ぷにぷにパイレーツ

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矢島さんの初稽古

 

ついに、昨日から、矢島未季さんとの稽古に入りました。

矢島さんは、先週まで、別の劇団の公演に取り組んでいたので、この時期からの参加となりました。

さすが、キャリア豊富な女優さんだけに、やる気十分です。

取り組む姿勢が違います。

とても積極的に、意欲を持って、稽古をしてくれます。

あまりに熱心なので、今日も稽古することになってしまいました。

二日連続で稽古したら、矢島さんの頭がパンクしてしまうのではないかと、心配です。

でも、僕は、手加減が出来ないタチなので、ビシビシやってきますよ。

では、行ってきます!

『宇宙に生まれる宇宙』動画

 

「オーガニックマイムな夕べ2」で上演されたアンサンブル作品『宇宙に生まれる宇宙』の動画がユーチューブにアップされました。

凄く明るく映っていますが、実際には、もっと陰影に富んだ舞台だったと思います。

よろしければ、雰囲気だけでも味わってみて下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=CrlShfqY8kk

 

以下、この作品の作・演出を担当されたJIDAIさんのコメントです。

 

このアンサンブル作品は、お芝居のように順を追ったストーリーは無く、といってダンスのような抽象でもなく、基本的には全てが具体的です。それは、荒唐無稽で前後の辻褄はあっていないはずなのに、なぜかリアルに受け止められる、寝ている間に見る夢のようなもの、といったら良いでしょうか?けれど、ただ脈絡が無いわけではなく、宇宙って、生って、こんな感じかもと思えるような、短編アニメーション的作品です。

Y-野村

 

一昨日、27日にプロ野球のドラフト会議が行われました。

広島カープは、広陵高出身の野村祐輔投手(明大)を1位で単独指名しました。

東京六大学で「30勝、300奪三振」を達成した即戦力右腕の交渉権獲得に成功です。

2位は、走攻守の三拍子がそろった菊池涼介内野手(中京学院大)。

3位は、181センチの長身から投げ下ろす戸田隆矢投手(鹿児島・樟南高)。

4位で、広陵高出身の土生翔平外野手(早大)を指名しました。

育成ドラフトでは、四国・九州アイランドリーグ・徳島の富永一投手が1位、香川の中村真崇外野手が2位。3位に塚田晃平投手(早大)、4位で三家(みけ)和真外野手(和歌山・市和歌山高)を指名しました。

 

やりました!

野村投手の単独指名に成功しました。

彼は、間違いなく、1年目から活躍します。

大学時代の実績を見ても、福井投手以上の成績を残すものと思われます。

大竹投手も復活しましたから、来年のカープは、投手王国になりますね。

 

ただ、野村投手は、監督と同じ苗字なんですよね。

登録名をどうするんでしょう?

オリックスで岡田監督が就任する際、外野手の岡田選手が、「T-岡田」になりました。

同じ理屈でいけば、「Y-野村」になるんでしょうか?

背番号も気になりますね。

ファイナル・デッドブリッジ

 

3D映画の武器を活用した画期的な映画!

それは、「ファイナル・デッドブリッジ」です。

内容は、本当に、しょうもないんですよ。

絶体絶命のアクシデントから運良く逃れたことで、"死の運命"を背負ってしまった人々を描くホラー「ファイナルデスティネーション」シリーズの第5弾となります。

でも、アメリカでは、このシリーズの全作品がナンバーワンを記録するほど、人気があるんですよ。

まずは、粗筋をご紹介しましょう。

会社でチャーターしたバスが、巨大つり橋の崩落事故に遭遇する。乗客のひとり、サムは事故の直前に、橋が崩壊し上司や同僚たちが次々と死んでいくビジョンを見る。我に返り、現実ではなかったことに胸をなでおろしたのも束の間、先ほどのビジョンと同じことが現実に起ころうとしていた。壮大な景観のつり橋が、あっという間にデッドブリッジと化したのだ。事態にいち早く気づいたサムのおかげで8人が生き残るが、犠牲者たちの葬儀に謎の男が現れる......。

 

「ファイナル・デッドブリッジ」は、「アバター」の第2班の演出を担当したスティーヴン・クォーレが、初めてメガホンをとった作品です。

これまでに培った技をフル稼働し、思いもよらない、衝撃的すぎる"死亡シーン"を、飛び出す3D映像により、さらにショッキングなものにスケールアップさせているんですね。

 

まあ、いろんなものが飛び出す、飛び出す!

情け容赦なし!

気持ち悪いモノや、恐ろしいモノが、遠慮なしに観客に飛びかかってきます。

それも、大概は、先が尖がっています。

しかも、凄いスピードです。

なおかつ、ほとんどの場合、加速しながら飛んできます。

そうそう、そうこなくっちゃ!

尖ったモノが、観客の目玉から後頭部に突き抜けていくこの感覚!

これぞ、3Dの醍醐味!

最高です。

ご覧になっているお客さんは、皆さん、全身を使って、飛びかかってくるモノを除けていらっしゃいました。

その際には、前の席を蹴ったり、ポップコーンをひっくり返したり、隣に座っている彼女を突き飛ばしたりしていました。

映画の中だけでなく、映画館でも、パニック発生!

物凄い臨場感を味わえます。

僕は、「ファイナル・デッドブリッジ」を見て、初めて、3D映画の良さを知りました。

3D化して高い料金を取るなら、最低でもこれぐらいはやってくれないと、納得いきません。

皆さんの中で、「本物の3D映像が見たい」と思っていらっしゃる方は、是非、ご覧下さい。

「アバター」とは、レベルが違います。

 

ただし、ストーリーの方は、保障いたしかねます。

ていうか、3D映画を見るのに、ストーリーなんかどうだって良いじゃありませんか!

とにかく、ショッキングな絵を見て、楽しんで下さい。

気持ち悪くなること、請け合いです。

 

「ファイナル・デッドブリッジ」を楽しむポイントは、もう一つあります。

大事故を生き残った者たちは、次々に死んでいくんですが、その死に方が素晴らしい!

アイデアが、満載です。

「ああ、あれが落ちてきて死ぬんだな」と思っていたら、「おい、そっちかい!」と言いたくなる死に方をしていきます。

「良くもまあ、あれだけ様々な死に方を、思い付くなあ」と、毎度、感心してしまいます。

実に、潔くて、良いですね。

 

ただし、何度も申し上げますが、本当に下らない映画です。

しかも、気持ち悪いシーンのオン・パレードです。

どなたにでもお薦め出来る訳ではありません。

ご理解頂いた上で、劇場に足をお運び下さい。

3D映画を面白くするには

 

立体映像で最も面白い演出とは、何でしょうか?

