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セッション


うちの劇団員に、是非、見てもらいたい映画があります。
去年の「サンダンス映画祭」で、グランプリと観客賞を受賞した「セッション」という作品です。

世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることになります。
しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていきます。
「スパイダーマン」などで知られるベテラン俳優J・K・シモンズがフレッチャーを演じ、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。
監督は、これまでに「グランドピアノ 狙われた黒鍵」「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」などの脚本を担当。
弱冠28歳で、長編監督2作目となるこの作品を手がけたデイミアン・チャゼルです。
厳しい指導者の下、苦悩の日々をすごしたチャゼル自身の高校時代の体験が基になっているそうです。

とにかく、フレッチャー教授の鬼の指導の演技が素晴らしい!
内面というか、体幹が鋼鉄で出来ているとしか思えない迫力です。
一切の妥協を許さず、徹底的にミュージシャンをしごきあげていく様は、その辺のホラーの何倍も怖い!
緊張感あふれる作品がお好きな方は、ご覧になることをお薦めします。
(怖がりな方は、見ない方が...)

多くの観客は、指導を受けるニーマンに感情移入すると思います。
しかし、僕は、厳しい指導をするフレッチャー側に立ってしまいました。
っていうか、フレッチャーは甘い!
"テンポ"のことしか言わないんだから!
もっと色々チェックするポイントがあるだろう!
差別的な発言ばかりしていないで、上手くなるためのアドバイスをすべきじゃないの?
なんてことを、感じてしまいました。

本当は、僕もフレッチャーのように演出していきたい!
わずかなブレも許さず、完璧な演技を求めていきたい!
でも、あんな指導をしたら、たちどころに劇団員がやめていってしまいます。
ですから、腹の中はフレッチャー!
でも、それは絶対に表に出さない!
そんな感覚で、毎回、稽古を行っています。

うちの劇団員には、ニーマンになった気持ちで、稽古に精進して頂きたいですね。
あれぐらいの気迫があれば、みるみる上手くなっていくと思うのですが...。

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