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星めぐりの歌


3月2日の「星空の下の朗読会」では、最後に、宮澤賢治の詩「星めぐりの歌」を朗読します。
黒澤明子さんと一緒に読んでいきます。
この詩は、3つのパートに分かれていますので、それぞれの特長を生かしながら読んでいく予定です。
しかし、残念ながら、二人揃って練習する機会がありません。
当日、本番前に合わせるしかないのです。
ごく短い詩ではあるのですが、やはり、二人の呼吸を合わせるのは難しいことです。
公演のエンディングなので、ビシッと決めたいですよね。
カッコ良く読めるように、気合いを入れて、頑張ります!

●星めぐりの歌

あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の  つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。

オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。

大ぐまのあしを きたに
五つのばした  ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。

朗読会の衣装


僕は、3月2日に「星空の下の朗読会」に出演します。
会場は、五反田文化センター・プラネタリウムになります。
当然、上演中、星空を上映すため、会場は暗黒に包まれます。
しかも、座席は、ベッドのように平らになって、寝転がって真上を見上げる形になります。
つまり、開演中は、朗読をしている人の姿は、まったく見えないのです。
とは言え、登場する時や、退場する時は、僕の姿はお客様に見えてしまいます。
そこで、僕が悩んでいるのが、衣装です。
朗読する作品「杜子春」の雰囲気に合わせても、上演中は見えないのですから、あまり意味がありません。
しかし、本当の普段着では、わざわざ朗読を聞きに来た有難味が感じられませんよね。
スーツだと堅苦しいでしょうし、アーティスト然とした服装はそもそも持っていません。
うーん、どうすれば良いのでしょうね?
演劇の公演でも、いつも衣装に頭を悩ませていますが、朗読となると尚更難しい!
結局、冴えない格好になってしまいそうで、心配です...。

「杜子春」は難しい!


3月2日(土)の「星空の下の朗読会」に向けて、「杜子春」の稽古を重ねています。
文量が多いので、それだけでも大変です。
しかし、それ以上に、内容的に、朗読が難しい作品ですね。

まず、芥川龍之介の文章が難しい!
一文が、やたらに長いのです。
なかには、200字を超えるような長文があります。
ここまで長いと、文字を目で追う分には付いていけますが、耳で聞くと意味が分からなくなりがちです。
主語がどれで、修飾語がどういう掛かり結びをしているか、きちんと伝えられるように読まなくてはいけません。
ましてや、使われている単語が古い言葉なので、スラスラ読んでしまうと絶対に意味が分からなくなります。
しつこいぐらいリフレインするのも、大きな特長です。
その辺りをきちんと理解して、とにかく分かりやすく読んでいく必要があります。
かなり緻密にプランニングして、朗読に当たらなくてはいけません。

また、登場人物の演じ分けも、ポイントになっています。
セリフのあるキャラクターは左程多くはないのですが、後半に、似たような性格の人物が立て続けに登場してきます。
要は冥界の魔物なのですが、聞き手が混乱をきたさないよう工夫しなくてはなりません。
ちょっと"くさい"ぐらい特長を付けて、演じ分けていくつもりです。

そして、なにより、クライマックス・シーンの母親(馬)のセリフが、信じられないほど難しい!
たった一言なのですが、それだけに、絶望しそうになるほど難しく感じます。
このセリフが決まらなくては、「杜子春」を読む資格はありません。
すべては、このセリフに掛かっています。

技術的なプランは既に立ててありますが、あとは、本番時のテンションです。
これは、当日のお客様の空気に合わせるしかありません。
しかも、プラネタリウムでの上演ですから、読み手の僕にはお客様の顔が見えないのです。
うーむ、これは厳しい条件です。
集中力を最大限発揮して、作品の世界を体現していきたいと思っています。

朗読というメディアは、視覚を封じられている以上、そもそも難しいものです。
ましてや、芥川龍之介作品という高いハードルが掛けられています。
なんとかそれを乗り越えて、「面白い!」と思って貰える朗読に出来るよう、最後まで考えていきますね。

ダンゼン・鉄はいくらか


昨日、東京演劇集団風の第81回公演「ダンゼン・鉄はいくらか」を拝見してきました。

これは、第二次世界大戦勃発の直前、亡命中のブレヒトが書いた『ダンゼン』『鉄はいくらか』の2作品を1本として構成する実験的上演です。
演出は江原早哉香さん、構成はマントゥール劇場 芸術監督のフランソワ・シャファンさんです。
物語は、第二次世界大戦勃発までのドイツの強引な外交政策と北欧諸国が屈服していく過程を、ダンゼン(デンマーク)やスヴェンソン(スウェーデン)、他国者=顧客(ドイツ)など、国を擬人化して描いたものです。
今回は、セリーヌ・リジェさん演じる、原作にない"語り手"が登場します。
この語り手は、今を生きる私たちの象徴で、歌や詩などによって2つの物語を往き来しつつ、過去と現在を繋ぐ役割を果たしています。
演出の意図は「歴史を紐解き検証するのではなく、寓話劇として描くことで社会の様相を暴き、観客と語り合う」ということだそうです。

