ぷにぷにパイレーツ

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サン・サーンス


「僕はこうして、人生で大切なものを見逃してしまっているんだろうな...」
昨日、こんなことを思いました。

実は、クラシック音楽のオムニバスCDを聞いていたら、とんでもなく素晴らしい曲を発見したんです。
非常に斬新で視覚的!
美しいメロディながら、ストーリー性も兼ね備え、映画や演劇の様々なシーンで使えそうです。
いや!すでに沢山使われているのではないでしょうか?
「ハリー・ポッター」シリーズなどには、うってつけの曲です。
曲の構成も緻密で、素人の耳にもスキがないように感じられました。
使われている楽器もユニークで、普通のオーケストラでは聞かれない音色が随所に登場します。
「こんな面白い曲があったのか!」と思って、曲名を見てみました。
すると、「動物の謝肉祭より~水族館」となっています。

「動物の謝肉祭」ですと!
小学校の音楽の授業で、むりやりレコードを聞かされた曲ではありませんか!
その時、「つまらないなあ...」と思って以来、それ以降聞こうとも思いませんでした。
むしろ、「白鳥」のメロディを聞きあきてしまっていて、完全にバカにしていました。
大体、作曲家の名前が"サン・サーンス"なんて、どうなんですか!
「さいざんす!」のトニー谷さんしかイメージできませんでした。
小学校の時に出会ってなければ、もっと早く、サン・サーンスの魅力に気付いていたでしょうに...。

このように、出会うタイミングを間違えると、作品の本質を見誤る可能性があります。
一度「ダメだ!」と思ったものでも、もう一度接してみた方が良いかもしれません。
素晴らしいお宝を逃すことになりかねませんからね。 

「夜のアートマイム劇場~第四夜」を見て


昨夜は、両国のシアターXに行ってきました。
『マイミクロスコープ 〜夜のアートマイム劇場〜 第四夜』を見て、参加してきたのです。

そこでは、僕のマイムの先生のJIDAIさんのソロ作品「雪の温もり」が上演されました。
この作品は、2009年に「雪のぬくもり」として発表したものを、大胆に作り替えたものだそうです。
これは物凄かったですね。
ちょっと言葉では表現できないぐらいです。
マイムの可能性は、とてつもなく大きいものだということに改めて気付かされました。
ピエロの格好して笑いを取りにいくパントマイムも素晴らしいものです。
でも、マイムの魅力はそれだけではありません。
皆さんには、是非一度、「アートマイム」を体験して頂きたいと思います。
セリフのある劇では表現出来ない、潜在意識を形にしたような世界観を味わえますよ。
僕は、技術的にも、身体能力的にも全然ダメですけど、「アートマイム」を上演出来るように努力だけは続けていこうと考えています。

昨日の公演の最後に、「アートマイム」の源流とも呼べるステファン・ニジャウコフスキーさんの映像の上映がありました。
これまた圧倒的迫力で、息を飲むしかありませんでした。
そのステファンが、11月に初来日を果たすんですよ!
本当に楽しみです。

さあ、今日も練習しようっと!

ラフマニノフ君


10月4日(土)の「ぷにぷに!幻想的小品集」には、優秀なスタッフが加わってくれました。
そのスタッフとは、ラフマニノフ君です。
ラフマニノフ君は、この公演のために、「鐘」や「ヴォカリーズ」をはじめ、素晴らしい曲を沢山書き遺してくれました。
お陰で、僕のしょぼい脚本や演技が、少しは良いモノに見えてきそうです。
それどころか、とんでもなくドラマチックで迫力のある深い作品になりそうです。
ラフマニノフ君がいなかったら、今回の公演は、どうなっていたことでしょう?
ありがとう!ラフマニノフ君!

やってみせ


「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

これは、山本五十六の言葉です。
指導者が厳しいことを言うつもりなら、実際にやってみせなければならないのです。
ただダメ出しするだけでは、状況は好転しません。
指導者には、大変な責任があるのです。

1時間25分


10月4日(土)の「ぷにぷに!幻想的小品集」の上演時間が、ぼんやりと見えてきました。
オープニングの「駅舎」が35分強。
2番目の「なぜ」が10分弱。
ラストの「顔」が約40分。
芝居の上演時間だけでも、1時間25分もあるではありませんか!
公演全体を90分以内にまとめたいとは思っているのですが、ちょっと難しいかも...。
とにかく、できるだけ無駄を排除するように努力します。

