あんこう鍋
生まれて初めて「あんこう鍋」を食べました。
何十年かぶりに、クジラの刺身も頂きました。
しかし、味については何も覚えていません。
おしゃべりに夢中になっていたからです。
先日、約10年ぶりに、学生時代の舞台の仲間が集まりました。
魚料理をつつきながら、4時間あまりに渡って大いに盛り上がりました。
しかし、話題はすべて舞台について!
大学を卒業して30年近くたっても、みんな相変わらず"舞台バカ"のままでした。
あらためて思ったのですが、僕の素地は、ほぼ大学時代に作られていたんですね。
当時、観客の評価など気にせず、ひたすら技術の向上を求め続け、ストイックに自己鍛錬に終始していました。
愚直に無味乾燥な基礎訓練を何度も何度も繰り返し、どうしたらもっと上手くなるかだけ考え続けました。
具体的な作品にあたっても、より魅力的な舞台になるための工夫をし続けました。
とにかく稽古が大好きで、僅かでも時間があれば練習していたものです。
稽古終了後、良く飲みにいったりもしていましたが、やはり舞台のことばかり喋っていたと記憶しています。
そんな仲間が集まると、価値観が共有できるだけに、話していて実に気持ちが良い!
久しぶりに集まったような気がしません。
若い頃と同じように、舞台論や芸術論に花を咲かせていました。
今回の集まりで、初心を思い出すことができました。
また、創造に向けての意欲が、さらに強くなりました。
仲間たちに負けないように、僕も、ますます頑張っていきたいと思います。
2017年2月13日 07:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:演劇
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