ぷにぷにパイレーツ

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一人芝居は別物


「ぷにぷに in 人形の家」から、きょうでちょうど1か月となりました。
あっという間でしたね。
ぼやぼやしていると、時間だけが通り過ぎていきます。
毎日を大切に生きなくては!

さて、今回の公演を通して、僕は改めてこう思いました。
一人芝居は本当に難しいって。

ぷにぷにパイレーツに初参加の人でも、複数人で上演する作品はそこそこ格好がつくんです。
ところが、一人芝居となると、そうはいきません。
実力が結果にそのまま反映されてしまいます。

また、過去にどれだけ舞台経験があったとしても、一人芝居は別物のようです。
一人芝居を上手く上演するには、やはり一人芝居の経験を積まないとダメです。
考え方も演じ方も、すべて一人芝居用にシフトしないと、悲惨な結果に終わってしまいます。
その辺の感覚は、実際の舞台を体験しないと分からないんですよね。

ただ、一度乗り切れば、大きく成長することができます。
次にお芝居をするときには、スタートの時点から高いレベルで稽古を始められます。
しかも、複数人での作品も、ぐっと楽に感じられるようになります。
そういった意味でも、一人芝居の経験は絶対に無駄にはなりません。
演劇を志す皆さん!
是非、機会を見つけて、一人芝居にチャレンジしてみてください

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小さい!


毎朝早起きして、アートマイムの作品作りに取り組んでいます。
しかし、どうもいかん!
なかなか、アートマイムにたどり着きません。
僕の技術や感性のレベルだと、アートマイムなんてとてもとても...。
このままでは、普通のパントマイムになってしまいます。
そもそも、僕の発想が、きわめて具体的で現実的なんです。
どうしても起承転結を付けたくなってしまいますし、構成に整合性を持たせてしまうんですね。
小さい!
あまりに小さい!
観客のことを考えすぎだし、エンタテインメントを意識しすぎです。
もっと自由な発想ができるようにならないと...。

批判が多い!


先月30日の「ぷにぷに in 人形の家」のアンケートを読んでいて驚いたことがあります。
予想外に、批判が多いんですよね。
また、要望がしっかり書き込まれていました。

皆さん、意外に思われるかもしれませんが、これは良いことなんです。
ちゃんとご覧頂いたという証ですから。
(寝たり、退屈してしまったら、アンケートに批判を書かないでしょ?)
それに、打てば響くと思っているからこそ、批判を書いて下さっていると思うんですね。
実際、要望の多くは、やろうと思えばやれることばかりでした。
「もっとコントを増やしてほしい!」「もっと4人芝居を見たかった!」などの声が目につきました。
それだけ期待されているということだと思います。

お客様全員が満足する公演はありません。
また、必ず、背反する両方の意見があるものです。
すべて聞き入れるわけにはいきません。
しかし貴重な声なので、是非、今後の参考にさせて頂きたいと思います。

来客


きのうの午前中は、アートマイムの作品作りに邁進する...。
はずだったのですが、全然、進みませんでした。
どんだけ来客があるんだーーー!
今年度、僕は管理組合の理事だったりするものですから、週末は雑用が次々に!
月末ですから、集金も続々!
まったく集中できません。
スケールの大きなマイム作品を作りたいのに、「おつりは12円です」!
「消火器を乗せる台が割れているんですけど...」!
「自転車置き場が...」
世知辛い話ばかりではありませんか!
もおおおお、知らんわーーー!
このままでは、「アートマイム」ではなく、「コントマイム」になってしまう!
ええい!仕切り直しだ!
きょうこそ、アートな作品を作るぞ!
誰が訪ねてきても、対応しませんよ!

やばい!


やばい!
僕は、来週の土曜日に、アートマイムのソロ作品を発表しなくてはなりません。
しかし、まだ、作品が完成していません。
アウトラインはできているのですが、まだまだ細部が固まっていないんですね。
いかん!
こんな文章を書いている場合ではない!
早速、練習に入ります...。

4人芝居


「もっと4人で上演する作品を見たかった!」
こんなご意見が、「ぷにぷに in 人形の家」のアンケートに書かれていました。

僕もそう思います。
せっかく4人が出演するのですから、もっと絡み合った方が良いに決まっています。
一人芝居は、見る側に高い集中力を求めます。
楽に見られる複数人数の芝居の方が、お客様には喜ばれるのです。

