ぷにぷにパイレーツ

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稽古場潜入ルポ編

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の予告編動画の新作が、完成しました。

稽古の合間の僅かな時間に、ぶっつけ本番で撮影したものです。

(リハと本番の2テイクしか回していません)

やはり、自分で出演して、自分でカメラを操作すると、上手く撮れないものですね。

演出が今一つなんですけど、せっかく作ったので、公開しちゃいます。

(アイディアは面白いと思うんですけど...)

お時間のある時に、ご覧頂ければ幸いです。

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」予告編動画③稽古場潜入ルポ編

 

30年ぶりの再開が稽古場!

 

一昨日の稽古に、珍客が遊びに来てくれました。

中学、高校時代に同級生だったW君です。

彼は大阪の大学、僕は東京の大学に通ったので、高校卒業後、一度も会う機会がありませんでした。

それが、最近、フェイスブックを通して、交流が再開。

僕が毎日書いている文章が非常に気になり、「是非、稽古を見たい!」という気持ちになったんだそうです。

約30年ぶりの再開がいきなり稽古場という、非常に珍しい事態になったんです。

 

若い頃の友人って、久し振りに会っても、違和感がないものですね。

ごく自然に接することが出来ました。

接しやす~い!

せっかく来て貰ったのだから、立ってる者は親でも使え!

稽古を手伝わせたり、予告編映像に出演して貰ったり、こき使ってしまいました。

また、演技についての率直な意見も、述べて貰いました。

W君は、ただ見学に来ただけなのに、完全に演出助手にされてしまっていましたね。

申し訳ない...。

 

W君は、僕の演出に、とても関心があるそうです。

特に、体を使う演技法について、興味津津でした。

体感を使う演技、内臓を動かす表現、呼吸を活用した描写等、色々知りたいことがあったようです。

日曜日の稽古を通して、彼は、その一端に触れることが出来て、大変満足していたようです。

本番の自然な演技の背景には、物凄く不自然な工夫をしていることが、良く分かったのではないでしょうか。

きっと、W君は、楽しんでくれたことと思います。

「また、次回の稽古にも顔を出したい」と言っていました。

 

実は、演劇は、本番を見るより、稽古を見学した方が遥かに面白いものなのです。

映画だって、本編より、メイキング映像の方が面白かったりするでしょ!

それと同じです。

太っ腹な劇団、"ぷにぷにパイレーツ"は、どなたにでも、稽古場を開放しています。

ご覧になりたい方は、いつでも自由に遊びにいらして下さい。

囚人に見えるようになった!

 

昨日は、矢島未季さんと、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の稽古を行いました。

13:00から17:00まで、一切休憩を取らずに、集中して練習をしました。

 

まずは、「殺して」という作品からです。

これは、今回の公演で最大のボリュームを持つ大作です。

スケールも大きく、演技が大変難しいモノなんですね。

役者には、かなり緻密に肉体をコントロールして貰う必要があります。

矢島さんのたゆまぬ努力の結果、かなり良い感じになってきました。

完全に、囚人に見えるようになってきたんです。

役作りに関しては、この調子で、あと3週間頑張ってくれれば十分だと思います。

今後の課題は、笑いを取るための工夫ですね。

これは、1年や2年で見に付くものではないかもしれませんが、精一杯努力して頂かないといけません。

役者としての能力を上げるには、この技術は必須だと思いますので...。

 

続いて、「安定供給のために」も、少し練習しました。

主に、セリフ回しを中心にダメ出しさせて貰いました。

役者は、肉体同様、声も正確にコントロール出来なくてはいけません。

音程、速度、間、声質等を、自由に操れなくては、お客様の心を操れません。

昨日は、まるで歌を教えるかのように、僕のセリフ回しを真似して貰う、口移しという形でセリフを稽古してもらいました。

新劇では、こんな方法で練習することはまずありませんので、矢島さんは戸惑っているようでした。

そこで、今週、時間を見つけて、何度か稽古しようということになりました。

聞いていてウキウキするようなセリフ回しを、これからの3週間で、何とかマスターして欲しいものです。

 

かなり厳しい稽古だったかもしれませんが、お客様に喜んで頂く為には必要不可欠のものです。

矢島さんも、良く耐えて頑張っています。

実際、著しい上達を見せています。

きっと本番では、素晴らしい舞台を披露してくれるのではないでしょうか?

朝型演劇

 

さすがに、本番3週間前の週末ですね。

昨日だけで、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」に、本当に沢山のご予約を頂戴しました。

たった1日で、二桁の方から注文が入るなんて、かつてなかったことです。

やっぱり、「コント祭り」にしたのが良かったのでしょうか?

「放送禁止」というフレーズに、魅力を感じて下さっているのでしょうか?

それとも、皆様にとって、日曜日より土曜日の方が、ご都合がよろしいのでしょうか?

今回が人気の理由を調べて、今後の公演企画に生かしていきたいですね。

 

しかし、昨日ご予約頂いたのは、すべて13:30開演のマチネでした。

一向に、ソワレの動員が伸びません。

19:00終演では、夜遅すぎるのでしょうか?

 

今、日本の演劇界は、どんどん朝型になっているようです。

沢山の観客を集める商業演劇の場合、最も人気があるのが、午前11時開演のようです。

(大型劇場では、長めにお昼休憩の時間を取って、お弁当を売るのも大きな収入源になっています。それが、朝型興行を増やす理由の一つのようですが...)

