ぷにぷにパイレーツ

ブログ

Takasitarさん久々のライヴ


劇団"ぷにぷにパイレーツ"のファンの皆さんなら、Takasitar(栗原崇)さんをご存じですよね?
旗揚げ公演から第9回公演まで、数々の"ぷにぷにパイレーツ"の公演に参加してくれたシタール奏者です。
広島で開催した第3回公演「わしらはみんなぷにぷにじゃけん」にも出演して貰いました。
いつも素晴らしい演奏で、公演を盛り上げてくれています。

そのTakasitarさんが、久々に、東京でライヴ演奏を行います。
今回は、お師匠さんにあたるアミット・ロイさんのコンサートにゲスト参加するようです。
インド音楽界の巨匠の演奏だけでも楽しみなのに、Takasitarさんの生演奏が聞けるとなると、これはもう行くしかありませんね。
日時は、4月13日(土)18:30開演。
会場は、品川区立・荏原文化センター・大ホールです。

詳しい情報は、またご紹介します。
皆さん、是非、お出掛け下さいね。

るるぶ 広島カープ

 

 

るるぶ カープ.jpg

 

ああ、しまった...。
また、無駄遣いをしてしまった...。
ついつい、必要のない本を買ってしまいました。
「るるぶ 広島カープ」という、観光ガイド本です。
定価は905円(税別)です。

「るるぶ」といえば、各地域ごとの見どころをまとめた、JTBのムックです。
うちにも、「名古屋」「群馬」「栃木」「福岡」「伊豆箱根」ほか、このシリーズは何冊もありますよ。
それが、観光地ではなく、球団のくくりで一冊ムックを仕立て上げるとは!
どんな内容なのか確かめたくて、我慢できずに購入してしまいました。

巻頭は、今季5周年を迎えるマツダスタジアムの完全ガイド!
バラエティ豊かなシートの紹介。
ファンの応援スタイル。
スタジアムの飲食スポットまで、細かく紹介されています。
続いて、カープの名選手の思い出や名シーンをRCCのアナウンサーが語るコーナーや、期待の新人、注目選手について!
試合後のお楽しみとして、選手がおすすめするグルメ店、ファンが盛り上がれるお店、OBのお店などのグルメ情報!
さらに、キャンプ地、東京でのビジター観戦ガイドも充実しています。
まさに、「るるぶ」らしい切り口でガイドする、広島カープの応援本となっています。

僕ぐらいの熱烈なカープファンなら、ここに書いてあることは、大概、知っています。
でも、改めて、本にまとめると、良いものですね。
思わず、にんまりしてしまいます。

特に、興味をひかれたのが、選手お薦めのグルメスポットです。
カープOBが手掛けているお店も気になりますね。
(小林誠二さん、原伸次さんのお店等が紹介されています)
今度、広島に帰省した時には、絶対に行ってみたいと思います。

普段、節約を心掛けているのに、なぜカープ関連のものには財布の紐が緩んでしまうのでしょうか?
これで、カープが強ければ問題ないのですが、連敗が続いたりすると...。

プレーボール!


いよいよ本日、2013年のプロ野球が開幕します。
ファンにとっては、今日が元日のようなものです。
今から、18:00のプレーボールが楽しみでなりません。
今後、半年間、生とTVを問わず、野球観戦で忙しくなること必至です。
特に、今年は、WBC直後の開幕とあって、例年とは展開が違ってきそうです。
また、スーパー・ルーキー達が、開幕一軍に入ってきました。
序盤から、ペナントレースから目が離せません!

僕が注目しているのは、勿論、広島カープです。
昨年、カープは残念ながら4位に終わってしまいました。
でも、思い出して下さい。
9月の9連戦前までは、3位をキープしていたんですよ!
その9連戦で、カープは1勝8敗!
ヤクルトが8勝1敗!
ここでひっくり返されてしまいました。
でも、こんな事は、2度と起きないと思います。
去年のこの経験を生かして、今年は乗り切ってくれる筈です。

