喜劇の手法
「喜劇の手法 笑いのしくみを探る」という本を読みました。
著者は、京都大学・名誉教授の喜志哲雄先生です。
ハロルド・ピンターの全集の翻訳などで知られている方です。
(ピンターは、僕がもろに影響を受けている劇作家です)
この本では、研究者の目線で、喜劇の魅力を徹底解析してあります。
喜劇はなぜ面白いのか?
芝居を見るのはなぜ楽しいのか?
どのように、笑いが生み出されているのか?
様々な作品を挙げながら、喜劇を成立させている手法に着目して解説してあります。
脚本を書く人には、大変参考になります。
芝居を良く見る人にとっても、ためになる本だと思います。
ただ、具体例となっているのが、シェイクスピア、モリエール、ニール・サイモン、ハロルド・ピンターなどの代表作なんですね。
いわば、古典的名作です。
はっきり言って、今上演しても、なかなか爆笑は起こりません。
喜劇の構造を持っているだけでは、笑いにはつながらないんですね。
僕の考えでは、喜劇と笑劇はまったく別のものです。
現代において人気のあるのは、明らかに笑劇の方です。
今はむしろ、悲劇の構造の上に、笑いの起こるシーンを混ぜ込むスタイルが主流になっているように思います。
非常に複雑な時代になっていますね。
「喜劇の手法 笑いのしくみを探る」は、じっくり腰をすえて演劇に取り組みたい方には必読の本です。
集英社新書から、税別700円で発売されています。
この記事の更新日:2016年10月31日 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
沈黙
きょうは沈黙...。
代わりに、森﨑浩司選手のコメントを!
「これからも僕の心はサンフレッチェ広島と共にあります。僕の夢を聞いて下さい。広島の街にサッカー専用スタジアムができることです。そこで広島の子供達がプレーする姿を見たいです」
この記事の更新日:2016年10月30日 08:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
芸術家気質
当たり前のことですが、クラシックのピアニストには、芸術家気質の人が多いようです。
ミケランジェリは、演奏前にピアノのキーの深さをちゃんと測って、少しでもぱらつきがあるとコンサートをキャンセルしたそうです。
また、レコーディングの際に「飾られた花が湿気をもたらす」と主張し、撤去させたこともあるんですって!
現在、最高峰のピアニストの一人・ツィメルマンは、自宅に録音スタジオを作り、最高の状態だと感じた時に録音するそうです。
しかし、録音はするものの、テープばかりどんどんたまっていき、なかなかCDは発売されません。
人気やキャリアからは考えられないほど、リリース数が少ないんです。
こうした話を聞くと、変わり者の偏屈な人という感じがしますが、僕にも似たようなところがありますね。
その傾向が、年々酷くなっているように思います。
以前だったら発表していたであろう脚本を、最近、次々に没にしています。
また、一本の脚本を完成させる時間が、どんどん長くなっています。
直しても直しても物足りず、公演準備の期限が来ないと決定稿にすることができないんです。
脚本を書くのは、シシュフォスの神話のようで、苦しくて辛い!
だからこそ、やりがいがあるのですが...。
どのみち、僕の公演は大勢のお客様がいらっしゃるわけでもなければ、大きな黒字が出るわけでもありません。
だったら、せめて、自分が満足する作品を仕上げたいもの!
今後は、さらに芸術家気質を全開にして、こだわりの作品を上演していきたいと思っています。
この記事の更新日:2016年10月29日 08:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
共著
シェークスピアの著作とされている17作品が、他の作家との共著であることが分かり、今月刊行の作品集の新版で明らかにされました。
史劇3部作「ヘンリー六世」は、シェークスピアとライバル関係にあったとして知られるクリストファー・マーロウが共著者だったということです。
研究ではビッグデータを使い、階級など当時の特定の社会集団に固有の「社会方言」や、個人に特有の言語習慣を検証しました。
同じ時代の他の作家と比較して、作家が多用していた単語や表現を特定したものです。
それにしても、脚本の共著って、どうやってやるんでしょうね?
前半・後半で分けるのでしょうか?
キャラクターごとに担当を分けるのでしょうか?
どちらかがある程度書いて、それをもう一人が直すのでしょうか?
僕は、どこまでも一人でやりたい方なので、まったくイメージできません...。
この記事の更新日:2016年10月28日 07:30 | コメント(0) | トラックバック(0)
こむら返り
深夜、右足に激痛が!
強烈なこむら返りです。
あまりの痛さに、当分、寝付けませんでした。
朝、あらためて見てみたら、ふくらはぎが紫色になっています。
内出血まで起こしているようです。
ちょっとトレーニングをハードにしたら、すぐにこうなってしまいます。
スキルアップの通過点のようなものでしょうか?
こむら返りの対処法を調べてみました。
普段からふくらはぎの筋肉を伸ばすマッサージやストレッチを行っておく!
カルシウムやマグネシウムなどが豊富に含まれる食べ物を、意識的に摂取する!
(イワシやサバ、ひじき・わかめ・こんぶなどに多く含まれています)
ビタミン不足も原因となる場合があるそうです。
足が攣りやすい体質なので、気をつけたいと思います。
この記事の更新日:2016年10月27日 07:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
演劇基礎講座
10月の「演劇基礎講座」は、30日(日)13:00~15:00の開催です。
会場は、いつものように、溝の口駅から徒歩7分の「大山街道ふるさと館」和室です。
超超超基本の文法を学ぶことで、セリフ術の向上を目指します。
参加費は2500円で、事前予約は不要です。
ふるってご参加下さい。
この記事の更新日:2016年10月26日 07:25 | コメント(0) | トラックバック(0)
新横浜
サッカー観戦で「日産スタジアム」を訪れる際、いつも気になっていた施設があります。
新横浜駅から徒歩3分ほどのところにある「新横浜フジビューホテル」です。
そこには、天然温泉の看板が掲げられています。
これまでなかなか機会がなかったのですが、先日、思い切って行ってみました。

