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ダンディ


先日、ダンディ坂野さんとお会いしました。

ラジオのお仕事だったので、ダンディさんの衣装は黄色のスーツではありません。

ジーンズを履いていらっしゃいました。

そのジーンズは、最近僕が買ったものとまったく同じメーカー、同じ型番、同じ色でした。

ゲッツ!!

キング


来た、来た、来たー!
ついに、スティーヴン・キングの作品が、Kindleからまとめて発売されました!

キングの作品は、近年、どんどん長尺化しています。
最近の作品はどれも大作で、紙の本にすると持ち運びが不便なほど分厚いものになっています。
移動中や出先で読書することが多い僕としては、なかなか手にすることが出来ませんでした。

それが、電子書籍なら、持ち運びが簡単!
しかも、ちょっとだけ安く買える!
有難いじゃありませんか!

今、僕は悩んでいます。
全5冊の「ザ・スタンド」を読むか?
はたまた、全4冊の「アンダー・ザ・ドーム」にするか?
いずれにせよ、読み始めると、数週間はその作品に没頭することになります。

それにしても、もう少し短く書けないものですかね...。

ブラックリスト


次回、第27回公演に向けて、すでに5本の新作脚本を完成させました。
すべて、上演予定の俳優さん達に渡してあります。
今は、みんなの暗記を待っているところです。

うちの劇団は、基本的に、本読み稽古をやりません。
1人芝居が中心なので、本読みの必要性を感じないんです。
ですから、初回の稽古から、ちゃんとセリフを頭に入れてきてほしいんですよね。
動きの多い芝居ばかりなので、本を持って稽古するのは難しいんです。

本格的な稽古は、5月初旬から始めます。
それまでに、劇団員たちは、ちゃんと覚えてくれるのでしょうか?
実は、セリフ覚えに関してブラックリストに載っている劇団員がいます。
その人がサボらないように、厳しく監視していくことにいたしましょう。

新しい方が良い!


女房と畳は新しい方が良い!
昔は、こんなことをよく言っていたようです。

畳だけでなく、自転車も新しい方が良いですね。
先週、自転車をリニューアルして以降、僕の生活が変わりました。

変速機付きの自転車にしたのが大成功です。
とにかく、速い!
ギアを上げると、前の自転車の1.5倍ぐらいのスピードが簡単に出ます。
逆に、ギアを下げると、上り坂だって楽々!
以前は立ちこぎしないと越えられなかった丸子橋も、余裕でスイスイ!
もっときつい坂だって、呼吸を荒げることなく、普通にこいでいけるんです。
そんなわけで、通勤時間が大幅に短縮されました。
また、緑豊かなうちの周りを、気分良くサイクリングすることもできるようになりました。
もっと早く、自転車を替えておけば良かった!
今後は、天気さえ良ければ、少々遠くても、自転車で出かけることにいたしましょう。

発声


昨日の「演劇基礎講座」は盛り上がりましたね。
一般の方たちのみの参加でしたが、とても楽しい講座になりました。

昨日のテーマは、発声でした。
大きな声を出すと、呼吸が苦しくなる...。
長時間スピーチすると、喉が痛くなる...。
声を出すと、頭が真っ白になっています...。
声質のせいで、無愛想な人に思われてしまう...。
などなど、皆さん、声に関する悩みを抱えていらっしゃるようでした。
そんな問題を解決すべく、本当に基本の「き」から、2時間かけて丁寧に練習していきました。
その結果、皆さん、しっかりと手ごたえを感じて下さったようです。
短時間で、自分が明らかに変わったことを実感されていました。
さらに、発声方法を改善することで精神状態が良くなることも味わって頂けたようです。
お陰様で、笑いの絶えない楽しい時間とすることが出来ました。

講座の直後は上手く発声出来ても、時間が経つとコツを忘れてしまって元に戻ってしまうものです。
やはり、毎日の練習が必要です。
そして、本番のスピーチの時に、その発声法が出来なければ意味がありません。
次回の「演劇基礎講座」でも、復習する時間を設けたいと思っています。
昨日、参加された方々は、早くも、来月の講座を楽しみにしていらっしゃいました。