第二次大戦前のヨーロッパの詳しい状況を知らないと、この作品の風刺の面白さは良く分かりません。
その国はどんな産業が盛んで、それがナチス・ドイツとどう関係していくのかは、日本人にはピンとこないと思います。
しかし、さすがはブレヒト作品です。
表面的な風刺だけにはとどまっていません。
ドイツの暴走を許した各国の利己主義や、日和見主義が、擬人化して、非常に分かりやすく描かれています。
人間が、そして国が尊厳を失うとどうなってしまうのかが、象徴的に表してあるのです。

この作品を見て、改めて、考えさせられました。
第二次世界大戦を終えてもうすぐ70年になりますが、人類は何一つ進歩していません。
大規模な戦争にこそなっていませんが、途上国に代理戦争をさせるという、さらに悪い形に退化しているように思います。
結局、悲劇の歴史は繰り返され続けているのです。

確かに、今、日本で、この作品を上演するのは難しいことだと思います。
一般の観客には受けないでしょうし、話題にもなりにくいことでしょう。
しかし、ブレヒト作品には、永遠不変の真実が描かれています。
上手く現代にアダプトして、彼の精神を受け継いでいくことこそ、演劇人に課せられた使命のように感じました。
やっぱり、ブレヒト先生は凄いです!
日本では無名な作品でも、その底力は圧倒的です。
僕は、ますます、ブレヒト先生の勉強をしていこうと思っています。

最後に、こんな一節を!

"夜に似ている昼もある
夜の帳は終わりなく下りていく
あなたの中でそれは恐れと共に爆発する
時間が足りなかったことへの恐れ
何にも成りえなかったことへの恐れ
早く燃え尽きてしまったことへの恐れ"

約40分


「星空の下の朗読会」が、今週の土曜日に迫ってきました。
僕は、芥川龍之介作の「杜子春」を読みます。
それに向けて、毎日、早起きして、地道に稽古していますよ。
朗読時間、約40分!
稽古を重ねるうちに、徐々に、時間が伸びてきました。
上演する側にとっても、聞く側にとっても、かなりのボリュームです。
内容もこってりしていますので、精神力とともに、体力も必要です。
繊細かつ大胆に読んで演じていくところがポイントの作品だと思います。
とにかく良いお話なので、皆さん、ぜひ聞きに来て下さいね...、と言いたいところですが、受け付けは既に終了しております。
ご予約いただいた皆さん、体調を整えて、気合いを入れて聞きにきて下さいね。
毎年、朗読会のアンケートに、「すごく集中したので疲れた」という感想が、沢山書いてありますから...。

「ぷにぷに!没作品供養祭」記念写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」公演後に撮影した記念写真です。

 

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本当に楽しい公演でした!

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考えてみれば、準備やリハーサルの様子も撮影しておけば良かったですね。

最小限のスタッフで運営していますから、なかなか手が回りません。

今後の公演の課題とさせて頂きます。

 

「国民の生活」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」のアンコールで上演した『国民の生活』の舞台写真です。

 

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出演は、城所暁子、脇坂浩司です。

 

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アンコールにしては、かなりこってりした内容でした。

風刺の要素においては、この公演でナンバーワンだったかもしれません。

 

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ギャグが分かりやす過ぎるかと思いましたが、問題ありませんでしたね。

皆様に、良く笑って頂きました。

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このアンコール・コントの効果もあって、ほぼ全員のお客様にアンケートにお答え頂きました。

ご協力、ありがとうございました。

 

「ヘビーローテーション」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」のラストを飾ったのは、社会風刺コント『ヘビーローテーション』です。

 

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出演は、立川志獅丸、脇坂浩司です。

 

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うわー、気持ちの悪い写真ですねえ...。

 

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でも、しばらく見ていると、だんだん可愛く見えてくるから不思議です。

 

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内容があまりにブラック過ぎて、怒って帰っていったお客様もいらっしゃいました。

でも、場内は、これ以上ないほど受けていましたよ。

爆笑に次ぐ爆笑でした。

フィナーレに相応しいコントとなりました。

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「城所暁子歌謡ショー」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」では、演劇作品以外も上演しております。

今日は、『城所暁子歌謡ショー』の公演写真をご紹介します。

 

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城所暁子の作曲、作詞による「私の仕事は借金取り」という歌が披露されました。

 

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なんという大胆な衣装でしょう!

