ぷにぷにパイレーツ

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始めます

さあ、そろそろ僕も、次回・第36回公演「ぷにぷに!1/2成人式」の準備を始めなくては!
今回、僕は、ごく短い一人芝居を上演します。
まずは、そのセリフの暗記から始めます。
本番まで時間はたっぷりあるので、ゆっくり取り掛かりたいと思っています。
8年前に、この作品を初演した際には大好評でした。
それを上回ることができるように、頑張ります!

大雨の中


昨夜は、大雨の中、第36回公演「ぷにぷに!1/2成人式」の稽古を行いました。
稽古期間も中盤に差し掛かり、さらに厳しい稽古となりました。

2か月に渡って稽古を続けている中編の一人芝居は、より面白く見せるポイントを中心に練習しました。
超細かいダメ出しの雨あられです。
神は細部に宿る!

短編の黒いコントは、きのうが初稽古でした。
どうセリフを言い、どう動くか、基本的な演出をつけて終わりました。
僕の作品の中では比較的簡単な作品だと思いますが、他人に指導をするのは難しい!
まずは、役者さんに日々練習してもらって、作品を身につけて頂きましょう!

きのうで、第36回公演の稽古の折り返し地点を迎えました。
ここから、精度を上げていく段階に入ります。
役者にとっては、一番辛く、また上手くなれる時期です。
頑張ってもらいたいですね。

アダム


2012年7月に開催した第16回公演「ぷにぷに!愛の劇場」に、サックス奏者の田口雄太君が出演してくれました。
その田口君ら、昭和音楽大学出身の4人が2015年に結成したサクソフォン四重奏団「アダム」が、話題になっています。
東京で開かれた「ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2015」でサクソフォン四重奏団として初の第1位を受賞。
この受賞で獲得したヨーロッパへの演奏旅行を機に結束を固め、その後、様々な場所で公演を続けています。
「アダム」では、赤、青、黄、緑と色違いのポロシャツを着た4人が、それぞれ形の違ったサクソフォンを吹きます。
演奏するのは、ロシアの作曲家・アレクサンドル・グラズノフ(1865~1936年)の「サクソフォン四重奏曲作品109」!
きのう、「Adamサクソフォンスペシャルデーvol.2」と題したコンサートを"ヤマハ銀座コンサートサロン"で開催しました。
その記事が、日経電子版に掲載されていますので、ぜひご一読下さい。
演奏も一部聞くことができます。

"ぷにぷにパイレーツ"にかかわった人が活躍するのは、とても嬉しいことです。
僕も負けないように頑張ります。

軽快で洒脱 サクソフォン四重奏団「アダム」の挑戦

「ぷにぷに!1/2成人式」の内容


来年1月8日(成人の日)に開催する第36回公演「ぷにぷに!1/2成人式」は、劇団創立10周年を記念したものです。
せっかくですから、過去10年間を総括するような公演にしたいと思っています。

劇団ぷにぷにパイレーツは、これまで、あまり再演を行ってきませんでした。
僕が、新作脚本を書くのが大好きで、どんどん新しい作品が生まれてくるので、再演をする枠がなかったんですね。
今回は、あえて新作を書くのをやめて、旧作を引っ張り出してこようと思っています。

劇団ぷにぷにパイレーツは、これまでの10年間で、延べ133本の作品を上演してきました。
そのうち91本が、僕のオリジナル作品です。
そのうち、上演して評判が悪かったのは初期の2本だけで、あとはおしなべて好評でした。
ただ、社会風刺コントのほとんどは時代の変化とともに風化してしまって、再演できなくなってしまいました。
また、上演時間が40分を超えるものが多くて、気軽に再演することが出来ません。
さらに、上演が技術的に難しすぎたり、主人公にピッタリの役者が見当たらない作品も少なくないんです。
今回使えそうな脚本は、それほど多くはないんですよね。

今回は、91本のオリジナル作品のなかから、とりわけ評判の良かった作品を選りすぐってお届けします。
20分以下のタイプの違う小品を集めることにしています。
できれば、劇団の初期の作品をお目に掛けたいと思っています。
芸術性を追求する最近の作品とはまったく違うスタイルなので、面白いですよ!