貸し切り興行の場合、10:00開演も珍しくありません。

夜の公演は、ほとんどお客さんが入らないので、せいぜい週に2回開催する程度です。

しかも、ソワレの開演時間は16:00!

勤め人には、絶対に行けない時間ですね。

比較的若者向けの大ミュージカル劇団ですら、ソワレをどんどん減らし、マチネにシフトしているようです。

かつて、最も人気だった土曜日のソワレを取り止めることも、珍しくないんですって。

このまま朝型に移行していくと、演劇は始発で見に行くものになってしまうかもしれませんね。

 

この背景には、日本に元気がなくなっていることが関係あるのかもしれません。

深夜のタクシーは空車だらけですし、居酒屋さんは閑古鳥が鳴いています。

長引く不景気の影響で、夜遊びする日本人がすっかり減ってしまったようですね。

ですから、夜、演劇を見る雰囲気もなくなってしまったのかもしれませんね。

 

劇団ぷにぷにパイレーツも、その流れに乗って、来年以降、朝型の公演を考えた方が良いのでしょうか?

しかし、あんなに黒いコントを、午前中から上演して良いものなんでしょうかね?

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」まで3週間

 

ワオッ!

気が付けば、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」本番まで、丁度、3週間ではありませんか!

ますます気合を入れて稽古に励まなくてはいけませんね。

 

現状をお伝えしておきましょう。

僕は、出演する5作品全てのセリフを頭に入れました。

今は、台本を手放し、主に動きを練習しているところです。

「落語リークス」や「史上最強の日本代表イレブン」には動きがほとんどありませんので、もっともっとセリフを的確に、テンポ良く喋れるように、反復しています。

「平成の大仏」は、展開の大きな作品なので、緻密な演技をすることが出来ません。

どの程度のリアリズムで取り組むべきか、思考錯誤中です。

「世界の終わり」に関しては、異様な緊張感をキープ出来るよう、高い集中力を持って稽古しています。

アンコール作品は、出番は少ないのですが、柔らかい動きが出来るように、鏡を見ながら工夫しています。

まだまだ、各作品、1ヶ所ぐらいセリフを間違えてしまいます。

でも、3週間もあれば、その点は大丈夫でしょう。

とにかく、あとは、毎回同じように演じられるように、完成度を上げていくだけです。

その為には、稽古を重ねるしかありません!

毎日、各作品、2回づつは練習したいですね。

 

続いて、予約状況もお知らせしておきます。

予想通り、13:30開演のマチネが人気ですね。

早くも、二桁の受注達成です!

この時期にして、この数は凄いことです!

万歳!万歳!万歳!(出ました、万歳三唱)

一方、17:30開演のソワレは不安的中!

今一つ、人気がありません。

毎公演、ソワレには団体さんがお越しになるので、最終的に恰好は付くんです。

しかし、一般の方にも、是非、夜の部をご利用頂きたいものです。

マチネに比べて、ゆったりご覧になれますからね。

そんな訳で、まだ、昼・夜ともに、お席には十分余裕がございます。

皆様のご予約を、心よりお待ちしております。

照明を駆使した公演

 

舞台が明転したら作品が始まり、作品が終わると暗転する...。

それが、これまでの"ぷにぷにパイレーツ"の上演スタイルでした。

 

しかし、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」では、新機軸を打ち出します。

照明を、もっと有効に使おうかと思っています。

作品中に暗転したり、特殊な照明効果を狙ったりする計画なんですね。

 

常々、僕は、「世の劇団は、照明に頼りすぎている」と思っています。

そのアンチテーゼとして、僕は、これまで、なるべく照明に凝らないように工夫してきました。

今でも、その思いは変わっていません。

しかし、今回は、事情が違います。

例えば、照明そのものがテーマになっている作品もあります。

「灯りについて、もう一度考え直してみよう」というコントも用意してあります。

要するに、灯りを付けることで舞台を華やかにするのではなく、灯りを消すことで舞台を飾っていこうという発想なのです。

理屈を言えば難しくなりますが、実際の作品を見ると、何の違和感もなく楽しめる筈です。

"ぷにぷにパイレーツ"の新展開を、是非、劇場で体験して頂きたいと思っています。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のパンフレット

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で、お客様にお配りするパンフレットの原稿を書き上げました。

今回は、難しかったですね。

なにせ、内容が内容です。

紙に書き記したモノは、残ってしまいます。

ですから、あまりハッキリと粗筋などを書いてしまうと、拙いんですよね。

かと言って、核心に触れない訳にもいきません。

ご来場頂いた方だけが分かる、絶妙なラインのご案内とさせて頂きました。

上演前に一度目を通して頂き、終演後にもう一度読んで貰えると、その真意がお分かり頂けるようになっています。

勿論、ギャグも、さりげなく取り入れています。

一部のお客様は、毎度、このパンフレットを楽しみにされているそうなんです。

今回の文章は、皆様に、どう評価されるのでしょうか?

