「貝殻」舞台写真

「ぷにぷに!愛の劇場」の最後に上演した「貝殻」の舞台写真をご紹介します。

初めて、パジャマを衣装に採用してみました。

主人公は、入院患者です。

上演時間50分に及ぶ超大作でした。

この記事の更新日:2012年7月31日 11:18 | コメント(0) | トラックバック(0)
「水晶玉」舞台写真

「ぷにぷに!愛の劇場」で上演した「水晶玉」の舞台写真をご紹介します。

水晶玉占い師が主人公です。

迫力のあるキャラクター作りを心がけました。

落ちの可笑しさとともに、動きの面白さを堪能頂けたなら幸いです。

この記事の更新日:2012年7月30日 13:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
「でぶっちょ人形」舞台写真
引き続き、公演の写真をご紹介していきます。
7月16日(海の日)に開催した「ぷにぷに!愛の劇場」から、まずは「でぶっちょ人形」です。

アトリエ無現の真黒な舞台、シンプルな照明の下、身体表現だけをご覧頂く演出になっています。

演技の質も、かつてないやったことのないモノを追求してみました。

まったく違う2つのキャラクターを演じ分けています。

動きが多く、パワーも必要だったので、本当に汗だくになりました。

ユーモラスな芝居が、どんどん不気味になっていくのが見どころです。

この記事の更新日:2012年7月29日 13:25 | コメント(0) | トラックバック(0)
「赤毛のアン」舞台写真

「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真シリーズの最終回です。
今日は、アンコールで上演した「赤毛のアン」ですよ!

世にも恐ろしい写真が続きますから、覚悟して下さい。

立川志獅丸君と脇坂浩司君の2人が出演しました。

脇坂君!カツラが似合いすぎですよ!

うわー!暑苦しい!

お客様は、涙を流しながら、大笑いされていました。

この記事の更新日:2012年7月28日 08:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
「赤毛のアン」舞台写真

「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真シリーズの最終回です。
今日は、アンコールで上演した「赤毛のアン」ですよ!

世にも恐ろしい写真が続きますから、覚悟して下さい。

立川志獅丸君と脇坂浩司君の2人が出演しました。

脇坂君!カツラが似合いすぎですよ!

うわー!暑苦しい!

お客様は、涙を流しながら、大笑いされていました。

この記事の更新日:2012年7月28日 08:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
「Fight The Power!」舞台写真

「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真のご紹介も、今日で4日目となります。

今回は、「Fight The Power!」でいきましょう。

立川志獅丸君と三浦崇史君による、2人芝居です。

すべてにおいて対照的な2人です。

ラップあり、ダンスありの楽しいコントです。

三浦君は舞台初挑戦とは思えません。

爆笑が取れて、本当に良かった!

この記事の更新日:2012年7月27日 07:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
「執行人」舞台写真

「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真シリーズの3回目です。
今日は、「執行人」ですよ!

脇坂浩司君が、ごく普通の小市民を演じています。

ビクビクした演技が、お見事でした。

ほらほら!なんだか不気味でしょ!

沢山稽古をしてくれたので、型も決まってます。

いい表情をしていますね。
この記事の更新日:2012年7月26日 07:08 | コメント(0) | トラックバック(0)
「平成の大仏」舞台写真
「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真シリーズの2回目です。
今日は、「平成の大仏」です。
この作品は、2011年の年末に、僕が上演したものです。
立川志獅丸君は、僕よりお腹に迫力があります。
志獅丸君は、田舎者のキャラクターで上演しましたが、ピッタリでしたよ。
僕が着用した衣装をお貸ししましたが、同じモノを着ていても僕とは随分印象が違うものですね。
ちなみに、僕が着用すると、こうなります。
この記事の更新日:2012年7月25日 07:46 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ニュース寿司」写真
今日から、7月7日に開催した「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真をご紹介していきます。
第一回目は、「ニュース寿司」です。

主演の脇坂浩司君、衣装がバッチリ決まってますね!

動きに苦労していましたが、本番では、しっかりやってくれました。

どうです?堂々たる風格!
ダンスも披露してくれました。
脇坂君には、コメディアンとしての才能があるのかもしれませんよ!
この記事の更新日:2012年7月24日 08:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」へのコメント
「ぷにぷに!愛の劇場」のアンケートに、皆様、沢山ご記入頂きありがとうございます。
公演の感想をお書き頂く設問があるのですが、ほとんどの方が率直にお書き下さいました。
今日は、その主なご意見を、ご紹介していきます。
「あっという間の90分でした」
公演全体の印象を、こんな言葉で表現して下さった方が目立ちました。
役者が一人しか出演せず変化に乏しい筈の舞台を、最後まで退屈せずにお楽しみ頂けたのなら、本当に嬉しいです。
「どんでん返しが良かった」
「落ちが効いていて、良かった」
脚本を褒めて下さる方も、大勢いらっしゃいました。
度重なる"どんでん返し"や、先が読めない展開を楽しんで下さったようです。
感動作「貝殻」ですら、数度の"どんでん返し"が用意されています。
結局、脚本が面白く掛けているから、一人芝居でも90分持つのだと思います。
「パントマイムの動きが印象的でした」
「道具を一切使わずシンプルな舞台なのに、見る側が楽しめるのは凄い」
「人だったり、箱だったり、貝だったり、無いモノが有るように見えた」
「景色が浮かびました」
「映画を見た気になりました」
「小説を読んでいるようでした」
「セリフのないところでも、その雰囲気が伝わってきて、楽しかった」
皆さん、僕の動きを楽しんで下さったようです。
特に、パントマイムを満喫して頂けたようですね。
マイム・テクニックを使うと、場内の集中力が一気に増していくのが、舞台上からも良く分かりました。
まだまだ僕の動きは未熟ではありますが、動きを軸とした演出法が有効であることを確信いたしました。
ますます精進していきたいと思っています。
「サックスとのコラボレーションが素晴らしかった」
「サックスの田口さん、素敵でした」
サックスとの共演は、初の試みです。
サックスの良さを生かし切れたかどうかは分かりませんが、サックスの生演奏でなければ出せない味わいがあったことは確かです。
また、サックスだからこそ出来た演出もあったんです。
田口雄太さんの高い演奏力があったから、公演が成功したんです。
僕はいつも、優秀なアーティストから、沢山のパワーを頂戴しているんですよ。
「"愛"について、きっと数日は考え続けるでしょう」
「色々な愛の形が見られて面白かった」
上演した作品のテーマ性について、深く考えて下さった方もいらっしゃいました。
ご自分の人生に重ね合わせたお客様も、少なくなかったようです。
それぞれの作品に対し、熱い思いを綴って下さった方もいらっしゃいます。
特に、「貝殻」で泣いたという人が多いのに驚きました。
「切ない気持ちが、終演後も抜けない」という声も聞きました。
皆様の心に残る作品になれば良いですね。
色々な感想をご紹介してきましたが、最も多かった意見は、この2つです。
「椅子が固くて、お尻が痛くなった」
「空調が効きすぎて、寒かった」
申し訳ございません!
こればっかりは、僕の力では如何ともしがたい...。
皆様!アンケートにご協力頂き、ありがとうございました!
この記事の更新日:2012年7月23日 07:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
恋愛野球論・しゃべる3時間コラム!

「ぷにぷに!愛の劇場」の総括は、ちょっとお休み!
今日は、昨日行われた、ユニークなイベントについてお伝えします。
「変愛野球論・しゃべる3時間コラム!~カープ前半戦総括&巨大鯉プロジェクト始動SP~」というトーク・ライブに行ってきました。
どんなイベントなのか、PR文を引用させて頂きます。
日本一市民から愛される球団「広島カープ」が好きすぎて、9年間タダで「カープ愛」についてのコラムを書き続けた男/人気放送作家・桝本壮志による"カープファンによる、カープファンのための"変愛トークライブ!
今回はカープの前半戦の戦いぶりを振り返ると共に、本の印税で製作することが決まった「巨大鯉」プロジェクト詳細発表&トークゲストに元カープ選手/長谷川昌幸さんも決定!
内容盛り沢山っ!
この日、ロフトプラスワンはマツダスタジアムに再び変貌を遂げる!!
【出演】
桝本壮志(「変愛野球論」著者・放送作家)
伽奈さん(カープ好き売れっ子モデル)
尾関高文(ザ・ギース・カープ好き芸人)
【スペシャルゲスト】
長谷川昌幸さん(元カープ選手・1995年ドラフト1位)
とにかく、すべてにおいて鯉...、いや濃い内容でした。
僕は、開演45分前に会場に入りましたが、すでに場内は、カープのビジター用ユニホームを着た人たちでいっぱい!
異様な熱気に包まれていました。
すぐに客席は満席となり、まさにすし詰め状態でした。
要は、カープ好きな人たちがカープの話をするのをカープ好きの人が聞くだけのイベントです。
なのに、なんであんなに盛り上がるのでしょう!
爆笑に次ぐ、爆笑!
選手の名前を言うだけで、スタンディング・オベーション!
勝った試合の話をすれば、大拍手が巻き起こります。
出演者がうんちくを話すと、客席からも、それを上回るうんちくが叫ばれます。
みんな、どれだけ試合を見に行ってんの!
どれだけ、情報収集しているの!
特に、女性のファンの皆さんの熱さが、半端じゃない!
みんな、カープを好きすぎるんじゃありませんか?
この方達は、普段、周囲から浮いているんじゃないかと心配になる程でした。
元・投手の長谷川さんが登場した瞬間は、興奮が最高潮に!
みんな、完全におかしくなっていましたね。
3時間も話を聞くだけって、普通なら疲れますよね。
しかし、大好きなカープの話なら、楽勝です。
というより、3時間では短すぎて、全然物足らない!
軽く、27時間はいけますよ。
一人の選手の話だけでも、3時間じゃ短いぐらいです。
いやー!カープって、なんて話題が豊富なんでしょうね!
このイベントは、カープ・ファン以外の方には、まったく面白くないものだと思います。
しかし、一度、カープを愛した人には、たまらなく魅力的なものです。
とりわけ、関東のカープ・ファンの熱さったらないですよ。
最近、神宮や横浜スタジアムのレフトスタンドで観戦しようと思ったら、開場前に並んでないと入れないことが多いんですから。
マツダスタジアムより確実に熱いです。
ですから、昨日のようなイベントが、広島ではなく、東京で開催されるんでしょうね。
あまりに好評なので、秋にも、このイベントは開催されるもようです。
カープがCSに進出して、明るいトーク・ライブになれば良いのですが...。
カープ好きの皆さん!
これからも、どんどん応援していきましょう!

