ぷにぷにパイレーツ

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芝居はやめられない!


だから、芝居はやめられない!
これこそが、舞台芸術の醍醐味!
きのう、改めて、そんなことを感じました。

1月3日の「天使の組曲」に向けて、ピアノ演奏の吉田幸子さんと二人で稽古を行いました。
初めての合同稽古でしたから、ピアノと芝居が絡む部分だけ繰り返す"抜き稽古"でした。
まずは一緒に合わせてみて、そこで見えた課題を修正していく形をとりました。

吉田さんは、脚本を良く読み込んでくれていて、すでに凄いレベルに達していました。
しかし、僕の狙いとは違う部分も幾つかありました。
そこに関して、僕がしっかりと演出意図を説明していきました。
また、「このように演奏してほしい」と、具体的なリクエストを出しました。
すると、たちどころに吉田さんの演奏が変わります。
音楽が立ち上がり、動き出し、劇的世界を演じ始めます。
ピアノ演奏が、単なるBGMではなく、主役となって踊りだすのです。
この、芸術が誕生する瞬間に立ち会うことほど、感動的なものはありません。
二人の気持ちが一つになり、イメージを共有できるようになった時の喜び!
これを超えるものって、あるのでしょうか?
だから、芝居はやめられないのです!

きのう作り上げたイメージを持ち帰り、これからしばらくは、個人練習を行います。
ここからの自主稽古で、密度が一気に上がってくるはずです。
次回の合同稽古で、どこまで芝居とピアノが一体化できるか、非常に楽しみです。

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約2時間半の稽古で、二人ともすっかりくたびれてしまいました。
そこで、劇団の団友も駆けつけて、横浜・桜木町の火鍋屋へ!
辛ーい辛ーい鍋をつついて、体力回復を目指しました。
元気が出たぞー!
みなとみらい地区は、すっかり、クリスマスのイルミネーションに彩られていました。

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僕と吉田さんのコラボレーションも、レベルがどんどん上がってきています。
とんでもないステージにまで到達したように感じています。
ここまで芝居と音楽が一体化する舞台作品は、滅多にありません。
是非、ご覧頂きたいと思っています。

 

 

「天使の組曲」の魅力


来年1月3日(日)に開催する第28回公演「天使の組曲」の魅力についてご紹介します。
なんといっても、生演奏で奏でられる音楽が、聞きものです。
音楽は、すべて、吉田幸子さんがピアノで生演奏します。
劇中の曲は、僕が選びました。
難曲、大曲が揃っていますが、僕が無理を言って、吉田さんに挑戦してもらっています。

今回は、誰もが知っている有名な曲は、ほとんどありません。
まさに、知られざる名曲ばかりです。
作曲家の名前さえ知られていないような、マイナーな曲が中心となっています。
しかし、これが良いのですよ!
聞いて頂ければ、「こんな良い曲があったのか!」と驚かれるはずです。

また、本公演では、単に曲の演奏を聞いて頂くわけではありません。
僕の一人芝居とピアノ演奏が、完全にマッチするように、努力しているところです。
僕がセリフを喋らずに、ピアノ演奏が主人公の心の動きを表現するシーンが多々あります。
また、情景や時間、光、気温、空気の質感といったものも、音楽が描いていきます。
ですから、普通のお芝居より全然セリフが少ないと思いますし、無言のシーンも長いんです。
役者とピアノ演奏が混然一体となって、初めて完成する舞台表現です。
極端なことを言えば、二人の心臓の鼓動や呼吸のタイミングが同じになるぐらい、気持ちを一つにしたいのです。
それぞれがとんでもなく難しいことをやっているので、それを完遂するだけでも大変です。
でも、二人で一つの世界を描き切らなければ、共演する意味がありません。

実は、きょう、初めての合同稽古を行います。
すごく楽しみな反面、「相手に迷惑をかけないように、きちんとしなくちゃ!」と緊張しております。
とにかく、集中して、頑張りますね!

かつてないステージに!


