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勝手に動き出す


自分で書こうとしてはいけない。
登場人物が勝手に動き出すのを待つんだ。

こんなことを言う小説家が少なくありません。
しかも、ベストセラーを連発している作家さんほど、そう思っているようです。

僕は、脚本を書く時、出来るだけ自分でコントロールしようと思っています。
登場人物をすべて制御して、僕の思い通りに動かしたいのです。

しかし、実際には、登場人物は僕の言うことを聞いてくれません。
勝手なことを喋り出し、自由に動き回ろうとするのです。
ひどい時には、西に進まなくてはならないのに、東に向かって歩き出すケースもあります。
もう、僕には止められないのです。

そんな時は、一旦、登場人物に自由に振舞って貰います。
思う存分、動き回らせるのです。
登場人物の行動が一段落したところで、僕は、登場人物と相談します。
「僕のプランと君のプラン、どっちが良いと思う?」って。
大概、両者に利があるので、結論はすぐに出ません。
ですから、じっくりと話し合うのです。

でも、間違いなく言えることがあります。
登場人物が自由に行動しようとする方が、ヴィヴィッドでエネルギッシュな脚本になります。
完全に僕のコントロール下に置かれた作品は、頭で生み出されたことが分かって、面白くないのです。

結局、僕も、登場人物が勝手に動き出すのを待っているのかもしれません。
我がままな奴らと付き合うのも、案外、楽しいものです。

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