ぷにぷにパイレーツ

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2013年を振り返る②


大晦日ですねぇ。
僕は、昨日髪を切り、新しい下着や靴下等を買ってきて、新年を迎える準備をしましたよ。

さてさて、劇団ぷにぷにパイレーツの2013年を振り返る続きです。
今年8月には、2つの公演を実施しました。
まず、8月4日(日)に、「ぷにぷに!夜想曲集」を開催しました。
これは、吉田幸子さんのピアノ生演奏と僕の一人芝居のコラボレーションです。
この公演では、様々な作曲家による夜想曲に乗せて、芝居を上演していきました。
会場も、クラシック音楽専用の"糀ホール"!
キャパが150席を超える大ホールです。
しかも、本格的なグランド・ピアノを使っての公演となりました。
この公演は、本当に評判が良かったですね。
過去20回の公演の中でも、最高の評価を頂戴したのではないでしょうか?
かなり実験的な脚本、演出だったにもかかわらず、皆さんに「大変分かりやすかった」と思われたようです。
上演時間が30分を超す大作「夜間飛行」「恋に恋して」のいずれも、愛をテーマにしたのが良かったのでしょう。
また、例によって、ラストの意外などんでん返しが、大変喜ばれましたね。
真相が明らかになった瞬間、場内から「あ~!」というため息が一斉に聞こえてきたのが、印象に残っています。
ピアノとの組み合わせも良く、演奏も素晴らしかったので、我ながら大変面白く出来た公演だったのではないかと思っています。
来年は、これを上回る公演を作っていかなくてはなりません。
うーん、プレッシャーがきつい...。

さらに、8月18日(日)には、「Endless Summer'64」と題した朗読会を実施!
3人の女性アナウンサーが、僕のオリジナル台本を朗読してくれました。
会場として、武蔵小杉で人気のカフェ"64Cafe+Ranai"をお借りしました。
こちらも、客席は超満員で、凄い熱気に包まれました。
朗読した4作品すべてが愛の物語でしたが、泣いているお客様も多かったですね。
僕のそばにいらしたフランス人の男性は、号泣されていましたよ。
朗読会を開催するなら、そのために台本を用意しないとダメですね。
改めて、そう思いました。

今年は、それ以外にも、朗読のワークショップを開催したり、マイム作品を発表する場があったり、色々な活動を行いましたね。
新しい出会いが沢山あった一年でもありました。
観客の動員数も、ほんの少しだけアップした印象があります。

振り返ってみれば、今年開催した4公演中3回は初めての会場でした。
劇場を変えてみると、様々な新機軸が展開出来るものです。
難しい面もありますけど、常に挑戦する姿勢は忘れたくないですね。
劇団運営の面では、とても楽しい一年となりました。
(赤字に関しては、諦めの境地に達しました...)

こうして、今年、無事演劇公演が続けられたのも、ひとえに応援して下さっている皆様のお陰です。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
皆様、誠にありがとうございました!

さあ、明日、新しい年を迎えます。
来年は、劇団に、また新たな魅力を加えていきたいと思っています。
2月には、強烈にグロテスクな社会風刺コントの公演を実施します。
3月には、僕の朗読の公演も開催されます。
夏には、アートな作品を揃えた公演を企画します。
それ以外にも、様々な形の舞台を実現していくつもりです。
2014年の劇団ぷにぷにパイレーツに、どうぞご期待下さい!

それでは、皆様!良いお年を!

 

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2013年を振り返る①


2013年も、明日で終わり。
皆さんにとって、今年はどんな年でしたか?
僕にとっては、サンフレッチェのJ1リーグ2連覇や、カープの球団史上初のCS進出などがあり、大変良い年だったと感じています。
それはさておき、今日と明日の2日間は、今年の"劇団ぷにぷにパイレーツ"の活動を、少し振り返ってみたいと思います。

2013年、ぷにぷにパイレーツは、4回の公演を行いました。
まず、1月20日(日)に、亀戸ハードコアで、「ぷにぷに!没作品供養祭」を開催しました。
社会風刺コントのオムニバス公演でしたが、これは受けましたね。
爆笑に次ぐ爆笑で、笑いが途切れることがありませんでした。
ブラックユーモアがきつすぎて怒って帰っていったお客様もいらっしゃいましたが、それは我々からすれば、むしろ名誉なことです。
どす黒い内容を、エンタテインメントに昇華できたように思っています。
客席は、マチネ・ソワレともに超満員だったのも嬉しかったですね。
補助席を出さざるをえない盛況ぶりでした。
この公演を最後に亀戸ハードコアがクローズしてしまったのは、本当に惜しまれます。
駅から近く、利用料金も手ごろで、音響・照明も凝ったことが出来ただけに残念です。

3月2日(土)には、五反田文化センター・プラネタリウムで、「星空の下の朗読会」が行われました。
プラネタリウムの満天の星の下、僕は芥川龍之介作「杜子春」を朗読しました。
こちらも、予約の受け付け開始と同時にすぐに満席!
客席は、比較的ご高齢の皆様で埋め尽くされました。
ただ、せっかくのプラネタリウムでの開催だったにもかかわらず、僕が朗読を始めると皆さん体を起して僕の姿を見つめるようになりました。
一所懸命演出した星空より、僕が読んでいる姿の方が面白かったのかもしれませんね。
どちらにせよ、お客様が楽しんで下されば、僕は満足です。
お陰さまで朗読は大好評で、終演後多くのお客様に呼び止められ、お褒めの言葉を頂戴しました。
クライマックス・シーンでは、涙を溢された方が少なくなかったそうです。
何度も言っているように、僕は体を使った表現を追求していきたいと思っているので、朗読という上演形態はあまり好きではありません。
しかし、毎年、これだけ高い評価を頂けるということは、ニーズがあると考えるべきなのでしょう。
来年以降も、いわゆる"演劇"と並列して、"朗読"にも精進していかなくてはならないと考えています。

続きは、また明日!