来年1月3日(日)開催の「天使の組曲」に向けて、毎日、地道に稽古を続けております。
ほぼ形は出来上がっていて、現在は、細部にこだわって修正を加えております。
もっと美しい舞台にするには、どうすれば良いのか?
もっとエネルギーが宿る作品にするには、何を変えなければならないのか?
もっと主人公の心情を伝えるために、どんな工夫が必要なのか?
そういったレベルで、様々なトライを繰り広げています。

もちろん、現時点では、まだまだ未完成です。
でも、自分で言うのもなんですが、すでにかつてないステージに到達している実感があります。
どう考えても、過去27回の公演とは次元が違います!
「天使の組曲」は、ダントツのナンバー1の公演になります!
ぷにぷにパイレーツの最高傑作になることは間違いありません。

今回上演する3作品すべてのラストに、どんでん返しが用意してあります。
しかし、そんなものは、もう、どうでも良くなっています。
僕が舞台に立っているということ!
その僕が動くこと!
それこそが、本公演の見どころになっています。

去年、「駅舎」という作品を上演した時のことです。
「霧が舞台上に現れた」「空気が流れていくのが見えた」「客席にいて、風が頬に当たるのを感じた」
そんな感想を、大勢のお客様から頂戴しました。
僕の一人芝居ではありますが、もはや、僕だけを見るものではなくなっているのです。
もっと大きなものを描けるようになってきたと、自分でも感じています。
また、お客様に、一種の催眠術のようなものをかけることができるようになったのです。
そのパワーが、去年とは比較にならないほど強まったと思います。

僕の中では、演じているという意識はなくなってきています。
世界を、宇宙を創造しているような感覚です。
ある意味、舞台に立つときには、神であらねばならぬと思っています。
皆さん、「何を血迷ったことを言っているんだ?」とお思いでしょ?
でも、本当にそうなんですよ!
(アートマイムをやっている人なら、お分かりいただけるはず!)

果たして、今回の公演で、僕はどこまで行けるのか?
自分でもワクワクしています。
そのために、稽古を頑張りますね!

大学時代のサイズ


さらにまた痩せてしまいました。
ウエスト周りが、大学時代のサイズに戻りました。
ことしの春に買ったジーンズが、すでにブカブカです。
ましてや、それ以前から持っているズボンは、ユルユルで格好悪い!
ベルトで締め上げないと、ストンと脱げ落ちてしまいます。
ただ、大は小を兼ねるで、履こうと思えば履けなくはないんですよ。
しかーし、そんなものを着ていてはいけない!
ダサいと思いながら着用していると、その人の人間性までダサくなってしまいます。
舞台に立とうと思っている人間が、ダサくてはいけません。
そう思って、このほど、古いズボンを一斉に処分しました。
ああ、すっきりした!
洋服ダンスもユルユルになりました。
これで良し!
あとは、ウエスト周りが再度大きくならないように、節制!節制!

こんなもんじゃない!


こんなもんじゃないだろう?
お前なら、もっとできるはず!
小さくまとまってんじゃないよ!
なんで全部出さないんだ?
出して、出して、出し尽くせ!
体も心も燃え尽きてしまえ!

毎朝稽古中、僕は鏡の中の僕に、こう話しかけています。
実際、体力的には燃え尽きてしまって、日中の仕事はグダグダになっております。

アンプラグド


来年1月3日に、横浜・あかいくつ劇場で、第28回公演「天使の組曲」を開催します。
この公演は、僕の一人芝居と、吉田幸子さんのピアノ演奏のみによって構成されます。
それ以外の要素は、舞台上に登場しません。

照明は、地灯りだけ(舞台が見えるようにする灯りのみ)!
録音された音も一切使いません。
アンプラグドな演劇公演です。
超ストイックな舞台です。
これ以上、ミニマムな公演は考えられません。

また、我ながら、芸術性が非常に高いものになっていると思います。
でも、僕が作る作品ですから、エンタテインメント性もたっぷりです。
演劇に馴染みのない方でも、間違いなく、お楽しみ頂けます。
実際、生まれて初めて見た舞台が"ぷにぷに"という方も少なくないのですが、皆さん、喜んで下さっています。
はっきり言って、「"ぷにぷに"の舞台がつまらなかった」という声は、一度も聞いたことがありません。
(もちろん「結末が好きじゃない!」「残酷過ぎる!」などの批判はありますが...)
芝居通の方でも、劇場デビューの方でも、絶対に喜んで頂けると自負しています。
ぜひぜひ、劇場でご覧ください!

