ぷにぷにパイレーツ

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ダメダメ!


冬公演用の新作脚本の第一稿を書き終えました。
原稿用紙にして、100枚オーバー!
「あほか」っちゅうねん!
いくらなんでも長すぎます!
読み直すだけで、どれだけ時間が掛かるか...。
しかも、想いが強すぎて、構成のバランスが崩れ切っています。
毎度、同じ失敗を繰り返しているではありませんか!
ダメダメ!
一から、やり直し!

ムーンライト


きのう、夏公演に向けた3回目の稽古を行いました。
参加者は、僕を含め4名。
演出や振付が大体固まってきたので、演技に突っ込んだ稽古になってきました。

今回の公演は、前向きなメンバーが多いせいか、稽古場の雰囲気が非常に明るい!
僕のダメ出しを面白がりながら、演劇特有のルールを学んでいこうとする姿勢が感じられます。
ですから、稽古を進めていくと、その分だけ演技がしっかり変わっていきます。
3回目の稽古にして、早くも、舞台に躍動感が生まれ始めています。
不条理コントは、内容が分かりやすく、滑稽で笑いやすいものになってきました。
また、いい女役を演じる女優にちょっとしたアドバイスをすると、たちどころに妖艶になっていきます。
あまりに綺麗なので、演出している僕までドキドキしてしまうほどです。

演出家が適切な指導をすると、短時間で芝居のクオリティが上がっていきます。
この劇的な変化が生じるのが、稽古の最大の魅力です。
作品の質が上がると同時に、役者の人間的成長を促せると、なおやりがいを感じます。
さらに、共演する人たち同士が上手くコミュニケーションを取れるように配慮してあげる必要もあります。
稽古時間が素晴らしいものに感じられるように、演出担当の僕はもっと努力しなくてはいけませんね。

稽古が終わった後、参加した役者たちみんなが、こんなことを言っていました。
「稽古時間が短い!もっと稽古したい!」
演出家には、芸術家の側面があると同時に、モチベーターとしての役割も求められるのです。

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写真は、休みなく稽古に取り組む僕への、差し入れのビスケットです。
あと、写真はありませんが、ケーキも頂戴しました。
調子に乗って食べていたら、確実に太る!

 

Reality Bites!


昨夜、ちょっと遅めの時間に、舞台を志す女性と軽く飲みに行きました。
せっかく美女と一緒だというのに、話題はすべて舞台の話!
まったくわき目も降らずに、閉店時間まで、芸術について語り続けました。
僕は、なにより、芸術論が大好きなのです!

その中で、僕はかなり厳しい話をしてしまいました。
芸術の中身よりも、それに取り組む覚悟があるかどうかを確認していたような感じです。
夢を抱くだけでは、舞台は続けていけないのです。
でも、そんな厳しい話をするのは、彼女に期待している裏返し!
現実を知ってもらうことで、少しでも成長して貰えたら嬉しいです。
Reality Bites!

龍泉寺の湯


日帰り温泉ハンターの私!
先日、仕事が早く終わったので、少し足を伸ばして行ってきました。
「龍泉寺の湯・横浜鶴ヶ峰店」へ!

鶴ヶ峰と聞いて、ピンとくる方も少ないでしょうね。
鶴ヶ峰は、相鉄線の駅なんですよ。
川崎に住んでいると、かなり遠い印象があります。
それで、温泉好きの僕も、これまで敬遠していました。
しかし、改めて調べてみたら、JR横浜線の中山駅から無料送迎バスが出ているとのこと。
日産スタジアムに出かける際に利用する小机駅から、僅か2駅ではありませんか!
「これは行くしかない!」と思い、このほど、初めてうかがいました。

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今回、中山駅に初めて下り立ちました。
いかにも横浜線の駅といった感じでしたね。
送迎バスまで結構時間があったので、駅前のベッカーズでお茶を飲んで待ちました。
このお店のお客さんの平均年齢は、僕を除けば、おそらく80歳を超えていましたね。
うーん、進む高齢化社会!