この記事の更新日:2012年7月22日 08:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」人気投票
毎公演恒例となっている、作品別人気投票の結果を発表します。
「ぷにぷに!愛の劇場」では、3つの作品を上演しました。
ご来場頂いたお客様にご記入頂いたアンケートには、「気に入った作品があれば、丸を付けて下さい」という項目があります。
その丸の数から、人気ランキングを判定いたしました。
では、ベスト3の発表です!
(4位以下の作品については、ご紹介いたしかねます)
まず、昼の部です。
第3位:水晶玉
第2位:でぶっちょ人形
第1位:貝殻
「でぶっちょ人形」と「貝殻」で接戦となりましたが、僅差で「貝殻」トップになりました。
続いて、夜の部です。
第3位:水晶玉
第2位:でぶっちょ人形
第1位:貝殻
ソワレでは、「貝殻」の圧勝となりました。
最後に、昼・夜を総合したランキングです。
(総合しなくても、もう分かっていますよね!)
第3位:水晶玉
第2位:でぶっちょ人形
第1位:貝殻
結局、3つのデータすべて、同じような結果となりましたね。
予想通り、「貝殻」が、バランス良く、好評を得たようです。
50分近い大作でもありますし、誰もが共感出来る内容になっている筈です。
また、演劇通、パントマイム通の方にもご満足頂けるよう、相当厳しい演出にしてみました。
スケール感も大きく、「ああ...、芝居を見たなあ」という手ごたえを感じた方も少なくなかったようです。
むしろ、僕自身は、多くの方が「でぶっちょ人形」を受け入れて下さったことに驚いています。
実験的な作品ですし、非常に後味の悪い結末になっています。
笑えるものでもなく、モヤモヤした形で終わっていく作品です。
それでも、演劇ならではの表現形態を理解して頂き、その面白さを感じて下さった方が大勢いらっしゃったことに、嬉しい誤算を感じています。
お客様は、大概、ハッピーエンドが大好きですけど、そうでなくても十分満足していただけることが良く分かりました。
こうなってくると、次回は、より実験性を高めて、もっともっと冒険していきたいと思っています。
皆様がかつて見たことのない、新しい世界をクリエイトしていけるよう、頑張っていきますね!
この記事の更新日:2012年7月21日 08:03 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」を振り返って③
「ぷにぷに!愛の劇場」のマチネを終えると、頭が痛くて仕方ありません。
目を開けていられないほどでした。
軽い熱中症だったんでしょうね。
冷房を強くしてもらって、差し入れで頂戴したドリンクをがぶ飲みすると、30分ぐらいで、症状は軽くなっていきました。
本番前に、1リットルほど水分を摂取してはいたのですが、それでは足りなかったようです。
今後、夏の公演は、もう少し軽い作品を混ぜた方が、良いのかもしれませんね。
中盤で体を冷却する時間を作らないと、とても持ちません!
ゆっくり休んでいたら、あっという間に、17:00になっていました。
慌てて、客席の準備に取り掛かりました。
ソワレは、マチネの3~4倍のお客様がお越しになることになっていました。
ですから、客席のレイアウトを根本から変えて、座席を設置し直しました。
17:30に、ソワレ公演の開場をしました。
続々、お客様が入場されて、受付は大忙しです!
(座長の僕は、受付に立って、皆様をお迎えしているんですよ)
ただ、JRで事故があったらしいんですね。
18:00の開演時間に、まだ到着されていないお客様も、大勢いらっしゃいました。
少し開演を遅らせましたが、あまり皆さんをお待たせする訳にもいきません。
18:05に開演することにいたしました。
ソワレのお客様は、演劇初体験の方を中心に、芝居を見慣れていない方が多かったんです。
ですから、志獅丸君に、たっぷり前説をお願いしました。
志獅丸君は、上手に喋ってくれて、笑いも沢山取っていました。
まるで、落語家みたいでしたよ!
外気温が下がったのと、冷房を少しだけ強めたのとで、ソワレは僕にとっては上演しやすい環境になりました。
「でぶっちょ人形」を、最初から飛ばして演じてみたんですが、全然平気でした。
勿論、汗は出るのですが、頭が痛くなったりはしないんですね。
「これでもか!」というぐらい、みっちりやっておきました。
恐らく、マチネより、数分長くなったのではないでしょうか?
今回、客席には10代の若い女性が多かったのですが、この作品の後半の不気味なムードに、恐怖で震えあがっていたようです。
してやったり!
「水晶玉」の衣装を、マチネの後、干しておいたんですが、まったく乾いていませんでした。
グショグショに濡れた、冷たいTシャツを着る羽目になってしまいました。
でも、一旦、舞台に出てしまえば問題ありません。
グイグイとパワーで押してみました。
マチネではラストで笑いが起きましたが、ソワレでは"落ち"に感心して「なるほど!」という雰囲気になりました。
この作品は万人受けするもので、どなたにもお楽しみ頂けたようです。
「貝殻」の上演中、客席は凄い雰囲気になりました。
皆さん、作品の世界に取り込まれてしまったようです。
全員が微動だにせず、じっと舞台に集中していらっしゃるのが良く分かりました。
特に、中盤の幻想的なシーンに入ってからは、皆さんの目玉が飛び出してきて、僕に襲いかかってくるのではないかというぐらい、凝視されていましたね。
何人かの方にお話を伺いましたが、「見ていて、息苦しくてたまらなかった!」「呼吸をするのを忘れてしまった!」という声が聞かれた程、真剣にご覧頂けたようです。
動きは少ない作品ながら、体力を振り絞って上演した甲斐があったというものです。
中高年向けに作った作品ではありますが、若い女性たちが涙をこぼされていたとのことです。
「貝殻」も、マチネより、大幅に上演時間が伸びてしまいました。
無言のシーンの間が、随分たっぷり取れたのでしょう。
終演後のアンコールでも長々と喋ってしまい、結局、お客様が全員退出されたのは20:00を過ぎていました。
でも、皆さん、楽しく時間を過ごされたようで、劇場を立ち去り難くなった方もいらっしゃったようです。
舞台上で記念撮影をしたりして、良い雰囲気でに包まれていました。
大急ぎで片付けを行い、20:30に劇場を退出!
出演者やスタッフで、打ち上げに出かけました。
アンケートを読んでも好評の声が多く、皆様に喜んで頂けたようです。
正直言って、マニア向けのちょっと難しい内容ではあったのですが、演劇に馴染みのない方にも、十分楽しんで貰えたんですね。
とても嬉しく思っています。
何をもって成功と呼べば良いのかは分かりませんが、まずは「大成功」と言っても良い成果を手にしたのではないでしょうか。
これもひとえに、ご来場頂いた皆様、そして公演に力を貸してくれた出演者&スタッフの尽力によるものです。
今、改めて、感謝しているところであります。
皆さん、本当にありがとうございました!
この記事の更新日:2012年7月20日 07:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
ロウミンさんのブログに!
いつも大変お世話になっている、パントマイム・アーティストのロウミンさん!
海の日の「ぷにぷに!愛の劇場」を観劇して下さった上に、その感想をブログにお書き下さいました。
さすが舞台人だけあって、上演の様子を文章でとても上手く表現して下さっています。
是非、ご一読頂きたいと思っています。
下記をクリックして、お読み下さい!
「ロウミン一人立ち」
この記事の更新日:2012年7月19日 09:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」を振り返って②
「ぷにぷに!愛の劇場」を振り返る2回目です。
13:30にマチネの開場を迎えました。
今回、昼の部の客席は、若干薄めでした。
あまりの猛暑に、昼間、出歩くのを嫌った方が多かったのかもしれません。
予約された方全員が、13:55には着席されたので、14:00丁度に開演しました。
まずは、立川志獅丸君の前説です。
冗談を交えながら、諸注意を告げる中で、良い雰囲気を作ってくれました。
昼の部は、お客様が少なめだったので、冷房を抑えめにしておきました。
そのせいか、「でぶっちょ人形」を始めて数分後に、僕は汗だくになってしまいました。