1曲追加


来年1月3日の「天使の組曲」まで、あと1か月ちょっと!
このタイミングで、ピアノ演奏の吉田幸子さんに、新たな注文を出してしまいました。
演奏曲を、1曲追加してもらったのです。
あるシーンに、どうしても音楽が欲しくなったのが一つ目の理由。
そのシーンにふさわしい曲が、ついに見つかったのが二つ目の理由です。
吉田さんに迷惑をかけてしまって、申し訳ありません。
僕は、作品の出来がちょっとでも良くなる可能性があるのなら、試さずにいられないのです。
でも、吉田さんは、快諾してくれました。
これは、本当にありがたいことです。
作品の魅力が、さらにアップすることは間違いありません。
新たな音楽にのせて、素晴らしい演技ができるように、一所懸命稽古を頑張ります!

スクリャービン


ムフフフフ...。
早速、届きました!
自分への誕生日プレゼントとして注文した、CDボックスセット18枚組が!

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良い!
結構ですぞ~!
きのう、3枚ほど聞いてみましたが、こんなに良いとは!
知られざる名曲揃いです。
"ぷにぷにパイレーツ"にピッタリな陰鬱なムードが最高です!

湧いてきた!湧いてきた!
創作意欲が沸々と湧いてきましたよー!
僕の主なインスピレーションの源は、音楽なのです。
これから、18枚のCDをじっくり聞きこんでいきます。
きっと、ここから新作脚本が生まれてくると思いますよ。
気長に頑張ります!

ただ、この記事を読んで、腰を抜かしそうになっている人が一人いるはず...。

 

こんなに上手かったっけ?


きのう、劇団員の伊東かおりと久しぶりに会いました。
「ぷにぷに in 人形の家」の公演以来ですから、約3か月ぶりです。
3か月なんて、あっという間ですね。

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きのうは伊東とマンツーマンで、朗読の稽古をみっちり行いました。
今のところ、伊東の出演が決まった"ぷにぷに"の公演はありません。
しかし、来るべき次の公演に備えて、基礎トレーニングをしておきたいとのことでした。
偉い!実に偉い!
どんなことでも、練習しなければ、絶対に上手くはなりません。
また、公演で上演する作品の稽古だけでは、本当の実力は付きません。
公演の予定がない時期の地道な稽古こそ、最も大切なのです。
役者としてのポテンシャルを上げられるのは、今しかありません。

早速、さわりの部分を読んでもらいましたが、ビックリ!
こんなに上手かったっけ?
1年前とは別人です。
明らかに、表現力が豊かになっているのです。
文章を読んでいる感じが薄まり、内側から自分の言葉となって出ているように思いました。
また、感情表現の幅も大きくなり、随分ドラマチックな朗読になっていました。
伊東は、3月の「嫌な物語」、8月の「人形の家」の公演を経て、大きな成長を遂げたんですね。
まさに、今が伸びごろです。
ここで集中して稽古すれば、さらにスケールアップするはずです。
ぜひ、頑張って頂きたいですね。

稽古終了後、近くのカフェで、ちょっと休憩!
そこで、今後の公演の企画の相談をしました。
僕は、伊東向けのある企画を考えていたのですが、一旦ストップ!
大きな問題があることに気が付きました。
やっぱり、話をしてみないと分からないものですね。
もう一度アイディアを練り直して、改めて、打ち合わせをすることになりました。
写真は、カフェで頂いたドリンクですが、これはラテ・アートなのでしょうか?

 

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無敵


きのうは、僕の誕生日でした。
100人ほどの方から、お祝いのメッセージを頂戴しました。
僕のことを気にかけて下さって、本当にありがとうございます。
おかげさまで、とても幸せな誕生日となりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆様のご期待にそえるよう、これからも、精一杯努力していくつもりです。
末永くお付き合い頂ければ幸いです。

いい大人の年齢になりましたから、今後は、大人として対応していけるようにしたいですね。
というのも、僕と親しい多くの人が、僕の特長を「ストイック」と表現します。
自分でも、そうだと思っています。
作品を作る上では、「ストイック」は悪いことではありません。
むしろ、もっと「ストイック」であるべきでしょう。
ただ、僕は、すべての面で「ストイック」過ぎるんですね。
また、他人にも、自分と同程度の「ストイックさ」を求めてしまいます。
これでは息苦しいですよね。
また、僕には、近寄りにくい緊張感や圧力があるようですが、そんなことではいけません。
誰もが話しかけたくなるような包容力を持ちたいですね。
「ゆるさ」と言いますか、良い意味での「隙」のようなものを持たなくては!