稽古場で初めて見せて貰った時には、ビックリしました。

 

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この歌が大好評で、アンケートでは、本公演中一番人気となりました。

 

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いまだに、「借金」のフレーズが、頭から離れません...。

「電力大喜利」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」では、演芸作品も上演しました。

賑やかで楽しい、そしてとても黒い『電力大喜利』です。

 

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この作品は、バカ受けでしたねぇ!

 

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アドリブが飛び交う、リラックスした上演となりました。

 

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役者の中に、セリフや動きを忘れたうつけ者が3名おりました。

(ほぼ全員ではないですか!)

近日、処刑予定です。

 

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この作品については、あまりにブラックすぎて、詳しい内容はお伝え出来ません。

あしからず...。

 

「まぼろし」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」の3本目に上演した、心理スリラー『まぼろし』の公演写真です。

 

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ぷにぷにパイレーツ史上初の、女性による3人芝居です。

 

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でも、3人が同時に舞台に上がることはありません。

 

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どんでん返しに次ぐどんでん返しで、何が本当だか分からなくなった筈です。

 

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「女優陣の演技が、迫力があって上手い」という評価を頂戴いたしました。

やっぱり、女性は怖い..

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「長宗我部君」公演写真

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」から、今日は、不条理コント『長宗我部君』の舞台写真をご紹介します。

 

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主役は、上の写真の右側に映っている脇坂浩司君です。

 

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典型的なセリフ劇です。

でも、頑張って動いて貰いました。

 

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前衛的な内容なのに、良く受けました。

笑いがいっぱいの上演でしたよ。

 

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嫌なキャラクターを、脇坂君が熱演しています。

 

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座長の僕も、最後にちょっとだけ出演いたしました。

 

「没作品供養祭」公演写真

 

1月20日に開催した「ぷにぷに!没作品供養祭」で撮影した公演写真をご紹介していきます。
まずは、オープニングで上演した、『没作品供養祭』のスチール写真です。

 

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大勢出演しているので、やはり迫力があるように感じます。

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劇場の雰囲気や照明の効果もあって、どこかブレヒトの芝居のように見えるのは、僕だけでしょうか?

 

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下らないコントでも、写真だとちょっとアートに見えますね。

 

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志獅丸さえ移っていなければ、新劇風なのですが...。

 

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消滅するまえに...


昨夜、両国のシアターΧ(カイ)に、芝居を見にいってきました。
劇団マウス オン ファイアの公演『消滅するまえに...』です。

この公演は、サミュエル・ベケットの後期の作品を、本人が作成した演出ノートにより舞台化したものです。
アイルランドから初来日した気鋭の劇団"マウス オン ファイア"が、戯曲にかなり忠実に上演しています。
「オハイオ即興劇」「あしおと」「あのとき」「行ったり来たり」の4つの小編が、続けて上演されました。

ベケットの作品は、非常に前衛的なものです。
しかも、英語やアイルランド語での上演でしたので、ますます難解でした。
とても理解は出来ないので、僕には、論評することは出来ません。

ただ、とにかくカッコよかったですね。
具体性を可能な限り剥ぎ取り、無駄を削り取った、超ストイックな舞台です。
感情表現などは一切行われません。
俳優は記号にすぎず、実に無機質な存在です。
セリフもストーリーを進めることはなく、いわゆる"意味"はなしていません。
純然たる"言葉"なのです。
So Cool!
まさに、"演劇詩"!
まさに、"演劇絵画"です!
決して面白おかしい舞台ではありませんが、強烈なインパクトを与えられました。

実は、僕は、大学時代に、ベケットの勉強をしていました。
僕の卒論の主査の教授が、「ゴドーを待ちながら」の翻訳で知られる安堂信也先生だったからです。
ですから、僕は、ベケットから多大な影響を受けています。
特に、演出面においては、ベケットを参考にさせて貰うことが多々あります。
例えば、「ぷにぷに!没作品供養祭」で上演した「まぼろし」という作品は、ベケットの「行ったり来たり」の演出にそっくりです。
特に、前半の演出は、ベケットそのままといった感じです。
(勿論、劇の内容は全然違いますが...)
また、「Fight The Power」や「日記」等の作品にも、ベケット演出の影響を垣間見ることが出来ます。
そもそも、セットや道具などを使わない少人数による舞台という点からして、ベケットの影響もろかぶりなんですよね。
改めて、自分の原点を確認することが出来ました。

あまりに前衛的なので、皆さんに観劇をお薦めしようとは思いません。
でも、もし感心のある方がいらっしゃったら、ご覧になってみてはいかがですか?
2月17日(日)まで、開催されています。
入場料は、1000円です。
前売り券はすべて完売していますが、若干、当日券が出るようです。
シアターカイにご確認の上、お出掛け下さい。

