ぷにぷにパイレーツ

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冬の間

プロ野球の日本シリーズは、あっという間に終わってしまいました。
およそ1か月半に渡ったラグビーW杯も、日本時間の今夜、決勝戦が行われます。
J1は、きょうはナビスコ杯決勝のみです。
もはや楽しみは、大相撲しかないのか...。
スポーツ好きの僕は、冬の間、何を楽しみに暮らしていけば良いのでしょうか?

そうだ!
演劇があった!
やっぱ、生の舞台でしょ!
色々なジャンルのモノを見に行こうと思っています。

また、自分の公演の稽古をするのは当然ですが、プラスアルファーを!
これから、劇団員のリクルーティングを頑張ります。
「"ぷにぷに"の舞台に立ってみたいけど、ハードルが高そう...」と思っている人は少なくありません。
そんな人を口説いて、出演を促そうと思っています。
出演者の顔ぶれがはっきりしてきたら、脚本の整備に着手する予定です。
ちなみに、まだまだ新人劇団員を募集しています。
特に、男性は大歓迎!
奮ってご応募ください!

あすから11月!
スポーツ観戦の時間は減るかもしれませんが、逆に忙しくなりそうです! 

老いさらばえて


最近読んだ本が、ことごとく外れなんです。
最後まで読み通した本の方が稀なぐらいです。
新作の中で、人にお勧めできるものはほとんどありません。
特に、かつて僕が大好きだった作家たちの近作が酷い!
「どうしたんだ!」と思ってしまうほど、劣化が著しいんです。
明らかに、老いさらばえてしまっているんですね。
文章から、パワーやスピードが失われ、美しさもなくなってしまっているんです。
やはり、文を書くのにも、若さが必要なんですね。
彼らの初期の作品を読み直すと、その差は歴然です。

これは、他人事ではありません。
僕も、着実に年をとっているわけです。
それに抗って、パワーやスピードを落とすことなく、美しい作品を作り続けなくては!
どうすれば良いのかは分かりません。
でも、せめて体を鍛えたり、アンテナを張って感性を若々しく保つ!
出来ることは、最大限、やり続けたいと思っています。

しかし、どうも最近、人の名前が思い出せなくて...。

400㌘


きょうは、くだらないお話しで失礼します。

「いいパスタのお店があるんです。料金そのままで、大盛りにできますよ!」
番組の仲間が、僕をランチに誘ってくれました。
僕はそんなに大食いではありません。
でも、その人がしきりに勧めるので、仕方なく、たらこスパゲティの大盛りを注文しました。
注文後、メニューを見たら、「普通盛り200㌘、中盛り300㌘、大盛り400㌘」と書いてありました。
その数字に焦りましたが、「ステーキの400㌘なら、若い頃、食べたことがある」と気を取り直しました。

ところが、ところが、パスタが配膳されてビックリ!
パーティでカナッペなどをのせるような、大きな銀のお盆にパスタが山盛り(写真①)!

 

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食べても食べても、一向に減りません。
結局、半分も食べられずに、残してしまいました(写真②)。

 

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待てよ!
メニューに表示されていたのは、茹でる前のパスタの重量ではないのか?
調理すると水分を吸うので、それよりかなり重くなっているはず!
なんでも、パスタの1人前は、乾麺の状態で100㌘が標準とのこと!
4人前のパスタを、大盛りと表示するとは!
完全にグロッキーです!

僕に大盛りを勧めた仲間は、僕より沢山残していました。
「カレーミートソースは胸が焼けるんですよ」と、必死で、言い訳をしていました。
なんで、そんな店の大盛りを勧めたんだ?
成功体験があったのか?
謎は深まるばかりです。

 

 

大発見


稽古をしていて、大発見をすることが良くあります。
それも、作品の根幹にかかわるような大発見です。
「なんでこんな大事なことに気付かなかったんだろう」と、自分に呆れてしまうぐらいです。

でも、それは仕方ない!
作品作りの初期は、逆にディテールにしか目が行かないものです。
細かい部分を見尽くした頃、ようやく、全体像が見えてくるようになるのです。

大発見をしてしまうと、また細部から作り直しになります。
稽古は、そのいたちごっこです。
進んでは戻り、進んでは戻り...。
その過程で、僕は沢山のことを学んでいるのだと思います。