 

それは、言うまでもなく、画面から観客の方に、何かが飛び出してくる映像に決まっています。

それも、出来るだけ速く、出来るだけ鋭く、観客の目に向かって飛んでくる演出が望ましいですね。

可能なら、矢や銃弾など先が尖ったモノや、爆発物の破片、気持ち悪い昆虫といった小さなモノを、高速で飛ばして欲しい!

見ている観客が、思わず身をよじって除けてしまうぐらいじゃないと、3Dの意味がありません。

そんな演出だったら、迫力ありますよ!

絶対に2Dでは表現出来ない、3Dならではの面白さを、実現出来る訳です。

(宇宙船の船内に立体感があるというだけで、あなたは、料金を数百円、余計に払いたいと思いますか?)

 

しかし、商業映画では、それがなかなか実現出来ないようなんですね。

画面から鋭く飛び出していく演出は、一部の観客にとって、あまりにもショックが大き過ぎるということなんです。

場合によっては、最悪の事故につながるケースもあると聞いています。

(過去に、イベント映像や、パビリオンでの映像で、そんな危険があったそうです)

ですから、映画会社は、万が一の事態に備えて、リスクのある映像作りを意識的に避けているようです。

賠償請求なんかされたら、大変なことになってしまいますからね...。

 

現在の3D映画にも、申し訳程度に、何かが画面から前に飛び出してくる演出は取り込んであります。

しかし、必ず、画面のセンターを外していますし、飛び出すスピードもゆっくりです。

思い出してみて下さい。

飛び出してくるシーンは、画面の端っこの方で、蝶などがヒラヒラ舞っているような映像ばかりじゃないですか?

これでは、3Dは面白くなりませんね。

 

そんな映画界の暗黙のルールを破った映画が、実は、あったんですね。

その映画は、決して皆さんにお薦め出来る内容ではありません。

でも、正しい3D映画の在り方を示してくれています。

その映画とは...。

 

To Be Continued.

3D映画の長所

 

皆さんは、3D映画って、どう思います?

 

「3Dになって良かった!」「立体映像で、面白さが増した!」

こんな肯定的な声を、ほとんど聞かないのは僕だけでしょうか?

むしろ、「目が疲れる」「メガネが邪魔」「料金が高くなる」といった否定的な意見の方が、多いように思います。

特に、普段からメガネを掛けている人にとっては、メガネonメガネになってしまうので、とても邪魔なようですね。

中には、3D映像で、気持ち悪くなってしまう方もいらっしゃるという話です。

 

僕自身は、3Dに、ほとんど魅力を感じていません。

確かに、最初の数分間は、「なるほど、奥行きが感じられる...」とは思います。

しかし、すぐにその感覚に慣れてしまって、立体映像に対して何も感じなくなってしまいます。

それどころか、無理やり作られた立体感に違和感を感じたりして、興が醒めてしまうこともしばしばです。

第一、3D化されるような大作は、アングラ志向の僕には合わないんですね。

ですから、僕は、出来るだけ3D映画を避けて、普通の2D映画を選ぶようにしています。

 

3Dで撮影するのは、かなり大変なんですってね。

予算も相当掛かるようですし、制作期間も長くなってしまうそうです。

ですから、脚本にこだわったり、時間を掛けたりすることが出来ないんですね。

「3D作品は、映像こそ凝っているものの、作品の質は今一つ」と感じることが多いのは、そのせいでしょう。

映画会社としては、3Dにすることで話題作りにもなりますし、鑑賞料金も高めに設定出来ます。

大金を投じるメジャー作品の場合、3D化は必須なんでしょうね。

 

しかし、僕の意見では、今の3D映画は、その立体映像を全然生かし切っていないと思います。

3D映画において最も面白い演出を、あえて避けているとしか考えられないからです。

 

このほど、その3Dの長所を生かしきった映画を、初めて見ました。

それは、何という作品なのか?3Dの長所とは何なのか?

To Be Continued.

「みんなのコンサート vol.5」打ち合わせ

 

一昨日、天皇誕生日に開催される「みんなのコンサート vol.5」の打ち合わせを行いました。

ピアニストのSachikoさんと、劇団の制作の天才・じゅん君が参加しました。

 

僕は、このイベントの為に、新作脚本を書き上げました。

仮題は、「最高のクリスマス・プレゼント」です。

コンサート中に上演する子ども向けの小品ですから、音楽劇に仕上げてみました。

ポイントは、劇中、どんな曲を使うかです。

実際に演奏するSachikoさんや、客観的な立場のじゅん君に、どんな曲が良いか、意見を聞いてみたかったのです。

色々意見を出し合いながら相談しましたが、結局、ほぼ僕がイメージした曲に決まりました。

凄く良い選曲になったと思います。

きっと、親子で楽しめる、素晴らしい音楽劇になると思います。

 

ただ、一つ、大きな問題が!

劇のエンディングで、僕が歌を歌うことになってしまいました。

僕は、これまで、歌の練習をしたことが全くありません。

上手くいきますかどうか...。

そこだけが心配です。

立川らく太が来春二つ目に

 

昨日はビックリしました。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」に出演する立川らく太君のインタビューが、産経新聞に掲載されていたのです。

それも、文化欄の紙面のおよそ4分の1に渡ってですよ!

内容は、らく太君が、先月の試験で、二つ目昇進を決めたことについてでした。

高座写真も大きく掲載されていましたよ。

他にも、色々話題がある中、あれだけ大きく取り上げられるのはラッキーなことです。

期待を裏切らないように、頑張って、精進して貰いたいものです。

 

記事の文面は、下記のサイトで読むことが出来ます。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/111023/ent11102313540010-n1.htm

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」詳細

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の詳細が決定しましたので、お知らせします。

 

今回は、劇団史上初めてとなる、土曜日の開催です。

開演時間も、昼・夜ともに、これまでより30分早めています。

くれぐれも、お間違えのないように、お願いいたします。

 

 

●第13回 劇団ぷにぷにパイレーツ公演「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」

 

・公演日:2011年12月17日(土)

・開演時間:13:30(マチネ)&17:30(ソワレ)

             (開場は開演の30分前)

・上演時間:約90分を予定

・会場:アトリエ無現

〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-26-22川又ビルB1

           (東急田園都市線・駒沢大学駅下車・東口より徒歩8分)

・料金:予約1500円、当日2000円

・上演作品:「節電刑事」「落語リークス」「平成の大仏」「殺して」ほか

・作・演出・制作:石崎一気

・出演:石崎一気、矢島未季、立川らく太

 

・公演コンセプト

劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。

第13回公演となる今回は、8本の短編社会風刺コントを上演します。

TVでは絶対に放送出来ない、過激なブラック・ジョーク満載の公演です。

日本の抱える様々な問題点を、大いに笑って頂きながら、今一度見つめ直して貰おうという企画です。

ただし、非常に際どい内容であるため、作品の内容について、web上では一切お知らせ出来ません。

公演終了後、舞台の動画をインターネットで公開するのも、難しいと思います(一部作品を除く)。

興味のある方は、是非、劇場でご覧頂きたいと思います。

 

今回は、皆さんお馴染みの立川らく太に加え、矢島未季が初参加!