矢島未季プロフィール

 

「"ぷにぷに!放送禁止コント祭り"に出演する矢島未季さんについて、詳しく知りたい」という問い合わせが、相次いでいます。

そこで、今日は、彼女のプロフィールを、簡単にご紹介させて頂きます。

 

●矢島未季(やじま・みき)

劇団青年座、ワダユタカ主宰演劇教室、ゼン・ヒラノゼミナールで演技を学ぶ。

以後、地人会「この子たちの夏」、こまつ座「雨」、明治座「いのち燃ゆるとき」、帝国劇場「春は爛漫」、新国立劇場「花咲く港」ほか、数々の公演に参加。

特技は、ピアノ、バスケットボール、日本舞踊。

自慢は、左2.0、右1.2の視力。

 

女優さんなので、年齢は内緒でお願いします。

写真も掲載しておきますね。

 

やじまみきさま01 HP用.jpg

 

 

主要キャスト2名降板

 

某劇団の某公演で、「開幕前日に主要キャスト2名が降板した」との発表がありました。

降板の理由について、その劇団の公式サイトには、「劇団内の事情により、俳優の意見を尊重した結果、降板いたします。キャスト変更によるキャンセル、払い戻しは、劇場、及びメールで受け付けています」と記されていました。

小劇場演劇とはいえ、比較的大きな劇場で、全18ステージを予定していたモノです。

しかも、この公演は、国際的な演劇交流プロジェクトに位置付けられていました。

大企業からも、結構な助成金を貰っています。

それを、前日に降板発表とは、どうも解せません。

"俳優の意見を尊重した結果"とのことですが、どんな意見だったのでしょう?
なぜ、本番前日に、俳優の意見を聞くことにしたのでしょう?

その二人がいなくても、作品は成立するのでしょうか?

二人がいなくても良いのなら、なぜ、キャスティングしたのでしょうか?

まったく不可解なことばかりです。

 

しかし、これは、日本の演劇界では、当たり前のことのようです。

過去にも、公演前日や当日に主役交代なんてことが、何度も行われています。

主役が病気や怪我で出られなくなったというなら理解できますが、そういう訳ではないようなんですね。

ある劇団では、演出家が、本番前日に主演女優に対し、「お前は気持ちが入っていないから、主役を下ろす!代わりに、群衆役の○○を抜擢する!」と告げたんだそうです。

おかしいでしょ、それ?

その女優のモチベーションを、公演前日まで見抜けなかった演出家が、無能なだけだと思いませんか?

しかも、前日に主役にされた新人が、ずっと稽古してきた女優より上手く演じられるとは考えられません。

完全に観客無視の、無茶苦茶です。

単なる演出家のエゴか、自己顕示欲でしょう。

そんなスタンドプレイが、どれだけの人に迷惑を掛けているか、考えたことはないのでしょうか?

でも、演劇界では、それが美談として通ってるんですよね。

 

こんな事ばかりやっているから、日本の演劇界は評価が低いんです。

せめて、世間並の常識は持ちましょうよ!

僅かでもお金を頂くのだから、社会人としての節度は守りましょうよ!

こういう人たちのせいで、真面目に演劇に取り組んでいる人まで、世間からダメなレッテルを貼られてしまうんです。

生まれて初めて見る芝居が上記のような劇団のモノだったら、その人は、二度と劇場に足を運ぶことはないと思いますよ。

そういった責任感を、劇団員(特に劇団主宰者)は、持たなくてはいけないんです!

作品の出来に関しては結果論だし、見る人の好き嫌いもあります。

でも、人間としてのあり方だけはきちんとして貰わないと、演劇界全体の大きなマイナスになります。

みんな、心して、演劇に取り組んで頂きたいものです。

 

それにしても、出演者2名が降板したら、ぷにぷにパイレーツの場合、誰もいなくなってしまいますね...。

腹筋が痛くなれば本物

 

昨日は、矢島未季さんと、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の稽古を行いました。

4時間みっちり、「殺して」という作品を練習して貰いました。

4回目の稽古で、初めて、この作品のラストシーンまで、演出を付けることが出来ました。

「殺して」は、後半になると、一気に動きが大きく、華やかになります。

昨日は、そのパートを中心に、丁寧に稽古していきました。

 

ぷにぷにパイレーツは、動きを重視した劇団です。

動きといっても、足が高く上がるとか、腕が柔らかく動くとか、そういったものではありません。

体幹や内臓の動きを、演技の主軸に置いています。

普通の俳優さんは、そういう意識を持っていませんから、理解して頂くには時間が掛かります。

また、思いの外、そういう動きは難しいものです。

矢島さんは、ようやく、インナームーブメントのイメージを持てるようになってきたところだと思います。

昨日も、腹筋を、嫌という程、鍛え上げて貰いました。

明日、腹筋が痛くてたまらないようなら、演技が上手くいっているということでしょう。

これからの約1カ月間で、その感覚をしっかり掴んでいって頂きたいと思います。

 

本当は、昨日、予告編動画を撮影するつもりでした。

しかし、出演者二人の映像を、二人だけで撮影するのは無理でしたね。

(完全ワンマン撮影の方が、簡単です)

もたもたしているうちに、カメラの電池が切れて、撮影出来なくなってしまいました。

なので、チャンスがあれば、また次回の稽古で、撮影に挑戦したいと思っています。

本当は、誰か、手伝いに来てくれると助かるのですが...。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」予告編動画第2弾

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」の予告編動画第2弾を作成しました。

今回は、北澤ボクシングジムの全面協力の下、撮影をさせて頂きました。

ジムのスタッフの方、プロ選手、アマチュアの練習生の皆さんにも、エキストラ出演して頂いています。

例によって、ワンマン撮影で、自分で三脚にカメラをセットして、自分で出演し、自分で編集するパターンです。

かなり下らない内容になっていますよ。

途中で呆れないで、最後までご覧頂きたいと思います。

下記をクリックして、ご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=XIkki21uY8I&feature=mfu_in_order&list=UL

 

なお、今のところ、もう1本予告編を作成するつもりです。

台本も書きました。

今日は稽古を行うので、その前後に撮影をする予定です。

 

そういえば、今日は僕の誕生日ですね。

誕生日に稽古が出来る幸せを、じっくりと噛みしめたい...。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」予告編動画第一弾

 

「"ぷにぷに!放送禁止コント祭り"には、予告編動画はないの?」

常連のお客様に、こんな厳しい突っ込みをされてしまいました。

 

そこで、大慌てで、動画CMを1本作製してみました。

今後、時間の許す限り、続々と動画CMを作成していくつもりです。

とりあえず、「梅木松太郎編」をご覧頂き、公演の概要を把握して頂けますか?