器楽曲


僕のウォークマンには1000曲以上の音楽が入れてあります。
そのうち、ヴォーカル曲は、わずか20曲程度!
それ以外は、すべてインストゥルメンタルです。
また、僕は、若い頃から歌ものが苦手で、ヴォーカルのCDはほとんど持っていません。
趣味で聞くものは、ほぼ100%器楽曲です。

というのも、歌入りの曲は、言葉がうるさく感じられて仕方ないのです。
歌詞を載せてしまうと、音楽の世界が限定され、小さくなってしまうように感じます。
言葉って、便利な反面、安易に使ってしまうとすべてを台無しにしてしまう可能性があるのです。

僕は、セリフ劇の脚本を書いています。
当然、セリフの洪水で、たくさんの言葉が渦巻いています。
でも、本当は、できるだけ言葉を減らしたいんです。
言葉は危険!
言葉は麻薬です!
必要な時には使わないといけませんが、使い方を誤ると依存症になっていきます。
言葉に溺れていき、本質を見失っていくのです。
(この辺りは、激しく自戒...)

セリフ劇であっても、本当に面白いのは、セリフがないところ!
言葉がないところです。
言葉は、あくまで頭脳が選択するものです。
その前に、必ず、心が動いています。
心の動きは、言葉では決して表現できません。
(言葉は嘘をつけるからです)
その心の動きをお客様に届けられる、器楽曲のような舞台を作り上げていきたいと思っています。

アートマイムの衣装


アートマイムの作品用の衣装選びって、難しいですね。
警察官とか看護師の制服のような、「いかにも衣装!」というものを着用することはありません。
もっと普遍的なものを描くことが求められますので...。
何も特定しない、ある意味、無垢な衣装でなくてはなりません。
となると、「まあ、無地ならなんでも良い」ということになってしまいます。
あまり印象に残らない、作品を邪魔しない衣装が最適なのだと思います。
しかし、あまりに普段着のようだと、なんだかガッカリですよね。
「稽古着で舞台に立ってんのか?」と思われるのも嫌ですからね。
普通過ぎず、オシャレ過ぎず、でも、どことなくアートな気配が漂う衣装!
しかも、公演自体は大概赤字ですから、あまりお金のかからない衣装!
そんな衣装を探しに、僕は時々、ファストファッションのお店を覗いています。
しかし、なかなか適当なモノが見つからないんですよね。
特に、僕のようにガッチリ体型だと、何を着ても「格闘家」のような印象を与えてしまいます。
どなたか、良きアドバイスをお願いします!

メロンパンアイス


社会風刺コントを売りとする劇団を主宰しています。
当然、流行りものはチェックしなくては!
そこで、今人気の「メロンパンアイス」に挑戦してみました。

メロンパンアイスとは、メロンパンのようなアイスなのか?
アイスのようなメロンパンなのか?
アイスの中にメロンパンが入っているのか?
はたまた、メロンパンの中にアイスが入っているのか?
気になりますねぇ...。
やはり体験しなくてはなりません。

お店の名前は、「世界で2番目においしい焼きたてメロンパンアイス」です。
正式な商品名は「焼きたてメロンパンアイス」でした。
要は、焼きたてのメロンパンに冷たいアイスクリームを挟みこんだものでした。
外側は、熱くてサクッとしています!!
内側には、冷たいバニラアイスクリームがたっぷり詰めこんであります。
食事とスイーツの中間のようなものでした。

「メロンパンが牛乳と合う」と感じる方ならば、ベストマッチと思われるはずです。
特に、サクサクした外側のメロンパンが秀逸です。
僕は、普通のメロンパンは、飲み込むとき、喉に詰まりがちで苦手です。
しかし、ここのメロンパンは、クッキーを食べているかのような感覚で、とても食べやすかったですね。
まだ未体験の甘党の皆さんには、是非、味わって頂きたいと思います。

一つ不思議だったのは、メロンパンアイスを買うと、ストローが付いてきます。
店員さんは、「アイスを吸って下さい」と言っていましたが、そんな機会はありませんでした。
っていうか、アイスが溶ける前に食べきらないと、パンのサクサク感がなくなってしまうでしょ?
うーん、まだまだ、メロンパンアイスを極めていないなあ...。

ところで、「世界で1番おいしい焼きたてメロンパンアイス」って、どこで売っているんでしょうね?

