ぷにぷにパイレーツ

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残念なお知らせ


大晦日の夜、残念なお知らせをしなくてはならなくなりました。
1月3日(日)の「天使の組曲」でピアノを演奏する予定だった吉田幸子さんが、急きょ出演できなくなってしまいました。
ご家族の事情によるものです。
ピアノ演奏を楽しみにしていた皆様、本当に申し訳ありません。
それによりキャンセルを希望される方は、特にご連絡頂く必要はございません。

したがって、「天使の組曲」は、私・石崎が一人でお送りすることになりました。
現在、演出を大幅に見直しているところです。
観劇頂いた方にご満足頂けるよう、全身全霊を注いで上演いたします。
必ずや、素晴らしい公演にしてみせます。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
では、良いお年をお迎えください。

2015年劇団五大ニュース


大晦日です。
2015年も、きょうが最終日となりました。
そこで、ことし1年の劇団の動きを振り返っていきたいと思います。
題して、ぷにぷにパイレーツ5大ニュース!

まず、第5位!
8月の「ぷにぷに in 人形の家」での出来事です。
「絵の中の少女」を上演していた劇団の看板女優が、信じられない行動を起こしました!
ありえない!絶対にありえない!
演劇畑の人からしたら、想像もできないことです。
あんな発想は、普通の役者からは絶対に出てきません。
アナウンサーとして、生放送の修羅場をかいくぐってきたからこその対応でしょう。
何があったかを、ここに書き記すことは怖くてできません。
ご覧になった方だけの秘密にしておいて下さい。
僕にとっても、生涯忘れることのできない衝撃の上演でした。

続いて、第4位!
3月1日に開催した「嫌な物語」が大コケしました。
元々、お客様が少ないことで定評があるぷにぷにパイレーツです。
しかし、この公演は酷かった!
動員数の最少記録を更新しました。
まず、公演タイトルがいけなかった!
「見ると嫌な気持ちになる」と思われたらしく、皆さん、来場するのをためらわれたようです。
さらに、人付き合いの苦手な3人による公演だったものですから、宣伝が行き届きません。
結局、ご来場下さったのは、前日に公演情報を知った1グループのみ!
惨憺たる有様でした。

では、第3位!
劇団に新人女優、松本美由紀が加入しました。
松本は、他の劇団員と違って、やる気満々!
誰よりも熱心に稽古に参加します。
加入したばかりなので、「ぷにぷに in 人形の家」では軽めの役を割り当てたのですが、稽古量が誰よりも多いのです。
せっかく稽古日を設定し稽古場を確保したのに、やってきたのは松本だけという日が何度かありました。
また、松本が自分で稽古場を予約して、僕に稽古を要求したこともありました。
こういう能力と意欲を持った劇団員が一人いると、座長の僕は本当に助かります。
今後の劇団運営において、欠かせないメンバーとなりそうです。
ご褒美に、来年は、良い役をやってもらことにいたしましょう!
ちなみに、うちの劇団の場合、良い役とは下らない社会風刺コントの主役を指します。

さあ、第2位です!
「ぷにぷに in 人形の家」で、僕のいとこの石崎浩二との初共演が実現しました。
浩二さんは、ドイツ・オルデンブルグ州立劇場オーケストラのヴァイオリニストとして活躍しています。
夏休みで帰国中というタイミングだったので、出演をお願いしてみました。
さすがにお芝居と絡むことはできませんでしたが、本場・ドイツ仕込みの素晴らしい演奏を披露してくれました。
ハプニングの多い公演ながら、ヴァイオリンの音色で場が清められたような気がしました。
いつか、僕の芝居やパントマイムとヴァイオリンの共演を実現させてみたいと思っています。
ですから、最近は、ヴァイオリン演奏のCDを良く聞いていますよ。

そして、栄えある第1位!
ことし、4回の公演を実現し、大過なく終えることが出来ました。
(去年の3回より、1回増えました)
舞台に上がった延べ人数は17人と、異例の多さとなりました。
劇団に関わる人の数が増えたのは、喜ばしいことです。
確かに「嫌な物語」のように、客席がガラガラの公演もありました。
一方で、「ぷにぷに!新進新人女優新春逡巡ショー」などでは、お客様をお断りするほど盛況となりました。
それらの稽古の過程や本番のことを思い出すと、本当に充実した一年だったと感じます。
多くの方に支えられて、僕は幸せ者だと思います。
今は、やり切ったという充実感でいっぱいです。

しかし、我々は、まだまだ発展途上です。
新年1月3日には、第28回公演「天使の組曲」を開催します。
さらに、まだ詳細は公表できませんが、いくつかの公演が決定しています。
また、早く試してみたい試みがいくつもあります。
新機軸の作品のアイディアも、頭の中に沢山あるのです。
来年のぷにぷにパイレーツは、さらに過激に、さらに面白くなっていくことをお約束します。
是非、ご期待下さい。

こうして、公演活動ができるのも、ぷにぷにを応援して下さっている皆様のおかげです。
なんとお礼を申し上げれば良いのか分かりません。
我々としては、とにかく上演の質を上げることしかできません。
さらに自分に厳しく、頑張っていきます。
皆様、本当にありがとうございました。
良いお年を!

ぷにぷに!大抽選会


次回公演「天使の組曲」は、1月3日の開催です。
お客様には、新春のお忙しい中、お越し頂くわけです。
そこで、ご来場下さった方に、ささやかなお年玉をご用意いたしました。
終演後、"ぷにぷに!大抽選会"を開催します。
とはいっても、赤字公演ゆえ、賞品にお金をかけるわけにはいきません。
知恵を絞って、ぷにぷにパイレーツならではのプレゼントを考えました。
お金では絶対に買えない貴重な賞品もあります!
何が当たるかは、当日のお楽しみです。
抽選で、若干名の方に、差し上げたいと思っています。
期待され過ぎると困るので、ちょっとだけ楽しみにしていてくださいね!