カープの弱点ははっきりしています。
昨季、(DeNAと並び)12球団最低のチーム打率2割3分3厘で得点力不足に悩まされました。
野村監督も、「投手が去年ぐらいやってくれれば、あとは打線次第」と、攻撃陣の奮起を期待しています。
でも、大丈夫!
去年のようなことはありません!
まず、エルドレッド選手が肘を手術して、速球に対応出来るようになりました。
オープン戦も絶好調です。
新外国人のルイス選手も、打ってよし!走ってよし!守ったら...?
とにかく、良い選手です。
そして、丸選手の成長が凄い!
逆方向に強い当たりをコンスタントに打てるようになっています。
松山選手も、確実性が増してきました。
栗原選手を押しのけて、開幕戦で先発するぐらいの実力を付けましたよ。
まあ、確かに、東出選手の不在は大きいでしょう。
でも、元気いっぱいの菊池選手や安部選手が、その穴を埋める以上の活躍をしてくれることは間違いありません。
決して、リーグを代表する打線ではありませんが、去年のようなことは絶対にありません。
セリーグの他球団の中には、戦力を大幅に落としたところもあります。
ですから、カープは、最低でもAクラス!
普通でいけば2位に入るぐらいの力があると、僕は信じています。
(当然、僕の目標は、優勝です!)

などと、好き勝手なことが言えるのも、今日までです。
はっきり言って、勝敗はどうでもいいんです。
ともかく、ワクワクする野球を見せて欲しい!
「これぞプロ!」というプレーを堪能させて欲しい!
熱い魂を見せて欲しい!
さあ、果たして今年、どんなドラマを見られるのでしょうか?

リフレイン


夏の公演の脚本の改訂作業をしていて、改めて思いました。
僕の脚本は、圧倒的に、リフレインが多いんです。
同じフレーズを何度も何度も繰り返すのは勿論です。
それ以外にも、同じ単語や、同じ音、同じイントネーションを、執拗に重ねていきます。
「まるで詩のような舞台ですね」と大勢のお客様に言われるのは、そのせいかもしれません。
いずれにせよ、繰り返す部分のセリフは、完成度が高くなくてはいけません。
カッコ悪いモノを何度も聞かされるのは、本当に辛いですからね。
今後、更に厳しく、リフレインのセリフを整えていきたいと思います。

打たれ強さ


夏の公演用で使う脚本の改訂作業に入りました。
まずは、一番短い作品から始めました。

"うーむ...。
なんで、こんな基本的なミスを犯す?
全然、いけてないじゃないか!"

そんな感じで直しを入れていたら、たちまち原稿が真っ赤になってしまいました。
脚本を完成させる作業は、自己批判、いや自己否定の連続です。
辛いことばかり、押し寄せてきます。
たとえ、上演が成功しても、反省しきりですからね。
脚本家に最も求められる資質とは、打たれ強さなのかもしれません。

タダほど高いものはない!


カットモデルは、無料で髪を切って貰えます。
しかし、タダほど高いものはない!
それ相応に、大変なこともあるのです。

まず、閉店後からのスタートなので、遅くまで営業しているお店だと帰るのが夜中になってしまいます。
また、見習いの美容師さんがカットするので、大変時間が掛かります。
ベテランの方の数倍掛かる場合だってあります。
しかも、見習いのカットの様子を、店長さんがじっと見つめているのです。
変な切り方をしたりすると、「違う!」と罵声が飛ぶことだってあります。
まるで、僕が怒られているような気分になりますよ。
また、頭をずっと触られているので、とてもとても眠くなります。
長時間、睡魔と闘うのも、厳しいものです。
それらの関門を乗り越えて、ようやく無料で髪を切って貰えるのです。
そんなに甘いものではありません。

僕としては、無料も有難いのですが、それ以上に見習いの美容師さんに練習の機会を差し上げたいという気持ちが強いですね。
普段はマネキンの頭で練習しているようですが、やはり実際の人間の髪の毛で練習する方が効果的ですからね。
しかも、僕はかなりの短髪なので、切るのが凄く難しいそうなんですよ。
練習台としては、最高なんですって!
こんな頭でお役に立てるなら、いくらでも協力いたしましょう!
そこでお金を浮かせて、その分を演劇活動に投資したいと思っています。

カットモデル


散髪代を浮かす為に、カットモデルをやってきました。
カットモデルとは、新人美容師がヘアカットの練習を行う対象の人物のことで、いわば実験台です。
(元々は、ヘアカットの見本として写真やイベントなどに登場するモデルのことだったようですが...)
ですから、無料で髪を切って貰えるのです。

今回、僕が行ったのは、代官山駅そばのとてもお洒落なお店です。
店内は白に統一されており、お店の人も、全員、白い服を着ています。
まるで、美術館のような空間でした。
物凄い威圧感があって、普通の客としては入りづらい雰囲気です。
本来は、カットだけでも、7000円掛かります。
パーマを掛けたり、ヘアカラーをしたりすると、2万円コースになります。
一体、どんな貴族が、このお店に来ているのでしょうね?