 

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練ってます!


現在、次回・第28回公演に向けて、準備を進めています。
しかし、それと同時に、来年の公演のプランも練っているところです。
まずは、公演コンセプトを固め、出演者を決め、それから作品を考えるというステップを踏んでいきます。
さらに、劇場を選び、契約をし、チラシを作り、web上で宣伝し...。
やらなくてはならないことが、限りなくあります。
それらは僕一人で進めるものなので、結構、時間が掛かってしまうものなんですよ。
ずっと来年の公演のことばかり考えているわけではありませんが、心の隅っこには常にありますね。
うちの劇団員の魅力を生かしていくためにも、是非とも、良い公演を企画しなくてはなりません。
同時に、彼らの実力を上げていく取り組みも進めていきたいと思っています。

2つのプラン


第28回公演の日程が、もうすぐ決まります。
現在、2つの候補日のうちどちらにするか、慎重に検討しているところです。
遅くとも、今月中には、劇場と契約を結びたいと思っています。

ただ、その2つのプランのうちどちらを選んだとしても、すごいことになりそうです。
僕はどっちも非常に面白いと思っていますが、お客様がそれを受け入れて下さるかどうか...。
いつも以上に、客席がガラガラの公演になるかもしれません。

えーい!知ったことか!
元々、お客さんの少ない劇団です。
集客なんか、はなから気にしていません!
一人でもお客様が来場して下されば、我々は全力で頑張ります。
とにかく、上演のクオリティだけを考えて、理想的な環境を整えていきます。
もし良かったら、見にいらして下さいね。

5万円


某大物アーティストの来日コンサートの告知ポスターを見かけました。
10年ぶりの日本公演とのこと。
「料金はいくらかな?」と思って、確認したところ、僕は愕然としてしまいました。
なんと、入場料5万円!
それも、キャパ3万7000人の巨大な会場での開催ですよ。
5万円って、どういうことよ!
家賃じゃないんだから!
豆粒みたいなアーティストを見るのに、5万円?
まったく理解できません。

「もっと安い席もあるだろう」と思い、再度確認したところ、さらにビックリ!
2万円の席もあったのですが、そこには、こんな注意書きがありました。
「場所により、一部演出が見えづらい可能性があります。ご了承ください」
2万円で見づらいとは!
やはり、5万円出さないとダメか...。

それに比べると、ぷにぷにパイレーツは安いなあ...。
本当に安い!
しかも、どの席でも、良く見えますよ!
見づらいところなんかありませんよ!
それなのに、あんな小さな劇場なのに、空席の方が多いとは...。
トホホホホ...。

中は熱く!


第28回公演に向けて、立ち稽古を進めております。
冬の公演ならではの寒々しい作品もあるのですが、練習しているととんでもなく汗がでます。
床に水たまりが出来そうな勢いです。
でも、汗が出るのは仕方ない!
ダイナミックでパワフルな舞台を目指しているのです。
熱さを恐れて内側の力を抜いてしまうと、エネルギーまで消え失せてしまいます。
あくまで、中は熱く、外は寒く!
かなりレベルの高いことですが、それをやり遂げなければ上演する意味がない! 

アートマイムって?


僕は、「アートマイム」なるものを練習しています。
それに対し、「アートマイムって何?」という質問を受けることがあります。
実は、僕も良く分かっていません。
その答えを探るために練習を続けているようなものです。

僕は、セリフ劇の脚本を書きますし、演出も出演もしています。
それで、多くのお客様に喜んで頂いている自負もあります。
まだ未完成ではありますが、自分なりの「セリフ劇のメソッド」を持っているつもりです。
しかし、それと同じことを「アートマイム」に求めてはいけません。
セリフ劇では決して表現できない高みを目指さなくては、やる意味がないのです。