客席と違って、舞台上は強いライトが当たるので、物凄く暑いんですね。
ましてや、休みなく動き回りますから、体が冷える間がありません。
15分後には、舞台上のあちこちに、汗の池が出来ていました。
「でぶっちょ人形」は、度重なるどんでん返しが売りの作品です。
どんでん返しが起こるごとに、客席から、ため息や、「ああ...」という微かな声が聞こえてきました。
皆さん、劇中の世界に引き込まれていらっしゃったんでしょうね。
中盤に、パントマイムの芸をまとめて披露するシークエンスがあるのですが、そこでお客様の集中力がグッと上がるのが実感できました。
また、ラストの方はかなり陰惨な描写が続くのですが、劇場全体がその嫌なムードに包まれているのが僕には良く分かりました。
「水晶玉」は、最も激しく動く作品なので、滝のように汗が流れました。
でも、パワーを発散するキャラクターなので、逆に、汗が全然気になりませんでした。
力でねじ伏せるイメージでグイグイ押していき、落ちでストンと笑いを取れるように頑張りました。
この作品は、人によって、落ちが分かるタイミングがずれるように設計してあります。
つまり、笑いが、さざ波状に起こるように仕掛けてあるのです。
その狙い通り、最後に2分間は、劇場のあちこちで、クスクス笑いが巻き起こっていました。
爆笑が一気に炸裂するのも気持ち良いですけど、五月雨式に笑いが発生するのも、また良いモノですよ!
この作品は、特に、演劇にあまり馴染みのない方に好評頂きました。
「貝殻」は、動きは少ないながら、体の内部にものすごく負荷を掛けて上演します。
ですから、結局、大量の汗をかいてしまいました。
脇の下や首の周りは勿論、背中一面、衣装のパジャマの色が変わっていたそうです。
しかし、この主人公は、意識を内に込め、陰のパワーを全開にしています。
お陰で、案外暑さは、平気でした。
上演時間45分を超える大作ながら、僕の中では、あっという間に終わってしまいました。
上演中の記憶がほとんどないぐらい、集中出来たように思います。
異様な緊張感に包まれた状態で、最後の暗転を迎えました。
アンコールで何か喋ろうとしましたが、何も言葉が出てきません。
「貝殻」の世界から現実に戻るのは、結構、時間が掛かるんですね。
なんだか要領をえない喋りをしてしまったように記憶しています。
この点は、反省ですね。
でも、田口雄太さんのサックス演奏で盛り上げて貰って、なんとか良い雰囲気でマチネを終えることが出来ました。
お客様も、大変満足されていたように思います。
とりわけ、舞台活動をされている方々からお褒め頂き、とても嬉しく感じました。
(続く)
この記事の更新日:2012年7月19日 08:00 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」を振り返って①
「ぷにぷに!愛の劇場」を開催した7月16日(海の日)を振り返ります。
晴天に恵まれ、猛烈に気温が上がり始めた午前10時。
「ぷにぷに!愛の劇場」のスタッフは、アトリエ無現に集合しました。
今回、立川志獅丸君に、最初からお手伝いをお願いしたんですが、集合時間の随分前に現地に来ていたのに一同ビックリ!
やれば出来るじゃん!
すぐに、劇場内を整えて、照明合わせを始めました。
舞台照明は、いわゆる地明かりなので、あっという間に、調整を終了しました。
ただ、サックスとの共演は初めてだったので、その立ち位置と明かりをどうするかを、色々検討しなければなりませんでした。
考えていても仕方ないので、サックス奏者の田口雄太さんに実際に立ってもらって、様々なパターを試していきました。
そうすると、青い光を当てるのが、僕のイメージに最も近く、またカッコいいということが分かりました。
(青には、"海"の印象もありますもんね。なにせ、"海の日"ですから)
僕は民主主義的な座長なので、スタッフみんなの意見に耳を傾けます。
全員の意見が一致したところで、照明プランが確定しました。
明かりを変えるタイミングや光量などは、照明担当者の意見を、出来るだけ尊重しています。
明かりが決まったところで、11時頃から、場当たりを開始しました。
まずは、照明が変わるシーンを、スタッフ一同に認識して貰います。
僕は、作品の上演中に明かりを変えることを是としていません。
したがって、一般の劇団に比べると、照明プランは、凄く簡単だと思います。
作品が始まる時と終わる時、サックスのソロ演奏の時という3つのパターンしか、照明の変化はありません。
例えば、「下手にゆっくり歩きだしたら暗転」とか、「片膝が床に付いたら暗転」といった、非常に分かりやすいきっかけです。
ですから、開演4時間前集合でも、全然問題なく、上演出来てしまうんですね。
実は、照明に凝ると、とてもお金と時間が掛かってしまいます。
むしろ肉体を鍛え上げて、照明効果を必要としないスタイルを希求していく方が賢いのではないかと、僕は思っています。
照明が目立って活躍する舞台も素敵ではありますが、それは他の劇団にお任せします。
また、今回、我々は、PAを一切使用していません。
音楽や音響効果は、すべて、サックスの生演奏によるものです。
音響機器や音響担当者が不要という、画期的な上演スタイルです。
それにより、人員削減、時間短縮、省エネルギー(節電)が実現できます。
しかも、うっかりミスを減らすことも可能なんです。
(僕の好みからすると)演劇は、少ない人数で行った方が、絶対良いんです。
ただし、動員は伸びませんが...。
一人芝居ですし、一旦上演が始まってしまえば、舞台上での変化はほとんどありませんから、ゲネプロは行いません。
サックスとの絡みの部分だけチェックして、12時15分頃から昼食休憩に入りました。
余った時間、僕は実際に舞台に立ち、歩きながら間尺を計ってみたり、動きの大きさを確認してみたりしました。
田口さんは、サックスを吹いて、響きをチェックしていたようです。
ちなみに、この劇場のサウンドは適度にデッドで、演奏しやすかったそうですよ。
13時から、客席のセッティングを始め、13:30には無事開場。
客入れを始めました。(続く)
この記事の更新日:2012年7月18日 08:53 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」大成功!
昨日、無事、劇団ぷにぷにパイレーツ第16回公演「ぷにぷに!愛の劇場」を終了いたしました。
お陰様で、劇場は大変な熱気に包まれ、素晴らしい盛り上がりの中、終演することが出来ました。
特に、ソワレにはお客様が大勢お越し下さり、危うく座席が足りなくなるところでした。
(補助席を出して、何とか対処出来ました)
上演中、お客様全員が凄く高い集中力を持ってご覧下さり、劇場が緊張感に包まれていたように思います。
作品のクライマックス部分では、誰ひとり、微動だにしていなかったのが印象に残っています。
「でぶっちょ人形」に、恐怖を覚えた女性たちもいらっしゃいました。
「水晶玉」では笑いが巻き起こりました。
「貝殻」に、涙をこぼした方も少なくなかったようです。
こんなに真剣にご覧頂けるなんて、本当にありがたいことです。
暑い中、わざわざ劇場まで足を運んで下さった皆様には、いくら感謝しても全然足りません。
また、スタッフの協力がなければ、今回の公演の成功はありえませんでした。
皆様に支えられているからこそ、こうやって舞台活動が続けられるんですよね。
今は、感謝すること以外、何も思い付きません。
改めて、ありがとうございました!
「ぷにぷに!愛の劇場」の公演の詳細や、舞台写真等は、これから毎日UPしていきたいと思っています。
また、「ぷにぷに!七夕祭り」の写真も、面白いモノが沢山撮れています。
皆さん、是非、チェックして下さいね!
この記事の更新日:2012年7月17日 08:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
本日、「ぷにぷに!愛の劇場」開催します!
いよいよ本日、「ぷにぷに!愛の劇場」の本番を迎えます。
"人事を尽くして天命を待つ"といった心境です。
楽しみな半面、実験的な作品を皆様に受け入れて頂けるか、心配でもあります。
でも、他の劇団では絶対に見ることの出来ない特異な作品群です。
かつてない体験を味わって頂ける筈です。
僕は、大道具も、小道具も、セットも、効果音も、照明効果も、一切使いません。
音楽はサックスの生演奏のみ!
照明は、ただ舞台を照らすのみ!
道具類は、すべてパントマイムで表現いたします。