赤字は必然


劇場費について、具体的なお話をしたいと思います。
各劇場ごとに条件がまちまちなので、一概には言えないのですが、あくまで参考まで...。

東京のまあまあの劇場で金曜から日曜にかけて使おうとすると、劇場費は最低でも30万円から50万円かかると考えて下さい。
都内の私鉄沿線にある、キャパ100人以下の、知名度の低い劇場のイメージです。
HPには安い料金が表示されているかもしれませんが、実際にはもっと高い値段を請求されることになります。
普通は、劇場レンタル代に、照明や音響機器利用費、暖房・冷房機器使用費、電気・ガス料金、時間外利用費等が乗せられます。
劇場が指定する照明や音響のオペレーターを雇用しなくてはならない場合も少なくありません。
さらに、シーズン料金や、公演回数に応じた追加料金が発生することもあります。
受付で使う長机さえ、お金を取られることもあるのです。
そもそも、ほとんどの劇場が1日貸しをしておらず、最低4日以上連続しないと借りられないものです。
「小さな公演を企画した筈なのに、気が付けば50万円以上かかっていた」というのが現実ではないでしょうか?
(50万円は最も安い例だと考えて下さい。30万円だと相当条件を落とした劇場になり、お薦め出来ません)

例えば、木曜仕込み、金~日で4回公演を行うとしましょう。
土曜日は、マチネ・ソワレの2回公演。
日曜日の夜は劇場を撤収する作業があるので、公演が出来ないことが多いものです。
100人のキャパが4回とも満員になったとして、計400人。
その400人の入場料で50万円の劇場費を賄うとなると、一人当たり1250円になります。
チケット料金のうち、1250円は劇場に払っているわけです。
2500円の入場料金を設定すると、その半分は劇場代なのです。
しかも、それは、400のキャパがすべて埋まった場合の話です。
(あなたの人脈次第ですが)金曜、土曜のソワレ公演は、ビックリするほどお客さんは来ないと思って下さい。
実際には、観客一人当たり、2000円以上の劇場費がかかる覚悟をしておいた方が良いでしょう。

あくまで、この値段は、劇場費のみを計算したものです。
衣装、小道具、大道具は勿論、稽古場代、交通費、通信費、宣伝費、交際費等は一切含んでいません。
受付などのスタッフの費用もバカになりません。
芝居で黒字を出そうとすると、チケット代がとんでもなく高額なものになってしまいます。
こんな現実を知ると、演劇の公演なんて怖くて出来なくなりますよね。
芝居で赤字が出るのは、必然なのです!

さあ、あなたは、それでも演劇公演を実施しますか?
チケット料金を、いくらに設定しますか?
それで、何人動員できると判断していますか?
お客様は、その価格で満足してくれるでしょうか?
雑費をいくらで計算していますか?
あなた自身、赤字はいくらまで耐えられますか?
そういった現実を踏まえた上で公演を作っていかないと、劇団はすぐに空中分解してしまいます。
覚悟をもって、劇団運営に取り組んで下さい。

オーナーのポリシー


我々のような弱小劇団は、背伸びして、知名度の高い劇場を使ってみたいと思うものです。
しかし、そこには、とんでもないハードルが存在しています。
誰もが知っているような歴史ある名門劇場は、いくらお金を積んでも貸して貰えないものなのです。

そんな劇場の場合、劇場主やオーナーに確たるポリシーがあります。
そのオーナーが認めた劇団以外には、絶対に劇場を貸さないのです。
公演の企画書は当然として、脚本や、過去の公演のVTRの提出を求められたりします。
(過去の公演が存在しない以上、旗揚げ劇団は使えないですね)
酷い劇場だと、脚本の修正を求められたりするとも聞いています。
さらに、制作スタッフの能力まで審査して、レンタルするかどうかを決める場合もあるそうです。
よほどのコネがない限り、借りることは出来ないと思っていた方が良いでしょう。
それ以外にも、信じられないような制約が課せられる劇場があります。
(契約した時間を1分でも過ぎると強制的に電源を切られてしまい、場内が真っ暗になる劇場とか...)

あなたが借りたいと思っているところは、実は、オーナーが趣味でやっている劇場なのかもしれません。
それだけに、利用する劇団側には注意が必要です。
十分、下調べした上で、レンタルの問い合わせをした方が賢明です。
さもないと、とんでもなく不愉快な思いをすることになりますよ...。

2&8


なかなか空いている劇場が見つからない、あなた!
今日は、効率の良い劇場の探し方をお教えしましょう。
ここは思い切って、探す時期を限定して下さい。
それも、ズバリ、2月と8月だけを検索して下さい。
そうすれば、案外、空き劇場を発見出来ますよ。

行楽と同じように、演劇にもトップシーズンがあります。
春は、4月から5月。
秋は、10月から11月。
まさに、旅行シーズンと一緒ですね。
暑くもなく、寒くもない、過ごしやすい気候。
祝日が多く、連休になることも少なくない時期ですね。
年度の上半期・下半期がスタートしたばかりで、精神的にも前向きになれますよね。
当然、多くの劇団が、この4カ月を軸に公演を企画してきます。
まともな劇場なら、この時期に予約を取るのはかなり難しいと考えて下さい。

逆に、明らかに、劇場から客足が遠のく月があります。
それが、2月、8月です。
2月は一年で最も寒くて、外出を嫌がる人が多いですね。
都心でも大雪が降ったりします。
受験シーズン本番で、その親御さんも気が気ではありません。
また、8月は酷暑で、日中出歩くのは危険とまで言われています。
暗い劇場にいるよりも、海や山などアウトドアで涼をとりたいと思う方も多いことでしょう。
お盆の時期などは都心の人口が減少し、電車がすいていることさえあります。
人気劇団なら、絶対に2月、8月の公演は避けるでしょうね。

