ぷにぷにパイレーツ

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2012年劇団5大ニュース


大晦日です。
今日は、劇団ぷにぷにパイレーツの2012年を振り返っていきたいと思います。
様々な出来事があり、挙げていけばキリがないので、劇団の重大ニュース・ベスト5を選んでいきましょう。

まず、第5位!
3月17日(土)、僕は「春風の中で楽しむ世界の童話」に出演いたしました。
これは、品川区立図書館が主催する朗読会です。
僕は、吉田幸子さんのピアノ生演奏に乗せて、菊池寛作『アリババと四十人のどろぼう』を朗読しました。
『アラビアン・ナイト』を意識したエスニックな衣装を着て、大胆に動きながら読んでいきました。
この物語は、とても血なまぐさい凄惨な話です。
僕は、それをなるべくリアルに、臨場感いっぱいにパフォーマンスしていったつもりです。
そのせいか、聞きに来た子どもたちは恐怖に震えあがり、場内は異様な緊張感に包まれました。
乳児たちでさえ身動き一つせず、意味は分からない筈なのに、一所懸命聞き入っていました。
お陰様で、大変好評で、アンケートでもお母様方に絶賛して頂きました。
朗読でも、きちんと対策を練って演出を施せば、面白くなるのです。
12月23日(日)の「みんなのコンサートvol.5」でも、僕は朗読を行いましたが、お客様に大変喜んで頂きました。
僕自身は朗読をそれほど好きではないのですが、リクエストがあれば挑戦させて頂くつもりです。
なお、2013年も、3月2日(土)に、僕は品川区立図書館主催の朗読会に参加させて頂くことになっています。
よろしければ、聞きにいらして下さいね。

第4位!
新しいメンバーが、劇団に参加してくれました。
脇坂浩司君、文さん、三浦崇史君、城所暁子さん、伊東かおりさん。
こういった戦力が加わることで、劇団に新たなパワーや魅力が加わっていきます。
演劇の作法を一から説明していくのは大変ではありますが、楽しみでもあります。
新人さんたちの力を引き出せるよう、ますます、僕は頑張っていかなくては!

第3位!
9月8日、「オーガニックマイムな夕べ3」に出演いたしました。
僕は、ソロ作品『血塗られた石板』と、アンサンブル作品を上演いたしました。
これまた好評でしたね。
ストーリーがどうこうという作品ではないのですが、その迫力に満足して頂けたようです。
『血塗られた石板』は禍々しい不気味な作品なので、ご覧になった方の中には本当に気持ち悪くなった人もいたそうです。
内臓に手を突っ込まれて、かき回されているように感じたんですって!
最高の褒め言葉ではありませんか。
僕が変身した瞬間のあの異様な空気は、いまだに忘れられません。
これが舞台の醍醐味です!
マイムは難しいですけど、やりがいがありますね。
来年も地道に練習します!

第2位!
7月7日、「ぷにぷに!七夕祭り」を開催しました。
出演は、立川志獅丸君、脇坂浩司君、文さん、三浦崇史君が出演しました。
僕は一切出演せず、裏方に回りました。
すべて、過去に上演し好評だった作品の再演でしたが、改めて見ると面白かったですね。
演劇初心者中心の公演でしたが、まったく問題なく公演が開催出来ました。
ギャグもしっかり受けましたし、雰囲気も悪くなかったように思います。
もう少しお客さんが多ければ、言うことはなかったのですが...。

第1位!
7月16日(海の日)、「ぷにぷに!愛の劇場」を開催しました。
サックス奏者の田口雄太さんと二人きりで、約90分の公演を構成しました。
お陰様で、客席は、マチネ・ソワレともに超満員!
重苦しいアートなテイストの舞台でしたが、物凄い緊張感の中、一瞬たりともダレることなく進行できたように感じました。
『でぶっちょ人形』は、人形の不気味さに、お客さんが「うわー...」っという空気を出していましたね。
『水晶玉』では、落ちのセリフで、爆笑が巻き起こりました。
50分に及ぶ大作『貝殻』では、涙をこぼされた方も少なくなかったようです。
意外にも、女子高生を中心にした若いお客様が泣いていらっしゃいましたね。
丁寧に舞台を作り上げれば、難解かつ文学的な作品でも、十分お楽しみ頂けるんですね。
僕自身は、この路線を、より一層深めていきたいと考えています。
(勿論、軽いコントの公演も続けていきますけどね)

こうして振り返ってみると、今年も、様々な活動を行ってきたんですね。
弱小劇団ではありますが、密度においては、メジャー劇団に負けない充実ぶりだったように思います。
これも、すべて、劇団ぷにぷにパイレーツを応援して下さっている皆さんのお陰です。
実際に観劇して下さった方、劇場には来られなかったけどブログ等で活動を見守って下さった方、その他色々な方がいらっしゃいますが、僕の思いは一つです。
今年も一年間、本当にお世話になりました。
2013年も、よろしくお願いいたします。
では、良いお年を!