「無敵」というのは、すべての敵を倒す人ではなく、そもそも敵がいない人のことだと思います。
(敵を倒すたびに、新たな敵が生まれてくるからです)
そういうスケールの大きさを感じさせる大人になれるよう、これから意識していきますね。

あらためまして、これからもよろしくお願いします!

11月20日


一年で一番嫌な日がやってきました。
この日になると、また一つ、年をとってしまうのです。
「この年にして、この程度か...」と、自分のダメさに改めてガッカリしてしまいます。
ですから、毎年、特に祝うこともなく、粛々と過ごすことにしています。

しかし、最近、僕の尊敬する方の本を読んでいたら、素晴らしい文章に出会いました。
一部抜粋して、ご紹介させていただきます。

(年齢など)正直、どうでもいいと思っている。
年齢は、努力ではどうすることもできないからだ。
努力のしようのないものに「もう○歳になってしまった」と嘆いてみても始まらない。
嘆いたからといって、歳が減っていくわけではない。
だから年齢を気にせず、今を楽しく生きるしかないと私は思っている。

これは、野球界のレジェンド、村田兆治さんの最新の著書「人生に、引退なし」の冒頭の文章です。
65歳にしていまだに140㌔のストレートに挑み続ける兆治さん!
説得力が違います。
年齢など、ただの数字に過ぎません。
要は、今、何ができるか?
どんな目標を持っているか?
人生がどれだけ充実しているか?
そちらの方が大切です。
兆治さんに、大切なことを教えて頂きました。

ことしも、年末に、兆治さんとお仕事でご一緒できることになりました。
今から、お会いできるのを、楽しみにしています。
去年は、なぜか、兆治さんにピッチングフォームを随分直されました。
ことしは、どんなハプニングが起こるのでしょうか?

諦めない


ツイッター上で、素敵な言葉を見つけました。

Winners never quit. Quitters never win.
(勝つ者はあきらめない。あきらめる者は勝てない)

僕は、何の才能も持っていません。
しかし、諦めないところだけは、人に誇れるかもしれません。

僕は、まだ何も成し遂げていませんし、勝ったこともありません。
でも、それでいい...。
それでいいんです。
諦めないだけで、十分!

スヴェトラーノフ


ロシアの指揮者、エフゲニー・スヴェトラーノフには、変わった癖がありました。
1970年代頃から、必ず、譜面台に赤い扇風機をつけて指揮していたのです。
オーケストラの音が小さい時、扇風機の音が聴こえてしまうため、CDの解説書に但し書きがついているぐらいです。
より静かで風が強いタイプを薦められても、馴染みのある赤い扇風機から変えることはありませんでした。
海外公演の際は、変圧器まで用意して使っていたそうです。

僕も、いまだに、稽古をするときには、必ず扇風機を回しています。
扇風機を使っても、ポタポタ汗がしたたり落ちます。
特に動きの激しい「私が寝てる間に」の稽古を終えると、床に池が出来ています。
稽古中、何度もシャツを着替えないといられません。
どれだけきつい演出になっていることか...。

この時期でこんなに汗をかいていたら、本番はどうなってしまうのでしょう?
1月3日と一年で最も寒い時期ではありますが、舞台では強い照明を浴びます。
とんでもなく暑いと思いますよ。
だからといって、スヴェトラーノフのように、舞台上で扇風機を回すわけにもいきません。
やはり、汗をかいても平常心で上演できるように、稽古を重ねるしかありませんね。

脚本の力


先日、過去のぷにぷにパイレーツの公演のビデオを見る機会がありました。
僕自身が4年前に演じたもので、最初は演技の欠点ばかりが目について、嫌な気持ちになりました。
しかし、しばらく見ていくと、どんどん面白くなってきました。
長い作品なのに、一瞬のうちに終わってしまった印象でした。
作品に感情移入して、笑ったり、イライラしたりもしてしまいました。

自作を客観的に見ると、やはり脚本の力を感じましたね。
構成といい、セリフといい、緻密かつパワフルに仕上がっています。
主人公の心理の流れも的確で、エネルギーに満ちています。
これなら、どなたでも楽しんで頂けると思いました。
僕は自作に対して、もう少し自信を持っても良いのかもしれません。