実は、今回の公演に向けて、4人芝居の脚本をもう1本書き終えていました。
タイトルは「キョンちゃん」です。
ナンセンスなコントで、結構面白いと思います。
しかし、うちの劇団の場合、みんな揃って稽古するのが、なかなかに難しい!
各自、色々忙しいらしく、全員が稽古場で顔を合わせることは滅多にありません。
今回上演した「狼なんかこわくない」を4人全員そろって稽古したのは、多分2~3回です。
緻密なセリフ劇を、みんな揃わずに稽古しても、意味がありません。
そんなわけで、今回の公演では、「キョンちゃん」の上演を見送らざるを得ませんでした。

みんなが無理せず公演を実現していくのが、ぷにぷにパイレーツの基本コンセプトです。
そのためには、不可能なことはすぐに諦めるのが肝心です。
いつかチャンスがあれば、4人芝居を上演したい!
そんな気持ちを持ちながら、現実的に対応していきたいと思っています。

 

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コントを増やせ!


「もっと屈託なく笑えるコントを増やしてほしい!」
こんなご意見が、「ぷにぷに in 人形の家」のマチネ公演のアンケートに沢山書かれていました。
そうでしょう!
そうでしょうとも!

僕も、分かってはいるのです。
せっかくの休日!
わざわざ劇場まで足を運び、お金まで払って、不愉快な作品を見たいと思う人は少ないはずです。
日常の憂さを晴らすような、楽しくハッピーな作品で愉快になりたいというのは、当然の希望だと思います。

しかし、如何せん、僕にはその才能がない!
それ以上に、僕自身、ハッピーエンドの明るい物語が苦手なのです。
人間の闇にしか興味がなく、ネガティブな感情の表現に関心が向いています。
なんとか無理して愉快な作品を書いてはいるのですが、どこか不吉な香りが漂うのを止めることができません。
放っておけば、実におどろおどろしい作品が、次々に仕上がっていきます。

また、今回の公演のように、演劇経験が少ない役者がコメディを演じるのはかなり難しいのです。
笑いを取るのは、脚本ではなく、役者の演技です。
圧倒的なセルフコントロールと技術がなければ、笑いを生み出すことができません。
その点、恐ろしい作品は、脚本の力が大きいので、経験の浅い役者でも格好がつくんですね。
実際、これから売り出したいというアイドル女優は、ホラー映画でデビューすることが多いでしょ?
(「ラスト・サマー」シリーズ等、そうですよね)
コメディ映画に出演するのは、ある程度、経験のある人が中心のはずです。
うちの劇団員たちがもう少し経験を積めば、今後、コメディが増えていくかもしれません。

そんなわけで、笑えるコントを中心に公演を構成するのは、もう少し先になります。
今しばらくお待ちください。

 

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自力優勝が...


シルバーウィークも、きょうが最終日!
皆さん、楽しんでいらっしゃいますか?

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僕はきのう、神宮球場へ行ってきましたよ!
わずかに優勝の可能性を残す広島カープの応援をするためです。
ただ、相手は、14年ぶりの優勝へ向けてひた走る首位・ヤクルトです。
4対2で敗れてしまいました!

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カープ先発の戸田隆矢投手は、立ち上がりからつまずきました。
1回、先頭打者に安打を許すと、続く川端の投手前の送りバントを一塁へ悪送球!
四球で満塁とピンチを広げ、内野ゴロと暴投で2点を先制されました。
4回も先頭への四球から失点し、4回5安打4四球と精彩を欠きました。
これで、カープの自力優勝が消滅してしまいました。

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負けたのは残念でしたが、楽しかったですね。
バックネット裏の非常に見やすい席をご用意頂いたのが、まず良かった!
チケットは全席完売だったそうで、場内の盛り上がりも最高!
さらに、お客さんの集中力が最後まで切れることなく、一球の意味を感じ取りながら応援されていました。
球場の半分は真っ赤に染まっていましたが、敗色濃厚になってもカープファンは誰も帰りません!
カープの勝ちを祈るだけでなく、野球そのものを楽しんでいる様子でした。
実に素晴らしい雰囲気だったと思います。

試合はカープはミスばかりで、点差以上の力の差を感じました。
しかし、鈴木誠也選手の活躍や、エルドレッド選手の豪快なホームラン、石原選手のファインプレーを見ることができました。
それだけでも、十分、観戦に来た甲斐がありましたね。
最高に楽しい時を過ごせました。

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やはり、スポーツは生が一番です!
生で見ないと、何も分かりません!
可能な限り、スタジアムに足を運びたいと思っています。
ただ、関東では、カープの試合のチケットが全然取れないのですよ...。

 

 

 

 

