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堂林選手プロ初安打

 

プロ野球は、昨日、セ、パ両リーグが同時開幕し、ナイター6試合が行われました。
投手陣の評判が良く、セ・リーグの台風の目とされる広島カープは、高木新監督の下でリーグ3連覇を狙う中日と、ナゴヤドームで対戦しました。
カープの開幕投手を務めた前田健投手は、拙守もあってリズムが悪く、5回3失点でKOされてしまいました。
また、打線も、中日の吉見投手の前に、沈黙...。
七回まで1人のランナーも出せず、八回に堂林選手のプロ初安打や、神様・前田様の2点タイムリーで、やっと一矢を報いました。
九回は岩瀬投手に抑えられ、結局カープは、4対2で開幕戦を落としました。

敗れはしましたが、収穫十分の開幕戦だったと思います。
プロ3年目の堂林翔太内野手が、ついに、プロ初ヒットを記録したのです。
7番サードでスタメンに名を連ねた堂林選手は、8回2死一塁でまわってきた3打席目に、吉見投手の内角シュートを引っ張り、三塁線を破る二塁打を放ちました。
「(開幕戦は)緊張したし、独特の雰囲気でした。(安打が)1本出るのと、出ないのでは違う。開幕戦で出たことを自信にしたい」と喜びを語っていました。

さすがはプリンス!
1軍デビュー戦で、いきなり結果を残しました。
将来、チームの看板選手になって貰わなくては困る逸材です。
3回にエラーには、目を瞑りましょう!
細かいことは気にせず、どんどんバットを振っていって欲しいですね。

投手陣ばかり話題になるカープですが、こうして新しいバッターも育ってきているのです。
松山、ニックあたりも、今季は相当やりそうです。
昨日だって負けはしましたが、去年まったく歯が立たなかった吉見投手から2点取れたのは大きな自信になります。
間違いなく、カープは強くなっているのです。
他チームの皆さん!
カープを甘く見ていると、痛い目に遭いますよ!


さあ、ここで、僕のペナント・レース大予想です。

セ・リーグ
①広島 ②ヤクルト ③中日 ④巨人 ⑤阪神 ⑥横浜

パ・リーグ
①ロッテ ②ソフトバンク ③オリックス ④西武 ⑤日本ハム ​⑥楽天

どうです?攻めてるでしょ?
多少、願望も入っていますけど、今年はセ・パともに混戦になる可能性があるので、どうなるかはまったく分かりませんよ!
皆さんの贔屓チームは、果たして何位でフィニッシュするのでしょうか? 

 

夏の本公演の共演者決定!

 

具体的に書けなくて、申し訳ありません。

昨夜、あるアーティストの方とお会いしました。
"ぷにぷにパイレーツ"の夏の本公演に出演を依頼するためです。
メキシコ料理を食べながら、2時間程、色々お話しさせて頂きました。
劇団や公演について詳しく説明していくと、とても関心を持って頂けたようでした。
また、お話を聞く限り、僕と非常に似た芸術的嗜好をお持ちのようでした。
お話を進めるうちに、僕たちはどんどん意気投合していきました。
様々な条件面も折り合いました。
最終的に、そのアーティストに、夏の公演に参加して頂くことが決まりました。

非常にレベルの高い芸術家だけに、かなり面白い演劇作品が作れそうです。
また、様々なアイディアやアドバイスも頂戴出来そうなので、新機軸が打ち出せそうな気がしています。
夏の本公演は、間違いなく、これまでにない、まったく新しいものを提示出来ると思います。
皆さんがかつて見たことのない、画期的な公演をお目に掛けるつもりです。

これで、公演コンセプトが、明確になりました。
今後は、早急に脚本を整えていきたいと思っています。
そのアーティストと練習を開始するのはかなり先の話になります。
しかし、そのコラボレーションが、今からとても楽しみです。 

 

マイムの醍醐味

 

来週末の作品発表に向けて、パントマイム作品を考えています。
しかし、なかなか、「これだ!」というものが出来ません。

色々、面白いアイディアは浮かんでくるんです。
シーンとしては、マイムで成立するものになっていると思います。
しかし、そこからストーリーを展開しようとすると、たちどころに苦しくなるのです。
僕の演技力では、見ている人にストーリーが伝わらないと判断せざるをえません。
少しで良いので、セリフを使って良いなら、ぐっと可能性が広がる筈なんです。
でも、それでは、普通の演劇になってしまいますからね。
ぐっと我慢です。

やはり、パントマイムは、ストーリー展開の面白さを見せるものではないんですね。
特定のシチュエーションを伝えるには、マイムより、セリフ劇の方が適しています。
マイムは、人間の普遍的な感情とかエモーションを感じさせるのが、醍醐味なのかもしれません。
と、理屈は分かるんですが、それを体で表現するのが難しい!
とりあえず、今日も体を動かして、面白い動きを探してみます。 

 

気持ち悪さが、気持ち良い!