そんな訳で、僕は、7000円分、得をしたような気になっています。
油断したら、無駄遣いをしてしまいそうで、危険です。
また、CDのBOXセットを買ってしまうかも...。

改訂作業


今日から、夏の公演用の脚本の改訂作業に入ります。
なんとか、4月から、暗記が始められるように頑張ります。
ただ、内容的にも文量的にも大変なボリュームを持った大作が2本あるんですよ。
素読みするだけでも、かなり疲れます。
きちんと直すには、相当な精神力を求められます。
作品のパワーに負けないように、頑張ります。

クラウド・アトラス


またまた、皆さんにお薦めしたい映画を見てしまいました。
上映時間が3時間もある大作ですが、まったくダレることなく楽しめると思います。
僕の大好きな陰鬱で不毛な世界観で満ち満ちた傑作です。
その作品とは、「クラウド・アトラス」です。

「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー姉弟と、『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァが監督を務めた作品です。
以前は、"ウォシャウスキー兄弟"でしたが、お兄さんが性転換したので、"姉弟"になりました。
主演は、オスカー俳優のトム・ハンクスとハル・ベリー。
共演陣にも、国際色豊かな一流キャストを配しています。
アクション、ミステリー、ロマンスを織り交ぜながら、時空を行き来し展開していきます。

この映画の原作は、デヴィッド・ミッチェルの同名ベストセラー小説です。
異なる時代に舞台を置いた、6つの物語を描いています。
19世紀の南太平洋を船で旅する、サンフランシスコ出身の公証人。
第二次大戦前のベルギーで、天才作曲家に師事する若き音楽家。
1970年代のアメリカ西海岸で、原発の不正を追及する女性ジャーナリスト。
現代ロンドンで、インチキ出版社を営む老編集者。
近未来の韓国で、ウエイトレスとして生きるレプリカント。
遠い未来のハワイで、人類絶滅の危機を迎える文明の守り手。
身体のどこかに不思議な彗星のあざを持つ主人公たちが、支配と暴力と抑圧に抗して叫びをあげていきます。

6つの物語りが錯綜するので、見ていて、序盤は混乱すると思います。
でも、そんなことは気にせず、そのままご覧下さい。
中盤からは、付いていけるようになる筈です。
どのエピソードも、悲しく、虚しく、切ないので、辛い思いをする方もいらっしゃると思います。
時代を超えて一切変わることのない、人間の醜さや愚かさを、執拗なまでに描き続けているからです。
でも、その描き方が、強烈にスタイリッシュで美しいんですよ。
特に、近未来の韓国のシーンは、最高です。
これからご覧になる方の為に詳しくは書けませんが、最期のシーンなんか、究極の映像美だと思いますよ。
純然たる娯楽作品には当たりませんが、エンタテインメントの中に多少なりとも芸術性を求めたい方は必見です。

この作品で、主要な俳優さん達は、1人6役程度、演じています。
なかには、その役者さんだとまったく見抜けないぐらい、上手に化けているシーンもあります。
遠い未来の場面で、ヒュー・グラントが出演しているのを見つけられたら、あなたは相当な通です。
是非、チャレンジしてみて下さいね。

放置法


先週、夏の公演用の脚本を書き終えました。
それ以来、僕は、一切、原稿には触っていません。
いわば、脚本を寝かしてある状態です。
こうして、しばらく放っておくと、脚本は勝手に発酵していきます。
どんどん熟成して、旨みを増していくのです。
まるで、ワインやチーズのようですね。
皆さんは、「そんなバカな!」と思われることでしょう。
でも、これは、本当なんです。
最低1週間は、絶対に触ってはいけません。
時間を置かずに焦っていじり回すと、大概、脚本の風味が薄れていってしまいます。
ここでグッと我慢して、当分放置することこそ、脚本執筆の極意のように感じます。
実は、この放置法を、著名な劇作家の先生方が推薦していらっしゃいます。
海外の小説家も、良く用いる方法のようです。
文章を書かれる皆さん!是非、一度、お試し下さい。

ウラジミール・アシュケナージ

 

 