 

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『罪悪』


2012年も、残すところあと2日。
今日は、僕が選んだ、今年発行された書籍のナンバー1をご紹介します!
文句なし!ダントツの良さで、今年のベスト1は、フェルディナント・フォン・シーラッハの『罪悪』です。

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罪人になるのは簡単なのに、世界は何も変わらない。
ふるさと祭りの最中に突発する、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。
秘密結社イルミナティにかぶれる男子寄宿学校生らの、"生け贄"の生徒へのいじめが引き起こす悲劇。
何不自由ない暮らしを送る主婦が続ける窃盗事件。
弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す...。

昨年「このミステリーがすごい!」第2位など、年末ベストを総なめにした『犯罪』に比肩する傑作です。
作者は、1964年ドイツ、ミュンヘン生まれで、ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫に当たります。
1994年から、ベルリンで、刑事事件弁護士として活躍しています。
処女作であるVerbrechen(2009)がドイツで大ベストセラーとなり、クライスト賞など多数の文学賞を受賞しました。
2010年には、第二作Schuldを刊行しました。

『罪悪』に収められた15篇はどれも、"罪悪"のそばに居合わせてしまった人々を、ヴィヴィッドに描きだしています。
その姿は醜く、無力で、どうしようもなく愚かです。
でも、同時に、とても美しく感じるのです。
荒れ果てた廃墟の中に美を見出すのと同じ感覚です。

たとえば冒頭の『ふるさと祭り』では、祭りで、若い女性が酒に酔った楽団員たちに輪姦されます。
(その描写の生々しさったら...)
黙秘する八人の楽団員のうち、一人が通報しますが、結果的に何も立証されず、被疑者たちは元の良き夫・良き父親に戻っていきます。
ここでの"罪悪"の焦点は、楽団員ではなく、彼らを弁護した若き弁護士に置かれています。
初仕事を成功裡に終わらせた彼は、もはや自分が罪なき身でなくなったことを悟るのです。

『家族』の依頼人・ヴァラーも、"罪悪"を肌で感じる一人です。
父と幼いヴァラーを捨てて再婚した母は、アルコール依存症で早死にします。
母の生んだ異父弟も、酒を飲んでは、犯罪を重ねています。
会ったことのない異父弟の弁護を依頼してきたヴァラーは、あるとき、父にも盗みや強姦の犯罪歴があったことを明かします。
ヴァラー自身は、きわめて優秀な成功した人間です。
「私たちで終わりにしたほうがいい」と言う彼の憂鬱、顔のよく似た亡き父への言いしれぬ思い...。
ごく短い小品ですが、圧倒的な感動と余韻をもたらしてくれます。

日本ではミステリーとして扱われてはいますが、僕の感覚からすると、カフカやカミュの作品をイメージした方が近いかもしれません。
普遍的なスケールを持った作品集です。
是非、『犯罪』とともに、この年末年始にご一読頂きたいと思います。
出版社は、東京創元社。
価格は(税別で)1800円です。

 

 

また政局に...


ああ、また政局に動きが出てしまいました。
「ぷにぷに!没作品供養祭」の脚本を書き直さなくては!
一体、いつになったら完成稿が仕上がるやら...。

軽いモノほど...


「ぷにぷに!没作品供養祭」で、僕は、チョイ役しか担当していません。
3つの作品に出演しますが、いずれも非常に軽い役です。
きちんとした感情表現などは、一切ありません。
でも、僕にとっては、それが難しいんですよ。
他の出演者を生かすのが最大のテーマとなっていますが、なかなか上手く出来ません。
軽いモノほど難しい!
その反動として、来年夏の公演では、思いっ切り重い作品をやろうっと!

「ぷにぷに!没作品供養祭」アンケート用紙作成


「ぷにぷに!没作品供養祭」のアンケート用紙を作成しました。
意外に時間が掛かってしまいました。
僕は、たとえアンケート用紙であっても、お客様に楽しんで頂きたいと思っています。
非常に下らないギャグを、いくつか織り交ぜてあるんですね。
面白いかどうかは分かりませんが、かなり変わったアンケートになっている筈です。
一人でも多くのお客様に、ご記入頂けると有難いです。

折り込み


ぷにぷにパイレーツのような弱小劇団にも、色々な団体からチラシの折り込みの依頼が舞い込んできます。
中には、折り込みをビジネスにしている会社からのお話もあるんです。
そういう会社に折り込みを許可すると、配布部数によって、マージンが貰えるんですよ。
うーん!魅力的!
小銭を稼いで、少しでも赤字分を取り戻したいではありませんか!
(本当に少額ですが...)
お客様にとっても、他の劇団の公演情報を得られるのは悪い話ではありません。
ただ、芝居にあまり興味のない方にとっては、チラシを大量に貰うのは迷惑ですよね。
余ったチラシは、公演主催者が持ち帰らなくてはいけません(紙は意外に重いんです)。
折り込みを許すべきか?断るべきか?それが問題だ!

マチネ完売


1月20日(日)に開催する「ぷにぷに!没作品供養祭」のマチネ公演が満席となりました。
当日券を出す予定もございませんので、観劇ご希望の方は、是非、ソワレをご利用下さい。
夜の部は、あと20席ほどご用意がございます。
よろしくお願いいたします。


●「ぷにぷに!没作品供養祭」ソワレ公演

*公演日:2013年1月20日(日)

*開演時間:18:30

*開場時間:18:00

*会場: 亀戸ハードコア 東京都江東区亀戸1-39-6 アオキビル3F

*料金: 予約1500円 当日2000円(ワン・ドリンク付き)

*作・演出: 石崎一気

*出演: 城所暁子、伊東かおり、池戸美香、立川獅子丸、脇坂浩司、石崎一気

*上演作品:「没作品供養祭」「長宗我部君」「まぼろし」「電力大喜利」「ヘビー・ローテーション」ほか

*内容:劇団ぷにぷにパイレーツ第17回公演です。様々な事情でこれまで没になっていた傑作戯曲を一挙に上演し、お客様に笑って頂くことで供養していこうという催しです。どぎつい社会風刺コントのほか、サスペンス作品、不条理劇を上演いたします。ご予約は、劇団公式HPの"公演予約"の所からお願いします。なお、未就学児の入場はお断りさせて頂きます。皆様のご来場を、心よりお待ちしています。

「みんなのコンサートvol.5」終了しました!