イシンバエワ選手


「練習でも、世界記録に挑戦して跳んでいるのですか?」
こんな質問に対し、棒高跳びの世界記録で知られるエレーナ・イシンバエワ選手は、こう答えました。
「私は、自分が確実に跳べる高さを、毎日繰り返し練習するだけです。
確実に跳べることで、試合に行くと、あとは不思議な力とアドレナリンが出て、新記録を跳べるようになるんです」

世界記録保持者が、そこまで考えているのです。
僕たちも、もっと力のコントロールを意識しないといけませんね。
試合前、あるいは本番前の練習で、どれくらいの力加減でやるべきかを把握し、体に覚えさせる必要があるように思います。
本番時に、練習の時と同じテンションで演じられる保証はありません。
練習でMAX頑張るだけが能ではないのです。 

夜のアートマイム劇場 第四夜


8月29日(金)の夜、素敵な公演があります。
夏の終わりに幻想的なパントマイムはいかがでしょう?
料金も格安です。
僕も、舞台にちょこっと登場するかも...。
是非、足をお運びください!

●『マイミクロスコープ 〜夜のアートマイム劇場〜』第四夜
〜ちょっと遅めの夜に、舞台芸術を楽しむ。身体と感性を取り戻す。〜

◉日時/8月29日(金)21時開演 22時終演
◉会場/両国シアターカイ
東京都墨田区両国2-10-14
JR総武線両国駅西口下車、左へ徒歩約3分
都営地下鉄大江戸線両国駅A4・A5出口徒歩約8分
◉料金/1000円(全席自由席)
◉内容/公開レッスン 作品上演 他

◉ご予約・お問合せ
日本アートマイム協会 http://jidai9.wix.com/artmime

いつまでたっても


しまった!
10月4日に開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」の構成を誤ってしまった!
1本目の「駅舎」と、3本目の「顔」の演出に、ちょっと似ているところがあるのです。
お客様は気になさらないとは思いますが、上演する側はどうしても気にしてしまいます。
もちろん、脚本を書く時には、ストーリーやシーンが似ないように注意しています。
でも、細かい演出は、稽古に入らないとなかなか決められないものなのです。
結果的に、ちょっと似た動きが2作品に登場することになってしまいました。
今回、劇団としては23回目の公演になりますが、完璧な構成にすることはますます難しくなっています。
いつまでたっても、ダメな私ねぇ~♪

アンダーアーマー


Tシャツシリーズです。

 

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夏のバーゲンで、こんなドクロのデザインを見掛けたので早速購入しました。
ドクロは、"パイレーツ"の基本ですからね。
メーカーは、筋肉ムキムキの人が愛好している"アンダーアーマー"です。
肩幅が広く、腕の太い僕には、着やすいシルエットなんですね。
稽古にピッタリの一枚となりそうです。

でも、まだまだ、ドクロのTシャツを探しますよ!

 

情報掲載


演劇やミュージカルのポータルサイト「シアターガイド」に、「ぷにぷに!幻想的小品集」の情報を掲載して頂きました。
毎公演紹介して頂いて、実にありがたいです。
よろしければ、下記をクリックして、覗いてみて下さい。

http://www.theaterguide.co.jp/search_result/paid/detail.php?id=33633 

酸欠


10月4日の「ぷにぷに!幻想的小品集」に向けて、毎朝稽古を続けております。
しかし、今さらながら、反省しております。
演技の設定が、ハードすぎました。
あまりにも苦しいんです。
体のあちこちが痛いのは毎度のことで、驚きもしません。
ただ、今回は、呼吸が苦しいんです。
稽古中、必ず、酸欠のようになり、目の前が真っ白になってしまいます。
稽古が終わったら、力尽きて、数分間座りこむしかありません。
昨日は、稽古後、目の下にクマが出来ておりました。
ちょっと大変すぎますね。

でも、これは、自分で設定した試練です。
自己の能力をアップするためにも、頑張って乗り越えていきたいと思っています。

立派なホール

 

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こんな施設のホールを下見してきました。
すごく立派な劇場でした。
うちの劇団には、立派すぎるぐらいです。
しかも、利用料金が破格に安い!
使い勝手も、結構良さそうです。
今後の公演の候補地の一つに考えたいと思っています。
(さすがに人気があって、空いている日は少ないようですが...)