夜想曲全集.jpg


ウラジミール・アシュケナージの演奏する「ショパン夜想曲全集」を購入しました。
CD2枚組です。
サンソン・フランソワのものは持っていましたが、違う人の演奏でも聞いてみたいと思っていたのです。
やはり、同じ曲でも、演奏家が変わると、全然違って聞こえますね。
「こんな風にも弾けるのか!」と、驚くことが沢山あります。
アシュケナージの演奏は、音色が非常に柔らかく、気品に満ち満ちています。
テンポも、ほんの少しゆっくりめで、曲の情緒を丁寧に描いています。
奇をてらったところは一切ありません。
繊細で、実にきめ細かく、内面性を凄く重視した演奏だと思いました。
また、録音状態が良好で、とても聞きやすいですね。
僕は、大変、気に入りました。

こうして、同じ曲を、演奏家を変えて聞くと、発見が沢山あります。
作劇や演出においても、様々な演奏家で聞き比べることで、色々アイディアが湧いてきます。
偉大な音楽家の力を借りて、面白いお芝居を作っていきたいと思っています。

 

曲を検討中


夏の公演で使う曲を、検討しているところです。
舞台で共演するピアニストの方にも、色々な曲を提案して貰っています。
さすがは、音楽の専門家です。
僕の知らない曲を、次々に挙げてくれます。
日本ではあまり有名ではない作曲家の、知られざる曲にも、良いモノが沢山あるんですね。
どの曲も、全部、使いたくなってしまいます。
とにかく、新しく曲を知ると、それだけで僕の中で違った世界が広がっていきます。
もっともっと、様々な曲を聞いてみたいと思います。

スポーツに例えると...


今、夏の公演に向けた準備の真っ最中です。
でも、それだけに集中する訳にはいきません。
そろそろ、冬の公演のコンセプト作りにも、取り掛からなくてはいけません。
一つの公演を完成するには、やはり一年近く時間が掛かってしまいます。
特に、物語は、頑張ったからといって、浮かんでくるものではありません。
面白そうなモチーフを思い付いたら、こまめにメモを取っていくという、地味な作業が大切なのです。
そのアイディアに合わせて、公演をどんなメンバーで構成するか、どの劇場で上演するかなどもイメージしていきます。
スポーツに例えるならば、試合に向けた練習をしながら、基礎体力作りにも励んでいる...。
僕は、いつも、こんな感じです。

ジョン・フィールド

 

フィールド.jpg

「Nocturnes of John Field」というCDを購入しました。
皆さんは、ジョン・フィールドをご存知ですか?
John Fieldは、19世紀の初めに活動したアイルランドの作曲家、ピアノ奏者です。
最初に「夜想曲」(Nocturne)を書いた作曲家として、有名です。
それまでの形式にとらわれない単一楽章のピアノ作品「夜想曲」は、ショパンに大きな影響を与えました。
また、後のメンデルスゾーン、シューマン、リスト、グリーグら、ロマン派作曲家の作品の先駆けともなりました。

僕は、これまで、フィールドのことを全く知りませんでした。
今回、このCDを聞いて、自分の無知を悔いました。
こんなに素晴らしい曲があったとは!
なるほど、ショパンの夜想曲にそっくりです。
クオリティは、ショパンと比べても遜色ありません。
ショパンよりほんの少しサラッとしたテイストなので、むしろ演劇作品には合っているかもしれません。
200年も前の作品ですが、全然古臭くなく、現代人の孤独や不毛を描くのにもピッタリだと思いました。
うーん、こんな隠れた名曲群があったとは...。

ぷにぷにパイレーツの夏の公演は、音楽を主体に、演劇作品を構成していきます。
その為に、僕は、もっともっと音楽の勉強をしていかなくてはなりません。
僕の作品に合いそうなクラシックの名曲があれば、是非、教えて下さいね! 

 

ああ、それなのに...


夏の公演で上演しようと思っている3本目の脚本を書いてみました。
ごくごく短い、ショートショートのような作品を狙ってみました。
落ちを楽しむ、他愛もないブラック・コントです。
ああ、それなのに、それなのに...、書き終えてみて愕然!
超重量級の大作になってしまったのです。
文量的にも、原稿用紙30枚弱。
演技の面においても、超難しいものになりました。
「これ、誰が上演するの?」と思うぐらい、大変な作品です。
覚悟を決めて、取り掛からないといけませんね...。

助産婦さん


何となく、夏の本公演の全容が見えてきました。
作品というものは、作者が生み出すのではなく、作品が自ら勝手に生まれてくるのです。
作者は、その誕生を手助けする助産婦さんのような存在です。
ですから、生まれてみないと、どんな作品になるかは、作者にも分からないのです。
そんな訳で、ようやく、僕にも、公演の全貌がイメージ出来るようになってきました。
どうやら、例年以上にファンタジックでミステリアスな内容になりそうです。
まるで、悪夢を見ているかのような作品が揃う筈です。
恐らく、皆さんがかつてご覧になったことのない演劇公演になります。
是非、ご期待下さい!