このHPの、”公演動画”の所で、見ることが出来ます。

 

マネーボール

 

毎度、映画をご紹介すると評判が良いので、今日はこの週末にお薦めの1本を!

今回は、とりわけ、広島カープ・ファンの皆様に向けて、お届けします。

作品のタイトルは、「マネーボール」です。

まずは、概要からお知らせしましょう。

 

メジャーリーグの野球選手だったビリー・ビーンは、引退後オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャーに就任します。

しかし、財政が苦しいアスレチックスでは、せっかく育てた有望選手を、強豪球団に引き抜かれるという事態が続きます。

チームの立て直しを図るビリーは、統計データを使って選手の将来的価値を予測するという「マネーボール理論」を導入し、イェール大卒のピーター・ブランドと共に、チームの改革を進めていきます。

ビリーは、これまでのやり方にしがみつこうとする抵抗勢力に迎合することなく、チームの変革を成し遂げます。

そして、ついに、公式戦20連勝という記録を打ち立てます...。

 

自分の信念を貫き、チームを変革していくビリー・ビーンを、ブラッド・ピットが熱演。

本物の元野球選手たちが、その選手役で出演していますので、試合シーンは迫力十分!

(その分、演技は控えめだったりもしますが...)

我々ファンが普段見ることの出来ない球場の裏側が沢山見られるのも、嬉しいですね。

監督は、『カポーティ』等の作品で知られるベネット・ミラーです。

 

実話の映画化だけに、ストーリーが面白いとか、どんでん返しがあるとか、そんなことはありません。

その代わりに、真実の持つ重みをずっしりと感じることが出来る、良質な作品となっています。

メジャーリーガーの光と影を、哀感たっぷりに描くヒューマン・ドラマなんですよね。

アスレチックスのGMの話ではあるのですが、最後に勝つのは、ビリーの手法と大金の両方を活用したレッドソックスだったりして、何とも切ない感じがしてしまいます。

ラストシーンの微妙な感じとか、たまりませんよ!

2時間20分近い大作ですが、長さをまったく感じさせません。

野球に詳しくない方でも、人間ドラマとしてお楽しみ頂けると思います。

 

財政が苦しい野球チームと言えば、日本では、カープです。

カープは、アスレチックスのように、毎年のように、主力を引き抜かれていきます。

(今年も、危ない!)

カープ・ファンなら、誰よりも、この映画に感情移入出来る筈です。

是非、ご覧頂きたいと思います。

 

「マネーボール」オフィシャルサイト

http://www.moneyball.jp/

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」まで1ヶ月

 

12月17日の「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」本番まで、今日で、丁度1ヶ月となりました。

今回は、経験豊富な出演者ばかりなので、順調に稽古が進んでいるように思います。

とはいえ、残された時間は、僅か1ヶ月!

毎日、丁寧に、稽古していきたいと考えています。

 

さて、"ぷにぷにパイレーツ"は、毎年、シリアスな公演とコント公演を交互に開催しています。

やはり、皆さん、"笑い"がお好きなようです。

常に、コント公演の方が、お客様に沢山来て頂けるんですよね。

(動員のことを考えれば、毎回、コントをやれば良いのでしょうが、僕にもやりたいことがありますので...)

 

今回も、「放送禁止コント祭り」と銘打っていますから、早くから、反響を沢山頂戴しています。

実際、予約の動きが、夏の公演に比べて、凄く良いんですよね。

公演日を、土曜日にしたのも、良かったのかもしれません。

ただし、事前の予想通り、ご予約のほとんどが、13:30開演のマチネなんですよね。

(本当のことを言えば、これまで予約して頂いた方全員が、昼の部です)

是非、17:30開演のソワレも、ご利用下さい。

終演時間が、午後7時って、僕にはとても都合が良いように思うんですけどね...。

皆様のご予約を、お待ちしています!

 

以下、改めて、公演の概要をご紹介します。

 

●第13回 劇団ぷにぷにパイレーツ公演
「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」

・公演日:2011年12月17日(土)


・開演時間:13:30(マチネ)&17:30(ソワレ) (開場は開演の30分前)

・上演時間:約90分を予定

・会場:アトリエ無現
〒154-0003 東京都世田谷区野沢2-26-22川又ビルB1
(東急田園都市線・駒沢大学駅下車・東口より徒歩8分)

・料金:予約1500円、当日2000円

・上演作品:「節電刑事」「落語リークス」「平成の大仏」「殺して」ほか

・作・演出・制作:石崎一気

・出演:石崎一気、矢島未季、立川らく太

・公演コンセプト
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。

第13回公演となる今回は、8本の短編社会風刺コントを上演します。

TVでは絶対に放送出来ない、過激なブラック・ジョーク満載の公演です。日本の抱える様々な問題点を、大いに笑って頂きながら、今一度見つめ直して貰おうという企画です。
ただし、非常に際どい内容であるため、作品の内容について、web上では一切お知らせ出来ません。

公演終了後、舞台の動画をインターネットで公開するのも、難しいと思います(一部作品を除く)。

興味のある方は、是非、劇場でご覧頂きたいと思います。

今回は、皆さんお馴染みの立川らく太に加え、矢島未季が初参加!