演者の肉体だけで勝負する、超ストイックな舞台です。
また、役者は無言のシーンも多く、音楽で心情を表現するようになっています。
しかし、毎度、居眠りする人もおらず、お客様には最後まで集中してご覧頂けているようです。
自分で言うのもなんですが、今回は、かなり面白く、分かりやすい3作品が揃っています。
演劇に馴染みのない方にこそ、ご覧頂きたいと思っています。
空席は、たっぷりあります(特に、マチネ)。
3連休の最終日に、特にご予定ない方がいらっしゃいましたら、ぶらりと遊びにいらして下さい。
なお、最少のスタッフで運営していますので、本日我々に連絡を取るのはかなり難しいと思います。
直接、劇場受付までお越し下さい。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
改めて、本日の公演の概要をご紹介します。
●第16回公演 「ぷにぷに!愛の劇場~3つの歪んだ愛の形」
*公演日: 2012年7月16日(祝日・海の日)
*開演時間: 14:00 & 18:00(開場は、開演の30分前)
*上演時間: 約100分を予定
*会場: アトリエ無現(田園都市線・駒沢大学駅東口より徒歩7分)
*料金: 当日2500円
*作・演出・出演: 石崎一気
*サックス演奏: 田口雄太
*上演作品
「でぶっちょ人形」「水晶球」「貝殻」
*公演コンセプト
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、サックス生演奏とのコラボレーションとなります。
これまで以上に、パントマイム演技を前面に押し出した、分かりやすく楽しい内容になっています。
写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。
なお、一部の作品に、多少刺激的な表現がございます。小さなお子様には、お薦めいたしかねます。予め、ご了承下さい。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
*田口雄太(たぐち・ゆうた)プロフィール
神奈川県出身。2010年昭和音楽大学を卒業後、同研究科に進み学長賞を得て修了。
東京都交響楽団をはじめとする在京オーケストラの公演に参加
。NHKドラマのエキストラ出演など演奏活動を展開している。
また、神奈川内のスクールバンドや市民バンドの指導者、指揮者として活動している。
サクソフォンを新井靖志、福本信太郎、松井宏幸、武藤賢一郎の各氏に、室内楽を新井靖志、中川良平、福本信太郎、武藤賢一郎の各氏に師事。現在県立逗子高等学校嘱託顧問。
そうそう!
ここまで気温が上がってくると、劇場に冷房を入れない訳にはいきません。
ただ、長時間、空調の効いた部屋でじっとしていると、案外、寒く感じるものです。
寒がりの方も、そうでない方も、念のため、羽織るものを1枚お持ちになることをお薦めします。
では、後ほど、アトリエ無現でお会いしましょう!
この記事の更新日:2012年7月16日 07:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!
「ぷにぷに!愛の劇場」が、いよいよ明日に迫ってきました。
毎度そうですけど、前日に、そんな実感を感じることがなかなか出来ません。
結局、演劇作品は完成するものではなく、その時点で出来る最大限のことをやるだけだからなんでしょうね。
再演すれば、間違いなく、初演より良くなる確信があります。
ですから、気負うことなく、「自分の成長の過程を、皆様に見て頂こう!」というぐらいの気持ちで臨むようにしています。
上手くやろうと力んだ所で、急にレベル・アップ出来るものではありませんからね。
さて、公演前日ともなると、書きたいことは山ほどあるのですが、逆に多すぎて書き切れません。
そこで、思い付いたことを思い付いたままに記しておきます。
「水晶玉」用の衣装を買ってきました。
アジア雑貨の店で、1000円程で売っていたものです。
でも、一見、1万円以上に見えますよ。
最初は、「魔術師」と同じ衣装でいいかなと思っていました。
でも、劇団ぷにぷにパイレーツは、リピーターのお客様が非常に多いのです。
ですから、2年連続で同じ衣装で出演するのも失礼かと思いまして、購入することにいたしました。
インド製とあって、とても涼しいのがポイントです。
去年、「魔術師」で舞台に汗の水たまりを作った僕としては、通気性の良さは欠かせない要素です。
(自分の汗で、足を滑らせそうになりました)
今回上演する3作品の中で最も動きの激しい「水晶玉」に、ぴったりの衣装となりました。
色合いも涼しげで、海の日に相応しい雰囲気ですよ。
出演者やスタッフの集合時間にも、頭を悩ませています。
出来れば、みんなに朝早くから集まって貰いたいのですが、待ちの時間が多すぎるとかえって疲れてしまいます。
それぞれが無駄な時間を過ごさなくて済むよう、全員に違う集合時間を告げました。
細やかと言えばそうですが、自分でも、誰が何時に来るのか、タイム・スケジュールを見ないと分からなくなってしまいました。
公演制作の仕事は、第16回公演を数えても、なかなか上手く出来ません。
パンフレットを印刷したり、ご予約頂いた方々の名簿を作成したり、受付周りの張り紙を準備したり、細々した仕事が沢山あります。
本番直前は、稽古をしている余裕は、あまりありません。
もし、大道具や小道具を使う劇団だったら、どんなに大変だったんでしょうね?
そんな普通の劇団に比べると、うちは本当に楽です。
ぷにぷにパイレーツに入団して、良かった!良かった!
(自分で作った劇団ではありますが...)
あとは、この文章を読んでいる方が、一人でも多く劇場に足を運んで下さることを祈るだけです。
特に、マチネ!
昼の部にご来場されたら、あまりにラグジュアリーなスペースに驚かれることと思います。
お一人お一人が、スイート・ルーム並みのゴージャスな広さを確保出来ます。
まさに、ファースト・クラスでの観劇体験!
どんな高級劇場よりも、ゆったりとご覧頂けます。
ご希望でしたら、マツダ・スタジアムのネソベリアのように、横になって頂いても結構です。
(急に暑くなってきたから、昼間に出かけるのを敬遠する方が多いのでしょうか?)
これからご予約されるなるなら、マチネをお薦めいたします。
さあ、そろそろ稽古を始めないと!
なんだかんだ言っても、やはり作品の出来が良くないと意味がありませんからね!
この記事の更新日:2012年7月15日 07:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」あさってに迫る!
気が付けば、「ぷにぷに!愛の劇場」の本番が、明後日に迫ってきました。
お陰様で、この時期になると、駆け込みのご予約が、沢山飛び込んできます。
一方、夏の公演の場合、本番直前に体調を崩される方が多いんですね。
ですから、キャンセルの連絡も、連日、数多く舞い込んできます。
メールが来るたびに一喜一憂している、今日この頃であります。
さて、本番直前になると、作品全体が俯瞰出来るようになるのでしょうか?
どんどん、新たな演出のアイディアが浮かんできます。
思い付いてしまったら、試さずにはいられません。
すると、それらのアイディアが、案外良いんですよね。
そうなると、新演出を採用せざるをえません。
この時期に演出を変えるのもどうかと思いますが、僕の中で心の動きがしっくりくる方を選ぶのは当然です。
今頃になってバタバタしておりますが、それがまた楽しいのです。
最後の一瞬まで、悪あがきをしていきますね。
ここ数日、稽古をしていると、今回上演する3作品いずれも「良い作品だなあ!」としみじみ思います。
特に「貝殻」は、構成が超緻密な上に、深いテーマ性もあり、稽古する度に自分自身で感動しております。
僕が上演するのであまりカッコよくはなりませんが、主人公のキャラクターがとても素敵に思えます。
勿論、僕の分身ではありますが、案外、いい奴なんですよ。
このキャラクターは、皆さんに、きっと気に入って貰えると思います。
また、「でぶっちょ人形」も、良く出来た話ですね。
凝りに凝った構成で、自分でも惚れ惚れします。
ラストの落ちなんて、最高に悪趣味で、面白いと思いますよ。
動きの特異さが目立つ作品ではありますが、是非、ストーリー展開にも注目して下さい。
振り返ってみれば、今回の公演の企画を始めた当初は、アートな作品を並べる予定でした。