「ダンゼン・鉄はいくらか」


僕の劇作の師匠は、ベルトルト・ブレヒトです。
勿論、面識はありません。
僕が勝手に憧れて、創作のお手本とさせて頂いています。
「ブレヒトのパクリじゃないか!」と指摘されたとしたら、僕は「申し訳ありません」と謝るしかないぐらい、似せて書いているつもりです。
僕の意識としては、「もしブレヒトが、今の日本で創作活動をしていたとしたら、こんな作品を書いただろう」という戯曲を書くように心掛けています。
「ブレヒトに似てるね!」という言葉が、僕への最高の讃辞になります。
一歩でもブレヒトに近付けるよう、頑張っているのです。

ですから、ブレヒト作品の上演となると、見逃すわけにはいきません。
それも、日本でほとんど上演されない作品とあれば、尚更です。

実は、来週、ブレヒト作の『ダンゼン』と『鉄はいくらか』の2本が、同時に上演されます。
ブレヒト全集で読んだことはある戯曲ですが、上演したらどうなるのか、想像もつきません。
上演するのは、ブレヒト作品の上演で定評のある"東京演劇集団風"のみなさんです。
ブレヒト・ファンとしては、非常に楽しみです。
僕は、もうとっくに予約を入れましたよ。
"ぷにぷにパイレーツ"の作品がお好きな方は、是非、ご覧になることをお薦めします。
以下、情報を掲載しておきますね。

東京演劇集団風 第81回公演
『ダンゼン・鉄はいくらか』-豚から生じないすべて...
日時 2月21日[木]~25日[月]
開演 平日7時/土日2時
劇場 レパートリーシアターKAZE(最寄:東中野駅)
入場料 当日4000円/前売3800円/学生割引3300円

作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
演出:江原早哉香
構成:フランソワ・シャファン François Chaffin 翻訳:大野舞
作曲・音楽制作 :バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
舞台美術:高田一郎 照明:フランソワ・シャファン François Chaffin
映像美術:ジュリアン・ドゥファイ Julien Defaye
衣裳:セリーヌ・リジェ Céline Liger    〈マントゥール劇場 Théâtre du Menteur〉
音響:渡辺雄亮 舞台監督:長谷川敬久 舞台美術助手:佐田剛久
演出助手:白石圭司/田中悟 企画制作:佐藤春江

出演:辻由美子/栗山友彦/柳瀬太一/セリーヌ・リジェ Céline Liger
酒井宗親/車宗洸/木村奈津子/仲村三千代

助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:アンスティチュ・フランセ東京

第二次世界大戦勃発の直前、亡命中のブレヒトが書いた『ダンゼン』『鉄はいくらか』の2作品を1本として構成する実験的上演。
第二次世界大戦勃発までのドイツの強引な外交政策と北欧諸国が屈服していく過程を見たブレヒトは、ダンゼン(デンマーク)やスヴェンソン(スウェーデン)、他国者=顧客(ドイツ)など、登場人物を擬人化した2つの政治的な寓話を描いた。
今回、原作にない"語り手"(セリーヌ・リジェ)を登場させ、歌、詩などによって2つの物語を往き来しつつ、観客に、俳優に、人間たちに、世界に、去りゆく時間に問いかけていく。 

ゴースト・ライダー2


今年になって見た映画はすべて不作で、満足出来るものは1本もありませんでした。
しかし、とうとう見つけましたよ。
自信を持って、皆様にお薦めしたい映画を!
ただし、一般の映画ファンにお薦めするものではありません。
演技や演出を学ぶ人に、是非、ご覧頂きたいと思っています。
その映画のタイトルは、「ゴースト・ライダー2」です。
まずは、ストーリーから!

父親を救うために冥界の魔王メフィストと契約し、体内に悪魔を宿した男、ジョニー・ブレイズ。
静かに暮らしていた彼の所にモローという僧侶が「ある少年を助けて欲しい」と依頼してきた。
その少年・ダニーは母親・ナディアがメフィストと契約して生まれた"運命の少年"だった。
メフィストは自分の魂を入れる新しい"器"としてダニーを狙っていたのだ。
ジョニーはダニーを守るため、ゴーストライダーとなってメフィストにたち向かう...。

まあ、正直言って、ストーリーはどうでもいいです。
ストーリーのことは、はなから忘れて下さい。
ストーリーなんか、なくて良い映画なのですから。
感動しようとか、教訓を得ようと思っている人は、見ない方が良いでしょう。
この作品は、ひたすら演出力を味わう映画なのです。

とにかく、ゴースト・ライダーの演技が素晴らしい!
顔が燃えているドクロが主人公なのですが、実に芝居が上手い。
CGなのに、演技が圧倒的なのです。
無駄な動きは一切なく、ここを見せたいという部分だけを明確に動かしていきます。
しかも、絶妙の間とタイミング!
これこれ!これなのです!
演技にとって大切なことを、非常に分かりやすく見せてくれています。
特に、タメの取り方が絶妙です。
いくらお金をかけて凄いCGを使っても、タメがない演出になっているから最近の娯楽映画はつまらないのです。
ライダーが悪人の魂を吸い上げるシーンなんて、絶品です!
これが映画!
これが演技です!
カメラワークといい、編集といい、もう言うことないですね。
まさに、至福のひと時でした。