3桁


先月30日の第27回公演「ぷにぷに in 人形の家」では、5本の作品を上演しました。
そのすべてが新作!
しかも、オリジナル作品です。

これで、劇団ぷにぷにパイレーツが上演した作品数が、「103」になりました!
パチパチパチ!
皆さんもご一緒に拍手をお願いします!
ついに、100の大台に乗ったんですよ!
これは凄いことです。
我ながら、驚いてしまいました。

ただ、「103本の作品タイトルすべてを挙げてみろ!」と言われても、僕は絶対に答えられません。
恐らく、内容を忘れてしまっている作品もあると思います。
もちろん、作品を作る時には、全力で取り組みます。
しかし、上演を終えると次の作品に意識が集中するので、すぐに忘れていってしまうのです。

全上演作品「103」のうち、オリジナル作品は「76」です。
約4分の3がオリジナルなんですね。
これも、すごい数ですね。
大雑把に計算すると、年に10本程度新作を書いているペースです。
あれ?そんなに書いてましたっけ...?
脚本を書くのは何より楽しいので、気が付くと、何本も書いてしまっているんですね。

次の目標は、オリジナル作品を3桁の大台に乗せることです。
が、量より質が重要です。
急ぐことなく、良い作品だけを厳選して上演していくことにいたしましょ

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う!

 

馬刺し


きのう、"ぷにぷにパイレーツ"の第28回公演に向けた最初の打ち合わせを行いました。
参加者は、ピアノ演奏の吉田幸子さんと、制作担当のじゅん君。
濃密な会議となりました。

主な議題は、まず、公演の概要を僕が説明した後、ピアノ演奏の曲目決め。
それから、公演の日程。
そして、公演タイトルについて話し合いました。

やはり、曲目決めが盛り上がりましたね。
今回の公演は、「夜想曲集」や「幻想的小品集」のような縛りがありません。
何を選んでも良いだけに、すごく迷ってしまいました。
また、芝居の中で使う曲は予め僕が考えておいたのですが、やはり演奏者の意見を聞かなくてはなりません。
複数の候補の中から選んでもらったり、原曲からアレンジできるのか、相談したりしました。
3人でワイワイ話していると、意外なアイディアが沸いてきたり、イメージが固まったりしてきます。
その結果、予想もしなかった曲が浮上してきて、我々自身が驚いたりしました。
まさか、スカルラッティが候補になるとは...。
そんなこんなで、すべての曲目が決まりました。
あとは、練習を深めていく中で、曲を変更したり、アレンジしていくことになります。
結局のところ、大曲、難曲揃いの公演となってしまいました。
自由に選べるとなると、どうしてもそれなりのボリューム感になってしまいますね。

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公演の時期については、僕と吉田さんが稽古を進めていって、手ごたえを掴めてから決めることにしました。
あくまで、公演のクオリティが第一です。
質が担保できるようになってから、日にちを決定します。
でも、少なくとも、寒い冬のうちにということにはなっています。

公演タイトルも、概ね決まりました。
2つ候補が挙がりましたが、1つはあまりに下らないので却下!
自ずと、もう1つの方に固まりました。
でも、まだ皆様に公表する段階ではありません。
しばらく寝かせておいて、僕の中でしっくりするようになってきたら発表しますね。

3時間以上に及ぶ打ち合わせ終了後、横浜駅方面に移動!
九州料理の名店にチェックインしました。
そこに、劇団のサポートメンバーも合流し、宴会に突入しました。
馬刺しを注文しましたが、あまりの美味しさに、満場一致でお代わり決定!
さらに、もつ鍋をたらふく頂き、最後は雑炊で締める!
最高の食事会となりました。

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こうして、劇団の主要メンバーと一緒に過ごす一日は、本当に楽しい!
僕にとって、これ以上に幸せな時間はありません。
彼らと共に公演を作り上げていく過程を、大切にしていきたいと思っています。

必ずや、第28回公演は素晴らしい公演になると思います。
いや、素晴らしいものにしなくてはなりません。
精一杯、努力していきます!
ご期待下さい!

