖い」「自分の中にも、兄がいるような気がする」といった感想が、伝わってきました。

純粋にストーリーを楽しんで貰えたようです。

構造上の罠を疑問視する方は、一人もいらっしゃいませんでした。

(「これって、ずるいよ!」と思われる可能性も感じていましたので、安心しました)

序盤の“騙し”が、まずまず上手くいったということなのでしょう。

かなり実験的性格を持ち合わせた作品だったにもかかわらず、一定の評価を得ることが出来たのは、誠に嬉しいことです。

今後も、演劇の新たなる可能性を求めて、チャレンジを続けていきたいと思っています。

 

それから、この作品では、シーェンベルクの「3つのピアノ曲」を使用しました。

あの難解なメロディに乗せて、動きを付けてみました。

そこを味わって下さったお客様が少なくなく、「曲と芝居が良く合っていた」「役者とピアニストの息がピッタリだった」という感想を沢山頂戴しました。

皆様にシェーンベルクの音楽の美しさを楽しんで頂けたなら、幸いです。

これからも、知られざる名曲を発掘して、劇中でご紹介していきたいと思っています。

ドイツ公演を目指して!

 

なでしこジャパンが、ドイツで快挙を成し遂げました。

そこで、今日は、ドイツの話題を!

 

昨日、ドイツから夏休みで帰国中のいとこと会ってきました。

いとこは、Oldenburgishes Staatstheaterという州立劇場のオーケストラに所属し、ヴァイオリニストとして活躍しています。

僕が小さい頃にお会いして以来、数十年振りの再開となりました。

昼食を食べながら、約4時間に渡って、じっくりお話を伺いました。

とても楽しい時間となりました。

劇場のあり方、市民と芸術の距離の近さ、ドイツ国民と音楽との関わりなど、大変貴重な情報を得ることが出来ました。

芸術を志向する者としては、ドイツの環境が羨ましくて堪りません。

小さい頃から質の高い芸術に気軽に触れることが出来る!

街中でオペラやオーケストラのパフォーマンスについて議論が戦わされる!

市民が、オーケストラや劇団を育てていく!

日本では、考えられないことです。

だから、ドイツでは、素晴らしい芸術家が次々に育っていきますし、世界をリードする作品が生まれ続けているんでしょうね。

逆に、我が国の演劇事情をお話ししたら、いとこは愕然としていました。

 

その他、クラシック音楽についても、色々、参考になる話を聞くことが出来ました。

やはり、音楽って、奥深いんですね。

僕も、もっともっと音楽について勉強して、その魅力を掘り下げていきたいと思いました。

ただ、面白かったのは、いとこにお薦めのアーティストを尋ねたところ、偶然僕がCDを持っている人ばかりだったんです。

血が繋がっているだけあって、好みが似ているのかもしれません。

 

いつの日か、いとこのヴァイオリンとジョイントで、演劇公演を実現させてみたいものです。

広島公演、あるいはドイツ公演などが出来たら良いですね。

一体、いつになるかは分かりませんが、これからじっくりと、アイディアを練っていきたいと思います。

9・11

 

9月11日に、僕は再び、アトリエ無現の舞台に立ちます。

JIDAI一門による、パントマイムの公演です。

僕は、ソロとアンサンブルに出演する予定です。

 

昨年、この公演は、一瞬のうちにソールド・アウトとなってしまいました。

一部、パントマイム・ファンの間では、「ゴールド・チケット」とも呼ばれたそうです。

(僕も、1枚しか確保出来ませんでした)

多分、夕方の開演となると思いますが、まだ時間や料金等は、正式決定していないようです。

詳細が分かりましたら、お知らせしますね。

 

そんなわけで、僕は、約7分のソロ・マイム作品を作らなくてはなりません。

セリフのないマイムは、構成を決めるのが本当に難しいんですよ。

また、言葉で説明出来ないので、一つ一つの動きの質を上げていかなくてはなりません。

本番まで2カ月足らず。

頑張ろうっと!

第4回「ぷにぷに演劇ワークショップ」開催決定!

 

およそ1年振りに、「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催することになりました。

このワークショップは、どなたでも気軽に参加できる、楽しい演劇体験講座です。

演劇の経験は、一切、問いません。

激しい運動は行いませんので、普段着でお越し下さい。

参加すると、今後、演劇の見方が大きく変わる筈です。

奮ってご参加下さい。

詳細は、下記の通りです。

 

★第4回「ぷにぷに演劇ワークショップ」

・日時:2011年7月31日(日)13:00~17:00

・会場:大山街道ふるさと館・和室(田園都市線・溝の口駅から徒歩5分)

・参加費:500円

・応募方法:このHP右上の“お問い合わせ”のところから、お願いします。

 

僕は、顔は怖いですけど、精一杯優しく対応しますので、安心して下さい。

皆様のご参加を、お待ちしています!