プレッシャー


僕は今、大変なプレッシャーを感じております。
「天使の組曲」のラストで上演する「雪うさぎ」に関してです。
これまで、この作品の脚本を読んだり、試演を見た人すべてが、目を潤ませています。
なかには、ポロポロと涙を流した人もいます。
比較的僕のそばにいる人に意見を聞いているので、芸術に対する感覚が似ているのかもしれません。
しかし、相当なパワーを持った作品であることは間違いないと思います。
これだけ高いポテンシャルを持った作品の上演を、失敗するわけにはいきません。
きちんと、丁寧に、上演してあげなくては!
しかし、非常に繊細な心理描写が多いので、実に難しいのです。
ああ...、この優しさが、この切なさが、上手く表現できれば良いのですが...。

真っ白


1月3日(日)に、横浜・あかいくつ劇場で、第28回公演「天使の組曲」を開催します。
僕は作品を作るのは得意だと思っていますが、宣伝が下手なんです。
下手というか、作品作りに夢中になって、宣伝のことを忘れてしまうのです。
気が付けば、本番が5日後に迫っています。
改めて、ご予約のリストを見ると...、真っ白!
わわわわ!
これは酷い!
みっともなくて、具体的な数字を公表できません。
特に、15:00開演の回は、目も当てられません。
これじゃあ、ソワレ公演を開催する意味があるのかどうか...?

いやいや、そんな考えはいけません。
一人でもお客様がいらっしゃれば、我々は全力で取り組みます。
お客様は数ではありません。
質です!
新春早々、劇場に足を運んでくださる方は、相当な"ぷにぷに"好き!
あるいは、家にいられない事情がある方です!(冗談です)
とにかく、そんな温かい心を持った皆様の期待を裏切ることはできません。
精一杯、頑張ります!

実は、僕は、お客様が少ないことには免疫があります。
客席がガラガラでも、正直、なんとも思いません。
僕は、「客少な部門」に関する様々な記録を持っています。
20代に、客1人の舞台を経験!(マン・ツー・マン・ディフェンス)
数年前、別の団体の公演に客演したら、お客さんが3人!(そのうち2人は僕のお客さん)
最悪だったのは、首都圏に台風が直撃して多くの電車が止まり、お客さんゼロ!
(それでも、稽古を兼ねて、きちんと上演しました)
こんな過去を持つ僕にとって、お客様が少ないことなど、痛くも痒くもありません。

ただ、赤字があまり膨らむと、今後の活動に支障が...。
やっぱり、もう少し、動員に向けた努力をしなくてはいけませんね。

最後の合同稽古


きのう、「天使の組曲」の最後の合同稽古を行いました。
ピアノ演奏の吉田幸子さん、制作担当のじゅん君が揃って、本番同様に通し稽古をしてみました。

さすがに本番1週間だけあって、大きな問題はありません。
滞りなく、最後まで通すことができました。
吉田さんの演奏も、1週間前とは比べ物にならないぐらい、パワフルになっていました。
僕が頑張らなくても、ピアノが後ろからグイグイ押してくれるから、自然に演技することができます。
以心伝心といった感じで、イメージを共有できていることを確信しました。
稽古を見守ってくれたじゅん君も納得の様子で、大変満足してくれたようです。
僕の斬新な演出にも、とても感心してくれました。

自分で言うのもなんですが、今回の公演は非常に芸術性の高いものに仕上がっています。
市井の、むしろ冴えない人たちが主人公ですが、天使のように神々しい存在として描かれています。
また、セリフの美しさをこれほど意識している作品は、いまどき珍しいのではないでしょうか?
タイトル通り、人間界に堕ちてきた天使の姿を描き切っていると自負しています。
だからといって難しいところはまったくなく、娯楽作品としても十分お楽しみ頂けるはずです。
お正月にご覧頂くのにピッタリだと思いますよ。

いくら文章で説明しても、甲斐がないですね。
本公演の魅力は言葉で説明できるものではありませんし、言葉で説明できるなら上演する意味がありません。
少しでも興味を持って頂けたなら、ぜひとも、ご覧頂きたいですね。
今回の作品を僕が再演することはないと思います。
また、上演が大変過ぎて、他の人は手を出さないと思います。
1月3日に「時間ができた」という方は、予約なしで大丈夫です。
ぶらりと横浜まで遊びにいらして下さい。
お席は、十分、いや十二分、ご用意しておりますので...。

衝撃の事実


衝撃の事実が!
ことし、僕は神奈川県、東京都、千葉県以外の道府県に足を踏み入れていません!
なんてこった!
どんだけ、出不精なんだ!

考えてみれば、僕は、オフに旅行にいく発想を持ち合わせていません。
出かけるのは、舞台芸術&映画の鑑賞と、スポーツ観戦のみ!
ほとんど、東京と神奈川で用が足りてしまいます。

こんなことになったのも、大宮アルディージャがJ2に降格したせいです。
また、レッズ対サンフレッチェの試合日が仕事になってしまったからです。
サッカー以外の目的で、埼玉に行くことはありませんからね。
唯一、千葉県に行ったのは、レイソルの試合を観戦するためでした。

来年、埼玉に行くことはあるのか?
関東地方から脱出することはできるのか?
すべては、Jリーグのスケジュール次第です。

「天使の組曲」まで1週間


1月3日(日)の「天使の組曲」まで、きょうで、ちょうど1週間となりました。
年をまたぐのでなんとなく分かりにくいのですが、そうなんです。
現段階で、相当なクオリティに仕上がっていると思います。
しかし、いまだに、稽古するたびに新しい発見があります。
毎日、毎日、どんどんレベルが上がっていくんですね。
そう思うと、あと1週間しか稽古できないのが本当に寂しい気がします。
出来るものなら、いつまでも稽古していたいぐらいです。

きょう、ピアノ演奏の吉田幸子さんと、最後の合同稽古を行います。
開演から終演までノンストップで、本番使用で通してみようと思っています。
二人がどれだけイメージを共有し、気持ちが一つになるかが成否のカギを握っています。
お互いを感じあいながら、強烈なエネルギーが渦巻く芸術作品を作り上げていきますね。