鯉のぼり


うちの近所のせせらぎ緑道の上で、沢山の鯉のぼりが風を受けて泳いでいました。
もうすぐ、こどもの日ですね。

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こちらの鯉のぼりは元気ですが、一向に調子が上がっていかない「鯉」もいます。
どうしちゃったんでしょう?
以前は「鯉の季節まで」なんて言われたものですが、今年はそれ以前にこけてしまっています。
こんなことじゃいけない!
きょうこそ打線が爆発して、黒田投手に白星を付けてあげて欲しい!
せめて、こどもの日までに、5割復帰を望みたいですね。

さて、今日は、毎月恒例の「演劇基礎講座」を開催します。
時間は13:00から15:00まで。
会場は、溝の口の「大山街道ふるさと館」です。
お時間のある方は、遊びにいらして下さい。
楽しい経験が出来ると思いますよ。

 

取れない!


稽古場がなかなか確保できません。
公民館を予約しようと思っても、全然取れません。
予約解禁日にHPを見ると、すでに、ほぼ埋まっています。
夏場の稽古場をどうするか、真剣に考えなくては!

こうなったら、あそこを使うしかない!
2階が稽古場で、1階が宴会場のあそこを...。

のり天瀬戸内すだち味


うちの近くに、せせらぎ緑道があります。
川沿いに季節の花が咲き、心を和ませてくれます。
散歩やジョギング、サイクリングにはピッタリの道です。

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そのせせらぎ沿いに、大きなドラッグストアがあるのを見つけました。
どんなお店なのか、入ってみました。
薬や化粧品以上に、生鮮食料品等が充実したスーパーのような品揃えでした。

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お菓子コーナーを見ていると、衝撃の発見が!
以前ご紹介した「イカ天瀬戸内れもん味」が、棚に並んでいるではありませんか!
しかも、その隣には、「イカ天」以上に美味な姉妹商品「のり天瀬戸内すだち味」も!
こんな近所に、「イカ天」も「のり天」もあったとは!
これでもう、銀座まで買いに行く必要はなくなりました。
いつでも気軽に入手することが出来ます。

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最近、あちこちで「イカ天瀬戸内れもん味」を目にするようになりました。
見ると、川崎市内の食品卸業者が扱っているようです。
今後、ますます手に入れるのが簡単になるかもしれませんね。 

 

 

ガンジー


ガンジーの言葉だそうです。

あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。

演劇人にとって、心に響く言葉ではないでしょうか?

発声教室


毎月恒例の「演劇基礎講座」を、今度の土曜日に開催します。
今回は、発声を中心に練習する予定です。

長いフレーズで喉が詰まってしまう人。
大声を出そうとすると、怒鳴るようにしか発声出来ない人。
音域を広げたい人。
表現の幅をつけたい人。
人前に出ると緊張して声が出なくなる人。
そんな方々に、ピッタリの内容だと思います。
奮ってご参加下さい。

日時は、4月25日(土)13:00~15:00。
会場は、溝の口駅から徒歩5分の「大山街道ふるさと館・和室」です。
会場費や教材費として、2500円頂戴します。
ご了承下さい。
参加ご希望の方は、直接、会場にお越し下さい。

変速機


新しい自転車を買いました。
これまで乗っていたのは、10年以上前に買ったものです。
さすがに、あちこちがボロボロになっていて、車体は錆だらけ!
車輪の溝は消え、ツルツル!
ブレーキも、雨の日には、ほとんど効かなくなっていました。
修理すれば乗れなくはないのでしょうが、どう考えても買い換えた方が経済的です。
そこで、思い切って、買い換えることにしました。

本当は、もっとカッコいいロードレース用の自転車にしたかったんです。
しかし、僕は出掛ける時、いつも手荷物が凄く多いんですよ。
しかも、あまりカッコよすぎる自転車は、盗まれる可能性がありますよね。
そこで、いわゆるママチャリの形のものにしました。

今回、僕がこだわったのは、変速機です。
うちの周りには、まったく坂がありません。
でも、ちょっと足を延ばした時、大田区や横浜市は坂だらけ!
立ちこぎをしないと前に進めないことがままあります。
そのため、簡単な変速機が付いているものを選びました。

僕がチョイスしたのは、内装3段です。
内装式だと、停車中でもシフト操作が出来るんです。
しかも、外に出ていないので、歯車がさびにくい!
さらに、チェーンが外れにくいと聞きました。
本格的なレースには不向きでしょうが、足として使う分には十分でしょう。

また、今どきは当たり前なんでしょうが、ライトが自動点灯!
暗くなると、勝手にライトが付くんです!
なんて賢いんでしょう!