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ただ、アクセスが微妙なところなんですよね。
皆さんは、「駅から徒歩12分」と聞いて、どんな印象を持ちますか?
やはり、遠いと思いますか?
しかも、最寄があまり知名度の高くない駅だと、さらに遠く感じてしまうかもしれませんね。
それが、集客の障害になってしまうかもしれません。
「利用料が安い分、お客様が少なくても良い」と割り切れるかどうかが、ポイントになりそうです。

 

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桑田真澄さん


怒鳴ったり、威嚇したり、罵声を浴びせたりするような指導者は、自分がそれだけ能力がないということの裏返し。
それに早く気づくべきだ。

元・巨人のエース、桑田真澄さんの言葉です。
精神論を論じる指導者ほど、精神を鍛えることが苦手なのは、皮肉です。

演劇の指導者も、心してかからねば!

ルガンスキー


10月4日に開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」では、ラフマニノフ作曲の「鐘」という曲を使うつもりです。
公演の最後に上演する作品「顔」のクライマックスで、演奏してもらいます。
本番では、吉田幸子さんに生演奏して頂きますが、毎日の練習では、CDに合わせる形をとっています。
普段は、アシュケナージの演奏に乗せて稽古しています。
しかし、昨日は間違えて、ルガンスキーのCDでやってしまいました。
そうしたら、まったく演技が出来ないんです。
ノリが違うといいますか、とてもやりにくいんですね。
別にルガンスキーの演奏が悪いわけではありません。
自分のイメージと違うという話です。
何が違うって、尺が全然違うんです。
アシュケナージだと、演奏時間3分50秒!
ルガンスキーだと、4分35秒!
同じ楽譜なのに、この差って、すごいと思いませんか?
45秒も違うと、演技プランがまるっきり変わってきますからね。

さてさて、吉田さんは、どんな演奏を聞かせてくれるのでしょうか?
9月に入ったら、ピアノに合わせる練習を行いたいと思っています。

ジョン万次郎の夢


なんと二十数年ぶりに、僕の古巣のお芝居を拝見させて頂きました。
劇団四季のファミリーミュージカル「ジョン万次郎の夢」という作品です。

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さすがは日本一の劇団です。
自前の巨大な劇場の客席は満員!
大変な盛り上がりを見せていました。
お客さんは、皆さん、大満足だったようです。

大がかりなセットや照明、音響等も、実に見事なものでした。
大きな布で波を表現したり、様々な演出の工夫が施されているのも興味深かったです。

僕がやろうと思っている演劇とはまったく違いますが、参考になる部分が沢山ありましたね。
特に、お客様を喜ばせるためにどうすれば良いのかといった辺りは、学ぶことが沢山ありました。
たまには、メジャーなものも見ないとダメですね。

ところで、皆さんは、ジョン万次郎が何をした人だかご存じでしたか?
僕は、今回、初めて知りました...。

 

横浜人形の家

10月4日(土)に開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」の会場は、「あかいくつ劇場」です。
「横浜人形の家」の4階にある素敵な劇場です。

横浜人形の家外観.jpg


皆さんは、「横浜人形の家」に行かれたことはありますか?
そこには、世界140か国以上、約1万3千体以上の民族人形と郷土人形が収蔵されています。
「横浜発・世界の人形ふれあいクルーズ」をコンセプトに展開し、貴重な人形からスピリチュアルな人形、おめでたい人形まで様々な人形を展示!
ミュージアムショップとカフェが1階に併設されています。
特に、カフェは、数々の雑誌等にも取り上げられているトップバリスタによるエスプレッソと、キレイな模様を描いたラテアートが人気を集めているそうです。
また、ショップではバービー人形やブライス人形も取り扱っています。

人形の家地図.png


立地は、山下公園の向かい!
「横浜マリンタワー」の2軒隣り!
氷川丸が斜め前に見えます。
すぐ裏手は、横浜中華街になります。
みなとみらい線の終点「元町・中華街」の駅から、徒歩2~3分!
日本を代表する観光地の一角にあります。

10月4日は、ぷにぷにパイレーツの観劇と人形の鑑賞に、「横浜人形の家」にいらっしゃいませんか? 