決断のとき


今後、"ぷにぷにパイレーツ"はどうあるべきか考えています。

前回・第35回公演「夢のあとに」は、来場された皆様から大好評でした。
過去最高の評価を頂戴したことは間違いありません。
内容的には、大きな成果を残すことができたと思っています。

一方、動員面では、惨憺たる結果に終わってしまいました。
アート好きな方以外には、まったく関心を持って頂けなかったようです。
大きな赤字を出してしまいました。

質にこだわって、意識の高い少数のお客様に向けた公演を続けていくべきなのか?
お客様に喜んで頂ける作品を並べて、動員増加に務めるべきなのか?
これを機に、劇団をやめてしまうべきなのか?
悩ましいところです。

来年の夏に本公演を行うなら、今から準備にとりかからなくてはなりません。
そのためには、予め、劇団の方向性を決めておく必要があります。
要は、僕の覚悟次第です。
決断のときが迫りつつあります。

体は嘘をつかない


僕は、脚本を書くとき、なるべくセリフを少なくしたいと思っています。
その代わりに、身体で表現する作品になるように心がけています。
言葉なら簡単に嘘をつけますけど、体は嘘をつけないからです。

そのため、第36回公演に出演する2人の女優は、大変苦労しています。
セリフで言っていないことを、きちんと体で表さなければいけないのです。
しかし、自分の体を思いのままにコントロールするのは、本当に難しいものです。
例えば、「このセリフをきっかけに、右を向いて歩き出してほしい」という指示を出すと、ありえないぐらい奇妙な歩き方になったりするんです。
どうかすると、顔は右を向いていますが、歩き出すのは斜め右前方になったりします。
そんな普通の動きでさえそうですから、特殊な動きを要求すると、さらに大変なことになったりします。
役者たちは「どうすればできるようになりますか?」と質問してきますが、芝居に特効薬はありません。
公演に間に合わせるには、愚直に稽古を繰り返して貰うしかないのです。

簡単な動きができないと、役者たちの心は簡単に折れてしまいます。
しかし、どんな簡単な動きでも、観客に見せるレベルにまでもっていくのは、本当に大変です。
「とてつもなく難しいことに取り組んでいるんだ」という意識を持って、粘り強く立ち向かって頂きたいですね。

早朝演劇


劇団ぷにぷにパイレーツでは、最近、夜の公演を行っていません。
時間が遅いと、まったくお客さんが来てくれないのです。
一日に2回公演を行う場合、早い時間の方が圧倒的に観客数が多いんです。
これは、ぷにぷにパイレーツに限った話ではなく、大手の商業演劇でも同様だそうです。
午前中に開演して、昼食休憩をまたいで、午後の早い時間に終演する公演が人気となっています。

しかし、そんなものは生ぬるいことが分かりました。
なんと、平日毎日午前7時30分に開演する演劇公演があり、話題となっているようなんです。
(土日は、9時30分開演です)
"朝劇"と呼ばれるもので、『おいしい朝食とお芝居で1日の幕開けを!』というコンセプトで行われています。
会場は、日本橋のお洒落なカフェです。
舞台があるわけではないので、役者と観客が非常に近く、臨場感が味わえるとのこと。
あまりに好評なので、今では、下北沢や西新宿、渋谷などでも行われているそうです。

無念!
先を越されてしまった!
でも、もう4年もやっているそうですから、一時のブームではありませんね。
この流れにのった方が良いのか?悩ましいところです。

才能とは


「才能とは何か。それはパッションと知性である」
旧ソ連のピアニスト、ゲンリヒ・ネイガウスの言葉です。

自分のパフォーマンスを向上させるポイントは2つ。
膨大な知識を得ると同時に、強烈なパッションを持たなくてはなりません。

SOLTI

 

SOLTI.JPG


ムフフフフ!
こんなものを買ってしまいました。
CD7枚組です。
バルトークは別の演奏家でBOXセットを持っていましたが、こっちの方が骨太で筋肉質!
良いぞ!
聞き込んで、僕の体質をより筋肉質にします!