今回、奮発して、ブリヂストン社製の自転車を購入しました。
ほんの少しお高いのですが、長く乗ることを考えれば、やはり良いモノを!
前の自転車同様、10年は乗りたいですね。
10年後と言いますと、僕の年齢は...。
ああ、恐ろしい!!
事故のないように、安全運転でいきたいと思います。

 

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データが消えた!


スマホの電話帳のデータが、消えてしまいました。
何もしていないのに、突然、消失してしまったのです。
18件だけ残っていましたが、それらはすべてgoogleと同期したものでした。
これは、困った!
データのバックアップを取っていなかったのです。

慌てて、携帯ショップに行きました。
そして、以前使っていた携帯の電話帳データを、スマホに移して貰うようお願いしました。
すると、店員さんは、新旧の携帯を近付けて、赤外線でデータを移し始めました。
なんだ!携帯ショップに行く必要はなかったんですね。
考えてみれば、自分で簡単に出来たんです。

今回、改めて、思い知らされました。
機械を信用し過ぎてはいけません。
リスクを分散させなくては!

早速、住所録のデータを、SDカードにエクスポート!
さらに、2つのクラウドのサーバーにデータを保存!
その上で、gメールにも同期!
ここまでやれば、どこかにデータが残っていることでしょう。

リスクの分散は、スマホだけの問題ではありません。
人生のすべての局面で考えておかなくては!
自分自身を含めて、何かを、誰かを信頼しすぎるのは、危険です。
様々なケースを想定して、備えておかなくてはいけません。
良い勉強をさせて頂きました。

現状報告


次回・第27回公演について、まだ具体的なことは何も決まっていません。
劇場も予約していませんし、最終的に何本の作品を上演するかも分かりません。
でも、公演の方向性だけは確定しています。
今公表できることだけ、ご紹介いたします。

公演の時期は、晩夏から初秋を目標にしています。
劇場は、舞台が大きめの中規模サイズをイメージ!
うちの劇団員たち中心となって、主に一人芝居を上演する公演となります。
出来れば、僕は裏方に専念するつもりです。
内容は、コントとシリアスが半々ぐらいになると思います。

しかし、問題が発生!
やる気満々だった女優さんが、個人的事情で、急遽出演出来なくなってしまいました。
その為、配役を、今一度シャッフルしているところです。

しかし、すべての条件が整うのを待っていたら、いつまでたっても公演は実現出来ません。
見切り発車も大切です。
確定している部分は、とにかく前に進める!
もし、穴が開いたら、僕がそれを埋めるだけの話です。
適当な作品がなければ、状況に合わせて、新作を書けば良いのです。
その時間がなければ、過去に評判の良かった作品を再演すれば済みます。

とにかく、今は、主要劇団員たちのセリフの暗記が進むのを待つだけです。
みんな、どれぐらい覚えたのかな?

自己改造


脚本は、頭で書くものではありません。
体で書くんです。
ですから、自分の肉体を、これから書く脚本に合わせて作り替える必要があります。
体内が、その作品世界に満たされなければ、嘘の脚本しか書けないのです。
肉体改造には、結構、時間が掛かります。
僕の場合、生活のすべてを変えないと、自分が変われないんですね。
これから、着る服や、聞く音楽、食べるモノなど、すべての傾向をシフトしていきます。
僕自身の性格が変わってしまうぐらい、自己改造をしていくつもりです。
次の脚本を書く為に。