劇団ぷにぷにパイレーツの新展開に、ご期待下さい。

"放送禁止コント"と銘打ってはおりますが、猥褻な要素は、ほとんどございません。

女性の皆様も、安心してご覧頂けると思います。


なお、今回の公演は、真面目一辺倒の方、洒落や冗談が通じない方、ユーモアのセンスをお持ちでない方、心の狭い方、怒りっぽい方には、お薦め出来ません。

作品の内容に関する苦情は、一切、受け付けないつもりでおります。

また、ほとんどの作品に、若干、刺激的な表現がございます。

そのため、未就学児の入場はお断りしております。

以上、ご了承の上、ご予約をお願いします。

昼・夜ともに、定員は50名様です。

事前にご予約いただかないと、入場できない場合がございます。

特に、13:30開演のマチネは、混雑が予想されます。

ご都合がよろしければ、内容も充実した17:30開演のソワレをお薦めいたします。

ご予約・お問い合わせは、劇団HPのメール・フォーム(公演予約)からご連絡下さい。
http://www.punipuni.org/reserve.html

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」アンケート作成

 

わおっ!

気が付けば、11月も後半に入っていました。

光陰矢のごとし!

それだけ、充実した毎日が送れているのだと、前向きに受け取っておきましょう。

 

さて、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で、お客様にご協力をお願いするアンケートを作成しました。

公演ごとに、皆様にお伺いしたい内容が変わってきます。

劇団として進歩しているからなのか?

動員が伸び悩んでいるからなのか?

(多分、後者でしょう...)

皆様に教えて頂きたいことが、沢山あるんですよね。

 

アンケートには、必ず、下らないギャグを入れるようにしています。

毎度、それが、評判が良いようなんですね。

今回も、頑張りました。

笑って頂いた上で、アンケートをご記入下さいますよう、お願い申し上げます。

今後の公演の参考とさせて頂きます。

エア・ボクシング

 

昨夜、北澤ボクシングジムにトレーニングに行きました。

すると、事務所の前に、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のチラシが何枚か飾ってありました。

本当に、ありがたいですね。

北澤ボクシングジムの皆さんには、いつも、ぷにぷにパイレーツの公演を応援して貰っています。

毎公演、客席には、現役選手や元ボクサーのいかつい体が、ずらりと並ぶんですよ。

こんな劇団、他にはないでしょうね。

 

さて、最近、北澤ジムにいくと、毎度、こんなお誘いを受けます。

「エア・ボクシング大会に出て下さい!」

 

エア・ボクシングとは、いわゆるマス・ボクシングを競技化したものです。

東日本ボクシング協会が発案し、2009年から行われるようになりました。
選手は、お互いに向かい合って、シャドーボクシングを行います。

そこで、攻防技術やスピード、スタミナなどのトータルパフォーマンス力を競い合います。
選手は、両手にバンテージを巻くだけで、ヘッドギアやグローブは一切つけません。

リング中心のサークルを隔てて対戦し、勝敗は採点で決まります。
もちろん、相手にパンチを当ててはいけません。

打ち合うことがないため、小さなお子さんからご年配の方まで、階級や性別も関係ありません。

安心して「熱い戦い」を繰り広げることができます。
さらに、エアボクシングは、楽しむだけでなく、3分を戦いきるためのスタミナ、的確なパンチのスピードなど、その運動量は実戦のボクシングさながらです。
単なるパフォーマンスだけでなく、エアボクシングは新しいスポーツとして、正式なルールが制定されています。

まだ3年目を迎えたところですが、すでに競技人口は300人程。

クラスは5つに分かれます。

 

パンチを当てないので、怪我をする心配がないのが良いですね。

僕も、時々練習はしていますが、良い相手に恵まれると、なかなかに面白いものですよ。

駆け引きもありますし、スタミナのペース配分も重要です。

フェイントが有効だったりして、実戦さながらの体験が出来ます。

親子ほど年の離れた若者とも、互角に戦えるのも魅力ですね。

 

是非、エア・ボクシングの大会に参加してみたいとは思ってはいますが、試合日が大抵日曜日なんですよね。

日曜日は、仕事や劇団のお稽古が入っていることが多いので、なかなか参加出来ません。

でも、いつかチャンスを作って、出場してみようと思っています。

 

詳しくは、下記のサイトをご覧下さい。

http://www.airboxing.org/index.html

スローな演劇

 

矢島未季さんに演出を付けている間、僕は、同じようなことばかり繰り返し言っています。

「もっとゆっくり!」

「速過ぎます!」

「急いではダメです!」

「しっかり間を取って!」

スピード・アップするように言ったことは、一度もありません。

とにかく、可能な限り、ゆっくり、丁寧に演じるように、お願いし続けている感じです。

 

矢島さんに話を聞いてみると、一般的な新劇や小劇場劇団は、相当速いテンポで劇を進めているようなんですね。

それどころか、大劇場で上演される商業演劇でも、演技のスピードを速めるように指示されることが多いんですって!