昨日、「みんなのコンサートvol.5」に出演させて頂きました。
このコンサートは、ピアニストの吉田幸子先生が主催するものです。
可愛らしいお子さんからベテランの演奏家まで、幅広い世代の方が沢山出演されました。
また、ピアノだけでなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、リコーダー、ハンドベルなど、様々な楽器の演奏を聞くことも出来ました。
とてもアットホームでリラックスした、素敵なコンサートでしたよ。
何と言っても、出演した方全員が、演奏を楽しんでいるのが素晴らしかったですね。
聞いていて、とても心が温かくなりました。
演奏家の皆さんの想いが伝わって来て、僕は何度も目頭が熱くなってしまいました。
かなり大きな会場でしたが、口コミ効果もあったらしく、客席には本当に大勢の方々が詰め掛けていらっしゃいました。

プログラムが進み、休憩を挟んだ後、僕の出番が回ってきました。
まずは、幸子先生の短いピアノ演奏があって、僕は舞台中央に登場。
マイクなしで、静かに朗読を始めました。
サンタクロースが狂言回しの、ハートウォーミングなクリスマスの物語です。
登場人物が多く、そのいずれもが個性的なので、朗読をする側としてはその演じ分けが難しいところです。
あまりオーバーに役作りすると、くさくなって、優しい物語の味わいが失われてしまいます。
聞きやすさと情緒のバランスを考えながら、僕は読んでいきました。

読み進めるにつれて、客席の雰囲気が変わっていくのが分かりました。
ご年配のお客様を中心に顔がキラキラ輝き始め、それが段々低年齢の方に伝染していくイメージです。
なんともほっこりした良い空気が広がっていきました。
ラストの文章を読み終えた時には、安堵した大きなため息が方々から聞こえてきました。
まさに会場が一体となり、物語の優しさに包まれた感じです。
エンディングのピアノ演奏が終わると、大きな拍手が巻き起こりました。

コンサート終了後、僕は、大勢の方に囲まれてしまいました。
握手攻めにあったり、中には僕をハグするお婆様までいらっしゃいました。
褒めて下さるだけでなく、「次回の朗読公演の予定を知りたい」と訊いてくる方も少なくありませんでした。
お陰様で、大好評だったようです。
僕が普段やっている演劇公演より、朗読の方が、いつもお客様のリアクションが良いんですよね。
朗読グループになった方が、一般受けは良いのかもしれませんね。
(勿論、そんな気はさらさらありませんが...)

僕は、普段、毒気いっぱいの作風で、人間の暗部を描くことを中心に演劇活動をしています。
しかし、お客様には、人間の素晴らしさを表現した方が喜んで貰えるんですよね。
僕も、過去に「ひまわり」や「You're only lonely」「難波のクリスマス・キャロル」のようなポジティブな作品を作って上演したこともありますが、それらのお芝居は圧倒的に評判が良かったですからね。
やはり、お客様は、楽しく幸せな時間を求めていらっしゃるのでしょう。
「そういったことも、今後、少しは考えていかなくてはならないなあ...」なんて、昨日は感じてしまいました。

とにかく、今は、「みんなのコンサート」を聞きに来て下さった皆さん、関係者の皆さん、そして何より吉田幸子先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さん、お疲れさまでした!

本日、「みんなのコンサートvol.5」出演


いよいよ本日、「みんなのコンサートvol.5」が開催されます。
僕は、午前11時頃、クリスマスのお話を朗読します。
ピアノ生演奏とのコラボレーションです。
心を込めて、読みますよ。
間に合う方は、是非、遊びにいらして下さい。


●みんなのコンサートvol.5

日時:2010年12月23日(天皇誕生日)午前9時45分開演予定
会場:吉野町市民プラザホール(京浜急行線・南太田駅・徒歩5分)
〒232-0014 神奈川県横浜市南区吉野町5丁目26
料金:入場無料!
出演:吉田幸子(ピアノ)、石崎一気(朗読) ほか多数出演

 

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再読


今話題の、"Kindle"を注文してしまいました。
間もなく、商品が、到着します。
今後は、出来るだけ、電子書籍を購入しようと思っています。
先月、1200冊もの本を売却し、ようやく家のスペースにゆとりが生まれたんです。
これ以上、モノを増やしたくないんですよね。

そんな訳で、Kindle到着まで、僕は新しい本を買うことをストップしています。
仕方ないので、今持っている本を読み返しています。
すると、新しい発見が沢山あるんですよ。
「前回は、何を読んでたんだ?」って突っ込みたくなるぐらい、自分の読み方の甘さに愕然とします。
新刊を初読するより、良い本を再読する方が、遥かに面白いですね。
たとえ、結末を知っていたとしても、面白さは、1回目の読書から倍増します。
文章そのものや構成力に目がいくようになるので、より本質が見えてくるんでしょうね。
再読、いいですよー!

g.u.