 

夏の新人公演では、過去に上演して好評だったコントを再演して貰おうと思っています。
改めて、旧作の脚本を読み直していますが、我ながら、面白いですね。
可笑しくて、何度も吹き出してしまいました。
「良くこんなギャグを思い付くなあ...」と、他人事のように感心してしまいます。

ただ、僕の好みで、コントの表面を陰惨なテイストでコーティングしてあるんですよね。
それが、僕にとっては、たまらない魅力になっています。
しかし、真面目な方や、暗示に掛かりやすい方は「生々し過ぎる」とか「気持ち悪い」と感じるようです。
劇場は笑いの渦に巻き込まれているのに、若干名、気持ち悪くなってしまうこともあります。
「もっと軽い笑いを希望します」なんて希望を寄せられることもあります。
お気持ちはもっともですが、それでは、僕の持ち味が消えてしまいます。
申し訳ありませんが、今後も、路線変更するつもりはありません。
ますます、黒い笑いを追求していきたいと思っています。
その気持ち悪さがどれだけ気持ち良いものか、一度劇場で味わって頂きたいですね。 

 

さあ!夏の公演へ

 

朗読会も終わり、そろそろ夏の本公演に向けて、本格的な準備を始めなければなりません。

僕はすでに、次回公演に向けて、新作脚本を2本書き上げています。
先日、改めて読み直してみましたが、大胆な書き直しが必要だと思いました。

まず、諸事情で、夏の公演のコンセプト自体が変わってしまいました。
それに合わせた改稿が求められます。
また、主人公のキャラクターを、より一層、磨き上げなくてはなりません。
現状では、粗筋を伝えるだけの、人形のようにペッタリした存在です。
もっと立体的な人間性を持たせなくては!

ストーリーは大体出来上がっているので微調整ではあるのですが、これには物凄く時間が掛かります。
しかも、実際に動いてみながらセリフを書いていきますので、手間も掛かります。
気力を振り絞って、決定稿を早く仕上げますね! 

 

カシムの死

 

『春風の中で楽しむ世界の童話』で朗読した「アリババと四十人のどろぼう」の動画をアップしました。
まずは、"カシムの死"のシーンをご紹介します。
下記をクリックして、ご覧下さい。


 

 

新人公演の初稽古終了

 

夏の新人公演に向けての初稽古を、昨日、行いました。
参加者は、男女各1名。
それぞれが、丁度2時間づつ、練習しました。

1回目の稽古ですから、いわゆる"本読み"を行いました。
脚本を、声を出して読む練習です。
まずは、しっかり声が出るように、呼吸を意識して読んで貰いました。
最初は喉声だったのが、徐々に、芯のあるしっかりした声に変わっていきました。
また、セリフを通して感情表現を行うコツをお伝えしました。
すると、思いの外早く、感覚を掴んでくれたようでした。
数か月間練習すれば、かなりのレベルになる手ごたえを感じました。

女性の方は非常に勘が良く、すぐに劇的世界に没入できるようです。
僕が指摘する前に、自分でニュアンスを読み取り、演じようとしていました。
一方、男性の方は、とても頭の回転が良く、適切な判断や解釈を行っていました。
良い雰囲気を持っているだけに、イメージの世界を拡げることが出来れば、良い舞台を作ってくれそうです。
二人とも、技術的なポイントを教えていけば、相当面白いコントを演じてくれることと思います。

心配していた"心のバリア"も、初回の稽古で取れたようです。
後は、細かい技術を上げていくだけです。
二人には、それぞれ、一人コントを演じて貰います。
じっくり時間を掛けて、地道に練習して頂きたいと思います。 

 

まずは発声から!

 

朗読会を終えて1週間経ちました。
そろそろ、本格的に、夏の公演に向けて準備をしなくてはなりません。
早速、今日から、新人公演に向けての稽古が始まります。
まずは、基本の発声から、練習して貰おうと思っています。

これまで、ぷにぷにパイレーツに参加してきた新人は、厳密に言えば、べテランばかりでした。
アナウンサーだったり、ディレクターだったり、落語家だったり、人前で喋ることに抵抗のない人たちだったんですね。
演劇の経験がないだけで、パフォーマンスという意味では、みんなプロフェッショナルでした。
だから、比較的スムーズに稽古にはいれました。

ところが、今回参加して頂くのは、本当の新人です。
大勢の観客の前で、まとまったセリフを言ったことのない人たちです。
稽古の中で、上手く緊張をほぐして、大きな声が出るようにしていかなくてはなりません。