それ以外にも、対決シーンになるとまったく映像の質感を変えてみたり、2分割画面を上手く活用したり、映像テクニックのオンパレードです。
良いと思ったシーンを細かく書いていると、キリがありません。
監督のマーク・ネヴェルダインさんとブライアン・テイラーさんは、さぞや腕の良い、センスあふれるアーティストなのでしょう。
僕はもう、次回作を楽しみにしています。

ただ、繰り返しますけど、アメコミの映画化ですから、ストーリーは本当に下らないものです。
途中で帰ってしまうお客さんも、ちらほら見受けられました。
(「ゴースト・ライダー2」じゃなくて、「レ・ミゼラブル」にすれば良かったですね...)
そんな方は、僕の作品を見ても、きっと満足されないでしょうね。
「ゴースト・ライダー2」が好きかどうかで、僕との相性が分かるかもしれません。
僕にとって、映画や演劇は、ストーリーを見せるモノではなく、表現そのものを見せるモノです。
はっきり言って、ストーリーなんて、どうでも良いのです!
リアリティなんて、必要ないのです!
さあ、「ゴースト・ライダー2」を大スクリーンで見て、表現を満喫しましょう!
ただし、肌に合わなくても、当方は一切関知しませんので、そのつもりで...。

いい話だ!


3月2日の「星空の下の朗読会」で、僕は「杜子春」を朗読します。
昨日、僕が朗読の練習をしているのを、ぷにぷにパイレーツの劇団員の一人が聞くともなく聞いていました。
その劇団員は、事務作業を行っていたのですが、いつしか、僕の朗読に聞き入ってしまったそうです。
そして、ラストのクライマックス・シーンになると、ポロポロ涙を流していました。
朗読が終わると、「いい話だ!いい話だ!」と繰り返し言っていました。
また、「本で読んだ時に気付かなかったことを、朗読によって沢山発見出来た」旨も話していました。
相当、気に入ってくれたようです。
これまで僕が朗読した中で、最高の出来だと褒めてくれました。
きっと、「杜子春」は、僕に合ったお話なんでしょうね。
でも、もっともっとクオリティを上げられる筈です。
集中力を高めて、頑張って稽古していきますね!

励んでおります!


3月2日(土)「星空の下の朗読会」に向けて、『杜子春』の稽古に励んでおります。
素で読んで35分。
色々演出を加えますので、正味40分弱になるのではないでしょうか?
かなりのボリューム感です。
しかも、内容がボリューミー!
かなりスケールの大きなお話なので、その迫力をしっかり出していく必要があります。
きっちり朗読のプランを立てて、お客様が飽きないように、工夫していかなくてはなりません。
出てくるキャラクターも全員濃いので、ちゃんと演じ分けなくては!
出来れば、クライマックス・シーンで、何人かのお客様に涙を流させたいのです。
その為には、もっともっと読み込んで、朗読プランをしっかり立てる必要があります。
練習課題が沢山あるぞ!

グーテンベルグ以来の革命


以前、Kindleについてご紹介したところ、もっと詳しく知りたいという方が大勢いらっしゃいました。
もう少々、その長所をご紹介します。

Kindleを購入して以来、僕の読書量は大幅に増加しました。
その理由は、Kindleの読みやすさにあります。
確かに、慣れるまでは、画面にちょっと違和感を感じた部分もあります。
でも、時間とともに、紙の本よりKindleの方が読みやすくなっていったのです。
まず、文字の大きさを自由に選択できるので、体調によって微妙にフォントを変えて読むことが出来ます。
また、ページをめくる必要がないので、片手がフリーになるのも有難いですよね。
通勤電車内で、片手は吊革、片手はKindleというスタイルは、実に便利ですよ。
活字中毒の僕は、出張に行ったりする時、以前は鞄に重たい本を沢山入れていったものです。
でも、今はKindleの中に物凄い数の書籍が入っていますから、帰りの新幹線で読む本がなくなって呆然とすることもなくなりました。
しかも、書店に行かなくても、本が買えるのが便利なんですよ。
その辺を詳しく説明しましょう。

電子書籍を購入するのは、実に簡単です。
画面上部に表示されるカートアイコンをタッチすると、電子書籍書店「Kindleストア」に接続します。
そこで読みたい本を選び、瞬時に購入ができます。
ダウンロードには、ほんの数秒しか掛かりません。
本の価格は、大概、紙の本の2割~5割引き。
著作権の切れた芥川龍之介や夏目漱石らの古典作品は、みんな無料で購入可能!
さらに、試し読みをしたい場合には、かなりの分量のサンプルが、無料で届きます。
(凄いページ数だったので、驚きました!)