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ちょっと乗るのが恥ずかしいような派手なデザインのバスに乗って約25分!
「龍泉寺の湯」に到着しました。
どの鉄道の駅からも離れた場所なのですが、巨大な団地に囲まれて、人口が多そうな場所でした。

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入館料は、なんと600円!
普通の銭湯よりちょっと高いだけなのに、一日居ても大丈夫なようです。
これはありがたい!
入浴しては涼んで休み、また入浴することができます。

まずは、露天風呂へ!
天然石を配した広々とした岩風呂には、地下2,000メートルからの豊富な天然温泉が満たされていました。
そのお湯が、無色透明なんです。
川崎の黒湯に慣れた僕は、「温泉なのに黒くない!」と驚いてしまいました。
これが普通なんですけどね...。
お湯は非常に肌に柔らかく、違和感がないので、長湯が出来る印象でした。

この施設の売りは、屋内の高濃度炭酸泉です。
体がとても温まり、夜もぐっすり熟睡できるとのことでした。
お年寄りに大人気で、ここだけ大混雑していました。
そのほか、人間の体温に近い低温のお風呂「不感の湯」。
「スーパー電気風呂」「壺湯」「寝ころびの湯」「座湯」など、色々なお風呂があります。
浴室も露天スペースもかなり広く、ゆったり入浴することができますね。

マッサージ機も充実していて、一体、何台置いてあったのでしょう?
寝ころびの間も案外広くて、ゆっくり出来ました。
さらに、営業時間が、朝6時から深夜1時まで!
施設としては申し分ありませんでした。

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ただ、いかんせん、うちからはちょっと遠い!
片道75分は掛かってしまいます。
もう少し時間を掛ければ、湯河原や箱根に行けそうです。
そんなに頻繁に行くところではなさそうですが、レパートリーの一つに数えておきましょう!

さて、次は、どこの日帰り温泉に行こうかな...。

 

 

 

 

大騒動


劇とはそういうものだろう?
事が事を呼び、大騒動になる。

僕が多大な影響を受けている劇作家、エドワード・オールビーの言葉です。

劇中では、以前の誰かのある行為が、現在のある人物に影響を及ぼしていきます。
やがて、主人公は、平穏な状態ではいられなくなってくるんですね。
その人物の精神状態は大きく変化し、特殊な行動を取らざるをえなくなっていくんです。
「オイディプス王」にせよ「ハムレット」にせよ、名作と言われるものは、すべてこの構造になっています。

つまり、優れた演劇においては、必ず、特異な状況にある人間が描かれています。
日常を超え人生を変える瞬間を描くことこそが、演劇の使命であり特性だと思います。

マスケット銃


チェーホフは、こう言ったそうです。

一幕でマスケット銃を暖炉の上に置くな。
三幕で誰かが撃たれない限り。

要は、観客に不要なモノを見せて、期待させてはいけないということです。
それは、銃のような具体的なモノだけでなく、演技においても言えることです。
不要な演技をしてはいけません。
(余計な動きをしたり、妙な音を出してはダメです)
あらゆるモノが観客に語りかけ、影響を与えてしまうのです。

研究


僕は、演出をする前に、自作をかなり研究します。
舞台のイメージをガチガチに固めて、その通りに役者を動かそうとする傾向があるのです。
しかし、それは、役者の個性を封じ込めてしまうことにつながりがちです。
また、役者の力量を遥かに超えたことを要求してしまい、やる気を削いでしまうこともあります。
そこで、最近は、役者の自主性を重んじるようになってきました。
俳優たちと手探りでシーンを勧めていった方が、自然な舞台になるように感じています。
ただし、それは、役者にやる気と、考える頭と、ある程度の経験がある場合に限りますが...。