ところが、新人さんは、大概、大きな声が出せないんですね。
心理的なバリアが、大きな声を出すのにブレーキを掛けてしまうんです。
大きな声を出すには、本人が大きな声を出すしかありません。
ですから、僕は、そのバリアを取り除くところから始めなくてはいけません。
僕は、心理カウンセラーではないので、上手く出来るかどうか分かりません。
でも、これまでの経験を生かして、精一杯頑張ってきますね。

 

新人公演の演目決め

 

今年の夏、劇団ぷにぷにパイレーツは、新人公演を実現させたいと思っています。
僕は出演せず、演劇経験の浅い人ばかりにお任せするつもりです。
演目は、過去に上演した中で、とりわけ評判の良かった作品を再演する予定です。

現在、その新人公演の演目を検討中です。
すでに、一人芝居「執行人」を上演して貰うことだけは決まっています。
その他の作品については、まだ、決めかねているんですよね。

新人公演の場合、配慮しなくてはならないことが、沢山あります。
例えば、新人さんのキャラクターに作品が合っているか?
どれぐらいの決意で稽古に臨んでくれるのか?
どんなペースで、稽古に参加出来るのか?
二人芝居の場合、新人さん同士の相性はどうか?
などなど、経験豊富な俳優さんとは違った視点で、配役しなくてはなりません。

また、似通ったテイストの作品を続けるわけにもいきません。
かといって、悲劇と喜劇をバラバラに並べたら、観客が混乱してしまいます。
様々なバランスを考えながら、75~80分の公演を構成していきたいと思っています。

実は、明日・24日から、新人公演の稽古が始まります。
今日中に、演目を固めなくてはなりません。
うーん、難しい...。 

 

感謝の誓い

 

昨日、第84回選抜高校野球大会が開幕しました。
その開会式で、21世紀枠で選出された石巻工(宮城)の阿部翔人主将(3年)が、選手宣誓を行いました。
津波で石巻市の自宅が全壊するなどの厳しい経験を踏まえながら、2分15秒のスピーチに思いを込めていました。

阿部主将の自宅も、1メートル90センチ浸水しました。
家の片付けを終えると、今度は、グラウンドのヘドロ除去が始まりました。
避難所に行けば、我先にと、物資をかき集める人を見てしまいました。
家族を思っての行動と分かるだけに「それを見るのが、つらかった」そうです。
そんな中での救いは、全国からの支援でした。
「今まで、ここまで頑張って来られたのも、周りの方の支援があったから。その感謝の気持ちを込めて、自分なりに、一生懸命言ったつもりです」
宣誓を終えた阿部主将は、こう語っていました。

今日は、「感謝」をテーマに被災地の思いを綴った選手宣誓の全文を、ご紹介させて頂きたいと思います。


宣誓。
東日本大震災から1年。
日本は復興の真っ最中です。
被災された方々の中には、苦しくて心の整理がつかず、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。
人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことです。
しかし、日本が1つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。
感動、勇気、そして笑顔。見せましょう、日本の底力、絆を。
我々、高校球児ができること。
それは、全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。


石巻工は、今日22日の1回戦で、神村学園(鹿児島)と対戦します。 

 

「春風の中で楽しむ世界の童話」を振り返って②

 

昨日の続きです。

ケテルビー作曲の"ペルシャの市場にて"の演奏から、「アリババと四十人のどろぼう」がスタートしました。

そして、序盤の登場人物紹介の場面は、普通の朗読スタイルで進めていきました。

やがて、アリババが泥棒のほら穴を見つけるシーンに差し掛かると、ピアノ演奏が重なっていきます。
曲は、グリーグ作曲『ペール・ギュント』より、"アニトラの踊り"です。
演奏が、エキゾチックなムードを、一気に盛り上げていきました。

アリババが見つけた宝の在り処を、兄のカシムが強引に聞き出すまでのシークエンスは、伴奏なしで語ります。
登場人物が4人出てきますので、その演じ分けが醍醐味のパートです。
比較的キャラクターが地味な4人なので、かなりデフォルメして描いてみました。

カシムがほら穴に行き、泥棒たちに惨殺されるシーンには、『ペール・ギュント』の"山の魔王の宮殿"の演奏が入ります。
ピアノが徐々にテンポアップしていき、緊張感を高めていきます。
朗読と演奏が一体となって、かなり迫力を出すことが出来たように思います。

アリババがカシムの死骸を見つけ、それを処理するシーンは、朗読のみです。
ここには、ユニークな人物が沢山出てくるので、それぞれの性別や年齢、性格等を、分かりやすく演じてみました。
文量的にもかなり長い部分なので、観客が退屈しないように、相当強めにメリハリを付けておきました。