 

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「ぷにぷに!没作品供養祭」で上演する『長宗我部君』で、僕が着用する衣装を買ってきました。
安いチエックのシャツを探していましたが、ついに"g.u.(ジーユー)"というブランドで、適当なのが見つかったんです。
しっかりした作り、それなりにお洒落なデザインなのに、1290円!
これで、一体、どれだけ儲かるんだ?

衣装選びをする時、"g.u."は本当にありがたいです。
"g.u."には、これまでも、何度かお世話になりました。
古着屋さんで探すより、ずっと安上がりです。
また、カジュアルなものなら、大概揃っています。
さらに、僕のようにがっちりした体形の男性にとっては、動きやすいデザインなのが助かります。
安いのに、欠点がないのです。
うーん、もうデパートで洋服は買えないなあ...。

「ぷにぷに!没作品供養祭」残席僅か!


1月20日(日)開催の「ぷにぷに!没作品供養祭」まで、ちょうど1ヶ月となりました。
ますます気を引き締めて、稽古に精進しなくてはなりませんね。

さて、「ぷにぷに!没作品供養祭」のご予約が、大変好調です。
お陰様で、残席が、ごく僅かになってきました。
14:30開演のマチネは、あと10席。
18:30開演のソワレも、あと20席のみとなっています。
定員に達した時点で、ご予約は締め切らせて頂きます。
観劇ご希望の方は、お急ぎ下さいね!

超ショート・コント差し替え


「ぷにぷに!没作品供養祭」で上演する超ショート・コントを1本書きました。
以前用意していたコントを捨てて、まったく新しいモノに差し替えたのです。
前のネタは風化はしていないのですが、皆様の記憶から遠ざかっているような気がしましたので...。

社会風刺コントは、ちょっと時間が経っただけで、すぐに古くなってしまいます。
賞味期限が、意外に短いんですよね。
ですから、タイムリーな脚本を書こうと思っても、所詮、無理な話なんです。
そこで、僕は、多少古くなっても大丈夫なように工夫しています。
どう工夫しているかは、今回の舞台をご覧頂ければ分かります。
是非、身に来て下さいね!

ああ、また、没作品を1本生み出してしまった...。

午前11時過ぎ


12月23日(日)に、僕が「みんなのコンサートvol.5」に出演させて頂くことを、以前、ご紹介いたしました。
そこで、僕は、サンタクロースが主人公の、クリスマスの物語を朗読することになっています。
非常に"いい話"で、心温まること間違いありません。
15分ほどの小品ですが、吉田幸子さんのピアノとともに、聞く価値があると思いますよ。

このコンサートを「是非、見たい!」とおっしゃる方が、僕の知り合いの中に何人かいらっしゃいます。
ただ、朝早い公演であることを、とても気にされていたようでした。
開演は午前9時45分ですが、僕の出演時間は午前11時過ぎになると思います。
朝寝をしてからお越し頂いても、十分間に合いますよ。
3連休の中日、よろしければ、お気軽に遊びにいらして下さいね。


●みんなのコンサートvol.5

日時:2010年12月23日(天皇誕生日)午前9時45分開演予定
会場:吉野町市民プラザホール(京浜急行線・南太田駅・徒歩5分)
〒232-0014 神奈川県横浜市南区吉野町5丁目26
料金:入場無料!
出演:吉田幸子(ピアノ)、石崎一気(朗読) ほか多数出演

 

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全日本新人王MVP


良かったー!
最高です!
こんなに嬉しいことはありません。
僕は、今、我がことのように、喜んでいます。

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昨日、僕は、後楽園ホールに行ってきました。
プロボクシングの「全日本新人王決定戦」に出場する、斉藤裕太選手を応援するためです。
斉藤選手は、僕が練習をしている北澤ボクシング・ジムのホープです。
先月、東日本新人王のMVPを獲得し、将来の活躍、それもタイトル獲得が期待されている選手です。
その為には、全日本新人王をきっちり取って、日本ランク入りするのが一番の近道です。
過去のチャンピオンの多くが、このタイトルを手にしてから、一気に飛躍しています。
斉藤選手には、何としても、全日本新人王に、出来ればMVPになって欲しかったのです。
そのMVPには、僕の希望通り、中日本MVPの冨山智也選手を5回TKOで下した斉藤選手が、東日本新人王MVPに続いて、受賞しました!

中日本で4戦すべてを1回KOした冨山選手にTKO勝ちした斉藤選手が、MVP獲得です!
東日本MVPと中日本MVPの対決という、この日一番の注目カード!
前半は、長身の冨山選手が、ジャブと右ストレートで試合を作り、返しの左フックで齋藤選手にダメージを与える場面も見られました。
斉藤選手は、冨山選手の強打に、一瞬「やばいなと思った」そうです。
しかし、徐々にプレスを強めていた齋藤選手は、5回に、左右のフックを効かせたところで一気にラッシュ!
2分32秒で、ストップ勝ちを呼び込みました。