東西の横綱


日曜日の稽古は、8時間半の長丁場でした。
しかし、僕は、まったく疲れを感じませんでした。
「それはなぜか?」と考えてみたところ、すぐに答えが出ました。
そうです!
甘味です!
食事も摂らずに稽古に立ち会っている僕の為に、2人の劇団員から差し入れがあったんです。
それも、お饅頭とシュークリームという、和と洋のエース格!
いわば、東西の横綱が相見える千秋楽結びの一番です!
はっけよーい、残った!残った!残った!
いや、全然残りません。
東西ともに、みんな僕が平らげてしまいました!
おかげで、最後まで元気いっぱいで稽古できました。

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稽古終了後、劇団員と稽古場の近くに飲みに行きました。

稽古が終わった後に居酒屋に行くなんて、まるで劇団みたいじゃありませんか!
本来、演劇人は、夜な夜な居酒屋で暑苦しい演劇論を繰り広げなくてはならないものなのです。
しかし、僕がお酒を飲めないものだから、これまで全然行っていなかったんですね。
でも、やっぱり、無理してでも行かなくてはダメです。
座長たるもの、時々は、迷える劇団員たちの話を聞いてあげなくてはいけません!
日曜日も、終電近くまで、非常に有意義な演劇論を繰り広げることが出来ました。
なかなか僕と深い演劇の話をしてくれる人がいないものだから、大満足!

 

待ちきれない!


きのう、夏公演に向けた2回目の稽古などを行いました。13:00から21:30までほぼノンストップで、演出をつけたり、レッスンをしたりしました。楽しいー!8時間以上の長丁場でしたが、まったく疲れなし!むしろ、一瞬のうちに終わってしまった感じです。
稽古ほど素晴らしいものはありません。僕がこの世で一番好きなことは、脚本を書くこと。二番目に好きなのが、稽古です。本番にはほとんど興味がありません。稽古のモチベーションを上げるために、仕方なく本番を迎えているような状態です。作品を作り上げていく過程が好きなんでしょうね。
きのう、稽古を終えたばかりなのに、もう次の稽古が楽しみでなりません。待ちきれない...。

読み込み不足


脚本を書く側の立場から言わせて頂きます。
最近の役者さんは、総じて、脚本の読み込みが足りません。
読む回数自体が不足しているだけでなく、読み込む深さがまったく物足りません。
「セリフに書かれていることだけ、忠実にこなせばいいんでしょ!」という意識でいるとしか思えません。

甘ーい!
セリフに書かれていることは、登場人物の心情のごく一部です。
あなたは、思ったことすべてを口にしますか?
あえて、黙っていることの方が多くありませんか?
むしろ、どうでもいいことの方が、話しやすいのではないですか?
つまり、脚本においては、セリフ以外のところに、真実が描かれているのです。
もっと分かりやすく言えば、作者が本当に表現したいことは、脚本上に文字として書かれていないということです。

役者は、自らが演じる人物の心の動きを全部把握して、それを正確に再現しなくてはなりません。
セリフを言うのは、役者がやらなくてはならないことのほんの一部に過ぎないのです。

脚本の読み方


「私、脚本の読み方が分からないんです!」
俳優さんから、こんな相談を良く受けます。

はっきり言えば、脚本の読み方に正解はありません。
作品によって違いますし、劇団や演出家によっても様々な考え方があります。
登山の際に色々なルートがあるのと同じように、脚本の本質に辿り着くにもたくさんの方法があります。

ただ一つ、間違いなく言えることは、脚本を繰り返し読むことです。
全員のセリフを完全に暗記してしまったとしても、また改めて読んで下さい。
毎回、何かしらの発見があるはずです。
何も発見できないとしたら、脚本がショボいか、あなたに俳優としての資質がないかのどちらかです。

何かを発見したら、どんな些細なことでも結構ですから、脚本の余白に書き込みましょう!
心の中で思っただけではダメです。
言語化して、書くことが重要です。
出来れば、そのメモの横に日付を書いておくと良いと思います。