 

 

歴史的大金星


昨夜、ラグビーのワールドカップ・イングランド大会で、世界ランキング13位の日本は、1次リーグB組初戦で3位の南アフリカと対戦しました。
南アフリカは、2度のW杯優勝を誇り、今大会でも優勝候補に挙げられている強豪です。
しかし、日本が34対32で競り勝ち、歴史的大金星を挙げました。
日本は、W杯で2つの引き分けを挟んで、16連敗中でした。
W杯での勝利は6大会ぶり、そして19試合ぶりで、通算2勝目となります。

FB五郎丸選手がペナルティゴールやトライを決める大活躍!
リードされて迎えた試合終了間際に、PGで同点のチャンスを迎えましたが、トライにこだわり、最後はヘスケスが逆転トライ!
エディー・ジョーンズHCが作り上げてきた日本代表の良さが、すべて出たようですね。
素晴らしい結果となりました。
サッカーで言えば、W杯初戦でブラジルを倒したようなものです。
これで、日本が目標とするW杯ベスト8の期待がグッと高まってきますね。

こういう試合を見ると、いろんなことを学ばせてくれます。
初戦の難しさ!
準備の大切さ!
指導者の重要性!
自分を信じること!
諦めない心!
などなど、様々な指針を与えてくれます。

ただ、この次の試合が難しい!
スコットランドと、日本時間の水曜日の夜に対戦します。
キックオフは、夜10:30です。
昨夜の勝利に驕ることなく、日本代表が平常心で戦えるか?
ここを突破できれば、決勝トーナメント進出が見えてきます。
みんなで応援しましょう!

人気投票総合ランキング

 

「ぷにぷに in 人形の家」の公演をご覧になったいない方には、「何のこっちゃ?」という内容で恐縮です。
しかし、そんなことは気にしません。
きょうは、マチネとソワレを合計した人気投票の総合ランキングをご紹介します。

人気第3位には、「肉体の価値」と「絵の中の少女」が同点で入りました。
得票率は、どちらも18%。
「絵の中の少女」は、マチネ、ソワレ、総合ランキングすべてで、18%の得票率!
なんで、そんなに、安定しているんだー!
一方、「肉体の価値」は、特にソワレ公演で人気でした。
やはり、演劇はお客様が作り上げるものなのですね。
見る方々の雰囲気によって、脇坂君のお芝居の内容がまるっきり変わってきます。
それに合わせて、評価も変化したというところでしょうか?

第2位は、「銀色の箱」です。
得票率は23%でした。
アンケートに「伊東かおりの演技がすごく良かった」とお書きになった方が、少なからずいらっしゃいました。
伊東君!この言葉を励みに、もっと頑張ってください!
また、「こういったテイストの作品がちょうど良いのだな」と、改めて認識しました。
今後は、見ている時怖すぎず、後でゾクッとするようなホラーを増やしていきたいと思います。

そして、総合ランキング第1位は「人形の家」です。
得票率29%。
予想通りの結果でしたね。
しかし、ほかの作品との差があまりつかなかったことには驚いています。
お客様のレベルが高かったのかもしれません。
あくまで、ラストのナンセンスコントは、お口直しみたいなモノですから...。

毎度、お客様にご記入頂いたアンケートから、たくさんのことを学ばせて頂いています。
今後の公演の参考にさせて頂きます。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

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ソワレ公演人気投票


きょうは、「ぷにぷに in 人形の家」のソワレ公演の人気投票の結果をご紹介します。
夜の部は、大人のお客様が中心でした。
僕の知人も多かったので、マチネとは違った評価となりました。
また、昼公演とはガラリと演技の質が変わった役者もいましたので、投票結果にも大きな変化が見られます。

ソワレの人気第3位には、「銀色の箱」と「絵の中の少女」が同率で入りました。
得票率は、どちらも18%。
禍々しい作品が喜ばれましたね。
夜の公演には、やはり、こういったホラー作品が合いますね。
多くのお客様が、本当に怖がっていらっしゃいました。
(マチネのお客様は、「怖すぎる」といって嫌がっていらっしゃるようでした)

第2位は、アンコールで上演した「人形の家」です。
得票率は23%でした。
ソワレ公演では、爆笑に次ぐ爆笑だったので、当然1位だろうと思っていただけに意外でした。
やはり、ソワレの濃いお客様は、笑うだけでは満足されないようです。

そして、栄えある第1位は「肉体の価値」です。
得票率26%。
これは、明らかに脇坂君の演技の質によります。
マチネと比べると、段違いに良かったです。
乗りに乗って、弾けている感じでした。
あの迫力があれば、好評なのも頷けます。
あとは、演技に安定感があれば、言うことなしなのですが...。

 

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マチネ公演人気投票


劇団ぷにぷにパイレーツでは、毎公演、上演作品の人気投票を行っています。
ご協力頂いているアンケートに、気に入った作品を記入してもらっているのです。
その集計が終わりましたので、「ぷにぷに in 人形の家」のマチネ、ソワレ、そしてその合計の投票結果を発表させて頂きます。