脚本が良いとなれば、あとは役者の演技次第です。
次回公演「天使の組曲」の出演者は、僕なのです。
頑張って稽古しなくては...。

アートのお話


きのうの日中は、アートマイムのお稽古をみっちり!
いい練習ができました。
次回公演に大いに活用させて頂きます。

終了後、珍しく、場所を変えてお喋りをしました。
話題は、アートについてのみ!
ほかの話は一切しませんでした。
楽しくて楽しくて、あっという間に、時間が経ってしまいました。
本当に、芸術にまつわる話は尽きませんね。

できれば、もっと色々な人とアートのお話をしたいのですが、そうはいきません。
突っ込んだ芸術談義をすると、大概、奇異な目で見られてしまいます。
しかし、ドイツでは、普通の人たちが当たり前のように、シンフォニーやオペラについて議論をしているそうです。
日本は経済優先ですから、なかなか芸術に意識が向かないんでしょうね。
日本人全体を変えることはできないので、まずは、芸術を愛する友人を探すことにいたしましょう!

ゆっくり観劇


来年1月3日(日)に開催する「天使の組曲」の公演情報を公開しました。
実は、新年早々ということで、動員を不安視していました。
しかし、今のところ、この日程の評判は悪くないようです。
「正月も3日になると、暇を持て余す」
「正月休みにずっと家にいると、家族から鬱陶しがられる」
「4日が仕事始めだから、その前日は手軽なお出かけをしたいと思っていた」
「単身赴任中だけど、この時期は首都圏にいる」
すでに、こんな声が届いています。

なかには、「三が日はどこにいっても混んでいるので、ゆっくり観劇したい」という方もいらっしゃいました。
その点は、ご安心下さい。
本公演の客席がすいていることを保証いたします。
こんなにゆったり時間が過ごせるところが、他にあるでしょうか?
元々、座席がゆったりしている上に、多分、両隣の座席は空いています。
ファーストクラスの気分を味わえるはずです。
また、お正月だからといって、値段が高くなることもありません。
実にお手ごろな娯楽になると思います。
どなたでもお楽しみ頂ける内容です。
ぜひ、遊びにいらして下さいね!

「天使の組曲」公演概要


"劇団ぷにぷにパイレーツ"の次回・第28回公演の概要が決定いたしました。
日程がすごいことになっております。
なんと、来年1月3日(日)の開催です!
今回は、新春らしい、おめでたい内容になって...、おりません!
むしろ、どす黒い悪意に満ちた作品が...。
いえいえ!
ちゃんと、お正月に合わせた清々しい作品を、ラストにご用意しております。
きっと心が浄化されて、お帰り頂けるはずです。
(この作品は、泣けると思いますよ)

果たして、新春の三が日に、お客様はいらっしゃるのでしょうか?
また、客席がガラガラに...。
とんでもない赤字を抱えることに...。
ええんや!
わいのやりたいようにやるんや!
動員数なんか、一切、気にしない!
赤字が怖くて、演劇なんかできるかい!

それに、僕だったら、正月ぐらい芝居を観たい!
僕同様、正月に時間を持て余してしまって、舞台を観たくなる人も、きっといるはず!
劇場は、お正月に人気の観光地、横浜・山下公園の目の前!
すぐ裏が中華街!
関帝廟での初詣ついでに、いかがですか?
終演後、新年会もありますよ!

以下、公演情報です。
是非とも、よろしくお願いします。


●劇団ぷにぷにパイレーツ第28回公演「天使の組曲」

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日にち:2016年1月3日(日)
開演時間:マチネ12:30、ソワレ15:00
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「私が寝てる間に」「もっとふれたい」「雪うさぎ」

演奏曲:J.S.バッハ作曲「いざ来たれ、異教徒の救い主」、シベリウス作曲「樅の木」ほか

*公演概要
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、ピアノ生演奏と一人芝居のコラボレーションとなります。
写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。
まるで悪夢のようなファンタジックな世界観を展開して参ります。

「天使の組曲」では、人間に姿を変えた様々な天使の姿をお目にかけたいと思っています。
清らかな天使もいれば、堕天使もいます。
組曲のような形で、天使たちの悲しみを表現していきます。
バッハの宗教曲や、北欧の作曲家たちの知られざる名曲にのせて、幻想の世界をお届けいたします。

「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、座席数147席の本格的設備を持つ劇場です。
快適な環境の下、ご観劇頂けるはずです。

会場は、横浜マリンタワーの並びにあり、日本郵船氷川丸の斜め前になります。
山下公園の観光がてら、あるいは横浜中華街・関帝廟への初詣を兼ねて、是非、遊びにいらして下さい。

ご予約やお問い合わせは、劇団公式HP"公演予約"のところ からお願いします。
皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

 

第28回公演タイトル決定


次回・第28回公演のタイトルを決めました。
ズバリ、「天使の組曲」です!