 

各2時間


来年1月8日の第36回公演に向けて、劇団員の2人の女優が稽古に励んでいます。
劇団としての稽古は大体4時間なので、2人で割って、各2時間ずつとなります。
稽古をつけている僕からすると、2時間なんてあっという間です。
でも、稽古をつけられる方にとっては、とんでもなく長い時間に感じられるのではないかと思っていました。

先日、女優たちに、直接訊いてみました。
すると「疲れますが、すごく短く感じます」と答えてくれました。
効率よく、充実した稽古ができているということだと思います。

その証拠に、稽古のたびに、2人の演技がどんどん良くなっています。
前回の稽古とは比べ物にならないぐらい、向上しているのです。
僕の演出は相当厳しいとは思いますが、これだけ結果が出れば、指導法に間違いはなかったと確信出来ます。
本番が近付くにつれ、僕の指導はさらに厳しくなっていくと思います。
ぜひ、それに耐え抜いて、素晴らしい舞台を作り上げて頂きたいですね。

劇団創立10周年記念公演


劇団ぷにぷにパイレーツは、2007年12月に旗揚げをしました。
今度の12月で、創立10周年を迎えます。
それを記念して、来年1月8日(月)に開催する次回・第36回公演は、特別なものにしようと思っています。
公演タイトルは、劇団創立10周年記念公演「ぷにぷに!1/2成人式」です!

「2分の1成人式」は、成人の2分の1の年齢である10歳を迎えたことを記念する行事です。
最近、小学校の課外活動の一環として行われるようになってきました。
小学4年生を対象に、校長や保護者代表による祝いの言葉、「2分の1成人証書」の授与、合唱等が行われます。
1月か2月に開催することが多いようです。

劇団ぷにぷにパイレーツも、間もなく、成人の2分の1にあたる10周年を迎えます。
しかも、公演開催日が「成人の日」!
これは、「2分の1成人式」を盛大に祝うしかないでしょう!
それで、公演タイトルを「ぷにぷに!1/2成人式」に決定いたしました。

しかし、小学校で行われる「2分の1成人式」は、必ずしも評判が良いわけではないようです。
「親への感謝を強要される」「離婚、再婚、里親、養親、施設などの子どもをどう考えるのか」などの批判が渦巻いています。
なんとも、難しい時代ですね...。

「夢のあとに」から2か月


8月20日に開催した第35回公演「夢のあとに」から2か月が過ぎました。
この公演をご覧頂いた方にお会いすると、皆さんがほぼ同じ感想を述べて下さいます。
「もう1回見たい!」

「"巻貝"の、あの場面の動きを、再度チェックしたい」
「"夢のとき"の冒頭の不思議な動きがどうなっていたのか、確認したい」
などなど、かなり具体的な場面について話して下さいます。
2か月たった今も、詳細に渡って作品の内容を覚えて頂けているようです。
ストーリーのない動きだけの作品の細かい部分を記憶してもらえるなんて、本当にうれしいことです。

僕は、新作を作るのが大好きなので、「夢のあとに」で上演した作品を再演をすることはまずないと思います。
その代わりに「もう1回見たい!」と思って頂けるような作品を、次々に生み出していきたいですね。

笑いの絶えない稽古場


他の劇団の稽古ブログを拝見しますと、みんな楽しそうにしていますね。
劇団員同士和気あいあいで、笑顔がはち切れんばかりです。

一方、"ぷにぷにパイレーツ"の稽古場は、緊張感でいっぱいです。
笑顔は、まず見ることはできません。
稽古後は、みんなガス欠になり、グッタリ。
這うようにして、稽古場から帰っていきます。

僕は楽しい劇団活動を目指しているのですが、なぜか厳しい雰囲気に包まれてしまいます。
稽古場で冗談を言っても、みんな青い顔をして、頷くばかりです。
作風のせいなのか、僕の演出が厳しすぎるせいなのか、理由は分かりません。
でも、僕自身ではコントロールできないので、このままやり続けるしかありません。
良い作品を作り上げて、公演終了後、笑顔になれるように頑張るばかりです。

体質改善


現在、僕は、体質改善中です。
とはいっても、健康面での改善を目指すのではありません。
来年後半以降に上演する作品の構想を練るために、自分の人間性を強制的に変えようとしているのです。