どうすれば、深い世界が描けるのか?
多くのお客様が満足して下さる「アートマイム」とは、どのようなものなのか?
まだまだ模索している最中です。
恐らく、永遠に探し続けなくてはならないものだと思います。
焦ることなく、地道に練習を続けていきます。

ピクピク


マイム作品の稽古をするようになってから、また足が攣るようになってきました。
ふくらはぎや足の裏が、常にピクピクしています。
先日は、明け方に激しいこむら返りが!
朝起きて、ふくらはぎを見ると、青黒くなっており内出血があったようです。
どんだけダメージを受けているんだー!
普段からボクシングなどで体を鍛えているつもりですが、マイムは別物のようです。
マイム用の筋肉は、マイムの練習でしか付きません。
しばらく痛みに耐えていると、段々、楽になってくるものです。
要は、稽古が足りないということ!
ますます頑張らなくては!
でも、まだ痛い...。

急募!男性劇団員


劇団ぷにぷにパイレーツでは、劇団員を募集しています。
特に、男性劇団員が必要です。
僕を除けば、現在、男性劇団員は脇坂君1名のみ!
男女比のバランスが悪いんですね。
複数人の芝居をやろうとすると、脇坂君を外すことができません。
従って、脇坂君の負担が大きくなりすぎてしまいます。
また、脇坂君の個性を生かす作品ばかりになり、彼の持ち味ではない作品は上演しにくくなっています。
彼の負担を減らすためにも、作品のバリエーションを増やすためにも、新たに男性劇団員を加えたいのです。

当劇団について、改めてPRします!
まず、経済的・時間的負担が小さい!
基本的に劇団費は取っていませんし、普段は稽古場代をみんなで負担して頂く程度です。
公演の際も、他の劇団のような巨大なノルマを課すことはありません。
普通に対応すれば、ほとんどお金は掛かりません。
(むしろプラスになる人の方が多いぐらいで...)
作品の稽古は、多くて週に1回!
それ以外は、各自、自宅で練習して頂いています。
セットや大道具は一切使わないので、その制作に忙殺されることはありません。
衣装も、ほとんどの場合、すでに持っているモノで間に合います。
しかも、演出を担当する僕が、非常に優しい!
怒ったり、怒鳴ったりすることは絶対にありません。
こんな恵まれた劇団が、他にあるでしょうか?

ただし、当方としても、「男なら誰でも良い」というわけではありません。
経験は問いませんが、精神的に強くないとうちの劇団ではやっていけないようです。
(むしろ、他の団体で演劇を沢山経験している人の方が持たないみたいです)
申し訳ありませんが、面接を行わせて頂きます。
合格者には、早速、来年の公演に出演して頂くつもりです。
美魔女劇団員たちと一緒に楽しいコントを上演して、爆笑を取りましょう!
奮ってご応募くださいね!

セルフデザイン


最近、また、ウエスト周りが細くなりました。
ベルトの穴一つ分ぐらいです。
トレーニングの量をほんの少し増やしたところ、効果てきめんです。
ウェートトレーニングの負荷も足してみましたが、1週間もすればそれが楽になってしまいます。
この歳になっても、自分自身をデザインすれば、それに向けて体は変わっていくんですね。
あとは、どんなセルフ・デザインをするかです。
伸びしろしかない!

加工者


「作家とは、引用文から引用符を取り除き、加工する者のことである」

フランスの哲学者、ロラン・バルトの言葉です。
作家をすごく悪く言っているようですが、でも、多分バルトの言葉通りだと思います。
引用を咎めても何の意味もなく、問題にすべきは加工のレベルです。
作品を創造する時は、そういう意識で割り切って臨むべきだと考えています。
芸術とは、所詮、世界の引用に過ぎないのですから...。

音楽の暗記


現在、第28回公演の脚本を暗記中です。
同時に、その中で演奏される曲も覚えている最中です。
結構な大曲揃いなので、なかなか覚えられません。
それも、歌謡曲ではなく、クラシック音楽なので、メロディが複雑で大変です。
でも、この音楽の暗記が、すべてのスタートです。
地味ですけど、ゆっくり頑張ります。

一流アスリート

 

 

