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水の戯れ


梅雨時になると聴きたくなる曲ってありますよね。
僕の場合は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルがパリ音楽院在学中の1901年に作曲したピアノ曲『水の戯れ』がそれですね。

この曲は、ラヴェルの作曲の師であるガブリエル・フォーレに献呈されたものです。
楽譜の冒頭に、「水にくすぐられて笑う川の神」というアンリ・ド・レニエの詩の一節が書かれています。
僕には、その詩のイメージとはかけ離れて聞こえるんですけどね。
でも、水の動きと輝きを、これほど見事に描いた作品は、他にはないでしょう。
こういう曲を聞くと、創作意欲がムクムクと湧いてきます。
このメロディを生かせる世界観はどんなものだろうと考えてしまいます。
舞台芸術を志す方には、一度聞いて頂きたい名曲です。

ラヴェルは、『水の戯れ』の他にも、組曲『鏡』の第3曲「海原の小舟」や、『夜のガスパール』の第1曲「オンディーヌ」など、水を題材にしたピアノ曲を残しています。
こちらも、機会があれば、是非!

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