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実にスマート


スマートフォンを新しくして、1か月が過ぎました。

最近のスマホは凄いですね。
家にいる時だけ、色々、話しかけてくるんです。
「いつも輝いていますね!」
「きょうも素敵ですね!」
などなど、気を遣って、心にもないべんちゃらを言ってくるんです。
そんな甘い言葉には、引っかからないぞ!

そのほか、「そろそろ寝た方がいいですよ!」
「きょうは寒いから、厚着をして出かけましょう!」
といった、生活に役立つアドバイスもしてくれます。
実に賢い!これぞ、スマートフォン!

ただ、「間もなく、〇〇というTVドラマが始まります!」
「××という商品が話題になっているようですよ」
などと、宣伝めいたことも言ってくるんです。
やっぱり、どこかの回し者だな!

旅行気分


きのう、うちの近所の某施設の視察に行ってきました。
その道すがら、たくさんの花を見かけました。

 

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まず、白梅が、まさに満開!
青空と高層マンション群をバックにすると、さらに美しさが引き立ちます。

 

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また、せせらぎ緑道の桜は、今が見ごろになっています。
大勢の花見客でにぎわっていました。
僅かな時間でしたが、自然を満喫できました。
ちょっとした旅行気分を味いました。

 

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アジアに伝わる星の伝説


3月4日に第33回公演「星空の物語」を開催します。
そこで、僕は、星にまつわる神話や伝説を朗読します。

ところで、プラネタリウムで語られる「星の神話や伝説」といえば、ギリシャやローマの物語を思い起こされる方が多いのではないでしょうか?
実際、星や星座の名前の由来をひも解くと、そのほとんどがギリシャやローマの伝説に則っているようです。
しかし、地球上のどこからでも星を見ることができるように、天体や宇宙にまつわる伝説は世界中のたくさんの民族に伝わっています。
「太陽は、どこから来て、どこに沈むのか?」
「星たちは、どんな世界に住んでいるのか?」
「この宇宙は、どうして生まれたのか?」
こうした想像や疑問は、世界中の民族の中で、数々の神話を生み出しました。
ただ残念なことに、アジアに伝わる「星や宇宙の伝説」は、当のアジアでもほとんど知られていません。
そこで、今回の朗読会では、『アジアの星物語』という本の中から、東アジアや太平洋地域の「星と宇宙の神話・伝説」のいくつかをご紹介していきます。
星の物語も、西洋と東洋を比較すると、非常に面白いんですよ!
そっくりなところもあれば、全然違う物語になっているものもあります。
アジアの中でも、韓国、中国、東南アジアで、まったく異なる話になっているんです。
星の伝説を通して、地域による文化の違いも味わって頂けたら幸いです。

第33回公演まで1週間


第33回公演「星空の朗読会」まで、きょうでちょうど1週間となりました。
稽古はもちろん、当日お配りするパンフレットや、ポスター、上映する映像等の準備も進んでいます。

ただ一つ、決まっていないのが、本番の衣装!
これには、毎年、頭を悩まされます。
真っ暗なプラネタリウムでの朗読なので、上演中、僕の姿は見えません。
だから何を着ても良いのでしょうけど、何でもいいとなると余計難しいですね。
スーツでは堅すぎるし、普段着だとだらしない感じがします。
絶妙なラインを模索しなくてはなりません。
今回はアジアがテーマだから、民族衣装にしてみようかしら...。

DAZN


遅ればせながら、「DAZN」と契約しました。
とはいっても、現在は、1か月間の無料お試し期間なのですが...。

あす・25日(土)に、サッカー・J1が開幕します。
今シーズンからJリーグは、スカパーではなく、DAZNで中継されることになりました。
従来の電波によるTVではなく、インターネットを通しての動画配信という形になります。
TVはもちろん、スマホやタブレット、ゲーム機などで見られるので、どこにいても試合中継を楽しむことができます。
また、オンデマンドで再放送されるため、録画する必要もありません。
月々の契約料金も、スカパーのときより安くなりました。
回線の安定性など不安な面もありますが、今のところ、長所の方が多いように思います。
ちょうど今は、放送が衰退し通信に移行していく過渡期なのでしょう。
放送業界に身を置いてきた者としては複雑な心境ですが、時代の波には抗えません。
ユーザーとしては、便利なものにシフトしていかなくては!