まずは、15:30開演のマチネ公演です。
一つの作品に人気が集中することなく、適当にばらけています。
ただ、小さなお子様が沢山いらっしゃったので、その影響が表れたようですね。

人気第3位は、「絵の中の少女」でした。
得票率は、18%。
あんな、すごいハプニングが発生したのに...?
いや!逆に、それが強い印象を残したのかもしれません。

第2位は、「銀色の箱」です。
得票率21%。
これが、女子中学生たちから大好評でした。
グロテスク過ぎず、でも嫌な余韻を残すこの作品のテイストが、若い女性に受けたのだと思います。
二重に仕掛けられた"どんでん返し"が喜ばれました。

第1位は、予想通り「人形の家」です。
得票率は32%です。
いつもそうなのですが、結局、短くてナンセンスなコントが人気なんですよ。
シンプルに娯楽や笑いを求めるお客様が多いのは、当然のことです。
そう思って、毎度、公演のラストに何のメッセージ性も芸術性もないショートコントを上演しているのです。
そうすれば、本編がどんなに不愉快なものでも、ラストで浄化されてお帰り頂けますからね。

次回は、ソワレ公演の人気投票結果を発表いたします。

千里の風


「ぷにぷに in 人形の家」のお礼にと、ある劇団員から付け届けが!
それも、僕の大好物の羊羹!
さらに、超高級店「とらや」のもの!
しかも、初めて目にする「千里の風」という商品!
中身は、羊羹なのに、虎柄でした。
これは、旨い!
これは、贅沢!

うーん!分かっておる!
僕は、こういう心遣いに滅法弱いのです。
次の出演の機会には、良い役を振ってあげましょう!
ただし、うちの劇団員たちにとって良い役とは、セリフが少ない役のことなんですけど...。

 

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生の息遣い


「ぷにぷに in 人形の家」の一人芝居の音楽は、すべてピアノ生演奏でした。
いつも僕と共演してもらっている吉田幸子さんにお願いしました。

このピアノ演奏が素晴らしかったですね!
本当にお願いして良かった。
ショパンの「ワルツ第10番」や、サティの「グノシエンヌ第3番」などを弾いて貰いました。
それが、どれも最高でした。
もちろん、演奏だけでも文句なしですが、お芝居と絡み合うと更にその素晴らしさが引き立ちます。
演奏が、劇作品の世界を完璧に構築してくれました。
録音をPAで再生しても、こうはいきません。
やはり、生の息遣いが感じられるからこそ、感動が生まれたのでしょう!

次回・第28回公演でも、吉田さんとコラボする予定です。
今度は、大曲をいくつも演奏して貰います。
しかも、もっともっと作品と濃密に関わって頂きます。
さて、どんな公演になりますことやら...

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浩二さん


「ぷにぷに in 人形の家」では、海外からのスペシャルゲストをお迎えすることができました。
とは言っても、僕のいとこなんですけど...。
名前は、石崎浩二といいます。
ドイツ・オルデンブルグ州立劇場オーケストラのヴァイオリニストとして活躍しています。
ご存知のように、ドイツは、夏の休暇が長いんです。
その期間を利用して久しぶりに帰国するということだったので、今回出演を依頼しました。

お願いして良かった!
本当に素晴らしい演奏でした。
ロベルト・シューマン作曲の「"3つのロマンス"から第2曲」などを演奏してくれましたが、やっぱり音楽は良い!
芝居で1万のセリフを言うより、ヴァイオリンの一音の方が説得力があったりします。
しかも、僕の脚本は、人間の暗部を抉り出すような作風です。
嫌な気持ちになったところで、聖なる調べが聞こえてきたら、どなたでもホッとされると思います。

実際、「ヴァイオリンを聞いてジーンとなった」「涙がこぼれた」という方が、少なからずいらっしゃいました。
公演のアクセントというよりは、メインイベントのようでした。
多分、皆様も、もっと聞きたかったのではないでしょうか?