ホテルの別館の地下に降りていくと、そこにスパがありました。
あくまでホテルなので、スーパー銭湯のような派手派手しい感じはなく、ひっそりと営業していました。
平日だったせいか、男性客は僕一人だけで、広い浴場を独占することが出来ました。
お湯は、地下1500mから汲み上げられた、琥珀色の古代化石海水温泉です。
浴槽はかなり広く、どこに入ろうか迷うほどでした。
泉質は、温熱効果の高いナトリウム-塩化物泉。
皮膚の表面を滑らかにするので、「美人の湯」と呼ばれているそうです。
確かに、お湯の肌触りはとても良かったです。
新幹線の駅のすぐそばとは思えないほど、本格的な温泉でした。
なお、男湯ではフィンランドサウナ、女湯ではスチームサウナも楽しめます。
料金は税別で1500円なので、まあまあといったところでしょうか。

残念ながら、地下なので、露天風呂はありません。
また、ホテルの付帯施設ですから、横になったりできる休憩室もありません。
2時間制なので、寝ている暇もありません。
でも、立地とお湯の質からすると、再訪する価値があるように感じました。
来シーズン、横浜Fマリノス戦を見に行くことがあれば、立ち寄りたいと思います。

この記事の更新日:2016年10月25日 07:27 | コメント(0) | トラックバック(0)
プーランク
僕の大好きな作曲家、プーランクは、朝にしか作曲の作業をしなかったそうです。
朝の光の中でしか作曲をしなかったんですって!
僕もできればそうしたい!
朝に書いた脚本は、明らかに出来が良いのです。
しかし、週末の限られた時間しか執筆に当てられないので、なかなかそうはいきません。
昼食をまたいで書き続けたりするんですけど、徐々に脚本が濁っていくのが分かります。
結局書き直すことになるので、正午になったら執筆をやめてしまった方が良いのかもしれませんね。
でも、そんなことをしたら、いつ書き終えられるか分からない...。
この記事の更新日:2016年10月24日 07:30 | コメント(0) | トラックバック(0)
気付き
きのうの気付きです。
作品の緊張感を高めたければ、しっかり緩和させることが重要です。
緊張の圧力だけを加え続けると、観客はそれに慣れてしまいます。
どこで、どの程度緩和させるかを、きちんと考えていかなくてはなりません。
この記事の更新日:2016年10月23日 07:50 | コメント(0) | トラックバック(0)
ペースが落ちた
年々、脚本を書くペースが落ちているように感じています。
一つの作品の掛ける時間が長大化する一方で、書き上げた脚本を没にする割合も増えています。
本当に上演に値すると思える作品が完成するまでに、とんでもなく時間がかかるようになってしまいました。
これは、僕のこだわりが強くなってしまったせいだと思います。
8月に上演した「アンケ糸」は、笑いを取れば良いだけの作品なので、僅か2時間あまりで書き上げてしまいました。
脚本のアイディアも、以前より簡単に、しかも大量に思い付くようになりました。
ただ、最近は、物語が面白いという理由だけでは舞台にかけようと思わなくなってしまったんですね。
今は、かつてない演劇スタイルや表現方法の開拓に意識が向いています。
だから、とんでもなく時間がかかってしまうんです。
進んでは戻り、進んでは戻り...。
次回本公演は、いつになることやら...。
この記事の更新日:2016年10月22日 08:19 | コメント(0) | トラックバック(0)
砂漠
「人は心の中に砂漠を持たなければならない」
以前、一度ご紹介したことがあります。
作曲家アルヴォ・ペルトの言葉です。
僕の座右の銘です。
「外界を遮断して、心の砂漠で一人きりになることが必要だ」という意味だと解釈しています。