内容はなんでも構いません。
例えば、「このセリフ、カッコいい!」
「こんないい女を演じるのは大変だ!」
「この言い回しは発音が難しいから、要練習!」
「あっ!こことここで、韻を踏んでるんだ!」
「ここでは、どうやって歩こうかな?」
「この人が、こんなことを言うはずないのに...」
「これじゃあ、落ちがバレちゃうよ!」などなど...。
良いと思ったこと、良くないと思ったこと、どちらも書きましょう!
俳優目線と観客目線の両方を書き込めると良いですね。

人に見せるモノではないので、気楽に書いて下さい。
書いたメモの数だけ、脚本の理解度は深まっていきます。
実に簡単なことですが、これができる人はほとんどいません。
愚直に努力できる人だけが、成長していくのです。

行動


「行動を見れば、その人が分かる」
これは、アリストテレスの教えです。

人が自分について語ることが本当かどうかは分かりません。
でも、行動は嘘をつきません。
他者を評価する場合、行動を基準とすべきです。

同様に、脚本を書く場合も、登場人物の行動に語らせるべきです。
セリフですべてを説明しようとしてはいけません。
劇中のセリフほど薄っぺらいものはないからです。

半々


"ぷにぷにパイレーツ"の夏公演には、8名が出演することになっています。
半分の4名が過去に"ぷにぷに"への出演歴がある人で、残りの4名が初出演です。
また、男性が4名、女性が4名と、ちょうど半々!
非常にバランスの良い構成となっています。
いまどき、男女比が対等な小劇団は珍しいんですよ。
(もちろん、女性の方が多いのが一般的です)

ただ、力関係を見てみると、明らかに女優陣の方が強そうです。
男優たちがやり込められるのは、間違いありません。
それぐらい、"ぷにぷに"の女優たちはたくましいということです。
僕も、頑張って、女性陣に付いていきます...。

内在


演劇作品の結末は、オープニングに内在しています。
いや、オープニングだけでなく、すべての瞬間に内在しています。
劇中のすべての出来事は、起こるべくして起きています。
「それ以外の選択肢はない」という状況が、次々に進行していくだけです。
結末を迎えるために、あらゆる物事は起きているのです。

つまり、俳優は、その場その場の演技だけを考えているだけではダメなのです。
劇中のすべての要素を考慮し、全体の中での今を意識しなくてはなりません。

せめぎあい


新作脚本のプロットを整えているところです。
しかし、思っていたより壮大なスケールの作品となりそうです。
今の感じだと、かなり長大な尺になってしまいます。
上演時間が50分を超えた「貝殻」より長くなるかもしれません。
これはいかん!
そんな長い一人芝居を作ってはいけません。
ことし1月3日に上演した「私が寝てる間に」が40分でした。
せめて、この程度にとどめなくては!
創作意欲いっぱいの芸術家の僕と、現実的な公演を目指す座長の僕のせめぎあいは、まだまだ続きます。

最初の稽古


きのう、夏公演に向けた最初の稽古を行いました。
参加者は女性3名で、2本のコントを稽古しました。

やっぱり、稽古は良いですね。
こんなに楽しいことはありません。
僕が何かをアドバイスすると、たちどころに役者の演技が変わっていきます。
人の成長を促すことほど、やりがいのあるものはないと思います。
3人とも、僅かな時間で、かなり面白く、かつ美しくなったように感じました。
また、2本とも、ラストシーンまで動きを付けられて良かったです。
作品を通した流れを作ることが出来ました。

ただ、一つ問題が...。
二人芝居の稽古で一人欠けたとしても、問題ありません。
しかし、四人芝居の稽古から二人欠けると、さすがに厳しい!
僕は、二人分の代役をやりながら、演出を付けなくてはなりません。
さすがに全体像がまったく見えず、綺麗な絵を作ることが出来ませんでした。
これまで、大勢物の上演を避けてきた理由は、ここにあります。
最近の小劇場演劇では数十人が出演する作品が一般的ですが、どうやって稽古しているんでしょう?
さぞや優秀な制作さんがいらっしゃるんでしょうね?