劇団ぷにぷにパイレーツの新展開に、ご期待下さい。

 

"放送禁止コント"と銘打ってはおりますが、猥褻な要素は、ほとんどございません。

女性の皆様も、安心してご覧頂けると思います。

(下ネタのギャグがたった一つだけ入っていますが、社会風刺を行う上で必要不可欠と判断した為、やむなく採用いたしました)

 

なお、今回の公演は、真面目一辺倒の方、洒落や冗談が通じない方、ユーモアのセンスをお持ちでない方、心の狭い方、怒りっぽい方には、お薦め出来ません。

作品の内容に関する苦情は、一切、受け付けないつもりでおります。

 

また、ほとんどの作品に、若干、刺激的な表現がございます。

そのため、未就学児の入場はお断りしております。

以上、ご了承の上、ご予約をお願いします。

 

昼・夜ともに、定員は50名様です。

事前にご予約いただかないと、入場できない場合がございます。

特に、13:30開演のマチネは、混雑が予想されます。

ご都合がよろしければ、内容も充実した17:30開演のソワレをお薦めいたします。

 

 

ご予約・お問い合わせは、劇団HPのメール・フォーム(公演予約)からご連絡下さい。(ご予約いただかないと、ご入場できない場合がございます)

 

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

今年も「みんなのコンサート」に!

 

ピアニストのSachikoさんが主宰する「みんなのコンサート」に、今年も、出演させて頂くことになりました。

12月23日(天皇誕生日)の午前中に開催される予定です。

 

去年の「みんなのコンサート」では、ピアノとのコラボレーションで「雪だるま」という小品を上演しました。

お子様連れのお客様から、大変、好評を得たとのことです。

そこで、今年も同様に、Sachikoさんとの共演で、新作をお目に掛けたいと思っています。

 

昨日、「みんなのコンサート」用に、なんとか、脚本を書き上げました。

僕にとっては初めての試みですが、完全に子ども向けの作品となっています。

しかも、Sachikoさんのピアノが引き立つように、工夫してみました。

主役は、完全にピアノです。

上演時間は、曲の長さにもよりますが、10分強程度にまとまっていると思います。

前半はちょっとコミカルで、後半しっとり泣かせるように、仕立ててみました。

多分、良い出来だと思います。

 

出来上がってみると何ということもありませんが、今回は難産だったんです。

2カ月近く、色々考えてみましたが、何一つアイディアが浮かんできませんでした。

やはり、子供向けというのが、ネックだったみたいです。

僕の作品は、コントも含めて、悲しみに満ちたものばかりなので、まったくお子様向きではないんですね。

考えに考えて、ようやく、このほど、子どもも楽しめるであろうストーリーを思い付いたのです。

一旦、アイディアを手に入れれば、後はスムーズです。

僅か数時間で、第一稿を書きあげてしまいました。

 

ただ、まだ完成ではありません。

あくまで、音楽を聞かせるための劇なのです。

選曲したり、アレンジしたりする作業が残っています。

また、曲に合わせて、セリフや演出も変えていかなくてはなりません。

どんな曲を演奏して貰うことになるのか、今からワクワクしています。

「親愛なるきみへ」

 

シネコンが隆盛する一方、ミニシアターが続々閉館し、良質な小品が見られなくなってきました。

残念なことですね。

しかし、それでも、一部の大都市には、若干数、こだわりの映画館も残っています。

なるべく見に行って応援してあげたいものです。

そんな中で、皆様にお薦めしたい映画を見つけました。

今日は、「親愛なるきみへ」という作品をご紹介しましょう!

 

2001年春、海辺で出会ったサヴァナとジョン。出会った瞬間から"恋"の予感があったが、一緒の時間を過ごすたびに強く惹かれあい、2週間で恋におちていく。しかし、米軍の特殊部隊に所属するジョンは戦地に赴かなくてはならず、サヴァナの心はゆれる。それでもふたりは絆を信じ、手紙で心を通じ合わせていく。

数か月後、任務より戻ったジョンとのかけがえのない18時間を過ごすサヴァナにとって、この愛しい時間が永遠に続くと思っていた。しかし、ある事件をきっかけに、ふたりの運命は変わっていく。苦悩の末、任務の延長を志願したジョンのもとに届いたのは、サヴァナからの別れの手紙だった。打ちひしがれ、自ら激しい戦地での任務を志願したジョンが、故郷へ帰還して初めて知った、手紙に書かれていなかった事実とは・・・。

 

この映画の原作「親愛なるきみへ」は、『きみに読む物語』(04)、『最後の初恋』(08)の著者であるニコラス・スパークスの作品です。

出版前から映画化権の争奪戦が繰り広げられたそうです。

監督は、『ショコラ』(00)、『HACHI 約束の犬』(08)などで知られるラッセ・ハルストレム。

純愛に苦悩する、精悍かつ繊細な若き兵士ジョンを演じるのは、『G.I.ジョー』(09)、『パブリック・エネミーズ』(09)のチャニング・テイタム。

愛と慈悲の間で揺れる、心優しき南部の娘サヴァナを演じるのは、『マンマ・ミーア!』(08)で注目され、『ジュリエットからの手紙』(10)、『赤ずきん』(11)と出演作が続く、アマンダ・サイフリッド。

若き恋人を見守るジョンの父親ミスター・タイリーを、『扉をたたく人』(07)で米国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた演技派リチャード・ジェンキンスが演じています。

 

タイトルから分かるように、文通をテーマにした作品で、手紙がストーリーの、そして若い二人の、運命を握っています。

言葉が主役ですから、映像表現としては、厳しい条件ですね。

そこは、名手ハルストロム!