僕には、舞台化してみたい世界観があります。
それを形にするには、自分自身が、その世界に生きるしかありません。
しかし、日々、真面目に仕事をしながら、異次元の世界に旅立つことは難しいんです。
そこで、自分の美意識だけを変えるように仕向けていくのです。

具体的には、目指す世界観と近い小説を読みまくる!
絵画を見続ける!
音楽にひたる!
などなど、恣意的に自分を染め上げていくんです。
時間はかかりますが、しばらくすると、イメージに近い体になってきます。
自分の人間性が大きく変わったことを実感できるようになるんです。
そうなってから、本格的に作品を作り始めた方が、遥かに効率が良いのです。

そんなわけで、今、僕は、kindle内の本と、Walkmanの音楽を、総入れ替え中です。
手間は掛かりますけど、新しいジャンルに挑戦するのに最も重要な作業だと思っています。
焦ることなく、じっくり楽しみながら、取り組んでいきます。

僕のこと好き?

 

来年1月の第36回公演に出演する2人の女優に、冗談で質問してみました。
「僕のことが好きだから"ぷにぷにパイレーツ"に参加しているんでしょ?」
しかし、2人ともすぐに返答せず、しばらく考え込んでしまいました。
そして、意を決したように、こんなことを言いました。
「石崎さんの人柄ではなく、作品が素晴らしいから参加しています!」
うーん!
褒められたのか?そうでないのか?
微妙なところです...。

辛いのは当然


きのう、来年1月8日に開催する第36回公演に向けた稽古を行いました。
全員が稽古開始10分以上前に集合し、とても気分が良いです。
当たり前の話ではあるのですが...。

きのうから、稽古のギアを一段上げてみました。
出演者たちは、その難しさにヒーヒー言っていましたね。
心がボキボキ折れたはずです。
厳しすぎて、申し訳ない!

でも、我々は仲良しグループではありません。
楽しむのは観客であって、役者ではない!
辛いのは当然と思って、頑張って乗り越えてもらいたいと思います。

タイタンシネマライブ


金曜の夜、『爆笑問題withタイタンシネマライブ#49』を拝見してきました。
2ヶ月に1度、東京・銀座で行われているお笑いライブで、全国のTOHOシネマズの映画館でも同時生中継されるものです。
タイタン所属の爆笑問題、長井秀和、ゆりありく、日本エレキテル連合、ウエストランド、脳みそ夫、XXCLUB。
そして、ゲストとして、BOOMER、パックンマックン 、友近、トップリードが出演しました。
また、シークレット特別ゲストとして、北野武さんも漫談&落語を披露されました。

TVでお馴染みの方々ですけど、ライブだと全然違いますね。
タイタンのライブということで、内容がかなり過激でした。
特に、選挙の時期と重なっていたせいもあって、きわどいネタが多かったですね。
社会風刺コントを得意とする僕としては、大変勉強になりました。

また、ライブでお笑いを見ると、芸人さんの真の実力をうかがうことが出来ます。
特に、観客との呼吸の合わせ方などは、どなたも実に見事だと思いました。
この辺は、舞台の役者は、もっと学んだ方が良いと思います。
下手な芝居を見るぐらいなら、お笑いライブの方が安くて質が高いことが多いのでお勧めです。
最近、優秀な人材は、演劇ではなくお笑いを選ぶ傾向があるようですからね。
"変わり者"と思われる演劇より、お金が儲かって人気者になれるお笑いを選択するのは当然のことですが...。

意外だったのは、北野武さんが、ピンでちゃんとネタを披露されたことです。
あんなに多忙なのに、しっかり準備されていて、相当長い時間喋っていらっしゃいました。
やはり、客前に立つというのは、芸人さんにとって特別なものなのでしょう。
「また出ようかな?ライブに出たいと思っているうちは、まだ大丈夫なんだよ」ともおっしゃっていました。

5本廃棄


8月の第35回公演「夢のあとに」に向けて、過酷な稽古をしたせいでしょうか?
下半身が、かなり太くなってしまったようです。
衣替えで秋冬用のズボンを出して履いてみたら、腿やお尻の辺りかなりきつく感じられます。
逆に、ウエストはユルユルになっていました。