 

僕自身気付いてはいましたが、ぷにぷにパイレーツのお芝居は、相当テンポがゆっくりなんですね。

同じ脚本を上演した場合、ぷにぷにパイレーツは、一般的な劇団に比べて、2倍近く時間が掛かるようなんです。

我々がやっているのは、かなりスローな演劇なんですね。

意識してやっていることではありますが、そんなに違いがあるとは思いませんでした。

 

でも、僕個人の印象では、世間一般の演劇の速度が速過ぎるように思います。

演劇を見慣れた僕ですら、速過ぎて理解出来ないことが多々あるんです。

ましてや、演劇初心者の方、ご高齢な方、小さなお子様は、今の演劇のテンポには、絶対付いていけない筈です。

何とか食らいついていったとしても、内容や意味を頭で理解するのが精一杯で、感情を共有したり、深い感動を味わったりする間合いが取れないと思うんですね。

 

それは、フルコース料理を食べる時、食べ物を、次々に口にねじ込まれているようなモノです。

やはり、美味しい料理は、じっくり味わいつつ、よく噛んで飲み込みたいですよね。

出来れば、後味も楽しみたいですよね。

でも、今の演劇界には、それを許さないような風潮が広がっているようなんです。

そういった点から考えても、演劇は、ますますファストフード化が進んでいるのかもしれません。

 

とは言え、のろくさい、たるい演劇も、見ていられません。

その按配が、非常に難しいところではあるのですが...。

矢島さんには、その絶妙な加減を、しっかりモノにして貰いたいと思っています。

「殺して」の稽古

 

昨日は、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のお稽古を行いました。

参加者は、矢島未季さんのみ。

徹底的に、一人芝居「殺して」を練習していきました。

 

「殺して」は、社会風刺コントです。

今年のある大きなニュースをパロディ化した作品です。

"落ち"は本当に下らなく、ナンセンスなモノなんです。

しかし、作品全体は陰鬱な空気に満ちていて、上演する役者には高い集中力が求められます。

途中から仕方話になるのですが、その空気感の出し方が凄く難しい作品だと思います。

その代わり、上手く演じられたら、これほどカッコいいモノはないのではないでしょうか?

女性向けに書かれた作品ではありますが、僕自身が演じてみたいという欲求に駆られるほど、良く書けているように感じます。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」中、最大のボリュームがあり、公演のハイライトとなっています。

 

それだけに、矢島さんに対する要求も高くなります。

昨日も、3時間半に渡ってノンストップでダメ出しを続けていきました。

「きっと、言われている方は嫌になるだろう」と思うぐらい、細かいことを、いちいち直していくのです。

しかし、矢島さんは、挫けることなく食らいついてくるんです。

凄い熱意ですよ。

あの意気込みなら、1ヶ月後の本番には、相当な仕上がりを見せるのではないでしょうか?

(現時点でも相当面白いのですが、もっとスタイリッシュにしていきたいのです)

是非、矢島さんには、頑張って頂きたいですね。

矢島未季は凄い!

 

矢島未季さんの、稽古に臨む姿勢には頭が下がります。

 

矢島さんは、稽古の際には、毎回、大量の荷物を持ってきます。

そして、稽古場に着くと、まず、本番で使う衣装に着替えます。

続いて、三脚の上にビデオカメラを設置して、稽古風景を撮影します。

しかも、デジタル・レコーダーで、ビデオとは別に、音声を録音するのです。

1回の稽古は、約4時間です。

当然、ビデオをリプレイするのも4時間掛かる訳です。

公演への意欲が伺い知れますね。

 

しかも、しかもですよ!

別の作品の稽古に入ろうとすると、急いで衣装を着替えてくるんです。

普通の劇団なら当たり前のことかもしれませんが、僕は驚いてしまいました。

こんなやる気満々な役者さんは、ぷにぷにパイレーツ史上初めてです。

僕も、見習わなくてはいけませんね。

 

さて、今日は、矢島さんと二人で稽古を行います。

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で上演する一番の大作「殺して」の後半の演出を付けていきます。

ブラック・ユーモア・コントではありますが、演技力を見せ付けるような作品となっています。

その分、役者さんが頑張らないと、面白くなりません。

今日も厳しくしごいてきますよ!

究極の動き

 

ぷにぷにパイレーツの公演に初参加する矢島未季さんは、僕の演出に驚いているようです。

「こんなにも動くのか!」って。

 

僕は、とにかく、動きのある舞台が大好きです。

セリフを聞かせるだけの朗読のような芝居もありますが、それだったら、脚本を観客に配って読んで貰った方が良いのではないかと思っているぐらいです。

少しでも余地があれば、演技に動きを付けていきたいと思っています。

普通なら棒立ちでセリフを聞かせたい所でも、僕は、お客様には分からない程度の細かい動きを入れていくのが好みなんです。

 

しかし、実際には、ぷにぷにパイレーツの作品中、動きのないシーンも多く見られる筈です。

「日記」や「幸せ箱」、「ずっと一緒に」等の作品では、微動だにしないシーンを、長々と続けました。

これは、僕にとっては、大いなるチャレンジなんです。

絶対に動いた方が、見た目も華やかだし、分かりやすいし、演者の肉体にとっても楽なんです。

でも、あえて止まってみる!

そうすることで、自分の内側を鍛えて鍛えて鍛えまくる!

肉体だけでなく、心を虐めまくる!