しかし、今になってみると、全編、物凄いエンタテインメントな内容になってしまいました。
制作者の意図通りにいかないから、演劇ってやめられないんでしょうね。
この記事の更新日:2012年7月14日 07:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
決断出来ない!
7月16日(海の日)の「ぷにぷに!愛の劇場」まで、今日を入れてあと4日!
そろそろ、制作の準備を整えなくてはいけません。
劇場で皆様にお配りするパンフレットとアンケート用紙は、既に完成しており、印刷するだけです。
劇場周りの様々なモノは、「ぷにぷに!七夕祭り」の際にひな型が作ってありますので、少し修正するだけで大丈夫です。
スタッフ・ワークの方は、準備万端といったところです。
しかし、実はまだ、衣装が確定していません。
「水晶玉」と「貝殻」の衣装は、かなり前から、決まっているのです。
しかし、「でぶっちょ人形」に関しては、なかなか決断出来ないんですね。
何を着ても大丈夫なお話だけに、決めかねているんです。
見栄えも重視したいし、暑さ対策も忘れてはいけません。
きっと、大量の汗をかくでしょうから、それに対応した生地のモノにしたいという気持ちもあります。
なにより、かなり激しく動きますから、その動きに対応できる形状であることが求められます。
本当はスポーツ・ウェアが良いのですが、そういう訳にはいきませんからね。
いまだに悩んでいます。
(衣装を悩むのも、演劇制作の楽しみではあるのですが...)
準備は概ね順調に推移しているのですが、一点だけ問題が!
例によって、動員があまり伸びません。
18:00開演のソワレは良いのですが、14:00開演のマチネのお客様が少ないんです。
ガラガラの客席には慣れっこになっているとはいえ、もう少し頑張らないと!
「見たくない!」と思っている人の首に縄を付けて引っ張っていく訳にはいきません。
でも、少なくとも、公演の良さをもう少しアピールしていかなくてはいけませんね。
もうひと押し、頑張ろう!
この記事の更新日:2012年7月13日 08:31 | コメント(0) | トラックバック(0)
どんでん返しの魔術師
「どんでん返しの魔術師」!
もし、脚本家としての自分にキャッチフレーズを付けるとしたら、こうなります。
僕は、コント、喜劇、悲劇、ラブ・ストーリー、サスペンス、ホラー、SF、感動作等、様々なジャンルの作品を書いています。
それぞれ、スタイルはバラバラで、一貫性がまったくないように見えるかもしれません。
しかし、いかなるタイプの作品であっても、僕は、必ず"どんでん返し"の要素を入れています。
どんな小品でも、意外な結末を迎えるようにしてあるのです。
大上段に振りかぶって、"どんでん返し"のテクニックを見せ付ける作品もあります。
逆に、お客様には"どんでん返し"と気付かれないように、こっそり潜ませてある場合もあります。
僕の好みは、"どんでん返し"が1回だけではなく、2回、3回と、何度もどんでん返っていく華やかな作品です。
出来れば、作品が終わった後も、お客様の心の中で、永遠にどんでん返り続けて行くような作品を作っていきたいと思っているぐらいです。
日本に脚本家は大勢いますが、僕ほど"どんでん返し"を多用し、売りにしている人はいないと確信しています。
(僕自身、こんなに"どんでん返し"の多い演劇作品は、かつて見たことがありません)
とにかく、結末が読めない意外な展開のお陰で、ほとんどのお客様が飽きることなく最後まで楽しんで下さっているのだと思います。
また、最後に強烈な落ちが用意してあるからこそ、皆様に「観劇後の後味が良い」と言われるのではないでしょうか?
映画にしろ演劇にしろ、お客様は、本当に"どんでん返し"が大好きなんです!
7月16日(海の日)に開催する「ぷにぷに!愛の劇場」は、"どんでん返し"満載の公演となっています。
とびっきりの"どんでん返し"を、大量にご用意しています。
公演全体で、一体、何回、どんでん返すんでしょう?
回数だけでなく、"どんでん返し"の大きさも、過去最高だと思っています。
事前に脚本を読んだ人は、皆さん、途中で何度も「え~!」と驚いておりました。
読後には、「まったく展開が読めなかった」とも言っていました。
自分でも、ストーリーには自信があります。
特に、今回は、演劇初心者でも内容が分かりやすいように、平易な文体で書いておきました。
きっと、どなたにでもお楽しみ頂ける筈です。
是非是非、僕の仕掛けた"どんでん返し"に引っ掛かって頂きたいと思っています。
もし、上演の途中に結末が読めたとしたら、あなたは相当な演劇通です!
この記事の更新日:2012年7月12日 08:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
「貝殻」のご紹介
「ぷにぷに!愛の劇場」の最後に、超大作「貝殻」を上演します。
上演時間は、なんと45分ちょっと!
過去最長です。
僕自身、「貝殻」は。自分の書いた脚本の最高傑作ではないかと思っています。
娯楽性と芸術性、テーマ性をバランスよく兼ね備えた、見事な作品となっています。
(誰も言ってくれないので、自分で言っちゃいます)
毎日、病院の面会室の窓から夕陽を眺めている、余命1ヶ月の男。
見舞いに来た弟が、ふるさとの砂浜で拾ってきた貝殻を渡す。
男が、その貝殻を耳に当てると...。
公演タイトル「ぷにぷに!愛の劇場」を象徴する、"愛"と"後悔"をテーマにした作品です。
また、海の日の公演ということで、海を舞台にした芝居を入れたいと思ったんですね。
良い感じで、海の雰囲気や気配が出せる芝居になりました。
皆さんに海風を感じて貰えると最高なんですが...。
実は、脚本の長さからすると、上演時間は25~30分程度の筈だったんです。
しかし、演出を加えていくと、1.5倍程度に膨れ上がってしまいました。
要するに、無言のシーンが多いのと、超スローモーションの動きを見せ場としているので、紙の上の想定より随分時間が長くなってしまうんですね。
ご覧になっても気付かないとは思いますが、パントマイムの要素がたっぷり入っていて、その動きで内的世界を表現するように作ってあります。
肉体の限界に挑戦するような、物凄く辛い演出なんです。
1回上演すると、しばらく横になって休まないと動けないぐらい大変です。
でも、人様にお見せするのなら、最低でもそれぐらいは頑張らないといけませんよね。
「ぷにぷに!愛の劇場」で上演する「でぶっちょ人形」と「水晶玉」は、人間の邪悪さを描く内容になっています。
唯一、「貝殻」だけは、ピュアで美しい世界観で出来上がっているんです。
ここだけの話、夏の日の恋の物語なんですよ。
(滅多にやりませんけど)"ぷにぷにパイレーツ"のレパートリー中、最も評判が良いのが、純粋なラブ・ストーリーです。
海の日に、是非、初恋の物語を、お楽しみ頂きたいと思っています。
この記事の更新日:2012年7月11日 06:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
「水晶玉」のご紹介
「ぷにぷに!愛の劇場」の2本目に上演する「水晶玉」は、上演時間約7分の小品です。
「でぶっちょ人形」「貝殻」という大作2本に挟まれた、箸休めのような軽い内容になっています。
「必ず当たる」と大評判の水晶玉占い師。
ある男の未来を占っていると、衝撃の事実が明らかになる...。
ストーリーを説明する前に、あっという間に終わってしまう超短編ショートショートです。
ただ、落ちだけを楽しんで頂きたいと思っています。
実は、劇の序盤から、徹底的に伏線を引きまくっています。
すべてのセリフに、伏線としての要素が潜んでいるのです。
ですから、この作品の本当の面白さは、1回見ただけでは分かりません。
2回見ると、まるで種明かしのように、伏線の複雑さが分かって頂けるようになっているんですね。
「実は、劇の最初から、答えを出しまくっていたんだな!」と驚かれる筈ですよ。
一般のお客様には単純にストーリーを楽しんで頂き、演劇好きの方には緻密な構成を味わって貰う...。
そんな作品になっています。
「水晶玉」をどの程度楽しめたかで、あなたの演劇偏差値が分かるかも!
この記事の更新日:2012年7月10日 06:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
「でぶっちょ人形」のご紹介