虻蜂取らず


先日書き上げた脚本のタイトルを、自分ではなかなか決められません。
プランが3つあるのですが、どれも一長一短があるのです。

仕方ないので、劇団関係者にアンケートを取ってみました。
今どきのSNSにはアンケート機能が付いているので、簡単に調査出来ました。

「3つのタイトル案のうちどれが最も面白そう?」という質問をぶつけてみました。
しかし、アンケート結果は、綺麗に3等分されてしまいました。
これでは、判断が出来ません。
結局、自分で決めるしかなさそうです。

ただ、今回のアンケート結果は、面白いものではありました。
その属性によって、好きなタイトルが分かれるんですね。
これは参考になりすよ!
つまり、ターゲットとする客層を絞れば、選ぶべきタイトルの傾向がはっきりするということです。
そういった視点を持つことの重要性に、ハタと気が付きました。

うちの劇団の客層は、ハッキリしています。
その方々に「面白そう!」と思って貰えるタイトルをチョイスするのが賢明かもしれません。
本当は、幅広い層に訴求するタイトルにすべきなんでしょうが、虻蜂取らずになってしまっては意味がありません。
まずは、手堅くいくことにいたしましょう!

あれ


次回公演の演目についてうちの劇団員と相談していた時、こんな会話が!

「石崎さん、あれをやって下さいよ!」
「あれって、何?」
「あれですよ、あれ!座って話す...」
「座って話す?」
「そうそう、あれを敷いて、その上に座って喋る...」
「何を敷くんだ?」
「ほらー、日本の古い話...」
「昔話か?」
「そうじゃなくって、着物を着て面白いことを言う...」
「うん...?まさか...、落語のこと...?」
「そうそう、落語!落語をやって下さい!」

僕も、年齢とともに固有名詞が思い出せなくなってきています。
しかし、一般名詞が出てこなくなるのは重症です。
これは、いかん!
この劇団員の記憶力を鍛えなくては!
次回公演では、大量のセリフを覚えて頂くことにいたしましょう!

野球人vol.4


来た、来た、来た!
待望していた本が、届きました。
"流しのブルペンキャッチャー"こと、安倍昌彦さん責任編集の「野球人 vol.4」です!

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今回の「野球人」は、真のプロ野球ファン必携の一冊となっています。
サブタイトルが凄い!
「一軍選手とルーキーは先輩諸誌にまかせた!!
プロ野球それ以外の選手と若手選手名鑑&この春、開花の予感! アマチュア選手網羅名鑑」

要は、すでに一軍でバリバリ活躍している選手や、注目を集めがちなルーキー選手はカット!
プロ入り6年目以上のベテランも割愛!
ほとんど話題にならないような選手だけの詳細な名鑑になっています。

これは、ファンにとっては嬉しいものなんですよ。
一流選手のことは沢山報道されるので、情報が十分届いてきます。
しかし、二軍以下の選手については、今どうなっているのか知る由もありません。
そういったあまり話題にならない選手の現状と課題が、今回の「野球人」にはたっぷり掲載されているのです。
今シーズンの後半戦や来年以降を見据える上で、必読の書と言えるでしょう!

さらに、この春開花の予感というアマチュア選手の名鑑も有難いです。
今年は、大学野球や社会人野球も見に行こうと思っているので、大変役に立ちそうです。
球場に見に行けない方でも、秋のドラフトへの期待が高まること間違いなし!
文章が素晴らしいので、読み物としても十分楽しめます。

例えば、カープの中村恭平投手について、「なにやってんだい、いつまでも!しっかりせんかい!」と書かれています。
「良くぞ言ってくれました」と、胸のすく思いです。

今後の野球観戦のあり方が変わると言っても過言ではない、「野球人vol.4」!
文藝春秋企画出版から、741円+税で発売されています。
絶対に損はありません。
お近くの書店になければ、アマゾンでお取り寄せ下さい!