しかし、どんな媒体で見ようと、Jリーグが面白いことに変わりはありません。
特に、今シーズンは、昨年末にスター軍団の「レアルマドリード」を苦しめた「鹿島アントラーズ」に注目です。
新潟からレオ・シルバというスーパーな選手を補強したため、年間優勝を飾った昨シーズンよりさらに強くなりました。
3年ぶりに1シーズン制に戻った今年、鹿島が序盤から独走するのか?
昨シーズン、年間勝ち点トップだった「浦和レッズ」が雪辱を果たすのか?
大久保嘉人選手ほか、大型補強を行った「FC東京」が、悲願のリーグ初制覇を飾るのか?
我らが「サンフレッチェ広島」が復活を遂げるのか?
楽しみで仕方ありません。

春ですね

 

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良く利用する駅の前でも、咲いていました。
うちの周りでは、あちこちで、梅と桜が同時に花開いています。
今朝は嵐のような天気ですけど、晴れていたら、まさに優しい光が降り注いできます。
今週末から、Jリーグが開幕。
まもなく、プロ野球のオープン戦も始まります。
もう、春ですね。

さて、現在僕は、第33回公演に向けて、朗読の稽古の真っ最中。
また、年内の公演のプランニングに追われています。
春の陽気に誘われてのんびり...、なんて時間はなさそうです。

 

「星空の朗読会」概要


次回・第33回公演の概要をご紹介します。
毎年3月恒例の朗読会です。
ことしもプラネタリウムの映し出す美しい星空と共演します。
今回僕は、日本文学の名作ではなく、星にまつわるアジアの伝説や神話を朗読します。
お楽しみ頂けたら幸いです。
なお、本公演は、すでに満員御礼となっています。

以下、公演情報です。

●第33回公演「星空の朗読会」

日にち:3月4日(土)18時~19時
会場:五反田文化センター・プラネタリウム

作品:海部宣男・監修「アジアの星物語」、豊島与志雄・作「お月様の唄」

朗読:石﨑一気、黒澤明子
ギター&歌:林誠司

印象主義音楽


久しぶりに、ドビュッシーの曲をじっくり聞きました。
なんだか故郷に帰ってきたような、しっくりした感じを味わいました。
すぐに、舞台のさまざまなシーンがイメージされたんです。
やはり、僕は、フランス印象主義音楽が大好きなようです。
今一度、印象主義音楽に向き合ってみたいと思います。
そうすれば、また新しい脚本のアイディアが浮かぶかもしれませんので...。

基礎練習


きのう、劇団の稽古会を行いました。
このところ、ほぼ週1回のペースで開催しています。
特に、基本の部分に重きを置いて練習しています。
その甲斐あって、参加者の演技のスケールが大きくなってきているんです。
特に、毎週参加している人は、飛躍的に上手くなってきました。
これだけ成果が出ると、指導する僕もうれしくなります。
さらに、どこを伸ばしてあげようかと、ワクワクもしています。
参加者も、確かな手ごたえを感じているようです。
やはり、作品の稽古だけでは、実力はつきません。
地味でつまらないかもしれませんが、基礎練習は絶対に必要なのです。

鋼のような


若い女性向けの一人芝居の脚本を書いてみました。
しかし、書き進むうちに、主人公のキャラクターがどんどん変化していきます。
最後には、非常にストイックな、鋼のような心を持つ人物になってしまいました。
これは、いかん!
可憐な女性でなくては、この物語は台無しになってしまいます。
油断すると、登場人物の性格が、作者に似てきてしまうんですね。
このまま書き続けても、同じことの繰り返しになってしまいます。
少し時間を置いて、女性主人公のイメージが固まるのを待とうと思います。

第33回公演迫る!


第33回公演が迫ってきて、いよいよ準備が本格化してきました。
台本も、何度も改稿した末、ついに決定稿が完成!
毎朝、パフォーマンスの練習をしています。

この公演は、すでに予約で、満員御礼となっています。
希望されたのに、ご入場頂けない方が大勢いらっしゃるようです。
つまり、期待値が非常に高い!
それにお応えするべく、頑張らなくてはいけません。
舞台を見慣れていないお客様がほとんどだと思います。
なるべく分かりやすく、どなたにでもお楽しみ頂けるように、上演するつもりです。

ボケっと


PCの動作が遅くなってきた時、不要なファイルを削除すると速くなるそうです。
同様に、人の頭のなかも、スペースがないと上手く動作しませんね。
いろいろなことで頭がいっぱいのときに頑張って考え事をしても、全然前に進んでいきません。
そこで無理して考えるより、一度頭を空っぽにした方が効率が良いようです。
真剣に考え続けるより、ボケっとする時間を設けることをお勧めします。