だからこそ、我々のように人気のない劇団は、2月、8月を選ぶべきなのです。
うまくいけば、劇場費の値引き交渉が出来るかもしれません。
こんなことを言っては失礼ですが、来ないお客さんは、いつ公演をやっても来てくれません。
逆に、来てくれるお客様は、どんな時期でも、劇場に駆け付けて下さいます。
演劇公演に来て下さる皆さんは、たまたま暇だから来場されるわけではありません。
あなたを見たいから、万難を排して、お越し下さるのです。
安心して、2月、8月に公演を企画して下さい。

そういえば、「ぷにぷに!夜想曲集」や「Endless Summer'64」も、今年8月に開催しましたっけ...。  

劇場の立地


必死のネット検索により、ようやく、空きのある劇場を見つけられた!
しかも、自分たちが公演を開催したい時期に!
でも、まだ喜んではいけませんよ。
劇場が空いているのには、それなりの理由があるのです。

まず、劇場のアクセスマップを良く見直してみて下さい。
意外に不便なところではありませんか?
最寄駅そのものはメジャーでも、そこから徒歩20分ぐらいかかったりしません?
バスを使わないと到達できないなんてことはありませんか?
最寄駅が2つ書いてある時は、大概、どちらの駅からも遠いものです。
真冬や真夏にそんな場所で公演を開催すると、間違いなく苦情が殺到します。

また、地図を見ながら歩いても、非常に分かりづらい劇場もあります。
そんな所で公演を行うと、開演時間になっても、お客さんが全然揃いませんよ。
終演後、お客様から「迷ったじゃないか!」と文句を言われることを、予め覚悟しておいて下さい。
(僕は、そんなクレームを何度も経験しています)

最寄駅が都心から遠いと、劇場費も安くなり、空きのある日も多くなります。
でも、それに比例して、動員数が減少することも覚悟して下さい。
例えば、新宿から電車で40分と聞くと、多くの人の観劇意欲は萎えてしまうのです。
だって、新宿に行くまでに、すでに数十分掛る訳ですから...。
劇場代が安くなる割合と、観客が減る割合のバランスを考えて、公演を企画しましょう。
ただし、劇団員の多くが同じエリアで暮らしているのであれば、都心から離れていても大丈夫!
みんなの生活圏近辺で劇場を探すのは、大変賢いと思います。

ネットで候補の劇場が見つかったら、予約の前に、必ず一度は足を運ぶようにして下さい。
それも、車などを使わずに、お客様の気持ちになって、駅から歩いてみましょう。
その上で、適当な劇場かどうかを判断して下さい。
劇場の立地って、想像以上に大切なものなんですよ。
公演そのものの印象を、大きく左右してしまいますから!

空いてない!


東京で演劇の公演を行うのは、本当に大変です。
特に、劇場を予約するのは、実に困難です。
意外なことに、どの劇場を当たってみても、すでに他の劇団の予約が沢山入っています。
それも、向こう1年間に渡って1日の空きもなくビッシリ埋まっている所がほとんどです。
人気のある劇場や大きめの劇場は、今後数年間に渡って、予約が入っているそうなんです。
ですから、大手の劇団の多くは、公演を開催する際、翌年、そして翌々年の同じ時期で劇場を押さえてしまうんですって!
作品が出来たから公演を行うのではなく、劇場が空いている日があるから、それに合わせて公演を用意するといった感じですね。
それなりの劇場で上演しようと思っているのなら、最低でも半年以上の余裕をもって劇場探しに当たった方が賢明でしょう。

さて、インターネットで検索しまくってようやく空きのある劇場を見つけたとしても、まだまだ厳しい現実が待ち受けています。
それについては、また後日!

コントは難しい!


昨日も、第21回公演に向けた稽古を行いました。
午前11時から夕方6時まで、1時間の昼食休憩を挟み、みっちり稽古しました。
参加者は、脇坂君、伊東さん、緒方さんでした。

ナンセンス・コント3本を練習していきましたが、コントの上演は難しいものです。
お客さんが笑えるようにするのは至難の業です。
役者はセリフを暗記していくうちに、初めて脚本を読んだ時の感覚を失っていきます。
稽古が進むにつれて、何が面白いのか分からなくなっていくのです。
脚本の魅力を探り出し、演技からぬるい所をなくし、切れを持って面白さを明確にしていく!
昨日は、そんな演出作業を延々と行った一日でした。
まだまだ道程は遠いですが、笑いを意識して稽古を続けて貰いたいと思います。

昼食休憩は、稽古場の近くのピザ屋さんに行きました。
そこで、公演の概要を確定させていきました。
近々、詳細を発表できると思います。
楽しみにお待ち下さい。

これで、年内の稽古はおしまい!
本番まで、あと1ヶ月半です。
年末年始も休まずに稽古していきましょう!

12月22日の稽古


昨日は、第21回公演に向けての稽古を行いました。
伊東かおりさんが上演する一人芝居「特別料理」を3時間に渡ってみっちり稽古しました。

この作品に関して、伊東さんはすでに、セリフを完璧に入れています。
ですから、かなり深い稽古が出来ましたね。
主に動きを中心に、細かく見ていきました。

伊東さんのキャリアから考えれば、かなり良い状態で仕上がって来ています。
現時点でも、かなり面白いです。
場面場面で止めながら演じて貰うと、思いの外、良い出来になっています。
あとは、全編を通して上演した時のメンタル・タフネスを鍛え上げて頂きたいと思っています。。

昨日、繰り返し僕が指摘したのは、3つの点です。
まず、舞台上のどこに何があり、どこに人がいるかを明確に見せること。
次に、感情の大きな流れを作り上げ、どこで感情が変わるかをはっきりさせること。
3つ目は、自分勝手に演技するのではなく、観客の心理の動きを意識することです。
どれも、とても難しいものですが、それこそが演技の醍醐味です。
舞台上で様々な気配を感じながら、気のオーラを放ち続ける!
そんな意識で、日々の稽古を頑張って貰いたいと思っています。

今日は、出演者3人が集まり、ナンセンス・コントを練習します。
みんな、どれだけ、演出家の僕を笑わせてくれるかな?