 

60枚


以前書いた脚本を、大改訂しました。
原稿用紙80枚もあったものを、短くしてみたのです。
なんとか、60枚程度にまで縮めました。
まだまだ長いのですが、これ以上、カットするところがない!
確かに、物語を推進しないセリフは残っています。
でも、そういう味わいも必要だと思うんですよね。
むしろ、付け足したい要素が沢山あって、それをどう抑えるかが今のポイントとなっています。
ここで慌てて作業をすると、混乱するのは間違いありません。
一旦、冷却期間を置き、後日、見直すことにいたしましょう。

では、別の脚本執筆の準備に入りますね。

新丸子に


先日、「イカ天瀬戸内れもん味」というお菓子をご紹介しました。
史上最高に美味しい「いか天」だと思っています。
これまでは、銀座にある広島アンテナショップ「TAU」で入手していました。
広島のマイナーな商品なので、滅多に売っていないんですね。

しかし、知人から、貴重な情報が寄せられました。
なんでも、東急ストアに「イカ天瀬戸内れもん味」が置いてあるというのです。
早速、毎日利用している「新丸子」の東急ストアに行ってみました。
あった!あった!
おつまみコーナーの一番下の隅っこに、ひっそりと置かれていました。
嬉しさのあまり、3袋もまとめて買ってしまいました。

これは、有難い!
いつでも、「イカ天瀬戸内れもん味」を手に入れられます。
その反面、手軽に買えるために、気軽に食べてしまいそうです。
一応、揚げ物なので、食べ過ぎは厳禁!
これ以上、お腹をぷにぷににするわけにはいきません。
自制心がないと、恐ろしい状態になってしまいます。
ですから、何か良いことがあった時限定で、食べることにいたしましょう!

タフガイ


自分が上演する為に書いた脚本には、ある特長があります。
執筆が進む中、主人公の性格が、当初の計画から変化していくのです。
書いていく中で、登場人物が、どんどんストイックになっていきます。
作品の終盤には、大概、ハードボイルドなタフガイになっています。
もちろん、作品の世界観が許す範囲内でのことです。
とにかく、些細なコントであっても、異様な緊張感を湛える脚本になってしまいます。

自分が演じることを前提にした瞬間、登場人物の性格を自分に引き寄せてしまうのかもしれません。
また、その方が、上演の出来が良くなるのを自覚しているせいもあるでしょう。
結果オーライではあるのですが、執筆前と執筆後でこんなに作品のイメージが変わってしまうとは!
ストーリー等の基本的な内容は計画通りなんです。
登場人物の性格だけが、僕に似てきてしまうなんて面白いですね。 

打たれ強い


僕にダメ出しされてへこんでいるうちの劇団員は、まだまだ甘い!
僕が、どれだけダメ出しされているかを、知らないのでしょう。
それも、一切の情け容赦なし!
全人格を否定されるほどのダメ出しです。
僕が、どれだけ絶望的になるか...。
えっ!誰にダメ出しされているかって...?
誰かを特定するのは難しいのですが、多分、演劇の神様だと思います。

僕は、新作脚本を書く為に、何か良いアイディアはないか、常々考えています。
すると、たまに良さそうなモチーフが頭に浮かんできます。
それをどう発展させれば作品になるか、知恵を絞っていきます。
何日も何日も、そのことばかり考えます。
ノートに沢山のプランを書いていきます。
しかし、ほぼすべてのアイディアがダメだということが、徐々に分かっていきます。
「あれもダメ!」「これもダメ!」「全部ダメ!」
何週間も考えた挙句、そのモチーフはまったく使えないことが判明します。
「何と無駄な時間を過ごしてしまったのだろう...」と自己嫌悪に陥ります。
そして、自分の無能に直面し、絶望してしまうのです。
没になった多くのプランをすべて供養してやりたいような気持にもなってしまいます。
「僕に才能がないから、お前たちを生かすことが出来なかった...」と、申し訳ない思いでいっぱいになるのです。

脚本として形になるのは、万に一つの確率です。
奇跡のような物語なのです。
その完成に至るまで、僕は、どれだけのダメ出しを受けていることでしょう?
完成したって、「こんなに酷い作品でごめんなさい!でも、僕にはこれが精一杯なんです...」という気持ちしかありません。
正直言って、辛いことしかないのです。

それに比べれば、演出上のダメ出しなんて甘い、甘い!
あのゼロに戻る感じを味わうことはないわけですから...。
谷底に突き落とされるような挫折感を知ってしまえば、演出家のダメ出しなんて全然怖くありません。