しつこいようで恐縮ですが、あらためて、公演のご案内です。


●劇団ぷにぷにパイレーツ第28回公演「天使の組曲」

日にち:2016年1月3日(日)
開演時間:マチネ12:30、ソワレ15:00
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「私が寝てる間に」「もっとふれたい」「雪うさぎ」
演奏曲:J.S.バッハ作曲「いざ来たれ、異教徒の救い主」、シベリウス作曲「樅の木」ほか

*公演概要
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、ピアノ生演奏と一人芝居のコラボレーションとなります。
写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。
まるで悪夢のようなファンタジックな世界観を展開して参ります。
「天使の組曲」では、人間に姿を変えた様々な天使の姿をお目にかけたいと思っています。
清らかな天使もいれば、堕天使もいます。
組曲のような形で、天使たちの悲しみを表現していきます。
バッハの宗教曲や、北欧の作曲家たちの知られざる名曲にのせて、幻想の世界をお届けいたします。
「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、座席数147席の本格的設備を持つ劇場です。
快適な環境の下、ご観劇頂けるはずです。
会場は、横浜マリンタワーの並びにあり、日本郵船氷川丸の斜め前になります。
山下公園の観光がてら、あるいは横浜中華街・関帝廟への初詣を兼ねて、是非、遊びにいらして下さい。
ご予約やお問い合わせは、劇団公式HP"公演予約"のところ からお願いします。
皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

楽しいよ!


きのう、北澤ボクシングジムで、ことしの打ちおさめをしてきました。
そう思ってサンドバッグを力いっぱい打ったら、左のふくらはぎが攣りそうになりました。
危ない、危ない...。
もし本当に攣ってしまったら、きょう以降の稽古に支障をきたしますからね。
何事も、やり過ぎは禁物です。
きょうから、稽古の方も、調整モードに入ることにいたしましょう!

さて、1月3日の「天使の組曲」のポスターを、北澤ジムの掲示板に貼らせて頂いております。
ポスターに余白があったので、「面白いよ!楽しいよ!」と書き加えておきました。
それを見た"ぷにぷに"の常連のお客様が、こんな一言を!
「面白いのは認めるけど、楽しいかどうかは...」

たっ、確かに!
僕は、お客様を退屈させない自信はありますが、楽しい気分になるかどうかは疑問です。
どちらかといえば、重苦しい雰囲気のある作風です。
しかも、切なく、悲しみに満ちています。
感動で涙を流される方が多いのは確実ですが、決してハッピーなものではないですね。
見終わって、数日たってから、本当の良さが分かる作品です。
僕の人間性もそうですけど、取っ付きが良いものではありません。
それで、観客動員が伸びないのか...。

アンケート廃止


1月3日(日)の「天使の組曲」にご来場下さる皆様に、お尋ねしたいことがあります。
いつもお配りしているパンフレットとアンケートを廃止しようと思っていますが、いかがでしょう?

今回、パンフレットを通してお伝えしなくてはならないことは、特にありません。
各作品、上演をご覧頂ければすべてご理解頂けるように、分かりやすく作っているつもりです。
また、出演者やスタッフの情報等はHPで告知して参りましたので、それで十分だと思っています。
なにせ、たった3人によるプロジェクトなので...。

また、アンケートで感想をお聞きしたところで、これ以上どうしようもありません。
脚本・演出・演技・演奏を批判されても、現時点では、これが我々のMAXです。
劇場等の上演環境も、これ以上を望むことは無理です。
つまり、皆様に伺うべき内容がないのです。
さらに、アンケートは、皆様に、ご記入の負担をかけてしまいます。

終演後、なにかご要望等ございましたら、お気軽にスタッフにお申し付け下さい。
あるいは、劇団公式HPからお知らせいただきますと有難いです。
よろしくお願いします!

天使の大反省会


きょうは、クリスマスイブ!
しかし、あまりそんな雰囲気を感じないですね。
かつては、街を歩くと、そこらじゅうで「シャンシャン」鈴の音が聞こえてきたものです。
ハロウィンの盛り上がりと比べると、地味な感じがしますね。
もちろん、僕は夜まで仕事なので、イブはまったく関係ありません。

さて、1月3日(日)開催の「天使の組曲」のソワレ公演の開演は15:00です。
上演時間は90分間ですので、終演は16:30になります。
後片付けを終わらせると、17:00。
ちょうど、夕飯に良い時間になっているではありませんか!

そこで、ソワレ公演の終演後、大反省会を開催します。
「あかいくつ劇場」のすぐ裏手は、横浜・中華街です!
これは、行かない手はありませんよね。
新年会を兼ねて、大いに盛り上がりたいと思っています。
どなたでも、ご参加頂けます。
ご希望の方は、終演後、ロビーでお待ちください!

温泉トレ


1月3日(日)の「天使の組曲」に向けて、毎朝、みっちり稽古しています。
かなり過酷な演技が求められるので、下半身に疲れがたまっています。
ですから、ふくらはぎや足の裏が、いつも攣りそうになっています。
これはいけません。
体を休めるのも、重要な稽古です。

そこで、祝日のきょう、僕は「温泉トレーニング」を行います。
トレーニングと言っても、体と心をゆっくり休めるだけですが...。
マッサージ器も、何回も利用します。

でも、これは大事なことなんです。
お湯の中でぼんやりすることで、いろいろなことを発見するものです。
また、体を動かさずに、頭の中だけで本番をシミュレーションするのも、素晴らしい稽古になります。
(トップアスリートの多くが、このイメージトレーニングを行っています)
舞台の照明や温度、足の裏の感触などを具体的にイメージしながら、トレーニングします。
お客さんの反応さえ、リアルに感じていくのです。
この「温泉トレーニング」をやっておくと、本番で動揺することなく、冷静に上演することができます。
きょうは、長湯になりそうだ...。

