ぷにぷにパイレーツ

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笑いと風刺のバランス

 

次回公演は、社会風刺コントを中心に上演します。

ただ、今の日本で風刺すべきことは、とても重い内容なんですよね。

軽く笑い飛ばすことが出来ないテーマが多いんです。

そのせいか、今回、出来上がってきた脚本が、どれもどす黒く、暗い雰囲気に包まれています。

僕自身はとても面白く仕上がっていると思っていますが、笑えるかどうかは微妙なところです。

でも、社会風刺コントは、笑いが多ければ良いというものではありません。

以前上演した「執行人」なんて、上演中1回も笑いは起きなかったのに、皆さん「とても面白かった!」と、高い評価を与えて下さいました。

笑いの量だけなら「史上最強の日本代表」などの方が多かったんですが、どちらが心に残るかと言えば、笑いの量が少なかったコントのようです。

そもそも、ブラック・ユーモアというものは、声をあげて笑えるようなものではないんですよね。

そうは言っても、お客様は、笑いを求めて来場されます。

笑いと風刺という背反する要素をバランス良く配合するのは、本当に難しいことなんですよ。

 

 

嫌な気持ちのまま...

 

新作の脚本を書きました。

次回公演のアンコール用です。

ごくごく短く仕上げるつもりでしたが、気が付けば、原稿用紙10枚程の長さになっていました。

内容も、軽いナンセンス・コントの筈だったのに、どんどん社会批判の要素が強まっていき、何とも毒々しいモノになってしまいました。

ラストは、実に嫌な雰囲気で終わるようになっています。

その方が、風刺の面では相応しいと思うのですが、嫌な気持ちのままお客様にお帰り頂いて良いものかどうか、迷ってしまいます。

しばらく脚本を寝かして、じっくり考えてみるつもりです。

第5回「ぷにぷに演劇ワークショップ」終了

昨日、無事、第5回「ぷにぷに演劇ワークショップ」を終えました。

8時間の長丁場でしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。

参加者の熱意が凄く、休憩を取ろうとしても、僕を休ませてくれません。

貪欲に何かを吸収しようとしているようでした。

昨日は、主に、「演技プランの立て方」を考えていったんですが、凄く感動してくれたみたいです。

是非、今後の演劇活動に生かして頂きたいと思います。

本日、第5回「ぷにぷに演劇ワークショップ」開催!

 

 

 

本日、第5回目となる「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催します。

今日は、13:00~17:00の第一部と、18:00~21:30の第二部に分けて行います。

第一部では、シンプルなシーンを演じて頂き、演技プランの立て方や、その実践の際の注意点などを、体感して貰います。

第二部では、次回公演で上演予定の脚本を使いながら、より現実に即した体験をして頂きます。

演劇経験者はもちろん、まだ舞台に立ったことのない方でも大丈夫です。

ごく簡単なことを、丁寧に反復していくものですから、安心して下さい。

ちなみに、前回の参加者は、このワークショップに大変感動したようで、皆さん「ぷにぷにパイレーツの次回公演に、是非、参加したい」という気持ちになってくれました。

とにかく、明るく楽しい催しにしますから、遊びに来る感覚で参加して頂ければと思います。

今回は、開催を急に決めたので、今のところ、参加者がごく少数となっています。

まだまだ、枠に、十分余裕がございます。

事前の連絡は不要ですから、直接"大山街道ふるさと館・和室"にお越し下さい。

皆様のご参加を、お待ちしています!

詳細は、こちらをご覧ください。

http://www.punipuni.org/2011/08/post-30.html

ツリー・オブ・ライフ

 

このところ、映画を見ると、こんな感想を持つことが多いんです。

「面白いんだけど、別に、見なくても良かったかな...」

そんな不満をお持ちの皆様に、お薦めしたい映画があります。

第64回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したファンタジードラマ「ツリー・オブ・ライフ」です。

 

若い頃に弟に死なれたジャックは、仕事で成功し中年にさしかかった今も、子ども時代のトラウマに囚われていた。1950年代半ば、中央テキサスの田舎町で暮らしていた10代のジャック。夢のように美しい風景に包まれていながら、彼の生活は、強権的な父親に完全に支配されていた。「男が成功するためには、なによりも力が必要」と信じ、自分の信念を息子たちに叩き込もうとする父親。我が子に無償の愛を注ぎ続ける聖母のごとき母親。そんな相反する両親に挟まれ、翻弄されるうち、幼かった少年はやがて純真さを失い、そんな自分に傷ついていく...。時が経っても痛みを伴う回想の中で、ジャックは心の平安にたどりつけるのか?

 

監督は、『地獄の逃避行』『天国の日々』『シン・レッド・ライン』、そして『ニュー・ワールド』の4作品のみという寡作家で、"伝説の監督"と呼ばれるテレンス・マリック。

製作にも名を連ねたブラッド・ピットが父を、『ミスティック・リバー』と『ミルク』で二度のオスカーに輝いたショーン・ペンが息子を演じています。

 

「面白可笑しくはないんだけど、見て良かった」と思える作品です。

序盤、難解な叙事的映像が延々と展開され、意識を失いそうになりますが、気にしなくても大丈夫!