こうして考えてみると、演劇に最も必要な資質は、打たれ強いことなのかもしれませんね。

無機質なタイトル


僕は、作品のタイトルを付けるのが苦手です。
これまで上演してきた70本を超えるオリジナル作品のうち、タイトルに満足しているものは半分もありません。

どんなタイトルを付けても、その作品の一部しか表現できませんよね。
核心をついたタイトルにすると、味気ないモノになりがちです。
逆に、魅力的なタイトルにすると、作品のイメージとかけ離れることが少なくありません。
結局、無機質なタイトルに落ち着くことが多いのです。

例として、去年10月の公演の作品タイトルを挙げてみましょう。
「駅舎」「なぜ」「顔」
なんと、素っ気ないタイトルでしょう!
この題名を見て公演を見に行きたいと思う人はいないのでは?
でも、上演をご覧頂いた方なら、上記のタイトルこそ適切と思われる筈です。

要は、お客さんを呼べるタイトルを選ぶか?
はたまた、見終わった後、納得できるタイトルにするか?
大きく分ければ、この二択になるということです。
どちらを選んでも正解だし、不正解です。
うーん、難しい...。
まあ、どうしたって不満が残る訳です。
細かいことは気にせず、自分の好きなタイトルを付けるしかなさそうです。

勝手に動き出す


自分で書こうとしてはいけない。
登場人物が勝手に動き出すのを待つんだ。

こんなことを言う小説家が少なくありません。
しかも、ベストセラーを連発している作家さんほど、そう思っているようです。

僕は、脚本を書く時、出来るだけ自分でコントロールしようと思っています。
登場人物をすべて制御して、僕の思い通りに動かしたいのです。

しかし、実際には、登場人物は僕の言うことを聞いてくれません。
勝手なことを喋り出し、自由に動き回ろうとするのです。
ひどい時には、西に進まなくてはならないのに、東に向かって歩き出すケースもあります。
もう、僕には止められないのです。

そんな時は、一旦、登場人物に自由に振舞って貰います。
思う存分、動き回らせるのです。
登場人物の行動が一段落したところで、僕は、登場人物と相談します。
「僕のプランと君のプラン、どっちが良いと思う?」って。
大概、両者に利があるので、結論はすぐに出ません。
ですから、じっくりと話し合うのです。

でも、間違いなく言えることがあります。
登場人物が自由に行動しようとする方が、ヴィヴィッドでエネルギッシュな脚本になります。
完全に僕のコントロール下に置かれた作品は、頭で生み出されたことが分かって、面白くないのです。

結局、僕も、登場人物が勝手に動き出すのを待っているのかもしれません。
我がままな奴らと付き合うのも、案外、楽しいものです。

へこむ


僕が厳し過ぎるせいでしょうか?
僕が劇団員に演出を施すと、みんな、かなりへこんでしまいます。
すっかり落ち込み、精神的に参ってしまうようなんです。

僕は、決して、怒ったり、怒鳴ったりはしません。
理不尽なことを言ったりもしません。
分かりやすく、きちんと解決法をお伝えしているつもりです。
それなのに、みんな、耳を塞いでしまうんですよね。
自分が否定されることに、耐えられないようです。

そうなってしまうのは、きっとプライドが邪魔をしているからだと思います。
「自分は出来る!」「これぐらい簡単!」と決めつけているから、ダメ出しに堪えられないのでしょう。

自信を持つことは大切ですが、過信は禁物です。
「自分は出来ない!」「舞台に簡単なことなんて一つもない!」というところから出発しなければ!
成長する為には、まず、自分の無能を悟る!
そして、自分の現在位置を知る!
さらに、向上する意欲を持つ!
こういった謙虚さがなければ、絶対にレベルアップ出来ません。
「出来ない」ということは、発展する余地がそれだけ残っているということです。
自分が何が出来ないかを気付いた時、人は初めて成長できるのです。