今日から3日間、7月16日(海の日)に開催する「ぷにぷに!愛の劇場」の上演作品について、ご紹介していきます。
「ぷにぷに!愛の劇場」のオープニングを飾るのは、「でぶっちょ人形」という作品です。
パントマイムのテクニックをふんだんに盛り込んだ、黒い黒い喜劇です。
ストーリーはこんな感じです。
主人公は、大の恐妻家。
人形をコレクションするのが最大の趣味。
ある日、自分に瓜二つの男を見つける。
彼に留守番を依頼し、こっそり浮気に出かける。
一旦は上手くいったように見えたが、実は、恐ろしい落とし穴が...。
この作品は、僕の最大の特長である"どんでん返し"が連続して起こります。
観客を騙して、騙して、また騙す...、そんな物語になっています。
作品が終わった後も、「まだ何かあるんじゃないか?」と思うような、複雑な仕掛けにしてあります。
こんなに凝りに凝った作品は、珍しいと思いますよ。
脚本を読んだ人たちは、みんな声を揃えて、「面白い!」と言ってくれました。
自分でも、大のお気に入りの脚本です。
また、「でぶっちょ人形」では、僕の動きに注目して下さい。
凄く難しい動きに挑戦しています。
特に、後半部分の動きの難しさったら、ないですよ!
体力と精神力の限界まで頑張ります。
「でぶっちょ人形」には、哲学的なテーマや社会的なメッセージは一切ありません。
「とにかく、お客様に楽しんで貰いたい」という気持ちで作りました。
決して爆笑するような作品ではありませんが(結構黒いのです)、心の奥底で「クスッ」と笑って頂けたら幸いです。
この記事の更新日:2012年7月 9日 06:59 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!七夕祭り」大成功!
昨日、無事、劇団ぷにぷにパイレーツ第15回公演「ぷにぷに!七夕祭り」を終了いたしました。
お陰様で、大成功に終わりました。
暖かいお客様に囲まれて、良い雰囲気で上演することが出来、評判も上々!
いや、絶賛して下さった方が、多かったですね。
僕の事前の予想を大幅に上回る、素晴らしい公演となりました。
集合は、午前11時。
開場時間の2時間前に劇場入りする劇団なんて、滅多にないでしょうね。
セットも、大道具も使わない演出だから、そんな無茶なことが可能なんですよ!
全員が集まると、まずは、場当たりと、音響&照明の合わせをやりました。
これも、予め、役者と音響担当者にはイメージ・トレーニングをしておいて貰ったので、すぐに終了!
12時には、昼食休憩に入りました。
ただ、照明を担当した僕が、てんやわんやの大騒ぎになってしまいました。
とても豪華な照明設備だったので、色々なことが出来ちゃうんですね。
そうなると、ついつい大胆にトライしてみたくなってしまいます。
空いた時間を利用して、様々、試してみましたよ。
なかなか上手く使いこなせませんが、面白いものですね。
しっかり遊ばせて貰いました。
しかし、13時の開場直前にトラブル発覚!
制作を任せておいたW君が、アンケート用紙を持ってくるのを忘れてしまったのです。
しかも、パンフレットの内容に、大きな間違いもありました。
そこで、僕は慌ててアンケートを作成し、音響担当者にはパンフレットの修正作業に当たって貰いました。
いやー、焦りましたね!
でも、何とか間に合ってしまうから、不思議なものです。
開場後は、順調にお客様が来場して下さり、13:30に開演。
全く滞りなく、順調に公演が進行していきました。
若干、お客様は薄めでしたけど、良く笑って下さいましたね。
笑いにくい不気味なコントも、高い集中力でご覧頂いたようです。
アンケートを見ると、笑いが多かった作品より、ブラック・ユーモア・コントの方が評価が高かったようです。
いずれにせよ、90分の公演中、一瞬も雰囲気が緩むことなく、盛り上がった状態を保つことが出来ました。
僕の素人くさい照明技術以外、文句の付けようがありません。
15:00にマチネが終演してから、17:00のソワレの開演まで2時間も空いてしまいます。
せっかくですから、気になった部分にダメ出しをして、修正しておきました。
また、当日券で来場されるお客様が案外多かったので、色々、足さなくてはならないモノもあって、やることは細々ありましたね。
ソワレは、マチネに比べてお客様が沢山いらっしゃいました。
圧倒的に女性のお客様が多かったのですが、おしとやかな方中心だったんでしょうね。
笑い声は、あまり聞かれませんでした。
ただ、客席の様子を伺うと、皆さん、とても真剣に舞台を見詰めていらっしゃいます。
しかも、随所随所で、体を動かしながら、劇の内容に反応されている女性も見受けられました。
きっと、笑い声を出すのをためらったんでしょう。
終演後、「涙が出る程笑った」とおっしゃる方がいたり、アンケートに「笑い声を我慢するのが大変だった」と書いて下さったお客様もいらっしゃいました。
遠慮なく、声を出して笑って下されば良いのに!
でも、皆さん、楽しんで頂けたようで、本当に良かったです。
今回は、新人公演ということで、出演者4人中、3人がまったくの初舞台でした。
それが、僅か稽古期間約3カ月で、あれだけの舞台を作れるのです。
彼らの努力には、心から感心いたします。
お見事でした。
今回、亀戸ハードコアのスタッフの皆さんには、大変お世話になりました。
何から何まで、一所懸命、協力して下さいました。
至れり尽くせりの対応振りで、僕たちは、上演だけに集中することが出来ました。
全ての面で良くして頂き、いくら感謝しても足りません。
バンドをやっている皆さん!
是非、亀戸ハードコアを利用してみて下さい!
必ずや、ご満足されることと思います。
さあ、「ぷにぷに!七夕祭り」も終わりました。
ここからは、海の日に開催する「ぷにぷに!愛の劇場」に集中していきますよ!
頑張りますね!
「ぷにぷに!七夕祭り」の舞台写真等は、すべてが片付いたら、どんどんUPしていきます。
どうぞ、ご期待下さい。
この記事の更新日:2012年7月 8日 09:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!七夕祭り」本日開催!
いよいよ本日、劇団ぷにぷにパイレーツ第15回公演「ぷにぷに!七夕祭り」を開催します。
新人公演ではありますが、出演者一同、精一杯頑張っております。
上演するのは、いずれも、爆笑間違いなしの鉄板ネタばかり!
七夕の今日、特に予定のない方は、是非、亀戸まで遊びにいらして下さい。
ちなみに、亀戸駅周辺には、亀戸餃子、亀戸ホルモン等、全国的に有名なB級グルメの名店が沢山あります。
亀戸天神を散策するのも、お薦めですよ!
なお、当日券は、沢山ご用意しています。
と言うか、ほとんどが当日券用に取ってあります。
予約なんて、一切、必要ありません。
ブラリとお越し下さい!
なんと、ワンドリンクが付いて、1500円ポッキリ!
うーん、ちょっとしたバーなら、ドリンク一杯でそれぐらいしちゃいますよ!
どうせ飲むなら、亀戸ハードコアでしょう!
天気もいまいちだから、屋内で楽しもう!
亀戸ハードコアなら、駅近で、そんなに濡れずに済むぞ!
亀戸ハードコアは、ライブハウスだから、普通の劇場より音響が良いぞ!
そうだ、そうだ!
みんなで、亀戸ハードコアへ行こう!
亀戸ハードコアは、コントのパラダイスや~!
では、気を取り直して、改めて情報をお届けします。
●劇団ぷにぷにパイレーツ第15回公演「ぷにぷに!七夕祭り」
*開演時間:13:30&17:30(開場は、開演の30分前)
*上演時間:約90分を予定
*会場:亀戸ハードコア(JR総武線 『亀戸駅』より徒歩3分)
東京都江東区亀戸1-39-6 アオキビル3F
*料金:1500円均一(ワンドリンク付き)
*作・演出: 石崎一気
*出演: 立川志獅丸、脇坂浩司、三浦崇史、文(ぶん)
*上演作品
「究極のロハス・スタイル」「ニュース寿司」「平成の大仏」「執行人」「Fight the Power」ほか
*公演コンセプト
舞台初挑戦のメンバーが中心となった新人公演です(立川志獅丸を除く)
過去に上演し好評を博した社会風刺コントの名作を選りすぐって上演いたします。
新人たちの初々しい演技とともに、どす黒いブラック・ユーモアの数々をご堪能下さい。
なお、一部の作品に、多少刺激的な表現がございます。
小さなお子様には、お薦めいたしかねます。
予め、ご了承下さい。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