1時間弱を凌げば、その後は、感動の嵐が押し寄せてくる筈です。

ごく平凡な一家の物語を丁寧に丁寧に描くことで、見るものは、それぞれの経験と重ね合わせながら、深い思索におちいっていきます。

分かりやすい映画ではありませんが、冒頭で、テーゼが明確に示されますので、安心して下さい。

すべての登場人物に"救い"が訪れるラストシーンを、皆さんは、どう評価されるのでしょうか?

とにかく、近年稀にみる大傑作だと思います。

「娯楽ではなく、芸術作品を見たい」と思っていらっしゃる皆さん、是非、お見逃しなく!

Web Camera

 

昨日、Web Cameraを買ってきました。

使い方は簡単で、USB端子をPCに差し込むだけ!

カメラは、130万画素と高画質。

動画だけでなく、シャッター・ボタンを押せば静止画の撮影をすることもできます。

マイクのついたヘッドセットも付いています。

ソフトをインストールするCDも入っています。

このセットさえあれば、TV電話が、誰でも簡単に楽しめます。

その気になれば、Web放送局を開局することだって可能です。

 

こんな優れモノのキット、一体、いくらだと思います。

なんと、1080円!

そのうち、カメラの代金は、いかほどなんでしょうか?

販売店だって利益をあげている訳ですから、原価は相当安いんでしょうね。

今の時代、物の価格の相場が、全然分からなくなってきています。

しかも、Skypeなら、TV電話を無料でかけることが出来るそうです。

みんな、どうやって儲けているんでしょうね?

 

せっかく、Web Cameraを買ったのですから、TV電話を楽しもうと思っています。

しかし、それには、一つ大きな問題があります。

かける相手がいないんです。

自分だけが、Skypeのアカウントを持っていても、仕方ないんですね。

さしあたっては、Sachikoさんと、TV電話を使った稽古をしていくことにしましょう!

動きすぎるな!

 

9月11日の『JIDAI オーガニックマイムな夕べ 2』に向けて、稽古を重ねています。

内容が固まってきたので、昨夜、JIDAIさんに見て頂き、アドバイスを頂戴しました。

色々、ご指摘頂きましたが、その多くが「動きすぎるな!」というものでした。

どうやら、動かない方が見えてくるものがあるようなんです。

動かないことで、物の本質だったり、闇の深淵だったりが浮かび上がってくるんですね。

演者としては、不安ですから、ついつい動きまくって何かを描こうとするんですが、それって逆効果なんですね。

うーん、"目からウロコ"とは、まさにこのことです。

つまり、「パントマイムを極める」とは、「如何に動かないか」を追求することなんです。

逆説的に思われるかもしれませんが、これは本当なんですよ。

勿論、その為には、一つ一つの動きの精度を、徹底的に磨き上げていく必要があるわけです。

本番までの時間、出来るだけ丁寧に練習していきたいと思っています。

 

 

「第5回ぷにぷに演劇ワークショップ」時間延長のお知らせ

 

参加希望者から熱い要望があったため、「第5回ぷにぷに演劇ワークショップ」の時間を延長することになりました。

大きく2部制に分けて行います。

午後1時から5時までが、第1部。

午後6時から9時30分までが、第2部になります。

勿論、両方の参加も可能です。

会場は、変わらず、大山街道ふるさと館・和室です。

奮ってご参加ください。

 

さて、昨日、久し振りにビリヤードを楽しみました。

僅か1時間のうちに、マスワリも裏マスも出て、大満足!

少しブランクがあった方が、上手くいくような気がしました。

丁寧にプレーしますし、良い具合に力が抜けるんでしょうね。

 

「第5回ぷにぷに演劇ワークショップ」開催決定

 

急遽、今度の日曜日(8月28日)に、「第5回ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催することになりました。

時間は、18:00~21:30。

会場は、東急・田園都市線の溝の口駅から徒歩5分のところにある"大山街道ふるさと館"の和室です。

演劇経験は問いません。

どなたでも、お楽しみ頂けると思います。

参加費は、500円!

奮ってご参加下さいね。

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没の理由2

 

書いた脚本が没になるのは、出演者の問題だけではありません。

公演の構成が理由になることも、しばしばです。

 

"ネタかぶり"とでも言いますか、同じような雰囲気の作品は、一つの公演に二つ要りません。

例えば、題材がかぶる!キャラクターがかぶる!ギャグがかぶる!観客へのメッセージがかぶる!

こういった、頭で分かりやすい"かぶり"だけではありません。

作品内の流れがかぶる!リズムがかぶる!空気感がかぶる!

そんな、生理的な"かぶり"も、往々に見られます。

また、演出が、どうしてもかぶってしまうこともあります。

そんな理由で、上演を見送った作品が、数多くあります。

 

また、時間の問題もあります。

僕は、公演時間を90分以内に収めるように努めています。

そのせいで、どうしても時間的に入らずに、泣く泣く没にした作品も少なくありません。

セリフをカットして短くしようと努力はするのですが、作品の味わいを壊すことに繋がりますので、やはり限界があります。

30分サイズの大作は優先的に上演してしまいますので、意外に、15分程度の中編が没になりがちですね。

 

そんな事情で、出来は悪くないのに没になる作品が沢山あるのです。

脚本さん、ごめんなさい!