美しい映像で、違和感なく、上手く織り込んでしました。

人のやさしさ、人とのつながりが繊細に描かれた見事な恋物語です。

 

近年、ここまで徹底したラブストーリーには、なかなかお目に掛かれません。

登場する人物が、すべてイノセントでピュア。

優しさに満ちているがゆえに、すれ違い、悲しむことになるのです。

一般的な話題に上ることは少ないと思いますが、見逃すのはあまりに惜しい。

是非とも、素晴らしい映像を大きなスクリーンで堪能して頂きたいと思います。

 

「親愛なるきみへ」公式HP

http://www.cinemacafe.net/official/shinkimi/top.html

放送禁止コントが頭に入ってきた...

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のセリフが、かなり頭に入ってきました。

あと一歩で、台本を手放せそうです。

(実は、ここからが、最も時間が掛かるところなんですが...)

そうなると、早く動いてみたくなります。

実際に動いてみると、芝居の世界が躍動し始め、本当に楽しいんですよ。

演出をどうしようか考えている時期が、一番幸せなのかもしれません。

しかし、今はそれ以上に、立川らく太君や矢島未季さんに演出を付けるのが楽しみでなりません。

特に、矢島さんは初参加だけに、どんな芝居になるのか、ワクワクしています。

今月末には、全員での稽古を開始します。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」本番まで、2カ月を切っています。

そろそろ、気合いを入れていかないと!

"放送禁止コント"って何?

 

昨日、「"ぷにぷに!放送禁止祭り"では、下ネタをやらない!」と書いたところ、本当に沢山の反響を頂きました。

(特に、女性の皆さんから、大好評でした)

皆さん、"放送禁止"と聞くと、まず猥褻なモノを想像されるんですね。

放送人のはしくれとしては、実に、意外でした。

僕には、そんな発想は一切ありませんでしたからね。

 

じゃあ、なぜ"放送禁止コント"なのか?

それは、今回取り上げる社会風刺コントのテーマが、放送では扱いにくいモノばかりだからなんですね。

これ以上は怖くて書けませんが、ご覧頂ければ納得して貰えると思います。

放送出来ないモノは、インターネット上でも公開出来ません。

ですから、我々は、演劇というメディアで表現する訳です。

 

かつて、"紅テント"や"黒テント"といった劇団の芝居を見に行くには、それなりの覚悟が必要でした。

「演劇を通して、社会変革を図ろう」という空気があった時代のことです。

現代ではそんなことは絵空事にしか感じられませんが、その当時の雰囲気だけでも味わって頂きたいと思い、このほど"ぷにぷに!放送禁止コント祭り"を企画しました。

演劇の危ない空気だけでも体感して頂ければ、幸いです。

 

とはいえ、"劇団ぷにぷにパイレーツ"は、どなたにでも、安心してご覧頂ける演劇を目指しております。

節度は弁えているつもりですので、笑いと風刺の微妙なバランスをお楽しみ頂けると思います。

演劇でしか味わえない、特殊な笑いの世界を創造して参ります。

是非是非、ご来場頂きますようお願い申し上げます。

下ネタ

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」という公演タイトルで、誤解なさる方が少なくありません。
どうやら、「放送禁止だから、猥褻なことや、下ネタのオンパレードに違いない」と、思われるようなんですね。

いえいえ!"ぷにぷにパイレーツ"は、そんな下品なことはやりません。
過去の公演でも、下ネタはほとんどなかった筈です。
なにせ、女性のお客様中心の劇団ですから、卑猥なギャグは使えないんです。
一応、どなたにでも楽しんで頂けるお芝居やコントを目指しておりますので...。

とはいえ、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」には、一つだけ、下ネタに類するギャグが入っています。
でも、これは、社会風刺を行う為に必要不可欠なモノだと判断して、採用することにしました。
笑いの為というより、今の社会の矛盾や問題点を明らかにすることが目的です。
ですから、そんなに下品な感じはないと思います。
安心してご覧頂ける筈です。

では、一体、何が「放送禁止」なのか...?
それは、インターネット上では、明らかに出来ません。
そんな危ないこと、ここでは絶対に書けません。
是非とも、劇場でご確認頂きたいと思っています。

どうしよう?開演時間

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の開演時間をどうするか迷っています。

今回は、第13回目にして初めて、土曜日の公演にするつもりです。

いつものように、マチネとソワレの2回回しを考えています。

ただ、何時に始めれば皆様にとって都合が良いのか、分からないんですよね。

特に、ソワレは毎回お客様が少ないので、そこにどうやって動員するかがポイントになってきます。

(いつも、マチネは超満員になりますが、ソワレはスカスカなんですよね...)

 

ちょっと調べてみましたが、商業演劇の場合、土曜日は17:00か17:30開演が多いようです。

なかには、16時台開演なんてところもあります。

一方、新劇や小劇場は、18:00、18:30、19:00、19:30等、劇団毎にまちまちです。

いずれも、そんなに早い時間には開演していないようです。

ぷにぷにパイレーツは、劇団の形態としては完全なる小劇場です。

しかし、お客様の層は、比較的年齢が高いので、商業演劇に近いように思います。

うーん...、他の劇団は、あまり参考になりませんね。

 

ただ、大方の意見は、「夜は、出来るだけ早く帰りたい」とのことなんですよね。

「19:30終演なんて、夜遅過ぎて無理!」という声も良く聞きます。

特に、子育てをなさっている奥さまは、そうお感じになっていらっしゃるようです。

その一方で、仕事帰りに寄りたいという方々もいらっしゃるので、あまり早くてもいけません。

どちらを優先すべきか、本当に難しい問題ですね。

 

また、マチネとソワレの間の時間も考慮に入れなくてはいけません。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の上演時間は90分程度を予定しています。

しかし、終演後、お客様がゆっくりされることが多いので、30分程度は余計に考えなくてはなりません。

お客様が全員引けてから、次の公演の準備に約1時間。

開場時間は開演の30分前ということを考えると、マチネソワレと開演時間は4時間程ずらすのが適当です。

(広島公演のようにスタッフが大勢いれば、3時間差でも大丈夫なのですが...)

そうなると、ソワレを17:00開演に設定した場合、マチネが13:00スタートになってしまいます。

ということは、開場が12:30!

なんとも、中途半端な感じがしますね!