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の舞台動画を見て

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の舞台動画を見てみました。

ガガーーーン!

甘ーーーい!(絶叫する感じで読んで下さい)

甘すぎるよ!

和尚さんが留守の間に、ペロペロペロペロ舐めたくなるほど、甘いよーー!

自分の動きの甘さに、愕然としてしまいました。

 

確かに、全体の雰囲気は良い感じなんです。

また、去年に比べて、動きの質はかなり向上したように思います。

ただ、動かないところが、ぬるい!

きちんと静止できていないところが、散見されます。

しかも、自分ではたっぷり間を取っているつもりだったのに、あれじゃあ全然短い!

むむむむむ…。

反省しきりです。

もっともっと、基礎訓練をしなくては…。

 

でも、粗い画面を通しても、一人芝居とは思えない圧力を感じられたのは、収穫です。

20人近い俳優が乗ることもあるサイズの舞台ですが、その大きさを感じさせなかったのも良い点だと思いました。

(むしろ、狭く見えるほどです)

セット、大道具、小道具を一切使っていないのに、その不足をほとんど感じさせないのも、自慢できます。

「美しい舞台だなあ!」と、自分で感じる場面も幾つかありました。

(本当は、90分通して、美しくなければならないのですが…)。

”魔術師”のコント・シーンでは、自分でも、笑ってしまいましたよ。

 

長所と短所を客観的に把握し、より一層面白い舞台を作れるよう、頑張っていきますね。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」のお客様の感想

 

今日は、「ぷにぷに!赤いカーニバル」のアンケートに見られた感想を、幾つかご紹介させて頂きます。

 

最も多かったのは、こんなご意見です。

「ピアノの生演奏が素敵です」

「演奏と芝居が、良く合っていました」

「ピアノに、音の意味を聞きました」

「選曲が良かったです」

芝居とピアノのコラボレーションが、非常に好評でしたね。

2人の息が合っているところ、シーンと曲が合っているところなど、沢山褒めて頂きました。

演劇に詳しい人は、メロディに、セリフや動きをピッタリ当てていることにも、気付いていらっしゃいました。

(シェーンベルクの前衛的な曲に動きを合わせる難しさや、プーランクのダイナミックな展開のメロディにセリフを付ける厳しさをご理解頂ければ、もっと作品が楽しめたかもしれませんよ)

すべては、Sachikoさんの演奏のお陰です。

いくら感謝しても足りませんね。

 

「パントマイムが素敵でした」

「動きが綺麗でした」

「動作が美しく、魅せられて、見せられてしまいました」

「小道具や舞台上の装飾がないのに、演技で表現できるのは素晴らしいと思いました」

その他、僕の動きを褒めて下さった方も大勢いらっしゃいました。

一所懸命、マイムを練習した甲斐があったというものです。

でも、自分としては、まだまだです。

ますます磨きをかけていかなくては!

 

「魔術師、楽しかった!」

「魔術師の子どもへの優しい教えに、心温まりました」

「ラストで、泣いてしまいました」

「子どもとのやりとり、魔術をかけてから、感動しました」

「世界は魔術に満ち溢れている!私にはどんな奇跡が起きるかな?」

「(客席に)本当に魔法にかけられた人が、沢山いると思います」

などなど、”魔術師”で感動して下さった方が大勢いらっしゃったようです。

「可笑しかった」という人より、「泣けた」という人の方が多かったのは、意外な気がしました。

やはり、公演のラストは、お客様に愛をいっぱいお届けするのが良いようです。

 

「怖かった」

「前半の2つ、怖すぎる」

「期待通りの、気持ち悪さでした」

「変身してから、恐ろしかったです」

「兄より、弟の静かな気持ち悪さが良かったです」

「自分の中にも”お兄ちゃん”がいそうな予感が…」

「自分の弱いところに、ずんずん迫ってきました」

ホラー&サスペンス・タッチの前半を気に入って下さった方も沢山いらっしゃいました。

こういった作品は、好きな方はお好きですよね。

もちろん、僕も大好きです。

まだまだ、ホラーは追求していきますよ。

 

今回も、アンケートの回収率は、ほぼ100%でした。

しかも、沢山ご記入頂いているんですよ。

是非、今後の参考にさせて頂きます。

皆様、ご協力ありがとうございました。

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」人気投票

 

毎公演恒例となっている、作品別人気投票の結果を発表します。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」では、3つの作品を上演しました。

ご来場頂いたお客様にご記入頂いたアンケートには、「気に入った作品があれば、丸を付けて下さい」という項目があります。

その丸の数から、人気ランキングを判定いたしました。

(すべての作品が、僕の作・演出・出演なので、どれがトップでもビリでも、あまり関係ないんですけどね…)

 

では、早速、ベスト3の発表です!