「砂漠」のイメージが難しければ、「静寂」に置きかけても良いと思います。
今の僕に最も欠けているのが、この「砂漠」、あるいは「静寂」です。
僕は作品を作る時、ガチャガチャといろんなものを加えようという姿勢になりがちです。
これでは、混沌が生まれるだけです。
「何かを作ろう」とするのではなく、「何もかもなくしてしまおう」とする!
そうすると、エッセンスのようなものが抽出され、美しい世界が生まれてくるのです。
ただ、「砂漠」を作るには、長い時間と大変な努力が必要となります。
焦ることなく、「砂漠」が生じるのを待つ忍耐が重要です。
この記事の更新日:2016年10月21日 07:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
ピアニスト
「生まれついてのピアニストでなければ、この世のいかなる力をもってしても、ピアニストにはなれません」
偉大なピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの言葉です。
恐らく、ルービンシュタインのおっしゃる通りなのでしょう。
芸術において、努力では克服できないゾーンがあることは、僕も身をもって理解しています。
ああ...、才能乏しい僕は、どうすれば良いのか...?
この記事の更新日:2016年10月20日 07:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
シアターD
また一つ、劇場がなくなります。
渋谷のお笑いライブハウス「シアターD」が閉館することになりました。
「シアターD」は、1995年1月に渋谷センター街で開場しましたが、ビルの取り壊しに伴い、2006年5月に公園通り沿いに移転しました。
『M-1グランプリ』や『R-1ぐらぷり』などの予選会場になるなど、若手芸人にとっては登竜門的な場所となっていました。
閉館の理由は「劇場をこの場所で継続していくことが物理的に難しくなった」とのことです。
「シアターD」がまだセンター街にあった頃、僕は定期的に出演させて頂いていました。
まだ売れていない若手芸人が集うライブでしたが、そこからスピードワゴン、桜塚やっくんほか大勢の人が巣立っていきました。
毎回、客席は超満員で、大変な熱気に包まれていたことを覚えています。
そんな人気のお笑いスポットさえ閉館してしまうのですから、劇場運営は本当に難しいのでしょうね。
この記事の更新日:2016年10月19日 07:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
Pan de mere
基本的に一人でいることが好きな僕は、滅多に外食をしません。
どうしても外で食べなくてはいけない時は、立ち食いソバや牛丼など、黙々と食事するところを選んでしまいます。

しかし、たまには話題のお店に出かけて、情報収集をしなくてはいけません。
そこで、比較的近所にある人気店「Pan de mere」に行ってきました。
「Pan de mere」は、フランス語で「お母さんのフライパン」を意味します。
ここでは、フランス・ブルターニュ地方のガレットが楽しめます。
ガレットは、蕎麦粉で作ったクレープのようなものです。
このお店では、八ヶ岳山麓産の新鮮な蕎麦粉を使用しているそうです。

僕は、生まれて初めてガレットを口にしましたが、予想以上に美味しいものでしたね。
クレープより歯触りがパリッとしていて、味わいが深いように思いました。
特に、焦げた感じが香ばしくて旨い!
また、上に何をのせるか、中に何を入れるかで、味がまったく変わります。
数人で行ってシェアしたりすると、何倍も楽しめそうですね。