 

 

心を鬼に


「なんて難しいことをやっているんだ!」
新人公演の稽古の最中に、こんなことを感じました。

新人さんに演技のやり方を説明する際、僕自身が途方にくれてしまうんですね。
だって、説明しなくてはいけないことが多すぎるんですから!
僅か数秒間のシーンに対し、どれだけダメ出ししなくてはならないんでしょう!
気を付けなければならないポイントが多すぎるんです。
人間って、一度にあんなに沢山のことを意識できるのでしょうか?
神経を研ぎ澄まし、驚異的な集中力をもって臨まないと、どこかが疎かになってしまいます。
体力も大変ですけど、それ以上に精神力を問われる演出なんですね。

稽古中、「ここまで言ったら酷かな...」と躊躇することもあるんです。
でも、その要素が雑だと、演技のすべてが台無しになってしまうんですよね。
やはり、真実は細部に宿るのです。
心を鬼にして、これまで通り、細かくチェックしていくことにいたしましょう!

オードリー


オードリー・ヘップバーンの言葉だそうです。

美しい目が欲しいなら、人の良いところを探しなさい。
美しい唇が欲しいなら、優しいことだけを話しなさい。
落ち着きが欲しいなら、自分はひとりではないということを胸に歩きなさい。

僕も、そんな生き方を心掛けようと思っています。
でも、目も唇も美しくありません。
落ち着きもありません。
まだまだですな...。

お役所仕事


昨夜0時頃、公民館の予約をしようと思って、自治体のHPにアクセスしました。
しかし、予約画面は表示されませんでした。
「取り扱い時間外」とのことでした。
えっ!HPでも、夜はダメなの!
さすが、お役所!
やることが徹底しています...。

アートの香り


10月4日(土)に"あかいくつ劇場"開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」は、アートの香り豊かな公演を目指しています。
しかし、そういう公演は、観客動員にはつながらないものです。
なんだか難しそうだし、気軽に楽しむ雰囲気ではありませんからね。

でも、本公演は大丈夫ですよ。
どなたにでもお楽しみ頂けるものになっています。
2本目に上演する「なぜ」という作品以外は、ストーリーがはっきりしています。
強烈な"どんでん返し"もあり、かなり面白い物語に仕上がっていると思います。
作品ごとに作風や演出が違いますから、飽きることなく最後まで楽しめる公演になっているはずです。
是非、ご家族やお友達連れで、ご来場下さいね!

悪天候下


昨日は、悪天候の中、新人公演の稽古を行いました。
参加者は、1名のみ!
4時間ノンストップで、みっちり稽古をやりました。

1週間振りのお稽古でしたが、彼女はかなり練習してきたんでしょうね。
驚くほど、良くなっていました。
たった1週間で、こんなに変わるとは驚きです。
「ああ、いいなあ...」と思う場面が何箇所もありました。

もちろん、まだまだ発展途上のところが沢山あります。
しかし、彼女は貪欲に食らいついて、稽古に没頭していました。
凄く素直に指導を受けとめようとするので、成長が早いんですね。
昨日の4時間だけでも、相当変わったように思います。
なんといっても、厳しい稽古に負けない体力と精神力が素晴らしい!
この調子でいけば、かなり素晴らしい上演を見せてくれるのではないでしょうか?
僕は、とても期待しています。

椅子のシーン


10月5日(土)に"あかいくつ劇場"で開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」に向けて、日々、稽古を続けています。
それにしても、真夏の稽古はキツイ!
肉体的にも、精神的にも、本当にクタクタになります。
特に、足がツライ!
毎日、どこかが攣っています。
右脚、左脚...。
足の裏、ふくらはぎ、太腿の裏...。
ありとあらゆるところが攣るのです。
時には、2ヶ所同時に攣ることもあります。
演技の設定が難し過ぎるのかもしれませんね。

公演全体の中で、1ヶ所だけ椅子に座るシーンがあります。
どれだけ、それが有難いか...。
椅子のシーンを心待ちにして、稽古を続けています。 

なんて可愛いんでしょう!


「"ぷにぷにパイレーツ"という劇団名は、なんて可愛いんでしょう!」
次回本公演でお借りする劇場の担当の若い女性が、何度も繰り返しこんなことを言っていました。
「1回聞いたら、絶対忘れない」ともおっしゃってました。

そうなんです。
劇団名は、覚えやすく、可愛らしいものになっているんです。
ただ、僕が作る作品が、全然可愛らしくないんですよ。
その辺が、動員が伸びない最大の理由なんでしょうね。