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ちょっと自慢をさせて下さい。
きのう、この方と、お仕事でご一緒させて頂きました。
水泳・元日本代表の伊藤華英さんです。
北京、ロンドンと2大会連続で五輪に出場されました。
とても素敵でしょ?
背も高く、手足も長く、しかも美人スイマーとして、現役時代は大変人気のあった方です。
競泳選手を引退された今は、スポーツコメンテーターとしても活動されています。
頭脳も明晰で、お話を面白く、最高に楽しい時間を過ごすことができました。
放送の仕事は、地味で面倒なものです。
でも、こういう方にお目にかかれるのは、この仕事ならではかもしれません。
一流アスリートの皆さんから、いろんなことを学ばせて頂いています。

 

完璧な人間


僕は若いころ、今は亡き高名な著述家の方に、大変可愛がって頂きました。
その方に、僕は良く、こんなアドバイスをされていました。

石崎君は体がマッチョなのだから、心までマッチョになってはいけないよ。
それでは、人が寄り付かなくなる。
完璧な人間を目指しても意味がない。
むしろ、欠点やスキがある方が、周りの人が手を差し伸べたくなるんだよ!

その言葉の意味が、ようやく今になって、分かるようになってきました。
「分かった時にはもう遅い...」というのが、人生の悲しいところです。
せめてこれからは、肩の力を抜いていきましょう!

豚鼻


劇団ぷにぷにパイレーツは、女優たちがキュートなのが売りです。
ちょっと年齢はいってますけど、それでも相当可愛らしい!
そんな彼女たちの舞台写真のうち、まだご紹介していなかったものをお目にかけましょう!
豚鼻になっているから、余計、可愛さが引き立っていますね。
普段から、豚鼻を付けておいた方が良いのでは...?

 

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社交辞令?


「ぷにぷにパイレーツの次の公演はいつなんですか?」
最近、こんな質問をよくされるようになりました。
期待して下さっているのか?
はたまた、社交辞令なのかは分かりません。
とにかく、気にかけて頂いているのは、ありがたいことです。

その公演の時期ですが、まだ決まっていません。
冬の作品を上演するので、冬のうちにやりたいとは思っています。
でも、焦る必要はありません。
機が熟し、作品の完成度が上がってきてからで十分です。
冬は、比較的劇場も空いているので、予約しやすいんですね。
日程を先に決めて、それに合わせて仕上げていくと、大体物足りない出来になってしまいます。
作品の質にこだわって、丁寧に稽古を続けていきます。

繊細さ


個性には、良い面もあれば、悪い面もあります。
僕は、今、繊細な作品を上演したいと思っています。
しかし、僕が演じると、どうしてもパワフルな印象になってしまいます。
細やかさより、パワーの方が前に出てしまうんですね。
もちろん、技術が足りないのが最大の要因だと思います。
しかし、それ以前に、僕が元々持っている雰囲気が勝ちすぎてしまっているようなんです。
つまり、「パワフルな人が、繊細なことをやっている」という演技になってしまうんですね。
パワーを隠せれば良いのでしょうが、それを意識すると、気の抜けた締まりのない演技になってしまいます。
恐らく、パワーはそのままに、繊細さの方をもっと磨いていくべきなのでしょう。
最近、僕が書く脚本が、どんどん繊細になってきています。
それに合わせて、演技の方も繊細さの精度を高めていかなくてはなりませんね。
伸びしろしかない!

同一化


ここまで、全然、この話題に触れてきませんでした。
実は、次回・第28回公演に向けて、順調に準備を進めています。
現在は、セリフ暗記の最終段階です。
基本的には覚えていますが、スラスラ出てこないところが何か所かあるという状態です。
演劇活動の中で、最も地味で苦しい時期に当たります。
でも、暗記していく中で、脚本の本質が見えてくるのは楽しいものです。
また、登場人物と自分自身が徐々に同一化していく過程を味わうのも、面白いですよ。
この段階を丁寧に通り過ぎないと、薄っぺらい演出や演技になってしまいます。
焦らずに、ゆっくりじっくり立ち向かっていきますね。 

ダメージが...