ガレット自体は、生地が薄くて、おなかにたまりそうにありません。
しかし、その前に出されるポテトフライがボリューム満点!
これだけで、「もう結構!」と言いたくなるぐらい量がありました。
食後にコーヒーを追加注文したら、ちょっと変わったカップで出されました。
地元にいながら海外気分が味わえる、お得な感じのお店でした。

この記事の更新日:2016年10月18日 08:28 | コメント(0) | トラックバック(0)
カーネギー・ホール
「すみません、カーネギー・ホールにはどうやって行くんですか?」
伝説的ピアニストのルービンシュタインは、ニューヨークで道を尋ねられました。
その時、ルービンシュタインは、こう答えたそうです。
〝Practice, practice, and practice〟(練習して、練習して、練習するのです)
今も、カーネギー・ホールのアクセス案内ページには、こんな文章が書かれています。
"While it takes some people a lifetime of practice to get to Carnegie Hall (as the saying goes),
others just have to follow these simple directions"
あなたは、どちらの方法で、目的地にたどり着きたいですか?
この記事の更新日:2016年10月17日 07:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
8割超え
きのう、セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦が行われました。
初回に6点を挙げた広島カープが、DeNAの猛追を振り切って、勝利を収めました。
アドバンテージを含め対戦成績を4勝1敗とし、25年ぶりとなる日本シリーズ進出を決めました。
なかでも、カープの田中広輔内野手が大活躍し、CSファイナルSの最優秀選手に選ばれました。
このシリーズは通算17打席に立って、12打数10安打5四球4打点。
打率・833、出塁率・882と、圧倒的な成績を残して日本シリーズ進出に貢献したことが評価されました。
いやー、実に嬉しい!
ぶっちぎりの強さでリーグ優勝を果たしたわけですから、日本シリーズに進むのは当然のことです。
だからこそ、余計プレッシャーがかかったと思うんですね。
また、先月10日に優勝を決めてから1か月近く時間があったため、調整が難しかったはずなんです。
実際、バッター陣は、田中選手を除けば、シーズン中に比べると勢いを感じませんでしたね。
でも、きのうのような乱打戦でも、第2戦のような投手戦でも、最終的に勝てる!
それが、ことしのカープです。
日本シリーズ開幕まで1週間ありますから、打撃陣の復調を待ちたいですね。
相手が日本ハムになるか、ソフトバンクになるかは、まだ分かりません。
しかし、どちらが来ても相当手強そうです。
万全の準備をして、決戦に望んで頂きたいと思っています。
野球ばかり見ているようですけど、きのうもちゃんと演劇活動にも取り組みましたよ。
ただ、結果が出ていないため、書くことができない...。
この記事の更新日:2016年10月16日 07:31 | コメント(0) | トラックバック(0)
美しい作品
新作の脚本を書き上げました。
次回本公演の冒頭で上演しようと思っています。
かなり実験的で、斬新な作品となっています。
僕自身、こんなスタイルの演劇作品を見たことがありません。
まったく新しいジャンルを切り開いている感じです。
僕は、どこへ向かっているのでしょう?
この新作脚本を、芸術的センスが高い劇団関係者に読んでもらいました。
「とても美しい作品」との感想を頂きました。
少なくとも、脚本の段階では、良い出来に仕上がっているようです。
ただ、この作品は、上演が信じられないほど難しいのです。
自分のイメージするところまで引き上げていくのは、本当に大変そうです。
この作品の価値はほぼ演技力によって決まると思うので、相当頑張らなくてはいけません。
実力がない以上、時間をかけるしかない!
この記事の更新日:2016年10月15日 08:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
極秘特訓
毎朝、少し早起きして、極秘特訓を行っています。
内容は秘密!
かなり涼しくなってきましたが、朝から汗だくだくになっています。
次回本公演の予定は決まっていなくても、練習だけは欠かさないようにしなくてはね...。
この記事の更新日:2016年10月14日 07:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
ベースの自分
先週のアートマイムのレッスンでの出来事です。
4人で即興のシーンを演じました。
演じるというより、ただ漂っているだけのようなものですが、これが凄かった!
他のメンバーの演技を見ていて、背筋がゾクゾクするような迫力を感じました。
役者は何もしなくても良いんです!
ただ「ベースの自分」でありさえすれば、それで十分アートとして成立するんです!
(「ベースの自分」が分かりにくければ、「静寂」に置き換えても良いかもしれません)
老子の「無用の用」という言葉がありますが、まさにその通り!
ちゃんとした心と体を作ることができれば、それで宇宙のすべてが表現できるように感じました。
また、それが、演技のスタート地点であることも痛感しました。
舞台に立つ人は、「ベースの自分」であらねばなりません。
この記事の更新日:2016年10月13日 07:53 | コメント(0) | トラックバック(0)
前菜
①小品 ②協奏曲 ③(交響曲や組曲などの)メイン・プログラム!
オーケストラの定期演奏会や名曲コンサートなどでは、この順番で演奏することが多いそうです。
最初に小品が演奏されるのは、いわば、コース料理の前菜のようなものです。
お客さんがまだ落ち着いていないので、まずは軽い曲から始めるそうです。
また、最初に長い曲を演奏すると、遅刻したお客さんを入れるタイミングがなくなるという面もあるそうです。
そもそもオペラに序曲がついているのも、同様の意図があったものと思われます。
"ぷにぷにパイレーツ"では、公演冒頭に最も重たい作品を上演しています。
お客様の集中力が高いうちに、ご覧頂きたいという思いがあったからです。
また、"ぷにぷに"の場合、遅刻されるお客様がほとんどいらっしゃらないというのもありますね。
でも、今後は、オーケストラの演奏会を参考に、上演の順番を考え直してみようかとも思っています。
作品を作るも大変ですけど、それをどう並べていくかを考えるのも、なかなか大変です。
この記事の更新日:2016年10月12日 07:18 | コメント(0) | トラックバック(0)
冬
冬は突然にやってくるものです。
きのうの夕方、外を歩いていたら、頬をなでていく風が冬の気配を漂わせていました。
時は着実に過ぎていくのに、公演の準備はなかなか進んでいきません。
力がないのは自分ではどうしようもないので、ただひたすら頑張るしかない!
きのう、新作脚本の良さそうなアイディアが浮かんだので、それを形にするべく努力していきます。
この記事の更新日:2016年10月11日 07:21 | コメント(0) | トラックバック(0)
コネクト
きのう、港北区民ミュージカル「コネクト」を拝見させて頂きました。
不条理コント「キョンちゃん」で子役を演じ好評を博した松本くるみが出演する舞台です。
これは見逃すわけにはいきませんね。