何が"天使"かは、公演をご覧になった数か月後、ボンヤリと分かってくるような感じです。
年々、僕の書く作品は、純化され、崇高な気配が漂うようになってきました。
僕は何ら信仰を持っていませんが、自作に宗教的な雰囲気が溢れてしまうんですね。
特に、今回は、宗教曲を使う作品もあります。
ですから、今回の公演を俯瞰すると、宗教的なイメージがピッタリなんです。
でも、僕の作品は、まだまだ"神"のレベルには到達していません。
そこで、今回は、"天使"をモチーフにしてみました。

ただ、作品中、本物の天使は登場しません。
その代わり、人間に姿を変えた様々な天使の姿をお目にかけたいと思っています。
清らかな天使もいれば、堕天使もいます。
組曲のような形で、天使たちの悲しみを表現していきます。

なお、本公演のタイトルには、「ぷにぷに」という表記は入っていません。
これまでは、ほとんどの公演で「ぷにぷに!...」というタイトルにしていました。
しかし、大勢の方に「タイトルから"ぷにぷに"を外した方が良い」と言われていました。
「公演の内容は極めてストイックで芸術性の高いものだから、まったく"ぷにぷに"していない!」という声が多かったのです。
僕自身も「いつかは"ぷにぷに"を外そう!」と思っていましたが、遂に今回決断しました。
あまりに実態とかけ離れているからです。
まあ、タイトルに"ぷにぷに"が付いていようが、いまいが、動員数に変化はないと思いますけどね...。

きのう、「天使の組曲」の公演でお借りする劇場から、正式な契約書が届きました。
近日、公演日程や会場等を発表いたします。
もう少々、お待ち下さい。

脱マイム


毎朝、早起きして、マイム作品の稽古をしています。
やればやるほど難しくなっていくので、大変です。
今、特に意識しているのは「脱マイム」です。
見ている人が、マイムであることに気付かないような作品にしていきたいのです。
技術をいかに隠すか?
どこまで自然体でいられるか?
エネルギーの塊であるには、どうすれば良いのか?
最近は、そんなことばかり考えています。

死ぬんや!


昨夜、劇団員の脇坂君の知り合いが経営しているというイベントスペースの視察に行ってきました。
今後の公演会場の候補を増やすためです。
当面、使う予定はありません。
しかし、未来に目を向けて、常に動き続けてなくては!
止まったら死ぬんや!

せっかくなので、脇坂君に、戯曲の構造をみっちりレクチャーしました。
2時間ぐらいすると、脇坂君はクラクラしている様子でした。
でも、全然語り足りない!
僕は、戯曲の話なら無限にできるのに...。
とにかく、舞台に立とうと思っている人は、もっと脚本を読み込んだ方がいい!
それも、目先のセリフだけではなく、戯曲の構造をしっかり理解しないと!
脚本を書く人は、思い付きで書き進めているわけではないのです。

劇作家の喜び


2年前の夏、僕は、「恋に恋して」というオリジナル作品を上演しました。
老いた魔女が主人公の、ファンタジー劇です。

先日、「"恋に恋して"の脚本を読みたい」というリクエストが、うちの劇団員の一人からありました。
僕の上演を見て、この戯曲を気に入ったらしいのです。
それを機に、僕ももう一度、「恋に恋して」の台本を読み直してみました。
すごい...。
本当にすごい脚本です。
「自分で言うのもなんですが...」と言いたいところですが、とても自分が書いたものとは思えません。
だって、僕がこんなものすごい脚本を書けるはずがありません!
キャラクターの造形といい、文体といい、構成といい、ラストといい、僕はひれ伏すばかりです。
こんな脚本を書ける作家の才能に、僕は嫉妬してしまいます。
冗談みたいに思われるかもしれませんが、これは僕の本音です。

