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ゴースト・ライダー2


今年になって見た映画はすべて不作で、満足出来るものは1本もありませんでした。
しかし、とうとう見つけましたよ。
自信を持って、皆様にお薦めしたい映画を!
ただし、一般の映画ファンにお薦めするものではありません。
演技や演出を学ぶ人に、是非、ご覧頂きたいと思っています。
その映画のタイトルは、「ゴースト・ライダー2」です。
まずは、ストーリーから!

父親を救うために冥界の魔王メフィストと契約し、体内に悪魔を宿した男、ジョニー・ブレイズ。
静かに暮らしていた彼の所にモローという僧侶が「ある少年を助けて欲しい」と依頼してきた。
その少年・ダニーは母親・ナディアがメフィストと契約して生まれた"運命の少年"だった。
メフィストは自分の魂を入れる新しい"器"としてダニーを狙っていたのだ。
ジョニーはダニーを守るため、ゴーストライダーとなってメフィストにたち向かう...。

まあ、正直言って、ストーリーはどうでもいいです。
ストーリーのことは、はなから忘れて下さい。
ストーリーなんか、なくて良い映画なのですから。
感動しようとか、教訓を得ようと思っている人は、見ない方が良いでしょう。
この作品は、ひたすら演出力を味わう映画なのです。

とにかく、ゴースト・ライダーの演技が素晴らしい!
顔が燃えているドクロが主人公なのですが、実に芝居が上手い。
CGなのに、演技が圧倒的なのです。
無駄な動きは一切なく、ここを見せたいという部分だけを明確に動かしていきます。
しかも、絶妙の間とタイミング!
これこれ!これなのです!
演技にとって大切なことを、非常に分かりやすく見せてくれています。
特に、タメの取り方が絶妙です。
いくらお金をかけて凄いCGを使っても、タメがない演出になっているから最近の娯楽映画はつまらないのです。
ライダーが悪人の魂を吸い上げるシーンなんて、絶品です!
これが映画!
これが演技です!
カメラワークといい、編集といい、もう言うことないですね。
まさに、至福のひと時でした。

それ以外にも、対決シーンになるとまったく映像の質感を変えてみたり、2分割画面を上手く活用したり、映像テクニックのオンパレードです。
良いと思ったシーンを細かく書いていると、キリがありません。
監督のマーク・ネヴェルダインさんとブライアン・テイラーさんは、さぞや腕の良い、センスあふれるアーティストなのでしょう。
僕はもう、次回作を楽しみにしています。

ただ、繰り返しますけど、アメコミの映画化ですから、ストーリーは本当に下らないものです。
途中で帰ってしまうお客さんも、ちらほら見受けられました。
(「ゴースト・ライダー2」じゃなくて、「レ・ミゼラブル」にすれば良かったですね...)
そんな方は、僕の作品を見ても、きっと満足されないでしょうね。
「ゴースト・ライダー2」が好きかどうかで、僕との相性が分かるかもしれません。
僕にとって、映画や演劇は、ストーリーを見せるモノではなく、表現そのものを見せるモノです。
はっきり言って、ストーリーなんて、どうでも良いのです!
リアリティなんて、必要ないのです!
さあ、「ゴースト・ライダー2」を大スクリーンで見て、表現を満喫しましょう!
ただし、肌に合わなくても、当方は一切関知しませんので、そのつもりで...。

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