劇場代


今、僕は、第21回公演で使う劇場を探している最中です。
劇場探しは本当に大変です
劇場を決定するまで、どれだけ時間と手間が掛かるか...。

演劇の公演を行う際、最も費用が掛かるのが劇場代です。
必要経費のほとんどを劇場費が占めてしまいます。
特に、地価の高い東京では、信じられないほど劇場レンタル代が高額です。
真っ当なやり方では、公演を行えば必ず赤字が出る筈です。
ですから、お客様が「作品のレベルに対してチケット代が高い」と感じるのは、現状では仕方がないことなのです。
また、出演者に対し、絶対に達成出来ない程の厳しいチケット・ノルマを課す劇団が大半ですが、劇団主宰者からすれば当然のことです。
(ぷにぷにパイレーツは、その辺が甘い...)
それだけ、劇場費が、劇団経営を圧迫しているのです。

東京の劇場の現状を、明日以降、不定期にご紹介していきたいと思っています。
それを読んで貰えれば、劇団ぷにぷにパイレーツがいかに良心的な劇団か理解して頂ける筈です。

Fシリーズ


新しいウォークマンを購入しました。
これまで5年間程使ってきた旧タイプのものの電池が、すぐに消耗するようになってきたからです。
今回買ったのは、Fシリーズ(16GB NW-F805)と呼ばれるものです。
音楽を聴くための基本性能はもちろん、様々な機能が搭載されています。
要は、音楽を楽しむことをメインとした"Android"です。
音の良いスマホみたいなものですね。
Wi-fi環境にあれば、インターネットを手軽に利用することが出来ます。
その分、サイズはかなり大きくなっています。

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しかし、なにより驚いたのは、その音質の良さです。
旧タイプとは雲泥の差です。
細かな音が聞き取れると同時に、音の圧力も倍増しています。
ピアニストの座っている椅子が軋む音や、ヴァイオリニストの呼吸の音まで、鮮明に聞き取れるのです。
こんなに音質が向上しているとは!
買い換えた価値がありました。

広告の文句によれば、Fシリーズの音の売りは以下のようなことだそうです。
・ハイエンドオーディオに迫る高音質を。進化したフルデジタルアンプ「S-Master MX」
・自然で広がりのあるクリアなサウンドを再現。「クリアフェーズ」
・圧縮音源の高音域もクリアに再現「DSEE(高音域補完)」
・本来のステレオサウンドを実現「クリアステレオ」
・引き締まった力強い重低音「クリアベース」
・臨場感あふれる音を再現。「VPT(サラウンド)」
・迫力のあるサウンドを再現するxLOUD(TM)

ただちょっと使いにくい部分があるんですね。
インターネットをはじめ、色々なことが出来るので、逆に操作が複雑になってしまっています。
慣れれば平気なのでしょうが、しばらくは選曲の際などに苦労しそうです。
当分、2つのウォークマンを併用することになると思います。

 

ゼロ・グラビティ


僕の選択が悪いのでしょうか?
今年は、皆さんにお薦めできる映画にほとんど出会えませんでした。
僕の感性が鈍ってきたのか、映画界全体のレベルが下がっているのかは分かりません。
とにかく、映画に失望することが多い一年でした。

しかし、年末のここにきて、素晴らしい映画と出会うことができました。
間違いなく、今年のナンバーワン!
いや、2010年代の作品の中でも、1、2を争う傑作だと思います。
その映画とは、「ゼロ・グラビティ」です。

地表から600km上空。
すべてが完璧な世界で、誰もが予想しなかった突発事故が発生。
スペースシャトルは大破し、船外でミッション遂行中のメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーの二人は、無重力空間《ゼロ・グラビティ》に放り出されてしまう。
漆黒の宇宙で二人をつなぐのは、たった1本のロープのみ。
残った酸素はわずか2時間。
地球との交信手段も断たれた絶望的状況下で、二人は果たして無事生還することができるのか?

無限に広がる過酷な宇宙という人類最後のフロンティアを舞台に、想像を絶する極限的状況を描き出す、体感型スペース・サスペンス・エンターテイメント大作です。
主演は、アカデミー賞受賞のサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー。
監督は、オスカーノミネートのアルフォンソ・キュアロン。
最新VFXと3D技術を駆使した、リアルで臨場感に溢れる大迫力の未体験空間へと誘ってくれます。

何が良いって、上映時間が約90分!
まったく無駄のない作品です。
危機を脱して地球に帰還するということ以外の要素は、一切ありません。
縦軸が1本に絞られているのです。
横軸が1本だけ張られていますが、それも最終的に縦軸を際立たせる効果があるんです。
登場人物も2人きり!
見ている側の集中力を阻害するものが何一つないのです。
脚本の見事さには舌を巻くばかりです。

しかし、最大の魅力は、その絵作りです。
これは実際にご覧頂かないと!
本当に圧倒的です。
ほとんどカット割りのない、超ウルトラ長回し!
CGだから出来る、超高速のカメラぶん回し!
こんな映像見たことがありません。
それから、これはほとんど目立たないと思いますが、音の使い方が抜群です!
無音になるシーンの素晴らしさったらないですよ。
これは見ないと!
「ゼロ・グラビティ」を見ずして、何を見るんですか?