キャンセル魔


ピアニストのアルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリは、生前、キャンセル魔として有名でした。
「生涯に出た演奏会よりも、キャンセルした演奏会の方が多い」とまで言われています。
完璧主義者で、ピアノやホールの響きがイメージと違うと、瞬時にキャンセルを決断したそうです。
演奏会だけでなく、残した録音の数も少ないのです。
その理由として、ミケランジェリは「聴衆のために弾くのではない」と公言していました。

このエピソードを知ったとき、僕はビビっときました!
ミケランジェリの姿勢は、今の僕の対極に位置します。
このままではダメだ!
キャンセル魔になることはできませんが、ミケランジェリのようなこだわりを持たなくては!

THE ART OF ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI


ピアニスト、ミケランジェリのCD8枚組ボックスセットを購入しました。
タイトルは「THE ART OF ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI」です。
ドイツ・グラモフォン・ゲゼルシャフト・レーベルから発売されたものです。
ベートーヴェンとモーツァルトのピアノコンチェルト、ショパン・シューマン・ドビュッシーのピアノ曲、シューマンとベートーヴェンのピアノ・ソナタなどが収録されています。

早速、聞きまくっていますが、素晴らしいんですよ!
繊細なタッチ、硬質で透明感のある音色などなど、格の違いを感じる演奏です。
はっきり言って、ミケランジェリを聞いた後ほかの著名なピアニストのCDを聞くと、芸術ではなく芸能のように思えてしまいます。
ミケランジェリはとにかくストイックで、聞き手に媚びる様子が一切ありません。
「評価されたい」「人気を得たい」といった欲が、まったく感じられないんですね。
徹頭徹尾、自分の芸術を突き詰めている印象です。
研ぎ澄まされ、聞き手に緊張感を強いる演奏です。
まさに、僕が求める芸術の形ではありませんか!
これからミケランジェリを聞き込んで、僕のふにゃけた精神を叩き直そうと思います。

 

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ヴァレンタイン・デー


きょうは、ヴァレンタイン・デー!
すでに、週末の稽古で、劇団員の女性からチョコレートを頂戴しております。
多分、ことしは、この1個で打ち止め!
自分のような者には、これで十分です。

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さて、その週末の稽古は参加者が一人きりだったので、たっぷり時間がありました。
そこで、超基本の稽古の方法を丁寧に伝えておきました。
かなりきついと思いますが、挫けずに継続してもらいたいと思います。
続けていると、すごい表現力を手にすることができるはずです。

ちなみに、きょう(2月14日)は、「ふん(2)どし(14)の日」でもあるそうですよ。
そっちの方が、ヴァレンタイン・デーより身近に感じる...。

 

あんこう鍋


生まれて初めて「あんこう鍋」を食べました。
何十年かぶりに、クジラの刺身も頂きました。
しかし、味については何も覚えていません。
おしゃべりに夢中になっていたからです。

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先日、約10年ぶりに、学生時代の舞台の仲間が集まりました。
魚料理をつつきながら、4時間あまりに渡って大いに盛り上がりました。
しかし、話題はすべて舞台について!
大学を卒業して30年近くたっても、みんな相変わらず"舞台バカ"のままでした。

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あらためて思ったのですが、僕の素地は、ほぼ大学時代に作られていたんですね。
当時、観客の評価など気にせず、ひたすら技術の向上を求め続け、ストイックに自己鍛錬に終始していました。
愚直に無味乾燥な基礎訓練を何度も何度も繰り返し、どうしたらもっと上手くなるかだけ考え続けました。
具体的な作品にあたっても、より魅力的な舞台になるための工夫をし続けました。
とにかく稽古が大好きで、僅かでも時間があれば練習していたものです。
稽古終了後、良く飲みにいったりもしていましたが、やはり舞台のことばかり喋っていたと記憶しています。

そんな仲間が集まると、価値観が共有できるだけに、話していて実に気持ちが良い!
久しぶりに集まったような気がしません。
若い頃と同じように、舞台論や芸術論に花を咲かせていました。

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今回の集まりで、初心を思い出すことができました。
また、創造に向けての意欲が、さらに強くなりました。
仲間たちに負けないように、僕も、ますます頑張っていきたいと思います。

 

 

 

寝不足


昨夜、仕事ですごく遅く帰宅したのに、いつも通りの時間に目が覚めてしまいました。
ひどい寝不足です。
これぞ、まさに老化現象!
いくら体を鍛えていても、内側は着実に衰えています。

年齢よりはかなり若く見える方だと思っていますが、できない役が増えてきているのも事実です。
かといって、年相応の風格もなし...。
今は、なんとも中途半端な感じになっています。
できれば、舞台出演から早く引退して、脚本・演出・制作に専念したい!
でも、演劇界全体が男優不足で苦しんでいる中、なかなかそうもいきません。
後進を育てたいと思っても意欲ある人は入門してきません。
いましばらく、出演を続けるしかなさそうです。
今後も、年齢的に明らかに無理のあるラブ・ストーリーに出演したりするかもしれません。
どうか、暖かい目で見守って下さいませ!