劇作家脳


脚本を書き始めると、"劇作家脳"が働き始めます。
夏の公演用の脚本のアイディアが、また一つ浮かびました。
それも、すでに書いている2本の作品とは趣向が重ならないものです。
多分、短めにまとめられると思います。
実際に書いてみると案外長くなったりするものですが、何とか、上演時間を7~8分に仕上げたいですね。
どうなることやら...。

体力勝負


ついに、2本目を書き上げました。
夏の本公演用の脚本です。
またまた、随分、長くなってしまいました。
(原稿用紙60枚分以上あります)
しかも、クオリティはまだまだ低く、何とかストーリーを終わらせた程度に過ぎません。
あまりに長過ぎて、執筆の終盤に精神的な持久力が切れてしまったのが、主な原因です。
脚本の執筆は、体力勝負!
エネルギーを補充して、日を改めて、再度取り組みたいと思っています。

ショパン


ぷにぷにパイレーツの夏の本公演では、ショパンのノクターンを使おうと思っています。
というより、ショパンのノクターンが生きる作品を1本作るつもりです。
あの音楽に負けないように、頑張ります。

ショパンのノクターンって、全部で20曲もあるんですね。
どれも、イメージを喚起する名曲ばかりです。
それだけに、どれを使うか迷ってしまいます。
全曲を聞くだけでも、相当時間が掛かりますからね。
毎日、繰り返し繰り返し聞いています。

以前、僕は、ショパンの曲は自分の演劇には使えないと思っていました。
いわゆる現代音楽の方が、僕の作品のテイストに合っていると考えていたからです。
でも、自分のキャパシティが広がったのでしょうか?
ショパンの音楽は、僕の脚本に凄く合っているような気がしてきました。
ポーランドのマイムを演技のベースにしている僕には、ポーランド人の音楽が合うのかもしれませんね。

曲の決定は随分先になりそうですが、今年の夏は、絶対にショパンの曲を使わせて頂きます。
そして、演劇に新境地を開きたいと思っています。
是非、ご期待下さい。

「星空の下の朗読会」アンケート結果


3月2日に開催した「星空の下の朗読会」のアンケート結果が、品川区立図書館から届きました。
概ね好評で、まずは一安心です。
どんなご意見があったのか、少しだけご紹介しますね。

まずは、プラネタリウムでの朗読会について!
・心ワクワク、非日常空間での朗読。楽しく拝聴いたしました。
・星空の下での朗読、おもむきがあり、楽しかったです。
・星空の美しさに、心が洗われます。
・星座を、もう少し詳しく教えて頂きたかったです。
・星を研究しようと思った。

続いて、朗読そのものについて!
・力強い朗読に感動。見習わなければ。
・読み手の方、すばらしかったです。雰囲気にたっぷりひたれました。
・初めて参加いたしました。年に数回お願いします。子供も大人も楽しめる内容でした。季節折に楽しみにしています。
・おじいちゃん(鉄冠子)の声が、ぶれなくて凄かった。
・力強い話し方で、プロは凄いです。気持よく聞きました。また聞きたいですね。

この他、いずれもお褒め頂いたものばかりで、恐縮しております。
これに驕ることなく、ますます身を引き締めて、練習を重ねていきたいと思っています。
さらにステップ・アップ出来るように、頑張りますね!

選曲作業


毎年、夏に行っている本公演の主役は、音楽です。
音楽を生かすための演劇作品を作っていると言っても過言ではありません。

勿論、今年も、生演奏と一人芝居のコラボレーションを行う予定です。
曲のイメージに合わせて、演劇を上演するのです。
ですから、公演作りにおいて最も重要な作業が、選曲になります。

今、僕は、脚本執筆と同時に、選曲に取り組んでいます。
膨大な曲の候補を聴きながら、どれが良いか考えているところです。
とても時間のかかる作業ではありますが、これがすべての根幹です。
丁寧に続けていきたいと思っています。

2本?3本?