どこかの劇団で上演して下されば、没になっている脚本も、浮かばれるのですが...。

ダウンサイズ

 

昨日、コントの脚本を1本仕上げました。

以前、2人用に書いたモノを、一人芝居にリライトしました。

本当は、2人で上演した方が面白いんです。

でも、男性2人の出演者を確保する困難さと、稽古スケジュールを合わせる手間を考えると、一人芝居にダウンサイズしておいた方が、何かと使い勝手が良いのです。

当然、一人で上演する方が、演技力を要求され難しいのですが、仕方ありません。

弱小劇団の悲しさですね。

 

しかし、作品の出来は悪くないと思いますよ。

ギャグが決まっていますし、風刺の要素もかなり盛り込めました。

次回公演のオープニングに上演する予定ですので、ご期待下さい!

 

JIDAI オーガニックマイムな夕べ 2 

 

来月11日、僕は、パントマイム公演に出演いたします。

その詳細が決まりましたので、お知らせします。

僕は、ソロ作品とアンサンブル作品「宇宙に生まれる宇宙」に出演いたします。

 

この公演は、本当に人気があって、チケットがなかなか取れません。

僅か50席限定のため、観劇希望の方は、是非、お早めにご予約を! 

 

★パントマイム公演 『JIDAI オーガニックマイムな夕べ 2』

 

・日時:2010年9月11日(日)17:30開演(17:00開場)

・会場:アトリエ無現(田園都市線・駒沢大学駅より徒歩7分)

http://www1.ttcn.ne.jp/~gekidan-mugen/map.htm

・出演:JIDAI/芦田達也/阿部邦子/石崎一気/小川芳幸/小松星矢/月出祐司/御菩薩池真鈴/ロウミン/bijuree

・料金:1500円 

 

出演者が決まる前に書く

 

昨日の続きです。

 

「出演者が決まってから書けば良いのでは...?」

劇団員の構成の問題で、没にする作品が多い僕を見て、皆さんは、きっと、こう思われることでしょう。

しかし、そうはいかないのです。

その理由を説明します。

 

僕は、上演時間20分程度の作品なら、アイディアさえあれば、数時間で書きあげてしまいます。

でも、それで、脚本が完成するわけではありません。

僕は、しばらく脚本を見ないようにして、時間を置きます。

客観的に読めるようになったら、ようやく、その脚本を手に取ります。

そうすると、脚本の問題点や改善すべき点が、くっきり浮かび上がってきます。

そこを直したら、また、当分、脚本を寝かせます。

すっかり忘れた頃、もう一度、脚本を検討するのです。

こんな作業を数回繰り返すうちに、脚本の完成度が、どんどん上がっていくように思います。

 

結局、1本のショート・コントが出来上がるのに、トータルで数カ月の時間が必要なのです。

一方、出演者が決まるのが、本番の3カ月ぐらい前になることがほとんです。

(それぐらいにならないと、皆さん、予定がはっきりしないようです)

なので、出演者が確定する前に、ある程度、脚本が揃ってなくてはならないのです。

 

そんな事情で、僕は、没覚悟で、次々に脚本を書き続けなくてはなりません。

今日も、良いネタを探さなくては...。

没の理由

 

せっかく書いた脚本の大半が、なぜ、没になってしまうのでしょう?

その原因のほとんどは、作品の出来によるものではありません。

出演メンバーの構成や、公演全体のバランスなど、外的要因が理由で、上演を見送るケースがほとんどです。

 

ぷにぷにパイレーツは、毎回、出演者がコロコロ変わります。

特に、女優さんは数が少ない上に、なかなか定着しません。

こればっかりは、出演者の皆さんの都合ですから、僕にはどうしようもありません。

そんな状況ですから、面白い脚本を書いたとしても、それに相応しい俳優さんがいないので、結局上演出来ないなんてことが、頻繁に起こります。

例えば、以前、若い男の悲しい恋の物語を書きましたけど、僕みたいなおじさんが演じることは出来ませんから、いまだに寝かせたままになっています。

また、女性主演の恐ろしいサイコ・ホラーの脚本も出来上がっているんですが、演技がかなり難しいので、引き出しの奥に仕舞ったきり、しばらく目にしていません。

せっかく生まれてきたのに、ずっと忘れ去られてしまっている脚本が、山のように溜まっているのです。

 

「出演者が決まってから書けば良いのでは...?」

皆さんは、きっと、そう思われるでしょう。

でも、そういう訳にはにはいかないのです。

その理由は、また明日!

脚本のアイディアの数

 

努力を欠かさないことで、脚本のアイディアは、色々湧いてきます。

しかし、実際に、脚本化出来るのは、その10%にも至りません。

ましてや、実際に上演しているのは、脚本に仕上げたものの、3分の1か、4分の1ぐらいでしょうか?

ですから、着想したうち、ほんの2~3%しか、皆様の目には触れていない訳です。

ほとんどのアイディアが、没になっているんです!

 

上演する率を上げられれば良いのでしょうが、僕の乏しい才能では、なかなか難しいんです。

結局、思い付くアイディアの数を増やしていくしかないんですよね。

 

このところ、毎年、大体10本程度の作品を上演しています。

ということは、年に200~300のアイディアを創出しなくてはならない計算になります。

公演の稽古に専念する時期もありますから、それ以外の期間は、少なくとも毎日1個以上は思い付かなくてはならないのです。

改めて考えてみると、僕は、大変なことをやっているんですね!