(3本しか上演してないのに、ベスト3って何やねん?!)

 

まず、昼の部です。

第3位:地下室(支持率15%)

第2位:ずっと一緒に(支持率27%)

第1位:魔術師(支持率58%)

「魔術師」がダントツの人気でした。

 

続いて、夜の部です。

第3位:地下室(支持率11%)

第2位:ずっと一緒に(支持率28%)

第1位:魔術師(支持率61%)

こちらも、「魔術師」の圧勝でした。

 

最後に、昼・夜を総合したランキングです。

第3位:地下室(支持率14%)

第2位:ずっと一緒に(支持率27%)

第1位:魔術師(支持率59%)

結局、3つのデータすべて、同じような結果となりましたね。

 

予想通り、「魔術師」が、他を大きく引き離して、圧倒的好評を博したようです。

笑いと涙の要素が上手くブレンドされ、非常に見やすい作品に仕上がっていたのではないでしょうか?

また、演劇通の方にもご満足頂けるよう、演技・演出の質にもこだわってみたつもりです。

スケール感もある作品なので、見応えを感じた方も少なくないようです。

 

「魔術師」は、お客様に喜んで頂く為に作った作品です。

「ずっと一緒に」と「地下室」は実験的な性格を持っていますからから、すべてのお客様にご満足頂けるものではありません。

せめて、最後ぐらいは分かりやすい作品を上演して、良い印象のままお帰り頂こうという目論見だったんです。

その狙いはピタリ当たったようで、プロデューサーの石崎は、とても喜んでいます。

 

一方、劇作家の石崎は、やや難解な「ずっと一緒に」が3割近い支持を得たのに、驚いています。

演出家の石崎は、ストーリーのない「地下室」に丸を付けて下さる方がいらっしゃるとは、全然予想していませんでした。

数字にバラつきはありますが、作品構成から見ると、非常にバランスの取れた人気投票になったと思います。

公演全体を俯瞰すれば、とても上手くいったのではないかと、自画自賛しているところです。

 

これだけ評判が良いと、次回公演に対して、プレッシャーがかかってしまいます。

第13回公演は、「ぷにぷに!赤いカーニバル」を越えなければ…。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の秘密

 

今回の公演タイトルを、なぜ"赤いカーニバル"にしたのか?

今日は、その理由を発表させて頂きます。

"ぷにぷに!赤いカーニバル"というタイトルを選んだのは...、それは...、僕が...、プロ野球・広島カープの大ファンだからです!

1975年、球団初の外国人監督、ジョー・ルーツが就任した広島カープは、燃える闘志を表す意味を込めて、帽子やヘルメットの色をにしました。その効果もあってか、前年まで3年連続最下位だったカープは、中日や阪神と熾烈な優勝争いを繰り広げ、遂に1949年の球団創設以来初となる悲願の優勝を果たしたのです。もちろん、首位打者となった山本浩二、最多勝の外木場義郎、盗塁王に輝いた大下剛史らの活躍があればこそですが、チーム・カラーの変更が選手たちの負け犬根性払しょくに繋ったことも、間違いありません。それ以降、カープは、球団史に残る黄金時代に突入。初優勝から1984年までの10年間で、4度のリーグ制覇、3度の日本一に輝きました。日本のプロ野球界に、"ヘル旋風"が巻き起こったのです。

"赤"の効果があったのは、チーム成績の面ばかりではありません。空席が目立った広島市民球場のスタンドが、"赤ヘル"になってからは、連日、押すな押すなの大入り満員!チケットを確保するのが、大変難しくなりました。初優勝を記念した平和大通りのパレードには、約30万人の市民が参加。「♪ 川が育てたこの街は、ドント、カープでなけりゃ、夜も日も明けぬ」と歌われる程、人気の高い市民球団になっていったのです。

毎年のように最下位に低迷し、「セリーグのお荷物球団」と呼ばれた広島カープが、チーム・カラーをに変えることによって、球界の盟主にまで上り詰めた...。その故事にあやかり、このたび、我々"ぷにぷにパイレーツ"も、劇団カラーを"赤"に変更することにいたしました。その嚆矢となるのが、今回の「ぷにぷに!赤いカーニバル」という訳です。これで、今後、我々が上演する作品は、すべて好評を博すること間違いなし!観客動員数の大幅アップも確実!演劇ファンなら知らぬ者はない有名劇団への仲間入りは、時間の問題だと思われます。

しかーし、蓋をあけてみると、客席は恐ろしいことに…! 