ファイティングポーズ.jpg


いやー、本当に燃えましたね!
とてつもなく興奮しました!
東日本新人王戦では、1回1分50秒でのTKO勝ちでした。
今回も、楽勝をイメージしていたんです。
しかし、冨山選手が、想像以上に強かった!
序盤は、何度も「危ない!」と思ってしまったほどです。
しかし、時が進むとともに、形勢が逆転していきます。
技術、スタミナの差もありましたが、それ以上に、メンタルの差が出始めました。
どんどん冨山選手の心が弱っていき、逆に斉藤選手の気迫が圧倒的になっていきました。
4回には、冨山選手が露骨に弱気を表現する場面が目立つようになりました。
最終5Rは、冨山選手が「逃げ切ろう」と言わんばかりにくっついてきて、ボクシングにならない嫌な展開になっていきました。
正直、僕は、判定決着を覚悟しました。
しかし、斉藤選手は、その妙な雰囲気を気力で振り払い、勇気を持って攻めに出ました。
最後は、闘志が熱い火の玉になって、猛攻撃を仕掛けていきました。
相手は、斉藤選手の気迫に圧倒され、何も出来ずにやられ放題になり、ついに2分32秒にレフェリー・ストップ!
残り28秒でのTKO勝ちとなりました。

結局、スポーツはメンタルの戦いなんですよね。
いくら技術や体力があっても、極限状態になったら、心が強い方が勝つんです。
その心の戦いが最も分かりやすいのが、ボクシングなのかもしれません。

(以前も書きましたが)僕は折に触れて、メンタル・コントロールについて、斉藤選手にアドバイスをさせて頂いています。
メンタル・トレーニングの講習会を開催し、心の状態を操る方法を具体的に紹介し、体験して貰っています。
斉藤選手は、僕がお伝えしたメンタル・トレーニング法をどんどん取り入れ、練習や本番で積極的に活用しています。
僕がメンタルについてお話しするようになってから、斉藤選手は、如実にメキメキと強くなりました。
そして、ついには、全日本新人王MVPまで獲得してしまったんです。
言ってみれば、僕の生徒さん、弟子に当たる訳ですから、斉藤選手の試合結果に対して、僕は大変な責任を感じています。
それが、昨日、精神力で勝ち切る試合を見せてくれたのですから、こんなに嬉しいことはない訳です。
実際には、「嬉しい」というより、「ホッとした」というのが正直なところですが...。

試合後、斉藤選手は、すぐに僕のもとへ、お礼の挨拶に来てくれました。
そして、本番に向けてどんな準備をしてきたかを書いたノートを見せてくれました。
それは、非常にレベルの高い、完璧な内容が書かれていました。
この準備があったからこそ、斉藤選手が勝てたのは、間違いありません。
斉藤選手本人も、こういったイメージ・トレーニングのお陰で勝てたことを実感しているようでした。
やるべきことをやる...。
実に当たり前のことですが、それをやり切るのは、本当に大変なことなんです。
斉藤選手は、メンタル・トレーニングの有効性を、身をもって実証してくれました。
この調子でいけば、斉藤選手は、どこまでもどこまでも強くなっていくことでしょう!

昨日の試合後のインタビューで、斉藤選手は「絶対勝って、日本ランクを獲る」と宣言していました。
「もっと練習して強くなりたい」と語る斉藤選手の目標は、まずは「日本王者」だそうです。
その目標に向けて、僕もまた色々アドバイスをさせて貰おうと思っています。
なんだか、自分が戦っているような気分になってきましたよ!

 

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「ぷにぷに!没作品供養祭」予告編動画

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」の予告編動画を、2作UPしました。

何とか、今日(12月16日)に間に合わせようと思って、昨日慌てて作りました。

例によってスタッフがいないので、自宅でのワンマン撮影となっております。

(照明や音響がしょぼいのは、ご容赦あれ)

ある映像のパロディになっておりますので、元ネタをご存知の方にはお楽しみ頂けると思います。

賞味期限は、今日までです。

是非とも、今日中にご覧下さい!

 

 

パンフレットを書いちゃった!


僕は、一旦文章を書き始めると、止まらなくなります。
昨日、イベントの進行台本を書いていたら、原稿を書くことをストップ出来なくなってしまいました。
せっかくですから、その勢いに乗って、「ぷにぷに!没作品供養祭」のパンフレットを一気に書き上げてしまいました。
お客様が、パンフレットを、ちゃんと読んで下さっているかどうかは分かりません。
でも、僕としては、心を込めて、面白可笑しく書いてみたつもりです。
劇場にお越し下さる皆さん!
後日で結構ですから、是非、目を通して下さいね。

アマデウス


"ぷにぷにパイレーツ"の劇団員に、もう一人、僕の大ファンがいます。
それは、城所暁子さんです。
稽古の度に、「脚本が素晴らしい!」と、ボソッと漏らしています。
「完璧に練られた脚本だから、一文字たりとも変えることは出来ない!」とも、良く言っています。
緻密に構成するスタイルの僕の脚本を気に入っているようなんですね。

ある日、城所さんは、僕にこう尋ねました。
「この脚本は、細かく計算した上で、推敲に推敲を重ねて書かれたものなのですか?それとも、ある瞬間、神様から授かるものなのですか?」
勿論、僕は、「しっかりプランを練って、数十回書き直して、ようやく完成するんですよ」と答えました。
しかし、城所さんは、「そんな筈はない!人間に、そんなことが出来る訳がない!これは、天の啓示による作品だ!」と言ってききません。
仕舞には、「座長は、"アマデウス"だ!」と言いだす始末です。
"アマデウス"なんて、モーツァルトにしか使われない言葉ですよ!
褒めすぎです!
でも、そんな風に思って貰えるなんて、本当に有り難いことです。
脚本の良さを理解した俳優さんに演じて貰わないと、作品の良さは絶対に引き出せませんからね!