脚本のアイディアの元

 

「よくもまあ、次から次へと、脚本のアイディアを思い付きますねえ!」

皆さんから、こんなことを、良く言われます。

 

僕自身の感覚では、そんなに簡単にアイディアが湧いて出ている訳ではありません。

色々なことを勉強して、その中からエッセンスを絞り出すような感じで、なんとか着想を得ています。

 

ポイントとしては、まめにメモを取ることでしょうか?

どんな下らない発想でも、何かの作品のモチーフ、あるいはギャグの一つとして使えるかもしれません。

また、その時には使えなくても、随分時間が経ってから、ピッタリくる作品が出てくることもあります。

 

要は、常に作品作りのことを考えておくこと!

そして、何でも良いのでひたすらメモをとること!

以上の2点を守ってさえいれば、誰でも、面白い脚本は書けると思います。

ただ、これを持続するのが、本当に難しいのです...。

森崎兄弟

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昨日、サンフレッチェ広島オフィシャル・ショップ”V-POINT”で、森崎和幸・浩司選手の一日店長イベントが実施されました。

せっかくの機会ですので、遊びにいってきましたよ。

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森崎兄弟は、レジ業務と、福引業務を交代で担当していました。

時には、大きな声で、お薦めの商品をアピールしていましたよ。

(お薦めとは、森崎ツインズの写真がプリントされたタオルでした)

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二人とも、本当に気さくな感じで、気軽に話しかけることも出来ました。

僕は、すっかり二人のファンになってしまい、応援用タオルやTシャツ、携帯ストラップなどを購入しました。

ますます、サンフレッチェを応援しようという気持ちが高まった一日でした。

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奪取!!

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うーん、完敗でしたね。

昨夜、サンフレッチェvsグランパスの試合を観戦に行きましたが、3-0で広島は完封されてしまいました。

14戦負けなしと絶好調の名古屋は、まず前半23分、MF小川に、2試合連続ゴールが生まれました。

39分にも右CKを起点に、ゴール前のこぼれ球をFWケネディが右足ボレーで決め追加点。

名古屋が2点リードで折り返しました。

後半は広島が攻勢に出ますが、けがの楢崎に代わってゴールを守る名古屋GK高木の再三の好セーブに阻まれ、ゴールを挙げることが出来ません。

名古屋は、途中出場のFW永井が、終了間際に、カウンターからだめ押しとなる2試合連続ゴールを決めました。

これで、名古屋は、15戦負けなしとなった。

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東日本大震災を受けての変則日程で、前回アウェー瑞穂陸での対戦は7月23日。

わずか3週間での再戦となりました。

そのせいで、コカコーラウエストでの試合となりましたが、良い雰囲気でしたね。

写真では分かりにくいかもしれませんが、美しいスタジアムでしたよ。

夕暮れの空や山が本当に綺麗でした。

また、海や川が近いので、風も強く、涼しく感じました。

試合結果は残念でしたけど、とても楽しい時間でした。

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旧友達と一緒に観戦しましたが、彼らの熱意も凄い!

大声を絶やす事無く、ずっと応援を続けていました。

スタジアムの雰囲気を作っていたのは、間違いなく彼らです。

選手との距離が近い競技場なので、きっと彼らの声はプレイヤーに届いていた筈です。

これほど一体感のあるサッカー観戦は、初めてでした。

やっぱり、応援しているチームの試合をホームで見るのは格別ですね。

最高のひと時でした。

今シーズンは、広島で観戦する事はもう出来ないと思いますが、関東での試合にはなるべく応援に駆けつけたいと思っています。

やっぱり、スポーツは、生が一番ですね!

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V-POINT

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夏休みです!

昨日は、こんな感じで、暑い暑い広島を体感しました!

でも、縮景園の木陰は涼しーい!

当然、人もほとんどいなくて、ゆっくり出来ました!

県立美術館も、無料で満喫できましたよ。

(小学生以下のお子さんをお持ちのご家庭は、県立美術館の3階に行くべし!)

 

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さらに、以前から一度行ってみたかった、こんなお店まで足を伸ばしてしまいました。

(すごい日差しで、眩しそうな顔をしています)

V-POINTは、TVで見た印象よりは、小さいお店でした。

しかし、開店早々から沢山のお客さんが詰め掛け、熱気に溢れていましたよ。

もちろん、2点ほど、グッズを購入!

全品1割引セール中だったので、ちょっとお得でした。

 

ここでゲットした商品を携えて、今夜は、”コカコーラウエスト広島スタジアム”へ!

旧友たちと共に、「サンフレッチェ広島vs名古屋グランパス」の試合を観戦してきます。

チケットは、すでに完売だそうです。

優勝するには、絶対に落とせない一戦!