この記事の更新日:2012年7月 7日 07:03 | コメント(0) | トラックバック(0)
いよいよ明日、「ぷにぷに!七夕祭り」を開催します!
「ぷにぷに!七夕祭り」が明日に迫ってきました。
今日は、様々な制作面での準備を行わなくてはなりません。
色々、忙しいぞ!
「ぷにぷに!七夕祭り」の最後に上演するラップ劇「Fight the power!」のご紹介です。
ぷにぷにパイレーツは、数多くの音楽劇を上演してきました。
しかし、そのほとんどが、生演奏に合わせてパントマイムを行うものです。
役者が歌を歌ったりする作品は、まだ、この1作しか上演したことがありません。
「Fight the power!」は、ラップ兄弟が主人公です。
対象的な性格の2人が織りなす笑いの世界を、ご堪能頂きたいと思っています。
当然、この兄弟は、ラップをやります。
ダンスも踊ります。
地味な作品が多いぷにぷにパイレーツの中では、最も華やかな作品になります。
公演のラストを飾るに相応しい、上質な社会風刺コントです。
出演は、立川志獅丸と三浦崇史です。
三浦君は、現役のプロボクサーです。
体型からして真逆の2人の生み出すハーモニーは、最高の面白さを醸し出しています。
どんな厳しい人でも、絶対に吹き出すことをお約束いたします。
(僕も、毎度、吹き出します)
実は、三浦君は、今月中旬に、韓国での試合が決まっています。
コントをやっている場合かどうかは分かりませんが、やると決めた以上、頑張って頂きましょう!
こんなに面白い脚本で笑いを取れないようでは、敵地で勝利を収めることは出来ないでしょうからね。
この記事の更新日:2012年7月 6日 08:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
マイム・マルシェ Fプログラム
昨夜、「パントマイム・ウィーク6~マイム・マルシェ」のFプログラムを見に行ってきました。
僕のパントマイムの先生、JIDAIさんが、トリで出演されていました。
約30分の長編でしたが、一瞬たりとも飽きることなく、楽しむことが出来ました。
途中、コミカルな動きもあったりするのですが、全編を覆う緊張感が物凄いです。
皆さんがイメージするパントマイムとは、まったくの別物です。
(勿論、随所に、いわゆるマイム・テクニックも登場するのですが...)
今日(6日)も、同じプログラムで上演されます。
まだ、若干チケットが残っているそうなので、パントマイムに興味のある方は、是非、ご覧頂きたいと思います。
開演は19:30で、終演は21:20頃になります。
さてさて、良い舞台を見ていると、様々なアイディアが湧いてきます。
海の日に開催する「ぷにぷに!愛の劇場」で上演する作品の演出に関して、また、アイディアが浮かんでしまいました。
良いことを思い付くと、修正しない訳にはいきません。
本番まであと10日しかありませんけど、後に悔いを残すのは嫌なんですよね。
結構、大幅に変えることになりますが、これは、やるっきゃない!
頑張って練習します!
この記事の更新日:2012年7月 6日 08:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
"ぷにぷにパイレーツ"の最大の魅力
「是非、"ぷにぷにパイレーツ"の公演に、来て下さいね!」
こんな風にいくらPRしても、お客様が増えるとは全然思っていません。
だって、公演が面白い保証は何もないのですから!
ぷにぷにパイレーツの場合、有名人が出る訳でもなく、美男美女も全然出演しません。
舞台セットも地味なら、衣装も地味。
歌も踊りもなければ、殺陣もない。
"ぷにぷにパイレーツ"の公演を見たことのない人に、広告等でアピール出来るポイントがまったくないのです。
毎度、お客様が少ないのも当然です。
じゃあ、"ぷにぷにパイレーツ"の最大の魅力は何なのかと申しますと、それは脚本の面白さだと思っています。
自分で言うのもなんですが、こんなに面白い脚本は滅多にありません。
"ぷにぷにパイレーツ"の世界観が嫌いな方でも、「脚本だけは素晴らしい!」と褒めて下さることが多いんです。
(ブラックユーモアの感覚が合わない人が、時々いらっしゃいます)
過去の作品を読み直したりすると、「我ながら、見事な出来だ!」と思うことも少なくありません。
7月7日の「ぷにぷに!七夕祭り」で再演する旧作コント5本すべて、自分で読んで、何度も吹き出してしまいました。
脚本だけは、どこに出しても恥ずかしくない出来だと思っています。
しかし、脚本の出来の良さは、観客動員にはなかなか結びつかないんです。
ロングラン公演ならまだしも、短期間の公演では口コミが広がる暇がありません。
チラシやポスターに脚本の良さを謳っても、効果は期待できませんよね。
HP上でストーリーを丁寧に紹介しても、仕方ありません。
どうやって宣伝すれば良いのでしょう?
そんな訳で、結局、"ぷにぷにパイレーツ"の魅力を知って頂く為には、公演をご覧頂くしかないんです。
お客様は確かに少ないんですけど、その満足度は非常に高いと思っています。
実際、一度ご来場頂いたお客様のほとんどが、リピーターになって下さいます。
ですから、是非、「"ぷにぷにパイレーツ"の公演に、来て下さいね!」
この記事の更新日:2012年7月 5日 08:50 | コメント(0) | トラックバック(0)
「執行人」のご紹介
7月7日開催の「ぷにぷに!七夕祭り」が、明後日に迫ってきました。
作品紹介の第4弾です。
一人芝居「執行人」は、劇団ぷにぷにパイレーツの代表作です。
これは、設定の意外性が売りなので、ストーリーをご紹介できません。
冒頭から意外性の連続で、高い緊張感の中、不気味に展開していき、衝撃のラストを迎える作品です。
これも、演劇人からの評価が高く、他の劇団や団体が上演したことがあります。
(ただ、演技が難しすぎるので、複数の人間で上演したようですが...)
比較的短くまとまっている割には、社会風刺の要素が強く、また人間の本質的な邪悪さも良く描けていると思っています。
今回、「執行人」を上演するのは、脇坂浩司君です。
彼の個性や雰囲気は、この作品にピッタリです。
初演の際、僕はテクニカルに演じ、邪悪さを強調してみました。
一方、脇坂君だと、もっと人好きのするキャラクターになり、余計に一般市民の奥底に潜む恐ろしさが出てくるように思います。
まったく違った味わいになっていますので、初演をご覧になった方にも、是非ご覧頂きたいと思います。
この記事の更新日:2012年7月 5日 08:47 | コメント(0) | トラックバック(0)
「貝殻」の演出変更で、肉体がボロボロに...
一昨日の音楽稽古で、海の日に開催する「ぷにぷに!愛の劇場」の演出が決まりました。
これまで想定したものとは、演出が随分変わってしまった作品もあります。
本番まで2週間を切りましたが、改めて、動きを覚え直しています。
動きは、セリフと違ってすぐに覚えられるので、そんなに心配はしていませんが...。
演出を変更した結果、「貝殻」の上演時間がほんの少し短くなりました。
昨日、計ってみたら、約2~3分短縮されていました。
ただ、その代わりに、演技がとても難しくなりました。
ごまかしがきかなくなってしまったんですね。
稽古していて、気が滅入ってしまう程、難しいです。
でも、この演出は絶対に良い筈です。
誰も見たことのない、物凄い演出になっています。
(勿論、僕も見たことがありません)
"演劇界の革命"と呼んでもおかしくない、画期的なものです。
一般のお客様もそうですが、是非、劇団や演劇関係の方々にご覧頂きたいと思います。
一人芝居の限界に挑戦するようなお芝居なんですよ。
演出のことなので、文章で詳しく書くことは出来ません。
でも、とにかく、無音のシーンが多い!
とにかく、動きが遅い!
とにかく、エモーシャル!
これでは、全然イメージは湧かないと思いますが、本当にそうなんです。
その分、上演する僕は、本当に辛い!
呼吸が苦しい!
体の各部位が痛い!
繊細なコントロールが必要なので、神経がすり減る!
本当にくたくたになります。
しかし、お客様に喜んで頂く為には、出来ることはなんでもやらなくてはいけません。
今日も頑張って、体と心を虐め抜きますね!
この記事の更新日:2012年7月 4日 07:47 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!愛の劇場」音楽稽古