そんなわけで、このほど、思い切って5本のズボンを廃棄しました。
代わりに、3本のズボンを購入しました。
ウエストが細くなったので、サイズが高校生の頃に戻りました。
その代わり、ストレッチのよくきいた素材にして、足の太さをカバーしています。

半額セールだったとはいえ、結構な出費です。
公演のたびに体型が変わっていては、たまりません。
ただでさえ公演は赤字なのに、余計なお金まで掛かってしまうとは...。

俳優さんに質問


きょうは、俳優さん向けの内容です。

絵を描くとき、まず最初に何をしますか?
彫刻を彫るとき、何から取り掛かるでしょうか?
小説を書くとき、どこから書き始めるでしょうか?
交響曲を作曲をするとき、オーケストラのパート譜から着手しますか?

では、改めてうかがいます。
演技を設計するとき、まず最初に何をしますか?

酷い舞台


酷い舞台を見てしまいました。
ただつまらないだけなら慣れっこになってしまっていますから、まったく平気です。
寝るなり、他のことを考えるなりして、なんとか対処します。
しかし、観客をなめ切った公演だけは許しがたい!
芸術のふりをして誤魔化そうとする作品!
内輪だけで楽しんでいる団体!
集客や収益さえ上げれば良いと思っている主宰者!
そのほか、自分のためにやっている芝居を見ると、温厚な僕も頭にきてしまいます。
腹が立って、公演が終わるまで不愉快な時間を耐え忍ぶことになります。

そういう公演を見た後、僕は大概、体調を崩してしまいます。
貧血の時のように血の気が引いていき、寒気がしてきます。
胃の辺りがムカムカして、吐き気を覚えることさえあります。
頭がボーっとして、目の焦点が合わなくなります。
下半身に力が入らず、フワフワした状態になり、ちょっとしたことで躓いてしまったりします。
ひどい時には、そのまま風邪をひいたり、熱が出たりすることもあるんです。
意識の低い芝居を見ると、とんでもないストレスを引き起こすんでしょうね。

一所懸命取り組んで、公演がつまらなくなってしまうのは仕方がありません。
しかし、質を上げることを放棄してしまっている輩だけは、断じて許さない!
自分の健康を守るためにも、今後は、公演の途中に憤然と席を立って帰ることにします!
なーんて、出来れば良いのですが、実際には、いろいろお付き合いもございまして...。

ソクーロフ


ロシアの映画監督、アレクサンドル・ソクーロフの言葉です。

歴史は何が起きたかを語り、芸術は起きたかもしれないことを語る
恐らく、すべてを包み込む愛は現実の世界にはない
だが、芸術の世界に愛が存在する可能性も...

感心、感心!


きのう、第36回公演の稽古を行いました。
参加した2人とも、毎日良く練習しているようで、前回よりかなりレベルアップしていました。
感心、感心!
さらに良くなるように、きのうは、芝居の基本中の基本を徹底的に反復して貰いました。
これをきちんと身に付ければ、飛躍的に演技が美しくなるはずです。
頑張って頂きましょう!

「壜」の評判


第35回公演「夢のあとに」で上演した「壜」という作品の評判がすこぶる良いようです。
観劇した役者さんは、口を揃えて絶賛して下さいます。
「あんな作品をやってみたい」ともおっしゃいます。
そこで僕は「脚本をお貸ししますので、是非上演して下さい」と申し上げるのですが、皆さん「それは無理です」と言われるのです。
どうやら、「難しすぎる」と思われているようなんですね。

確かに簡単ではありませんが、僕が上演しているぐらいですから、無理ではないはずです。
上演時間は30分。
セリフ量は原稿用紙60枚強。
僕は激しく動く演出にしましたが、動きを抑えて静かに演じるプランもありだと思います。
ストーリーは面白いので、やってみる価値はあります。
このままお蔵入りになってしまうのは勿体ないので、やる気のある方はご相談下さい。

第36回公演概要


次回、第36回公演「ぷにぷに!1/2成人式」の大枠はすでに決まっています。

日にちは、来年(2018年)1月8日、月曜日です。
祝日の「成人の日」にあたり、3連休の最終日になります。
ひょっとしたら、この日までお正月休みという方がいらっしゃるかもしれませんね。