女奴隷のモルジアナが、泥棒の手下どもを皆殺しにするくだりを飾る曲は、『ペール・ギュント』から"山の魔王の娘の踊り"です。
この時点で、主役はアリババからモルジアナに代わっていますので、いかに彼女を魅力的に演じるかがポイントとなってきます。
セクシーな動きをまじえながら、可愛らしい女性像を作りだしてみました。

泥棒のかしらをモルジアナが暗殺するクライマックスでは、チャイコフスキー作曲『くるみ割り人形』より"アラビアの踊り"を演奏して貰いました。
この場面は、僕は体の動きをかなり大きくして、朗読というよりは演劇に近いスタイルで上演しました。
僕が少しでも動きの演技を見せると、朗読を聞きに来た子供たちが目をキラキラ輝かせ、集中力が増していくのが分かりました。
みんな口をアングリ開けて、お話の世界に入り込んでいったのです。

エンディング曲は、再び、"ペルシャの市場にて"です。
とても感動的に、約35分の朗読が終わりました。

オープニングからラストまで、まったくダレることなく、お客様全員が楽しんで下さったようです。
特に、朗読の迫力や、人物の演じ分けを評価して下さる方が多くいらっしゃいました。
そして、ほぼ全てのお客様が、ピアノ生演奏とのコラボレーションの素晴らしさを褒めて下さいました。

一般的に、朗読は、単調で退屈なモノになりがちです。
でも、きちんと設計して正しく演出すれば、小さなお子さんたちも十分楽しませることが出来るようです。
今回の朗読で、その確かな手ごたえを掴みました。
この経験を、今後の公演に、是非生かしていきたいと思います。

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。 

 

「春風の中で楽しむ世界の童話」を振り返って①

 

土曜日の「春風の中で楽しむ世界の童話」公演について書きましょう。

当日は、10:30に会場入りしました。
ちょうど、図書館のスタッフの皆さんが、客席の設営を終えたところでした。
早速、舞台のセッティングを、ご一緒に行いました。
ピアノの配置は難しいですね。
ピアニストの姿を見せる為には、どうしてもお客様にお尻を向ける形になってしまいます。
失礼にならない程度に角度を付けて、出来るだけ鍵盤の上を動く指が見えるようにしてみました。
また、楽屋が上手側にありましたので、ピアノは下手に置きました。
朗読者とピアニストの位置が決まったら、それに合わせて照明をセットしました。

ピアニストの吉田幸子さんが到着したので、今度は、サウンド・バランスのチェックです。
アコースティック・ピアノですから、音量は、演奏者が自分でコントロールするしかありません。
僕も、マイクを使わずに朗読するつもりでしたので、ピアノの音量との調整が必要だったのです。
色々試してみたところ、ピアノの音量を少し抑えて貰えば問題ないことが分かりました。
当初の計画通り、僕は、生声で朗読することにしました。

黒澤明子さんが来たところで、朗読会全体の構成を打ち合わせしました。
朗読作品とピアノ・ソロ演奏の順番や、照明・音響についてなど、具体的な演出を決めていきました。
結果的に、なるべく余計なことをしない、シンプルな演出を選択しました。

13:30に開場すると、一気に沢山のお客様が入場されました。
開演時間の14:00には、用意した座席がほぼ全部埋まっていました。
(やはり、多くはお子様連れでしたが、朗読が好きなご年配の方々も沢山見受けられました)
開演前から場内はヒート・アップしていて、朗読を今か今かと待ちわびているのが、楽屋にいても良く分かりました。

まずは、吉田さんのピアノ演奏からスタート。
続いて、黒澤さんの朗読「赤ずきんちゃん」と「かえるの王様」です。
小さなお子さんたちも静かに聞いていて、とても良い雰囲気で進行していきました。

開演から35分ほど経過したところで、黒澤さんに代わって、僕が舞台に登場しました。
僕は、エスニックな衣装を身につけていたので、皆さん、驚きで息を呑んでいる様子でした。
(一般的に、朗読者は、派手な衣装を着ませんので)

文章が長くなったので、今日はこの辺で。
続きは、また明日!

 

初心者向け「演劇ワークショップ」終了しました!

 

昨日、約1ヶ月半ぶりとなる「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催しました。
今回は、まったくの演劇初心者を対象にしたものです。

まずは、「演技とは何か」を問う座学からスタート。
続いて、発声等、本当に基礎の基礎から練習して貰いました。
そして、最後は、ちょっとしたシーンやシークエンスを演じて頂きました。
4時間という短い時間ですから、本当に演劇の表面を撫でた程度のものかもしれません。
でも、演技について、大体のイメージは持ってもらえたのではないでしょうか?