収支を計算してみたら、驚くほど「赤いカーニバル」になっていました。

トホホホホ…。

第24回ジャパンオープン

 

昨日、ビリヤード・ジャパンオープン決勝トーナメントの司会を務めて参りました。

今年のジャパンオープンは、例年以上に盛り上がりましたね。

とにかく、試合内容が面白かった!

逆転に次ぐ逆転。

緊張感が切れることなく、最後の最後の最後まで手に汗握る戦いが繰り広げられました。

 

男子は、今年から、10ボールにルールが変更されたのが、好影響をもたらしたのかもしれません。

10ボールとは、9ボールを10番までの10個のボールで行うと理解して下さい。

1つボールが増えるだけで、ゲーム性は大きく変わります。

偶然や運の要素が減少し、実力がそのまま結果に反映されるようになるんですね。

勢いのある選手よりも、テクニックのある上手い選手が勝ち残っていった印象でした。

実際、50代後半のエフレン・レイズ選手(世界最高の技術と経験を持つ選手です)が、余裕綽々で、決勝まで上っていきました。

 

一方、女子は、まさにメンタルの戦いとなりました。

技術やパワーのレベルも急速に上がっているのですが、それ以上に、あきらめない気持ちが重要だと思いました。

特に、昨年度、ランキング1位になった河原千尋プロのメンタルの強さは凄い!

準々決勝では、台湾の超強豪相手に一歩も怯むことなく、窮地に追い込まれてから奇跡の大逆転を成し遂げていました。

 

決勝戦は、男女ともに、フルセットマッチにもつれこみました。

どちらが優勝してもおかしくない大接戦でした。

これも、女子が面白かった!

河原vsウェイ(台湾)の対戦となりましたが、実力の拮抗した凄い試合でしたよ。

最後の1球までどちらが勝つかまったく分からない展開を、場内全員が、息を飲んで見つめていました。

もしあのゲームボールの位置が僅かにずれていれば、もしエクステンション(時間延長)が残っていれば、結果は逆になっていたことでしょう。

歴史に残る好ゲームとなりました。

 

昨日の大会の模様は、近日、スカイA”ビリヤードウェーブ”でTV放送いたします。

ビリヤード・ファンは勿論、そうでない方にも、是非ご覧頂きたいと思います。

必ずや、ビリヤードの面白さを堪能できることでしょう。

ジャパン・オープンへ

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今日は、竹芝のニューピアホールで、ビリヤード・ジャパンオープンの司会のお仕事です。

写真は、昨日の準備の様子です。

‎7月1日、カタールのドーハで行われたビリヤード・​9ボール世界選手権で、日本の赤狩山 幸男プロが、世界チャンピオンに輝いたばかりですから、きっと盛り上がると思います。

果たして、誰が優勝するか、楽しみです。

集合時間が早いので、今日はこの辺で!

「ぷにぷに!赤いカーニバル」については、明日以降、詳しくご紹介していきます。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮)」

 

今週は忙しくて、「ぷにぷに!赤いカーニバル」の総括や残務処理が出来ませんでした。

今日と明日も、ビリヤード・ジャパンオープンのお仕事です。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の模様は、来週、詳しくご紹介しますね。

 

さて、一つ公演が終わると、僕はすぐに次の公演に向けて準備を始めたくなります。

余韻に浸ったりするのが、それほど好きじゃないんです。

過去を振り返るより、未来を見つめていたいんですよね。

 

実は、ぷにぷにパイレーツの次回公演の大まかなプランは、すでに出来上がっています。

初稿の段階ではありますが、脚本も何本か書き終えています。

今日は、どんな公演を考えているか、ズバリ、発表させて頂きますね。

 

劇団ぷにぷにパイレーツ第13回公演は、「ぷにぷに放送禁止コント祭り(仮)」を予定しています!

絶対にTVやラジオでは放送出来ないような、際どく過激な社会風刺コントを、たっぷりと上演するつもりです。

 

皆さんは、今の日本の状況を、どうご覧になっていますか?