会場は、今回初めてお借りする場所です。
東急・東横線の元住吉駅から歩いて10分ほどのところにある"idacafe(イダカフェ)"です。
住所は、川崎市中原区井田中ノ町33-9になります。
カフェとはいっても、実際にはこじんまりとしたレンタルスペースです。
建物は古いですが、内装はとてもキレイで、しかも使い勝手が良さそうです。
舞台と客席の距離が近くなるので、迫力満点の演技を間近でお楽しみ頂けるはずです。
客席のスペースがあまり取れないので、各回20名様限定となってしまいます。

開演時間、出演者、上演作品等については、改めてこのページでお知らせします。
"ぷにぷにパイレーツ"を応援して下さる皆様は、来年1月8日のスケジュールを空けておいて下さいね!

「巻貝」舞台写真


第35回公演「夢のあとに」の3本目に上演した「巻貝」の舞台写真です。

 

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残酷


齢を重ねるとともに、欲がなくなってきました。
欲しいものもなし!
食べたいものもなし!
行きたいところもなし!
日々、平穏無事に過ごせれば十分と思うようになってきました。

ただ、芸術に対する欲求だけは、猛烈に高まってきています。
美しいものを生み出したい!
自分の能力を上げたい!
それを発表する場を作りたい!
こんなことしか、考えられなくなってきました。

しかし、神様は残酷です。
"美"の表現だけが人生の目標になってきた頃には、肉体が衰えてしまっています。
体力が落ちるだけでなく、容貌も冴えなくなってきました。
無理してトレーニングや稽古をすると、かえって体を痛めてしまうこともあります。
そうなると、自分を生かせる作品作りに特化しなくてはなりませんし、効率の良い稽古を進める必要があります。
ある程度年を取ると、理想を追うのではなく、現実を認識することが重要になってくるのです。

幸いなことに、経験を重ねたことで、知恵はついてきました。
戦力を蓄えることより、戦術を整えることで、芸術を希求していきたいと思っています。

小道具


次回・第36回公演で使う小道具を購入しました。
小道具を準備するのも、使用するのも、約2年ぶりです。
第37回公演以降は、多分、小道具を使うことはなくなると思います。
これが、最後の小道具になるかと思うと、なんだかバカバカしい...。

 

小道具.JPG

 

セリフなし


先週土曜日に発表したアートマイム作品が、予想以上に好評でした。
皆さん、食い入るようにご覧になっていました。
涙を流した方もいらっしゃいました。
これは、没にしてしまうのは惜しい!
是非、"ぷにぷにパイレーツ"の公演で、一般の皆様にもご覧頂きたいと思っています。

この作品のアイディアを思い付いた時は、後で、セリフを加えるつもりでした。
しかし、アートマイムの仲間に相談したところ「セリフはない方が良い」と言われました。
セリフがなくても十分伝わるし、セリフが入ると世界観が壊れるとのことです。
また、「セリフがないと分からない人は、結局、この作品の良さは分からない」とも明言していました。
そんなわけで、これからじっくり時間を掛けて、壮大なマイム作品として育てていくつもりです。
作品のタイトルは、すでに決まっています。
具体的な時期は未定ですが、来年後半以降の公演でお目に掛ける予定です。
ご期待下さい。

うっちゃりトーク


おとといの日曜日の夜、「うっちゃりトーク」に行ってきました。
「うっちゃりトーク」は、相撲好き芸人コンビの"瞬間メタル"と"みよこ"さんが主催する大相撲トークライブです。
浅草の某喫茶店を借り切って開催されています。
大相撲の本場所直後に開かれていて、今回で47回目になるそうです。

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今回のゲストは、元力士のお笑い芸人"マービンJr."さんと、行司モノマネの"ちかみどり"さん。
そして、角界一のイケメン力士として人気の"千代の国"!
僕が最も好きなお相撲さんです。
千代の国関の人気もあってか、開場前からお店の前に行列が出来ていました。
店内も、相席になるほどの盛況ぶりでした。