昨日参加した皆さんは、とても意欲的でした。
積極的にどんどんトライして、より深い内容を求めている印象でした。
一般的な演劇ワークショップだと、そこで楽しむためだけに来る人も多いようです。
(世間には、終わった後の飲み会目当てのような人も、大勢いるんです。ワークショップが終わる頃会場に現れる人も、少なくないんですよ)
でも、昨日の参加者は、「自分を変えたい!」という意識を持って、真剣に取り組んでくれました。

僕がやろうとしているのは、表面や外見を飾ることではなく、内面をコントロールしていくことです。
演劇教室というよりは、メンタル・トレーニングに近いかもしれません。
そういった意味では、「自分を変える」ことに繋がっていくことと思います。
昨日、ごく簡単なメンタル・トレーニング法を体験して貰いましたけど、皆さん、その効果にビックリされていました。
ネガティブな発想を変えて、ポジティブになっていく方法があるということに、とても感動している様子でした。
心理を自分で操ることで、演技がよりパワフルに、リアリティを持っていく過程を体感して頂けたようです。

この数時間で、皆さん、心を開放し、凄く面白い演技をするようになっていきました。
この調子で練習していけば、必ずや、演技が上手くなっていくことと思います。
しかも、昨日お伝えした事は、舞台上で役立つだけではありません。
是非、日常生活でも、応用して頂きたいですね。

今年前半の「演劇ワークショップ」は、これで一旦打ち止めにするつもりです。
これからは、夏の公演に向けて、具体的な作品の稽古に入っていきます。
昨日の参加者のうち、一人の女性が「次回公演に出演したい」と言ってくれました。
さあ、気合いを入れて、頑張らなくては! 

 

本日「ぷにぷに演劇ワークショップ」開催します

 

昨日、無事、「春風の中で楽しむ世界の童話」の公演を終えました。

あいにくのお天気だったにもかかわらず、本当に沢山のお客様にご来場頂きました。
満席になった会場は凄い熱気に包まれ、じっとしていても暑いぐらいでした。
およそ75分間の公演となりましたが、まったくダレることなく、皆さんじっくりとお聞き頂いたようです。
特に、お子様方の集中力が高く、騒いだり、走り回ったりするようなことはありませんでした。
お話が佳境に入ってくると、大人以上に、目をキラキラ輝かせて聞き入っていました。
また、ピアノ演奏の評判が良く、朗読との相性を絶賛するお客様が大勢いらっしゃいました。
終演後、大勢のお母様方に話し掛けて頂き、「楽しかった!」「面白かった!」という感想を聞かせて下さいました。
あらゆる面において、大成功と言って良いのではないのでしょうか?
良かった、良かった!

さてさて、公演の余韻に浸る間もなく、本日、「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催します。
今日のワークショップは、完全に初心者向けになっています。
芝居の基礎の基礎を体験頂こうと思っています。
(でも、内容は、かなり本格的ですよ)
13:00から17:00まで、溝の口の大山街道ふるさと館で開催します。
まだ一度もお会いした事のない方も参加されます。
どんなワークショップになるか、楽しみです。
お時間のある方は、遊びにいらして下さいね。
参加費は、1000円です。 

本日「春風の中で楽しむ世界の童話」開催

 

本日、「春風の中で楽しむ世界の童話」の本番を迎えます。

この公演は、主催が品川区立図書館です。
会場の設営や、受付、接客等は、すべて図書館の職員の皆さんが担当して下さいます。
僕は、上演だけに集中すれば良いのです。
本当にありがたいことです。
普段の公演では、制作業務にエネルギーの大半を注がなくてはなりませんので...。

今日は、あいにくの雨模様です。
でも、それに負けずに、皆さんご来場下さいね。
外は冷たい雨が降っていても、きっと会場内は熱い熱気に包まれるでしょうから!
では、午後2時に、荏原文化センターでお会いしましょう!

 

子供向け公演

 

明日(3月17日)に開催する朗読会「春風の中で楽しむ世界の童話」の予約が好調のようです。

本当に沢山のお客様が、詰め掛けて下さるみたいです。

今回も、恐らく、満席になることでしょう。

 

人気があるのは嬉しいんですが、ちょっと微妙な気分になりますね。

"ぷにぷにパイレーツ"の本公演より、朗読会の方が、遥かに人気があるんです。

僕の作品がつまらないせいなのか?

ブラックで皮肉に満ちた僕の作風が不愉快に感じられるのか?