185万人


電通四季劇場[海]にて上演中の劇団四季ミュージカル『ウィキッド』東京公演が、今月3日に開幕1周年を迎えたそうです。
劇団四季では、2007年の初演以来、全国各地で上演を重ね、累計観客動員数は約185万人を記録しています。
東京公演は、13年8月に開幕し、今月3日時点での公演回数は335回、観客動員数は約32万人に上るということです。

185万人!
うーん、言葉がありません。
うちの劇団の公演の最多動員数は150人ぐらいです。
爪の垢を煎じて飲みたい...。

演劇基礎講座


このあいだの日曜日、新人公演のお稽古をやりました。
約3週間振りのお稽古となりました。

参加者は2名。
どちらも、自分で稽古をやりこんでいるのが良く分かりました。
特に、稽古参加率が高い新人さんは、成長が早い!
かなり良くなってきましたね。
彼女には、基本中の基本の稽古を毎日やるように指示しているのですが、その効果があらわれてきたようです。
すごくパワーがついてきました。
こんなに短期間で劇的な変化を遂げたのですから、大したものです。
この調子で、頑張ってもらいたいと思います。

最近は、稽古の序盤に、演劇基礎講座を行うようにしています。
その効果も、少しずつ、出てきているように思います。
公演実施にはもう少し時間がかかると思いますが、それまでに地力をつけていって頂きましょう!

大きい


先週、吉田幸子さん、じゅん君と一緒に、次回本公演の打ち合わせを行いました。
その際、吉田さんに、本番で使う曲を実際にピアノで演奏して貰いました。
凄い!
凄過ぎる!
これは、まずいです...。

とにかく、曲が大きい!
自分が選んだ曲とはいえ、世界観がとんでもなく大きいんです。
しかも、演奏のスケールが大きい!
僕の小さな体は、いとも簡単に吹っ飛んでいきました...。

こんな大きさを持った劇作品は、滅多にありません。
「リア王」とか「オイディプス王」クラスの作品じゃないと、曲とのバランスが取れません。
しかし、上演するのは、僕が書いたしょぼい脚本です。
みみっちいーーーー!

曲や吉田さんの演奏の大きさに負けないように、僕もスケール感を身に付けていかなくては!
情念の塊となって、舞台上を、世界中を焼き尽くすぐらいの気迫で臨みたいと思います。 

モダンホラー


10月4日(土)に開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」では、久々にモダンホラー作品を上演します。

劇団ぷにぷにパイレーツは、時々ホラー作品を上演してきましたが、いずれも大変評判が良いんですよね。
ホラー映画のように、大きな音で驚かせたりするわけではありません。
むしろ、かなり静かで、クールな印象だと思います。
見ている最中より、家に帰って夜寝る時になんだかゾワっとなるような作品です。
後日、徐々に評価が上がっていくことが予想されます。

実は、去年上演した「夜間飛行」がそうでした。
公演終了直後は特に褒められなかったんですが、今頃になって評価が上昇しています。
「もう1回見たい!」とおっしゃるお客様も少なくありません。

この秋上演するホラー作品も、そうなるように頑張ります。
演出が画期的だと思うので、演劇好きの方にこそ、是非ご覧頂きたいと思っています。

幻想的小品集


10月4日(土)に開催する「ぷにぷに!幻想的小品集」では、その名の通り、幻想的な作品ばかり上演します。
この公演タイトルは、ロシア出身の作曲家、セルゲイ・ラフマニノフが1892年に完成させたピアノ独奏曲集「幻想的小品集」を参考にさせて頂きました。

僕はクラシック音楽について詳しいわけではありませんが、ラフマニノフの「幻想的小品集」は、どれも性格的小品ではあっても幻想曲には分類しがたいものだそうです。
したがって、この曲集の題名は、音楽形式を指していると言うよりも、むしろ曲の空想的な雰囲気を反映していると言うべきなんだそうです。
第1曲は「悲歌(エレジー)」、第2曲は「前奏曲」、第3曲は「メロディ」、第4曲は「道化役者」、第5曲は「セレナード」です。
このうち、最も有名なのは、第2曲の「前奏曲」でしょう。
「鐘」というタイトルでも知られています。
浅田真央選手が2009~2010シーズンで使用し、バンクーバー五輪で銀メダルを獲得しました。

もちろん、「ぷにぷに!幻想的小品集」の公演では、ラフマニノフの「幻想的小品集」の曲が演奏されます。
難曲中の難曲「鐘」も聞くことができますよ!
今のところ、「エレジー」「鐘」「メロディー」の3曲を、吉田さんに劇中で演奏して貰うつもりです。
こんなスケールの大きな曲を、一人芝居の中で生かせるのでしょうか?
乞うご期待!