少なくとも、お客様がお昼を食べるのが、かなり早くなってしまいます。

やはり、マチネは、13:30以降の開演が望ましいように思います。

 

過去に土曜日の経験がないのでなかなか決断できません。

でも、何とか、今週中には、開演時間を決めたいと思っています。

出来ましたら、皆様のご意見もお聞かせ下さい。

よろしくお願いします!

5本目の暗記

 

先月19日に「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のセリフを暗記し始めてから、もうすぐ1ヶ月!

なかなかスムーズにはいきませんが、ゆっくりと進んでおります。

 

結局、僕は、全8本中、5本に出演することになりました。

そのうちの3本を、既に、覚えました。

これらは、ほぼ完ぺきです。

4本目については、流れは頭に入っていますが、細かい助詞や助動詞などは、まだうろ覚えです。

この辺は、慌てても仕方ないので、繰り返し繰り返し反復していくだけです。

そのうちに、いつしか、精度が上がっているものです。

 

そして、今日から、5本目の暗記に突入します。

この作品は、原稿用紙20枚強の、ごくごく短い漫談なので、左程手間は掛からないと踏んでいます。

ただ、あるジャンルの難しい専門用語が沢山入っているので、意外に難航するかもしれません。

なんとか、早くセリフを頭に入れて、動きの稽古を始めたいものです。

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の本番まで、約2カ月!

焦らずに、でも、急いで取り掛かっていきたいと思っています。

GLASS BOX

 

 

グラス・ボックス.jpg

 

清水の舞台から飛び降りたつもりで、凄い買い物をしてしまいました。

その名も「GLASS BOX」!

僕が最も好きな作曲家、フィリップ・グラスの集大成とも呼べる、CDボックス・セットです。

上の写真のように、アート感覚あふれる立方体のケースに、10枚のCDが収められています。

1969年に書かれたごく初期の作品から、2005年の交響曲第8番まで、グラスの代表曲の多くが網羅されています。

「Einstein on the Beach」や、「Satyagraha」「Koyaanisqatsi」「Powaqqatsi」「String Quartet No.2,4&5」等々、名曲が目白押し!

今では、単体のCDで集めるのが難しい演奏も、沢山収録されています。

200ページ近い、立派なブックレットも付いています(勿論、英語ですけど)。

グラスのファンなら、絶対に持っていたい逸品です!

 

「GLASS BOX」を買って以降、僕は、グラスの曲しか聞いていません。

すべての曲が、はずれなし!

感動に次ぐ感動!

これを聞かずして、何の音楽を聞けというのでしょう?

グラスの曲の中には、宇宙のすべてがあります。

僕の感覚からすると、これは最早、単なる音楽ではなく、人生そのものです。

(喜怒哀楽を含む)人間の感情をそのまま音にすると、こういった感じになるのでしょうか?

実際にオペラやバレエの為に作られた作品も多いのですが、聞いていると、僕は演劇的イメージをどんどんかきたてられていきます。

ソロ・ピアノによるシンプルな演奏も素晴らしいですし、大オーケストラが奏でる迫力ある曲も聴きごたえ十分です。

天才は、何をやっても天才なんですよね。

 

正直、購入価格は高かったです(1万900円)。

しかし、聞き込んでいる今の僕からすれば、そんなもの安い安い!

いや、安すぎます!

こんな低価格で、グラス先生の芸術を鑑賞してるかと思うと、誠に申し訳ない!

お詫びに、「GLASS BOX」を、あと3つ買っておきたいぐらいです!

(そんな無茶なことはしませんが...)

 

皆さん!

「GLASS BOX」は、日本ではそんなに出回っていません。

見かけたら、即刻、買いですよ!

「40年後‐サーツァナイナーの森で‐」

 

12月の「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」には、矢島未季さんという女優さんが、初参加してくれます。

その矢島さんが出演する舞台が、間もなく、開幕します。

矢島さんがどんな女優さんなのか興味のある方は、是非、劇場まで足をお運び下さい。

 

●GooD FellowS結成20周年記念公演

「40年後‐サーツァナイナーの森で‐」

 

演出:菊池一浩

脚色・台本:高橋耕次郎

 

出演:

高橋耕次郎、高橋広司、河合良輔、岡本高英、有本幸市、飯嶋啓介、押田健史、加茂隆史、川崎敬一郎、下藤忠史、清水圭吾、脇宣彰、富田健裕、赤司まり子、矢島末季、めぐみ、神田紫乃、菊池麻里子

 

2011年10月18日(火)~26日(水) 銀座みゆき館劇場

18日(火)  ------   18:30開演

19日(水)  ------   18:30開演

20日(木) 13:00開演、 18:30開演

21日(金)  ------   18:30開演

22日(土) 13:00開演、 18:30開演

23日(日) 13:00開演、 18:30開演

24日(月)  ------   18:30開演

25日(火) 13:00開演、 18:30開演

26日(水) 13:00開演 ------


料金:4000円均一(全席自由)

 

二人の少年と一人の少女。

三人の友情は、サーツァナイナーの湖の水晶のごとく、それはそれは清らかなものだった。

40年前に起こった悲しい出来事。

引き裂かれた心。

あまりにも美しく、あまりにも切ないある友情の物語。

「宇宙に生まれる宇宙」オープニング・シーン

 

 

FH000013.JPGのサムネール画像

 

上の写真は、「オーガニックマイムな夕べ2」で上演したアンサンブル作品「宇宙に生まれる宇宙」のオープニング・シーンです。

これは、一つの塊として蠢いていた密集がほどけて、方々に散っていく瞬間を捉えたものです。

なんともアートな感じですね。

この公演は、こういったアートな作品もあれば、コントのようなものもあり、実にバラエティに富んでいましたね。

パントマイムには、本当に色々なジャンルがあるのです。

ピエロの芸だけではないんですよ。

(ちなみに、僕は、非常に分かりやすいサスペンス作品を上演しました)


おまけとして、リハーサル風景もご紹介しますね。

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「オーガニックマイムな夕べ2」記念写真

 

 

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先月開催された「オーガニックマイムな夕べ2」終演後の記念写真を送って貰いました。

出演者全員が、舞台の上に乗って、ふざけています。

蛍光灯を点けると、舞台はこんな感じなんですよ。

ソロ作品を上演するととても広く感じる舞台ですが、大勢いると、さすがに狭苦しいですね。

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ラ・グロット企画・ショートフィルム上映会

 

2009年1月11日に開催した「初笑い!ぷにぷにコント祭り」他に出演してくれた宮下洋一さんは、映画作家でもあります。 その宮下さんの作品も上映されるショートフィルムフェスティバルが、10月15日(土)に開催されます。

都合の付く方は、是非、応援してあげて下さい!