絞り出す


「天使の組曲」では、3本の作品を上演します。
冒頭の「私が寝てる間に」が、約40分。
2本目の「もっとふれたい」が、ちょうど15分。
ラストの「雪うさぎ」が、30分程度。
それに、ピアノ独奏を加えて、公演全体で90分を予定しています。

このうち、最大の作品が、「私が寝てる間に」です。
時間的にも一番長いのですが、それ以上に、スケール感が特大です。
体力的にも精神的にも、この作品による疲弊は半端なものではありません。
1回上演すると、虚脱状態になるぐらいクタクタになります。
本公演で発散するエネルギーの98%は、この作品によるものです。
それぐらいキツイ!
過去に上演したどの作品より大変です。
ピアノ演奏の吉田さんに聞いても、やはり、この作品がヤマだそうです。
動きは「もっとふれたい」の方が激しいのですが、内的パワーは比べ物になりません。
すべてを出し尽くす...、というより、絞り出す感じです。
最近、僕が痩せてきているのは、明らかにこの作品のせいだと思います。
魂をむき出しにするような作品です。
ぜひ、皆様にご覧頂きたいと思っています。

山茶花


うちのテラスで咲き誇ってきた山茶花も、そろそろおしまいです。
間もなく、本格的な冬が到来しますね。

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さて、きのう、ピアノ演奏の吉田さんと、本番2週間前の稽古を行いました。
やっぱり稽古って良いですね。
最高の時間でした。
3時間半ほど練習しましたが、その間に、グッとレベルアップできました。
作品のエネルギーというか、パワーというか、そういったものが見違えるほど強まったのです。
また、僕の演技の問題点も、何か所か発見できました。
これで、また、公演が面白くなったはずです。
短時間でこれだけ変われるなんて、我々も大したものだ!
だとすれば、これからの2週間で、まだまだ相当良くなるに違いありません。
毎日、丁寧に稽古を続けていきますね!

 

「天使の組曲」まで2週間


1月3日(日)の「天使の組曲」まで、きょうで2週間となりました。
日々の稽古の中で新たな課題が次々見つかり、自分が上達しているのかどうか分からない状態です。
しかしそれは、「今、感性が研ぎ澄まされている」という証拠だと思います。
ステップアップしているからこそ、自らの欠点を見つめ直すことができるのです。
このチャンスに、一能力を向上させると同時に、作品の完成度をアップさせなくてはなりません。
あと2週間、気を抜かずに稽古を重ねていきたいと思っています。

きょうは、ピアノ演奏の吉田幸子さんとの合同稽古を行います。
稽古を重ねるたびに、作品に対するイメージが近付き、感情を共有できるようになってきました。
演劇の場合、技術は個人で高めるもの。
共演者との稽古では、世界観の共有に尽力する!
そうすることで、効率良く、素晴らしい作品が生み出せるように思います。
僕は、出演者である以前に、作者であり、演出家です。
目指している美しいイメージを、役者(僕のことです)とピアニストに的確に伝えていくことが最大の使命となっています。
舞台上の2人が違う世界を描いていたら、観客は絶対に混乱してしまいます。
残り少ない時間で、どれだけ2人のイメージを一体化できるか?
そこが、公演の成否を決定する最も重要なポイントだと思っています。
とにかく、きょうも、全力で取り組みます!
(難解な文章で失礼しました)

あらためまして、公演の概要をご紹介させて下さい。

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●劇団ぷにぷにパイレーツ第28回公演「天使の組曲」

日にち:2016年1月3日(日)
開演時間:マチネ12:30、ソワレ15:00
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「私が寝てる間に」「もっとふれたい」「雪うさぎ」
演奏曲:J.S.バッハ作曲「いざ来たれ、異教徒の救い主」、シベリウス作曲「樅の木」ほか

 

人生に引退なし


きのう、野球界のレジェンド・村田兆治さんと、お仕事でご一緒させて頂きました。
およそ1年ぶりにお会いしたのに、僕のことを良く覚えていて下さいました。
本当に光栄なことです。
約1時間、1対1でゆっくりお話をさせて頂きましたが、素敵でしたね。
おっしゃることが、すべて深い!
人生の苦難に直面したときなどで、挫けないための指針を与えて下さっているようでした。

 

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しかも、お土産として、直筆のサインボールまで頂戴しました。
メジャーリーグの少し大きめのボールでした。
そのボールを使って、カットボールやフォークボールの握りを、僕だけのために丁寧に教えて下さいました。
貴重な経験でしょ?
残念ながら、僕が変化球を投げる機会はないと思いますが...。

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今回、村田さんの近著「人生に引退なし」を読ませて頂きました。
これは素晴らしい本です。
各章ごとに、感動するエピソードが散りばめられています。
野球に詳しくない方でも、人生の指南書として十分楽しめると思います。
プレジデント社から1512円で発売されています。
是非、お読みください!

 

レベルの差


昨夜、うちの劇団の女優と食事に行きました。
来年以降の公演の相談をするためです。
(実際には、ほとんどがバカ話でしたが...)
あっという間に、4時間が過ぎていました。

「良かったら、来年、僕と共演してみない?」
その中で、こう誘ってみました。
しかし、なかなか快諾してくれません。
理由を聞くと、こんな答えが!
「演技に、レベルの差が...」

実は、先月、別の女優さんに同じ質問をしたところ、同じ答えが返ました。
うーん、そういう風に考えるものなのか!
どんな人と共演しても、レベルに差はあると思うのですが...。

では、仕方ない!
レベルの差を感じさせないように工夫した脚本を書くことにいたしましょう!
劇団の中に脚本家がいると、本当に便利ですね。

大きいぞ!