確かに、僕は、推敲を重ねるタイプの劇作家ですが、その推敲の跡を観客に悟られるのは避けたいんですよね。
真の"アマデウス"に近付けるよう、努力していきますね。

ドン引き上等


"ぷにぷにパイレーツ"の劇団員の中には、僕の大ファンがいます。
勿論、僕のことが嫌いだったら入団はしないでしょうが、好きのレベルが違う人が、若干名います。
会うたびに、僕の作品がいかに素晴らしいかを、僕に、熱く熱く語ってくれます。
その代表が、立川志獅丸君です。
彼は、"ぷにぷにパイレーツ"が過去に上演した作品の詳細を、本当に良く覚えています。
そして、僕に、その内容を丁寧に伝えてくれるのです。
一応、僕が書いた脚本を、僕が演出し、しかも大半は僕自身で上演している訳ですから、僕の方が詳しい筈なんです。
それでも、"ぷにぷにパイレーツ"の作品の良さを、一所懸命、僕に説明してくれます。
そして、「あの作品を上演してみたい!」「この作品もやってみたい!」と、上演への意欲を露わにしてきます
ギャグの一つ一つまで覚えていて、事細かに解説してくれるのには驚いてしまいます。
どれだけ僕の作品が好きなんでしょう!

しかし、本番に向けての稽古において、志獅丸君は不安を漏らすことがあります。
「これは自分には向いていない!」「観客が引いてしまうのではないか!」などと思うようなんですね。
演劇に取り組む上で、"ネガティブ・シンキング"は禁物です。
残念ながら、見て面白いと思う作品を上演するのは、とんでもなく難しいものです。
特に、コントは気合い一発です!
"スベる"ことを恐れていては、上演なんか出来ません。
成功のイメージ、特に観客が夢中で見ている映像や、爆笑している姿を想像しながら稽古しなくては、絶対に身に付きません。
「ドン引き上等!」ぐらいの気迫で、前向きに取り組んで貰いたいですね。

演劇界の勢いが...


シアターガイドのポータルサイトに、「ぷにぷに!没作品供養祭」の情報を掲載して頂きました。
それ以外の演劇サイトにも投稿しようと思って探してみました。
しかし、以前、掲載して頂いたサイトの多くが閉鎖されてしまったようなんですね。
演劇界に勢いがないのが、こんなところにもハッキリ現れています。
うーん、これはいかん!
せめて、"ぷにぷにパイレーツ"だけは、元気出していきましょう!

シアターガイドに!


「ぷにぷに!没作品供養祭」の情報を、シアターガイドのポータルサイトに掲載して頂きました。
これをご覧になった方が、劇場に来て下されば良いのですが...。
お時間のある時に、下記をクリックして、ご覧下さい。

シアターガイド・ポータルサイト

待った!


来年1月20日(日)の「ぷにぷに!没作品供養祭」では、6本の短編作品を上演します。
それに加えて、3本の超ショート・コントも上演する予定です。
僕は、数か月前に超ショート・コントの脚本を書き終え、セリフも覚え、動きの練習を開始していました。
しかし、そのうちの1本に、待ったが掛かりました。
"ぷにぷにパイレーツ"の真の座長から、ダメ出しがあったのです。
一応、劇団の座長は僕なのですが、その僕がまったく頭の上がらない影のフィクサーがいます。
その人の許可がなければ、僕は何も出来ないのです。
真の座長は、「社会風刺コントは、時期を過ぎてしまったら上演する意味がない!」と言って、作品を変えるように要求してきました。
勿論、僕は、その指示に従うしかありません。
ごく短いコントではありますが、これから新作を考えますね。
うーん、何がいいかなあ...?

「みんなのコンサート」のお稽古


そんな訳で、昨日、「みんなのコンサート vol.5」の稽古を行いました。
吉田幸子さんのピアノと、僕の朗読を合わせてみたのです。
予め文章と演出を書きこんだ脚本はメールで送ってありましたが、本格的な稽古はこれが初めてとなります。
しかし、お互いに呼吸が分かっているからでしょうか?
いきなり、良い感じです。
相当、良い感じです。
心温まるお話ではあるのですが、ラストのピアノ演奏で、僕はジーンと来てしまいました。
まさに、ピアノが主役の朗読作品になっていると思います。
時間は丁度15分。
聞きやすいサイズですね。
自分で言うのも変ですが、これは面白い朗読だと思いますよ。
2人とも、大満足でした。
12月23日の本番でお客様がどんな感想をお持ちになるか、今から楽しみです。
お時間のある方は、是非、聞きに来て下さいね!

みんなのコンサート vol.5


天皇誕生日の今月23日、僕は、2年振りに「みんなのコンサート」に出演させて頂くことになりました。
このコンサートは、僕の旧友の吉田幸子さんが主宰するピアノ教室の発表会です。
僕は、幸子さんのピアノ生演奏に乗せて、クリスマス・ムードいっぱいのハートウォーミングな作品を朗読します。
入場無料ですので、お近くの方は遊びにいらして下さい。
あの"じゅん"君も出演して、リコーダーの名演で泣かせてくれる筈ですよ!


●みんなのコンサートvol.5

日時:2010年12月23日(天皇誕生日)午前9時45分開演予定

会場:吉野町市民プラザホール(京浜急行線・南太田駅・徒歩5分)
〒232-0014 神奈川県横浜市南区吉野町5丁目26

料金:入場無料!