以下、詳細です。

 

 

●ラ・グロット企画
『10/15(土)開催 ショートフィルム上映会 & 交流会』のご案内

【豪華3本立てのショートフィルム上映会! 監督舞台挨拶あり!

吉田真也監督:マルチ映像ディレクター
審査員長の内田けんじ監督が大絶賛した、緑区ショートフィルムフ
ェスティバル・グランプリ受賞作品。
九鬼正範監督:映画監督・脚本家
脚本コンテストの最高峰・城戸賞を受賞した鬼才監督が放つクライ
ムワールド全開の最新問題作。
鈴木龍彦監督:映像集団『WAGOM』主宰
新進気鋭のイチオシ若手監督。プロデューサー長谷川を思わず唸ら
せた秀逸のアイデア映像作品。

【映像関係者、様々なアーティスト達との交流会を実施! 名刺を
お忘れなく!】
イベントを通じて、新たな出会いをプロデュースします。
仕事の輪を広げるだけでなく、異業種の友達を作るチャンス!

【日時】
10月15日(土)15時開場(21時終了)途中参加可!
ショートフィルム上映会は、イベント時間内に2回開催。

【場所】
イベントスペース『ラ・グロット』にて開催。
・JR駒込駅北口改札口から徒歩5分。
・南北線駒込駅5番出口から徒歩4分。
〒170-0003 東京都豊島区駒込3-16-13

地図はコチラ。
http://www.la-grotte.com/access/

【イベント参加料】
お一人、1,500円。
定員、45名。
軽食(サンドイッチ)とフリーソフトドリンク付き。
アルコールドリンクは、一杯500円で販売。

サヨナラ負け

 

昨夜、神宮球場に、ヤクルトVS広島戦を観戦に行ってきました。

広島は、終盤にリリーフ陣が踏ん張りきれず、サヨナラ負けを喫しました。

先発のバリントン投手が、7回2失点と1点リードで迎えた8回、2番手の岸本投手が代打福地選手に三塁打されました。

カープの野村監督は、岸本で1アウトをとり、左腕の青木高広投手にスイッチする計算だったようでしたが、それが、一気に狂ってしまいました。

マウンドに送った青木は、ヤクルト青木選手に、同点タイムリーを打たれてしまいました。

その後の勝ち越しのピンチは今村投手でしのぎましたが、9回2アウトに福地選手にライト・オーバーのサヨナラ・ヒットを浴びてしまいました。

野村監督は「アウト1つが取れなかった。あそこで打たれては...しょうがない」と、肩を落としていました。

ヤクルトは、今シーズン7度目のサヨナラ勝ちとなります。

 

昨夜は、お知り合いの方に、バックネット裏の2階席をご用意頂きました。

TVやラジオの中継ブースのすぐ上の席で、大変見やすく、野球の迫力を満喫させて頂きました。

選手の気迫や緊張感がビンビン伝わってきましたし、気持ちで勝っている方が結果を出すことも良く分かりました。

また、守備隊形の変化や、ランナーとピッチャー&野手の牽制の駆け引きなど、"打つ""打たない"だけではない、様々な野球の様々な勝負を、伺い知るきっかけになりました。

お陰様で、約3時間半、まったく飽きることなく楽しめました。

カープは敗れましたけど、最高のひと時を過ごすことが出来ました。

しかし、今年最後の生観戦が、サヨナラ負けとは...。

 

昨日、最も盛り上がったのは、"肺炎のおっさん"こと、宮本選手が登場した時でしょう。

まさかスタメンとは!

その宮本選手が、5回にチーム初安打を放つんですから凄いですよね。

そして、試合を決めたのが、今シーズン怪我で2度戦列を離れた福地選手!

やはり、土壇場になると、ベテランの力が必要なんですね。

野球は、メンタルです!

一方、敗れたカープも見せ場はありましたよ。

僕の印象に残っているのは、松本選手と木村選手で完成させたダブル・プレーです。

松本選手のグラブトスを、木村選手が素手で受けてそのまま一塁へ送球!

鳥肌が立つようなスーパー・プレーでした。

倉選手がホームで青木選手の突入をブロックしたプレーも凄かった!

これぞ、野球の醍醐味です。

あと、木村選手が、守備位置のショートに付く時の動きは必見です。

あれは、素晴らしい!

見ていて、実に、気分が良いです。

この辺は、TVでは中継されませんから、是非是非、球場でご覧になって下さい。

 

皆さんご存じのように、僕は、カープ・ファンです。

しかし、昨日は、ある方を、個人的に応援させて頂きました。

遠くてそのご本人には届いていないと思いますが、一所懸命、アピールしていたんですよ!

その甲斐あってか、松井投手、松岡投手、押本投手、林投手の好投があったのではと、勝手に思っています。

その応援の様子を写真に撮ってみました。

 

伊藤コーチ.jpg

 

ふむつむ

 

勝つには勝ちましたが、複雑な気分です。

昨日、神宮球場で行われたヤクルトvs広島は、カープが接戦を制しました。

同点の8回に、松山選手がライトスタンドへ3号2ランを放って勝ち越し。

1点差に迫られた9回に、栗原選手、広瀬選手の連続タイムリーで突き放しました。

ようやく連敗を8で止めたましたが、クライマックスシリーズ(CS)進出の指標であるCSクリンチ対象の3位巨人が勝ったため、カープのCS進出の可能性が完全消滅してしまいました。

これで、14年連続となるBクラスが確定しました。

カープの野村監督は「最後まで、今日のような試合を、数多く出来るようにしたい。こういう試合を続けるようにしたい」と語っていました。

是非、続けて頂きましょう。

そんなわけで、今夜、僕は、神宮球場に、ヤクルトvs広島戦を見に行きますよ。

カープを応援したいけど、勝ったところであまり意味がないという気持ちと、今シーズンずっと首位を守って頑張ってきたヤクルトを叩いて良いのかという気持ちが、微妙に戦っています。

とにかく、残り少ない2011年ペナントレース!、

精一杯、満喫してきます。

 

さて、昨日、「ふむつむ」という公演を拝見してきました。

今川雅一さんのマイム・ソロ・ライブです。

今川さんは、僕が最も注目している若手男性パントマイマーの一人です。

笑いに特化して、徹底的に下らないネタを出し続けます。

しかし、いずれも、いわゆるクラウン芸とは一線を画したオリジナリティ溢れるもので、常に新しいアイディアや工夫が盛り込まれています。

また、動きそのものにも相当なこだわりがあるようで、美しい上に、大変分かりやすいものになっています。

(パントマイムを見ていると、まったく意味が分からなくなることが良くありますが、今川さんの場合、そんなことは絶対にありません)