「芝居が上手くなるには、どうすれば良いですか?」
最近、こんな質問を良く受けます。
それは「ウインブルドンで優勝するには、どうすれば良いですか?」という質問と同じで、正解はありません。
「練習することです」としか答えようがありません。

ただ、間違いなく言えることが一つだけあります。
「良い師(コーチ)を持ちなさい!」

自分一人の努力だけでは、絶対に上手くなりません。
まずは「この人のようなパフォーマンスをやりたい」と思う人を見つけて、師事することです。
最初は、複数の人に教わってはいけません。
特定の個人に習わなければダメです!
徹底的に先生の芸をコピーし、寸分狂いなく真似できるように頑張りましょう!
絵画、工芸、音楽、舞踊、そのほかほとんどの芸術が、そのような形で発展してきました。
なぜ演劇だけ、違うのでしょう?
そんなことだから全体のレベルは上がっていきませんし、ほかの芸術から舐められてしまうのです。

ただ、今の日本の演劇界に、良い師が少ないのも事実...。

ガッパオライス

 

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最近うちの近所にできたお洒落なレストランに行ってみました。
ガッパオライスを注文したら、写真のような料理が!
一瞬、サラダかと思ってしまいました。
お洒落すぎる!

 

静かな某所


僕が上演する一人芝居のアイディアを考えるために、とても静かな某所に籠りました。
しかし、生まれてきたのは、若い女性向けの一人芝居の種!
一体、いつ、誰が上演するんだ!?

なんで、いつも、こうなってしまうのでしょうか?
狙いとは違うものばかり頭に浮かんでくるのです。
でも、せっかくですから、このアイディアは脚本にしてしまいましょう!

涙を流す


先週末の練習会では、教材として、過去に僕が上演した作品の脚本を使いました。
稽古中、参加した劇団員2人が、ともに涙を流していました。
とはいっても、僕が虐めたわけではありません。
作品に感動してしまったようです。
特に、1人は号泣してしまって、そのあとしばらく稽古ができなくなりました。
自分の人生とさまざまオーバーラップして、感情が制御できなくなったんですって!
初演から5年以上たった作品ですが、まだまだ力を持っているようです。
これらの脚本を眠ったままにしておくのは、勿体ない!
機会を作って、皆様に、再びお目に掛けていきたいですね。

継続は力なり


週末に、劇団員向けの稽古会を行いました。
参加したのは、女優2人。
繊細な表現を、丁寧に練習してもらいました。

そのうち1人は2週続けての参加でしたが、劇的に変わってきましたね。
前週とは比べ物にならないぐらい、演技に圧力が出てきました。
気が満ちてくると、中から輝きを放つようになっていきます。
そうすると、なんだか綺麗に見えてくるんですよね。
「うーん、いいねえ」と思える瞬間が、何度も訪れるようになりました。
まさに、継続は力なり!
続けて参加すると、何倍もの効果があるようです。

あとは、日々の反復稽古をどれだけやるかです。
頑張って頂きましょう!


きのう、うちの近所の川沿いで見かけました。
春は、もうそこまで来ているようです。

 

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それ


ピアニストのフリードリッヒ・グルダの言葉です。

コンチェルトを弾いていて、ある箇所にきたとき、「俺自身が弾いているんじゃない、"それ"が弾いている」っていう感じがした。
なにかこう、背筋が寒くなるような思いがしたよ。
なにしろ、特に上手くいっていて、まさに正しくて、思う通りに弾けているときだったからね。
(『グルダの真実』より)

こういった瞬間を味わうことこそ、舞台でパフォーマンスする最大の喜びではないでしょうか?
ただし、この感覚は、誰にでも訪れるものではありません。
再び、グルダの発言です。

後になって分かったんだけど、この感覚は向こうからひとりでにやってくるものじゃない。
その都度、あらたに努力して獲得しないといけないんだ。

主演女優がカワイイ!