次回の稽古には、さらに沢山のメンバーが参加する予定です。
充実した稽古ができるように、しっかり準備しておきますね。
劇団員のみんなも、しっかりセリフを暗記しておくように!

きょうから


ことし夏に開催する"ぷにぷにパイレーツ"の本公演の稽古が、きょうから始まります。
今回は、8名が出演する賑やかな公演です。
ぷにぷにパイレーツの常連メンバーはもちろん、久々の出演者や、初参加者もいます。
彼らがどんなハーモニーを作り上げていくのか、とても楽しみにしています。
演出担当として、僕も色々アドバイスさせて頂きますが、演じるのは役者本人です。
ぜひ自覚を持って、真剣に取り組んで貰いたいと思っています。
僕の超細かいダメ出しに心が折れないように、気を強く持って取り組んで頂きましょう!

あっ!そういえば、僕も夏公演に出演するんだった!
まだセリフが完璧に入ってなくて、心が折れそう...。

鈍感力


僕は、脚本執筆に関して、大きな勘違いをしていました。
このほど、その事実に気付き、大きなショックを受けております。
「これまでやってきたことは、何だったんだ!」という、残念な気持ちで潰れそうになります。
その一方で、「この時点で気付いて良かった!」と、ホッとした部分もあります。

クリエイティブな活動を続けていくと、自己否定と自己肯定を繰り返すことになります。
繊細な人では、絶対に持ちません。
ある程度、図太く、鈍感でなくてはいけません。

そういえば、うちの劇団に長く所属している人は、みんな...。

現世利益


「現世利益」という仏教用語があります。
信仰した結果がこの世において実り、欲望が達せられるということを指します。

僕には、仏教のことは良く分かりません。
しかし、少なくとも、演劇の場においては「現世利益」の考え方を捨てた方が良いと思っています。
お金を儲けたい!
高い評価を受けたい!
褒められたい!
異性にもてたい!
友達を作りたい!
そういった別の目的のために芸術を利用するのは、いかがなものかと思ってしまいます。

もちろん、舞台芸術は、観客に見て貰うことによって成立します。
ただ、創作する側の意識がそれだけにとどまってしまっては、作品が小さなものになってしまいます。
純粋に美を追求する心を失ってはいけないのです。
音楽家は、ひたすら美しい音を!
画家は、ひたすら美しい絵を!
演劇人は、ひたすら美しい舞台を追求する!
余計なことは考えず、美を求めて創作を続けていけば良いのです。
その芸術家が死んだ後、誰かが「そういえば、あの人の作品は美しかったな...」と一瞬思い出してくれれば、もう十分ではないですか?

しかし、僕のそんな考え方に共感する人はほとんどいません。
だから僕は、演劇界で、どんどん孤立していくんですね...。

社会の窓


また、ベルトの穴一つ分、おなか周りが細くなったようです。
ついに、去年の夏に買ったズボンまで、ブカブカになってきました。
これは良いことなのか?悪いことなのか?僕には分かりません。
とにかく、地道にトレーニングを続けている結果だと思います。

これは、僕だけに起こる現象でしょうか?
オーバーサイズのズボンを履いていると、社会の窓が勝手に開いていきます。
閉め忘れではなく、立ったり座ったりを繰り返していると、徐々にファスナーが下がってくるのです。
まずいぞ!
油断していると、だらしない人だと思われてしまいます。
今後、ウエストが緩いズボンを履かないようにしなくては!
また1年で買い直しか!
うーん、不経済...。

難しさ


ことし夏に上演する作品の脚本を、改めて、じっくり読み直してみました。
演出プランを、より明確にするためです。
自分で言うのもどうかとは思いますが、どれも、すごいクオリティの脚本ですね。
全作品、本当に面白い!
しかも細部まで緻密に構成されていて、読めば読むほど、その上手さに感嘆します!
それでいて、躍動感にあふれていて、展開も大胆です!
さらに、全編に魂が宿っていて、緩みがまったく感じられません!
これだけの密度の脚本は、いまどき滅多にお目にかかれませんよ!