 

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クラブW杯


寒い中、昨夜、行ってきましたよ!
サッカー・クラブW杯の、サンフレッチェ広島対オークランド・シティ戦を観戦する為に、日産スタジアムに!

日産スタジアム.jpg

試合は、Jリーグ王者の広島が1-0で勝利し、無事、初戦を突破しました。
後半21分、青山敏弘選手が、豪快な無回転ミドルシュートを右足で決め先制。
堅固な守備の相手に、広島の持ち味である決定力は見せつけられませんでしたが、佐藤寿人選手を中心としたパスサッカーを世界に披露しました。
佐藤選手は、「普通のシュートを決めるより、規格外の得点をとるタイプ。あのゴールを見ただけで、この試合の価値がある」と、青山選手を絶賛しました。
これで、広島は準々決勝へと駒を進めました。
次戦は、9日に、豊田スタジアムで、アフリカ王者のアルアハリ(エジプト)と激突します。
「攻撃的な自分たちのサッカーは、他のチームと少し違う部分がある。この大会で世界に広島のサッカーを発信したいし、出ている11人だけでなく、全員の力で戦う」と佐藤選手は語っていました。

いやー、イライラする展開でしたね。
完全にゴール前を固められ、シュート・コースがほとんどない状態が続きます。
ボール・ポゼッションは圧倒的で攻め放題なのに、ゴールだけが決まらない、嫌な流れになっていました。
CKの時は、白いユニフォームの選手が、全員、ゴールの幅に集まっているので、セットプレーも決まりません。
こういう時は、「ミドル・シュートが有効」と良く言いますが、本当でしたね。
青山選手お得意のミドルが、勝利を引き寄せました。
青山選手が放ったシュートは、ゴール前で急降下!
「気持ちよかった。どうやって蹴ったかは、ボールに聞いてくれって感じですが、完ぺきな無回転でしたね」と、自画自賛していました。
青山選手は、今シーズンの公式戦では、これで3得点目となります。
これまでの2ゴールは、5月の横浜マリノス戦で決めた60メートル超えのロング・シュートと、Jリーグ優勝を決めた11月24日のC大阪戦です。
まさに"もっている"男ですね!
青山選手自身も「もってないと、ここまで来られていないですから」と語っていました。
フラストレーションが溜まる試合ではありましたが、美しいゴールを生で見たこと、そして勝ったことで良しとしましょう!
是非、頑張って、CLチャンピオンのチェルシーを倒して欲しいですね。

チャンピオンズリーグ.jpg


クラブW杯というだけあって、会場の外でも、W杯の時と同様のイベントを行っていました。
もっと早く会場に来れば良かったと思うぐらい、様々な催しがありました。
CLのトロフィーと写真を撮れたり、世界の料理を味わえたり、ゲームに参加できたり、楽しいことが目白押しです。
やっぱり、スポーツ観戦は楽しいです!
最高の気分でした。
これが、今年最後のサッカー観戦になるのは残念ですが、充実した1年となりました。
何と言っても、サンフレッチェが、Jリーグ初優勝しましたからね!
幸せな時を過ごせたことを、サンフレッチェ広島に感謝したいと思います。

 

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特殊な会場


品川区立図書館の依頼を受けて、来年の春、朗読会を行うことになりました。
この朗読会は、毎年恒例になりつつあるもので、次回で4回目となります。
これまでは、普通のホールでの開催だったのですが、今度はかなり特殊な会場でやらせて頂くことになりました。
その特殊性を生かした朗読会を目指したいという依頼です。
そこで、昨日、会場の視察に行ってきました。

初めて伺った場所ですが、物凄かったです!
圧倒的な施設です。
五反田周辺に、こんな素晴らしい施設があるとは、まったく知りませんでした。
この機能を生かした朗読とは、難しい宿題を与えられたものです。
とりあえず、1週間以内に朗読する作品を決定しなければなりません。
昨日から、大慌てで、様々な文学作品を当たっているところです。
ああ、忙しい!忙しい!

えっ?「朗読会場は、どんな施設なのか知りたい」ですって?
いやいや、まだ教えられませんよ。
品川区の広報誌で正式に発表されるまで、しばらくお待ち下さい!

SNSの威力


SNSって、本当に便利ですね。
1回記事を書いただけで、沢山の方たちにきちんと情報が届きます。
しかも、それが無料なんです。
こんなありがたいことはありません。
数年前でしたら、大量にチラシを撒いたり、雑誌広告を打ったりしなくてはならず、大変な負担を強いられていました。
それに比べたら、天国のような状態です。
その分、マスコミのパワーが衰退したという訳ですが...。

そんなSNSのお陰で、すでに、「ぷにぷに!没作品供養祭」に沢山のご予約を頂戴しています。
僕が受け付けたご予約だけで、すでに全キャパシティの4分の1以上が埋まってしまいました。
今回は、出演者が6人もいますから、早々に満員御礼が出るかもしれません。
あくまで希望的観測ですが、是非とも今回は、久々の札止めを実現したいと思っています。
観劇ご希望の方は、お早めにお申し込み下さいね!

詳しくは、こちらをクリック!
「ぷにぷに!没作品供養祭」

絶対に離さない!