「おや?なんだか大きいぞ?」
そう思うことが多くなりました。
僕の持っている靴が、すべてブカブカなのです。
それも、かかとの後ろに、指が何本も入るぐらいです。
どの靴もそうですから、間違いなく、足が小さくなったんでしょうね。
最近、かなり痩せて、ウエストサイズが小さくなりました。
それと同時に、足も痩せたのでしょうか?
今のところ、靴ひもをきつく締めて対応していますが、それにも限界があります。
ズボン同様、全部買い替えないとダメなのか?
痩せると、意外にお金がかかります...。

3色ボールペン


先日、ある女性から、僕に素敵プレゼントが!
お歳暮なのか、少し遅れた誕生日プレゼントなのかは分かりません。
でも、そんなことは、どうだっていい!
中身が素晴らしいんです。

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すべてが、カープ!
カープ関連グッズばかりだったんです!
例えば、カープのあひるの人形!
カープのお菓子!

 

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そして、なんといっても、カープ3色ボールペン!
これは、特に嬉しかったですね。
実は、発売後すぐに完売となり、入手困難だったレアものなんです。
皆さんは、3色ボールペンといえば、何色をイメージされますか?
普通は、「黒」「青」「赤」でしょうか?
しかし、カープ3色ボールペンは、違います!
すべてが「赤」!
そう、3色ともすべて「赤」なんです!
「それじゃあ、1色ボールペンじゃないか!」ですって?
いいじゃありませんか!
カープ・ファンなら、使う色は「赤」だけで十分です!
他のチームを連想させる色なんて、使いたくありませんよ!
それに、3本の芯は、すべて太さが違うんです。
「極細」「細」「中太」の3種類!
TPOに応じて使い分けることができます!
こんな素敵なプレゼントが他にあるでしょうか?

 

 

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これを貰ってからは、喜びのあまり、その女性がすごく美人に見えるようになりました...。

 

真夏用の衣装


そろそろ真剣に「天使の組曲」の衣装を考えなくては!
例によって、今回も、登場人物は匿名性に満ちています。
具体的な情報を付加するような衣装は使えません。
また、登場人物は神性を帯びていますので、普段着のように見えてはいけません。
しかも、本公演は観客動員が少なそうなので、赤字削減の為、衣装の予算を抑えたいところ!
さらに、設定が灼熱の作品と、極寒の作品があるため、その差異も明確に表したい!
それに加えて、僕は演技中、滅茶苦茶激しく動くので、動きやすいものでなくてはなりません!
そんな都合の良い衣装を探すのは大変です。
当然のことですが、誰も手伝ってくれないので、自分でこまめに探すしかありません。
困ったことに、この時期に、真夏用の衣装を見つけるのは非常に難しいんですよ。
うーむ、これは時間が掛かりそうだ...。

違うレベルに


きのうは、「天使の組曲」の準備に明け暮れた一日でした。
まず、朝は、自宅の稽古スペースで、鏡を見てチェックしながらお稽古!
その後、1月3日にお借りする「あかいくつ劇場」の担当者と、細かい打ち合わせ!
それから、ピアノ演奏の吉田幸子さんと、みっちり練習!
大忙しで、クタクタになってしまいました。
しかし、こういう疲れは大歓迎!
素晴らしい一日となりました。

なかでも、吉田さんとの稽古は、実り多いものとなりました。
かなり長い時間、要所を反復練習していきました。
本当に難しいことをやろうとしているので、相当厳しい稽古だったと思います。
しかし、その価値はありました。
稽古前と稽古後では、全然違うレベルに向上することができました。

僕は、ピアノ演奏のことは、まったく分かりません。
でも、「こんな風に弾いてほしい」というイメージは持っています。
それを、音楽用語で伝えても、あまり意味がありません。
ですから、吉田さんを俳優の一人ととらえて、細かく演出意図を説明していきました。
すると、演奏の質がまったく変わります。
曲が動き始め、芝居の主役に躍り出るのです!
その瞬間のカタルシスといったら!!
芸術が誕生する現場に立ち会っている感覚です!
こんな素晴らしいことが、他にあるのでしょうか?

そんな演奏にのって演技をしていて、僕は思いましたね。
「なんてカッコいいんだ!」
かつて、これほど、自分の作品をカッコいいと思ったことはありません。
しかも、カッコいい瞬間が目白押し!
次から次へと、見どころが押し寄せてきます!
こんな凄い作品、見たことがない!
何度も言いますが、これまでとは全然クオリティが違います!
次元が違います!
とてつもないスケールの作品が仕上がりつつあります。

きのうたっぷり稽古したので、曲と演技の絡み合うシーンは、かなり出来上がってきました。
きょうから1週間は、各自で稽古を重ねていきます。
そして、次回の吉田さんとの稽古は、作品ごとの通しをやりたいと思っています。
さて、私たちは、どこまでレベルを上げることができるのでしょう?

「天使の組曲」まで3週間


1月3日(日)の「天使の組曲」まで、きょうでちょうど3週間となりました。
3週間というと長いように感じられるかもしれませんが、僕にとってはとても短い!
まだまだ改善すべき点が山積しています。
そもそも芸術というものに完成はなく、どれだけ時間を貰っても直すべき点は生じるものです。
つまり、2016年1月3日の時点の僕を見て頂く以上のことはできません。
その最大値を求めて、日々、努力を重ねていきたいと思っています。

公演日が1月3日ということもあってか、ここまで全然予約が入っていませんでした。
「仕方ない!自分の人望のなさを受け止めるしかない!」と思っていました。
しかし、おかげさまで、ようやく、ちらほらとご予約を頂戴するようになりました。
本当にありがたいことです。
何と感謝の言葉を申し上げれば良いか...。
たとえ客席が無人でも僕は全力で務めるつもりではありましたが、それでは作品が可哀そうです。
作品中の登場人物が可哀そうです。
僕に無理やり生み出され、過酷な運命を与えられた挙句、それを誰も見ていないなんて気の毒すぎます!
彼らのためにも、もっと動員を頑張らなくては!

そんなわけで、再度、公演概要を告知させて頂きます。
お正月のお忙しい時期とは思いますが、ぜひぜひ、よろしくお願いします!