イカ天瀬戸内れもん味


先日、銀座にある広島ブランドショップ「TAU」に行ってきました。
賑わってましたね。
超大混雑で、レジに大行列が出来ていました。

なぜ、「TAU」に行ったか?
それは、「イカ天瀬戸内れもん味」を購入するためです。
尾道のまるか食品が製造しているお菓子です。

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これは、いかん!
旨すぎる!
こんな美味しいいか天、食べたことがありません。

広島県では、2年前から農産物のレモンを前面に打ち出しています。
実は、広島はレモンの生産量日本一なんです。
数十年もレモンの生産量が日本一を維持し続けていたにもかかわらず、知名度が低かったんですね。
そこで、広島の菓子業界は、一斉に、レモンを生かした商品の開発を行いました。
もみじまんじゅうなどの和菓子、ケーキ等の洋菓子など、広がりを見せていました。
その動きが、いか天にまで広がっていたんですね。

とにかく、さっぱりしたレモンの酸味が絶妙です!
これ以上酸っぱくても、酸っぱくなくてもダメです!
1つ目を食べた時は物足りない感じです。
でも、いくつか食べ続けると、どんどん美味しくなっていきます。
レモンが最高に生かされています。
スナック菓子というよりは、料亭のメインのお料理といった感じの味です。
「きゅんとする瀬戸内の恋の味」というコピーですけど、まさにその通り!
是非、女性に召し上がって頂きたい!

ちなみに、価格は300円!
「こんなに安くていいの?」と思ってしまうクオリティです。
今回、僕は、3袋購入しました。
ああ...、もっと沢山買って帰れば良かった。

 

負け戦


自作の脚本をいじっていると、いつまでたっても終わりません。
必ず、どこか直したくなってくるからです。
でも、いつかはそれを止めなくてはなりません。
じゃないと、上演に向けての稽古が出来ないのです。

脚本の書き終える瞬間は、負けを認めた時でもあります。
「出来た!完璧だ!」なんて思ったことは、一度もありません。
「もうこれ以上、どうしようもありません。僕の能力では、これが限界です」と諦めた時が、一応の完成となります。
そして、「演劇の神様、ごめんなさい!お客様、ごめんなさい!」と懺悔するしかないのです。
自分の無能を悟るたびに、作品は前に進んでいきます。
劇作家が傷付いた数だけ、脚本の質が上がっていくのです。

劇作家に求められる資質とは、まず、打たれ強いこと!
そして、自分の能力のなさを認められることではないでしょうか?
脚本執筆は、常に負け戦!
観客にいくら褒められても、そんなことは関係ありません。
絶対に負け戦なのです。

98本


劇団ぷにぷにパイレーツは、2007年12月16日に第1回公演を開催しました。
それから7年半の間に、26回の公演を行ってきました。
毎公演、本当に沢山のお客様にご来場頂きました。
改めて、御礼申し上げます。

26回の公演の中で、ぷにぷにパイレーツは、何本の作品を上演してきたのでしょうか?
自分でもまったく把握していませんでした。
そこで、この度、上演作品のリストを作ってみました。
そして、上演作品数や、オリジナル脚本数をカウントしてみました。
想像以上に数が多かったので、結構、時間が掛かってしまいました。

これまで、ぷにぷにパイレーツが上演してきた作品をリストアップしてみたら、驚きの数字となりました。
なんと、「98」本!
あと2本で、「100」本に到達します!
我ながら、凄い数ですね。
その中には、ごくごく短い小品もあります。
文学の名作を朗読したものもあります。
しかし、それらもキチンと稽古してきたわけですから、僕の中では同等の価値があります。
今振り返ってみると、全作品に思い入れがありますね。
質はともかく、この量には、誇りを持ちたいと思います。
そして、間違いなく、次回公演で「100」本を超えます!

さらに、僕が書き下ろしたオリジナル作品の数も数えてみました。
こちらは、「71」本!
物凄い数ですね!
良くこれだけのアイディアが浮かんだものです。

僕は、自分の能力が高いとは微塵も思っていません。
その代わり、粘り強いことだけは間違いありません。
だから、決して諦めることなく、たっぷり時間を掛けて、脚本の形にまとめ上げることが出来たのでしょう。
そして、何より、僕は脚本を書くのが好きなんですね。
上演したり、演出したりするより、遥かに執筆の方が楽しいです。
当然、これからも脚本を書いていきますし、ますますオリジナル作品は増えていくことでしょう!