今川さんは、山本光洋門下ですが、光洋さんの良い部分をきちんと受け継いでいるように思います。

昨日上演された「中継」という作品では、台風中継で風で飛ばされる動きが、徐々に矢沢永吉さんのライブでの動きに変わっていくというものでした。

それはそれは見事でしたよ。

一見の価値があると思います。

今日9日が千秋楽になります。

本日は、15時と19時の公演が予定されています。

会場は、中野富士見町駅から徒歩5分のところにある"plan-b"です。

予約なしでも、十分お席はあるようです。

興味のある方は、是非、ご覧下さい。

詳しくは、今川雅一さんのブログをチェック!

http://james-i.at.webry.info/

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」8本目の脚本

 

結局、書いちゃいました。

新作コントの脚本を、あっという間に書き終えてしまいました。

正確にはコントではなくて、漫談ですね。

これも短くて、原稿用紙15枚強にしかなりません。

ただ、社会風刺の要素が、一番強いモノになりました。

かなりハッキリしたメッセージが打ち出されています。

(下らないですけど、相当ブラックです)

この作品をご覧になると、今の日本の流れが明確になると思います。

そこで、この新作を、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の冒頭に持っていくことにしました。

僕自身が、上演いたします。

ぷにぷにパイレーツでは、かつて試みたことのない演技スタイルになっています。

衣装も、一風変わったものになりそうです。

モノがモノだけに、これ以上詳しくお知らせ出来ないのが残念です。

本番を、お楽しみに!

 

これで、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で上演する作品は、8本となりました。

もう、打ち止めにしなくては!

でも、昨日、新たな面白いアイディアが、浮かんでしまったんだよなあ...。

NBA労使交渉打ち切り

 

今日も、スポーツの話題で失礼します。

 

アメリカ・プロ・バスケットボール"NBA"の労使交渉が、4日にニューヨークで行われました。

しかし、年間9億ドル(約693億円)の収入配分をめぐって紛糾。

オーナー側の譲歩案を選手会が拒否したため、交渉は打ち切られました。
この結果、プレシーズンの残り77試合は中止が決定。

レギュラーシーズンが82試合から50試合に短縮された98年以来、13年ぶりに開幕が延期されるのは避けられない状況となりました。


旧協定での選手への収入配分は57%で、選手会側はすでに53%にまで譲歩しました。

一方、オーナー側は当初の46%をこの日47%に修正し、交渉終盤では49%を提示してきましたが、選手会側は51%までしかハードルを下げませんでした。

11日までに新労使協定が成立しない場合、開幕(11月1日)から2週間の全試合も中止となります。

次回交渉は未定で、最悪の場合はシーズン消滅という危機的状況に陥る可能性もあるようです。

お金、お金、お金...。

今のアメリカのスポーツ界は、お金の為だけに存在しているようですね。

WBCに日本が出場するかどうかも、お金の配分次第です。

最近は、スポーツ紙を読んでいても、ウォール・ストリート・ジャーナルを見ているような気になります。

こんなことをしていたら、絶対、ファンはそっぽを向きますよ。

他に娯楽はいくらでもあるんですから...。

このままでは、配分するお金そのものが減ってしまいます。

金の卵を産む鵞鳥の腹を裂いているようなものです。

数%の比率にこだわっていると、かえって減収につながる可能性もあります。

 

バスケットが大好きで、もっともっと高いレベルでプレーがしたくて、やっとNBAに辿り着いたと思ったら、収入配分がほんの少し低いのでプレーをしない...。

なんとも、本末転倒のような気がします。

勿論、選手だけが悪いわけではありません。

約700億円の収入には、有象無象の輩が、ハエのように集まって来るんです。

彼らが、NBAの価値を、どれだけ下げていることでしょう。

少なくとも、スポーツは、金儲けの道具であってはいけません。

とにかく、ファンの、特に子どもたちの夢をぶち壊しにするようなことは、くれぐれも謹んで頂きたい!

最初にボールを手にした時の感動を、今一度、思い出して欲しいと思います。

V完全消滅

 

昨日行われた中日vs広島22回戦は、2-1で、中日が競り勝ちました。

広島は、前田健太投手が、大島に同点ソロ、ブランコに決勝ソロと、手痛い2発に沈み、引き分け二つを挟んで6連敗となりました。

打線は、一回に栗原の中前打で先制しましたが、二回以降は淡泊な攻撃で追加点を奪えませんでした。

 

カープは、勝ち越しのチャンスを、自ら逃してしまったようです。

同点で迎えた4回、連打でノーアウト一、二塁とし、広瀬の送りバントで二、三塁の絶好機を築きました。

しかし、丸が一ゴロ、倉は一邪飛に倒れ、勝ち越し点を奪えませんでした。

野村監督は、「ああいうところで点を取れるようにしないと...。同じことの繰り返し」と嘆いていました。

 

昨日の試合で、カープの今シーズンの優勝は、完全消滅してしまいました。

4位とのゲーム差を見ても、結局、例年通りの5位でゴールを迎えそうです。

夏場まで、何度か2位に付けたこともあっただけに、「今年こそは!」と期待していましたが、残念な結果に終わってしまいました。

 

しかし、カープ・ファンは、ポジティブです。

この程度のことでは、ショックを受けません。

だって、去年よりは遥かに良い戦いをしていますからね。

序盤に大量失点をして、3回までに"The End"...、なんてことが、今年はほとんどありませんでした。

また、毎度のように、最終回に抑えが打たれて、大逆転負けをするケースも、稀だったように思います。

確かに負けは多いけど、すべて、接戦を落とす形になっているんですよね。

明らかに、カープは、力はつけています。

それもこれも、バリントン投手とサファテ投手のお陰なんですが、こんな優秀な外国人を獲得してくるのもチームの能力です。

「少しづつ戦力が揃ってきた」と、前向きに受け取りましょう。

今後は、ドラフトに注目しましょう!

 

ただ、心配なのは、ヤクルトです。

"鬼門"阪神に連敗し、ついに、2位・中日とゲーム差なしとなってしまいました。

昨日は、ベテラン・宮本選手が、肺炎による発熱で欠場!