僕が最も気に入っているのは、小さな端末に1000冊もの書籍が保存できることです。
1000冊の本がどれだけのスペースを必要とするか、どれだけ重いものか、考えてみて下さい。
(1000冊を超えたら、無料でクラウドに保管されます)
また、1個人が所有する複数のKindle端末での同期機能も備えています。
購入したコンテンツはすべてクラウドにバックアップされ、同じアカウントを登録したKindle端末であれば再ダウンロードできるんです。
加えて、ブックマークデータも同期されているため、途中まで読んだ本の続きを、別のKindle端末で読むことも可能です。

この他、長所を挙げていけばキリがありません。
電子書籍の誕生は、グーテンベルグの活版印刷の登場以来の革命です。
一度この便利さを味わってしまうと、絶対に後戻りは出来ません。
自社が保有しているコンテンツを電子化しようとしない出版社もありますが、時代の波には抗えないことでしょう。

今後の課題もないわけではありません。
アマゾン以外の各社も、様々な電子書籍端末を発売しています。
互いに熾烈な競争を繰り広げています。
当然、淘汰されてしまう機種もあることでしょう。
外れを掴まないように、世の中の情勢を見つめておくことも大切ですね。

HIROKI


たまには軽い話題を!

先日、下北沢に、お芝居を見に行きました。
そのついでに、かねてから行きたいと思っていたお好み焼きの名店「HIROKI」に寄ってみました。
東京に広島風お好み焼き店は数々あれど、「HIROKI」は、広島出身者が認める数少ないお店と言われています。
これは食べてみないわけには、いきませんよね。

僕が行ったのは、夕方の5時丁度!
しかし、すでにカウンターには、何人かのお客さんがいらっしゃいました。
僕は、迷うことなく、そば肉玉に、イカ天と広島ネギ(現地では"観音ネギ"と云います)をトッピングしたものを注文しました。
さりげなく焼き方を見ていましたが、本場同様で、期待がどんどん高まります。
東京のお店は、客の回転を考えて、完成前に金属製の蓋をかぶせる所が多いのです。
でも、ここは、そんなことはしません。
しっかりと蒸気を逃がし、旨みだけを残すように仕上げてくれます。

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実際に口にすると、その効果は絶大です。
香ばしく出来上がっているのです。
野菜の甘みだけが広がり、いやな食感が一切ありません。
脂っこさも、味が濃過ぎて喉が渇く感じもありません。
かといって、ソースを足したりする必要もなく、まさに完璧な仕上がりです。
何と言っても、鉄板から直にコテで食べられるのが素晴らしい!
これで、旨さが、数倍増しになります。
さらに、プレーンのそば肉玉なら800円という価格も納得です。
(人気の下北沢の不動産事情からしたら、かなり格安に感じます)
これは、皆さんに、お薦めするしかないと思いました。

お好み焼き.jpg


ただし、僕が店を出た17:45には、もう満席になっていました。
もう少し遅い時間や、週末などは、待つことを覚悟しないといけないようです。
これだけ美味しいお店なら、当然のことかもしれませんが...。

皆さん、下北沢に行く機会があれば、是非一度、お試しになって下さい。

 

 

「ぷにぷに!没作品供養祭」へのダメ出し


「ぷにぷに!没作品供養祭」のアンケートには、批判的なご意見を書いて下さった方もいらっしゃいます。
我々としては、それを真摯に受け止め、改善すべく努力していかなくてはなりません。
否定的なご指摘を自ら発表する劇団は少ないと思いますが、"ぷにぷにパイレーツ"は、きっちり自己批判もやっていきます!

まず、「舞台が狭い!」という声が幾つか聞かれました。
確かに、"亀戸ハードコア"は、パンクロックのライブハウスなので、舞台面が小さいのです。
6人全員が乗ると、うるさく感じられるのは事実です。
出来れば、舞台がもっと広い劇場をお借りしたいのですが、予算が...。

次に、「丸椅子は辛い!」というご指摘もありました。
あの狭い客席スペースに大勢の方にお入り頂くには、小さな丸椅子にお掛け頂くしかないのです。
出来れば、ゆったりしたシートを完備した劇場をお借りしたいのですが、予算が...。

それから、「フリー・ドリンクにして欲しい!」とお書きになった方も、数名いらっしゃいました。
1500円でワン・ドリンク付きでも十分破格の公演だと思うのですが、それでも足りなかったようです。
出来れば、皆さんにお好きなだけドリンクを飲んで頂きたいのですが、予算が...。