ただ、あまりの迫力に、周りのお客さんは、終映後、みんなぐったりしていました。
そして、逃げるように帰っていきました。
宇宙酔いしてしまう可能性があるのは否めません。
体調を整えてから、ご覧下さい!

向き合う


第21回公演に出演する緒方さんは、先日の稽古の様子をヴォイスレコーダーで録音していました。
それを聞き直して、色々気付くことがあったそうなんですね。
僕がダメ出しするより、自分で良くない点に気付いた方が遥かに効果があります。
自ら「ここは直そう!」と思わない限り、変われないものなんですよね。
演劇の稽古とは、自分のダメな点に向き合うことです。
逃げずに、向上心をもって取り組んで貰いたいですね。

動員見込み


そろそろ第21回公演の日程と劇場を決めなくてはいけません。
難しいのは、動員見込みです。
出演者のみんながどれぐらいのお客さんを集められるかで、劇場のサイズが決まります。
大き過ぎる小屋を借りると、赤字になります。
小さ過ぎると、客席がギュウギュウ詰めになって、お客様の入場を断るケースもあります。
これまでの経験からすると、想定より少しだけ大きめの劇場が良いようです。
さあ、今回は、どれぐらいの劇場にすればよいのでしょうか?

ライブと比べると


僕だけの感覚かもしれません。
ライブ・ハウスでのジャズのピアノ・トリオのライブの入場料が5000円だと、まあまあ安い感じがしますよね。
7000円ぐらいが普通といったところでしょうか?
1万数千円するライブも少なくありません。
逆に、2500円だったら、しょぼい演奏しか聞けないと思ってしまいます。

一方、その価格を小劇場演劇に置き換えてみたらどうでしょう?
5000円の芝居って、かなり高い気がしませんか?
7000円なんて、もってのほかです。
2500円なら、ようやく妥当な感じがしてきます。

公演の元手は演劇の方が掛かります。
でも、総じて、音楽の方が入場料金が高いように思います。
ミュージシャンの方が、大概の劇団より知名度が高いせいでしょうか?
「外れが少ない」という安心感でしょうか?
貧乏くさい芝居が多いからでしょうか?
いずれにしても、演劇より音楽の方が地位が高いのは間違いないようです。

演劇界が地位を向上させるには、やはりクオリティを上げていくしかありません。
それも、一つの劇団だけではなく、演劇界全体でレベルアップしていかないといけません。
1回の公演でどれだけ収益を上げるかだけを考えるのではなく、もっと高い入場料を取れるような環境を作るよう意識していくことが大切だと思います。 

作品決定


来年3月1日に、僕が上演する作品がようやく決まりました。
今後、自治体の広報紙やHPなどで作品名が告知されるようです。
それまでは、皆さんにも内緒!
ばれないように、小さい声で練習します。

茨城マルシェ


アンテナショップシリーズ第2弾です。
昨日は、銀座でお仕事でした。
銀座は、地方自治体のアンテナショップがひしめき合っているスポットです。
その中から、「茨城のいちばんおいしいところを持ってきた」と謳う、"茨城マルシェ"に行ってきました。
住所は、中央区銀座1-2-1で、紺屋ビルの1Fになります。
首都高速の下ですね。
沖縄県、高知県のアンテナショップから、ほんの少し八重洲寄りの所です。
まだ出来て新しいようで、とても綺麗なお店でした。

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茨城県のグルメといえば、やはりあんこうですよね。
勿論、あんこうも食べられるのですが、一人で昼間から鍋をつつく訳にもいきません。
あんこう以外では奥久慈のしゃもが売りのようで、鍋、すき焼き、水炊き、焼き鳥、たたき、竜田揚げ、親子丼他、様々なメニューが用意されていました。
しかし、蕎麦好きの僕は、ついつい、けんちん汁で蕎麦を食べるランチを注文してしまいました。
郷土料理として人気ということでしたが、大変上質なお蕎麦で、美味しく頂きました。

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ランチには、サラダバーの他に、もう一つ食べ放題が付くんです。
何だと思います?
実は、納豆バーがサービスされるんです。
2種類の納豆を、5種のタレで味わうことが出来るんです。
僕は納豆が苦手なので2つの味を試すにとどめましたが、他のお客さんは何回も何回も納豆をお代わりしていましたよ。
納豆好きの方には堪えられないスポットだと思います。
銀座に行く機会があれば、是非一度お試し下さい。
午前11時から午後11時まで営業しています。

 

 

バーンスタイン


偉大な指揮者、レナード・バーンスタインの言葉です。
"If I don't feel I'm Beethoven , I'm not doing it well"
芸術に携わる者は、参考にすべきだと思いました。
僕も、ベルトルト・ブレヒトであるかのように感じながら...。

パスカル・ロジェ


僕はラヴェルの音楽が大好きで、沢山CDを持っています。
「ぷにぷに!印象派祭り」の公演では、ラヴェルのピアノ曲を数曲、吉田幸子さんに生演奏して頂きました。
その稽古の期間は、毎日、繰り返し、ラヴェルのピアノ曲の演奏を聞いていました。
それなのに、僕は、ラヴェルのピアノ曲の本当の魅力に気付いていなかったんですね。

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先日、パスカル・ロジェの演奏するラヴェルの「ピアノ曲全集」を購入しました。
CDで2枚組です。
僕はすでに、ギーゼキング他、数多くのピアニストによるラヴェルのピアノ曲集を持っています。
しかし、CDショップでロジェのCDを見つけた時に、何か"ビビビ"と感じるものがあったんですね。
是非、一度、大好きなロジェの演奏でラヴェルを聞いてみたいと思ったんです。
迷わず購入してしまいました。

