ぷにぷにパイレーツ

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写真力


横浜美術館で、「篠山紀信展 写真力」という企画展を見てきました。
この展覧会は、写真家・篠山紀信さんの50年あまりにわたる膨大な仕事の中から、篠山さん自身が選んだ写真約120点を、大型パネルに仕立てて美術館の空間に展示構成するものです。
被写体は、俳優、歌手、スポーツ選手、作家、美術家、音楽家、舞踏家、歌舞伎役者ら、誰もが知っている有名人たちが中心です。
雑誌や、CDジャケット、写真集などで見たことのある作品もたくさんありました。
あらためて、篠山さんの写真が、各時代のイメージを形作ってきたことに気づきました。
また今回は、雑誌などの小さなサイズではなく、メートル単位の大きさで展示されていますから、写真の持つ真の力を確認することができました。
最近、美術館はどこも大変な混雑ぶりを見せていますが、この展覧会は週末でもそんなに混みあってはいないようです。
どなたでもお楽しみ頂けること間違いなし!
ぜひ、ご覧ください。
2月28日までの開催です。

 

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エリック・サティとその時代展


しばらく美術館に行っていません。
なかなか時間が取れないのと、「どうしても見たい」という展覧会に出会えなかったからですかね。
それに、案外入館料が高かったりするのも、大きな要因です。

しかし、「これは見なければならない!」と思う展覧会が、今週水曜日から始まりました。
渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「エリック・サティとその時代展」です。

エリック・サティは、20 世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家です。
数多くの演劇作品で使われる「ジムノペディ」は、皆さんご存じの曲だと思います。
しかし、なぜ、作曲家の展覧会なのでしょう?
サティは、美術作品を制作していないのに...。

そこで、展覧会のHPを覗いてみると、こんなことが書いてありました。
サティは、芸術家たちが集うモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、生涯を通じて芸術家との交流を続けました。
ピカソとは、バレエ・リュスの公演《パラード》を。
ピカビアとは、スウェーデン・バレエ団の《本日休演》を成功させます。
一方で、ドラン、ブラック、ブランクーシほか、数々のダダイストたちがサティとの交流から作品を生み出していきました。
あのマン・レイから、「眼を持った唯一の音楽家」と評されたこともあります。
そんなサティの活動を、芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を紹介する展覧会なのだそうです。

うーん!これは見ずにはいられません!
まさに、僕の好きな世界!
僕が中学生の頃、画集を買い集めたほど好きな芸術家の作品ばかりではありませんか!
しかも、舞台芸術がらみの作品も沢山出品されるようです。
本当は、僕も、こんな美術を用いた舞台を実現させたいのです。
しかし、そんな才能も資金力もないので、やむなく美術なしの舞台を展開しています。

そもそも、サティは、僕のお気に入りの作曲家です。
サティの全曲集のCDを何組も持っていますし、単独のCDも数十枚所有しています。
「ぷにぷにパイレーツ」の公演では、サティの曲が最も多く使われています。
(2位は、ドビュッシーだと思います)
もし、今後一人の作曲家の曲しか公演で使ってはならないとするならば、サティを選ばせて頂きます。
それぐらい、サティが好きなのです。
ですから、この展覧会を見ないなんてことはありえませんね。

「エリック・サティとその時代展」は、8月30日まで開催されています。
入館料は、大人1400円です。

中川一政


画家の入江観さんは、近代画壇の重鎮・中川一政さんを師と仰いでいました。
ある時、入江さんが手を怪我して、「そのために絵が描けない」と中川先生に言ったそうです。
すると、中川先生は、こう答えました。
「君は、手で絵を描くのか?」

ひえええー!
畏れ入りました...。
僕も考え方を改め、より一層努力します! 

平清盛


「顔ハメ看板」シリーズです。

この夏、広島に帰省した際、倉橋島に行きました。
そこで発見したのが、平清盛の「顔ハメ看板」です。
視聴率は今一つのようですが、そうは言っても、大河ドラマの主人公です。
「顔ハメ」しない訳にはいきません。
相国入道・平清盛の顔を、思い切り表現してみました。

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しかし、写真を見てビックリ!
この「顔ハメ看板」は、若い頃の清盛を描いたものではありませんか!
大失敗です。

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今後は、看板を良く観察して、演技プランをしっかり立ててから、顔ハメしようと思います。

 

 

顔ハメ看板


僕は、「顔ハメ看板」が大好きです。
見掛けたら、写真を撮らずにいられません。

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「顔ハメ看板」は、観光地に良く置いてある看板です。
キャラクターが描かれた板の顔部分がくり抜かれています。
撮影される人物が板の後ろ側に立ち、くり抜かれた穴から顔を出して、その様子を撮影します。
子ども向けに、裏側に踏み台があるものも少なくありません。

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先日、浅草に行ってみたら、「顔ハメ看板」の宝庫でした。
浅草演芸ホール周辺は、いたるところに設置してあります。
寄席芸人気分を味わいたければ、是非、浅草で「顔ハメ看板」を試してみて下さい。

今日は、その写真の一部をご紹介します。

 

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ステンドグラス


昨日、ステンドグラスの展示会を見てきましたよ!
西武池袋店6階アート・ギャラリーで開催されている「Glassy Life -ステンドグラス、グラスフュージングによる2人展-」です。
アートディレクターとして活躍している中野竜志さんと、ガラス造形家・山本えりこさんの2人による、ガラスが織り成す光と色彩のステンドグラスの世界を見ることが出来ます。

ステンドグラスというと、ヨーロッパの教会や、公共空間などに設置される壮大なものを想像しますよね。
しかし、この展示会では、卓上に置けるランプだったり、お茶室の屏風の代わりに置くついたてなど、従来のステンドグラスのイメージを覆すような作品が中心となっていました。
しかも、中野さんのデザインは、いわば"和モダン"です。。
金魚や朝顔など、浴衣の柄にでもなりそうな涼しげなものが多く見られました。
ステンドグラスのイメージが大きく変わりましたよ。

なぜ、僕が、ステンドグラスの展示会を見に行ったかですって?
それは、中野さんご夫妻と僕は古くからの知り合いなんです。
これまで、何度かご一緒に食事などをさせて頂いたことがあります。
そんなご縁で、お邪魔させて頂いたんですね。

この展示会は、6月12日(火)まで、開催されています。
気軽に見ることが出来ますので、池袋にお出掛けの際には、是非、覗いてみて下さい。
説明を聞きながら見ると、ステンドグラスの奥深さが良く分かりますよ!