昨夜、大変ショックなことが起こってしまいました。
そのダメージがいまだに癒えません。
まったく、何も出来なかった!
まさか、こんな結末を迎えることになろうとは...。
わずか0.5差!
「あの誤審さえなければ」という気持ちもありますが、そんなことを言っても仕方ない!
結果が振るわなかったことは、問いますまい。
所詮、3位争いですから...。
ただ、今季、力を出し切れなかった人が何人かいたことが、本当に残念です。
ああ...、この半年間は何だったんだろう...。

しかし、下を向いていても意味がない!
今日から、新たな戦いが始まります。
来年は、さらに厳しい状況になることが予想されています。
まずは、今月22日に開かれる重要な会議で、どんな結果を出すかがポイントになります。
気持ちも新たに、前に進んでいきましょう!

演奏曲の見直し


次回、第28回公演の音楽の見直しの話が進んでいます。
ピアノ演奏の吉田幸子さんと、SNS上で相談しています。

僕には、音楽に、強烈な好みがあるようです。
陰鬱で、重苦しくて、スローテンポの曲が好きなんですね。
普段から、ドロドロと情念が渦巻くような曲ばかり聞いています。
軽やかで楽しい音楽なんて、自分からは、絶対に聞きません。
僕のウォークマンに入っている曲目リストを見たら、皆さん、驚かれますよ!

だからこそ、周りの人にアドバイスしてもらいたいのです。
僕が、独善的に公演で使う曲をすべて決めてしまうと、恐ろしいことになってしまうからです。

「ぷにぷに in 人形の家」では、ヴァイオリンの石崎浩二さんの提案で、軽快な曲が演奏されました。
それが、公演の良いアクセントになったように思います。
いろいろな客層を満足させるためには、僕の好みを押し付けてはいけないのです。
演劇作品そのものは、僕の分身みたいなものですから、どうしようもありません。
せめて、劇間に演奏される曲ぐらいは、僕の世界観から離れたモノの方が良いように感じています。

さあ、果たして、どんな曲が選ばれるのでしょうか?
最終的には演奏する吉田さんに決めて頂きますが、この曲決めの作業自体も楽しいですね。

あんみつ


僕は、ほとんどお酒が飲めません。
ビールをコップ1杯が限界でしょうか?
だから、滅多にお酒を飲みにいくことはありません。
そのせいもあってか、交友関係が全然広がっていきません。

「これではいかん!」と思い、先日頑張って、知人を飲みに誘ってみました。
しかし、ダメですね。
もっと軽い話をすべきなのに、気がつくと、芸術の話ばかりしています。
しかも、表面的なことではなく、アートの本質を模索するような話題ばかり持ち出してしまうのです。
いかん!
これでは、余計、交友関係を狭めてしまう!
しかし、アルコールに弱いせいもあって、自分を制御することができないのです。
結局、熱い芸術談義を一人で展開して、飲み会は終わってしまいました。

今後は、あんみつ屋さんに誘って、交友関係を広げていきたいと思います。

七転八倒


おとといの発表を受けて、今回作成したアートマイム作品のブラッシュアップ作業を開始しました。
よりダイナミックで、エネルギーにあふれた演技を!
そう思って、きのう、かなり大胆な動きをトライしたところ、左足の指が全部同時に攣ってしまいました。
七転八倒の痛み!
しばらく、使い物になりませんでした。

でも、こうして、自分の限界に挑戦するのは良いことだ!
自分の可能性は、自分で広げるしかないのです!
この歳にして、伸びしろしかない!

いかに動かないか


昨夜は、アートマイムの発表会でした。
あくまでアートマイムを志す人だけが集まる内輪の会です。
それでも、立派に公演として成立するほど、たくさんの人が見に来ていました。

今回初めてマイム作品を作ったという人も大勢いましたが、どれも面白かったですね。
各自の個性がしっかり出ていて、非常にレベルが高かったように思います。
そのほか、中堅、ベテランのメンバーも、それぞれステップアップしていて、見応え十分でした。