それ以外にも、怪我や病気で出場できない選手が大勢います。

セリーグのペナント争いが、まったく分からなくなってしまいました。

ヤクルトの行方を決めるのは、明日から行われる、対広島3連戦になろうかと思います。

勿論、僕は、観戦にいきますよ!

35枚まで!

 

以前書いた社会風刺コントを、思い切って短くしました。

初稿は原稿用紙80枚以上あったんですが、何度も改稿を重ねて、今では35枚程度まで縮まりました。

読み返してみると、諸々、味気なくなった感は否めません。

でも、一般のお客様にとっては、無駄を排除した短縮バージョンの方が、見やすいような気がしました。

また、風刺するポイントが一つに絞られたので、その毒気が一層強まったようにも思えます。

ですから、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」では、短い脚本の方を採用しますね。

多分、公演全体の折り返地点で上演いたします。

下らないですけど、風刺はかなり過激ですよ!

 

この作品を短くした分、時間に少し余裕が出来ました。

そこで、ほとんど漫談のような超ショート・コントを一本加えようと思っています。

これで、上演予定の作品は、全部で8本となります。

一番短いコントで約5分、最も長い作品で20分強です。

平均すると、一本当たり、10分程度になると思います。

非常に見やすい長さですね。

演劇初心者の方でも、安心してご覧頂ける筈です。

是非、ご期待下さい。

全ての瞬間が面白くあれ!

 

ぷにぷにパイレーツの公演に参加する人に、いつも、口を酸っぱくして言っていることがあります。

それは、「全ての瞬間が面白くあれ!」ということです。

演劇は、作品が始まった瞬間から、最後に暗転するまで、ずーっと面白くなくてはいけないと、僕は思うんです。

(出来れば、暗転した後も、"面白い"と思える余韻を残すべきでしょう)

 

確かに、開幕してすぐは、お客さんは状況が飲み込めていません。

また、伏線を張る場面自体は、本来、面白可笑しいものではありません。

しかし、そういった段取りのようなシーンですら、面白くなくてはいけないんです。

1秒たりとも、つまらない時があってはダメです。

お客様からお預かりした貴重な時間を、絶対に無駄にしてはなりません。

 

その為には、役者の力が必要です。

どんな些細なセリフや動きも一切無駄にせず、高い集中力をもって臨まなくてはいけません。

緊張感を切らさず、お客様の意識を自由にコントロールするような圧力を、自然な形で出し続ける必要があります。

それを、フォルムや発声の美しさを保ったまま、実現しなくてはなりません。

面白い舞台を作るには、相当な精神力が必要な筈なんです。

 

ですから、僕は、長時間に渡って稽古をしません。

人間のメンタル・タフネスには、限界があるからです。

短い時間に、すべてを出し尽くして貰うような稽古の仕方をしています。

僕のダメ出しは物凄く細かいと良く言われますが、それは当然のことだと思っています。

魂の宿ってない部位が一か所でもあれば、たちまち、その作品は面白くなくなってしまいますので...。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」初稽古

 

昨日、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」に向けての、初の稽古を行いました。

参加者は、立川らく太君です。

 

今回、らく太君は、全部で3本の作品に出演します。

そのうち、1本が一人コント、2本が二人コントです。

昨日は、一人コントを中心に、演出をつけていきました。

この一人コントは、公演のオープニングに上演するもので、ギャグがふんだんに入っています。

しかし、そのギャグに頼り切る感じではなく、役者の演技を見せるのをメインとしています。

ですから、セリフ回しや動きのかなり細かい部分まで、丁寧に指導していきました。

特に、緩急の出し入れと、間をたっぷり取る点については、しつこいぐらいダメ出しをしておきました。

まだまだ初回の稽古ですから上手くはいきませんが、何となく感覚は理解して貰えたように思います。

次の稽古は10月30日を予定していますので、約1カ月間、しっかり自主稽古に励んで頂きましょう。

どんな風に仕上がるか、僕も楽しみにしています。

「グレン・グールド~天才ピアニストの愛と孤独」

 

クラシック・ファンの皆様に、朗報です。

今月、大変興味深い映画が公開されます。

「グレン・グールド~天才ピアニストの愛と孤独」というドキュメンタリー映画です。

映画の公式サイトから、宣伝文句を引用させて頂きましょう。

 

"真夏でも手袋とマフラーを手放さず、異様に低い椅子に座り歌いながら鍵盤を叩く。1964年以降、コンサートは開催せず、レコードのみを発表した。50歳という若さで逝去した美しき天才ピアニスト、グレン・グールド。

 

エキセントリックな言動ばかりが取りざたされたが、「楽曲を分解し、別の形に組み直したかのような前例のないアプローチ」と評されるように、並外れた演奏技術と高い芸術性を持つ彼のピアノ演奏に人々は魅せられ、死後30年経とうとしている今でも残された彼の録音物により新たなファンを獲得し続けている。

 

数多くあるグールドに関する映像作品は彼の音楽家としての才能を描いたものが多いが本作は、その才能と共に彼の知られざる本質の謎に焦点をあて、グールドを愛した女性たちの証言でその謎に迫ろうと試みている。

 

グールドのデビュー当時の恋人フランシス・バロー、人妻である画家コーネリア・フォス、ソプラノ歌手ロクソラーナ・ロスラックなど、これまで公の場でグールドについて語ったことのなかった人々へのインタビューと、未公開の映像や写真、プライベートなホーム・レコーディングや日記からの抜粋などを通して、伝説の人物としてではなく、ひとりの人間としてのグレン・グールドに焦点を当てたドキュメンタリーである"

 

いかがですか?

見たくなったでしょう?

予告編を見てしまった僕は、今から、公開が楽しみでなりません。

「グレン・グールド~天才ピアニストの愛と孤独」は、10月29日(土)から、渋谷アップリンク他で上映されます。

3本覚えました

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」に向けて、細々と準備を進行しています。

僕は、全部で5本のコントに出演する予定ですが、そのうち3本のセリフを暗記しました。

勿論、まだ、スラスラとは出てきません。

でも、この時期に、これだけ覚えていれば、かなり順調と見て良いでしょう。

毎日反復することで、より精度を上げていくつもりです。

 

今後の僕の予定ですが、これからの1週間で、もう1本セリフを暗記します。

そして、新たに、短いコント(正確には漫談です)を書き上げます。

ハードルは高いですが、頑張ってやり遂げたいと思います。

 

公演の日程や劇場も、ほぼ決まりました。

今月中旬には、正式に発表するつもりです。

少々、お待ち下さい。