その辺りは、自分では良く分かりません。

 

ただ間違いなく言えることは、子ども向けの公演は、需要があるということです。

映画でも、興行収入の上位は、子ども向け作品が独占しています。

CDの売り上げベスト10を見ても、それは明らかです。

TV番組もそうですけど、今の日本の文化は、子どもさん達が支えているんですね。

 

ということは、"ぷにぷにパイレーツ"が存続を図る為には、もっと子ども向けの公演をやらなくてはいけないのかもしれません。

僕だって、たまには、子どもが楽しめるような作品を上演したりしますが、大人にも喜ばれますからね...。

真面目に考えていった方が、良さそうです。

 

ただ、僕は、そんな善意溢れる作品を書くのが苦手なんだよなあ...。

 

動く朗読

「春風の中で楽しむ世界の童話」の公演が、いよいよ、明後日に迫ってきました。

朗読会ですから本を読むのは確かなのですが、僕の朗読は普通とは少し違います。
とにかく、良く動くんです。
照明の関係で空間を大きく移動することは出来ません。
その代わり、体の色々な部位を動かして、濃い役作りをしています。
体を動かす分、朗読にも圧力が出て、かなりの迫力でお送り出来ると思います。
「アリババと四十人のどろぼう」は残虐なお話です。
僕の朗読スタイルにはピッタリなんです。
子どもさんによっては、怯えてしまうかもしれませんね。
(泣いてしまっても、責任は取れませんので、悪しからず...)

僕の朗読時間はおよそ30分です。
少々長めですが、退屈はさせませんよ。
ご予約頂いた皆様!ご期待下さい。 

「アリババ」の衣装

朗読会「春風の中で楽しむ世界の童話」まで、あと3日と迫ってきました。

僕は、菊池寛作の「アリババと四十人のどろぼう」を読みます。
朗読ではありますが、今回、僕は衣装に凝ってみようと思っています。
エスニックな雰囲気溢れるエキゾチックな衣装です。
とは言っても、今回の朗読会の為に、新たに購入したものではありません。
(公演になるべくお金を掛けないのが劇団のポリシーですから)

今回は、昨年夏の公演『赤いカーニバル』で上演した「魔術師」の衣装をベースにいたします。
いわば、衣装のリサイクルです。
この衣装の力で、少しでも面白い朗読になると良いのですが...。
(いやいや!やはり、朗読そのものにパワーがないといけませんね) 

アラビアンナイト

「春風の中で楽しむ世界の童話」の公演まで、あと4日!
毎朝、一人で、地味に稽古していますよ。
すでにお知らせしているように、僕は、「アリババと四十人のどろぼう」を読みます。
この作品、実は、菊池寛が書いたものなんです。
菊池寛は、他にも、『アラビアンナイト』から題材を採った「アラジンとふしぎなランプ」や「船乗シンドバッド」を執筆しています。
いずれも、子ども向けに、分かりやすい文章で書いてあります。
是非、一度お読み頂きたいと思います。
菊池寛作『アラビアンナイト』は、"舵社"という出版社から発売されています。
"デカ文字文庫"なので、字が大きくて読みやすいですよ。 

 

レパートリーシアターKAZE・アトリエの会

昨日、"レパートリーシアターKAZE・アトリエの会"へ、入会を申し込みました。

"東京演劇集団風"は、僕が最も好きな劇団です。
僕自身、"風"の公演はほとんど拝見させて頂いており、そこから多大な影響を受けています。
"風"は、今年、僕が見たいと思うような、興味深い公演を沢山行う予定です。
スケジュールが合えば、その全公演に伺いたいと思っています。
ただ、各公演とも、当日券は4000円です。
全部見ると、結構、お金が掛かってしまいますよね。
しかし、アトリエの会に入会すると、年会費1万円で、5枚綴りのフリーチケットがゲット出来ます。
5回行けば、半額になる計算です。
さらに、劇団の機関紙も、年に数回届くそうです。
これは、かなり、お得ですね。
大きな劇団には、大概、このような会員制度がありますが、ここまで条件の良いものは少ないのではないでしょうか?

僕は、早速、このフリーチケットを使って、今月末の「セチュアンの善人」の公演を見に行きます。
「セチュアンの善人」は、僕が師匠と仰ぐブレヒト大先生の代表作の一つですから、本当に楽しみです。 

「週末スピーチ塾」初回が終わりました!