このままで良いと思いますか?

なんとかしなくちゃ、いけないでしょ?

しかし、ぷにぷにパイレーツが正攻法で活動をしても、仕方ありません。

ぷにぷにらしく、日本の問題点を思いっ切りパロディにして笑い飛ばすことで、皆さんにも危機意識を持って頂きたいと思っています。

日本を救うには、最早、コントしかない!

(最近の政局のドタバタぶりは、すでにコント以下のバカバカしさを見せていますけど…)

 

現在、「ぷにぷに放送禁止コント祭り(仮)」の出演者を大募集中です。

経験は、一切不問!

脚本は、俳優に合わせて、当て書きします。

稽古は、2週間に1回(3時間程度)のペース!

主に、溝の口や武蔵小杉など、JR南武線沿線で行っています。

僕は、絶対に、怒鳴ったり怒ったりしませんから、楽しく稽古出来ると思います。

(過去の出演者は、「怖くはないが、かなり細かい」と言っています)

経済的な負担も、ほとんどありません。

(ただし、衣装は自己負担。稽古場代等の雑費は、割り勘にしています)

公演は、出演者全員の都合の良い日を選定します。

(一応、2011年末の日曜日の昼・夜、2回公演を考えています)

詳しいことは、このHP右上の「お問い合わせ」の所から、お願いします。

 

近日、出演希望者を交えて、「演劇ワークショップ」を開催しようと思っています。

演劇を通して楽しく遊びながら、人となりを探らせて頂くつもりです。

日程や場所が決まりましたら、またご案内いたしますね。

壁をノックしたい!

 

昨夜、1週間ぶりに、北澤ボクシングジムに、練習に行ってきました。

北澤ボクシングジムは、ぷにぷにパイレーツの最大のお得意様です。

毎公演、ジムを挙げて、大勢のボクサーやトレーナーの方が、劇場に足を運んで下さいます。

実は、「ぷにぷに!赤いカーニバル」夜の部のお客様の3分の1は、ボクシング関係者だったんですよ。

 

昨日、練習の合間に、ご来場頂いたボクサーに、公演の感想をきいてみました。

ありがたいことに、とても楽しんで下さったようです。

コントが好きな人が多いので、”魔術師”の評価だけが高いのかと思っていたら、そうではありませんでした。

(もちろん、”魔術師”も、大いに楽しんで下さったんですよ!)

”地下室”のパントマイムを、凄く気に入って頂けたようです。

「今後は、もっともっとパントマイムをやって欲しい」という意見を頂戴しました。

「マイムの壁が本当に存在するように見えて、舞台に上がってノックしてみたくなった!」なんて、嬉しいお言葉まで頂きました。

また、”ずっと一緒に”の凝りに凝ったストーリーも完全に理解されており、ラストのどんでん返しをたっぷり楽しんで下さったようです。

(お一人だけ、全然違った解釈をされていたようですが…)

 

皆さんのお話を総合すると、笑いや涙といった分かりやすさより、やはり演技や演出の質の方が大切だということのようです。

僕が考えていたことは、間違っていなかったんですね。

結局、ボクシングの練習そっちのけで、色々、感想を伺ってしまいました。

 

北澤の皆さんは、忌憚ない意見をそのままぶつけてくることが多いんです。

ときには、かなり厳しいダメ出しをされることもあります。

ですから、その言葉を、額面通り受け取って間違いないと思っています。

感じたことを、そのまま正直に話して頂けるので、大変参考になるんですよ。

また、普段は、まず演劇などご覧にならない方々だけに、完全なる観客目線の意見が聞けるのも貴重です。

(パフォーマーや演劇ファンとは、まったく違う感想を持たれることも少なくありません)

昨日、北澤ボクシングジムで伺った感想は、次回以降の公演に、必ず反映していきたいと思っています。

稽古がしたい!

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」を終えて、今日で4日目。

毎朝、ぽっかり穴があいてしまったような感じを受けています。

先週の土曜日まで、早起きをして、約2時間稽古をしていました。

涼しい時間帯とはいえ全身汗だくになりながら、高い集中力をもって取り組んでいたのです。

そんな稽古をする必要はなくなったにもかかわらず、早起きの習慣は一向に抜ける気配がありません。

今週は、無駄に早起きをして、2時間程、ぼんやりと過ごしてしまっています。

(実際には、たまっている事務処理をやっていますけど…)

 