午前10:30開演の回だというのに、大きな「横浜市港北公会堂」の客席はほぼ満員!
大いに盛り上がっていました。
それもそのはず、かなり大掛かりな公演なのです。
上演時間は2時間50分!
出演者は、下は小学3年生から、上は人生の大先輩まで!
舞台に立つ人数は、なんと60人以上!
それに、大道具、小道具、衣装、照明、音響、制作ほか関係者を加えると、どれだけの大所帯になるのでしょう?
想像を絶する大変なお仕事だと思いました。
(打ち上げは、どんな会場でやるんでしょうね?)
とても僕には、こんな舞台は作れません。
僕は、なるべくひっそりと、人と関わり合いを持たずに作品作りをしたい方なので...。
僕だけでなく、「ぷにぷにパイレーツ」に集うメンバーの多くが、孤独を愛するタイプなのです。
神奈川県には、港北区民ミュージカル以外にも、様々な地域ミュージカルのグループがあるそうです。
そこに参加する人たちが、ミュージカルだけでなく、ストレートプレイにも目を向けてくれると良いのですが...。
この記事の更新日:2016年10月10日 08:15 | コメント(0) | トラックバック(0)
佐賀の八賢人

きのう、代々木公園で開かれている「九州観光物産フェア2016」に行ってきました。
野外音楽堂の「平成の薩長土肥連合PR」のステージを見るためです。
そこでは、佐賀からやってきた「佐賀の八賢人おもてなし隊」による寸劇が上演されました。

この「おもてなし隊」は、僕の大学時代の友人の桜井君がプロデュースしたものです。
佐賀市の観光の魅力を発信するために結成されました。
毎週日曜日に、「佐賀城本丸歴史館」で、佐賀にゆかりのある歴史上の「賢人」の物語を劇にして上演しています。
20分程度の演目を一日5回、しかも観劇無料でやっているそうです。
沢山ある演目のうち、きのうは、北海道開拓の父・島義勇が旅立つきっかけのシーンが上演されました。
佐賀の演劇人による舞台は、見事なものでしたよ。
特に、役者さんたちのレベルが想像以上に高いのには、驚きました。
演劇に対するモチベーションも高く、観客を楽しませようという意欲もたっぷりです。
自分たちで佐賀の演劇や観光を盛り上げていこうする姿勢は、まさに現代の「賢人」です。
あの真摯な姿勢は、東京の劇団員たちにも見習ってほしいと思うほどでした。