先週、脇坂浩司君の自宅で、「ぷにぷに!没作品供養祭」に向けての自主稽古が、2度行われたそうです。
立川志獅丸君や城所暁子さんが集い、熱い練習が繰り広げられたようなんですね。
なかでも、城所さんがリーダーシップを取って、あとの2人をビシビシしごいたという話でした。
特に、ダンス・シーンは、志獅丸君が付き指をするほど厳しい特訓だったようです。

土曜日の僕との稽古の際、その成果を少し見せて貰いました。
具体的には、脇坂君のダンスです。
それが、予想を遥かに上回る程、素晴らしかったんです!
見ていた伊東かおりさんも驚くほどの出来でした。
伊東さんまで、「私も踊りたい!」と言いだす程のクオリティです。
脇坂君!やれば出来るじゃないか!

これも、すべて、城所さんのお陰です。
振付を考え、工夫し、しかもまったく踊れない志獅丸君&脇坂君を懇切丁寧に指導してくれた、彼女の努力の賜です。
何度も書きますが、城所さんの入団は、"ぷにぷにパイレーツ"にとって本当に大きい!
絶対に、離しませんよ!

ついに、あの...


昨日、二日連続となる「ぷにぷに!没作品供養祭」の稽古を行いました。
城所暁子さん、伊東かおりさん、脇坂浩司君に加え、ついにあの池戸美香さんが満を持して参加してくれました。

「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、二日連続の稽古は、まさにそんな感じですね。
前日の余韻が役者の体内に残っていますから、普段より密度が濃いように思いました。
逆に、前日の体や心の疲れが見受けられたり、注意すべき点の多さに心が折れそうになったりする場面があったりして、二日連続の稽古の弊害もあったようです。
でも、そういったスタミナはいつか身に付けなくてはならないものなので、良い機会だったのかもしれません。

細かいことを書くとキリがないのでやめておきますが、城所さん、伊東さん、脇坂君ともに、二日間で相当進化しましたね。
意識するレベルが格段に上がったように思います。
演技が、非常に分かりやすく、面白く、しかも美しくなりました。
特に、精神的な圧力が増し、舞台がパワフルになってきました。
この調子なら、一度幕が開いてしまうと、まったく目が離せなくなる舞台が作れる筈です。
これから一月半で、さらにどこまでブラッシュ・アップ出来るか、楽しみです。

最後に、池戸さんの稽古を行いました。
「没作品供養祭」の稽古に関しては、初参加となります。
1回目の稽古なのに、池戸さんは、いきなり良いですね。
迫力が違います。
圧倒的な威圧感は、素晴らしいの一言です!
セリフ回しに関しては、意識の流れだけをきちんと説明すれば、もう十分でした。
細かい抑揚などは、ほとんど直す必要がありません。
動きに関してはもう少し練習して貰わなくてはなりませんが、必ずや、やりとげてくれることでしょう。

今回の稽古から、一気に稽古場の緊張感が増してきました。
徐々に、作品が完成に向かっている手応えを感じます。
次回の稽古が、本当に待ち遠しいです。

セリフを言う機械


昨日は、「ぷにぷに!没作品供養祭」のお稽古でした。
参加者は、城所暁子、伊東かおり、脇坂浩司の3名です。

事前に予告した通り、昨日から、稽古のレベルを一気に上げてみました。
かなり細かい部分にもこだわって、徹底的に修正していきました。
細心の注意を払って、意識を全身くまなく行き届かせる感じです。
各人の集中力の限界に挑戦して貰ったわけです。

ここまで熱心に稽古に参加し続けている3名ではありますが、さすがに昨日はへとへとになったようです。
稽古中に床に両手をついて、息を荒げている人さえいました。
また、途中から呂律が回らなくなり、何を言っているのか分からなくなってしまうケースもありました。
稽古が終わった後は、みんなまるで意識を失ったように、しばらくの間、呆然としていました。
見た目には分かりにくいですが、体力も相当使ったのでしょう。
「ちょっとやり過ぎたかな...」なんて一瞬思いましたが、「彼らなら出来る」と思ったからそういう演出法にしたのです。
負荷をかけなければ、筋肉は付かないのです。

でも、昨日の稽古を通して、3人とも随分良くなりましたよ。
やっぱり稽古は正直です。
やった分だけ、必ず返ってきます。
また、芝居に対する意識も、かなり変えてくれたようです。
「役者とは何であるか」を、身をもって体感して貰えたのではないでしょうか?
是非ともますます頑張って、見る人の心を動かす演技を身に付けて頂きたいと思います。
覚えたセリフを言うだけの、機械のような役者さんにはなって欲しくないので...。

さあ、今日もお稽古を行いますよ!
さらに厳しく取り組むつもりですよ。

たった50日!


今日から師走!
早いもので、今年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。
そして、1月20日の「ぷにぷに!没作品供養祭」まで、約50日です。
たった50日しかないんですよ!
ますます気合いを入れて取り組まなくてはなりませんね。

今日と明日は、珍しく、二日続けて稽古を行います。
今日から、稽古のやり方を、多少変えるつもりです。
これまでより、意識の流れを大切に稽古を行います。
また、観客の目線や気持ちを重視して、考えながら演技して貰います。
かなり難易度が上がる筈です。
演劇に不慣れな役者さんには難しいとは思いますが、イメージ・トレーニングをしっかりやって頂こうというプランです。
無闇に回数だけ重ねる稽古ではなく、本番に生きる内容の濃い練習が出来るよう、意識付けしていこうと考えています。

などと偉そうなことを言っていますが、僕がまだ、セリフを暗記しきれていません。
ヤバいヤバい!
急いで暗記しなくては!
でも、大丈夫。
本番まで、まだ50日もありますから...。