精一杯、応援してきますね。

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地方演劇の可能性

 

広島で活動している小劇場劇団の情報を調べてみました。

すると、観劇料金が安いのに驚きます。

もちろん、例外もありますが、その多くが、500円~1500円です。

(僕の勝手な思い込みかもしれませんが)1000円前後が主力価格帯のようです。

999円とか、ユニーク(中途半端)な金額設定の公演も少なくありませんね。

(東京では、3000円から5000円ぐらいが相場で、平均すると4000円程度です)

広島で、意外に目立つのが、入場無料の芝居です。

公共の施設を使うことが多いので、お金を取ってはいけない(あるいは、お金を取らない方が結果的に有利)という事情があるのかもしれません。

東京に比べると、上演も観劇も、かなりお手軽な感じがしますね。

 

入場料金が安いから演劇作品の質が劣るかと言えば、決してそんなことはありません。

むしろ、舞台美術やセット、衣装などは、地方劇団の方が、豪華に見えます。

地方劇場は、舞台面も広く、タッパもあるので、見栄えがするんですよね。

劇場や稽古場の料金については、はるかに、地方の方が条件的に恵まれていると思います。

演劇に関しては、地方に住むデメリットはほとんどありません。

むしろ、良質な作品が生まれる可能性は、地方都市の方が高いのではないでしょうか?

東京の劇団の座長さんたちにお話を伺っても、「地方が羨ましい!」と言っていました。

僕も、まったく同感です。

機会があれば、地方の演劇人と、コラボレーションをやってみたいですね。

きっと、東京では実現不可能な、面白い演劇が作れると思います。

「地下室」を改作

 

9月11日(日)に僕が上演するパントマイムのソロ作品は、「地下室」を改作したものです。

「地下室」は、「ぷにぷに!赤いカーニバル」で2本目に、上演いたしました。

そこから、セリフをすべて抜き、時間も約半分に短縮することにしました。

 

基本的なストーリーや展開は同じなのですが、セリフを抜くだけで、まったく世界観は変わってしまいますね。

「地下室」では、〝赤”というセリフが重要なポイントになっていたのですが、マイムでは”赤”を表現することは出来ません。

また、設定が”地下”であることを、動きだけで伝えるのも、かなり難しいですね。

ベースは一緒ですが、全然別の作品になったように思います。

状況よりも、主人公の心情をより強く打ち出した演出に変わりました。

 

色々考えたり、アドバイスを頂いたりした結果、演出や振り付けは大体決まりました。

時間は短くなりましたけど、マイム版の方が、遥かに大変です。

一つ一つの動きを、すべて疎かにすることが出来ませんから…。

本番まで、今日でちょうど1ヶ月!

毎日、地道に稽古しなくてはいけませんね。

タイパンツ

 

9月11日(日)に、僕は、パントマイム作品を上演いたします。

7~8分のソロ作品と、15分程度のアンサンブル作品の2本です。

 

そのアンサンブル用の衣装を、買ってきました。

ダンスもそうですけど、マイム作品の場合、具体性のある服装はふさわしくないんですよね。

つまり、「会社員みたいだなあ」とか、「学生さんかな?」なんて、職業や年齢等を特定させる衣装は、あまり良くないんです。

(意図的に、それを狙うなら良いのですが…)

意味を持たない服装を選ぶのって、意外に難しいんです。

 

そこで、僕は、エスニック雑貨のお店に行って、真黒なタイパンツを購入しました。

タイパンツとは、綿や麻などの天然素材で出来ていて、腰周りを紐で縛る、ゆったりしたズボンです。

(映画”王様と私”で、ユル・ブリンナーが履いているズボンに似ています)

素材感が良くて、舞台では、結構、見栄えがすると思います。

また、紐の締め方を変えれば、何通りもの着方が楽しめます。

かなり太いので、とても動きやすく、マイムやダンスには最適です。

東南アジアの服装ですから、激しく動いても比較的涼しく感じるのも有難いですね。

そして、何より、安い!

2000円以下のものだけで、十種類ぐらいの型がありました。

その中でも、僕は、最も安い1600円のタイパンツを選びました。

七分丈なので裾を踏む恐れもなく、通気性が良いところが気に入りました。

これなら、舞台だけでなく、普段着にも使えそうです。

大変、気に入りました。

マイムの仲間にも見せましたが、みんな、羨ましがっていましたよ。

 

これで、ズボンは決まりました。

あとは、演技が決まるように、頑張らないと…。

黒い新作

 

新作脚本を1本書き上げました。

ぷにぷにパイレーツに新たに加わった女優さんに向けたものです。

 

原稿用紙に直すと、40枚弱。

コントにしては、ちょっと長いかもしれません。

でも、全体の流れは、良い感じに仕上がっているように思います。

カッコいいシーンから始まりますし、ラストの落ちもしっかり決まっています。

途中のギャグも、まずまずでしょう。

 

ただ、内容が、あまりに黒い!

真黒です!

ブラックユーモアなんて言いますけど、黒は黒でも"つや消し"の黒!

まさに、暗黒の世界です。

皮肉や風刺、あるいは不気味なものが大好きな人には、たまらない作品だと思います。

逆に、洒落の分からない人や、ユーモアを解さない人が見たら、不愉快になったり、怒りだしたりするかもしれません。

 

また、意外に演技が難しい作品になってしまいました。

最初は、「ギャグの羅列でいいや!」なんて思っていましたが、書いているうちに、段々、芝居どころを加えたくなってしまいました。

ふと気が付くと、結構、こってりした大作に育っていました。

「これぞ、一人芝居の醍醐味!」といった感じです。

 

今後、何回も改訂を重ねていき、出来れば今月中に、女優さんにお渡ししたいと思っています。

これで、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮)」に必要な脚本は、あと1本!