そんなイメージです。

動かない芝居をした後は、全身筋肉痛になりますし、精神的にも相当疲弊してしまいます。

冬でも、全身、汗だくになっているものです。

動かないのは、究極の動きなんです!

 

動かない動きを見ると、お客様も、相当疲れると思います。

ですから、「ぷにぷに!放送禁止コント」祭りでは、沢山動いて、お客様に、気楽に楽しんで頂こうと思っています。

矢島さんや、らく太君にも、たっぷり動いて頂きましょう!

海外ネタは難しい!

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」では、社会風刺コントばかり上演します。

全てのコントが、実際の出来事やニュースに準拠しているのです。

 

今回上演する脚本のほとんどは、夏に書き上げられたモノです。

それから数カ月が経過し、世の中の情勢が、少し変化してきました。

僕は、いつも、その変化を予想して物語を書いています。

しかし、僕の予想以上に、社会に大きな変動が起こっているケースもあります。

特に、海外の情勢などは、あまりにドラマチックに動きを見せるので、半年後を予測するのは不可能に近いんですよね。

今年の初頭に、ビン・ラディンやカダフィが殺されることを想像した人が、日本にどれほどいたことでしょう?

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」には、1本、海外ネタが入っています。

そのネタを取り巻くアメリカ情勢に大きな変化が生じた為、大胆な書き直しの必要性が生じてきました。

本当なら、上演を取り止めた方が良いぐらいですが、半分程書き直せば、何とかコントとして成立させることが出来るのではと思っています。

本番まであまり時間はありませんが、出来る限り、頑張ってみますね。

改めて、海外ネタの難しさを痛感しているところです。

"神楽坂die pratze"が閉館

 

残念なニュースが入ってきました。

"神楽坂die pratze"が、来年7月末で、閉館するそうです。

 

"神楽坂die pratze"は、1994年にオープンし、演劇は勿論のこと、様々なパフォーマンスが行われてきた小劇場です。

特に、コンテンポラリー・ダンスの殿堂として親しまれ、独自のユニークな企画も定評がありました。

劇場内に柱のある変わった劇場ではありますが、他のスペースでは実現できない面白い公演が目白押しで、まさに日本のダンス界をリードしてきた場所だと思います。

 

ただ、以前から、建物の所有者から、マンション建設のため立ち退きを求められていて、十数年間に渡って交渉を続けてきたんだそうです。

また、施設の老朽化も進み、改装していくにはあまりに費用が掛かる為、ついに立ち退きを決定したそうです。

 

諸事情を聞けば仕方ないとは思いますが、やはり、良い劇場が閉館してしまうのは、日本のアート界にとって大きな損失です。

ただハコがなくなるだけでなく、磁場を持った貴重な空間がなくなることが痛いのです。

今後、こんな意欲を持った劇場が、新たに誕生するとは思えません。

(コンテンポラリー・ダンス等は、まったくお金に結びつきませんからね...)

閉館までの9カ月間、是非、皆さんも、この劇場に足を運んで見て下さい。

放送禁止小道具

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」では、久し振りに、小道具を使います。

普段、劇団ぷにぷにパイレーツは、パイプ椅子以外は使わないことにしています。

しかし、「賑やかさや華やかさが欲しい"コント"中心の公演の際は、ほんの少しだけ、小道具を使っても良いかな...」なんて、考えたりもしています。

「コント祭り」の際には、演劇に慣れていないお客様が大勢いらっしゃいます。

ですから、出来るだけ分かりやすく、かつ、舞台も派手に仕立てるために、小道具を有効に活かしていくつもりです。

 

そんな訳で、今回は、結構沢山、小道具が登場してきます。

市販のモノや、手作りのモノが、色々出てきますよ!

 

現在、我が家には、制作中の小道具が散らかっています。

今どきは、パソコンのお陰で、技術や経験がなくても、そこそこ見栄えのする小道具が容易に出来るんですよね。

ありがたい世の中ですね。

劇団員のCさんに手伝って貰いながら(本当は、ほとんど全部Cさんが作っていて、僕はOKを出すだけなのですが...)、空いた時間に、粛々と作業を進めています。

どんな仕上がりになるか、楽しみにしていて下さいね!

「安定供給のために」初稽古

 

昨日の稽古で、初めて、「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のメンバーが揃いました。

(とは言っても、全部で3人ですけど...)

そこで、立川らく太君と矢島未季さんが共演する二人芝居「安定供給のために」を練習しました。

 

やはり、二人揃うと良いですね。

一人では決して出すことの出来ない可笑しさを、実現できます。

また、稽古を進めていく中でどんどん良い感じになっていったので、演出もより過激になっていきました。

その結果、すごく面白く仕上がってきましたよ。

つまらない瞬間が1秒もありません。

矢島さんの演じるギャグ・シーンは、作・演出の僕でさえ、思わず笑ってしまいます。

ラスト近辺は非常に可笑しいんですけど、恐怖で背筋がぞっとしてきます。

我ながら、とても良い出来の作品だと思います。

 

「節電刑事」も稽古しましたが、これまた面白い!

らく太君のキャラクターが、大爆発です。

実に下らないんです。

それでいて、かなりきつい風刺も効いているんですよね。

「こんな過激なブラック・ジョークを上演して、本当に大丈夫なのか?」と不安になったりもしますけど、こんなに可笑しいモノをお見せしないのは罪です。

この際、やっちゃいますね。

 

稽古を重ねていけば、もっともっと面白さが増していくと思います。

お二人には、是非、頑張って貰いましょう!