実際に、ロジェの演奏を聞いて、僕はビックリしました!
こんなに印象が違うとは!
なんという聞きやすさ!
なんという分かりやすさ!
「ああ、この曲の魅力はこんな所にあったのか!」と気付くことばかりです。
まさに、目から鱗です。
これまで「この曲は、僕の芝居では使えない」と思っていたものも、「是非、この曲をベースに作品を作りたい」と思ってしまったりしました。
うーん!ラヴェルの印象が、まるっきり変わってしまいましたね。
同じ楽譜で演奏している筈なのに、演奏家の解釈でこんなに変わってしまうなんて、音楽って面白いものです。

ロジェの演奏は、いつも、僕に刺激を与えてくれます。
良く知っている曲でも、ロジェの演奏で聞くと、なにかしら発見があります。
ついつい、ロジェによるフォーレのピアノ曲集も注文してしまいました。
聞き比べって、本当に楽しいですね!

 

ダメ出しに強い!


第21回公演の軸となるのは、脇坂君です。
予定している5作品のうち、4作品に出演します。
彼は頭が良く、非常に真面目な性格です。
ですから、演技が上手くいって当たり前なんです!
当然、僕の要求は、どんどん高くなります。
でも、脇坂君は、意欲的に取り組んでいるので、僕の厳しいダメ出しにも挫けません。
向上心をもって、自己改革を続けています。
人前でパフォーマンスをした経験のなかった人なのに、今では随分格好がついてきました。
「ぷにぷに!没作品供養祭」では、「演技が上手い」という評価さえ受けていたんですよ!
すべては、努力の賜でしょう。

そういえば、今回参加している伊東さんも、緒方さんも、ダメ出しに強いですね。
どんなに細かいポイントを指摘しても、心が折れたり、逆ギレしたりすることがありません。
これは、演出がやりやすい!
接しやす~い!
みんなが素直に従ってくれているのは、きっと、僕の指導が適切だからに違いない!
というのは冗談ですけど、少なくとも、僕は論理的に説明をしていくようにしていますし、出来ないことを求めたりしません。
「この下手くそ!」といった感情的な言葉は、絶対に口にしません。
その辺りが、みんなが付いてきてくれる由縁なんだと思っています。
公演においては、役者さん達が輝いてくれることが一番です。
その為にも、今後も丁寧に、分かりやすくダメ出ししていきたいと思っています。

コメディエンヌ


第20回公演「Endless Summer'64」に続いて、2回目の参加となる緒方さん!
ほとんどの人は、ちょっととりすました、かなりきっちりした女性というイメージを持っていることでしょう。
真面目に固いニュースを読んでいる印象ですよね?
しかし、辣腕プロデューサーの僕は、彼女の本質を見抜いておりました。
緒方さんは、天才的なコメディエンヌなのです。

第21回公演で、緒方さんは、「樹海」や「宝石箱」といったナンセンス・コントに挑戦します。
そこでの彼女の演技は、面白いですよ!
予想通り!
いや、想定を遥かに上回る素晴らしさです。
本人は自覚していないでしょうが、これは天性のものでしょうね。
余人がいくら努力しても、あの域に達することは難しいでしょう。
登場するだけで場がほっこりと暖かくなり、観客みんなが笑顔になることは間違いありません。

今回の公演で、どこまで仕上げることが出来るかは分かりません。
でも、このまま続けていけば、喜劇女優として大成すること間違いなし!
コントを売りにしている"ぷにぷにパイレーツ"としては、貴重な人材です。
大切に育てていきたいと思います。

気が充満


第21回公演には、2人の女優さんが出演します。
まだ稽古の初期の段階ですが、なかなか良いですよ。
かなり魅力的に映ると思います。

まず、伊東さん!
第17回公演「ぷにぷに!没作品供養祭」からの参加です。
しかし、1年前とは別人のようになってきました。
考え方というか、心構えというか、根本からすっかり変わってくれました。
恐らく、第20回公演「Endless Summer'64」で、何か感じた部分があったのではないでしょうか。
肝が据わったように思うんですね。
ですから、少しづつ、オーラのようなものが放たれ始め、周りに磁場が発生するようになってきました。
その調子!その調子!
もっとスラスラセリフが出てくるようになれば、更に気が充満する筈です。
日々の稽古を、ますます頑張って頂きましょう!

マッチング最高


昨日は、第21回公演に向けた稽古を行いました。
出演者全員が集まり、約6時間に渡ってみっちり練習していきました。

遂に、昨日から、それぞれにとって2本目となる作品の稽古に入りました。
まずは、ざっと、作品全体の動きの流れを付けていきました。

伊東さんと脇坂君が上演する「離婚万歳!」は体力勝負の作品です。
両者ともに、相当なパワーが必要です。
特に、声量の部分で苦労すると思います。
全身からエネルギーを放射しなくてはならない作品ですので、気合いを入れて頑張って頂きたいと思います。
社会風刺が超強烈な作品だけに、必ずや、お客さんから好評を得られると確信しています。

緒方さんと脇坂君による「宝石箱」は、徹底したナンセンス・コントです。
いかに面白くするかだけがポイントです。
その点、この2人のマッチングは最高です。
かなり面白い!
稽古を見ていた僕も、何度か吹き出してしまいました。
可笑しさは確保されているので、あとは、演劇としての質を上げていきたいと思います。