昨日、無事、"産経学園・銀座おとな塾"の「週末スピーチ塾」の初回を終えました。
第1回目にもかかわらず、沢山の生徒さんが集まって下さいました。

皆さん、元々、喋りの能力の高い方ばかりでした。
ただ、人前だとどうしても緊張してしまい、上手く話せないという悩みを抱えていらっしゃいました。
そこで、どうやったら緊張しないで喋れるようになるか、その秘策をお伝えさせて頂きました。
本来、メンタルをコントロール出来るようになるには、かなり練習が必要ですし、時間も掛かります。
しかし、昨日は、僅か75分間で、全員のスピーチの雰囲気が大きく変わりました。
喋る人の表情がキラキラ輝き出し、とても魅力的な人物に見えるようになりました。
また、言葉も聞き手の心にしっかり入ってくるようになりました。
なにより、話し手自身が、「喋るのが楽しくなった!」と、感想を語ってくれました。
(メンタル・コントロールをする前より、全員が随分長く喋り、「もっと喋っていたかった」と思った方も数名いらっしゃったようです)
なかには、「昨日の仕事上での失敗をずっと引きずっていたが、(メンタル・コントロール法のお陰で)綺麗にふっきれた」という女性もいらっしゃいました。
「話し方を変えたら、これまでの弱い自分ではなくなったみたいに感じる!」と、複数の受講生の方がおっしゃっていました。

そうなんです。
話し方を変えると、人生観が変わってきます。
生きることも、楽しくなります。
多分、他の「話し方講座」では、このような内容を教えることはないと思います。
興味のある方は、是非、「週末スピーチ塾」を受講してみて下さい。
きっと、毎日の暮らしが豊かになりますよ!

そうそう!
今月18日(日)13:00~17:00に、大山街道ふるさと館・和室にて、演劇ワークショップを開催します。
「週末スピーチ塾」とは内容は違いますけど、メンタル・コントロールについてはしっかりやっていきます。
こちらも参加者を募集中です。
よろしければ、遊びにいらして下さいね。 

「週末スピーチ塾」本日スタート

本日より、僕が講師を務める"産経学園・銀座おとな塾"の「週末スピーチ塾」がスタートします。
思いの外、沢山の生徒さんが集まったようです。
第1回目の今日は、スピーチそのものでなく、その前段階の準備についてお伝えしようと思っています。
特に、「人前では緊張して、上手く話せない」という悩みをお持ちの方には、最適な内容になっている筈です。
スピーチや、おしゃべりが楽しくなる講座を目指します。
どんな生徒さんがいらっしゃるのか、今から楽しみです。

今日は、夜も、銀座でイベントのお仕事なので、残念ながらJリーグの中継を生で見ることが出来ません。
野球も、日本代表の試合が予定されています。
プロ・スポーツが、本格的に始動します。
春の訪れを感じますね。 

首が太い!

体を鍛え過ぎたせいで、首が太くなってしまいました。
元々太かったんですが、さらにさらに極太になったんです。
おかげで、今持っているワイシャツの第一ボタンがしまりません。
今週末、ワイシャツを着る仕事が沢山あるというのに、どうしましょう?
新しく買おうにも、市販のモノは、すべて僕には小さいのです。
今後は、オーダーメイドに頼るしかありません。
それでは、週末には間に合いません...。

首が太いと、舞台で、か弱い役柄が出来なくなるデメリットもあります。
胸板も相当厚いので、役作りをしないで普通にしていると、戦士や兵隊のように見えるかもしれません。
筋肉が付きやすい体質なので、バランス良く体作りをしなくてはいけませんね。 

急遽、「ぷにぷに演劇ワークショップ」開催決定!

3月18日(日)に、急遽、「ぷにぷに演劇ワークショップ」を開催することになりました。
今回は、まったくの演劇初心者を対象にしたモノにするつもりです。
演劇の基礎の基礎の基礎を、丁寧にお伝えしていきます。
また、日々の生活の中で出来る練習法も学んで頂けます。
演劇をやらない方でも、人前で喋ったりする際の参考になると思います。
お気軽にご参加下さい。


●ぷにぷに演劇ワークショップ

・日時:2012年3月18日(日)13:00~17:00
・会場:大山街道ふるさと館・和室(溝の口駅・徒歩5分)
・料金:1000円
・注意:特に、ご用意頂くものはありません。ただ、動きやすい服装でお願いします。
・お問合わせ:劇団ぷにぷにパイレーツHPの"公演予約"の所から! 

レジュメ完成

3月10日(土)に、"産経学園・銀座おとな塾"で開講する「週末スピーチ塾」のレジュメを作りました。
今回はトライアル・レッスンですので、オリエンテーション的な内容にしてみました。
楽しく喋ることの根本を理解して頂く為に、色々なことを体感して頂きます。
こんなことをやる"話し方教室"は、多分、他にはないでしょうね。
「ぷにぷに演劇ワークショップ」で実践して、好評だった内容も取り込んであります。
自分が若かった頃このことを習っていたら、喋りがもっと上手になっていたのではないかと思います。
特に、人前で喋ること自体を苦手とする人にとっては、最適な内容になったと自負しています。
受講生も結構集まったそうなので、どんな講座になっていくのか、今から楽しみです。

3月10日(土)週末スピーチ塾

女優候補が現れました!