それなのに、これらの脚本を演じる役者たちの反応は今一つです。
みんな、感想一つ語ってくれません。
しつこく聞いても、「演技が難しそう...」と言って、黙り込んでしまいます。

その通り!
この世の中に、簡単なものなどないのです。
脚本の出来が悪ければ、当然、演じるのは難しい!
しかし、脚本の出来が良いと、演技はさらに難しくなるのです!
難しいのが嫌なら、舞台に出ようなどと考えてはいけません。
この難しさを味わいたい人だけが、舞台に立つ資格があるように思います。
頑張れ!劇団員たち!


人の助言には耳を貸すな。
風が世界について語ってくれるから。

ドビュッシーの言葉だそうです。
まったく、その通りです。
風に耳を傾けることにいたしましょう。

5月病


春の大型連休が終わりました。
皆さん、"5月病"は大丈夫でしょうか?
僕には連休はなかったので、いわゆる"5月病"は関係ありません。
しかし、「もう5月も半ばになってしまったのか!」という、違った形での"5月病"に罹患しそうです。

ことしに入って、ぷにぷにパイレーツは3回の公演を開催しました。
また、新作のアートマイム作品も一本創作・上演しています。
一般的に考えれば、十分結果を残しているように思います。
しかし、僕自身は「もっと出来たはず!」という忸怩たる思いでいっぱいです。

のんびりしていたら、あっという間に2016年は終わり、また一つ歳をとってしまいます。
自分にノルマを課すために、きちんと目標を立てることにいたしましょう。
具体的には、ことしの残り8か月で、新作の脚本を4本執筆!
演技の質を変えていくための地道なトレーニングの継続!
演劇のネットワークを拡大するための草の根活動の実施!
もちろん、劇団の夏公演を成功させるのが、今後の最大のテーマになります。

「もう5月になってしまった!」ではなく、「まだ5月で良かった!」と考えて、前向きに取り組んでいくことにいたしましょう!

フルトヴェングラー


EMIから出ているフルトヴェングラーの3枚組CDを買いました。
値段は45円!
1枚15円です。
人類の最高峰ともされる音楽が、たったの15円とは...。
実にありがたい!
でも、フルトベングラーが15円なら、僕の作品の価格はいくらぐらいが適正なんでしょうか?
マイナス金利ではありませんが、マイナスの価値しかないかもしれませんね。

今や欧州のCD市場は凄いことになっています。
まさに、価格破壊!
完全に捨て値となっています。
恐らく、CDは、すでに終わったメディアなんでしょうね。
LPの終わりかけも、とんでもなく安くなっていましたから。
今後、音楽のマーケットがどんな形になっていくかは分かりません。
法律という壁があるため、日本が欧州と同じスタイルになるとは限りません。
でも、少なくとも、形のあるものとして音楽が流通することはないと思います。
時代に乗り遅れないよう、常に最新情報を追いかけていきたいですね。

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最近、安いCDに慣れてしまって、新譜が買えなくなってしまいました。
1枚あたり100円を超えると、高くて手が出せないのです!