アイディアは、ほぼまとまっています。

これも、今月中に書けたら良いな...。

大典礼

 

アラバール戯曲集第4巻「大典礼」を購入しました。

今から26年前に発行された本が、1冊だけ、新宿・紀伊国屋に残っていました。

勿論、今は絶版になっています。

ラッキー!

 

アラバールは、ベケットやイヨネスコと同時代の、スペインの前衛劇作家です。

「戦場のピクニック」や「建築家とアッシリアの皇帝」といった作品で、有名ですね。

非常に難解な作風ではありますが、どことなく滑稽な空気が漂っています。

随所にギャグやジョークが織り交ぜられているのが、他の不条理作家との違いかもしれません。

(実際に上演すると、そのギャグは、大概、すべりますけど…)

スペイン内乱戦争時代に活躍した作家なので、反戦をテーマにした作品も多いのですが、どことなくふざけているように感じるんですよね。

その辺りが、僕の感性にぴったりくるんです。

(ぷにぷにの戯曲にも、シリアスなテーマをふざけたタッチで描くモノが多いでしょ?)

「大典礼」を読み込んで、自分の劇作の参考にさせて頂きたいと思っています。

 

残念なことに、アラバールの作品は、現在、ほとんど上演されなくなってしまいました。

でも、1980年頃までは、パルコ劇場のような大きな劇場にも掛けられていた、人気レパートリーだったんですよ。

僕も、幾つかの劇団の上演を見たことがあります。

そのほとんどが、難解さを前面に押し出し、滑稽さを感じさせない演出でした。

当時、観劇しながら、「勿体ないなあ…」と思っていたのを思い出します。

なぜ、現在、アラバール作品が上演されなくなってしまったのでしょうね?

迷走する社会には、ピッタリの作品だと思うのですが…。

アラバール自身は、「60年代の異常な激動が沈静すると、演劇界も火が消えたように沈滞してしまった」と言っています。

アラバールのエネルギーと諧謔に満ちた作品は、勢いを失った今の日本には、眩し過ぎるのかもしれませんね。

"ぷにぷに"に新メンバー加入

 

劇団ぷにぷにパイレーツに、新メンバーが加わることになりました。

昨日、面接を行い、年末公演に出演して頂くことが決まりました。

 

新メンバーは、キャリア十分の女優さんです。

某・超一流劇団出身で、現在も様々なユニットの公演に出演されています。

ぷにぷにパイレーツ史上、最も演劇に精通した方だと思います。

色々な面で力を発揮してくれそうですね。

 

この女優さんは、「ぷにぷに!赤いカーニバル」を見て、ぷにぷにパイレーツの演劇を気に入ってくれたようです。

また、7月末の「ぷにぷに演劇ワークショップ」にも参加し、僕の目指す演技の方向性に共感したんですって!

ワークショップの間中、驚きと発見の連続だったみたいで、何度も目を丸くされていました。

彼女が壁にぶち当たっていた部分と、僕が指摘するポイントが一緒だったそうなんです。

ですから、ぷにぷにパイレーツに参加して、より演技を深めたいとのことでした。

 

また、ぷにぷにパイレーツの劇団としての方針にも共感されていました。

無駄な(経済的・時間的)負担を出来るだけ減らし、持続可能な演劇活動を目指すのが"ぷにぷに"の基本理念です。

他の劇団の過酷な現状をご存じなだけに、その大切さを良く分かっているのでしょう。

僕が出演の条件を説明したら、あまりの好待遇に感激されていました。

 

また、彼女用に書き始めた脚本のサワリの部分をお見せしたところ、とても喜んでくれました。

イメージが膨らんで、猛烈に意欲が湧いてきたそうです。

(逆に、その難しさを予感して、身が引き締まった部分もあったようですが...)

早く稽古をスタートしたい様子でした。

ですから、何とか、今月中には、この脚本を完成させ、お渡ししたいと思っています。

 

経験豊富な新メンバー、しかも待望の女優さんの加入で、ぷにぷにパイレーツの可能性が、より一層大きくなったように感じています。

彼女をどう生かしていくかが、年末公演の成功のカギになりそうです。

オペラ団体補助金不正受給

 

オペラの公演をしている東京・中央区の団体が、舞台美術の費用などを水増し請求して2億円余りの補助金を不正に受け取っていたことが分かりました。

この団体は、平成22年度までの4年間、舞台美術や衣装の費用を水増し請求し、文化庁から合わせて2億1393万円の補助金を不正に受け取っていたということです。

この団体は、偽の帳簿を作って調査を逃れてきましたが、今回は不明朗な会計から、不正が発覚しました。

文化庁は、2億円余りの補助金を返還するよう求めるとともに、警察への告訴も検討しています。

 

一体、何をやっているんでしょうか?

オペラの団体は「資金不足で、少しでも自分たちの負担を減らそうとした」と、不正を認めています。

この4年間に、不正に受け取った補助金だけで、2億円余りですよ!

じゃあ、正当に受け取った額は、一体いくらになるのでしょうか?

入場料収入だってある筈なのに、どうして資金不足になるのでしょう?

そもそも、なぜ、この団体に、こんなにも巨額な税金が投入されているのでしょうか?

国民が、この団体のオペラを必要としているのでしょうか?

国を挙げて、(この団体の)オペラを保護していく必要があるのでしょうか?