昨日、新人劇団員募集の記事を掲載いたしました。
すると、昨日のうちに、関心を持って下さった方が現れました。
それも、女性の方です。
これは凄い!
女優が居つかないことで知られる"ぷにぷにパイレーツ"としては、こんな嬉しいことはありません。
これで、上演出来る作品の幅が広がるかも!

まだ、その女性の出演が決まったわけではありません。
でも、名乗りを上げて頂いただけでも、有難いですね。
今後、詳しいお話をさせて頂いたり、ワークショップに参加して頂いたりして、ぷにぷにパイレーツのことを理解して貰おうと思っています。
なんとか説得して、夏の新人公演に参加して貰わなければ!

勿論、まだまだ出演者を募集していますよ。
出演の枠は、十分空いています。
あと2人ぐらいは大丈夫です。
ちょっとでも興味のある方は、是非一度、ご連絡下さい。 

東北から帰ってきました

 

東北取材から帰ってきました。

被災された方々のお話を、本当に沢山伺ってきましたよ。

 

さてさて、夏の若手公演に出演予定だった女性が、諸事情で出られなくなってしまいました。

このままでは、若手公演とは名ばかりの、おじさん公演になってしまいます。

そこで、再度、出演者を募集いたします。

 

どなたか、コントをやってみたい方はいらっしゃいませんか?

特に、女性は大歓迎です。

ぷにぷにパイレーツは、パワハラもセクハラも一切存在しない、明るい劇団です。

僕の演出が、細かすぎるきらいはありますが、それを経験すれば必ず演技が上手くなると思います。

経済的負担はほとんどありませんし、稽古時間もかなり融通がききます。

しかも、出演すれば、必ず受けます!

爆笑を取ることは、間違いありません。

これまで、50本の作品を上演してきて、受けなかった作品は1本しかありませんでしたから...。

経験も問いませんし、年齢も不問です。

舞台への入門にも最適であると同時に、ベテランにとっても好都合な条件だと思います。

今のところ、6月~8月の開催を考えています。

是非、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

朗読会稽古リポート

作品のアイディアが一向に浮かびません。

だから、僕は、旅に出ます。

被災した東北3県を巡ってきます。

帰ってくるまで、記事を更新出来ません。

その間、僕を探さないで下さい。



さて、先週土曜日の朗読の稽古の様子を、"演劇制作の王様"として知られるじゅん君が、ブログに書いてくれました。

客観的な視点からのリポートとなっています。

良かったら、下記をクリックしてお読み頂きたいと思います。



ランニングワイルド 

「TIME」

 

お薦めの映画をご紹介します。

今回は、「TIME」というSF作品です。

監督・脚本は、『ガタカ』の監督や『トゥルーマン・ショー』の脚本で知られるアンドリュー・ニコル。

主人公ウィルを演じるのは元イン・シンクでソロシンガーとして成功した、ジャスティン・ティンバーレイク。

まずは、ストーリーから!

 

そこは、お金の代わりに"時間"が通貨として売買される世界。

25歳になった時から、体内時計が、余命の時間を刻んでいきます。

スラムゾーンに住む青年ウィルは、余命あと23時間。

しかし、偶然、ひとりの男から100年分の時間をもらい、富裕ゾーンに入りこみます。

そこには、半永遠の命を持ち贅沢な生活を送る人々がいました。

ウィルは、そこで、富豪の娘シルビアと知り合います。

その頃、時間の秩序を守る監視局員たちが、ウィルの追跡を開始していました...。

 

この映画は良いですよ。

まず、なんでこんな世界になったのかといった、余計な説明が一切ない!

非常に不条理な世界なんですけど、それを皆が受け入れているんです。

これって、今の日本と似ていませんか?

また、貧富の差がどんどん開くようになっている社会構造も、象徴的です。

一方、時間を有効に使うのは、時間が限られていることを意識している人間である点も、皮肉なものです。

当然、無理がある展開や、すっきりしないラストといった問題点はありますけど、僕はそんなこと一切気になりません。

エンタテインメントでありながら、強烈な社会風刺を利かせた秀作であると、高く評価します。

 

なんといっても、全ての物価が、余命の時間で換算されるのが面白いですね。

バス料金が2時間、高速道路の料金が1ヶ月、高級ホテルの1泊は1年なんて、凄い発想だと思いません。

我々の貰う給料やギャラも時間を売った代わりに得るモノではありますが、こんな風に、時間で表示されたら、何も買えなくなってしまいますね。

見終わった後、ゾッとする作品であります。

 

最近の映画にしては珍しく、残虐なシーンや猥褻な描写が少ないので、どなたにでもお薦め出来ます。

ただ、後味の良い作品ではありませんが...。