いやー、盛り上がりましたね。
こんなに面白いとは思いませんでした。
僕は、仕事柄、相撲は熱心に見ているのですが、芸人さんならではユニークな視点が加わるとさらに面白くなります。
また、千代の国関の現役力士ならではの発言は、重みが違います。
元師匠の千代の富士さんとのエピソードは、どれも感動モノでした。
千代の国関の明るく誠実な人柄に触れることができて、僕はますますファンになってしまいました。
はやくも、来月の九州場所の活躍が楽しみになってきました。
秋場所は前頭七枚目で勝ち越しましたから、来場所は四枚目ぐらいでしょうか?
強い相手との対戦が相次ぐ地位なので、力が試される場所になると思います。
是非、勝ち越して、三役を狙えるところまで番付を上げて欲しいですね。

 

うっちゃり1.JPG

 

 

さんま祭り


アートマイム作品の発表が終わって、なんだか気が抜けてしまいました。
第35回公演「夢のあとに」から続いた緊張感から解放されたからでしょうか。
疲れが、一気に出てきました。
こんなときは頑張っちゃダメ!
今週ぐらいは、ゆっくりすることにいたしましょう。

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さて、うちの比較的近所の公園で「さんま祭り」をやっているというので、見に行ってきました。
「さんま祭り」といえば、落語でお馴染みの目黒や、全国有数のサンマの水揚げを誇る女川のイメージがあります。
しかし、今は、あちこちでやっているんですね。

 

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きのうは好天に恵まれたせいか、大変な賑わいでした。
さんまを求める人たちが、大行列を作っていました。
また、小さなお子さん向けの遊具もあって、こども達は大喜び!
秋の日曜日を満喫している様子でした。

 

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ぶどうパフェ


きのう、マイムアーティスト・JIDAIさん門下のアートマイム作品の発表会が行われました。
僕も参加させて頂き、出来立ての新作を披露させて頂きました。

「出来立ての新作」と書きましたが、実際のところは、まだ完成していない習作のようなものです。
なにせ、思い付いたのが、わずか1週間前!
試行錯誤を重ねるうちに、あっという間にタイムアップ!
結局、決まっていない部分が多々ある状態で、本番を迎えることになりました。

そんなわけで、本番中は、振付を思い出すに精一杯!
段取りをいくつもすっ飛ばす!
足が何度もふらつく!
さらに、カットの効果なく、20分を超える超大作になってしまいました。
まさに、散々な出来です。
現在、大いに反省しているところです。

しかし、ご覧頂いた皆さんからは、すこぶる好評だったんです。
「作品の世界に引き込まれた」「感情が大きく動かされた」という感想を頂戴しました。
なかには、「上演中、ずっと涙が止まらなかった」という方までいらっしゃいました。
決して泣くような作品ではないので、僕は驚いてしまいました。

また、僕が見せ場として考えていたドラマチックな場面の評判が良く、ホッと一安心!
しかし、それ以上に注目されたのが、日常的なさりげない演技の方でした。
僕自身は「あってもなくてもどっちでもいい」と思っていたささやかな動きが、皆さんの心を動かしたようです。
ものすごく印象に残るシーンとなったそうです。
こういうことは、お客さんの感想を聞かないと絶対に分からないものです。
もし、そのシーンが美しいものであるならば、その動きをもっともっと有効に使った方が良い!
皆さんの意見を聞いているうちに、いくつかの新たなアイディアが浮かんできました。
これからじっくり考えて、この作品の完成度を上げていきたいと思っています。

毎度感じることですが、作品作りを上手くなるには、まずは作品をたくさん作った方が良い!
さらに上手くなるには、その作品を大勢の方にご覧頂いた方が良い!
さらにさらに上手くなるには、ある程度造詣の深い方に、忌憚のないご意見を頂戴した方が良い!
良薬は口に苦し!
厳しい批判を頂ける幸せを味わえる人だけが、成長できるように思います。
マイム作品作りは、本当に辛いものです。
それを人に見せる時は、心から申し訳ない気持ちになります。
しかし、その苦しみを乗り越えない限り、新たな段階には到達できないのです。

発表会終了後、近くのレストランでちょっとした打ち上げが開かれました。
不完全な作品を上演した戒めとして、僕は食事を摂りませんでした。
代わりに、"ぶどうたっぷりのパフェ"で我慢することにしました。
臥薪嘗胆...。

 

ぶどうパフェ.JPG

 

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