終演後、桜井君が役者さんたちを紹介してくれたので、短い時間ですが交流させて頂きました。
色々なお話が出来て、とても有意義な時間となりました。
あんなに真っ直ぐ演劇と向き合っている役者さんとお話することは稀なので、清々しい気持ちになりました。
機会があれば、僕が彼らを演出をしてみたいとさえ思いました。

佐賀は、演劇活動を行う環境面では、東京には及ばないかもしれません。
でも、情熱さえあれば、そんな不備を乗り越えられるのが演劇の良いところだと思っています。
「賢人」の皆さんには、ぜひ、佐賀で頑張ってもらいたいですね!

この記事の更新日:2016年10月 9日 08:19 | コメント(0) | トラックバック(0)
またやられた!
また、やられました!
元住吉から綱島まで自転車で行くのに、スマホのナビを利用してみました。
幹線道路の綱島街道を進めば簡単なのは知っています。
でも、もっと良い道があるかもしれませんからね。
ナビをスタートした途端、いきなり綱島街道から遠ざかる指示が出ました。
矢上川に沿って、井田山に登るように案内するのです。
たちまちのうちに自転車では絶対に登れない急な坂となり、押して上がることに!
進めば進むほど傾斜は過酷になり、ついに階段に到達!
「ここを登れ」と指示が出ました。
とても無理なので道を引き返し始めると、スマホの画面が真っ白になってしまいました。

7月に武蔵中原から北山田に向かったときもそうでしたが、僕のスマホのナビは上り坂が大好きです。
特に、階段が大好物!
もっとシンプルで楽な行き方があるのに、あえて急な坂のある知られざる細道を勧めてくるのです。
あのまま進んでいったら、ロッククライミングをさせられていたかもしれません。
スマホに登山家の霊でも宿っているのでしょうか?
体を鍛えたいと思ったら、自転車でナビに従うことをお勧めします!

この記事の更新日:2016年10月 8日 08:12 | コメント(0) | トラックバック(0)
金言!
小劇場劇団の俳優さんへの金言!
「配役は、居酒屋で決まる」
だから、飲み会や打ち上げにはなるべく顔を出した方が良いですよ!
この記事の更新日:2016年10月 7日 22:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
没!
随分前に思い付き、すでに初稿を書き終えていたコントを没にすることにしました。
話は面白いのですが、演劇的なふくらみがないと感じてしまったのです。
ほとんどがセリフで説明されてしまうコントを上演しても意味がない!
また一からやり直しです。
この記事の更新日:2016年10月 6日 07:21 | コメント(0) | トラックバック(0)
千利休
プロ野球・西武の新しい監督に辻発彦氏が就任しました。
辻新監督が、3年連続でBクラスに沈んだチームをどう立て直すのか、注目されます。
現役時代、守備の名手と言われた辻氏の座右の銘が、新聞に載っていました。
千利休の言葉だそうです。
「稽古とは一から習い十を知り 十よりかえる元のその一」
日々の鍛錬で一から十まで学んだとしても、再び一に立ち戻ることで新たな何かを発見したり、習得したものにさらなる磨きをかけられるという教えだです。
最近、僕も同様のことを良く感じます。
十を知っているかどうかは分かりませんが、時々基本にかえってみると、まったく見え方が違っているものです。
また、基本の難しさを痛感し、改めて基本からやり直す必要性を感じてしまうのです。
この利休の教えは、本当に大切です。
上達したと思ったときほど、意識した方が良さそうです。
忘れないように、紙に書いてどこかに貼っておこうかしら...。
この記事の更新日:2016年10月 5日 07:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
シーサイドスパ八景島
ちょっと前の話ですが、以前からずっと行きたかったスパまで遠出してきました。
「シーサイドスパ八景島」です。
ご存知、「八景島シーパラダイス」のすぐそばにある、温浴施設です。
シーサイドラインの「八景島」駅から橋を渡ってすぐのところにあります。

「シーサイドスパ八景島」の存在を知ったのは、随分前のことです。
しかし、インターネット上の評判があまり芳しくなかったので、これまで足を運ぶことがありませんでした。
「ロビーが狭い」「銭湯のような雰囲気だ」などの声が多かったんですね。
しかし、そんなことを書き込む人は、温泉に何を求めているのでしょうか?
ゴージャスな雰囲気?
高級感あふれる対応?
それだったら、一流の温泉旅館に行けば良いではありませんか?
日帰り温泉で肝心なのは、お湯ですよ!お湯!