自分で言うのも変ですが、脚本のレベルは相当高い筈です。
あとは、役者さんの演技次第!
毎日、丁寧に、自主練習を重ねっていって貰いたいですね。

ミラクル連覇


いやー、奇跡が起こりましたね!
まさに、ミラクル連覇です。
サンフレッチェ広島が勝ち点差2を逆転し、J1最終節で、劇的なリーグ制覇を決めました。
昨日、アウェーで行われた鹿島戦は、FW石原直樹選手の2ゴールでサンフレッチェが2-0と快勝!
首位の横浜が、アウェーの川崎F戦で0-1で敗れたため、07~09年に3連覇した鹿島以来となるリーグ連覇を成し遂げました。

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勿論、僕は、鹿島スタジアムに行ってきましたよ!
サンフレッチェが用意してくれた臨時バスに乗って行きました。
9:30東京駅発のバスは、11:00頃鹿島スタジアムに到着!
キックオフは15:30!
4時間半もあるのでどうしようかと思いましたが、あっという間でしたね。

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まずは、鹿島ミュージアムを訪問。
アントラーズにまつわる様々なお宝を拝見させて頂きました。
12:30には、早くも開場!
とりあえずスタジアムに入って席を確保し、スタジアム・グルメを満喫させて頂きました。
14:00頃からは、コンコースで、サポーター達による総決起集会が始まり、延々と応援歌を歌い続けました。
そんな興奮状態のまま、気が付けば試合開始!
90分間1回も座ることなく、大声で応援を続けていきました。
まったく寒さを感じることはありませんでした。

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広島の2得点は、いずれも石原選手によるものでした。
前半35分の先制ゴールは巧みなパスワークと連動から生まれました。
FW佐藤選手がDFを引き付けてできたスペースに、石原選手が走り込み、そこに高萩選手が絶妙のパス!
飛び出してきたGKに慌てず、右足からのループでゴールネットを揺らしました。
後半35分の追加点も、青山選手と清水選手の連係から、再び石原が決めました。
まさに、円熟味を増したパスサッカーが、勝利をもたらしました。

 

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「大切なのは諦めないこと」だと、サンフレッチェが教えてくれましたね。
首位攻防戦となった10月19日の横浜戦で敗戦!
負ければ優勝が遠のく11月23日のC大阪戦でも破れました。
試合後は落ち込んだ選手も多かったものの、2試合とも、翌週の試合は勝利を収めています。
残り2試合で首位マリノスと勝ち点差5あったのに、信じていれば逆転優勝出来るのです。

広島優勝の最大の要因は、強固な守備といって間違いないでしょう!
通算29失点はリーグ最少で、先制した試合は18勝2分けと安定感抜群だったようです。
昨日も、しっかり無失点!
出来ることを丁寧にやっていけば、勝利の女神はほほ笑んでくれるのです。
「結果はコントロールできないが、プロセスはコントロールできる」という森保選手の思いが選手に伝わり、奇跡が起こりました。

一夜明けた今、僕はまだ、夢の世界にいるようです。
J1優勝の瞬間を生で体験するのは初めてのこと。
本当に素晴らしい時間を味わえました。
Jリーグ最高です!
さあ、3連覇に向けて、来季も頑張りましょう!

 

 

 

楽譜集


来年、吉田さんにピアノ演奏して貰おうと思って、楽譜集を購入してしまいました。
(本人には了解をとっていません)
ずっと探していた楽曲の譜面を発見したので、たまらず買ってしまったのです。
楽譜を眺めてみましたが、悲しいことに、僕には何も分かりません。
記号を見ただけで、同時に複数の音をイメージするなんて、僕の理解を遥かに超えています。
楽器が演奏出来る人って、本当に凄いですね!
頭の中は、どうなっているんでしょう?
尊敬あるのみです。

上演内容


公演企画が立ったら、上演内容について考えていきましょう。

はっきり言って、好きなことを自由にやって下さい。
演劇公演なんて、あえてやる必要のないものです。
多分、赤字も出ます。
辛いことや面倒くさいことが、次々押し寄せてきます。
また、人生で、そんなに数多く、公演を行える訳でもありません。
ですから、嫌なことを我慢してやる必要はないのです。
思う存分、やりたいことだけをやって下さい。

もし、やりたいことが見つからなければ、公演を行っても意味がありません。
やりたいことが見つかるまで待った方が賢明でしょう。
実際、やりたいことが見つからないまま公演を実施している劇団は少なくなく、その結果はほとんど惨憺たるものになっています。
そういう劇団は、間違いなく自然消滅していきます。

「これを見せたいんだ!」
「これを見て貰えば、絶対に喜んで貰える筈だ!」
「こんなことは、私(我々)しか出来ない!」
「今これをやらずして、いつやるんだ!」

そんな状態になったら、準備OKです。
さあ、公演開催に向けて、動き出しましょう!

公演企画を考えよう!


劇団名も決まった!
情報発信ツールも手に入れた!
じゃあ、そろそろ、公演企画を考えていきましょう。

何を上演するか等の内容面は後回し!
まずは、制作面から考えていった方が賢明です。

利用料金の手軽な劇場の候補は?
お客さんは何人ぐらい来場してくれそう?
入場料は、いくらが妥当?
公演スケジュールはどうする?
上演時間は何分ぐらい?
無料で音響、照明、受付等を手伝ってくれる人は確保できる?
このほかにも、沢山、考えなくてはならないことがあります。

しかし、公演の経験の少ない人は、その辺りの目処が立ちませんよね。
そんな時は、迷わず、周りの人に相談して下さい。
演劇に精通した人であろうと、芝居を見たことのない人であろうと構いません。
とにかく、いろんな人の意見を聞いて下さい。
ポイントは、あらゆる層の多くの人に、ジャンジャン尋ねていくことです。

「安い劇場知らない?」
「日曜の夜7時開演は遅すぎると思う?」
「入場料3000円でも見に来てくれる?」
「120分の公演なんだけど、途中休憩があった方がいいと思う?」
「君、本当に見に来てくれるの?」
こんな風に、迷っていることがあれば、そのまま素直に質問していけば良いのです。