今年の夏を予定している"ぷにぷにパイレーツ"の本公演で、何本の作品を上演すべきか悩んでいます。
イメージとしては3本なのですが、そのうちストーリーが決まっている2本が思いの外長くなってしまいそうなのです。
これにもう1本足すとなると、公演時間が90分を大幅に超えてしまうかもしれません。
(「ぷにぷに!没作品供養祭は、2時間15分もありましたけど...)
じゃあ2本で良いかというと、それも物足りません。
音楽も沢山お届けしたいですし、公演の中にバリエーションも持たせたいですからね。
今、出来上がりつつある2本を、なんとか縮められるよう工夫するのが、最善の措置でしょう。
ただ、それが一番難しいんだよなあ...。
一体、どうすれば良いのでしょう?

一番重要な部分


「星空の下の朗読会」が終わって1週間が経ちました。
なんだか、随分、昔のことのように思えます。
そろそろ"ぷにぷにパイレーツ"夏の本公演に向けて、しっかり準備をしていかなくてはなりません。
現在は、2本目の脚本執筆に向けて準備をしているところです。
(実際には、公演のオープニングで上演するものです)
具体的にいえば、今は、物語を考えている段階です。
すでに、大まかな構想はあるのです。
シチュエーション、キャラクター、展開は見えています。
ただ、ストーリーそのものが、なかなか決まらないのです。
このストーリーには、何通りもの結末を付けることが出来ます。
悲劇にも、ハッピーエンドにも、不条理にも、自由自在にすることが可能です。
その中で、演劇的に一番ふさわしいのはどれか、イメージの中で模索している状態です。
結局、演出プランが決まらないと、ストーリーは出来上がらないのです。
絵として面白いモノ、美しいモノになることが最も大切です。
それを見せるために、ストーリーがあるに過ぎません。
ですから、今は、毎日、鏡の前で動いてみながら、演出を確認しています。
なかなか前に進みませんが、この作業が一番重要な部分です。
丁寧に、丁寧に、続けていきますね。

ゼロ・ダーク・サーティ


今の段階で断言しても大丈夫だと思います。
今年の映画ナンバーワンは、「ゼロ・ダーク・サーティ」です。
これを上回る作品が年内に公開される可能性は、まずないでしょう。

2003年、パキスタンにあるCIAの部署に、情報分析官マヤが派遣されてくる。
捕虜の拷問に最初は目を背けるマヤだが、次第に、そんな状況に慣れて行く。
やがて、ビンラディンの連絡員と思われる男、アブ・アフメドの情報をつかむマヤだが、なかなかその尻尾をつかむことができない。
手詰まりになって行く中、CIA局員を狙った自爆テロが発生。
同僚の死を受け、マヤの心の中の何かが大きく変わる。
そしてマヤはアブ・アフメドを発見する。
はたしてビンラディンの居所はつかめるのか...?

「ゼロ・ダーク・サーティ」は、「ハート・ロッカー」でアカデミー賞監督となったキャスリン・ビグローの最新作になります。
前作同様、アメリカが今まさに直面している戦争が描かれています。
9.11テロから10年が経ち、人々のビンラディンに対する記憶も薄れようとしている2011年5月1日。
アメリカのネイビーシールズが、ビンラディンの隠れ家を急襲し、殺害する事件が起きましたた。
その裏には、ひとりのCIA女性分析官の功績があったのです。
「ゼロ・ダーク・サーティ」は、分析官マヤがパキスタンに赴任してから8年間掛けて、ビンラディンの隠れ家を探し出す過程をリアルに描いています。

ビンラディンが殺害されたのは、東日本大震災から2カ月も経っていない時期でした。
世界的な大ニュースながら、日本では、あまり詳しく伝えられなかった記憶があります。
それ以前に、タリバーンの実状を、日本人はほとんど理解できていません。
そういった意味で、この映画には、日本人が学ぶべきことが沢山描かれているんですよ。
ビンラディンが隠れていた場所が、まさか、あんな場所だとはまったく思ってもいませんでした。
(てっきり、洞窟で殺害されたものだと、誤解していました)
また、無差別自爆テロの恐ろしさを、改めて、体感することも出来ました。
中東情勢は勿論、21世紀のアメリカの変遷を知る上でも、非常に役立つ映画だと思います。

しかも、映画の出来が抜群に良いのです!
豪華なCGを使ったアクション・シーンなどは、ほとんどありません。
しかし、これほど手に汗握る緊張感溢れる映画は、滅多にありません。
エンタテインメント作品としても、超一級品です。
特に、映画のクライマックスとなるビンラディン殺害シーンは、まるでドキュメンタリーのように再現されています。
自分が、兵士になったような錯覚に陥ること、間違いありません。