●劇団ぷにぷにパイレーツ第28回公演「天使の組曲」

日にち:2016年1月3日(日)
開演時間:マチネ12:30、ソワレ15:00
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「私が寝てる間に」「もっとふれたい」「雪うさぎ」
演奏曲:J.S.バッハ作曲「いざ来たれ、異教徒の救い主」、シベリウス作曲「樅の木」ほか

*公演概要
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、ピアノ生演奏と一人芝居のコラボレーションとなります。
写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。
まるで悪夢のようなファンタジックな世界観を展開して参ります。
「天使の組曲」では、人間に姿を変えた様々な天使の姿をお目にかけたいと思っています。
清らかな天使もいれば、堕天使もいます。
組曲のような形で、天使たちの悲しみを表現していきます。
バッハの宗教曲や、北欧の作曲家たちの知られざる名曲にのせて、幻想の世界をお届けいたします。
「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、座席数147席の本格的設備を持つ劇場です。
快適な環境の下、ご観劇頂けるはずです。
会場は、横浜マリンタワーの並びにあり、日本郵船氷川丸の斜め前になります。
山下公園の観光がてら、あるいは横浜中華街・関帝廟への初詣を兼ねて、是非、遊びにいらして下さい。
ご予約やお問い合わせは、劇団公式HP"公演予約"のところ からお願いします。
皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

北欧の名曲


「天使の組曲」の3本目に、「雪うさぎ」という作品を上演します。
とても繊細な優しい作品です。

この作品の世界観を表現するため、吉田幸子さんに、北欧の作曲家の小品をいくつかピアノ演奏して貰います。
まさに、知られざる名曲揃いです。
シベリウスの名前をご存知の方はいらっしゃると思います。
しかし、マデトヤやパルムグレンの曲をお聞きになったことがある方が、どれほどいらっしゃることでしょう?
それが、良い!
良いのですよ!
とんでもない名曲です。
音楽を聴いているだけでも、涙がこぼれてきそうです。
なんで、こんなに知名度が低いのか分かりません。
ほとんどCDにもなっていないので、耳にする機会は少ないと思います。
この機会に、是非、お聞きくださいね!

宗教曲


1月3日の「天使の組曲」は、吉田幸子さんのピアノ演奏と芝居のコラボとなっています。
ピアノは単なる伴奏でなく、完全な主役です。
僕のセリフや身体表現以上に、主人公の感情や情景を表していきます。
演技と演奏が混然一体となって初めて成立する舞台芸術となっています。

今回は、演奏曲に、通しテーマはありません。
あえて言えば、崇高で宗教的雰囲気が漂う曲ばかり集められた感じです。
実際、1本目の「私が寝てる間に」では、バッハの宗教曲が多く演奏されます。
例えば、「主イエス・キリスト、わら汝を呼ぶ」や「いざ来れ、異教徒の救い主」が選ばれています。
ものすごく重みのある大曲が揃っています。
聞きごたえが十分ありますよ!

これらの曲に負けないように演技をするのは大変です。
音楽に、とてつもないエネルギーとパワーが備わっているからです。
僕も吉田さんも、精神力と体力勝負!
下っ腹に力を込めて、世界を、宇宙を圧倒するようなパフォーマンスを見せなければ!
ぜひとも、神々しい舞台を作り上げていきたいと思っています。
そのためには、しっかり栄養と休息をとらなくては...。
体力強化も必要なので、日々、頑張っていきますね!

「雪うさぎ」ご紹介


1月3日(日)の「天使の組曲」のラストとして、「雪うさぎ」を上演します。
自分で言うのもなんですが、感動的な作品に仕上がっていると思います。

"ぷにぷにパイレーツ"では、過去に、数多くの感動作を上演してきました。
「浪速のクリスマス・キャロル」「わが星」「風船」「幸せ箱」「雪だるま」などなど...。
沢山のお客様が涙をこぼされ、劇場内が嗚咽に包まれたこともありました。
終演後、お客様が腰が抜けたようになって、なかなか帰って頂けなかったこともありました。
多分、僕は、感動作を作るのが得意なのだと思います。

しかし、最近は興味が他の方向に移ってしまい、感動作をやろうと思わなくなっていました。
恐怖や戦慄といった、不愉快な感情を追及する方が面白くなっていたんですね。
そのせいで、「"ぷにぷに"って、気持ち悪い劇団でしょ?」と言われることが多くなりました。
また、観客動員も伸び悩んでいます。
これはいけません!
どなたにでも喜んで頂ける作品もやっていかなくては、いずれお客さんがいなくなってしまいます!
そこで、「天使の組曲」では、久々に感動作を上演することにしました。

「雪うさぎ」は、いいですよ!
すごく優しくてピュアな作品です。
稽古するたびに、僕自身の心が洗われていきます。
人間って、なんて悲しくて、切なくて、そして素晴らしいものだろうと思ってしまいます。
脚本を読んだ劇団関係者も、みんな目を潤ませながら「こんな作品ばかりやった方が良い」と言っています。
とても繊細で、演技はとんでもなく難しいのですが、努力する価値のある物語です。
上手に作品の世界観を表現できるか分かりませんが、精一杯頑張っていきます。
しかも、吉田さんのピアノ演奏が泣かせるんですよ!
知られざる北欧の名曲も併せてお楽しみください!

玉砕


「天使の組曲」の上演作品が、完成に近づいてきました。
まだまだ修正すべき点はありますが、やるべきことがはっきりしてきたのです。
稽古中は集中しなくてなりませんけど、それ以外の時間帯に余裕が出てきました。
となると、むくむくと創作意欲が湧いてきます。
新作脚本を書きたくて、たまらなくなるのです。

誘惑に負けて、ついつい短い作品を書いてしまいました。
玉砕!!!
衝動だけで脚本を書いてはいけません。
もっと練って、練って、練って、練り上げなくては!

でも、実際に脚本の形にしてみると、はっきりすることがあります。
問題点が明確になります。
少し時間を置いて、再度、挑戦するつもりです。

その前に、「天使の組曲」の稽古、稽古!