このように様々なお叱りを頂戴しましたが、残念ながら、我々には改善のしようがないものばかりです。
もっと設備の良い劇場を借りるとなると、入場料を大幅に値上げしなくてはならないのです。
そうしたら、観客数が激減するのは間違いありません。
日本の不動産事情を考えると、現状で精一杯です。
どこか、安くて良い劇場をご存じの方がいらっしゃいましたら、教えて下さいね。

「ぷにぷに!没作品供養祭」のご感想


「ぷにぷに!没作品供養祭」では、ご来場頂いた方ほぼ全員に、アンケートにお答え頂きました。
このアンケートの回収率の高さは、恐らく、全国一だと思います。
なにしろ、アンケートにお答え頂くことを強制するショート・コントを上演しているぐらいですから...。

アンケートに書かれた感想を見てみますと、面白いですね。
様々なご意見があるんです。
今回、最も多かったのは、「面白かった!」というものです。
(ちょっと自慢です)
否定的なご意見を書かれた方も、作品が面白かったことだけは認めていらっしゃいます。
こんなに「面白い!」とお書き頂けたら、劇団主宰者としては本望です。

次に多かったご意見は、「料金が安すぎる!」でした。
コント『国民の生活』の前フリとして、僕が「次回から値上げする」なんて言ったものだから、皆さん、それを真面目に受け取って下さったのでしょう。
「3000円でも安い!」なんて、書いて下さる方もいらっしゃいましたよ。
お気遣い頂き、ありがとうございます。
「安過ぎる!」なんて、最高の褒め言葉です。
凄く嬉しいですね。

あと、「役者の演技が上手い!」というご意見も少なくありませんでした。
舞台経験の少ないメンバーが中心だったので、この評価は意外でした。
僕は、演出家として、常に厳しい目で役者たちを見ています。
でも、作品の内容からすれば、あれだけ出来ていれば、十分なんですよね。
しかも、本番では、全員がとても高い集中力を発揮してくれました。
実力以上の上演が出来たように思います。
その迫力を、お客様が感じ取って下さったのでしょう。
出演者のみんなが、本当に頑張ってくれました。

アンケートを見ても、今回の公演が大好評だったことが良く分かります。
しかし、その一方で、「ぷにぷに!没作品供養祭」の良くなかったことを指摘して下さった方もいらっしゃいます。
"ぷにぷにパイレーツ"は、一切、隠しだてはいたしません。
明日は、批判的なご意見をご紹介いたします。

「ぷにぷに!没作品供養祭」人気投票ソワレ編


昨日から、「ぷにぷに!没作品供養祭」で上演した7作品の人気投票の結果をお伝えしています。
今日は、ソワレ公演の人気ベスト3を発表します。

・第3位「電力大喜利」
・第2位「ヘビーローテーション」
・第1位「城所暁子歌謡ショー」

結局、マチネ、ソワレともに、上記3作品が、ベスト3を独占しました。
ただ、「ヘビーローテーション」が、マチネの3位から、ソワレでは2位に上昇しています。
それは、夜の部の方が、上演の出来が良かったからだと思っています。
志獅丸君、脇坂君ともに集中力が上がり、根本的なパワーが大幅にアップしていました。
ソワレでは、お客様の空気を感じながら、演技出来ていたのではないでしょうか?
ダンスの出来も、全然違っていましたからね。

それにしても、「城所暁子歌謡ショー」の人気は凄い!
昼・夜ともに、最高の評価を得ています。
やはり、歌のレベル、振付の完成度、そしてビックリ仰天の衣装、どれを取っても申し分ない出来だったからでしょう。
城所さんには、公演を、大いに盛り上げて貰いました。
しかし、劇団の公演なのに、歌謡ショーが一番人気なんて、どうなんでしょうね?
うーん、悩ましい...。

なお、昼・夜合計しての人気投票も、上記と同じ結果になっております。

まあ、何であれ、お客様に楽しんで頂けたのはありがたいことです。
皆様、アンケートにご協力頂き、誠にありがとうございました。

「ぷにぷに!没作品供養祭」人気投票マチネ編


やっと時間が出来たので、「ぷにぷに!没作品供養祭」のアンケート結果を集計出来ました。
アンケートには、お客様が気に入った作品を選んで頂く項目があります。
7作品上演した中から、人気を集めた作品ベスト3を発表して参ります。
まずは、マチネ公演から!

・第3位「ヘビーローテーション」
・第2位「電力大喜利」
・第1位「城所暁子歌謡ショー」

上記3作品が、他を引き離して、圧倒的な人気を得ました。
やはり分かりやすく、どなたにでもシンプルに楽しんで頂けるモノが好評ですね。
実は、1位、2位、3位の差は、ほとんどありません。
公演の後半に入ってうねるように笑いが増幅していきましたから、一つ一つの作品というよりは、大きな流れでこういう評価になったような気がします。
僕自身、後半になって、劇場全体が一気に盛り上がっていくのを感じていましたからね。
作品の並び順が、この人気投票に大きく影響を与えたのかもしれません。
(最初の作品は、まだ会場が暖まっていないので、当然、不利なのです)
まあまあ、順当なベスト3のように思います。

明日は、ソワレ公演のベスト3を発表します!