僕は、毎回、本番が終わった寂しさを、あまり感じません。

その代わり、稽古をしない空虚感は、痛感してしまいますね。

とにかく僕は、稽古が大好きなんです。

「本番の為に稽古する」のではなく、「稽古したいから本番をやらざるをえない」というのが実情です。

稽古には、無限の可能性があります。

作品を向上させるのも、自分の技術をレベルアップさせるのも、やはり稽古です。

本番は、稽古で積み上げたものを、劇場の雰囲気に合わせて微調整していくだけですから、大切なのはやはり稽古です。

稽古中の様々な発見は、僕にとって、至上の喜びなんです。

稽古こそ、演劇の本質であり、神髄だと思っています。

 

しかし、稽古する対象がなければ、やはり稽古は出来ません。

脚本があって、演出があって、しかも公演の予定がないと、稽古のモチベーションは上がりません。

しかし、そう度々、公演は実施出来ません。

ぷにぷにパイレーツの次回本公演は、恐らく、年末になると思います。

えー、まだ半年近くある!

寂しいーーー!

早く、作品の稽古がやりたいです!

でも、その前に、公演の企画と、脚本の執筆を終えないと!

よーし、来週から、コントを書きまくるぞ!

 

でも、ここだけの話、9月にある公演が…(詳細は、まだ秘密)!

「ぷにぷに!赤いカーニバル」のお客様

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」には、全国各地から、沢山のお客様が詰め掛けて下さいました。

特に、わざわざ西日本からお越し下さった方が目立ちましたね。

昼の部では、山口、広島、岡山にお住まいの方が、実際の県の配置と同じように並んで座っていらっしゃいました。

夜の部には、兵庫県からお客様がご来場下さいました。

その他、今は首都圏で暮らしているけど、元々は西の出身という方が多かったようです。

この”ぷにぷにパイレーツ”の西高東低の傾向は、劇団創設当時から続いています。

僕が、広島出身だから、西の方の方が感性が合うのかもしれませんね。

でも、そんなことではいけません。

関東で公演を行っている訳ですから、東の皆さんからも熱い支持を頂けるよう、頑張っていかなくては!

 

一方、男女比で見てみますと、面白い結果が出ました。

昼の部は、ほとんどが女性のお客様でした。

逆に、夜の部は、男性ばかりの客席になっていました。

やはり、結婚されている女性は、昼の部を好まれることが多いようですね。

夜の部に来て下さった女性の多くは、ご自身が、ダンスや芝居に取り組んでいる方だったんですよね。

これほどはっきりと、昼夜で男女が分かれるとは思いませんでした。

ですから、マチネとソワレでは、劇場の雰囲気がまったく違っていましたよ。

その空気感の違いを把握しながら上演する必要がありました。

だから、演劇って奥深いんですけどね。

汗!

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」は、大成功裡に終わりました。

でも、その中でも、幾つかの失敗はありました。

 

最大の誤算は、何と言っても、汗です。

まさか、本番で、あんなに汗をかいてしまうとは思いませんでした。

不覚!

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の脚本を執筆したのが、今年1月から2月にかけてです。

その頃は、6月中旬での公演をイメージしていましたので、暑さに関しての配慮はあまりしていませんでした。

大まかな演出を決めたのは、4月頃です。

まだまだ暑さを実感していませんでしたね。

それで、あれだけ激しく動き続ける作品を3本並べてしまうことになったんです。

設計ミスでしたね。

 

また、昨年の「ぷにぷに!印象派祭り」では、「空調が寒すぎる!」という苦情が、本当に多かったんです。

ですから、今年は、冷房をかなり抑えめにして、節電モードにしてみました。

その甲斐あって、お客様からのクレームはありませんでしたが、舞台上は灼熱地獄になってしまいました。

ぷにぷにパイレーツの照明は相当暗めなのですが、それでも恐ろしいほどの熱が頭上から降り注いできます。

公演冒頭、椅子に座って髪を切る芝居をするだけで、汗がとめどなく流れ落ちていきました。

一度汗腺が開いてしまうと、もうどうしようもありません。

目を開けていられない程、大量の汗が噴き出ていきます。

見苦しいとは思いつつも、自分では止められないのです。

汗に負けずに、気合いで乗り切っていくしかありませんでした。

舞台上のいたるところに汗が落ちていて、それを踏んで足を滑らせそうになったこともあったんですよ。

「魔術師」の中の水たまりをマイムで表現するシーンは、「床の汗を指し示した方が、分かりやすいのでは?」なんて、本番中に思ってしまいました。

特に暑かった昼の部では、軽い脱水症状になっていたかもしれません。

本番終了後、スポーツドリンクを2リットルも一気飲みしてしまいました。

 

自分としては、あれだけ汗をかいても集中力が落ちなかったことには、満足しています。

しかし、観客の立場からすると、やはり見ていて暑苦しいですよね。

また、「ずっと一緒に」の主人公のキャラクターに、汗は似合いません。

できれば、汗はかかないほうが良いと思います。

そんな今回の反省を、今後の公演に反映させていくつもりです。

作品の並びや構成、ペース配分を考えていくこと!