恐らく、様々な答えが返ってくると思います。
でも、色んな意見を聞いていると、自然に公演企画がまとまっていきます。
劇場、公演日程と回数、上演時間、入場料金の目安が、自分たちの中にぼんやり浮かび上がってきます。
公演のイメージが具体的になってから、初めて具体的な作業に入って下さい。
演劇公演で最も大切なのは、作品の内容ではありません。
予算管理こそ重要なのです。
当然、試算と現実の間には随分差が出ますが、何も考えずに公演企画を立てると恐ろしいことになりますよ。
必ずや、とんでもない赤字を抱えることになります。
赤字の許容額を見積もって、絶対にそれを踏み越えないこと!
それが、劇団運営の基本です。

FACEBOOK PAGE


新たに劇団を立ち上げようとしている皆さん!
劇団名が決まったら、なるべく早く、HPを立ち上げて下さい。
旗揚げ公演の予定が立っていなくても構いません。
とにかく、自分たちの存在をアピール出来る場を確保すべきです。

僕が、"ぷにぷにパイレーツ"を立ちあげた2007年当時は、HPを作成するのは大変でした。
素人では自作は難しいし、プロに頼むと結構お金が掛かっていたものです。
("ぷにぷにパイレーツ"は"オフィス・コトー"さんにご協力頂いて、可愛らしいHPを作って貰いました)

しかし、今では、簡単にHPを作れる無料ソフトが出回っています。
それが面倒なら、ブログから始めても結構です。
YahooでもGooでもアメブロでも、何でもOK!
無料で、手軽に更新出来るブログを探してみて下さい。

なかでも、僕が最もお薦めしたいのは、"FACEBOOK PAGE"です。
これは、FACEBOOKにアカウントを持つ人なら、誰でも作れます。
HPとブログとツイッターとメールマガジンの良さを併せ持った優れモノです。
勿論、無料ですし、作成も超簡単!
写真や動画の掲載もチョチョイのチョイ!
詳しいことはご自分で調べて頂きたいと思いますが、大手企業も商品単位で"FACEBOOK PAGE"を活用する時代です。
これを利用しない手はありません。

何らかの情報発信ツールを手に入れたら、定期的に情報を出していきましょう!
出来れば、毎日が良いのですが、週1回でも良いと思います。
あるいは、稽古を行った後、必ず更新する手もありますね。
ここで、定期的に情報が発信出来ていれば、劇団運営は絶対に大丈夫です。
しかし、一旦、サボりグセがついてしまったら、まず間違いなく劇団は自然消滅してしまいます。
決めたルールは守って、情報発信していきましょう!

演劇作品を作るのと、定期的な情報発信には何の関係もないように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
作品作りが順調なら、多くの人にそのことを伝えたくなる筈ですから...。

名は体を表す


新たに劇団を立ち上げようとしている皆さん!
まず、どこから手を付けたら良いか、分かりませんよね。
そんなあなたに、ちょっとしたアドバイスを!

とりあえず、劇団名を決めてしまいましょう!
劇団名を付けることが出来たら、コンセプトは固まったようなものです。
劇団名には、無限のバリエーションがあります。
例えば、「劇団殺意」という名前を付けたら、それだけで方向性が決まってしまいますよね。
また、「劇団あちゃらかはっちゃけおふざけ隊」なんて命名したら、シリアスな作品はやりづらくなってしまいます。
グループのメンバー構成や、みんながやりたいこと、来場が予想される客層の好み等を総合的に判断しないと、劇団名は決められないのです。
ですから、劇団名を確定出来るというのは、相当進んだ段階にあるということです。
逆に、劇団名を考える中で、自分たちのグループの長所や短所がはっきりしてくることも、少なくありません。
「名は体を表す」という言葉があるように、劇団名は本当に大切なんですよ。
皆さんでじっくり話し合って決めて下さいね。 

相談


最近、様々な団体から、劇団運営について相談を受けるようになりました。
特に、キャリアの浅いグループから、公演企画の立て方について尋ねられることが多くなっています。
"ぷにぷにパイレーツ"は動員数が多い訳ではないので、偉そうなことは言えません。
ただ、大きな赤字を出すこともなく、トラブルもなく、20回もの演劇公演を継続しています。
それなりに、アドバイス出来ることもあると思うんですね。
また、"ぷにぷにパイレーツ"の公演は、少人数で、お金も手間もかけずに実践するモノです。
新設劇団でもマネできる部分が少なくない筈です。
(商業的に大成功している劇団のノウハウは、小劇団には参考にならないのです)
僕は、相談されれば、惜しみなく知識を披露するつもりです。
何でも気軽に訊いて下さいね。

砂漠


「人は、自分自身の中に、砂漠を作らなければならない」
エストニア出身の作曲家アルヴォ・ペルトが、1990年ごろに来日した際の記者懇談会でこう語ったそうです。
これは、人間が創造する時には、砂漠のように精神を飢えさせなければならないということのようです。
砂漠になってはじめて、美しい花を咲かせる生命力が発揮されます。
そして、雑念や雑音のない澄み切った作品を作りだせるのです。
ペルトの純度の高い音楽が、それを証明しています。

自分の中に砂漠を作りだすのは非常に難しいことです。
僕も作品を構想する時はそう心掛けていますが、すぐに雑念が湧いてきます。
それ以前に、周囲に雑音が多すぎて、純粋な状態を作り上げるのはかなり困難です。
自分自身の集中力を上げることも重要ですけど、その為の環境作りも不可欠ですね。
ですから、僕は、脚本を書く時ヘッドフォンを付けて、ペルトの音楽を聴くようにしています。
そうすると、自分の純度が一気に上がっていくような気がするのですが、気のせいでしょうか...?