公演の2日後、浩二さんはドイツに出発しました。
当分帰国されないでしょうが、機会があれば、また出演をお願いしたいと思っています。
可能であれば、僕もヴァイオリン演奏と共演してみたいですね。

 

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ふてぶてしい


金曜日の夜、うちの劇団員の脇坂、緒方と、食事に行きました。
わけあって、唐揚げのあるお店を探しましたが、なかなか見つかりません。
しかたなく、タイ料理店で唐揚げを食べることになりました。

その場で、「ぷにぷに in 人形の家」の感想を聞きました。
また、僕の指導が適切だったかどうかについても調査しました。
結論から言えば、「自分たちの稽古不足を痛感している!」
「演出は現実的で、一所懸命指導してくれているのに、申し訳ない!」
そんなことを感じているようでした。
また、公演そのものを、とても楽しんでくれたようです。
そして、次回、出演する時への抱負も語ってくれました。
僕は、改めて、劇団主催者としての責任を感じました。

うすうす気付いていましたが、うちの劇団員には共通点があります。
様々な人が離合集散していくなか、残っていくメンバーには特徴があるのです。
それは、ズバリ、「ふてぶてしい」こと!
僕が、演出中「あそこ間違ってたよ」と指摘すると、「ワザとじゃないもん!」
「もっとこうして欲しい」と要望を出すと、「できないものは、できないもん!」
稽古中に心が折れると、劇団員自らが「おしまい!」と宣言し、稽古場を勝手に退出!
そのほか、あくまでマイペースを貫きます!
そういう、ふてぶてしい人だけが生き残れる劇団なのです。

こういう劇団員を相手にするには、とにかく切れないことが肝心です。
決して怒ることなく、気を長く持つ!
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
山本五十六の言葉を胸に、これからも付き合っていきたいと思いました。

 

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「人形の家」舞台写真


「ぷにぷに in 人形の家」では、マチネ・ソワレともにアンコールを頂戴しました。
そこで、「人形の家」と題したショート・コントを上演しました。
その舞台写真をご紹介します。

「人形の家」に出演したのは、松本美由紀と脇坂浩司です。
例によって、お客様にアンケートを書いて頂くことを目的にしたコントです。
その割には、どす黒い内容になってしまいましたが...。

この作品は、良く受けましたね。
皆様に大いに笑って頂きました。
公演を通して不気味な作品ばかり上演しました。
せめて、最後ぐらいは明るく締めないといけませんからね。
皆様に喜んで頂けて、良かったです。
もちろん、上演は大成功です!

 

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「絵の中の少女」舞台写真


「ぷにぷに in 人形の家」の4本目に上演したのは、「絵の中の少女」という作品です。
緒方朋恵の一人芝居です。
彼女の雰囲気にぴったりのゴシックホラーとなっております。

本公演でのこの作品の上演には、様々なエピソードが!
凄すぎて、ここに書くことはできません。
劇場でご覧頂いた皆様の記憶にだけ留めておいて貰いたいと思います。

しかし、乗ってきた時の緒方の演技は凄かった!
まるで、魔物が憑依したような迫力がありました。
いつも、あれぐらい出来れば良いのですが...。
安定感が次の課題でしょうか?

この作品は、皆様に、心から怖がって頂けたようです。
アンケートを見ても、「怖い!怖い」としか書いてありません。
狙い通りといったところでしょうか。
上演は大成功です!

 

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「肉体の価値」舞台写真


「ぷにぷに in 人形の家」の3本目に「肉体の価値」を上演しました。
脇坂浩司による一人芝居です。
その舞台写真をご覧いただきます。

「肉体の価値」は、社会風刺コントです。
一見、環境保護を訴えているように見えますが、実際は違います。
もっともっと根深いことをテーマにしています。
それも皮肉が強烈なので、かなりどす黒いテイストになっております。
僕が敬愛してやまないベルトルト・ブレヒトの作風そのままといった感じの作品になってしまいました。

この脚本の上演には、キレが必要です。
脇坂君は、それに大変苦労していましたね。
彼は地味に体を鍛えていることもあって、少しキレが見られるようになってきたので良かったです。
やっぱり、劇団員は体を鍛えないとダメです。
芝居は頭だけでやるものではないのです。
改めて、肉体の価値を感じました。

そんなわけで、この作品の上演も大成功です!

 

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10月上旬


「ぷにぷに in 人形の家」の公演が終わったばかりです。
しかし、僕は、すぐに次の舞台に向けて準備をしなくてはなりません。
実は、10月上旬に、アートマイムの作品を発表しなくてはならないのです。
一般の方にはご覧頂けませんが、逆に、目の肥えた人ばかりが見ることになります。
これは厳しい!
普通に受けるマイムをやっても仕方ないのです。
時間もあまりありません。
しかも、僕は、ストーリー展開を売りにしている劇作家です。
物語で見せられないアートマイムは、本当にハードルが高い!
頭で考えるのではなく、体で感じながら作品を作っていきたいと思っています。

「銀色の箱」舞台写真


きょうは、「銀色の箱」の舞台写真をご紹介します。
「ぷにぷに in 人形の家」の2本目に上演しました。

「銀色の箱」は、伊東かおりによる一人芝居です。
彼女が去年上演したホラー作品「特別料理」は大評判でした。
そこで、今回も、伊東にはゾッとする恐ろしいお話を演じて貰いました。

「銀色の箱」は、純粋にどんでん返しを楽しむための作品です。
ですから、物語を大切に丁寧に紡いでいくことが重要です。
ラストは余韻を残すように、モヤッとした感じで終わらせてみました。
でも、皆さん、ちゃんとオチをご理解頂いたようですね。
多くの方が、本当に怖がっていらっしゃいました。
上演は大成功です!