「もっとふれたい」のご紹介


1月3日(日)の「天使の組曲」の2本目に、「もっとふれたい」という作品を上演します。
約15分間、ピアノ生演奏にのせてセリフなしでお送りします。
"アートマイム"と言いたいところですが、実際には"コントマイム"になっています。
多分、多くの方に、クスクス笑ってもらえると思います。
一部、引いてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが...。

実は、この作品で、僕は新しいトライをしています。
濃厚な"エロス"をテーマにしています。
僕がこれまで避けてきたものです。
はっきり言って、全編エロい!
それ以外のことは、一切やりません。

しかし、この作品の試演を見たマイム仲間は、こんなことを言っていました。
「上品すぎる!」
ええっ!マジで?
頑張って、下品にしてみたのに!
それどころか、「究極の愛の形だ」とか、「崇高な作品だ」とか言われてしまいました。
うーむ!喜んでいいのか?悲しんだ方が良いのか?
難しいところです。
結局、作品には作者の精神性が反映されてしまいます。
僕には、こんなところが、マックスなのかもしれません。

上品かどうかはともかく、面白いことだけは保証いたします。
比較的長いマイム作品ですが、1秒たりとも退屈させない自信があります。
また、ピエロの芸のようなマイムとは一線を画した、芸術の香りが漂うものになっているはずです。
ぜひぜひ、ご覧ください!


「天使の組曲」まで1か月を切ったので、今朝から、稽古環境を変えてみました。

これまでは、前に大きな鏡を置いて、それを見ながら動きを確認していました。
その鏡を、外してみたのです。
すると、視野が開けて、景色が変わってきました。
作品の世界の風景がはっきり目に見えるようになったのです。
同時に、自然と感情が宿るようになり、演技をしている意識がなくなっていきました。
何かをやっているというより、ただ生きているという感じに近付いてきたんです。

ただ、感情の量がまだコントロールできず、ついつい過剰になってしまいます。
また、何か所かセリフが飛んでしまったり、動きを間違えたりしてしまいました。
まだまだ、発展途上の段階です。

これからは、一日置きに、鏡を置いたり外したりしようと思っています。
外側からと、内側からと、交互に自分を見つめていくつもりです。 

「天使の組曲」ご予約の皆様へ


来年1月3日(日)に開催する「天使の組曲」にお越し下さる皆様にお知らせです。
劇団ぷにぷにパイレーツは、チケットを発券しておりません。
ご予約頂いた方は、当日、劇場受付でお名前をおっしゃって下さい。
予約料金で承ります。
領収書が必要な方は、受付でお申し出下さい。

また、当劇団では、キャンセル料を頂戴しておりません。
当日、急に都合が悪くなった場合でも、わざわざご連絡頂かなくても結構です。
ですから、安心してご予約下さい。
よろしくお願いします。

完璧な優勝


やりましたー!
きのう、J1・チャンピオンシップ(CS)決勝、サンフレッチェ広島対ガンバ大阪の第2戦が行われました。
この試合は、1対1で引き分けましたが、広島が2試合の合計で上回り、2年ぶり3回目の優勝を果たしました!

ことしの広島は、本当に強かった!
第2ステージ優勝!
年間勝ち点1位!
そして、CS優勝です!
チーム総得点も総失点もJ1でトップの成績!
年間勝ち点では、J1の新記録を作りました。
まさに、完璧な優勝です。
予算の少ないクラブなのに、毎年主力を引き抜かれているのに、4年間で3度の優勝は立派です。
サッカーは、選手だけがやるものではないということが良く分かります。

また、今季から、2ステージ制やチャンピオンシップが導入されました。
サポーターの間で混乱が生じましたし、過密日程になった弊害がありました。
その一方で、CSのおかげで、サッカーファン以外から注目が集まった部分もあります。
来季も2ステージ制は続けるそうなので、少なくとも、日程と分かりやすさには配慮して頂きたいですね。

しかし、サンフレッチェの今季はまだ終わったわけではありません。
10日に開幕するクラブワールドカップ!
元日決勝の天皇杯!
まだまだ目が離せません!

さあて、今夜も、もう一度、試合の映像を楽しむといたしますか!

悲しみ


僕の書く脚本って、なんで、みんな悲しいのでしょう?
コントでさえ悲しみに満ち、シリアスな作品に至っては悲しみ以外の要素が見つかりません。
僕自身の人間性なのか?
それとも、僕の作劇の特徴なのか?
恐らく、両方から来ているのだと思います。
こればかりは、自分では、どうしようもありません。

1月3日の「天使の組曲」のラストに上演する「雪うさぎ」の悲しさったら、もう...。
書いた僕自身ですら、稽古していて、毎回、切なくなります。
とっても優しい作品を作ろうと思っていたのに、気が付けば悲しい物語になってしまいました。
その優しさが、悲しみにつながっているのかもしれません。

でも、皆様、ご安心下さい。
決して、嫌な悲しみではありません。
見終わった後、必ずや、温かい気持ちになると思います。
そして、周りの人に優しく接したくなるような作品に仕上がっています。
涙を流される方も多いことと思います。
その涙が、きっと、あなたの心を浄化してくれることでしょう。
是非、たくさんの皆様にご覧頂きたいですね。

「私が寝てる間に」ご紹介


1月3日(日)に開催する「天使の組曲」で上演する作品をご紹介していきます。
まずは、冒頭でご覧いただく「私が寝てる間に」についてです。

この作品は、非常に宗教的な雰囲気を醸しています。
西洋の古典絵画のような感じです。
ただ、内容は背徳的で、むしろ悪魔の存在をイメージさせるようなものになっています。
主人公は市井の人間ではありますが、実際には"堕天使"の姿を描いています。
僕自身は、ゲーテの「ファウスト」に世界観が似ているように思っています。
僕の作品中、スケールが最大の作品であることは間違いありません。

あえて、詳しいあらすじはお伝えしません。
とにかく、ストーリーが面白く、どんでん返しによる衝撃のラストも待ち受けています。
オープニングから緊張感に満ち溢れ、ラストまで息つく間もありません。
見終わった後クタクタに疲れ果てるぐらい、集中して頂けるはずです。
上演時間を40分と想定していますが、きっと、あっという間に感じられることでしょう。
是非、ご期待下さい!