上映時間2時間45分の大作ですが、長さはまったく感じません。
残虐な映像が苦手な方にはお薦めしませんが、映画好きの方なら必見だと思います。
映像の出来が抜群ですので、DVDでは勿体ない!
是非、劇場でご覧下さい。

五反田文化センター・プラネタリウム


「星空の下の朗読会」は、五反田文化センター・プラネタリウムで開催されました。
ご来場頂いた皆さん!
素晴らしい施設だったでしょう?
都会では、あれだけの星空を見ることは出来ませんからね。
最高の気分を味わって頂けたものと思います。

ただ、今回は、朗読作品に合わせた上映でした。
プラネタリウムのポテンシャルを最大限に発揮したものではありません。
是非、プラネタリウムの主催上映を、一度お楽しみ頂きたいものです。
そこで、今日は、五反田文化センター・プラネタリウムについて、ご紹介します。

五反田文化センタープラネタリウム投影機は、色や明るさの再現に優れているので、リアルな星空を体験できます。
また、360度の映像が映せる全天デジタルシステムにより、迫力ある映像を全天に映し出すことも可能です。

一般投影は、土曜日、日曜日と、祝日に、午前11時、午後1時30分、午後3時30分からの3回開催されています。
1回約50分で、定員は86人です。
入場料は、大人200円、4歳から中学生50円、3歳以下は無料です(ただし、座席を利用する場合は50円)。

3月のプログラムですが、各回とも、前半は今夜の星空について解説します。
後半は、時間によって内容が違います。
午前11時からは、親子向けの投影「ふゆとはるのおほしさま」。
午後 1時30分と3時30分からは、特集のお話「オーロラ」です。
第1回目の投影対象は、小学3年生以下のお子さんと保護者になります。
なお23日(土)の午後3時30分からの回は、休止です。

このほか、特別投影や天体観望会も、随時、開催されています。
HPなどで調べてから、お出掛け下さいね。

マイク使用


「星空の下の朗読会」で、僕は、初めてマイクを使って朗読いたしました。
僕としては、可能な限り、PAを通したくはないのです。
やはり、生声に勝るものはありませんから。
しかし、会場がプラネタリウムだった為、ホールは防音になっています。
壁には、吸音素材が装着されています。
ですから、生声だと、音の艶や張りが吸収されてしまい、やせ細った寂しい声になってしまうんですね。
そこで、やむなく、マイクを使用することになってしまいました。

マイクを使うと、どうしても、声の帯域が限定されてしまいます。
ある幅の中でしか、表現出来ません。
また、大きな声を使う演出も使えません。
かなりフラットな朗読を求められてしまいます。
演劇的な読み方が、制限されてしまう感じがありましたね。
僕にとっては、相当、難しかったです。

ただ、マイクを使ったからこそ出来る演出もありました。
低い息の音を入れてみたり、わざとマイクを吹いてみたりして、効果音的に使用してみました。
それが効果を上げたかどうかは分かりませんが、工夫をしたつもりです。

いろんなシチュエーションがあるでしょうから、プロとしては、マイクを使っても上手に読めなくてはいけません。
でも、出来れば、朗読は生声でやっていきたいですね。
魂を伝えるには、機械を通さない方が良いのです。
せっかくの生の舞台!
直接、お客様へ、思いをお届けしたいと思っています。

「星空の下の朗読会」写真

プラネタリウムで開催された「星空の下の朗読会」は、暗黒の中での朗読会です。

 

プラネタリウム全景.jpg

 

かすかな星の光以外、明かりが一切ありません。

従って、公演写真や動画を撮影することが出来ませんでした。

撮影できたのは、リハーサル中のこんな写真だけです。

 

台本写真.jpg

 

一応、ご紹介しておきますね。

 

燈体.jpg

 

暗黒!