 

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最高の夏


ことしの夏は、「ぷにぷに in 人形の家」の準備に明け暮れました。
海やプールなど、夏らしいことは一切しておりません。

 

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振り返ってみれば、自転車で山を越えて稽古場に向かっている印象しか残っていません。
おかげで、どこにも行っていないのに、すごく日焼けをしてしまいました。
あと、お盆で稽古場周辺のお店がみんなお休みで、昼食を取る場所を探し回った記憶もあります。
また、稽古後、近くの喫茶店で、クリームソーダやアイスクリームを頂いたのも、ことしの夏の思い出です。
皆さんからすれば、とても地味な夏に思えるかもしれませんね。
でも、演劇人にとっては、最高の夏となりました。

 

 

「狼なんかこわくない」舞台写真


「ぷにぷに in 人形の家」で撮影した公演写真をweb上にUPする準備が整いました。
きょうから、少しづつご紹介していきます。

まずは、公演の冒頭で上演した「狼なんかこわくない」です。
写真を見る限り、可愛らしい舞台になっていますね。
どう見ても、子ども向けの健全なミュージカルです。

しかし、作品の内容を、ここに書き記すことはできません。
本当にどす黒い社会風刺コントになっています。
あまりの際どさに、「見ていてドキドキした」という人も、少なくなかったようです。

出演は、狼役が脇坂浩司。
こぶたAが伊東かおり、こぶたBが松本美由紀、こぶたCが緒方朋恵。
こぶたたちは、鼻の効果もあってか、実物よりキュートに見えるはずです。
日常から豚鼻をつけて歩いたらどうでしょう?

 

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8月30日を振り返る②


マチネの公演が終わると、役者たちは自主稽古を始めました。
昼の公演で失敗したところを、繰り返し練習していました。
まあ、やらないよりは良いでしょうが、今さらやってもねぇ...。

わずか30分後の18:00に、ソワレ公演の開場!
さすがに、マチネに比べると半分程度のお客様の入りでした。
しかし、濃いメンバーが揃ったようで、開演前から客席が異様に盛り上がっていました。

18:30に夜の部が開演!
こちらも信じられないハプニングが続出しましたが、20:15に終演しました。
マチネより10分も短くなったのです。
いかに昼の部の演技が...。

まあ、とにかく、ソワレ公演は良く受けました。
コントは爆笑に次ぐ爆笑!
ホラー作品では、皆さん、本当に気持ち悪くなられたようです。
お陰様で、いい雰囲気で公演を終えることができました。

役者たちがいると片付けの邪魔なので、一足先に打ち上げ会場に向かってもらいました。
僕たち裏方は、掃除をしたり、劇場側と最後の清算を行ったりして、後から打ち上げに出発しました。
「横浜人形の家」を出たのは、21:00ちょうど。
劇場滞在時間は8時間でしたが、一瞬のように感じられました。
半年以上かけて準備してきた公演が、こうしてあっさり終わってしまって、少し寂しく思いました。

 

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8月30日を振り返る①


では、「ぷにぷに in 人形の家」の公演を行った8月30日を振り返っていきましょう!

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本番当日は、13:00に「横浜人形の家」入口に集合でした。
みんな時間を守って集まってきましたが、一人だけ遅刻した人が!
そうです!
劇団の看板俳優で最大のスター・脇坂浩司先生です!
余裕を見せながら、タクシーに乗っての登場となりました。
さすが大先生!
やっぱ、違うわ!