今後も、出来れば、年4回!
少なくとも、年3回は公演を開催していきたいと思っています。
お客様に応援して頂ける限り、どんどん上演作品を増やしていきますよ!

完成


脚本は、いつをもって、完成と言えるのでしょう?

一応、書き終えたと思う瞬間はあります。
しかし、その後、何度も何度も修正を加えなくてはなりません。
さらに、暗記中、演出時、そして稽古を重ねる中で、どんどん変えていくことになります。
それも、セリフを微調整するだけでなく、ストーリー自体が変わることもあります。

また、本番の上演を終えれば完成というわけでもありません。
再演をする時には、絶対に、脚本を直します。
「前回、こんなひどい脚本を上演したのか...」と、自己嫌悪に陥ることも少なくありません。

結局、脚本は、いつまでたっても完成しないものなのです。
永遠に成長し、変化し続けていかなくてはなりません。
脚本家は、自分の生み出した作品と死ぬまで付き合っていくしかないのです。
子どもが成人しても、親の責任がなくならないのと一緒ですね。

パインズ 美しい地獄

 

 

パインズ.png


奇妙な小説を読みました。
ハヤカワ文庫から出ている、クラウチ・ブレイク作「パインズ 美しい地獄」という作品です。
この小説を原作に、「シックス・センス」のシャマラン監督が、「ヴィレッジ」というタイトルでTVシリーズ化しています。
あらすじをご紹介しましょう!

川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。
しかも全身がやけに痛む。事故にでも遭ったのか...。
やがて病院で記憶を回復し、みずからが捜査官だと思い出した男は、町の保安官や住民に助けを求めた。
だが、この美しい町パインズはどこか狂っていた。
住民は男が町から出ようとするのを執拗に阻み続け、外部との連絡にも必ず邪魔が入る...。

「絶対予測不能の衝撃のラスト」という宣伝文句ですが、確かに、このオチは予測出来っこない!
サスペンスでもなければ、SFでもない!
ジャンル分けも難しい作品です。
読んでいるととても面白いのですが、薄っぺらい感じが拭えません。
衝撃のラストもお見事ではあるのですが、アイディアが先走っていて、厚みがないんですね。
要は、最初から最後まで、妙に違和感のある作品なのです。
このしっくりこない感じは何なんでしょう?
感覚的に、新しいということなんでしょうか?
恐らく、文章の組み立て方が、僕の感性と合わないのでしょうね。

皆さんにとっても、多分、これまで体験したことのないような小説だと思います。
(ストーリー展開には、既視感があると思いますが...)
面白いことは間違いないので、是非、騙されたと思って読んでみて下さい。

「パインズ 美しい地獄」は、ハヤカワ文庫から972円で発売されています。

 

4月1日


今日から4月!
新しい年度に入るにあたって、劇団ぷにぷにパイレーツとしての抱負を発表したいと思います。

きょうから保育の制度が変わり、小規模保育が始まります。
それに合わせて、我が劇団では、公演スタイルを小規模演劇にシフトさせます。
来場された方はまず待合室でお待ち頂き、順番が来たら一人づつ部屋にお入り頂き芝居をご覧頂きます。
ちょうど病院の診察のような形になります。
観劇された際にうっかり笑ったり泣いたりしても、他のお客様に見られる心配がありません。
そのため、プライバシーが守られます。
個人情報保護のため、小規模演劇のニーズが、今後ますます高まるものと予想されます。

また、きょうから乳製品など、様々なものが値上がりします。
そのため、これまでの入場料では、公演が維持出来なくなってしまいました。
誠に心苦しいのですが、次回公演から観劇料を1万円以上に設定させて頂きます。
公演の原材料となるヨーグルトやケチャップが高騰してしまうので、やむをえない決断です。
公演で乳製品を使わない方法も考えましたが、それでは芝居にコクが出ないのです!

4月1日の決意でございました。