 

シミュレーション


冬公演用の脚本の新たなストーリーを、もう思い付きました。
いかにも僕らしい世界観の物語です。
例によって、大衆受けするものではありませんが、心ある方には楽しんで頂けると思います。

プロットを作ること自体は、そんなに大変ではありません。
しかし、それを舞台用にアダプトしていくのは本当に難しいものです。
演劇としても見せ場を作ったり、カッコいいセリフを考えたりしなくてはなりません。
自分の演技スキルやキャラクターも考慮する必要があります。
上演時期や、劇場の構造・設備ほか、意識しなくてはならない要素が沢山あります。
そんなわけで、実際にセリフを書き始めるのは、随分先の話!
当面は、頭の中で、地味にシミュレーションを続けていくことになります。

なにも足さない


なにも足さない、なにも引かない。
ありのまま、そのまま。
この単純の複雑なこと。

今から20年以上前のウイスキーの広告のコピーです。
この言葉は、そのまま演技にも当てはまるように思います。
よほど意識して取り組まないと、この境地にはたどり着けません。

消防士が!


ことしのゴールデンウィークは、何かと忙しい!
仕事に追われていて、新作脚本に取り組む時間がほとんどありません。
これといった話題もなく、大型連休が終わってしまう...、はずでした。

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しかし、きのう、衝撃の事件が発生しました。
うちは、マンションの1階です。
突然、テラス側の窓をノックする音が聞こえてきました。
ガラス越しに外を見ると、テラスはヘルメットをかぶった大勢の消防士さんで埋め尽くされています。
前の通りには、消防車が3台も止まっていました。
「すわ火事か!」と思って、慌てて窓を開けました。
しかし、消防士さんは落ち着いた様子で、こんなことを言ってきました。

「このマンションの5階のベランダに干してあった布団が、強風で飛ばされました。
そして、お隣の一軒家の屋根に乗っかってしまいました。
お宅のテラスに梯子を立てさせてもらって、布団を取ってよろしいでしょうか?」

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えー!消防署って、飛んでいった布団の回収までやるんですね!
高いところのトラブルは、消防署が対応するようです。
そういえば、逃げた猫が木の上から降りられなくなったとき、消防が出動していたのを記憶しています。
消防署には、いろいろな仕事があるものですね。
しかし、布団のために、消防士が6~7名、消防車3台が出動するとは驚きました。

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無事、布団を回収し、テラスから撤退する消防士さんたちは、みんな笑顔で敬礼していきました。
僕も、思わず、笑顔で敬礼してしまいました。
お勤めご苦労様です!

 

 

 

セリフ覚え


加齢とともに、セリフ覚えが悪くなってきました。
一度覚えてしまうと忘れない方なのですが、入れるのは大変です。
良い方法などあるはずもなく、ただひたすら頑張るしかありません。
集中力を保って、時間をかけて取り組むしかないのです。
あえてコツをいえば、セリフ覚えが悪い自分を嫌いにならないこと!
嫌気がさしてしまうと、ますます、セリフが入らなくなってしまいます。
「そりゃあ、間違えることもあるよ!」と、気楽に気長に取り組むことが重要です。

捨てる


冬公演に向けてずっと書き続けてきた脚本を捨てることにしました。
ストーリーは面白い!
どんでん返しも効いている!
主人公のキャラクターも立っている!
見せどころもたっぷりある!
普通で考えれば、申し分ない物語だと思います。

しかし、書き進めていくうちに、徐々に情熱を失っていきました。
「この脚本は、僕が演じる必要がない!」と感じ始めたのです。
残り短い人生の中で、上演できる作品数は限られています。
この作品に関わっている時間はないと思ったんです。
というのも、この演出なら、去年の僕でも上演できました。
つまり、この作品を演じたところで、自分の成長にはつながらないような気がしたんですね。

また、作品の構造に、美しさが足りないようにも思いました。
シーンの美しさだけでなく、構成美も味わえないと僕は嫌なんです。
ストーリーが複雑な分、ゴチャゴチャしていて、綺麗に思えなくなってしまったんです。

一回嫌になってしまうと、もう駄目ですね。
そのプロットは捨ててしまった方が絶対に良い!
数年後、気が変わったら、また着手すればいいんです。
しばし、塩漬けにすることにいたしましょう。