自分で書いて、自分で演出して、自分で演じた作品です。
しかし、上演から2年以上たった今、ようやくこの作品の本当の良さが分かってきたように思います。
2年前、僕は頭で考えて、この作品に対して様々な作業を行いました。
しかし、それから2つ歳をとった今は、心で感じられるようになったようです。
その分、深い感動を覚えてしまいました。

脚本は、脱稿した時点で、作家の手を離れて独り歩きを始めます。
そして、ワインのように、時間とともに熟成していくのです。
その作品の成長や発展を見守っていくことこそ、劇作家の最高の喜びなのかもしれません。

10ポイント


見知らぬ若い女性に、電車の中で、いきなり手を握られました。
手を振り払うわけにもいきませんから、「あのう...」と声をかけてみました。
すると、その女性は、「あっ!すみません。間違えました」と言って、手を離しました。
横に彼氏がいたようにも思えませんでしたし、何と間違えたんでしょう?
女性と手をつないだので、きのうはプラス10ポイント!

効果音


次回公演は、僕の一人芝居と吉田幸子さんのピアノ演奏のコラボレーションです。
本公演では、音楽だけでなく、ピアノで効果音まで奏でてもらおうと思っています。
これは、我々にとって初めての試みです。
どんな結果になるか、僕自身、ワクワクしています。

その効果音のデモ演奏を、きのう、聞かせてもらいました。
なかなかに良い!
実に面白いです!
吉田さんが色々工夫してくれたおかげで、すでに本番で使えるレベルになっていました。
作曲のようなことまでお願いしてしまって、本当に負担をかけてしまいました。
でも、より素晴らしい公演にするためには、可能なことは全部やる!
まだまだ本番まで時間がありますから、さらに完成度を高めていきたいと思っています。
絶対に面白い公演にしてみせます。
ご期待下さい!

傑作だ!


おととし、「夜間飛行」という作品を上演し、好評を頂戴しました。
その時には、「これを超える作品を書くことはできない」と思いました。
去年、「駅舎」という作品を演じ、さらなる高評価を頂きました。
「これが、僕の最高傑作になることだろう」と確信しました。

しかし、現在稽古中の作品「私が寝てる間に」は、それらを遥かに上回る出来になっています。
"どんでん返し"がセールスポイントの作品ではありますが、それだけではない!
人間の業が、上手く凝縮され、描かれているように感じています。
怖くもあり、悲しくもあり、また可笑しくもあります。
人の愚かさが、それも深い深い愚かさだけが描かれた作品です。

これは傑作だ!
是非、皆さんにご覧頂きたい!
多分、この作品に勝る作品を作ることはできないと思いますので...。

きょうにも優勝が!


今週は、月曜から金曜まで毎日、北澤ボクシングジムでトレーニング!
これは痩せるわけだ!
こんなに練習しているのは、強くなりたいからではありません。
プロ野球のシーズンが終わって、夜、やることがなくなったせいです。
夏場、どれだけ無駄な時間を、野球に取られてきたことでしょう。
特に、ことしのカープときたら...。

一方、J1のサンフレッチェ広島は、きょう、ステージ優勝を決める可能性があります。
広島が敵地でガンバ大阪に勝ち、鹿島が横浜Fマリノスと引き分け以下なら優勝です。
これは応援しなくては!
後期優勝と年間勝ち点1位をダブルでゲットして頂きたい!
それにしても、世間一般でJ1がまったく話題になっていないのは、なぜなんでしょう?
2ステージ制導入は、やはり、上手くいかなかったということなのでしょうか...。

さてさて、話題変わって、第28回上演の劇場使用料を、きのう、入金してきました。
これで、開催日や劇場が確定いたしました。
近日、詳細を発表できると思います。
ご期待下さい。

では、14:00のキックオフまで、しっかり稽古をいたしましょう!