僕の上演は全体のラストで、いわゆるトリを務めさせて頂きました。
上演時間は15分ほどで、マイムとしては大作の部類に入ると思います。
普通だったら、飽きて退屈する長さですね。
また、内容は、かなり過激で刺激的なモノです。
「ひょっとしたら、拒絶反応を示す人がいるかなあ」と心配するぐらい、反道徳的な作品です。
しかし、そんな考えは杞憂に終わりました。
ありがたいことに、大好評を頂きました。
上演中、全員が集中して見てくれていましたし、何度も笑いが起こりました。
なかには、「笑ってはいけない」と思って、口を一所懸命押さえつけていた方もいらっしゃいました。
終演後、多くの方がわざわざ僕のところに駆けつけて、いかに面白かったかを伝えて下さいました。
自分なりの作品の解釈や、哲学的な意味を語ってくれた人もいました。

まあ、僕と指向性が似た人が集まっているから、喜ばれたのかもしれません。
でも、ぷにぷにパイレーツの公演のお客様もそうですから、大丈夫!
次回、第28回公演でも、この作品を上演することにいたしました。
それも、吉田幸子さんのピアノ生演奏に乗せて!
パチパチパチ(拍手)!
きっと、盛り上がるぞー!

ただ、課題もあります。
きのう指摘されたことですが、僕の演技が丁寧過ぎるんです。
「誰にでも、分かりやすいように」と思い、すべてを緻密に演じたところ、「少しうるさい」と思われたようです。
「そんなにやらなくても、十分、分かる」「作品の興趣が削がれる」という声もありました。
また、「石崎さんは目力があるのだから、あそこのシーンは視線の演技だけでいい」とも言われました。
今後は、「いかに動かないか」がポイントになります。
無駄をなくしながら、同時に、さらに作品の世界観を強調できる術を考えていかなくてはなりません。
まだまだ、やるべきことは沢山あります。
頑張りますね!

下手の考え休むに似たり


うわー、どうしよう...。
ついに今夜、アートマイム作品を発表しなくてはなりません。
これは、まずい!
一応、どう動くかは決めたのですが、ただそれだけでして...。
動きの質が、全然ともなっていません。
スケール感もなければ、ドラマチックさも足りません。
なんだか、ちっちゃいんだよなあ...。
うーん、結局、ストーリーを楽しむためのマイム作品になってしまいました。
これじゃあ、「アートマイム」じゃなくて、「コントマイム」だ!
ダメだ!ダメだ!ダメすぎる!
しかも、1か所、どう動けば良いか、まだ決めかねているところがあります。
ストーリーが大転換するシーンの切り替え方が分からないのです。
ええい!きょう、とりあえず上演してみて、みんなの批判を聞こうじゃないか!
その意見を参考に、あす以降、改めて作品を作り直す方針です。
下手の考え休むに似たり!
自分の無能を受け止めようではありませんか。
それが、マイム作品を作るスタート地点のような気がしています。

それはそれとして、きょうは、ほかの人の作品をたっぷり味わってきますね。
終演後の打ち上げ(反省会でしたっけ?)も、楽しみです。

また、やる気?


本当につらい!
やめてしまいたい!
もう懲り懲り!
二度とやらない!

「ぷにぷに in 人形の家」の稽古期間中、こんな言葉を何度耳にしたことか...。
それを、僕がなだめすかしながら、稽古を続けさせました。
ところが、本番が終わった途端、こう変わります。

次は二人芝居をやりたい!
こんな役を演じてみたい!
今度はもっと頑張る!
次回こそ上手くできるような気がする!

あんなに稽古を嫌がっていたのに、またやる気かい!
喉元過ぎれば熱さ忘れるとは、このことです。

人形劇


きょうから10月!
2015年度の後半戦がスタートです。
公私ともに充実させていきましょう!

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さて、8月30日の「ぷにぷに in 人形の家」は、「横浜人形の家」に付属する「あかいくつ劇場」での開催でした。
まるで人形劇のような作品や、人形そのものが出てくるコントを上演してみました。
ただ、これまでご紹介してきた舞台写真からは、人形の匂いがしませんよね。
そこで、きょうは、「あかいくつ劇場」のロビーに飾ってある人形の写真をお目にかけましょう!
紐が付いていますから、多分、人形劇用のものだと思います。
素晴らしい人形ばかりで、劇的世界が見えてくるようです。
この劇場では、時々、人形劇も上演されているようです。
一度、見に行ってみたいと思っています。

 

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