そんなわけで、また一から出直しです。
まったく別のストーリーを考えないといけません。
まずは、物語の世界観から決めていくことにいたしましょう。

予言通り


僕の予言通り、広島カープが首位に立ちました!
きのうの中日戦で、打線が5回に今季最多となる6連打で大逆転!
10-7で打ち勝ち、今季初の同一カード3連勝を決めました。
今、まさに絶好調です。
しかし、このまますんなり首位を保てるとも思いません。
好不調の波は必ずありますからね。
でも、25年ぶりの優勝目指して、僕は応援を続けていきたいと思っています。

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さて、きのう、僕は忙しい一日を過ごしました。
午前中は、広尾でお仕事。
アルジェリア大使館の前にある施設に伺いました。
日常とは違う空間で、贅沢な気分を味わいました。

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せっかく広尾に来たのだから、昼食はオープンカフェで!
こだわりのオーガニック野菜をローストしたヘルシーなランチを頂きました。
野菜の質が違うと、味も全然違いますね。
ちょっと高かったですけど、美味しいものでした。

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続いて、恵比寿へ用足しに!
何年かぶりにガーデンプレイスに立ち寄ってみましたが、にぎわっていましたね。
場所柄、外国人の姿が多く見られました。
大型の商業施設が都内各地にできているにも関わらず、大混雑でした。
人が多いのが苦手な僕は、早々に脱出しました。

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夜は、品川へ!
20代に某劇団で一緒だった仲間と久しぶりに会って、タイ料理店で食事をしました。
昔のメンバーに会うと、すぐに当時の感覚に戻ってしまうから不思議です。
腹の皮がよじれるほど笑ったのは、いつ以来でしょう?
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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普段、色々な所を出歩いたり、人に会ったりしない僕が、一日で沢山のことをやりました。
その反動というわけではありませんが、きょうからまた地味な生活に戻ります。

 

 

 

 

 

鯉のぼりの季節


きょうから5月!
鯉のぼりの季節になりました。
しかし、実際に鯉のぼりが空を泳いでいる姿を見ることが少なくなりましたね。
大きな庭がある家は少ないでしょうし、少子化の影響があるのかもしれません。
以前は揚げていたのに、今では止めてしまった家もあります。
鯉のぼりは、このままゆっくりと消えていく習慣なのかもしれませんね。

一方、元気に泳いでいる鯉もありますよ。
広島カープは、打線が絶好調!
きのうも、12-2で中日を圧倒し、ついに2位に浮上しました。
先発の黒田投手がリーグトップとなる4勝目をマークし、日米通算200勝まであと「3」と迫っています。
一体、カープ打線に何があったんだ?
去年とは大違いです。
素人目にも、各選手のバット・スイングが速く鋭くなってきているのが分かります。
また、全員が、センターから逆方向を意識しているので、明らかに確率が上がっています。
中継ぎ陣などに不安がないわけではありませんが、それを補って余りある強力打線が完成しました。
首位・巨人には、色々な意味で暗雲が垂れ込めています。
鯉のぼりの日までに、カープが首位に立つ可能性が高いのではないでしょうか?

一方、パ・リーグでは、奇妙な現象が起きています。
首位・ソフトバンクと2位・ロッテのゲーム差が「マイナス0・5」となりました。
リーグ戦の順位は勝率で決まり、ゲーム差はあくまでも目安で、順位決定に際しては考慮されません。
ソフトバンクは試合消化が少なく、引き分けもあるため、ゲーム差が「マイナス表記」となったものです。
要は、ロッテの方が貯金が1つ多いのだけど、勝率に換算するとソフトバンクの方が上になるということです。
開幕前は圧倒的戦力を誇るソフトバンクがぶっちぎると予想されていましたが、ロッテの健闘がパを面白くしています。
こちらも、混戦になると、さらに盛り上がりますね。
今季は、プロ野球から目が離せません!