昨日、川崎市の某音楽室で、サックス奏者・田口雄太さんと、「ぷにぷに!愛の劇場」の音楽稽古を行いました。
僕の演技がほぼ固まったので、ついに、音楽を確定出来る段階に入ったんです。
僕の構想が上手くいくかどうか、実際にサックスを演奏して貰いながら、確認していきました。
いやー、楽しかったですね。
コラボレートするアーティストと一緒に作品を作り上げていくことほど、素晴らしいものはありません。
最高の時間を過ごすことが出来ました。
昨日、まずは、公演の流れに沿って、演奏曲を一つ一つチェックしていきました。
ソロ演奏曲、芝居に絡む曲等、具体的な舞台を想定しながら、アレンジや演奏スタイルを検討しました。
本来、サックス向けに書かれたわけではない曲を演奏して貰うと、どうしても無理なところが出てきます。
その中で、僕が大切にしたい音、劇のイメージに合う音のイメージを伝えると、田口さんはそれを理解して演奏してくれます。
たちまちのうちに、音楽が躍動し始め、エモーション溢れる演奏に変わっていったように感じました。
田口さんは、さすがにサックスが上手です。
臨機応変に、演奏スタイルを調整してくれます。
ミュージシャンなら決して出さないであろう注文を、僕は演劇的見地からどんどん出していきます。
それでも、田口さんは、巧みに応えてくれるんですね。
本当に素晴らしい音楽家に恵まれたと思います。
サックスと芝居が最も濃密に絡むのは、公演のラストに上演する「貝殻」という作品です。
昨日の稽古では、「貝殻」に最も時間を掛けました。
サックスとの共演は初めてなので、どんな仕上がりになるか、僕には全然イメージ出来ていなかったんですね。
実際に田口さんに演奏して貰って、僕のプランがどうなるかが良く分かりました。
正直言って、僕の頭の中にあった計画は、あまり良いものではなかったんです。
そこで、大幅に演出を変更して、サックスとの絡み方を変えてみました。
すると、すべてが良い感じで回るようになりました。
きっと、凄くロマンチックで、悲しいシーンが出来上がるような気がします。
これは、サックスとの共演でなければ出せない味わいではないでしょうか?
何度か繰り返すうちに、どんどん良くなっていきました。
約3時間に渡って稽古し、お互いに公演の全貌が見えてきました。
これ以上、2人で稽古してもあまり意味がないので、そこで解散しました。
今後は、各自、レベルアップしていき、本番当日に合わせようということになりました。
皆さんは、「たった1回しか稽古しないの?」と驚かれるかもしれません。
でも、回数が多ければ良いというものではないんですよ。
詳しいことを文章で説明するのは難しいのですが、各自がきちんとやれていれば、お互いに対応できることがはっきり分かったんです。
稽古場で練習することは、もうなくなってしまったというのが本音です。
本番の舞台で、沢山のお客様の呼吸を感じることが、次の課題になってくると思います。
どんな状態になっても大丈夫なように、自分の対応力を上げることの方が先決です。
ますます、稽古に専念していきますね。
この記事の更新日:2012年7月 3日 08:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
「平成の大仏」ご紹介
今週土曜日に開催する「ぷにぷに!七夕祭り」の作品紹介第3弾です。
「平成の大仏」は、昨年末の「ぷにぷに!放送禁止コント祭り」で上演したばかりの作品です。
その時は、僕が上演して、大好評を得ました。
特に、演劇に造詣の深い方から、好評価を頂戴しました。
舞台ならではのユニークな演出が売りの作品です。
それだけに、見た目以上の難しさがあるんですね。
また、前半の伏線を張るパートは役者の動きが少ないので、観客を退屈させずに話に引き込んでいくのも大変です。
ただ、テーマが非常に重たく大切なものだけに、お客様は高い関心を持ってご覧頂けると思います。
(詳しくは書けませんが、丁度、今週、大変な騒ぎになっているあの問題をテーマにしています)
今回は、立川志獅丸君が「平成の大仏」に挑戦します。
僕は、パワフル、かつスピーディに上演したんですが、志獅丸君はまったく違ったスタイルで上演するようです。
(僕は緊張感を主軸に作りましたが、志獅丸君はとぼけた味で勝負します)
その結果、初演とは別の味わいの作品に仕上がりました。
前回ご覧になった方々にも、その変化を、ご確認頂きたいと思います。
この記事の更新日:2012年7月 3日 08:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
ロスタイム発生!
7月16日開催の「ぷにぷに!愛の劇場」本番まで、あと2週間になりました。
昨日の稽古の際に、各作品の時間を計ってみました。「でぶっちょ人形」が30分。
「水晶玉」が7分。
「貝殻」が、なんと45分!
これにサックスのソロ演奏が3曲加わりますから、プラス10分程度。
計算上は、1時間半ちょっとになります。
HP等で予告した通りです。
しかし、実際の上演には、必ずロスタイムが発生します。
いつも、なぜか、計算の1割増しぐらいになるんですよね。
多分、本番では、稽古の時よりたっぷり演じてしまうんだと思います。
また、稽古場より、アトリエ無現の舞台の方が大きいので、移動等にほんの少し時間が掛かって、その積み重ねが1割増しにつながっているのかもしれません。
とにかく、公演全体で、100分は覚悟しなくてはならないようです。
これから、本番までの2週間の稽古で、もう少し上演テンポはアップする筈です。
その代わり、見せ場は、もっともっとゆっくりやるようになると思うんですよね。
こうなったら、多少長くなっても、その長さを感じさせないよう、演技のクオリティを上げていくしかありませんね。
この記事の更新日:2012年7月 2日 08:42 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ニュース寿司」ご紹介
「ぷにぷに!七夕祭り」で上演する作品のご紹介第2弾です。
「ニュース寿司」は、上演時間7~8分の小品です。
全編、社会風刺の要素に満ちています。
最新のニュースネタを寿司に握って食わせる"ニュース寿司"の板前が主人公となっています。
とにかく、矢継ぎ早にギャグが飛び出し、笑いが笑いの連鎖を呼ぶような作品です。
可笑しさでいったら、本公演で一番でしょう。
ギャグだけでなく、構成の見事さにおいても、なかなかの傑作だと思います。
風刺も、他の作品より直接的です。
現政権に対して、容赦ない攻撃を加えているつもりです。
現在、最も問題になっていることも、勿論、厳しく指摘しています。
ご覧になった方は、大笑いしながらも、今後の日本に対して不安を覚えて震えあがること間違いありません。
この作品を通して、我が国がいかにダメかを再確認して下さい。
主演は、脇坂浩司君です。
脇坂君は、僕の中学・高校時代の同級生です。
ですから、結構な年齢なのですが、勇気を持ってコントにチャレンジしてくれました。
まったくの演劇素人でありながら、一所懸命練習に取り組んでくれたのでしょうね。
短期間で、素晴らしい演技を見せてくれるようになりました。
彼には、独特のとぼけた味があり、笑いを生みやすいムードもあります。
僕も、稽古の度に、ついつい吹き出してしまいます。
落ちを知っている僕があんなに笑ってしまうのですから、初めてこの作品をご覧になるお客様は、きっと大爆笑されることでしょう!
是非、ご期待下さい。
ちなみに、脇坂君の本職は、レントゲン技師です。
だから、社会の内部を写し撮るのが上手いのかもしれませんね。
この記事の更新日:2012年7月 2日 08:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
「ぷにぷに!七夕祭り」最終稽古
昨日、「ぷにぷに!七夕祭り」の最終稽古を行いました。
7月7日(土)の本番の丁度1週間前ということで、出演者全員、気合いの入った稽古となりました。
基本的に、全作品、途中で止めることなく通して上演して貰いました。
それが終わってから、まとめて、ダメ出しを行いました。
文さんの「究極のロハス・スタイル」は、もう出来上がっています。
今のまま上演しても、特に問題はありません。
ただ、ここまで上手く演じられるようになると、もっと厳しい注文を付けたくなるものです。
新人公演のレベルを超えた、かなり難しい動きを要求してしまいました。
ただ、文さんは、その重要性を良く感じてくれたようです。
きっと、これから1週間で、相当レベル・アップしてくれるものと思います。
完成度でいったら、この作品がナンバーワンでしょう。
脇坂浩司君の「ニュース寿司」には、本当に驚かされました。
まさか、ここまで良くなるとは!
稽古は嘘を付きませんね。
質・量ともに、充実した稽古をしているのが、良く分かりました。
本当に素晴らしいです。
最初の稽古の時にはどうなることかと思いましたが、今は面白くて仕方ありません。
笑いの密度では、この作品が一番でしょうね。
志獅丸君の「平成の大仏」は、まだ少し荒削りな感じがします。
今日、厳しく直しておきましたから、1週間かけてみっちり稽古して頂きましょう!
ヘルメットを被っての演技も、結構、難しいものです。
衣装にも慣れて貰いましょう!
脇坂君の演じる「執行人」は、これまた良いですね!
丁寧に稽古されていました。
とても初舞台とは思えません。
また、何とも言えない可笑しみのある演技が、とても魅力的です。
こういった味のある中年男優って、他の劇団でも欲しくなるのではないでしょうか?
非常に良い出来だと思います。
自分の書いた脚本ではありますが、改めて、この作品は傑作だと思いました。
まるで、悪魔が書いたような作品ですね。
なんて邪悪で美しい脚本なんでしょう...。
志獅丸君と三浦崇史君の「Fight The Power!」は、特に、ラップとダンスのパートにこだわって稽古を行いました。
二人が交互にラップ・バトルをするところが、この作品最大の見せ場、聞かせ場となっています。
そこが盛り上がらなければ、まったく意味がありません。
また、この二人が揃って稽古する機会が、これまであまりありませんでした。
コンビの息を合わせることも、本当に重要です。
その辺りは、今日の稽古で、相当修正出来たように思います。
コントとしても笑いどころが多いので、必ずや皆様に楽しんで貰えると思います。
最後に、アンコール作品の稽古も行いました。
これは、本当に下らないです。
呆れるほど"しょうもない"作品であることを保証いたします。
でも、単純に笑いたい方は、絶対に見逃さないで下さい。
この作品の落ちで笑わない人は、きっとどうかしています。
作・演出の僕ですら、稽古のたびに、笑わずにはいられませんでしたから...。
そんなわけで、全作品、かなりの出来栄えになっております。
新人公演ではありますが、そんな先入観を取り払って見に来て頂きたいですね。
まったくの素人が、僅か2カ月間の稽古で、こんなに立派にコントが上演できるなんて、皆さん驚かれると思いますよ。
まだまだ、チケットの方は十分余裕がありますので、当日でも結構ですから、ブラリと遊びにいらして下さいね。
改めて、公演の詳細をお知らせします。
●劇団ぷにぷにパイレーツ第15回公演「ぷにぷに!七夕祭り」
*公演日:2012年7月7日(土曜日)
*開演時間:13:30&17:30(開場は、開演の30分前)
*上演時間:約90分を予定
*会場:亀戸ハードコア(JR総武線 『亀戸駅』より徒歩3分)
東京都江東区亀戸1-39-6 アオキビル3F
*料金:1500円均一(ワンドリンク付き)
*作・演出: 石崎一気
*出演: 立川志獅丸、脇坂浩司、三浦崇史、文(ぶん)
*上演作品
「究極のロハス・スタイル」「ニュース寿司」「平成の大仏」「執行人」「Fight the Power」ほか
*公演コンセプト
舞台初挑戦のメンバーが中心となった新人公演です。
過去に上演し好評を博した社会風刺コントの名作を選りすぐって上演いたします。
新人たちの初々しい演技とともに、どす黒いブラック・ユーモアの数々をご堪能下さい。
なお、一部の作品に、多少刺激的な表現がございます。
小さなお子様には、お薦めいたしかねます。
予め、ご了承下さい。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
この記事の更新日:2012年7月 1日 07:23 | コメント(0) | トラックバック(0)