「ぷにぷに!幻想的小品集」概要


"劇団ぷにぷにパイレーツ"の次回本公演の概要が決定いたしました。
今回は、劇団創設8年目にして初の秋の公演です。
初めてお借りする劇場での公演となります。
劇場良し、立地良し、季節良し!
あとは内容ですね。

以下、公演情報です。
よろしくお願いします。


●劇団ぷにぷにパイレーツ第23回公演「ぷにぷに!幻想的小品集」

日にち:2014年10月4日(土)
開演時間:マチネ15:30、ソワレ18:30
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「駅舎」「なぜ」「顔」

演奏曲:シューマン作曲「夕べに」、ラフマニノフ作曲「鐘」ほか

*公演概要
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、ピアノ生演奏と一人芝居のコラボレーションとなります。
写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。
まるで悪夢のようなファンタジックな世界観を展開して参ります。

「ぷにぷに!幻想的小品集」では、タイトル通り、幻想的なクラシック曲に乗せて送りします。
ラフマニノフ作曲「幻想的小品集」、シューマン作曲「幻想小曲集」など、様々な作曲家による幻想の世界をお届けいたします。

「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、座席数147席の本格的設備を持つ劇場です。
快適な環境の下、ご観劇頂けるはずです。

会場は、横浜マリンタワーの並びにあり、日本郵船氷川丸の斜め前になります。
横浜中華街や山下公園の観光がてら、是非、遊びにいらして下さい。

ご予約やお問い合わせは、劇団公式HP"公演予約"のところ からお願いします。
皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

尻の横


まっ、まずいです!
痛い!
お尻の横の筋肉が痛いんです!

昨日、仕事帰りに道を歩いていたら、突然、やってきました。
うーん...!
足をまっすぐ伸ばせないぐらいのドーンと鈍い痛みが...。
家に帰ってストレッチをじっくりやったら、なんとか伸ばせるようにはなりました。
しかし、まだおかしいんです。

これは、多分、次回公演の稽古を毎朝やっているせいです。
あまりに厳しい動きを設定しているから、疲れが蓄積していたのでしょう。
普通に暮らしていたら、あんな局部だけに負荷を掛け続けることはありませんからね。
ここは無理をせず、少し稽古を軽めにして、当座を凌ぎましょう。
きょうは、用が済んだら、温泉に行ってほぐしてきます。
お尻が治癒したら、また徐々に、負荷を掛けていきたいと思います。

長尺化


作品を稽古していくと、段階ごとに、上演時間がどんどん変わっていきます。
稽古の初期は、徐々に上演時間が短くなっていきます。
間違えたり、絶句したりする回数が減っていくので、無駄が省かれていくんですね。
ある程度スムーズに演じられるようになってくると、今度は逆に、上演時間が伸びていきます。
細かい感情表現等を行えるようになると同時に、間もとれるようになるんですね。
また、「ここが見せ場」というところを強調して演じられるようにもなっていきます。
最終的には、自分でも驚くほど、長尺化しています。

脚本を書く時は、文字数から上演時間を換算します。
文字数を調節することで、上演時間をコントロールするのです。
しかし、年々、その想定より、上演時間が長くなるようになってしまいました。
そこで、最近は、文字数の換算レートを変えて対応するようにしています。
でも、そのレートの変動が、どんどん激しくなってきているようなんです。
より一層文字数を減らしていかないと、とんでもなく長い公演になってしまいます。

例えば、25分のつもりで書いた「夜間飛行」が、実際には40分!
30分強になるよう執筆した「貝殻」は50分越え!
90分の予定で計画した「ぷにぷに!没作品供養祭」の公演時間は2時間半弱!
全然、計画通り進んでいません。

次回本公演については、脚本を書く時、60分の公演を想定してみました。
「公演時間が短くなったとしても仕方ない」と割り切って、思い切り短くしてみました。
しかししかし、稽古を重ねていくと、上演時間がどんどん長くなっています。
今後、さらに長くなるものと思われます。
最終的に何分になるかは、まだ分かりません。
きっと、90分ぐらいになってしまうのではないでしょうか?

この長尺化の流れは止められそうにありません。
来年以降の公演では、もっと脚本を短く書くしかありませんね。
短い脚本を書くのは本当に難しいのです。
ああ、試練はさらに続く...。