全員そろって4階にある劇場に上がっていきました。
そして、まずは、劇団員たちを楽屋に押し込めました。
(舞台でうろうろされると、準備が進まないので...)
僕たち裏方は、まずピアノをセッティング。
ヴァイオリニストの譜面台の位置などを決定。
音響と照明を準備。
ロビーや受付周りを整備。
舞台袖の設営。
ポスターや貼り紙の掲示。
そのほか、やることは沢山ありますが、なにせ今回で27回目の公演です。
慣れた作業で、あっという間に準備を終えました。

準備を終え、舞台が空いたので、ヴァイオリニストとピアニストは最終調整を!
役者たちは、立ち位置や動きを確認していました。

15:00にマチネ公演の開場!
すぐに客席が埋まり始めました。
「今回の公演はお客様が少ないのかな?」と思っていましたが、とんでもない!
驚くほど多くのお客様にお越し頂きました。
特に、中学生のお客様が多かったですね。
3分の1ぐらいが中学生だったのではないでしょうか?
あんなどす黒い作品をお見せして、大丈夫だったのでしょうか?

15:30に昼の部が開演し、17:25に終演。
本当に様々なハプニングが起こりましたが、何とかラストまでたどり着きました。
舞台袖でヒヤヒヤしながら見ていた僕は、この時点でヘトヘトになっていました。
自分が出演する時の何倍も疲れました...。

終演後、ロビーで、役者たちがお客様のお見送りをする間に、僕は客席の忘れ物をチェック!
落ちてる、落ちてる!
財布、傘、そのほか色々落ちてましたよ!
それだけ、心を失うほど集中して舞台をご覧頂いたということだと、僕は前向きに受け取っています。
(続く)

 

中華街で打ち上げ


周辺的な話題ばかりで恐縮です。
「ぷにぷに in 人形の家」の公演終了後、打ち上げを開催しました。
今回は、お客様を交えず、劇団関係者だけのパーティとなりました。

この公演の会場となった「横浜人形の家」の裏には、中華街が広がっています。
その中でもかなりディープで、知らなきゃ絶対に入らないであろうお店を、劇団の看板スターの脇坂君が選びました。
脇坂君の知り合いの中国人が紹介してくれたお店なんだそうです。
(すみません。お店の名前は忘れました)
さすがに本格的な中華料理でしたねえ。
日本ではなかなか味わうことができない珍しいお料理を色々頂きました。

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僕は、淡水魚のちょっとだけ辛い料理が気に入りました。
それから、湖北料理で鯛の頭に唐辛子を沢山入れて煮込んだものも、すごく美味しかったです。
頭は2種類あって、一つは赤唐辛子、もう一つは青唐辛子でした。
そのほか、きしめんのような焼きそばも、最高でした。

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しかし、実際には、僕はそんなに料理を食べていません。
劇団員に感想や総評を語っているうちに、みんなにドンドン食べられてしまいました。
特に、劇団のサポートメンバーの板さんが、ペロリペロリと平らげてしまったのです。
気が付くと、肉や魚は跡形もなし!
ピカピカのお皿が残っているだけです。
やられた!
もう、板さんとは、打ち上げで近くに座らない!

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なお、うちの劇団の看板女優は「打ち上げで唐揚げが出なかった」と、怒っていました!
公演前から「唐揚げが食べたい」と、ずっと言っていました。
どんだけ唐揚げが好きなんだーーー?
打ち上げは、ビヤガーデンの方が良かったかな?

 

 

 

大砲巻き


なんでこんなに忙しいんだー!
なかなか、「ぷにぷに in 人形の家」を総括することができません。
なので、きょうも短めに...。

今回の公演に、僕は出演していません。
作、演出、制作、照明、音響、舞台監督、そのほか完全に裏方に回っていました。
それなのに、お客様からたくさんの差し入れを頂戴しました。
皆様、お気遣い頂き、誠にありがとうございます。

僕がお酒を飲めないことを、皆さん、ご存知なんですね。
甘いものばかり頂きました。
その中で、強烈なインパクトを残したものがありました。
わざわざ愛知県からお越し頂いた方から頂戴した「大砲巻き」です。
南知多の名物なんだそうです。
いわゆる「あんまき」のようなお菓子ですが、見た目が違います。
長さは30㎝ほどあり、中身はこしあん、皮は薄くバウムクーヘン状に巻かれています。
大砲の砲身に似ていることから、「大砲巻き」と名付けられたそうです。
甘党の僕は、そんなの一気食いです。
公演の休憩時間に、南南西を向いて、公演の成功を願いながら無言で頂きました。
おかげで、公演は大成功!
「大砲巻き」のご利益はすごい!

 

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とりあえず


ああ...。
「ぷにぷに in 人形の家」のことを書こうと思っているけど、時間がない!
残務処理が沢山残っているのです!
あんな小さな公演でも、裏方を一手に引き受けると大変です。
とりあえず、終演後、舞台上でみんなで撮った記念写真をご覧ください! 

 

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