「天使の組曲」まで1か月


来年1月3日(日)開催の「天使の組曲」まで、今日でちょうど1か月となりました。
僕はセリフの暗記を終え、演出もほぼ固まり、あとは演技の精度を上げていくだけです。
また、吉田幸子さんのピアノ演奏といかに融合していくかが課題の段階に入っています。
これからの1か月間、ただひたすら丁寧に丁寧に稽古を重ねていくだけです。
非常に地味な時期ですが、公演に向けて最も大切な時間となっています。
気を抜くことなく、毎日、真剣に練習していきますね。

作品作りの方は極めて順調ですが、集客の方はいけません。
これは、すべて、私の不徳の致すところであります。
開催日のせいにしてはダメです。
厳粛に受け止めて、地道にPRに努めて参ります。
残り1か月、そのほか、色々な面で頑張っていきますね。

もしよろしければ、新春早々ではありますが、横浜観光がてら遊びにいらして下さい。
必ずや、ご満足頂けるはずです。
ご予約を、心よりお待ちしています!

改めまして、公演の概要をご紹介します。


●劇団ぷにぷにパイレーツ第28回公演「天使の組曲」

日にち:2016年1月3日(日)
開演時間:マチネ12:30、ソワレ15:00
(開場は開演の30分前)
上演時間:約90分を予定

会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18番地
みなとみらい線・元町中華街駅4番出口より徒歩3分
http://www.doll-museum.jp/

料金:予約2500円、当日3000円

作・演出・出演:石崎一気
ピアノ演奏:吉田幸子
制作:じゅん

上演作品:「私が寝てる間に」「もっとふれたい」「雪うさぎ」
演奏曲:J.S.バッハ作曲「いざ来たれ、異教徒の救い主」、シベリウス作曲「樅の木」ほか

*公演概要
劇団ぷにぷにパイレーツは、パントマイムのテクニックを駆使した一人芝居やコントを中心に上演しています。
今回は、ピアノ生演奏と一人芝居のコラボレーションとなります。写実と前衛を兼ね備えた手法で、人間の愚かさや滑稽さ、悲しさをデフォルメし、印象的に表現した短編3本を、オムニバス形式で上演します。まるで悪夢のようなファンタジックな世界観を展開して参ります。
「天使の組曲」では、人間に姿を変えた様々な天使の姿をお目にかけたいと思っています。清らかな天使もいれば、堕天使もいます。組曲のような形で、天使たちの悲しみを表現していきます。バッハの宗教曲や、北欧の作曲家たちの知られざる名曲にのせて、幻想の世界をお届けいたします。
「あかいくつ劇場」は、人形劇を中心とした児童文化活動の推進を目的として設置された、座席数147席の本格的設備を持つ劇場です。快適な環境の下、ご観劇頂けるはずです。
会場は、横浜マリンタワーの並びにあり、日本郵船氷川丸の斜め前になります。山下公園の観光がてら、あるいは横浜中華街・関帝廟への初詣を兼ねて、是非、遊びにいらして下さい。
ご予約やお問い合わせは、劇団公式HP"公演予約"のところ からお願いします。皆様のご予約を、心よりお待ちしています。

劣化が...


4か月ぶりのスーツ姿です。
滅多に着ることがないので、記念写真を撮りました。
演技をしていない素顔の写真も、僕の場合、レアなんです。
旅行に出かけず、宴会にも誘われない地味な生活をしていると、案外写真は撮らないものです。

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自分の写真を見て、実にガッカリ!
元気いっぱいには見えるのですが、お肌の劣化だけは隠せません。
いくら体を鍛えていても、顔の肌までは鍛えられませんからね。
今後は、お肌が老け込まないように、気を付けなくては!
夏場の日焼けはもってのほか!
毎日のケアも忘れずに!
若返ることは無理としても、これ以上老け込まないようにしなくては!

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そこで、急いで、スキンコンディショナーを買ってきました。
肌にうるおいを与えるだけでなく、紫外線吸収剤が配合されているものを選びました。
毎日、長時間、外にいるものですから、紫外線からお肌を守らなくては!
早速使ってみましたが、効果てきめん!
スベスベのツヤツヤになりました。
もっと早く使っておけば良かった!

今後は、芝居をやる時には、舞台メイクをしなくてはならないかな...?

 

 

"ぷにぷに"の新境地


きょうから12月!
戦後70年の節目の年も、残すところ1か月です。
私たちにとって、どんな意味があった一年だったんでしょうね?

さて、1月3日(日)の「天使の組曲」の公演の2本目に、「もっとふれたい」という作品を上演します。
約15分ほどの中編です。
セリフは一切ありません。
吉田幸子さんのピアノ演奏にのせて、お送りします。

おとといの稽古の際、吉田さんにピアノ演奏のイメージを膨らませてもらう為に、通しで見てもらいました。
吉田さんは、驚きに目を丸くしていましたね!
あまりに衝撃的な内容だったようです。
これまで"ぷにぷにパイレーツ"がやらなかった...、いや、むしろ避けてきた表現が中心となっています。
特に前半は強烈で、非常に過激です。
どう過激かは、ここには書けません!
また、この作品は、小さなお子様には見せられません!
でも、実はそれらが巧みな伏線となっていて、ラストで爆笑できるような仕掛けになっています。
吉田さんも、ラストでは笑っていましたね。
まさに"どんでん返しの魔術師"と呼ばれる私の真骨頂です!
(えっ!誰も呼んでないって?)

"ぷにぷに"の新境地とも言えるこの作品!
以前、アートマイムの仲間に見て貰った時は、大好評でした。
全編、クスクス笑いが止まりませんでした。
好き嫌いはあるかもしれませんが、15分間飽きることなく集中してご覧頂けることは保証します。
ぜひ、大人のあなたに見て頂きたいですね。
きっと、その夜、夢に見ますよ!