上演から半年かけて、『トマト』という作品の評価がジワジワと上がってきました。
ご覧頂いた皆様にその理由をうかがうと、皆さん、同じようなことをおっしゃいます。
「主演女優がカワイイ!」
「顔も、スタイルも、仕草も、全部キレイ!」
「見た目だけでなく、声もカワイイ!」

「トマト」の主役を演じたのは、劇団ぷにぷにパイレーツが誇る美人女優・伊東かおりです。
伊東はこれまで数々の作品に出演してきましたが、「カワイイ」と言われたことはありませんでした。
伊東が、今さら急に可愛くなるはずはありません。
結局、役柄のイメージが大事だということですね。

僕は、嫌なキャラクターを演じるのが大好きです。
そんな公演の終演後、ロビーで送賓しても、お客様は誰も僕に寄ってきません。
逆に、感じの良い人物を演じた後は、皆さんが僕を取り囲んで下さいます。
観客は、役者とその人が演じた人物とを同一視する傾向があるようです。

役者は、技術を見せたいと思っています。
お客様は、物語を楽しみたいと思っています。
その両方が合致して、はじめて、劇場がグルーヴしていくわけです。
作・演出を担当する人は、それを上手くコントロールしていかなくてはなりません。

ちなみに、僕も『トマト』に出演していたんですが、誰か覚えている人はいませんか...?

主人公との付き合い方


丸一日かけて新作脚本の執筆に取り組みましたが、玉砕!
やむなく撤退することになり、一日無駄にしてしまいました。
ストーリーは出来上がっているので「今なら書ける!」と思っていましたが、大きな間違いでした。
要は、主人公が、僕と口をきいてくれないのです。
また、自分から動き出そうとしてくれないんです。
なだめすかしたり、お尻を叩いたりしても、ちょっとしか動いてくれません。
きっと、何か大きな問題があるのです。
ここで無理しても、意味がありません。
しばらく距離をおいて、主人公との付き合い方をもう一度見直したいと思います。

恋の物語


去年8月に、「ぷにぷに!肉の祭典」を開催しました。
公演直後は、不条理コントの「キョンちゃん」が断トツの人気でした。
しかし、ことしになって「肉の祭典」をご覧頂いた方にお会いしたら、皆さん口を揃えて「トマト」を褒めて下さるんです。
ピュアなラブ・ストーリーは、後からジワジワ良くなってくるようです。
上演した時より、少し時間が経ってからの方が評判が良いのです。
過去の「ひまわり」や「You're Only Lonely」もそうでした。
やはり、お客様は、恋の物語を心から求めていらっしゃるんですね。

ただ、現在の"ぷにぷにパイレーツ"は、日本社会同様、高齢化が著しい!
主力の俳優のほとんどが40代以上です。
また残念ながら、恋愛ものを演じる俳優は、見栄えが良くないとダメなんです。
美しい男女を取りそろえるのは、大変です。
そんなわけで、"ぷにぷに"では、ラブ・ストーリーがなかなか上演できません。
恋の物語を舞台にかけるには、まず、劇団の若返りから着手しなくてはいけませんね。

球春到来!


きょうから2月ではありませんか!
なんという速さで時間が過ぎ去っていくことでしょう!
ところが、元日のことを思い出すと、すごく昔のことに思えます。
年々、時間の感覚がおかしくなっていくような気がします。

2月に入り、プロ野球の各球団は、きょうからキャンプに入り、来月31日の開幕に向けて本格的なチーム作りをスタートさせます。
特に、今シーズンは、開幕前にWBC=ワールド・ベースボール・クラシックも控え、日本代表選手たちの調整にも注目が集まります。

なかでも注目は、昨シーズン、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島カープです。
ことしは、33年ぶりの日本一を目指して、宮崎県日南市でキャンプに入ります。
カープはオフに大きな戦力補強はありませんでしたが、若い選手が多いチームです。
それぞれがレベルアップしていけば、FA補強以上の強化になります。
この春のキャンプが本当に大切です。
出てこい!第2の鈴木誠也選手!
また、WBCに出場する菊池選手らは、シーズン中、一度は調子を崩す可能性があります。
そのバックアップを務めるであろう、安部選手や西川選手の調整も気になるところです。

きょうから、Jスポーツで、カープの春のキャンプを、連日3時間に渡って生中継するそうです。
すでに、予約準備完了!
しかし、毎日3時間のソフトを、どうやって見るんだ?