80枚オーバー


"ぷにぷにパイレーツ"夏の本公演に向けて、脚本を1本書きました。
出来上がってみると、原稿用紙80枚オーバーの、ウルトラ超大作になっていました。

なんじゃ、これはー!
こんなに長い一人芝居が上演出来ると思っているのかー!
一体、何分掛かると思ってるんじゃー?
やり直ーし!

そんな訳で、脚本化の僕は、演出家の僕や、プロデューサーの僕に、凄く怒られてしまいました。
当然、改訂しなくてはなりません。
少なくとも、3割以上はカットしなくては!
これでも、頑張って短くまとめたつもりなのに...。
ぐすん...。

1ヶ月遅れで...


例年、社会風刺コントを中心とした公演は、年末に行っています。
しかし、今回は、会場や出演者の都合などで、1月20日になってしまいました。
その影響で、夏の公演の準備が、いつもより約1ヶ月遅れています。
そこで、現在、大慌てで、支度に取り掛かっております。

1つの作品は、頭の中に構想があります。
かなり練り上がってきたので、プロットをノートに書いてみました。
小さな出来事しか起こらないお話なのですが、物凄くスケールが大きくなってしまいました。
そして、演技がとても難しそうです。
こんな大変なストーリーを、上手くまとめられるか、自分でも不安になります。
プロットを書いているだけで、体力も集中力も切れ、ヘトヘトになっていまいました。
果たして、僕は、この物語を脚本化できるのでしょうか?
そして、無事、上演出来るのでしょうか?
チャレンジするのが大好きな僕ですが、この大作を前にすると、怖気づいてしまいそうです。

プラネタリウム打ち合わせ


昨日、「星空の下の朗読会」の打ち合わせを、会場となる"五反田文化センター・プラネタリウム"で行いました。
品川区立図書館やプラネタリウムの職員の方をまじえて、演出のプランや、全体の構成を決めていきました。

ご存じのように、僕は緻密に計画を練る方です。
事前にかなり細かいト書きを付けた台本を用意し、それを元に、どの程度そのイメージを実現出来るのか、確認していきました。
プラネタリウムの設備でどこまで出来るかわかりませんし、僕が知らない凄い機能がまだまだあるのかもしれません。
ですから、担当の方の意見を聞きながら、様々、演出を調整していきました。
なにせ、僕は、プラネタリウムの施設の特長を、全然理解出来ていないのですから...。

でも、さすが、餅屋は餅屋です。
プラネタリウムならではの面白い演出を、色々提案して下さいました。
また、実際にプラネタリウムを投影して、実演可能かどうかも試していきました。
やってもあまり効果を挙げない演出についても、ご指摘頂きました。
例えば、いきなり暗い映像からスタートすると、人間の目では、ちゃんと見えないんだそうです。
徐々に暗くしていくように、工夫しなくてはならないんですって!

スタッフの皆さんのご協力もあって、約2時間の打ち合わせで、朗読会すべての演出が決定いたしました。
あとは、本番当日の3月2日に、ラン・スルーをやるだけです。
それまでに、各自きっちりと準備をして、クオリティーを上げていこうということになりました。
大迫力の映像に負けないように、僕はしっかりと練習をしなくてはなりません。
「杜子春」という作品のスケールが大きいだけに、かなり練習を積んでおく必要があります。
本番まで1ヶ月しかありません。
毎日、ちゃんと稽古していきますね!

第18回公演について


≪お知らせ≫

2月になりました。
今日から正式に情報公開が可能になりましたので、改めて、劇団ぷにぷにパイレーツの第18回公演についてご紹介します。
概要は以下の通りです。

●劇団ぷにぷにパイレーツ第18回公演『星空の下の朗読会』

・開催日時:2013年3月2日(土)15:00~16:00
(途中入場不可。一旦退場した場合も、再入場出来ません)

・会場:五反田文化センター・プラネタリウム(品川区西五反田6-5-1)

・定員:小学生以上の方86名(ただし、小学生は保護者同伴となります)

・料金:無料(事前予約が必要です)

・出演:黒澤明子、石崎一気

・朗読作品:「杜子春」「月夜とめがね」ほか

・問い合わせ:品川区立図書館(℡:03-3471-4667)

内容は、プラネタリウムの映し出す星空と朗読のコラボレーションです。
入場ご希望の方は、2月14日(必着)までに、往復はがきに『星空の下の朗読会』として、参加者全員(1通につき4名様まで)の住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を記入し、品川図書館(〒140-0001品川区北品川2-32-3)までお送り下さい。
希望者多数の場合は、抽選となります。
沢山のご応募、お待ちしています!