 

日本では、多くの劇団が、補助金なしで活動しています。

それでも採算が合うように、工夫し、努力しているからです。

勿論、劇団員の血の滲むような苦労があればこそです。

「自分の芸術を完成させたい!」「自らの活動の成果を広く紹介したい!」という情熱さえあれば、お金など問題ではありません。

補助金ありきで、湯水のようにお金を遣うなんて、もっての他です。

むしろ、補助金の給付が、アーティストの意識を堕落させ、芸術をスポイルしているような気がしてなりません。

 

実際、補助金を手にしている劇団は、既に有名で、十分集客が出来、収益を上げられるところばかりです。

有名劇団の人気や知名度に、公的機関がぶら下がっているような印象さえ受けます。

先日、某県知事が、有名演出家を東京から招いた海外からの輸入ミュージルの記者会見で、「我が県から、世界に文化を発信する!」と息まいていました。

しかし、その県から世界に発信されたのは、税金だけだったのかもしれません。

あまりにも巨大な県立大劇場の客席には、空席が目立ったという話を聞いています。

 

舞台芸術に、税金投入は必要なのでしょうか?

劇場に足を運べる、ごく限られた都会の観客の為に、血税を無駄にすべきでしょうか?

もっと他に、必要な公的サービスは沢山ありますよ!

一部のオペラ・ファンのために助成金を出すくらいなら、消滅しそうな伝統芸能や、放っておけば壊れてしまう文化財の保護に回した方が良いのではありませんか?

 

長くなるので、今日は、この辺でやめておきましょう。

今回の不正受給発覚で、改めて、舞台と補助金の関係について考えてしまいました。

演出についての覚え書き

 

「演出についての覚え書き」という本を買いました。

フィルムアート社から、出版されています。

 

この本には、アレック・ギネス、イアン・マッケラン、リチャード・バートンらの名優を育てたイギリス演劇界に君臨するフランク・ハウザーによる130のアドバイスが掲載されています。

脚本への理解、キャスティング、俳優への接し方、ステージングの要素など、舞台を作る上で胸に刻んでおくべき「作法」と「極意」をスマートに指南したものです。

 

「演出術を教えることはできない。自分で道を開き、仲間との関係を作らなければならない!」

かねてから、演出について、こんなことが言われてきました。

確かに、脚本について触れた本は沢山あれど、演出のルールをきちんと教えてくれる本は、かつて見たことがありません。

現場でも、「演出は見て盗め!」と言われるだけで、個人の感覚に任されたままだったんですね。

 

その点、この本は、本当に簡潔な言葉で、演出家がわきまえておくことが、まとめられています。

例えば、こんなことが書かれていますよ。

「一日中、演出家を演じなさい」

「演出家は助産婦である」

「あなたのためのショーではない」

「俳優に不安を与えず、なれあわず」

「お願いだ、頼むから決断力を持ってくれ」

ああ、耳が痛い…。

 

かなり厳しい文体で書かれていますが、根底には演劇に対する深い愛情が流れているのが分かります。

演劇制作のリーダーである演出家は、いかにあらねばならないのかが、良く理解できる本だと思います。

「手の内を読まれるので、演出を受ける俳優さんには、読ませたくない!」

そんなことさえ感じてしまいました。

演出家の皆さん、この本は、必読ですぞ!

ヒップホップに変更

 

ウォークマンの曲の大半を、入れ替えました。

これまでは、クラシックや現代音楽のピアノ曲が、700曲ほど取り込んでありました。

「ぷにぷに!赤いカーニバル」のために、それらを聞いて、色々勉強してきたんです。

しかし、今後は、年末を予定している「ぷにぷに!放送禁止コント祭り(仮題)」に向けて、意識を変えていかなくてはいけません。

僕は、音楽から着想を得ることも多いですし、ほとんどの場合、劇のリズムは音楽に乗せて作っています。

つまり、普段、どんな音楽を聞いているかで、作風がまるっきり変わってしまうんですね。

そこで、社会風刺コント向けに、ラップやヒップホップ音楽ばかり、600曲ほどウォークマンに入れてみました。

すると、たちまち、世界観が変わってしまうから不思議です。

これまではアーティスト気取りだったのが、今では反権力の闘士の気分を味わっています。

曲によっては、街のゴロツキになったような気さえします。

物の考え方自体も、皮肉で斜に構えた感じになるんですね。

また、ラップには、放送禁止用語満載ですから、”放送禁止コント”にはうってつけです。

(ただし、実際に、公演でラップ音楽を使用する訳ではまりません)

「僕の思考パターンそのものが、ヒップホップになれば良いなあ…」なんて考えています。

聞く音楽を大胆に変えてみると、ちょっとした自己改革に繋がります。

皆さんも、是非、お試し下さい。

 

そうだ、今、思い付いた!

読む本も変えてみることにしましょう。

まずは、ブレヒトとモリエールだな…。

奇妙なホラー映画論

 

ホラー映画を論じた面白い本を読みました。

「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる、漫画家の荒木飛呂彦さんが書いた「奇妙なホラー映画論」(集英社新書)です。

 

荒木さんはホラー映画が大好きだそうで、1970年代以降のモダンホラー映画を、独自の論で、愛いっぱいに解説しています。

なかでも、ゾンビ映画への思いが強いようで、ページ数を大きく割いて、巻頭で論じています。

「ゾンビの本質とは、全員が平等で、群れて、しかも自由であることで、そのことによってゾンビ映画は”癒される”ホラー映画になりうるのです」なんて、面白い見かただと思いませんか?