「星空の下の朗読会」は、五反田文化センター・プラネタリウムでの開催でした。
お客様は、ほぼ寝転がって、天井のドームの星空を見ながら、朗読を聞く形になります。
かすかに星が光っている他は、まさに暗黒!
会場内の様子は、ほとんど見えないのです。

それは、朗読する僕にとっては、難しい環境でした。
いつも僕は、お客様の様子を見ながら、演技をしたり、朗読をしたりしています。
会場の反応を確認しながら、演技プランを修正しているのです。
しかし、会場内が真っ暗だと、お客様がまったく見えません。
万が一、見えたとしても、皆さんは横になっている訳ですから、顔が見えません。
しかも、場内には防音措置が施してあるので、お客様の呼吸を聞こうと思っても、全然僕の耳に届いてこないのです。
仕方ないので、稽古で構築したプランを、忠実に遂行していくしかありませんでした。
その分、内的パワーを増して、僕のエネルギーで観客を包み込むように工夫しました。

そうすると、開場の雰囲気が変わっていきました。
会場内に、大きな渦が巻き起こったように感じ始めました。
気の流れみたいなものが、動き出したんですね。
後半の緊張感溢れるシーンになると、横になっていたお客様の多くが起き上がってきて、僕の朗読する姿を見始めました。
(暗い中でも、それぐらいは分かります)
また、クライマックスを終えて、エンディング・シーンに入った所で、場内から一斉にため息が漏れたのが聞こえました。
きっと、恐怖が解けて、リラックスされたのでしょう。
皆さんの気持ちが一つになったんでしょうね。
実に良い雰囲気で、朗読を終えることが出来ました。

プラネタリウムでの朗読で、僕は、沢山のことを学びました。
やはり、常にチャレンジしていかなくてはダメですね。
本当に良い機会を頂戴しました。
皆様、誠にありがとうございました!

「星空の下の朗読会」終わりました!


昨日、無事、「星空の下の朗読会」を終えました。
満員のお客様に囲まれ、大変な盛り上がりでした。
お陰さまで、大好評でした。
終演後、多くのお客様に絶賛して頂きました。
普段、朗読をしている方々が「"杜子春"に挑戦してみたくなった!」と話す声も、耳に入ってきました。
僕の声質や朗読のテクニックを褒めて下さった方も、少なくありませんでした。
プラネタリウムとのコラボレーションも、上手く効果を挙げていたように思います。
スタッフの皆さんが頑張って下さったので、映像や音楽のタイミング等もバッチリでした。
自分で言うのもなんですが、言うことなし!
申し分ない公演だったように感じています。
ご来場頂いた皆様、寒い中、ありがとうございました!

正直言えば、僕自身は、朗読という表現形態を、積極的に進めていこうとは思っていません。
パントマイムを練習しているぐらいですから、動きを見せたい気持ちが強いのです。
でも、「きちんと上演すると、朗読でも、かなりのパワーを持って、観客を楽しませることが出来る」ということを実感しました。
実際、朗読を依頼されるケースが少なくないんですよ。
機会があれば、また朗読に挑戦してみたいと考えています。

本日、「星空の下の朗読会」開催!


いよいよ、本日、「星空の下の朗読会」が開催されます。
時間は、15:00~16:00(開場は14:30)。
会場は、五反田文化センター5階のプラネタリウムになります。

最初は、黒澤明子さんが、小川未明作「月夜とめがね」を読みます。
続いて、僕が、芥川龍之介作の「杜子春」を朗読します。
最後に、宮澤賢治の詩「星めぐりの歌」を、二人で読んでいきます。

プラネタリウムの迫力溢れる映像、美しい音楽、そして僕たちの朗読によるコラボレーションです。
滅多にこんな企画はありませんから、貴重な朗読会になると思います。
ご予約頂いている皆さんに喜んで頂けるよう、精一杯、頑張りますね!

ただし、今日、いきなり会場にお越し頂いても、入場出来ません。
品川区立図書館主催の、予約者限定の朗読会です。
どうか、ご了承下さい。

五反田文化センターは、東急・目黒線の不動前駅から、徒歩8分の所にあります。
では、後ほど、プラネタリウムでお会いしましょう!

そうそう!
今日、J1とWBCが開幕します。
球春到来ですね。

コンピュータ制御


いよいよ、明日、「星空の下の朗読会」が開催されます。
プラネタリウムと朗読のコラボレーションをお楽しみ頂きます。

しかし、実はまだ、プラネタリウムの映像と僕の朗読を合わせてみたことはありません。
明日の本番前にゲネプロを行いますが、そこで確認をするという手筈になっています。
先月の打ち合わせの際に、プラネタリウムの担当者に、細かい注文を書いた台本をお渡ししてあります。
今のプラネタリウムはすべてコンピュータ制御なので、僕の指示書に従って、プログラムを組んで頂く必要があったのです。

さあ、果たして、どんな星空が出来上がっているのでしょうか?
どんな映像が投射されるのでしょうか?
誰よりも、僕が一番、楽しみにしています。
早く、明日にならないかなあ...。