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」チラシデザイン完成

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」のチラシのデザインが完成しました!

今回のチラシは、「ぷにぷに!赤いカーニバル」で上演したサスペンス作品「ずっと一緒に」の舞台写真を使用しています。

髪を切る演技をしている、非常に緊張感のある写真です。

今度の公演は「コント祭り」と銘打ってはありますが、結局、緊張感のある作品が多いんですよね。

そういった意味では、公演の雰囲気を良く表現したチラシになったのかもしれません。

 

昨日、紙を買ってきたので、これから印刷を行います。

もうすぐ、皆様のお手元にお届け出来る筈です。

今日は、稽古があるので、出演者にもまとめて渡してきます。

 

ちなみに、今日の稽古で、3人の出演者が、初めて揃うんですよね。

どんな稽古になるか、楽しみです。

反復あるのみ

 

「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で、僕は、5本のコントに出演します。

その為に覚えなくてはならないセリフの量は、大体、原稿用紙90枚ぐらいになります。

前回公演の「ぷにぷに!赤いカーニバル」に比べると、かなり少いですね。

とはいえ、完璧に覚えるのは、なかなか大変です。

現在の状況は、8割程度覚えているといった感じでしょうか?

内容は抑えているんですが、細かい単語のレベルで、まだまだ不安定なところがあります。

特に、助詞が、まだ正確ではありません。

実際には、「学校へ行きます」でも、「学校に行きます」でも、大差はありません。

しかし、舞台に掛けるには、演者自身が、一切の迷いや不安を感じずに上演出来なくてはいけません。

(動きも含めて)細部に至るまで、何度やっても寸分の狂いなく演じられなければならないのです。

その為には、反復あるのみ!

時間を見つけては、独り言のように、ぶつぶつつぶやいていきますね。

暗記は早朝に限る

 

今週は、何だか忙しくて、なかなかセリフの暗記に集中出来ません。

そこで、夜、寝る前に覚えようとしていますが、効率が悪いですね。

なかなか頭に入ってきません。

なにやら、脳の周りにブロックが立ちはだかっているような感じで、セリフをはじき返してしまうんです。

やはり、暗記をするなら、早朝に限る!

頭が、まだ柔らかいうちに、セリフを沁み込ませていくイメージですね。

明日からは、出来るだけ早く起きて、暗記に取り組もうと思っています。

ひるむことなく

 

天皇誕生日の「みんなのコンサートVOL.5」で上演する脚本を、昨日、改訂しました。

初稿より、音楽の重要性が高まり、とても華やかな作品に仕上がったように思います。

そして、早速、セリフの暗記に入りました。

これで、この秋に、セリフを覚える作品が6本目になります。

短編が多いとはいえ、結構な量ですね。

でも、最近、コツを覚えたのか、暗記の速度が速くなってきました。

原稿用紙25枚分の文量にひるむことなく、立ち向かっていきたいと思います。

時間の種

 

昨日、久し振りに、本屋さんに行きました。

そしていつものように、創元推理文庫のコーナーを物色しました。

すると、どうでしょう!

欲しい本が、やけに沢山あるんです。

しかも、これまで見たことのないタイトルが、ズラリと、平積みされています。

どうやら、一度に沢山、僕好みの本が出版されたようなんです。

そんな本は、数か月に1点出れば良い方なのに、一気に10冊近くもリリースされるなんて信じられません。

何で、そんな嬉しい事が起こったのでしょう?

 

そのうちの一冊を手に取り、帯に書いてある文字を読んで、僕は納得しました。

それは、入手困難だった名作を集めた「復刊フェア2011」の本だったのです。

品切れ中の文庫作品を対象に、ツイッターで実施したアンケートの結果を参照し、選ばれた銘柄を復刻したそうなんです。

ですから、粒ぞろいの作品群となっていたんですね。

早速、僕は、ジョン・ウィンダム作「時間の種」と、ウィリアム・アイリッシュの「ニューヨーク・ブルース」を購入!

そして、今度は何を買おうか、考えている所です(多分、フレドリック・ブラウンの「73光年の妖怪」になるでしょう)。

 

推理小説や、サスペンス、怪奇、SF好きの皆さん!

是非、創元推理文庫の復刊フェアをお見逃しなく。

急がないと、すぐまた、入手できなくなってしまいますよ!

詳しくは、こちらをご覧下さい。

http://www.tsogen.co.jp/np/archive/fukkan/2011092601

矢島さん、二日連続の稽古

 

2日連続で、矢島未季さんと、稽古を行いました。

昨日は4時間、一昨日は3時間半!

マンツーマンで、しかも、休憩なし!

さぞや、矢島さんは疲れたと思います。

でも、彼女は、意欲をもって付いてきてくれました。

相当な気合いだったと思いますよ。

 

矢島さんは、新劇の劇団出身です。

ですから、いわゆる、文学的な演技を勉強してきたわけです。

ぷにぷにパイレーツとは、考え方が全然違います。

我々は、肉体を重視した演劇を目指していますので...。

 

ですから、矢島さんは、最初、かなり戸惑っていたようです。

しかし、昨日の稽古の後半に、彼女は、何かコツを掴んだようです。

それ以降は、急に芝居が躍動し始めました。

どのシーンも迫力が増し、とても面白くなっていったのです。

 

僕の勘では、もっともっと良くなると思います。

彼女の底力は、こんなものではない筈だからです。

これから1ヶ月半、精一杯、努力して頂きたいものです。