伏字ばかりで


伏字ばかりで失礼します。
まだ情報を開示できる状態ではないので、ご容赦下さい。
現在公表できるのは、ある音楽のジャンルについてということだけです。

先日、×××××××の××さんと打ち合わせを行いました。
××さんとは、来年の"ぷにぷに"の公演で共演しようと考えています。
ただ、僕は、×××××について詳しくありません。
新たなコラボを模索する場合、専門家に色々相談しないとイメージが固まりません。
そこで、×××××について、徹底的に取材させて頂きました。
また、××さんにも、面白くなるコラボのアイディアを練って頂きました。

2時間半の打ち合わせでしたが、なんだか上手くいきそうな気がしてきました。
方向性がはっきり見えてきたのです。
このコラボレーションは、必ず実現させます。
考えてみれば、ぷにぷにパイレーツの作風と×××××は、親和性があるに決まっています。
なにせ、僕は大学時代に、××××××を専門に勉強していたのですから...。

時期が来年のいつごろになるかは、まだ分かりません。
どんな形の公演になるかも未定です。
でも、きっと面白いモノになると思いますよ。
これまで、シタールやベリーダンス、フラメンコとの共演を実現させてきました。
それに勝るとも劣らない作品を作り上げていくつもりです。

ハバナ選手

 

この歳になっても、まだまだ未熟者の私。
自分の人間的なダメさに、ほとほと嫌気がさしてしまいます。
そんな僕にピッタリの言葉を、Twitter上で見つけました。
ラグビー・南アフリカ代表の、ブライアン・ハバナ選手のつぶやきです。
心しておきます。

Before You talk,listen.
Before You react,think.
Before You criticize,wait.
Before You pray,forgive.
Before You quit,try.

他人事ではない


パントマイムアーチストの本多愛也さんが急逝されました。
52歳、くも膜下出血だったそうです。
個人的なお付き合いはありませんでしたが、とても残念です。

うーむ、他人事ではない!
いつ自分がそうなるか分かりません。
悔いを残さないように、やるべきことをやっておかなくては!
人の評価など気にしている暇はありません。
やりたいことから順にやらせて頂きます。

本多さんの代表作「白球」の映像が、web上に掲載されていました。
是非ご覧ください。

子どもっぽく


きのう、髪を切りました。
僕は、(床屋さんが驚くほど)髪が伸びるのが早いので、切るときはバッサリいきます。
ですから、切る直前と、切った直後では、別人のように見えます。
現在は、随分、子どもっぽくなっております。
伸びてくると、むさくるしいおっさんになってしまいます。
今回は、月の初めに切りました。
大体、月に1回切るので、このサイクルがしばらく続くことになりそうです。
何が言いたいかといいますと、公演の時期を考えて髪を切らなくてはならないということです。
役柄のイメージに合った状態で舞台に立ちたいですからね。

それから、きのうの稽古中、変なところが攣ってしまいました。
左太ももの付け根、鼠蹊部が、キューっとなって悶絶!
しばらくしゃがみ込んで、痛みに耐えるしかありませんでした。
こんなところが攣ったのは初めてです。
人間、攣ろうと思えば、どこでも攣れるんですね。
大発見です。
新たな場所が攣るということは、従来できなかったことをやろうとしている証です。
僕はいつでも発展途上!
伸びしろしかない!

劇場使用申請書


第28回公演に向けて、地道に準備を進めています。
きのう、劇場使用申請書を作成し、提出いたしました。
劇場側から認可が下りて、利用料を入金すれば、正式な契約が完了します。
次回公演の概要は、その後、発表させて頂きます。
皆さんが、アッと驚くような公演計画となっています。
もう少々、発表をお待ちください。

タイトル決め


きょうから11月!
ことしも、残り2か月になりました。
ぷにぷにパイレーツの主要メンバーの皆さん!
一緒に頑張っていきましょう!
以上、部内連絡でした。

さて、私、次回・第28回公演の公演タイトルと各作品のタイトルに頭を悩ませています。
タイトルが良いからといって、お客さんが増える可能性はほとんどないと思っています。
しかし、タイトルの付け方を間違えると、確実に動員数は減少します。

例えば、ことし春に開催した「嫌な物語」は、大失敗でした。
「嫌な思いなんかしたくない!」と思った方が多く、来場を躊躇されたんだそうです。
皮肉な結末を迎える作品を集めたつもりだったのに、ずっと不愉快な状態が続くと思われたようなんですね。
ネガティブな言葉は、タイトルに入れない方が良さそうです。

しかし、あまり綺麗ごとばかり並べると、実際の公演の内容と乖離してしまいます。
羊頭狗肉になってはいけません。
それなりに、公演内容を暗示するものでなくては!

感じ良く、でも実情から離れない!
そんな絶妙なタイトルを探して四苦八苦しております。