公演の時期を配慮すること!

場合によっては、汗が似合う作品を作るのも良いかもしれません。

ちなみに、事前にご予約を頂戴していたのに、当日体調を崩してキャンセルされた方が5人ほどいらっしゃいました。

梅雨の終わり頃の公演は、色々、難しい面があるんですね。

 

そんな誤算も、僕にとってみれば良い経験です。

次回以降の公演をより良いものにしていくために、参考にしていくつもりです。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」無事、終了いたしました!

 

昨日、「ぷにぷに!赤いカーニバル」が終了いたしました。

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

お陰様で、ご用意したお席がほぼ埋まる盛況ぶりでした。

皆さん、非常に高い集中力でご覧下さいました。

サスペンスでは客席に異様な緊張が漲り、喜劇では劇場が大爆笑に包まれました。

特に、「魔術師」は、盛り上がりましたね。

全部のギャグで大きな笑いが巻き起こっていましたし、その合間もクスクス笑いが続いていました。

ラストでは、何人かの方が、ハンカチで涙を拭いていらっしゃいました。

まずは、大成功と言って良いのではないでしょうか?

これも、すべて、Sachikoさん、じゅん君の協力の賜です。

お二人には、感謝あるのみです。

この場をお借りして、御礼申し上げます。

 

「ぷにぷに!赤いカーニバル」の裏話は、明日以降、もっと詳しくお伝えしていきますね。

本日、「ぷにぷに!赤いカーニバル」を開催します!

 

いよいよ本日、「ぷにぷに!赤いカーニバル」を開催します。

晴天に恵まれて、良かった、良かった…、なんて言っていられないぐらい暑くなりそうです。

皆さま、ご来場される際は、熱中症にご注意下さいね。

 

僕は、公演準備のため、間もなく、劇場に向けて出発しなくてはなりません。

ご予約頂いている皆様、アトリエ無現で、お待ちしていますね。

それから、まだ予約を入れていらっしゃらない皆様!

マチネ・ソワレともに、当日券をご用意しております。

特に、夜の部はたっぷり余裕がございますよ!

是非、当日券をご利用下さい。

事前の連絡は不要ですので、直接、劇場の受け付けまでお越し下さい。

必ず、お座り頂けます。

(夜の部は、横になれるぐらい、ゆったりお座り頂けます)

さあさ、いらはい、いらはい! 

 

なお、本公演は、最少人数のスタッフ(出演者込みで5人)で開催いたします。

従って、本日、劇場にご連絡頂いても、対応出来る者がおりません。

たとえメールをお送り頂いても、読むことが出来ません。

予め、ご了承下さい。

 

改めて、「ぷにぷに!赤いカーニバル」のPRをさせて下さい。

今回、僕は、とにかく動きます。

全編、パントマイムをやりまくります。

音楽も、相当強烈な曲ばかり、取り揃えました。

お話も、しっかりした落ちのある、どんでん返し系のモノです。

恐怖あり、笑いあり、感動ありと、作風もバリエーションに富んでいます。

他の劇団では絶対やらないような斬新な手法をお見せいたします。

僕の予想では、皆さんの演劇に対する意識を変革する公演になる筈です。

 

では、後ほど、アトリエ無現でお会いしましょう!

「ぷにぷに!赤いカーニバル」最終稽古終了

 

本日、Sachikoさんと、じゅん君との最終稽古を行ってきました。

すごく良い感じのコラボレーションになっていますよ。

「ずっと一緒に」のハイライト・シーンに少し注文をつけさせて頂いたくらいで、特に問題はありません。

あとは、とにかく暑さ対策です。

最も過酷な「魔術師」では、あまりの暑さに汗が噴水のように噴き出て、止まらなくなりました。

(どれだけ動くかは、明日、ご確認下さい)

頭も痛くなり、もう少し頑張っていたら、熱中症になっていたかもしれません。

「少々ペースを落として、堅実にやらなくてはならない部分もあるな」と、再認識しました。

とにかく、明日、暑くなりすぎませんように!