項目立ても興味深く、”ゾンビ映画”のほか、”田舎に行ったら襲われた系ホラー”、”ビザール殺人鬼映画”、”スティーブン・キング・オブ・ホラー”、”SFホラー映画”、”アニマルホラー”、”構築系ホラー”、”不条理ホラー”、”悪魔・怨霊ホラー”、”ホラー・オン・ボーダー”という形で、ホラー映画を分類しているんです。

荒木さんお薦めの映画が、その理由とともに沢山列挙してあり、幾つかの作品はもう一度見直してみたくなりました。

(ほとんどのホラー作品を見ていた事実に、自分でもビックリ!)

ホラー映画が好きな方は勿論、嫌いな方にこそご一読頂きたい本だと思います。

今年の夏は、ホラー映画の公開は少ないようです。

この本で解説してある過去の名作ホラーに触れて、是非、この夏を涼しく過ごして下さいね。

Walter Gieseking

 

Walter Giesekingが、EMIに録音した8枚組CDボックスセットを購入しました。

8枚も入って、3000円弱というお手軽価格です。

1枚400円以下です!

新録を買う気には、なかなかなりませんね。

 

Walter Giesekingはとても有名なピアニストですけど、いかにもドイツ人の名前なので、これまで何となく敬遠していました。

色気のない、堅苦しいだけの演奏する人だという先入観を、勝手に持っていたんですね。

しかし、EMIの8枚組の内容を見ると、ドビュッシーやラヴェルを沢山収録します。

意外な選曲に、僕は驚きました。

(ドイツ人は、これらの作曲家の作品を、ほとんど演奏しませんから…)

「ぷにぷに!印象派祭り」で取り上げた曲も沢山入っていたので、試しに、買ってみることにしたんです。

 

調べてみると、Walter Giesekingは、1895年11月、ドイツ人の両親のもと、フランスのリヨンで生まれているんですね。

初等教育は「面倒くさい、私はもう読み書きが出来るのだから学校には行かない」と言って受けず、幼少時は家で百科事典と楽譜を読み漁る毎日だったそうです。

両親が心配して、ハノーファーの音楽学校を紹介し入学させ、そこでドビュッシーなど当時の現代音楽に出会ったようなんですね。

また、ギーゼキングは本能的で直感的なピアニストであると言われ、自ら意識して練習したことはなかったとも言い伝えられています。

譜面を検討し、その演奏をイメージしてから、曲を完璧に弾きこなすのが常であったそうです。

ひとたび楽譜に夢中になると、何時間も沈黙して過ごす習慣があり、そのため夫人がストレスを溜め込んだという伝説もあります。

ドビュッシーやラヴェルのピアノ曲は、たいてい運指やペダルの指定がなく、これらは演奏者の判断に委ねられています。

これに対して、ギーゼキングの演奏は曲の分析力が明晰で、ニュアンスに富んだ繊細な音色と、多彩な表情の変化に満ちているんですね。

後世のピアニストから、ドビュッシーやラヴェル演奏の完成者として、目標とされているそうなんです。

 

実際に、CDを聞いてみました。

実に、良いですね!

華やかで、可憐で、実に色っぽい演奏です。

クラシック音楽の堅苦しいイメージはほとんどなく、誰でも気軽に楽しめるような音なんですね。

音を聞かせるというより、その音に込められている感情を表現している印象を受けました。

非常に演劇的な演奏でもあると思います。

クラシックが苦手な方に、是非お薦めしたい、素晴らしいピアニストです。

 

Walter Gieseking以外にも、きっと、聞かず嫌いになっているアーティストが大勢いるんでしょうね。

今後は、先入観を取り払って、色々なミュージシャンの演奏を聞いていきたいと思いました。

第4回「ぷにぷに演劇ワークショップ」終わりました

 

昨日、第4回「ぷにぷに演劇ワークショップ」を行いました。

いやー、凄く、盛り上がりましたね。

13時から17時までと、4時間の長丁場でしたが、あっという間でした。

参加者全員が、「4時間では、短すぎる」と言っていました。

僕が、「休憩を取りましょう」と言っても、質問攻めに会い、まったく休むことが出来ませんでした。

それほど貪欲に取り組んで下さったということなのでしょう。

実際、”財布のエチュード”では、ちょっと意識の持ち方を変えるだけで、短時間のうちに、みるみる演技の質が向上していきました。

”人と人のエチュード”では、演劇独特のルールを学んで頂きましたが、参加者全員が、表現の可能性の豊かさに驚いていたようです。

最後に、役を体に入れる方法を実践してみましたが、皆さん、感動されていましたね。

4時間まったくダレることなく、集中して、演劇体験を楽しんで頂けたようです。

こういったワークショップをやっている所は他にないので、貴重な経験になったのではないでしょうか?

終わるやいなや、「次回はいつなんですか?」という質問を受けてしまいました。

皆さんからリクエストがあれば、またワークショップを開催します。

希望時期ややってほしい内容などありましたら、お知らせ下さいね!