その点、「シーサイドスパ八景島」は素晴らしかった!
肌触りが優しく、温度も適温なので、いくら入っていても湯あたりしません。
海のそばの温泉ですから、海水の成分もたっぷり入っているのでしょう。
タラソテラピー効果もあって、芯から温もります。
また、体温とほぼ同じ温度の浴槽もあって、何時間でも入っていられます。
ここを批判している人は、温泉の何たるかが分かっていないのです。
八景島にあるからといって、シーパラダイスのようなお洒落な施設を想像してはいけないのです。
実は、お客さんの多くが、筋肉もりもりで、良く日焼けした短髪の人でした。
僕の推測では、スパの隣にある漁港か漁船で働いている人です。
仕事が終わった午後、温泉で汗を流してから家に帰るのだと思います。
これぞ、生活に密着した本物の温泉!
行って良かったぞ!

2階に休憩室があるのですが、なるほど、ただの和室でゴージャス感はありません。
でも窓から見る風景は、最高です!
海の向こうにシーパラダイスが見えて、まさに観光地!
一泊旅行をしたような贅沢さを味わえます。
これで1300円なら安い!
大満足です!

ただ、川崎から行くと、交通費が結構かかります。
もちろん、移動時間も相当です。
八景島には、そんなに頻繁には行けそうもありません。
また新たな温泉を探すことにいたしましょう!

この記事の更新日:2016年10月 4日 08:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
戦闘能力
人気劇団のお話です。
配役を考える時、その役者のツイッターのフォロワーの数が重要な要素となるそうです。
数字が大きい俳優の方が、観客を沢山呼ぶと考えられるからです。
一部の座長は、フォロワー数のことを「戦闘能力」と呼んでいます。
これからの役者は、演技力だけでなく、人間力も問われるようです。
この記事の更新日:2016年10月 3日 08:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
鋼のような脚本
きのう、新作の脚本を1本書き上げました。
原稿用紙30枚ほどの短い作品です。
上演時間は20分程度だと思います。
そのわりには、執筆に時間が掛かってしまいましたね。
脚本は、文量が少なければ早く書けるものではありません。
むしろ、短い分、一つ一つの単語の重要性が増すので、それを吟味するのに大変時間が掛かってしまいます。
感覚を鋭敏にして、音の美しさに耳を澄ましながら書いていくので、かなり疲れる作業でもあります。
構想を実際に脚本の形にしてみると、様々な問題点が浮かび上がってきます。
きのうも、一度書き終えた脚本を読み直してみたら、構造的な大問題を内包していることが明らかになりました。
設計図を引き直してから第2稿を書いてみても、まだまだ矛盾を孕んでいることが分かりました。
さらにもう一度、根本から構成を練り直し、第3稿を仕上げてみたところ、ようやく違和感のない形にまとまりました。
しかし、これで完成というわけではありません。
この第3稿をしばらく放置し、自ら客観視できるように冷却しておく必要があります。
あらためて読み直してみると、必ず問題点が見つかるものです。
そうして、何度も何度も叩いていって、ようやく鋼のようなしっかりした脚本になっていきます。
まだまだ道半ばであります。
この記事の更新日:2016年10月 2日 08:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
金木犀
10月になりました。
ちょうどいま、うちのテラスの金木犀がいっぱい花をつけています。
家の中にいても、良い香りが漂ってきます。
その隣で、百日紅の花も咲いています。
なんとも不思議な感じがしますね。

さて、きょうこそは、頑張って脚本を書きますよ。
公演のイメージが頭の中でまとまってきたので、書けそうな気がしてきたのです。
もちろん、それは気のせいだったりするのですが...。
とりあえず、PCに向かってみますね!
この記事の更新日:2016年10月 1日 08:09 | コメント(0) | トラックバック(0)