 

では、これから事務用品等の荷造りを始めます。 

いよいよ明日「ぷにぷに!赤いカーニバル」

 

いよいよ明日、「ぷにぷに!赤いカーニバル」の本番を迎えます。

上演するのがすごく楽しみな反面、「もう、この作品たちの稽古をすることはないのか」という、一抹の寂しさもあります。

とにかく、ご来場頂く皆様に楽しんで頂けるよう、集中して頑張るだけです。

 

さてさて、昨夜、アトリエ無現に、最終打ち合わせに行ってきました。

アトリエは、大規模な片付けの真っ最中で、大変なことになっていましたよ。

あの新藤栄作さんご自身が、整理の陣頭指揮を揮っていらっしゃいました。

そんな中、僕は音響や照明のチェック、そして本番当日オペレーションをお願いする本間なごみさんと打ち合わせを行いました。

実際に板の上に乗ってみましたが、一気に気分が盛り上がってきましたよ。

良い舞台にしなくては!

 

稽古も終盤ですが、最近、「魔術師」がとても良い作品に思えてきました。

勿論、脚本を書いた時には、「これは素晴らしい作品だ!」と思っている訳ですが、稽古を進めるうちに、段々その良さが分からなくなっていきます。

演出や演技の細かい部分しか、意識が行かなくなるからでしょうね。

それが、本番直前になると、作品全体を俯瞰出来るようになってきます。

今は、「魔術師」の描く世界観やメッセージの素晴らしさに、自分で、胸を打たれています。

特に、ラストの5分間なんて、なんて感動的なのでしょう!

「”魔術師”の放つメッセージを忘れずに生きていこう!」なんて思いながら、稽古したりしているんですよ。

この作品は、Sachikoさんも、じゅん君も大好きなんですって!

今、悩みを持っていたり、過去に挫折した経験をお持ちの方なら、きっと共感して頂けると思います。

僕の演劇の特長とも言える、“優しさ”と“悲しみ”に満ちている作品です。

是非、大いに笑い、そして何かを感じて頂ければ幸いです。

 

あっ!

勿論、「ずっと一緒に」も「地下室」も、相当面白いですよ。

実は、僕が最も力を注いだ作品は、「ずっと一緒に」なんです。

この劇のどんでん返しを、皆さんは、事前に見破ることが出来るのでしょうか?

僕は正々堂々と勝負するのが好きなので、最初からものすごい量の伏線を張っていますし、ヒントも出しています。

勘の良い方なら、途中で”落ち”に気付く可能性が高いですね。

でも、この作品の本当の狙いは、新しい演技スタイルをお見せくることにあるのです。

だから、落ちがばれても全然平気ですけど…。 

 

今日は、Sachikoさん、じゅん君と、最後の稽古を行います。

一発で、バッチリ決めてきますよ。

では、行って参ります!

FMたちかわ番組ブログ

 

今週の水曜日に、FMたちかわに出演させて頂きました。

その時の模様を、DJの伊東かおりさんが、番組ブログに綴って下さいました。

下記をクリックして、お読み頂ければ幸いです。

http://www.fm844.co.jp/?p=10428

「ぷにぷに!赤いカーニバル」まで、あと2日!

 

もう7月ですか…。

今年も半分終わってしまいましたね。

3月の公演が、震災の影響で中止になってしまっただけに、2011年の後半は、その分を取り返すべく頑張っていきますよ!

 

さて、いよいよ、「ぷにぷに!赤いカーニバル」が2日後に迫ってきました。

これまではあまりリアリティがなかったのですが、ここ数日で、さすがに現実味を帯びてきました。

 

昨日は、沢山の皆さまから、ご予約のご連絡を頂きました。

(その全員が女性でした)

また、お客様にお配りするパンフレットの印刷も行いました。

衣装も正式決定し、荷造りも終えました。

ほぼ準備は整ったと言って良いでしょう。

 

今夜、アトリエ無現に最終打ち合わせに行ってきます。

明日は、Sachikoさん、じゅん君と、最後の稽古をやります。

着々と、本番が近付いているのを感じますね。

 

ところで、「ぷにぷに!赤いカーニバル」にご来場頂けるとのご連絡を下さった皆さんの中で、まだ、昼の部・夜の部が曖昧な状態で保留されている方が多数いらっしゃいます。

お席を準備する都合上、マチネ・ソワレのどちらかをご連絡頂ければ助かります。

よろしくお願いします。

 

なお、まだまだ、昼の部・夜の部ともに、十分お席はございます。

皆様のご予約を、心よりお待ちしています。